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MMA o UFC サーシャ・パラトニコフ マイケル・モラレス

UFC on ESPN+68:第6試合・トレヴィン・ジャイルス vs. ルイス・コシ

ウェルター級。

UFC2連勝→2連敗→3連勝→2連敗と浮き沈みが激しいジャイルス。UFCデビューはライトヘビー級だったが、次戦からミドル級に階級を落とし、前戦からはウェルター級まで落とした。3連勝の後はドリカス・デュ・プレシに2RKO負け。前戦はコンテンダーシリーズ上がりでUFCデビュー戦のマイケル・モラレスとの対戦で、無敗でほとんどがフィニッシュ勝利というモラレスから、序盤パンチでダウンを奪ったものの、逆にパンチでダウンを奪われパウンドで逆転KO負けを喫した。

今回の相手コシは、全試合1R勝利でコンテンダーシリーズを勝ち上がりUFCデビュー。同じデビュー戦のサーシャ・パラトニコフ相手に1Rダウンを奪ったものの仕留めきれず、ラッシュでスタミナを消耗してしまって2Rになると失速。3Rにパンチを貰ってダウンしたところにパウンド連打をもらってKO負けでMMA初黒星を喫した。それから1年10ヶ月ぶりの再起戦。なお、コンテンダーシリーズでは同日に兄のオリオン・コシもキャリア全フィニッシュ勝利でUFC契約を決め、同じように初戦KO負けでMMA初黒星を喫したが、今年7月の2戦目で勝利している。

両者様子見で見合いが続く。詰めるジャイルスだが、コシが出る素振りを見せると下がる。両者牽制程度の打撃を出すのみ。コシが飛び込んでパンチを放ったがかわされる。残り1分。右をヒットさせたジャイルス。ホーン。

1R手数でジャイルス。手数でも負けているコシは、最後にポイントを取り返そうという動きもなかった。

2R。ようやく出てきたコシだが、間合いに入ろうとしたところでジャブをもらう。ジャイルスはまだ様子見。ミドルを入れるコシ。ジャイルスは手数を増やしてきた。しかし自分からは出ずに待ちの態勢。間合いに入るとミドル。コシ詰めては行っているが手が出ない。ジャイルスがパンチを放つと右フックを当てるコシ。手を出せなくなるジャイルス。コシも自分からは手を出さないため、またお見合いに。蹴りを入れていくジャイルス。大振りのパンチで出たコシだが、ジャイルスはかわして組みつきバックに回る。スタンドバック。ホーン。

2Rジャイルス。

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MMA Report UFC UFC ESPN29 サーシャ・パラトニコフ ブログ ラミズ・ブラヒメジ

【UFC ESPN29】「ロシアンはタップしない」。ブラヒメジがRNCでパラトニコフを落とす

<ウェルター級/5分3R>
ラミズ・ブラヒメジ(米国)
Def.1R2分33秒by RNC
サーシャ・パラトニコフ(香港)

前後でのステップを踏み、左ジャブを伸ばしたパラトニコフに対し、ブラヒメジが真っすぐ飛び込んでケージ際でテイクダウンを奪う。すぐに立ち上がったパラトニコフをボディロックから持ち上げてもう1度テイクダウンへ。パラトニコフは、腹ばいになったブラヒメジの差していた腕に腕十字を仕掛けるが、セットできず下になる。ハーフから肩固めを狙うブラヒメジがマウントに移行する。右手で背中越しに右手を掴んで殴られたパラトニコフが背中を見せる。RNCを仕掛けられたパラトニコフはヒジを押し上げて耐えていたが、落ちて勝負は決した。

「ここ2年はハードだった。DCを前にして泣きそうになるけど、そうはなりたくない(笑)。彼はロシアンだからタップをしない。この勝利を楽しみたい。この2年は本当に辛かったから」と勝者は話した。


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News UFC UFC ESPN29 アレッシャンドリ・パントージャ イグナシオ・バハモンデス クレイ・グイダ サーシャ・パラトニコフ トレヴィン・ジョーンズ ブライアン・ケレハー ブランドン・ロイヴァル ブログ マーク・マドセン

