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【Special】月刊、青木真也のこの一番:7月─その壱─平良達郎✖福田龍彌「ここ何年かで一番の期待感」

【写真】非の打ち所がない平良達郎のリクルートが問題になるのは、日本のMMA界も問題 (C)MMAPLANET

過去1カ月に行われたMMAの試合から青木真也が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観──青木のMMA論で深く、そして広くMMAを愉しみたい。

青木が選んだ2021年7月の一番、第一弾は7月4日に行われたShooto2021#04 から修斗世界フライ級選手権試合=平良達郎✖福田龍彌戦について語らおう。


──青木選手が選ぶ7月の一番、最初の試合は何になりますか。

「平良達郎✖福田龍彌ですね。平良選手はただただ強かったです。強い人の試合だと思いました。リスクを一切負わずにしっかりとテイクダウンをして抑えて、大きく構えている。横綱相撲というか。あの試合の創り方ができる人は、やっぱり凄いです」

──福田選手の得意とするところを出させず、立たれても離れず倒し直して最後は三角絞めを極めました。

「ハイ、強い人ができる独特の試合展開でしたね。色々な評価があると思いますが、僕が理想とする試合スタイルでした。彼はそういう意味でも、強いと感じました。それと現状で国内のMMAはバラけ過ぎていて、本当の実力は分からないという面はありますが……相手の福田選手はチョット可哀そうだというのはありました」

──可哀そうというのは?

「だって王座を獲得してから、1試合もしていないわけですよ。そこから最初の試合が1年後の初防衛戦というのは、気の毒でした」

──興行とはそういうモノかもしれないですが、あの試合は平良達郎のための試合でした。

「そこを含め、諸々が今に始まったことではないから、関西の選手たちも、現状を声にする必要はあるのなかっていうのはありますけど、ちょっと不運ですよね。それにしても福田選手はチャンピオンですからね……まぁDEEPに出て負けたから、というのはあるかと思いますけどね」

──他団体で出て負けると、プロモーターは使い辛いというのはあるかもしれないですが。

「なら、もともと暫定王座決定戦を前田吉朗選手と福田選手でやらせているんだから。その後でDEEPで負けたわけじゃないですよ。そこで勝った彼をそのままにしていた……というのは、どうかなっていうのはあります」

──外に出るなら勝ってこいというプロモーターの考えが、商売のためだけでなければ、プロモーターなのかマス大山なのか分からなくなりますね。

「ハイ、流派なのか競技なのか分からないということですよね。そこを曖昧にされると、選手として困りますよね」

──サステイン興行で試合が終わり、坂本(一弘サステイン代表)さんに頭を下げる選手がいる。それは榊原さんに頭を下げているのと同じなのか、大山総裁に押忍とやっているのか、あるいはシーザーさんに挨拶をしているのか……どれになるのか。

「あぁ、確かに。修斗はどっちなのかって」

──修斗が競技なら、アレは何なのか。

「修斗は競技っていう理屈でいえば、もう修斗はプロモーションですから。もう競技っていう理屈は通らない。とにかく福田選手は気の毒だし、平良選手もここで勝ったから、どうするの?  また宙に浮きますね」

──今後はUFCを筆頭に海外、RIZINという進路を考えているようですが、海外に関しては現状の日本は明確なステップアップ先が存在しないです。

「ハイ、この問題は皆が抱えているモノですね。平良選手も困っているでしょうね。UFCへすんなり行けないだろうし」

──このところ、UFCという機運が上がったのは上海のコンテンダーシリーズの存在だったと思います。秋口に行われると春ごろに出回り、結果なくなった。一気にこの話はトーンダウンしましたね。その時にコンテンダーシリーズがある、UFCが見えてきたと思っていた選手には、非常に間が悪い状態です。

「気運がないですよね。何をするにしても。ちょっと詰まってしまった感じがします。修斗のチャンピオンはONEへという約束があって、でも行っていないこともある。そういうことが重なって、平良選手がどうしたいのかも見えてこなくなりますね。

UFCに行きたいファイターが、この先にどうすれば良いのかという部分に関しては、もう見えないにも程があります。どうしたらや良いのか分からない……」

──そこはもう日本のMMA界全体の問題ですね。

「UFCに行きたいという気持ちで行ける時代ではなくなった。平良選手は勝ち方が素晴らしいし、ここ何年かで一番の期待感があるので……何とかして、UFCに行ってほしいのですが。

彼はただただ強いし、無敗でレコードも良いから一発で行けるかという淡い期待があった。その見方自体が、もう古いのかもしれないですね」

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MMA ONE Shooto2021#04 UFC キック 修斗 平良達朗 平良達郎 海外 福田龍彌

【Shooto2021#04】修斗世界フライ級王者・平良達郎「UFCに飛び込んじゃえば、もっともっと強くなれる」

【写真】精悍な新チャンピオンだ(C)MMAPLANET

4日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホール大阪で開催されたShooto2021#04で平良達朗が福田龍彌を下し、修斗世界フライ級チャンピオンに輝いた。

最初のカーフのタイミングでテイクダウンを奪うと、スクランブルゲームこそ許したが、一度として離れることなく組み技の展開を続け、最後は三角絞めでタップを奪った。

沖縄で育ったプロシューターとして、初めて修斗の頂点に立ったホッカノホカの王者にイベント終了直後に話を訊いた。


──改めて今の気持ちを教えてください。

「今は本当に沖縄の人、練習仲間にベルトを持って帰ると約束していたので、ホッとしています」

──平良選手が嬉し泣きキャラだったとは、凄く意外でした。

「自分でも驚いています。試合に勝って、涙が出たのは初めてです。最初は『よっしゃー!』っていう気持ちだったのが、ベルトを巻いてもらうぐらい前から、『終わったな』って肩の荷が下りたような気持ちになりました」

