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【DEEP OSAKA IMPACT2024#01】MANAと対戦、ストライカー栗山葵「攻めるためのレスリングも」

【写真】人柄とMMAの姿勢が伝わってくるかのような笑顔。次はヒョウ柄もお願いしますっ!!(C)SHOJIRO KAMEIKE

17日(日)、大阪市住吉区の錦秀会住吉区民センター大ホールで開催されるDEEP OSAKA IMPACT2024#01で、栗山葵がMANAと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

栗山は2022年からスタートしたDEEP JEWELSのフライ級トーナメントでは中井りんに敗れ、ベルトに届かなかった。しかし2022年以降の敗戦は中井戦のみで、現在は2試合連続KO中だ。その栗山に、明らかに変わってきたファイトスタイルと、所属するスモーカージムの変化について訊いた。


――栗山選手といえば、どうしてもタトゥーとヤンチャ時代のお話が多いですね。

「アハハハ、どうしても多くはなってしまいますね。私もそれで売っていきたい、というわけじゃないんですけど(苦笑)」

――確かにタトゥーは目立ちますが、そのために苦労も多いだろうとは思います。

「一番はお風呂ですね。私はお風呂が大好きなんですけど、やっぱり入れない銭湯は多くて。入れたとしても、他の人の視線は強いです。あとは冠婚葬祭の時に隠し切れないと困るとか――私としては『しゃあないわ!』と思っていますね。自分が選んだことですし」

――栗山選手が格闘技を始めたのは25歳の時で、その頃にもうお仕事にも就いていたのですよね。

「はい。建築の仕事に就いたのは17歳の時でした。2年生の時に高校を辞めていて」

――17歳から今まで現場のお仕事をされていると、管理職も経験しているのではないでしょうか。

「職長(※建設現場における責任者)もやっていました。ただ、本気でMMAに取り組むために、ここ1~2年はあまり現場には出ていなくて。

2021年2月、杉山しずかさんに負けたじゃないですか。あの試合はMMAを始めて1年ぐらいで、ホンマに悔しかったんですよ。MMAのことを何も知らずに、恥ずかしい負け方をして。もっともっとMMAをやりこまなアカンと思いました。私も当時26歳で、MMAとの向き合い方を考えるなら、これが最後のチャンスや――と」

――杉山戦の前と後では、どのような点が一番大きく異なりますか。

「気持ちの面は変わっていないです。やっぱりMMAの知識や技術の面では違いますよね。今5~6年MMAをやってきて、ようやく分かることもあるじゃないですか。『あの時あのレベルで、よう試合に出ていたな』とか思ったり(苦笑)」

――もともとサッカーをやっていた栗山選手がMMAでは立ち技主体のスタイルを選択した。それは所属するスモーカージムのスタイルも関係しているでしょう。ただ、その場合「盛り上げるために立ち技で、打撃で試合をする」と考えるファイターも少なくないです。

「はい、そうですね」

――一方でスモーカージムの場合は意識が変わってきたと思います。試合でテイクダウンされると、応援団から「立て! 立て!」と声が掛かる。その中には「お前は立たな勝たれへんぞ!」という声が混ざっていました。

「そのとおりです。勝つために、打撃で倒すために――その気持ちは同じやと思います」

――そのためにジムの練習もスタンドが中心となるのですか。

「2年前ぐらい前までは、練習もスパーリング中心でした。3~4時間ずっとスパーリングしているような……。その練習が変わっていったのは、(萩原)京平君がRIZINに出始めてからです。『もっと組みの練習をせな勝たれへん』って、チーム全体で組みの練習に取り組むようになりました。壁際の攻防はもちろん、寝かされてもすぐに立てるように」

――それはジムに組みの指導者を招くようになったのでしょうか。それとも出稽古ですか。

「私の場合は、まず出稽古でした。関西のジムもそうですし、東京でも練習させてもらっています。京平君も岸本泰昭さんに教わったり、その内容をスモーカージムに持ち帰って確認していますね。私はカルペディエム芦屋のプロ練習に参加させもらい、そこで知り合ったパンクラス稲垣組の北方大地さんにも、レスリングを教わるようになりました」

――カルペディエム芦屋のプロ練習に参加しているのですか。他に女性はいますか。

「サダエ・マヌーフさんが来てはるぐらいで、基本的に男の人ばかりですね。東京だと同じぐらいの体格の女子選手も多いじゃないですか。今の自分がどれくらい通用するのか確認するために、東京でも練習させてもらっています。