【UFC ESPN29】計量終了 トレヴィン・ジョーンズ、4度目の正直(?)はキャッチウェイト戦

【写真】2カ月で4人目の対戦相手──が、体重オーバーもトレヴィン・ジョーンズは絶対にオクタゴンに入りたかっただろう (CZuffa/UFC

21日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN29「Cannonier vs Gastelum」の計量が、20日(金・同)に行われた。

メインでミドル級のジャレッド・キャノニア✖ケルヴィン・ガステラムが組まれている同大会、計量失敗はバンタム級でトレヴィン・ジョーンズと戦うサイドユカップ・カクラモノフが、3.5 ポンド・オーバーでファイトマネーの20パーセントをジョーンズが手にしてキャッチウェイト戦で戦うこととなった。


そのジョーンズ、今年の3月にマリオ・バウティスタをアッパーからパウンドアウトでUFC初勝利(昨年8月のチムール・ヴァリエフ戦の勝利は、テストでマリファナ使用が発覚しNCとなった)以来、7月に2試合、8月に1試合と3試合連続で試合が流れている。

トニー・ケリー、ロニー・ローレンス、マナ・マルチネスと対戦相手の欠場が続き、明日こそは契約体重だろうが、4度目の正直──絶対にケージインしたいジョーンズだ。

ジョーンズ✖カクラモノフ、クレイ・グイダ✖ジ・オリンピアン=マーク・マドセン、アレッシャンドリ・パントージャ✖ブランドン・ロイヴァルなど、今大会はメインカードで6試合が組まれている。

同様に6試合が組まれたプレリミ、そのオープニングマッチではAngel’s FCウェルター級王者からUAEWを経てオクタゴンで1勝1敗のサーシャ・パラトニコフが、米軍で日本滞在経験のあるラミズ・ブラヒメジと戦う。

また第2試合では昨年のコンテンダーシリーズから、今年の4月にUFCデビューもジョン・マクデッシにスプリットで競り負けたイグナシオ・バハモンデスが出場する。ルーズベルト・ロバーツを相手に今回こそ本領発揮でき、バハモンデスがドミニク・クルーズ張りのシャッフルMMAを見せることができるか。

加えてブライアン・ケレハー✖ドミンゴ・ピラルテなど、序盤戦から興味深い試合が組まれているUFC ESPN29だ。

■視聴方法(予定)
8月1日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN29対戦カード

<ミドル級/5分5R>
ジャレッド・キャノニア: 185ポンド(83.91キロ)
ケルヴィン・ガステラム: 186ポンド(84.37キロ)

<ライト級/5分3R>
クレイ・グイダ: 155ポンド(70.31キロ)
マーク・マドセン: 156ポンド(70.76キロ)

<ヘビー級/5分3R>
チェイス・シャーマン: 256ポンド(116.11キロ)
パーカー・ポーター: 262ポンド(118.84キロ)

<バンタム級/5分3R>
トレヴィン・ジョンソン: 135ポンド(61.24キロ)
サイドユカップ・カクラモノフ: 138.5ポンド(62.82キロ)

<ライト級/5分3R>
ヴィンス・ピッチェル: 155.5ポンド(70.53キロ)
オースティン・ホバート: 156ポンド(70.76キロ)

<フライ級/5分3R>
アレッシャンジ・パントージャ: 126ポンド(57.15キロ
ブランドン・ロイヴァル: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フェザー級/5分3R>
ルイス・サルダーニャ: 146ポンド(66.22キロ)
オースティン・リンゴ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<バンタム級/5分3R>
ブライアン・ケレハー: 136ポンド(61.69キロ)
ドミンゴ・ピラルテ: 136ポンド(61.69キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ビー・マレッキ: 135ポンド(61.24キロ)
ジョシアニ・ヌネス: 136ポンド(61.69キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ウィリアム・ナイト: 206ポンド(93.44キロ)
ファビオ・チェラント: 205ポンド(92.99キロ)

<ライト級/5分3R>
ルーズベルト・ロバーツ: 154.5ポンド(70.08キロ)
イグナシオ・バハモンデス: 154ポンド(69.85キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ラミズ・ブラヒメジ: 171ポンド(77.56キロ)
サーシャ・パラトニコフ: 170ポンド(77.11キロ)

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Report UFC UFC ABC02 インパ・カサンガネイ サーシャ・パラトニコフ ブログ