──安堵の涙だったのですね。

「そうッスね。ホッとしたのと、本当に松根さんに育ててもらってきたので感謝の気持ちで涙が出たんだと思います」

松根良太の左手。再び涙を見せた弟子の肩に掛けられた──これが2人の関係の全てを語っているかのようだ

──撮影の時に笑顔が欲しくて『笑って』と伝えたら、顔をくしゃくしゃにしてまた泣いてしまって……。

「なんか……優しい言葉をかけられると、また涙が出てしまって……」

──試合展開ですが、一発もカーフを貰いませんでした。ばかりでなく、一発目のカーフに合わせたテイクダウンを決めました。

「最初に警戒すべき攻撃はローキックだと思っていました。オーソに構えたので、カーフを狙っているということは頭にありました。なので距離取っていたら、自然とテイクダウンに入れた感じです」

──躊躇したり、取り切れないと福田選手にペースを譲るかもしれないというなかで見事な攻撃だったと思います。自分の感覚を信じた形ですか。

「感覚というか、距離を取り福田選手の動きを見ることができていたのでスっと入ることができました」

──直後に一度は立たれましたが、大腰気味に投げて立ち際にケージに押し込みスクランブルから上を取り切りました。あそこはもう立たせたくないという気持ちでしたか。

「正直、立たれても慌てないように練習はしていました。1Rは相手も元気なので、立たれるとまた打撃に集中するという気持ちでもいました。だから立たれても慌てることはなかったです」

──立たれても離れることは許しませんでした。

「ハイ、1Rはなるべく打撃戦にならないように福田選手の苦手な組みの展開で削ろうと思っていました」

──結果として、そのまま打撃戦にはならず三角絞めで一本勝ちでチャンピオンに。仮に打撃戦になった時の自信は如何程だったでしょうか。

「100パーセントとは言えないですが、自分のパンチは絶対に当たる。被弾してもやり返すというつもりでいました。だから……自信はありました」

──平良選手を個人として認識したのは2019年11月の沖縄大会でした。大翔選手にTKO勝ちし『活きの良い選手だ』と思い初めてインタビューさせていただいたのですが、この短期間でここまで強さを見せて修斗の頂点に立つとは予想もしていなかったです。

「いえいえいえ……まぁ、ハイ。本当に早かったと思います。でも、まだ全然足らないことは分かっています。この結果に奢らず、努力を続けて絶対にUFCのチャンピオンになるんで」

──ケージの中では海外という表現をしていましたね(笑)。

「ONEとの決まり事もあるし、スポンサードを修斗を受けているわけですから。あの場ではいうべきではないと思いました」

──なんて大人なのですかっ!! でも気持ちはUFCだと。

「UFCに挑戦したい。絶対にベルトを巻きたい。今はそういう強い意志があります」

──このところの完勝続きなので、不安になるのが外国人を相手に同じことができるのか……ということです。レスラーや打撃の圧の違う相手に。以前のように、そういう国際戦が日本でできなくなっているので。

「ハイ、その通りだと思います。レスラーとできていないのは正直、不安材料です。でも、負けるのを恐れて挑戦しない選択はないです。経験を積みたい気持ちはありますけど、レスラーとの対戦が決まれば、そこを強化する。重点を置いて練習すれば、自分も自然と強くなります。相手が決まって練習をすれば、やはり集中力も違いますし。試合が決まることが、自分の力が上がることに繋がります。

だからUFCに飛び込んじゃえば、自分はもっともっと強くなれると思っています」

──千葉に拠点を移して、より強度の高い練習を日々行うということは?

「拠点を移すことはないですが、千葉での練習は増やそうと思います。千葉だけでなく、海外でも練習したいですしね。でもベースは沖縄であることは変わりないです」

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J-CAGE Report Shooto2021#04 ブログ 平良達朗 福田龍彌

【Shooto2021#04】TDから完封の三角絞め、平良達朗が福田龍彌からタップを奪い世界フライ級王座を奪取

<修斗世界フライ級選手権試合/5分5R>
平良達朗(日本)
Def.1R4分31秒 by 三角絞め
福田龍彌(日本)

スタンスを広くとって近づいていく福田。平良がダブルレッグから福田をケージに押し込む。ボディロックで両脇を差し上げてから福田に尻もちをつかせる平良だが、福田は立ち上がる。しかし、しっかりとテイクダウンを奪った平良は、パスからサイドへ。そしてマウントに移行して福田の両足を挟み込むも、福田がガードに戻す。

ハーフガードの福田のボディにパンチを落とす平良、福田は平良の右腕を抑える。左腕のクラッチは離れたが、右腕を差し込む福田。平良はパスしてマウントを奪うと、三角絞めの体勢へ。福田が上半身を起こすと、下になって絞り上げ、タップを奪った。

無敗のまま修斗世界王座を獲得した平良は、試合直後こそ笑顔を浮かべたが、ベルトを巻く際は目頭を押さえた。
平良がマイクを握ると、目を細めて背を向ける師・松根良太。
新王者は「これから世界で戦っていく。沖縄代表として、日本代表として、修斗として強い相手を倒していく」と宣言した。


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MMA Shooto2021#04 安芸柊斗 田上こゆる