レスリングの練習をしていて、打撃面についても気づくことがありました。組まれた時にテイクダウンのディフェンスをする。でも、その時点ですでに後手に回っているわけですよね。それはディフェンスのことだけを考える状態になっていて。もちろんディフェンスしたあとに打撃を当てることがベストやけど、守るためのレスリングばかりを考えていてはアカンって思うようになったんです。攻めるためのレスリングも学ばないといけないっていう自覚も生まれてきて」

――確かにスモーカージムの選手の試合も変わってきたと思います。ケージに押し込まれた選手が差し返して、逆に投げを打つ場面もあります。しかし仰る通り、まずケージに押し込まれないために何をするべきか。栗山選手の場合は圧倒的に蹴りの数が増え、まず蹴りで相手を下がらせてからパンチを当てるようになりました。

「最近それをメッチャ言われるんですよ。戦い方を考えるようになったのは、去年2月に中井りん選手に負けてからですね。以前は打撃に自信があったとしても、組まれるのが怖いから後ろ重心というか……構えも腰が引けていて。だから弱いパンチしか当てることができませんでした。でもレスリングを教わることで組みにも自信がついて、より前に出ることができるようになったとは思います」

――大阪でもスコーピオンジムで女子選手が集まって練習するようになりました。

「スコーピオンジムは毎週土日に女子練習会が行われています。今は私もテイクダウンディフェンス、倒されないことを重点的に練習していますけど、これからはシフトチェンジも必要になってくるとは思うんですね。先ほども言ったとおり倒されないだけでなく、寝かされても立ち上がること。あるいは寝技の攻防をしながら立ち上がること、ですね。ただただ寝技の攻防を嫌がっていては勝てないと思うので。

たとえば須田萌里ちゃんと練習していたら、私のほうが体格も大きいし、力だけで抑え込めるかもしれないです。でも、それじゃダメなんですよね。彼女の柔術の技術は高い。だから彼女の技に対して、私も技で対応しないと練習にならないじゃないですか」

――確かに、そのとおりです。

「カルペディエムでも、背中を着かされてから立ち上がる練習もしています。最初に岩﨑(正寛カルペディエム芦屋代表)さんから言われたのは、『まずは何回も繰り返して練習すること。そうしないと寝技は身に付かない』と。それからずっと打ち込みから続けていて。

それでスモーカージムの練習も変わってきました。スパーは出稽古先でやらせてもらう。ジムでは打撃もミット、組み技も打ち込みが中心になって。そういうことがホンマに大事なんやなって思うようになりましたね」

――さらにスモーカージムの選手の場合は、1Rに押されていてもインターバル中に、松山誠代表に気合いを入れられて2Rから復活するという。

「アハハハ! (桑本)征希は特にそういうタイプですね。インターバルのあとは明らかに動きが違う(笑)。他の選手もそうですし、やっぱりジムのファミリー感であり、信頼感があると思います」

――なるほど。次はMANA選手という、まさに今スモーカージムで取り組んでいることを証明するための試合は組まれました。

「MANA選手が柔道出身で、まず組んでくる選手ですからね。それは今までの試合も同じなので、MANA選手対策というよりは自分のレベルアップのほうが重要だと思っています。柔道ベースの選手対策は、前回の齊藤百瑚戦からやっていて――BLOWSにも出稽古に行かせてもらっているんですよ。そこで柔道出身の方に『ここはこうしたら、相手はこう来る』みたいなことを教わって、シチュエーションスパーもやらせてもらっています。

DEEPジュエルスのフライ級トーナメントでは中井りん選手に負けて、ベルトには届きませんでした。あの時よりも強くなっている実感があるんです。それだけの練習をさせてもらっていると思うので。今大会のメインで試合をするDEEPジュエルス王者の松田亜莉紗さんをはじめ、大島沙緒里さん、本野美樹さんなど同年代の選手が活躍しているなかで、私も早く追いつきたいです」

■視聴方法(予定)
3月17日(日)
午後2時00分~DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、ツイキャス

■DEEP OSAKA IMPACT2024#01対戦カード

<女子フライ級/アマチュアSPルール 3分2R>
山口恵(日本)
中本飛鳥(日本)

<女子54キロ契約/アマチュアSルール 3分2R >
橋本葵(日本)
高橋沙羅(日本)

<女子アトム級/アマチュアSルール 3分2R>
セアリ(日本)
SAAYA(日本)

<ライト級/アマチュアSルール 3分2R>
中尾天丸(日本)
萩野王昇(日本)