【UFC ABC02】インパ・カサンガネイが足のフックなしのRNCでパラトニコフから一本勝ち

<ウェルター級/5分3R>
インパ・カサンガネイ(米国)
Def.2R0分26秒by RNC
サーシャ・パラトニコフ(香港)

距離を詰めるカサンガネイに対し、左を伸ばして右ローを蹴るパラトニコフ。カサンガネイは左フックを当て、蹴り足をキャッチして右フックを入れる。離れたパラトニコフに組みついたカサンガネイが、ボディロックテイクダウンに成功する。枕で圧力を掛けるカサンガネイが肩固めに移行していくが、パラトニコフも防いで足を戻す。

パラトニコフはケージを背負って立ち上がると、離れるがカサンガネイが組んで再びボディロックへ。ポジションを入れ替えたパラトニコフだが、再びケージに押し込まれる。パンチを打って離れたカサンガネイは、左ミドルをキャッチしに掛かるが腹を効かされたが、中途半端なダブルレッグを見せる。逆にケージに押し込みワンツーを放ったパラトニコフは、ポジションを入れ替えながらヒザをボディに突き刺す。スピニングバックフィストを見せたパラトニコフが終盤は打撃でリードした。

2R、カサンガネイがワンツーを当てパラトニコフが崩れる。組んでバックを狙ったカサンガネイだが、パラトニコフが前方に振り落とす。それでもシングルでテイクダウンしたカサンガネイは、亀のパラトニコフにノーフックでRNCを極めタップを奪った。


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News UFC UFC ABC02 アーノルド・アレン イグナシオ・バハモンデス サーシャ・パラトニコフ ジム・ミラー ジャック・ショア ジョン・マクデッシ ジョー・ソレツキ スコット・ホルツマン チョン・ダウン ニナ・ヌネス ブログ マッケンジー・ダーン マテウス・ガムロ

【UFC ESPN02】計量終了 最強女子姓=ヌネスになったアンサロフがマッケンジーと。ミラーは37戦目!!!!

【写真】ユニオンジャックを手にフェイスオフに挑んだアーノルド・アレン。名前と顔を一致させてほしいグッドファイターだ(C)Zuffa/UFC

9日(金・現地時間)、10日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ABC02「Vettori vs Holland」の計量が行われた。

ライト級期待のチリ人ルーキー=イグナシオ・バハモンデスは、1ポンドオーバー規約からさらに0.75ポンド重くキャッチウェイト戦でジョン・マクデッシと戦うこととなった。

またエリン・ブランクフィールドと女子バンタム級で戦う予定だったノルマ・ドゥモントが 139.5ポンドと4.5 ポンドもオーバーしており両者の試合は中止となった。


ブランクフィールド✖ドゥモントなキャンセルされてなお13試合組まれたロングラン・イベント、コ・メインのフェザー級戦ではUFCで7連勝、通算戦績16勝1敗の英国人ファイター=アーノルド・アレンが抜擢されソディック・ユースウと対戦する。

ボディフック、ストレートと奥手となる左のパンチ力が抜群のアレン。ギルバート・メレンデスやニック・レンツを勝利しているが、7勝のうち判定勝ちが5試合という選手が、この試合順を任されるのは珍しい。

また女子ストロー級戦でマッケンジー・ダンと戦うニナ・ヌネスとは、女子バンタム級&フェザー級2冠のアマンダ・ヌネスと同性婚し、昨年9月に女児を出産したニーナ・アンサロフのこと。

ヌネス姓、そして母となり始めてケージで戦うが、ブランクは1年10カ月あり、同じくママとして活躍しているマッケンジーに柔術をさせると厳しい戦いになるだろう。

プレリミに目をやると、アジア系から2選手がラインナップに加わっている。

第2試合では韓国から元HEATライトヘビー級王者のチョン・ダウンがUFCで4戦目、そして3連勝を目指す。前回は今大会のメインカード出場のサム・アルヴィーとドローだっただけに、次は上位進出を目指したい。

そしてオープニングマッチに香港在住でAngels FCミドル級王者サーシャ・パラトニコフが出場する。韓国からUAEを経てオクタゴンでデビュー戦でTKO勝ちしており、米国初陣でインパクトを残したい。

そんなプレリミでは上位3試合のライト級が見ものだ。

上記にあるようにバハモンデスは契約体重戦となったが、KSWチャンプ・チャンプからUFCと契約も、初陣を落としたマテウス・ガムロが負けられないスコット・ホルツマン戦に臨む。

