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【Bellator300】32歳、35歳のセルヒオ・コッシオ。ロバーツに攻められ続けるも、最後に三角絞めで逆転勝利

<ライト級/5分3R>
セルヒオ・コッシオ(メキシコ)
Def.3R4分05秒by 三角絞め
ジェシー・ロバーツ(米国)

35戦目にしてベラトール初陣のコッシオが、遠い距離でジャブを伸ばす。左ミドルを合わせたロバーツはシングルレッグでテイクダウンを決める。ハーフで抑えたロバーツが枕で抑える。足を抜くと同時にマウントを取ったロバーツに対し、コッシオは腰を押して戻す。すぐに足を抜き返し、マウントに取ったロバーツが肩固めかスライドさせる。

必死のコッシオは背中を見せて逃れるも、ロバーツはRNCへ。腕を入れ替えて絞めるロバーツは、コッシオを立たせなかったが、結果的に極め切ることはできずガードを取られる。ハーフバタフライのコッシオはパスの圧力に背中を見せるが、腰をずらしてガードに戻すと下から鉄槌を連打した。

2R、左ボディフックで前に出たコッシオだが、右に右を合わされる。組みでも力強いのはロバーツで、ボディロックテイクダウンを決める。すぐに枕で抑えたロバーツは、足を戻されるとエルボーを落とす。さらに左足を抜き、ハーフバタフライからの足関節狙いを察知するとバックへ。ロバーツは一旦コッシオに上を向かせるが、スクランブルを許さずバックに。さらにマウントに移行し、足を戻されても抑え完全ドミネイト。背中を譲るコッシオはリストロックで背中を伸ばされそうになり、ここも自ら背中をマットにつけた。

バタフライでエレベートしたコッシオは、下から胸を蹴りスタンドに戻ることに成功するが、直ぐにテイクダウンからバックを許す。ロバーツは両足をフック。胸を合わせに来たコッシオは下になり、腕十字狙いも担がれて後転──ここもバックを許し、ラウンド終了となった。

最終回、荒いパンチで前に出るコッシオが、左ボディから右ミドル。続い跳びヒザ、ボディショット、右ストレートを決める。さらにコッシオはボディを効かせ、首相撲にも腹に連打。離れたロバーツは左を効かさせ、必死に組みつく。コッシオはケージに押し込まれても細かいパンチ、エルボボーを落とす。ロバーツはシングルレッグからワキを潜ってバックに回り、前方にコッシオを崩す。しかし、前方に落とされるとコッシオはシングルレッグにギロチンへ。

ロバーツは上を取り切り、頭を抜くと頭と胸をつけにいく。コッシオはハイガードを担がれ、バックを許すと残り試合時間は90秒に。腰を上げ、前方にロバーツを落としたコッシオが鉄槌を連打する。ロバーツはワキを差しあげて横回転──リバーサルを決めるも、これはコッシオの誘い水。上を取った刹那、三角絞めをセットされたロバーツは9割方掴んでいた勝利を手放した。32歳のサークルケージデビュー戦の逆転勝利、コッシオは次の舞台が気になる。


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【Bellator300】世界戦3試合だけでなく、プレリミや新顔も注目。失われていないベラトールらしさ……

【写真】301大会のプレスカンファレンスにスコット・コーカーの姿は見られるのか(C) Zuffa/UFC

7日(土・現地時間)、カリフォルニア州サンディエゴのペチャンガ・アリーナでBellator300が開催される。
Text by Manabu Takashima

Bellator世界ライト級選手権試合&ライト級ワールドGP準決勝、同世界女子フェザー級選手権試合、さらに同世界女子フライ級選手権試と世界戦の3本立て、加えて300回のアニバーサリー大会ながら、まるで記念大会の盛り上がり感を創る空気がない。悲しいかな、それが今のBellatorだ。


承知のようにPFLに買収されたBellatorは、今後という部分において穏やに終焉を迎える状況にあり、北米MMA関係者からも間でも今大会をもってスコット・コーカー、ダニー・ブレナー、CJ・タトルという首脳は退陣し、事情通のなかで承知の事実だった実際にBellatorというプロモーションのオペレーション実行部隊であるマイク・コーガンと彼のチームは引き続き、自身の職務を全うするために301大会に向けて業務に勤しむ──という話も聞かれている。

契約下にある220名を越えるファイター達の今後は、PFLが契約を買い取るか、フリーランスになるという二択のみ(あるいは引退を含めると、3択となる)。とはいえグループ会社内のUFCによるWECの吸収&合体、同じくZuffaがStrikeforceを買収した時のように全選手の契約の移譲は現時点では考えられないというのが大筋の見方だ。