<フライ級/5分2R>
綿谷誠(日本)
上谷章(日本)

<フェザー級/5分2R>
延命そら(日本)
藤田宇宙(日本)

<フライ級/5分2R>
井上暉也(日本)
飴山聖也(日本)

<バンタム級/5分2R>
江田塾長こうすけ(日本)
千種純平(日本)

<バンタム級/5分2R>
田中壱季(日本)
キャプテン禎(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
松田亜莉紗(日本)
マドンナ・ザ・ロケット(タイ)

<女子フライ級/5分2R>
栗山葵(日本)
MANA(日本)

<フェザー級/5分2R>
瀧口脩生(日本)
銀グラップリングシュートボクサーズ(日本)

<ウェルター級/5分2R>
鈴木琢仁(日本)
角野晃平(日本)

<バンタム級/5分2R>
上田直毅(日本)
MG眞介(日本)

<バンタム級/5分2R>
内山拓真(日本)
山﨑鼓大(日本)

<メガトン級/5分2R>
ステファン“スマッシュ”(フランス)
竹内龍吾(日本)

<女子45.5キロ契約/5分2R>
古林礼名(日本)
上瀬あかり(日本)

<女子ミクロ級/5分2R>
ジャカ季美香(日本)
こゆき(日本)

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『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』フルファイト動画

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 2月24日にSAGAアリーナで開催された『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』のうち、6試合のフルファイト動画がアップされています。以下、動画です。続きを読む・・・
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【RIZIN LANDMARK08】スクランブル出場の大島、袈裟固めを返したロペスに十字を極める

<女子スーパーアトム級/5分3R>
大島沙緒里(日本)
Def.2R3分18秒 by 腕十字
クレア・ロペス(フランス)

ロペスが左ローを見せた。大島はがロペスの右ローに右ストレートを合わせる。左を突きながら組んだ大島がテイクダウンし、ロペスの左腕をキムラで抱える。パスした大島はキムラ・リバーサルを連発して上を取る。しかしロペスがトップに回ると、大島は腕十字に切り替えたがロペスが立ち上がった。背中を着けたままの大島に対しブレイク、スタンドアップが命じられる。スタンドで再開後、打撃の交換から大島がダブルレッグでロペスに背中を着かせた。しかしロペスが足を上げると大島が立ち上がる。

スタンドで組むと、大島は内股で投げるもロペスに防がれ、自身が下になってしまう。背中を着けたままの大島に対し、立ち上がったロペスがローで伺う。ここでレフェリーがブレイクを命じた。再開後、ロペスの左ジャブが大島の顔面を捕らえる。さらに右ショートのカウンターを当てたロペス。残り25秒で大島がニータップでグラウンドに持ち込み、パスして袈裟固めへ移行したが、すぐにロペスがリバーサルしてトップを奪い初回を終えた。

2R、大島が左インローを連打し、右ストレートを当てる。しかしロペスの右の打ち下ろしが大島の顔面に突き刺さる。続けてパンチを受けた大島は、ダブルレッグで入るもスプロールされてしまう。立ち上がった大島の顔面に、ロペスがパンチの連打を叩きこんだ。大島はシングルレッグでグラウンドに持ち込む。ハーフガードのロペスに対し、パスから腕十字を仕掛けたが、ロペスが腕を抜いて立ち上がった。背中を着けている大島に、ローとボディへのパンチを落とすロペス。ここもレフェリーがブレイクを掛けた。

スタンドで再開されると、大島が左アッパーから距離を詰めるも、ロペスのパンチが当たる。大島は首投げから強引にグラウンドに持ち込むと、袈裟固めへ。またもロペスに返されたが腕十字に切り替え、うつ伏せになって腕を伸ばしタップを奪った。

試合後、マイクを握った「浜崎選手じゃなくて、ごめんなさい。まだまだ朱加さんの背中を追いかけて頑張ります。精神的に悩んだり、試合に負けたり、いろんな気持ちのなかで今日は勝つことができて嬉しいです。今RIZINでは連勝中なので、チャンスを頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします。今日はRIZINで戦えて幸せです。ありがとうございました」と挨拶した。


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【RIZIN LANDMARK08】堀江圭功戦前に2つの試練。ルイス・グスタボ「ライト級に上げたことを後悔させる」