UFC最多出場記録36でドナルド・セラーニと並んでいたジム・ミラーは今回のジョー・ソレツキ戦で、単独記録となる37戦目を迎える。2019年のコンテンダーシリーズからUFCと契約したそれ突きは、オクタゴンで2連勝中のグラップラーだ。

トップからパウンド、下から三角、スクランブルでギロチン──ケージで道着柔術も経験しており、極めやポジション奪取への位置取りも巧妙だ。ミラーとしては新記録を勝利で飾りたいが、タフなファイトになることは間違いない。

■視聴方法(予定)
4月11日(日・日本時間)
午前0時30分~UFC FIGHT PASS

■UFC ABC02計量結果

<ミドル級/5分5R>
マーヴィン・ヴェットーリ: 186ポンド(84.37キロ)
ケビン・ホランド: 183.5ポンド(83.23キロ)

<フェザー級/5分3R>
アーノルド・アレン: 145.5ポンド(66.0キロ)
ソディック・ユースウ: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
サム・アルヴィー: 186ポンド(84.37キロ)
ジュリアン・マルケス: 186ポンド(84.37キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ニナ・ヌネス: 115.5ポンド(52.38キロ)
マッケンジー・ダーン: 115ポンド(52.16キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マイク・ペリー: 170ポンド(77.11キロ)
ダニエル・ロドリゲス: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー: 155.5ポンド(70.53キロ)
ジョー・ソレツキ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ライト級/5分3R>
スコット・ホルツマン: 155.5ポンド(70.53キロ)
マテウス・ガムロ: 156ポンド(70.76キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ノルマ・ドゥモント: 139.5ポンド(63.27キロ)
エリン・ブランクフィールド: 135ポンド(61.24キロ)

<ライト級/5分3R>
ジョン・マクデッシ: 153.5ポンド(69.62キロ)
イグナシオ・バハモンデス: 156.75ポンド(71.1キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ヨーガン・デ・カストロ: 261.5ポンド(118.61キロ)
ジャルジス・ダンホー: 255.5ポンド(115.89キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジャック・ショア: 136ポンド(61.69キロ)
ハンター・アジャー: 135.5ポンド(61.46キロ)

<フェザー級/5分3R>
ルイス・サルダーニャ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ジョーダン・グリフィン: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チョン・ダウン: 205.5ポンド(93.21キロ)
ウィリアム・ナイト: 205.5ポンド(93.21キロ)

<ウェルター級/5分3R>
インパ・カサンガネイ: 170.5ポンド(77.34キロ)
サーシャ・パラトニコフ: 170.5ポンド(77.34キロ)

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Report UFC UFC255 サーシャ・パラトニコフ ブログ ルイス・コウシー

【UFC255】エンジェルズF王者のパラトニコフがコンテンダーシリーズ上がりのコウシーを逆転TKO

<ウェルター級/5分3R>
サーシャ・パラトニコフ(香港)
Def.3R2分47秒by TKO
ルイス・コウシー(米国)

コウシーが右ローを2度蹴り、パラトニコフが組みにいく。離れて右ミドルを狙ったパラトニコフは、コウシーの左フックにテイクダウンを合わせる。ギロチンから立ち上がったコウシーにパラトニコフが細かいパンチを纏めて離れる。パラトニコフの右ミドルをキャッチして殴ったコウシーは、前転して逃げようとしたところでバックへ。

後方から殴られる。前転してガードを取ろうとしたパラトニコフは止められ、亀でパンチを連続で受ける。立ち上がり足を止めての打ち合いも、コウシーが圧倒的に打ち勝つ。それでもパラトニコフは左ミドルから右を当て、前に出てくるコウシーにワンツー、右エルボーを打ち込む。

首相撲の攻防でヒザ、ヒジを入れたパラトニコフは跳びヒザに組んできたコウシーを潰し、ワキ腹にヒザ、続いてパンチを纏める。コウシーはスタミナを切らしており、攻撃に切れがなくなったが、頭を動かさないパラトニコフに右をガツンと当てていく。パラトニコフもケージにつめてヒザ蹴り、左ハイを狙う。さらにスピニングバックフィストを当て、パンチのラッシュへ。たまらずテイクダウンをコウシーが狙うが、スプロールしてパウンドを落としたパラトニコフが初回を逆転で取った。