【Shooto2021#04】田上の連勝ストップ。安芸柊斗が左ジャブと右カーフでコントロールして3-0の判定勝ち

<ストロー級/5分3R>
安芸柊斗(日本)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28.
田上こゆる(日本)

距離を詰めたのは安芸。田上は右ロー。すぐさま安芸が左フックからダブルレッグでグラウンドに持ち込む。田上はケージを背にしながら立ち上がる。安芸が脇を差し上げると、田上は反転して離れる。田上の右ローに右ストレートを合わせる安芸。左ジャブの打ち合いでバランスを崩したのは安芸。しかし安芸も右ローを当てる。右ローから左に回る田上を、追いかける安芸。

田上のローで安芸がバランスを崩す。安芸は右ストレートを狙う。田上の右ローに右ストレートを合わせて、距離を詰める安芸。田上は右ヒジのモーションを見せる。笑みを浮かべた安芸に対して、田上は右ロー。安芸は田上にケージを背負わせて左フックを当てる。すぐにケージから離れる田上。右ローを繰り出しながら回る田上だが、安芸の右カーフで尻もちを着いた。しかし田上も右を当ててラウンドを終えた。

2R、田上はミドル。互いにフェイントをかけながら、田上が左ミドルを繰り出す。安芸は前に出て右カーフと左ジャブ。田上は距離を詰めると、右ストレートと左フックを返す。安芸の右カーフを受ける田上。打撃のフェイントを見せるが、なかなか手が出ない田上。安芸が距離を詰めてローを繰り出す。安芸の左三日月がヒット。田上は左ジャブを当てながら左に回る。安芸は左の前蹴りと右のカーフ。田上も右のカーフを返す。

安芸が左ジャブ。田上の左ボディがヒット。安芸は前に出ながら、田上の右フックをスウェーでかわす。フェイントから左を当てた田上。安芸の右ストレートも田上の顔面を捉える。残り1分から田上左右ローが連続ヒット。安芸の左ジャブに右を被せた田上だが、安芸も右カーフを当てる。田上が左ローを連打すると、安芸もパンチを合わせていった。

最終R、田上が左ロー。安芸は右カーフを当てる。安芸が左ジャブ。田上の蹴りはパーリングではじく。田上の蹴りをブロックし始めた安芸が距離を詰めていく。田上もプレッシャーをかけ返すが、前に出た安芸が左ジャブで突き放す。さらに右カーフを当てる安芸。田上が前に出てくると、安芸はパンチを返す。田上の左ジャブに安芸が右を被せるが、田上も回ってかわす。

残り2分、接近戦でのパンチの交錯は、安芸の左がヒット。田上が前に出ても、安芸が左で捌く。足を使い、右を当てる安芸。田上のパンチをかわす。田上の右飛びヒザがボディにヒット。動きが止まった安芸を、田上が押し倒してトップを奪う。ここで田上の顔面から流血が見られる。安芸が下からガッチリと相手を抱え、立ち上がった田上のパンチをかわして試合を終えた。

判定は3-0で安芸。田上のデビュー以来の連勝は5でストップした。


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MMA Shooto2021#04 マッチョ・ザ・バタフライ 旭那拳

【Shooto2021#04】下がりながらパンチをヒット。旭那拳がマッチョ・ザ・バタフライを僅差の判定で退ける

<ストロー級/5分3R>
旭那拳(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)

バタフライがプレッシャーをかけながら左ジャブ。旭那もガードを高く上げて距離を保つ。旭那が距離を詰めると、バックステップで下がるバタフライ。旭那の左ジャブをヘッドスリップでかわす。旭那が押すと尻もちをついたバタフライ。すぐに立ち上がって前に出る。旭那はケージを背負いながらも、左フックを振って回る。バタフライはプレッシャーをかけて、再び旭那にケージを背負わせる。

手数の少ない旭那。バタフライの右ストレートに対し、旭那の左フックが顔面を捉え、バタフライが尻もちをついた。立ち上がったバタフライに、下がりながらパンチを当てる旭那。バタフライは距離を詰めて、右を狙う構え。バタフライの左の打ち終わりに、旭那が左ジャブを当てる。さらに下がりながらも左ジャブを当てる旭那。ケージを背負わせて右を狙うバタフライ。

一瞬テイクダウンを狙うそぶりを見せたバタフライだが、組みには行かない。旭那はスイッチしながらケージを背にしながら回る。旭那が前に出て左ローを見せ始めた

2R、ともにガードを高く構えるなか、バタフライが距離を詰める。するとパンチで前に出た旭那。バタフライがダブルレッグを仕掛けると、旭那はこれを切って離れる。再び距離を取って左を突く旭那。バタフライも左フックを当てる。旭那はサウスポーにスイッチして左ロー。バタフライは右ストレートを狙う。旭那にケージを背負わせたバタフライが右の前蹴り。

旭那はパンチを出しながら、深追いはしない。バタフライが左フック。下がった旭那に追撃の左フックを当ててダウンを奪う。すぐさまバックを狙うバタフライ。旭那が立ち上がるも、バタフライはスタンドでバックを奪い、グラウンドに持ち込めないとみるや、スタンドのままバックマウントを狙う。旭那はここで離れて、サウスポーから左右のパンチ。バタフライもローで距離を探る。

サウスポースタンスから左ストレートを放った旭那。そのパンチがバタフライの顔をかすめる。さらに旭那の左がヒットした。

最終R、いきなり距離を詰めたバタフライ。旭那はサウスポースタンス。足を使う旭那に対し、バタフライも手数は少ない。1分が過ぎたところで、バタフライがテイクダウンを狙って組み付くも、旭那がスプロール。スタンドに戻って距離を取る。バタフライは右ミドルハイから右ロー。旭那はスイッチしながら右を繰り出すも、バタフライはスウェーでかわす。