またPFLが今後、Bellatorをどこまで継続させるのかが不透明ななか、スコット・コーカーの特徴でもあるファイターへの厚遇が契約移譲のネックになることが考えられる。

15万ドル級の世界王者が多いBellatorだが、クリス・サイボーグは別格。そして上位陣は7万5000ドルや5万ドルというクラスがザラにいると思われるだけに、UFCの初戦で2万ドル超えは別にしても、シーズンウィナーの100万ドルという賞金はあっても1試合で10万ドル超えファイターは一部のPFLと比べて、Bellatorの選手の実入りは良い(※各選手のファイトマネーは、米国MMAサイトの記事を参照、ウィンボーナスを含まない)。

また今回のトリプルクラウンに出場する6選手のうち世界ライト級王者のウスマン・ヌルマゴメドフにはPFLだけでなくUFCにも顔が利くカビブ・ヌルマゴメドフという存在が控えているが、今後に関していえばサイボーグはどこまでPFLが評価するのか。15万ドルクラスのリズ・カモーシェも同様だろう。

挑戦者でいえばUFCから転じてきたキャット・ジンガーノは10万ドル越え、元世界ライト王者ブレント・プリマスは7万5000ドル、意外にも元世界王者ながらイルマレイ・マクファーレンの前回のファイトマネーは4万ドルという数字も残っている。

加えてプレリミ出場選手にしてもムハメド・ベルハモフで3万ドル超、グラント・ニールは驚きの75K、プリマスと同額だ。

これだけの面々が未来を掴むために終活中のプロモーションのなかで戦う。3つの世界タイトル戦は当然として、プレリミでもリア・マコート✖サラ・マクマンの女子フェザー級戦、フェザー級のヘンリー・コラレス✖カイ・カマカ3世、ヘビー級ではダヴィオン・フランクリン✖スリム・トラベルシ、ライトヘビー級のドブレジャン・ヤギュシュムラドフ✖マチェイ・ロザンスキーと見所の多いラインナップが揃っている。

さらには米国ノーギ柔術界で活躍してきたジェナ・ビショップがMMAデビュー以来の連勝を6に伸ばそうと挑む、イララ・ジョアニ戦。33歳、キャリア35戦目(25勝8敗1分)のメジャーデビューを迎えるセルヒオ・コッシオ──風貌は渋い職人ボクサー的だが、柔術+キックボクシングの典型的なメキシカンMMAファイターなど、長きに渡りMMAファンにとって欠かせなない存在だったBellatorらしさは、今大会も健在だ。

■視聴方法(予定)
10月8日(日)
午前7時30分~ U-NEXT

■Bellator300対戦カード

<Bellator世界ライト級選手権試合&ライト級ワールドGP準決勝/5分5R>
[王者] ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)
[挑戦者]ブレント・プリマス(米国)

<Bellator世界女子フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者] クリス・サイボーグ(ブラジル)
[挑戦者]キャット・ジンガーノ(米国)

<Bellator世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者] リズ・カモーシェ(米国)
[挑戦者]イリマレイ・マクファーレン(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
ロハニー・サントス(ブラジル)
ジャッキー・キャタライン(米国)

<160ポンド契約/5分3R>
ドミトリー・フリツェンコ(ウクライナ)
ジャスティン・モンタルヴォ(米国)

<バンタム級/5分3R>
ブライス・メレディス(米国)
ミゲール・ペイムバート(米国)

<バンタム級/5分3R>
ボビー・セロニオ3世(米国)
アルバート・ガルシア(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
リア・マコート(英国)
サラ・マクマン(米国)

<ライト級/5分3R>
セルヒオ・コッシオ(メキシコ)
ジェシー・ロバーツ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ヘンリー・コラレス(米国)
カイ・カマカ3世(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ダヴィオン・フランクリン(米国)
スリム・トラベルシ(チュニジア)

<ライトヘビー級/5分3R>
ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ(トルクメニスタン)
マチェイ・ロザンスキー(ポーランド)

<175ポンド契約/5分3R>
ムハメド・ベルハモフ(ロシア)
ハーマン・トラド(グアム)

<ミドル級/5分3R>
ロメロ・コットン(米国)
グラント・ニール(米国)

<女子フライ級/5分3R>
イララ・ジョアニ(ブラジル)
ジェナ・ビショップ(米国)

<フライ級/5分3R>
ジョシュ・ホキット(米国)
スペンサー・スミス(米国)

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