2R、コウシーはすぐにダブルを見せるが遠く、パラトニコフが切ってパウンドを入れる。立ちあがったコウシーの左ローに右を合わせ、ワンツーを放つパラトニコフがスタミナでは完全に上回っている。ジャブを打ち合い、スイッチを交えるパラトニコフが右をヒット。続いてスピニングバックフィストを決めると、動きが落ちたコウシーにパンチを連打し、距離を取り直す。

コウシーのローが急所に入り、試合が中断。両者、ここで息を整えることがどこまでできるか。再開後、コウシーの前蹴りから前に出てパンチを連続で見せる。パラトニコフもヒザを入れたが、勢いを取り戻したのはコウシーだ。パラトニコフは左フックから組みつき、クリンチもレフェリーがブレイクを命じる。前に出るのはコウシー、組みに行ったパラトニコフは「ケージを掴むな」と注意を受ける。スピニングバックフィストからヒザを繰り出したパラトニコフだが、急所蹴りのブレイクから勢いはコウシーのラウンドとなった。

最終回、パラトニコフの左ジャブにダブルレッグを合わせたコウシーが、ケージに押し込んでいく。ケージ際の攻防でケージ掴みを注意されたパラトニコフ、次は減点となる。再開後、すぐにダブルレッグを見せたコウシーだが、続くシングルもしっかりとパラトニコフがスプロールする。コウシーが右を当て、首相撲では腹にヒザを入れ合うと、離れたパラトニコフがスピニングバックキックを決める。

コウシーはここもテイクダウン狙い、切ったパラトニコフの急所にヒザが入る。声を挙げて痛がるパラトニコフだが、心が折れてしまうか。2分を経てリスタートし、前に出るパラトニコフが前蹴り、ジャブを伸ばす。と、コウシーの左の打ち終わりに飛び込んで右ストレートを打ち抜く。

コウシーはテイクダウンを仕掛けるも、切られて亀で止まってしまう。パウンドを連打したパラトニコフはTKO勝ちに勝利の雄叫びを挙げた。「2週間前のオファーにキャンプもできなかった。ルイスは本当にタフガイだし、勝利予想は彼に集中していた。でも、彼は疲れた。みな、僕にテイクダウンを仕掛けてきたから、それを切って殴る練習をずっとしてきたんだ」と勝者は話した。


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News UFC UFC255 アリアネ・リプスキ アレックス・ぺレス アントニーナ・シェフチェンコ サーシャ・パラトニコフ ジェニファー・マイア デイヴィソン・フィゲイレド ブランドン・モレノ ブランドン・ロイヴァル ブログ ルイス・コスケ ヴァレンチーナ・シェフチェンコ

【UFC255】計量終了 世界戦もプレリミも、男女フライ級に注目。タフネス、ウェルター級生き残り合戦

【写真】王者フィゲイレド、挑戦者ペレス──UFCフライ級新時代を思わせる世界戦だ(C)Zuffa/UFC

21日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC255「Figueiredo vs Perez」の計量が20日(金・現地時間)に行われた。

今大会は男女フライ級の世界戦がメインとコメインで組まれており、UFC世界フライ級王者デイヴィソン・フィゲイレドがアレックス・ペレスの挑戦を受け、UFC世界女子フライ級王者ファレンチーナ・シェフチェンコはジェニファー・マイアを相手に防衛戦を戦う。


7月にジョセフ・ベナビデスを破り、フライ級の頂点に立ったフィゲイレドにとって今回の試合は初防衛戦だ。当初の予定では元バンタム級王者コディ・ガーブラントが挑戦する予定だったが、上腕二頭筋の肉離れて欠場となりペレスに挑戦権が巡ってきた。

ペレスはチーム・オーヤマ所属のファイターで、卓越したレスリングテクニックの持ち主でありながら、打撃の成長も著しく6月にはジョズエ・フォーミガをカーフキックでKOしている。今回は総力戦、レスリング&グラップリングも交えたペレスの全能力が上手く回転すればバックチョークや肩固めという──抑えて極めるサブミッション、スクランブルのなかでのギロチンやアナコンダ、ダースチョークという絞め技での王座奪取を有りうる。