時おり距離を詰めてパンチを振るう旭那。バタフライは左ロー、さらに左ジャブを当てる。旭那はバタフライの打ち終わりに右を合わせていく。残り2分で距離を詰めてパンチを当てる旭那だが、バタフライがバックステップから前に出ると、旭那は下がる。残り1分30秒、バタフライの左フックがヒット。旭那は左右のストレートから左ロー。

残り30秒で、組みに行った旭那。しかしすぐに離れて、再び距離を取った。終了間際に打ち合って試合を終えた。

判定はジャッジ3者とも1ポイント差で旭那の勝利を支持した。


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MMA Shooto2021#04 キャプテン☆アフリカ ブログ マックス・ザ・ボディ

【Shooto2021#04】番狂わせ!? マックス・ザ・ボディが右でダウンを奪い、環太平洋王者キャプテン☆アフリカを判定で下す

<72キロ契約/5分3R>
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
キャプテン☆アフリカ(日本)

サウスポーのキャプテンに対し、マックスが左右フック。右ミドルハイを受けたキャプテンは前に出るが、右ヒザを受け止められて、マックスがリフトアップ。しかしキャプテンは倒れず、首投げでテイクダウンし、袈裟固めで固める。ケージ際でコツコツとパンチを落としながら、キャプテンがマックスの左腕を両足で挟む得意の展開に。

マックスも一度は逃れるが、キャプテンはもう一度マックスの腕を取り、絞り上げる。腕を抜いたマックスが立ち上がり、脇を差してケージに押し込むも、キャプテンが投げてグラウンドへ。下からハーフガードのマックス。パスして再度に移行したキャプテン、そのままマウントを奪おうとしたところでマックスが反転する。キャプテンはバックに回る。

ケージ際でキャプテンはマックスの首に右腕を回す。これはRNCを極めることができず、マックスが立ち上がる。キャプテンがマックスをケージに押し込みながら、左ヒジを打ち込んでラウンド終了のホーンを聞いた。

2R、マックスが右ストレートで前に出る。キャプテンは右ジャブから左ストレートへ。マックスの右ストレートがヒットして、キャプテンがダウン。すぐにマックスがトップに回ると、キャプテンはクローズドガードでしのぐ。下からスイープしたキャプテンだが、マックスはキャプテンを持ち上げて立ち上がる。

スタンドではテイクダウンを狙うも、マックスがスプロール。しかし、しつこく食らいつくキャプテンがマックスに尻もちを着かせる。下から左腕でキャプテンの首を抱えるマックス。頭を抜いたキャプテンは、相手を抑え込みながら右パウンド。そしてパスからサイドを奪い、右ヒジを落とす。ブリッジで逃れようとするマックスを、キャプテンは抑え込み続ける。

サイドからマット・ヒューズ・ポジションを狙うキャプテン。マックスはケージを蹴って脱出を試みる。しかしキャプテンは抑え込みながらパンチを落とし、最後は立ち上がるマックスにパンチを連打したが、終了間際にマックスのパンチをもらった。

最終R、キャプテンが左の前蹴りとロー。マックスは左フックを返す。両者に疲れが見える。キャプテンのシングルをスプロールしようとするマックスだが、キャプテンはマックスの右足を取ってシングルでケージに押し込み、ボディロックに切り替えて小内刈りでマックスに背中を着かせた。ケージ際でパンチを落とすマックス。しかしマックスが切り替えして、シングルでキャプテンを押し込む。

左足を掛けて、マックスの左腕を取るキャプテン。それを潰したマックスが上になる。ケージに背中を着けているキャプテンに、左のパンチを当てるマックス。キャプテンはハーフガードで、動きが止まる。下から抱えてくるキャプテンに、マックスはパンチを落としていく。そのままマックスがトップをキープして試合を終えた。

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【Shooto2021#04】安芸柊斗戦へ、田上こゆる「MMAの方が凄いと思われるような試合をするのは当然」

【写真】仕切り直しの安芸とデビュー以来の連勝を5としたい田上 (C)THE ONE

本日4日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホール大阪で開催される昼夜2部構成のShooto2021#04。第2部のセミで安芸柊斗と田上こゆるが戦う。

21歳の安芸、19歳の田上。新世代シューター対決は、キッズ修斗出身者とキッズ・キックからMMAに転じた田上のマッチアップでもある。

MMAファイターとして安芸の完成度の高さを認める田上は、どのような武器を持ちこの一戦に臨むのか。また、修斗の大会で組まれたキックの8人制トーナメントに対する想いを訊いた。


──今大会、日程がスライドする以前──6月20日に予定されていた時は、田上選手は対戦相手の発表はなく出場だけが明らかとなっていました。

「試合の話をもらった時は、○○選手が対戦相手候補だったので2週間ぐらいは〇〇選手の対策練習をしていました。それが途中でなくなり、少し間をおいて✖✖選手がOKならどうかというオファーを受けました。でも1週間後ぐらいに、✖✖選手はできないという返事で。そこからまた1週間ぐらい経って……試合まで3週間前ぐらいに安芸選手が戦ってくれるということになったんです」

──〇〇選手や✖✖選手と、安芸選手のスタイルは違いますね。

「安芸選手はストライカーな感じですけど、誰と戦ってもやることは一緒だし、練習内容が大きく変わることはなかったです。寝技で来ることを想定して練習もしていたし、打撃もあると思ってその練習もしていたので」