【写真】ケージに足を踏み入れる時点で、すでに勝者と言いたくなる。これを当然と捉えられるのは、本当に強い (C)MMAPLANET

24日(土)、佐賀県佐賀市のSAGAアリーナで開催されるRIZIN LANDMARK 08のメインイで堀江圭功と対戦するルイス・グスタボ。
Text by Manabu Takashima

昨年4月に武田光司に勝利して以来、10カ月振りの試合は機内で過ごす時間でも30時間という長い旅路の果てに実現する。加えて来日2日は計量が控えている。ケージに足を踏み入れるまでに2つの勝利が必要ならグスタボは、「日本で戦うことが目標だから、当然のこと」と断言した。


――今回、九州の佐賀という街での試合となります。実際、自分は佐賀に行ったことがありません。東京での試合とはまた違うと思いますが、いかがですか。

「日本人なのに、佐賀に来たことがないんだ(笑)。今回、佐賀に来ることができたようにRIZINで日本の色々な街を訪れることができて凄く嬉しい。RIZINには日本中でイベントを開いてほしいよ。そして、RIZINがもっと大きくなってほしい」

──押忍。東京よりも最後に一つ飛行機に乗る回数が増えたのではないですか。

「そうだね。東京から福岡までの分、いつもより長かったよ。飛行機のなかにいるだけでも30時間だった」

──う~ん、もう尊敬しかないです。最近は米国経由というのが少なくなっていますが、どのような経路で福岡までやってきたのですか。

「クリチバからサンパウロまで1時間、それからフランクフルトまで13時間。そして東京まで13、14時間。そこから福岡まで2時間弱かな」

──……。言葉が出てこないです。私もブラジルへ取材に行ったことがあるのですが、最後にサンパウロで入国をしてから、リオデジャネイロまでの短時間のフライトが厳しくて……。

「減量もあるので、サンパウロを飛び立ってから常に厳しい。でも、良い試合をしたくて日本に来ているから」

──有難い言葉です。それだけ長い間飛行機に乗っていると、体調管理の面で機内で気を付けている部分はありますか。

「特に何もやっていない。機内食でタンパク質のモノは口にするけど、炭水化物は摂らないようにしているぐらいだよ。とにかく計量を終えて、しっかりと水分補給をする。そこに集中しているよ」

──移動、計量。試合前に2つの勝負を乗り越えているようなモノですね。

「そういう気持ちにはなるよね。でも僕が日本に来るのは戦うことが目的だから、移動も減量も乗り越えて当然のことさ」

──押忍。本当に素晴らしいです。では10カ月振りの試合になります。これだけインターバルが空いたのは、なぜですか。

「すぐにでも試合はしたかったけど、ケガをしてしまってできなかったんだ」

──そうだったのですね。

「でも、今は何も問題ないよ。神は正しい道に導いてくれるからね。試合をする。それは一番簡単なことで。日々、ブラジルでの練習、ケガと向き合うことの方がずっと厳しい戦いなんだ。そこを経て試合をするんだから、心の底から楽しんで戦うつもりだよ。ファンの皆に、良いファイトを見せたいと思っている。

そして今年は、あと3試合は戦いたい。チャンピオンベルトを獲って、防衛もしたい。日本の格闘技史にルイス・グスタボの名を刻みたいんだ」

──そのためにも大切な一戦。対戦相手の堀江選手の印象を教えてください。

「どの試合も大切だよ。今回の試合も、そのなかの一つ。目標を達成するための一つの試合。そしてホリエにとって、15分間の悪夢になる」

──どのように悪夢を見せようと思っていますか。

「スタンドでも、グラウンドでも叩き潰し続ける」

──堀江選手はフェザー級から階級を上げて、自身のパフォーマンスを発揮できるようになったという風に言われています。

「僕はずっとライト級で戦ってきたから、そこは絶対にアドバンテージになる。ライト級に上げてきたことを後悔させてやる」

──では、改めて試合に向けての意気込みをお願いします。

「日本でまた戦うことができて、本当に嬉しい。最高のショーにしたい。皆が買ってくれたチケットの価値を高めるような試合をするので、会場でも僕にポジティブなエネルギーを与えて欲しい。皆の期待に応えるので」

■視聴方法(予定)
2月24日(土)
午後12時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

■ RIZIN LANDMARK08 計量結果

<ライト級/5分3R>
ルイス・グスタボ(70.95キロ)
堀江圭功(70.95キロ)

<フェザー級/5分3R>
摩嶋一整(65.75キロ)
今成正和(65.35キロ)

<ライト級/5分3R>
矢地祐介(71.00キロ)
白川陸斗(71.00キロ)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
大島沙緒里(47.85キロ)
クレア・ロペス(48.90キロ)