殴って蹴っては当然として、組んでも強く、寝技で仕留める力を持つP4Pといっても過言でないシェフチェンコは、4度目のタイトル防衛戦で8月にジョアン・カルダーウッドを腕十字で仕留めたマイアの挑戦を受ける。

マイアとしては爆発力とパンチの回転力をフル活用して戦いたいところだが、フック系のパンチをかわす術に長けているチャンピオンは、挑戦者の隙をついた打撃で削って完封&完勝しても不思議でないだけ完成度は高い。

この他、マウリシオ・ショーグンが出場するメインカードも興味深いが、プレリミでは世界王座争われる階級の試合が見所満点だ。

フライ級ではブランドン・モレノとブランドン・ロイヴァルのブランドン&LFAフライ級王者対決が組まれた。

1度はUFCを離れたモレノだが、フライ級の活動続行を受けLFAフライ級王者からカムバック。ここからは限りなく白星に近かったアスカル・アスケロフとのドローを含め、3試合負けなしの状態だ。

一方ロイヴァルはコンテンダーシリーズ出場が決まっていたが、コロナ需要もありUFCと飛び級で契約を果たす。デビュー戦でタイトルコンテンダーのティム・エリオットを肩固めで破り、カイ・カラフランスをギロチンで一蹴している。スクランブルの向こう側、動き続けるなかでフィニッシュを狙う姿勢のロイヴァルは、下からの攻めにも絶対の自信を持つ。

女子フライ級ではチャンピオンの実姉アンニーナ・シェフチェンコが、ブラジルの美獣──クイーン・オブ・バイオレンスことアリアネ・リプスキと戦う。

KSW王者からUFCに転じ、2連敗から2連勝と調子を上げてきたリプスキはリーチ&上背で上回るアントニーナを相手に、アグレッシブな打撃だけでない部分で詰める必要がある勝負だ。

オープニングマッチでは今年のコンテンダーシリーズからのステップアップ組ルイス・コスケが、韓国のAngel’s Fightウェルター級王者で、UAEウォリアーズを経てオクタゴンに辿り着いたサーシャ・パラトニコフと相対する。

対照的なプロセスを経てUFCに辿り着いたコスケ✖パラトニコフを始め、ウェルター級戦は4試合が組まれた。アラン・ジョバーン✖ジャレッド・グッデン、ニコラス・ダルビー✖ダニエル・ロドリゲスらは佐藤天と絡むことも十分にあり得るファイター達のサバイバル戦だ。これら3試合と違いメインで組まれたウェルター級戦=マイク・ペリーとティム・ミーンズの一番は、ペリーが5.5ポンドの大幅オーバーながらキャッチ戦として実施される。

■視聴方法(予定)
11月22日(日・日本時間)
午前8時30分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWライブ

■UFC255計量結果

<UFC世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]デイヴィソン・フィゲイレド: 125ポンド(56.7キロ)
[挑戦者]アレックス・ペレス: 124.5ポンド(56.47キロ)

<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ヴァレンチーナ・シェフチェンコ: 124.5ポンド(56.47キロ)
[挑戦者]ジェニファー・マイア: 124.5ポンド(56.47キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マイク・ペリー: 175.5ポンド(79.6キロ)
ティム・ミーンズ: 171ポンド(77.56キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン: 125.75ポンド(57.03キロ)
シンシア・カルヴィーロ: 124.5ポンド(56.47キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マウリシオ・ショーグン: 205.5ポンド(93.21キロ)
ポール・クレイグ: 205.5ポンド(93.21キロ)

<フライ級/5分3R>
ブランドン・モレノ: 125ポンド(56.7キロ)
ブランドン・ロイヴァル: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョアキン・バックリー: 182.5ポンド(82.78キロ)
ジョーダン・ライト: 185ポンド(83.91キロ)

<女子フライ級/5分3R>
アントニーナ・シェフチェンコ: 125ポンド(56.7キロ)
アリアネ・リプスキ: 126ポンド(57.15キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニコラス・ダルビー: 170ポンド(77.11キロ)
ダニエル・ロドリゲス: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アラン・ジョバーン: 170.5ポンド(77.34キロ)
ジャレッド・グッデン: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル級/5分3R>
カイル・ダウカウス: 185.5ポンド(84.14キロ)
ダスティン・ストーツフス: 184.5ポンド(83.68キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ルイス・コスケ: 170ポンド(77.11キロ)
サーシャ・パラトニコフ: 170.5ポンド(77.34キロ)