──ここ数戦は相手が組んでくるという前提で戦っていたと思いますが、安芸選手が相手だと打撃の攻防が増えるかもしれないです。

「それはあります。他の選手よりも、打撃から組みとかっていうコンビネーションを使ってくると思います。最近は組みに嫌がりすぎて、打撃があまり上手くいってなかったので、あの感じのままだと安芸選手の打撃に飲み込まれるかもしれないという想定を最初はしていました。

でも去年の12月の永井美自戒選手との試合よりも、2月のRoad to ONE04でのリトル選手との試合は寝技の展開もありましたし、チョットだけ自信にはなっています。あれからも練習もしてきたので、寝技になっても極めらないようになってきています。

最近はより寝技の自信がついてきたことで、以前とは打撃も使い方も変わってきました。なので、そこまで組んでくることを気にして、打撃がダメになるということはないかと思っています」

──安芸選手と戦ううえで、こういう動きがしたいということはありますか。

「これまで通り、基本は打撃を狙って、組まれると切る。ただ寝技になっても積極的に極めにいきたいと思います。安芸選手が打撃でくるなら、もちろん僕も打撃で応えます」

──安芸選手はキッズ修斗からMMAをやっています。田上選手はキッズのキックからMMAに転じました。その違いは感じますか。

「個人差があるうえで、MMAをずっとやってきている選手はこれ一本を究めてきていると思います」

──なるほど。私は個人的に何もかも混ぜて子供の頃にするにしても、打撃なら打撃、柔道なら柔道、レスリングならレスリングをするにしても、どれだけの競争があったか。そういう面で人口が少ないキッズMMAよりもコンペティティブな環境に身を置く方が、心身とも強くなるのではないかと思うことがあります。

「あぁ、確かにキッズMMAってそんなにないですよね。それは一理あると思います。僕も小学校から色々と経験して、選手層でいってもMMAのキッズよりも色々とやらせてもらってきた方やと思います。

打撃の打撃と、MMAの打撃は違います。それでも及川道場という名門ジムで練習してきたことは自信になっています。試合にも小学1年生から出て、それなりの数はこなしているので試合に慣れているという面では僕の方が多いと思います。

ただしMMAの距離感、その対策にまだ不慣れな自分もいます。そこの部分では安芸選手に劣っているとも思っています」

──では安芸選手のMMAファイターとしての完成度の高さに対し、田上選手はどこで勝負しようと考えていますか。

「なるべく打撃のポジションで試合を進めていきたいです。リーチが僕よりも長いのでやりづらい部分はありますけど、足元から崩して、出入りを多くしたいですね。そのなかで打撃でも寝技でも、フィニッシュできるなら早くから狙いたいと思っています」

──とにかく楽しみです。ところで懸命にMMAファイターとして修練を積む中で、修斗の大会でキックの8人制トーナメントが組まれていることについて、素直にどのように思っていますか。

「まぁキックがあることに関しては……MMAの団体と思っていたので、そこでMMAより規模が大きいというとアレですけど、キックに力が入れられているのは『何でや』とは思います」

──自分は国内でMMAとキック、MMAとプロレス、MMAとグラップリングの合同イベントを幾度なく経験しています。絶対的にお客さんの反応が良いのはプロレスで。続いてキック、そしてMMAという順序になります。修斗の大会で、キックの方が受けが良い状況になると、これは本末転倒ではないかと思います。しかも優勝賞金100万円も懸かっていますし。

「そこは正直、複雑です。なんでなんやろうって。ただ、このトーナメントの前からキックの試合が組まれることもあったじゃないですか。その時からキックより面白い試合がしたいとはずっと思ってきました。僕はMMAの団体、修斗でやらせてもらっているので、そこは負けたくないです。

MMAは一番強い競技、だからキックのファンにもMMAの面白さが伝わる試合をしたいです」

──MMAPLANETですし、自分もキックがあろうが見たいのは修斗公式戦で、組みがある中での打撃、打撃がある中での寝技のある戦い。その凄みに期待しています。

「今回の大会はキックの試合も組まれているけど、MMAの方が凄いと思われるような試合をするのは当然で。他のMMAの試合と比べても、一番盛り上がるMMAらしい試合をしたいと思います」

■視聴方法(予定)
7月4日(日)
第1部:午後1時~ ABEMA格闘チャンネル
第2部:午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■第2部計量結果

※赤字の選手名をクリックするとインタビューページへ飛びます

<修斗世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]福田龍彌:56.7キロ
[挑戦者]平良達郎:56.7キロ

<ストロー級/5分3R>
田上こゆる:51.7キロ
安芸柊斗:52.2キロ

<ストロー級/5分3R>
マッチョ・ザ・バタフライ:51.1キロ
旭那拳:52.2キロ

<フェザー級/5分2R>
ムテカツ:65.7キロ
神武羅☆ヒカル:65.4キロ

<バンタム級/5分2R>
エダ塾長こうすけ:61.2キロ
左海清之:61.1キロ

■第1部計量結果

<72キロ契約/5分3R>
キャプテン☆アフリカ:72.0キロ
マックス・ザ・ボディ:71.8キロ

<フェザー級/5分3R>
山本ケントデリカット:65.7キロ
高橋孝徳:65.8キロ

<バンタム級/5分2R>
ダイキライトイヤー:61.2キロ
高岡宏気:61.2キロ

<バンタム級/5分2R>
青柳洸志:61.1キロ
キシシ:61.2キロ

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【Shooto2021#04】計量終了 明日に向かってプロ修斗公式戦出場全18人、問題なくクリアー