<フェザー級/5分3R>
芦田崇宏(65.95キロ)
鈴木博昭(65.90キロ)

<ウェルター級/5分3R>
阿部大治(76.95キロ)
押忍マン洸太(76.95キロ)

<バンタム級/5分3R>
瀧澤謙太(60.85キロ)
野瀬翔平(60.95キロ)

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(56.55キロ)
上田将年(56.90キロ)

<キック・58キロ契約/3分3R>
寺田匠(57.90キロ)
冨永武聖(57.70キロ)

<60キロ契約/5分2R>
RYOGA(59.80キロ)
堺龍平(59.50キロ)

<フライ級/5分3R>
八尋大輝(60.65キロ)
荒木雄登(60.90キロ)

<キック・62.5キロ契約/3分3R>
REITO BRAVELY(62.30キロ)
古村匡平(62.40キロ)

<キック・62.5キロ契約/3分3R>
般若HASHIMOTO(62.50キロ)
力斗(62.30キロ)

<キック・53キロ契約/3分3R>
石郷慶人(52.85キロ)
片島聡志(52.55キロ)

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【RIZIN LANDMARK08】計量終了。九州&山口勢が多数参戦――福岡の野瀬翔平が瀧澤謙太と対戦へ

【写真】計量の模様はYouTubeチャンネルで中継された。野瀬と瀧澤、この身長差は試合に影響を及ぼすか (C)SHOJIRO KAMEIKE

24日(土)、佐賀県佐賀市のSAGAアリーナで開催されるRIZIN LANDMARK 8 in SAGAの計量がヒルトン福岡シーホークで行われた。出場選手は全員、計量をクリアしている。
Text by Shojiro Kameike

RIZIN初となる佐賀大会は、九州ならびに山口県在住あるいは出身のファイターたちが多数参戦する。山口県在住の摩嶋一整は当初、前RIZINフェザー級王者ヴガール・ケラモフと対戦予定であったが、ケラモフが来日不可能となり相手が今成正和に変更されている。計量をクリアした摩嶋は「今成選手と戦えるのは光栄です。明日はレベルの高い攻防を見せられると思います」と語った。

また、北九州を拠点に戦う田中半蔵との試合が組まれていたトゥラル・ラグモフもケラモフと同様、来日不可能に。一方の田中も右腓腹筋損傷で全治4週間のため、今大会は欠場することとなった。元RIZIN女子スーパーアトム級の浜崎朱加は山口県出身で、高校卒業は福岡県で柔道選手として活躍していた。今大会でクレア・ロペスと対戦予定であったが、こちらも負傷で欠場に。代わりにチームメイトの大島沙緒里がロペスと戦う。

九州勢の中でも注目は野瀬翔平の参戦だ。福岡県在住の野瀬は、2年連続でRoad to UFCに出場。いずれもUFC契約には至らずも、昨年12月には神田T-800周一に完勝して再起を果たした。この国内屈指のグラップリングMMAファイターと戦う瀧澤謙太は、現在RIZINで3連敗中と苦しい試合が続いている。ここは空手ベースで、2021年9月には元谷友貴をKOしたパンチの強さを再び見せつけたい。

■視聴方法(予定)
2月24日(土)
午後12時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

■ RIZIN LANDMARK08 計量結果

<ライト級/5分3R>
ルイス・グスタボ(70.95キロ)
堀江圭功(70.95キロ)

<フェザー級/5分3R>
摩嶋一整(65.75キロ)
今成正和(65.35キロ)

<ライト級/5分3R>
矢地祐介(71.00キロ)
白川陸斗(71.00キロ)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
大島沙緒里(47.85キロ)
クレア・ロペス(48.90キロ)

<フェザー級/5分3R>
芦田崇宏(65.95キロ)
鈴木博昭(65.90キロ)

<ウェルター級/5分3R>
阿部大治(76.95キロ)
押忍マン洸太(76.95キロ)

<バンタム級/5分3R>
瀧澤謙太(60.85キロ)
野瀬翔平(60.95キロ)

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(56.55キロ)
上田将年(56.90キロ)

<キック・58キロ契約/3分3R>
寺田匠(57.90キロ)
冨永武聖(57.70キロ)

<60キロ契約/5分2R>
RYOGA(59.80キロ)
堺龍平(59.50キロ)

<フライ級/5分3R>
八尋大輝(60.65キロ)
荒木雄登(60.90キロ)