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【UAEW13】Angel’s Fightミドル級王者サーシャ・パラトニコフが代役テオドロからアッという間のKO勝ち

<ミドル級/5分3R>
サーシャ・パラトニコフ(香港)
Def.1R1分23秒 by TKO
パウロ・テオドロ(ブラジル)

韓国のAngel’s FCミドル級王者パラトニコフが、スクランブル出場のテオドロと対戦。左を伸ばしたテオドロに対し、パラトニコフは後ろ回し蹴りからワンツーを繰り出す。最初のクリンチでテオドロの放った左ヒザが、パラトニコフの急所に入る。すぐに試合は再開されパラトニコフは左ロー、右ストレートから左を当てると、テオドロがそのままケージまで下がる。追撃のパンチを受けてしゃがみ込んだテオドロにパンチをまとめたパラトニコフがアッという間に勝利を決めた。


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News other MMA UAEW13 キム・ギョンポ クリス・バーネット サーシャ・パラトニコフ チャイ・ルイスペリー ファビオ・マルドナド ブログ ムン・ギボム

【UAEW13】計量終了 トンプソン欠場でバーネットはプロ初陣の相手と。AFC王者サーシャは相手が陽性に

【写真】メインのヘビー級王座決定戦は問題なく行われそうだ(C)UAE WARRIORS

24日(木・現地時間)、25日(金・同)にアラブ首長国連邦のドバイ首長国、シーザースパレス・ブルーウォーター内ザ・ロタンダで開催されるUAE Warriors13の計量が行われている。

日本で活躍してきたキム・ギョンピョ、トップノイ・タイガームエタイらが出場する同大会、メインはADWヘビー級選手権試合=チャイ・ルイスペリー✖ファビオ・マルドナドが組まれているが、計量結果はオフィシャルでもアップされていない。

そんななか、いくつかのカード変更が見られた。


まずクリス・バーネットと対戦予定だったオリ・トンプソンが欠場となり、英国のアマチュアファイターのアーメッド・ティジャニ・シュフと戦うことになった。

シェフはアマ戦績2勝1敗、2年半ぶりの実戦がプロ初陣でバーネット戦というまさにスクランブル発進だ。

トンプソンの欠場理由は発表されていないが、Angel’s Fightミドル級王者サーシャ・パラトニコフと戦う予定だったオマル・フセインが、新型コロナウィルスの検査で陽性となり欠場に。

パウロ・セオパルドなる相手がスクランブル発進することが明らかとなっている。

■視聴方法(予定)
9月25日(金・日本時間)、
午後11時00分~ YouTube UAE Warriors Official Channel

■UAE Warriors13対戦カード

<ADWヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]チャイ・ルイスペリー(英国)
[挑戦者]ファビオ・マルドナド(ブラジル)

<73キロ契約/5分3R>
キム・キョンピョ(韓国)
イスラム・マメドフ(ロシア)

<62キロ契約/5分3R>
フアレス・ディア(カメルーン)
ザビエル・アラウイ(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
タリク・スレイマン(シリア)
ピョートル・バラウスキー(ポーランド)

<ヘビー級/5分3R>
アーメッド・ティジャニ・シュフ(英国)
クリス・バーネット(米国)

<女子フライ級/5分3R>
マノン・フィルホ(フランス)
ナオミ・タタログル(オランダ)

<ミドル級/5分3R>
パウロ・セオパルド(──)
サーシャ・パラトニコフ(香港)

<ミドル級/5分3R>
イマンシャフ・アリエフ(ロシア)
イライアス・パクニク(ノルウェー)

<ミドル級/5分3R>
ハシェム・アルハガ(ヨルダン)
ユーリ・フラガ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
クリスティアン・ステリオ(ギリシャ)
ケイシー・オニール(英国)

<74キロ契約/5分3R>
アブドゥラ・アルブシェリ(クウェート)
ディーン・ベリー(アイルランド)

<59キロ契約/5分3R>
イザック・ピメンテウ(ブラジル)
トップノイ・タイガームエタイ(タイ)

<フェザー級/5分3R>
アグシン・ババエフ(アゼルバイジャン)
ムン・ギボム(韓国)

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