【写真】第1部と第2部のメインで戦う4選手も問題なく、明日を迎えることとなった (C)THE ONE

明日4日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホール大阪で開催されるShooto2021#04の計量が3日に行われた。

昼夜、2部構成の今回大会ではキックの8人制トーナメントが併催され、修斗公式戦は9試合が組まれている。18人の修斗出場選手は第2部のストロー級で旭那拳と対戦するマッチョ・ザ・バタフライが、1度目が52.5キロだったが再計量で51.1キロまで落とし問題なくクリアーしている。

修斗出場選手の計量結果は以下の通りだ。

■視聴方法(予定)
7月4日(日)
第1部:午後1時~ ABEMA格闘チャンネル
第2部:午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル


          
■第2部計量結果

※赤字の選手名をクリックするとインタビューページへ飛びます

<修斗世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]福田龍彌:56.7キロ
[挑戦者]平良達郎:56.7キロ

<ストロー級/5分3R>
田上こゆる:51.7キロ
安芸柊斗:52.2キロ

<ストロー級/5分3R>
マッチョ・ザ・バタフライ:51.1キロ
旭那拳:52.2キロ

<フェザー級/5分2R>
ムテカツ:65.7キロ
神武羅☆ヒカル:65.4キロ

<バンタム級/5分2R>
エダ塾長こうすけ:61.2キロ
左海清之:61.1キロ

■第1部計量結果

<72キロ契約/5分3R>
キャプテン☆アフリカ:72.0キロ
マックス・ザ・ボディ:71.8キロ

<フェザー級/5分3R>
山本ケントデリカット:65.7キロ
高橋孝徳:65.8キロ

<バンタム級/5分2R>
ダイキライトイヤー:61.2キロ
高岡宏気:61.2キロ

<バンタム級/5分2R>
青柳洸志:61.1キロ
キシシ:61.2キロ


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【Shooto2021#04】平良達郎を相手に世界フライ級王座初防衛へ、福田龍彌「ろくでなしにならないと」

【写真】 MIBUROキャップをしっかりと写るように被る律儀な修斗世界フライ級チャンピオン(C)MMAPLANET

4日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホール大阪で開催されるShooto2021#04の第2部のメインで修斗世界フライ級チャンピオン福田龍彌が、平良達郎を相手に初防衛戦を戦う。

チャレンジャーの平良に注目が集中する今回の世界戦──ネガティブパワー全開のチャンピオンを京都市十条、釜谷真率いるSWAG GYM KYOTOに訪ねた。


──もう追い込みは終わりましたか(※取材は6月29日に行われた)。

「日曜日に……ルーティンがあって、やってきていることがあるんですけど。日曜日の朝に、豊国廟っていう東山七条の上に豊臣秀吉のお墓があるところに凄く長い階段があって。489段の階段を走って試合前の練習を終えるんです」

──489段ですか!!

「ベガ・ダッシュって呼んでいるんですけど、階段走りやったら京都で一番やと思います。下からだと上が見えないです。そこを3往復します」

──3往復!? 下りとか危なくないですか。

「もう、めっちゃ足やばいですよ。それが追い込みの締めなんです。追い込み中でイライラすることも多いのに、色々な人に支えてもらっています。そこからケジメをつけるために、走っています。ベガ・ダッシュが終われば、もう普段通り生活します。ほんまに結構、しんどいことをいっぱいしてきたから。あとは疲労を抜いて、当日を迎えたらエェかな」

──2月にインタビューをさせていただいた時と比較して、まったく輪郭が違いますね。

「そうですかぁ? あの時で66キロぐらいで、今が61キロ。あとは塩抜き、水抜きで落とします。計量の時はミイラみたいになりますよ。しんどいけど、まぁこれが普通ですね」

──塩抜き、水抜き。人として必要な要素をそぎ取るわけですから、本当に大変です。

「危険だって声は聞くけど……そうですよね。でも、こんなことは人にはできない。ろくでなしにならないと、できないです」

──挑戦者の平良選手に関して、どのような印象をもっていますか。

「フィニッシュ力がありますね。前田選手との試合を見ても。エェ選手やと思いますけど、僕は純粋に戦う場が欲しかっただけやから、あんまり相手のことは気にしていないんですよ、いつも。相手が平良やからどうこうでなく、俺が自分を貫きたい」

──防衛戦ということも意識はしないですか。

「気にしていないです。別にチャンピオンとも思っていないから、正直。認知されているわけでもないし。そうそうそう修斗のサイトに俺、2020年世界フライ級チャンピオンって書かれているんです」

──? どういうことですか。

「チャンピオンは、みんな第〇代って書かれているのに」

──あぁ、そういうことですか。フフフフ。

「俺だけ年度限定なんですよ。今、2021年になっちゃったのでもう世界チャンピオンじゃないんですよ」

──アハハハハ。PFLみたいですね。

「賞味期限が切れちゃったんです。そんなもんなんですよ、俺がチャンピオンかどうかなんて」

──負のパワーに満ちていますね(笑)。

「いやいやいや、でもネガティブから生まれるパワーって凄く強くて、自分を強くしてくれるから」

──平良選手はスーパーポジティブで、まるで陰陽対決ですね。

「ほんま正反対のキャリアの積み方をしてきたと思うんで。面白いんじゃないですか」

──日陰者の意地を見せるという感じでしょうか。

「意地を見せるというより、自分を表現しようと思います」

──福田龍彌を表現する、貫くとはどういうことになりますか。

「どういうこと?  ど突きまくることですね。しっかり上手く戦う気はないんで、もともと。いっぱい痛いことしてやりたいっていう感じかな。シンプルに殴って、蹴って」

──そこに平良選手は対応できると予想していますか。

「やってみないと分からないです。寝技も映像じゃ分からないですし。組んでみないと分からないから、そこは楽しみです」

──今回の試合の準備はどのようにしてきましたか。

「釜谷(真)さんのおかげで、東京でも練習させてもらったんです。TRI.H Studioで和田竜光さん、上久保(周哉)選手、Tribe Tokyoさんにもお世話になり、若松(祐弥)君、石井逸人君、小川(徹)選手、あとはAllianceでも練習させてもらいました」

──収穫はありましたか。

「和田さん、上久保選手は達人系で。こっちにいて『知らんな』ってことはあんまりないんですけど、初めてされたこととかいっぱいありました。知っていることも、やられる。そういう体験もさせてもらって。だから収穫はたくさんありました。

関西ではBLOWSさんで毎週やらせてもらっていました。中蔵さんが認めてくれて。ちょっと離れていた中本龍平君とか、めっちゃ良いですよ。もちろんMIBUROでも週に3回やっていました。ウエタ(ユウ)さんと、少しだけ『こういうことしてきそうですね』とか話をして。あとは自分がどうあるか。俺がこうしようと思うことを貫こうと。それだけですよ」

──土井潤選手も、そのようなタイプに見えます。

「マイペースこそ、土井ですから。MIBUROはそういうタイプ多いですよ。でも土井は心を開いたら、よぉ話してくれます。心開くまで時間がかかりますけどね。そういう意味では土井と俺は似ているかもしれないですね、考えていることは。

もう自分のやることは決まっているんで。ここにきてスタイルが確立されたというのがあって」

─今回の試合結果によって、試合機会が増えるという状況を創れるかもしれないです。

「そういう意味ではチャンスです。お仕事が増えるようになれば、嬉しいです。これまでの状況を変えられるチャンスなので、変えよって。ケージのなかを見てください」

■視聴方法(予定)
7月4日(日)
第1部:午後1時~ ABEMA格闘チャンネル
第2部:午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル

             
■第2部対戦カード

<修斗世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]福田龍彌(日本)
[挑戦者]平良達朗(日本)

<ストロー級/5分3R>
田上こゆる(日本)
安芸柊斗(日本)

<ストロー級/5分3R>
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)
旭那拳(日本)

<フェザー級/5分2R>
ムテカツ(日本)
神武羅☆ヒカル(日本)

<バンタム級/5分3R>
エダ塾長こうすけ(日本)
左海清之(日本)

■第1部対戦カード

<72キロ契約/5分3R>
キャプテン☆アフリカ(日本)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<フェザー級/5分3R>
山本ケントデリカット(日本)
高橋孝徳(日本)

<バンタム級/5分2R>
ダイキライトイヤー(日本)
高岡宏気(日本)

<バンタム級/5分2R>
青柳洸志(日本)
キシシ(日本)

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【Shooto2021#04】世界フライ級王者・福田龍彌に挑戦、平良達郎「いつ、どこでもフィニッシュできる」

【写真】一気に駆け上がってきた新星が、このまま突っ走れるのか (C)MMAPLANET

4日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホール大阪で開催されるShooto2021#04。2部制大会のオオトリの一番で、平良達朗が修斗世界フライ級チャンピオン福田龍彌に挑戦する。

21歳の沖縄のスーパーノヴァが、キャリア9戦目でプロ修斗世界王座に挑む。

2019年11月に沖縄でWARDOGストロー級王者の大翔を破り、チームラカイのジャレット・ライアン・アルマザン、清水清隆&前田吉朗というDEEPやパンクラスの元チャンピオンを撃破してきた平良──可能性も夢も無限大のチャレンジャーに試合前の気持ちを訊いた。


──髪の毛の色が、オレンジですね。

「今回はタイトル挑戦ですし、落ち着いた感じで行こうかと思っていたのですが、試合が延びたり、調子が落ちていて気分転換で染めたっス」

──調子が落ちていた?

「調子というか、気持ちですね。なんか体重の落ちが悪いなぁとか考えているときに染めちゃおうかと」

──沖縄は緊急事態宣言が続いていますが、調整に問題はなかったですか。

「練習は大丈夫です。大学がリモートになり、道場に練習に行くのか、家にいるのか。この2つだけしかなかったので、逆に集中できた気もします。

プロ練習ではパラエストラ沖縄の選手だけでなく、クロスラインとか他のジムからも来てくれて、色々な選手と練習ができました。本当に内容の濃い練習でした」

──ここ2試合、特に前田吉朗選手との試合のインパクトが大きく、平良選手への注目度が上がり、また期待も高まっています。

「それは感じています。ああいう試合をしちゃったので皆、俺が勝つと思っているなというのはあります。でも福田選手も強いので、苦しい試合展開になっても25分間動き続けることができる体を創ってきました」

──5分✖5Rは違うモノだと捉えていますか。

「はい。練習ではないですし、実戦の緊張感のなかではスタミナの消耗も違うと思います。でも、試合の終盤のことを考えてスタミナ温存とかはしたくないので、やっぱりフィニッシュできる選手になりたくて練習しているし、チャンスとあれば決めに行きたいです」

──攻め時、抑え時、見極めが本当に難しいですね。

「もうやれることはやったので、当日にどう感じるか──ですね」

──師匠の松根良太さんは、そこは慎重派かと思われるのですが。

「松根さんはパンチが当たって、相手が効いても『行くなっ!!』って言います(笑)」

──アハハハハ。

「今日も言われました。師匠として、セコンドとして自分が行き過ぎるのを抑えるために言ってくれています」

──そう言われても、行ってしまうような……。

「そんなことはないです。僕も福田選手のカウンターは警戒しているので。慎重にはいきます。ただチャンスが来たら、一気に畳みかけようとは思っています」

──どのあたりを警戒しないといけないと考えていますか。

「前田選手との試合が1年前で、その時には2発目でカーフを効かせたり、蹴りが強いですよね。ジムの先輩の仲宗根武蔵さんが福田選手と戦っていて、ローが『痛かったぁ』と言っていますし、蹴りは警戒しないとダメですね。でも、拳もあるんですよね(笑)。

最初は何をしてくるのかを考えると、攻撃を散らしてくるだろうから、そこをもらわないことが大切になってくると思います。まぁ、色んなことを考えて準備はしてきました」

──タイトル挑戦に向けて、5月にパラエストラ千葉ネットで練習をしていました。もう、扇久保選手との間に溝はなくなっていましたか。

「はいっ!! 練習してもらえました。『扇久保さんに挑戦したい』なんて言って、練習してもらえなくなっていたのですが……。もう、そういうことなく接してもらえました」

──それは良かったです。扇久保選手、どうでしたか。

「強かったですっ!! やられちゃいました、全然。扇久保さんのほうが強いです。自分は扇久保さんのようにレスリングが強い選手と肌を合わす機会が少なかったので、良い経験になりました」

──クソっという反骨心を抱きましたか。

「いえ、扇久保さんが色々と教えてくれて。扇久保さんは変人キャラですけど、優しく接してくれました。素直に扇久保さんとまた練習させてほしいと思うようになりましたし、松根さんの思惑通りに物事は進んじゃいましたね(笑)」

──鶴屋怜選手との手合わせも興味深いです。

「鶴屋怜は……強かったです。レスリングで全然敵わなかったです。でも、扇久保さんと違って抑えられたり、コントロールされるということはなくて。それでもレスリングが本当にすごかったです」

──年下ですね。

「そうなんですよねぇ(苦笑)。でもレスリングという部分で、自分はそれだけ伸びしろがあると思っています。レスリング1年生なので。これから鍛えると、それだけ身につくと思います」

──ところで今回のタイトル戦ですが、福田選手のストレスの捌け口が平良選手に向かっているような気がします。

「えっ、どういうことでしょうか」

──なかなか試合が組まれない。東京で試合ができない。チャンピオンになっても試合がなく、その間に平良選手は試合が東京で組まれていた。そんな想いをこの試合で全てぶつけてくるのではないかと。

「そうっスね。う~ん、不満があるのでしょうね(苦笑)。でも、負のパワーだろうが気持ちが強い選手であることは絶対なので、気持ちで負けないようにしないといけないです」

──声を出しての応援はないとはいえ、関西での試合はアウェイかと。

「マックス・ホロウェイとジョゼ・アルドの試合をイメージしているんです。2度目の対戦のとき、ブラジルで戦うジョゼ・アルドは違う。めちゃくちゃ強いという評判だったけど、ホロウェイがKO勝ちした……あのマインドですね、今は」

──以前から修斗の世界王者になると、UFCへ進みたいと発言していました。今も考えは変わらないですか。

「UFCに行きたいっスね。UFCでチャンピオンになる、それを目指すって決めたので、修斗のチャンピオンになってUFCと契約したいです。でも、そうやって聞かされるまで今後のことは忘れていました。ずっと修斗のタイトル戦のことを考えて生活してきていたので。

福田選手とはめちゃくちゃ緊張感のある試合になると思います。ああいう打撃の強い選手と戦うことで自分も強くなれる。あと千葉にいるときに思ったんですけど、レスリング・モンスターとも試合をしたいですね。

UFCへ行くと、レスリングがバックボーンの選手だらけだし。レスリングが何倍も強くならないと、UFCでは勝たないとシンプルに思っています」

──UFCへ進むには『UFCに行っても活躍できそうだ』と周囲が想い、UFC関係者に『来たらUFCフライ級が面白くなる』と期待させるような試合が必要になりますね。

「皆の期待を超える試合をします。勝負して、いつ、どこのタイミングでもフィニッシュができる──そういうオフェンス力を見せたいです」

■視聴方法(予定)
7月4日(日)
第1部:午後1時~ ABEMA格闘チャンネル
第2部:午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル


             
■第2部対戦カード

<修斗世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]福田龍彌(日本)
[挑戦者]平良達朗(日本)

<ストロー級/5分3R>
田上こゆる(日本)
安芸柊斗(日本)

<ストロー級/5分3R>
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)
旭那拳(日本)

<フェザー級/5分2R>
ムテカツ(日本)
神武羅☆ヒカル(日本)

<バンタム級/5分3R>
エダ塾長こうすけ(日本)
左海清之(日本)

■第1部対戦カード

<72キロ契約/5分3R>
キャプテン☆アフリカ(日本)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<フェザー級/5分3R>
山本ケントデリカット(日本)
高橋孝徳(日本)

<バンタム級/5分2R>
ダイキライトイヤー(日本)
高岡宏気(日本)

<バンタム級/5分2R>
青柳洸志(日本)
キシシ(日本)

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