<キック・62.5キロ契約/3分3R>
REITO BRAVELY(62.30キロ)
古村匡平(62.40キロ)

<キック・62.5キロ契約/3分3R>
般若HASHIMOTO(62.50キロ)
力斗(62.30キロ)

<キック・53キロ契約/3分3R>
石郷慶人(52.85キロ)
片島聡志(52.55キロ)

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【RIZIN】白川陸斗、矢地祐介の発言に怒りあらわ「ホンマにしばき回す」 『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』公開練習

24日に開催される格闘技『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』(SAGAアリーナ)で、矢地祐介と対戦する白川陸斗が19日、都内の所属ジム「JAPAN TOP TEAM」で公開練習を実施。RIZINのYouTubeで公開された動画で、矢地の「白川選手はリスクはないが、こっちはデメリットしかない」という発言に対して、怒りをあらわにした

同大会ではライト級の「矢地祐介vs.キム・ギョンピョ」が決定していたが、キムのケガによる欠場のため、1階級下のフェザー級の白川が代打で出場する。

●RIZIN LANDMARK 8 in SAGA対戦カード
ルイス・グスタボvs.堀江圭功
摩嶋一整vs.今成正和
矢地祐介vs.白川陸斗
大島沙緒里vs.クレア・ロペス
芦田崇宏vs.鈴木博昭
瀧澤謙太vs.野瀬翔平
伊藤裕樹vs.上田将年
阿部大治vs.押忍マン洸太
寺田匠vs.冨永武聖
(オープニングファイト)
RYOGA vs.堺龍平
八尋大輝vs.荒木雄登
REITO BRAVELY vs.古村匡平
般若HASHIMOTO vs.力斗
石郷慶人vs.片島聡志

#RIZIN #RIZINLANDMARK #白川陸斗

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【RIZIN】榊原CEO、ケラモフの欠場を発表 摩嶋一整VS今成正和の対戦が決定 『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』に関する記者会見

24日に開催される格闘技『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』(佐賀県・SAGAアリーナ)についての会見が16日にRIZIN公式YouTubeで配信され、摩嶋一整と対戦予定だったヴガール・ケラモフと、田中半蔵と対戦予定だったトゥラル・ラギモフの欠場が発表された。

ケラモフについては、昨年11月の『RIZIN』アゼルバイジャン大会の公開計量の際にケラモフのチームがトラブルに巻き込まれ、警察に拘束されたと報道された。その後にトラブルの当事者との和解が成立した状況だが、アゼルバイジャン政府が「手続きが完了するまで出国は認められない」という結論になったため、このタイミングで来日することができずに試合は中止となった。

摩嶋の新たな対戦相手は今成正和に決定。田中の新たな対戦相手はアラン・ヒロ・ヤマニハに決定したが、今度は田中が負傷のため欠場することになったため、ヤマニハの出場は取りやめとなった。

また、クレア・ロペスと対戦予定だった浜崎朱加が練習中に「左尺骨骨幹部骨折」により全治5ヶ月の負傷を負ったため、欠場が決定。代役として大島沙緒里が出場し、ロペスと対戦する。

さらに、オープニングファイトでRYOGAと対戦予定だった持田哲兵が怪我により欠場し、代役として堺龍平が出場することも発表された。

●RIZIN LANDMARK 8 in SAGA対戦カード
ルイス・グスタボvs.堀江圭功
摩嶋一整vs.今成正和
矢地祐介vs.白川陸斗
大島沙緒里vs.クレア・ロペス
芦田崇宏vs.鈴木博昭
瀧澤謙太vs.野瀬翔平
伊藤裕樹vs.上田将年
阿部大治vs.押忍マン洸太
寺田匠vs.冨永武聖
(オープニングファイト)
RYOGA vs.堺龍平
八尋大輝vs.荒木雄登
REITO BRAVELY vs.古村匡平
般若HASHIMOTO vs.力斗
石郷慶人vs.片島聡志

#RIZIN #RIZINLANDMARK

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45 Black Combat Black Combat10 DEEP MMA MMAPLANET o YouTube   キム・ウジェ キム・ソンウン キム・ミンウ ケイト・ロータス シン・スンミン パク・シユン パク・ジョンウン パク・チャンス ユ・スヨン 中村大介 大原樹理 大島沙緒里 山本聖悟 彩綺 海外 須田萌里 駒杵嵩大

【Black Combat10】敵地で王者パク・シユンに挑戦、須田萌里「私は自分のスタイルを貫く」

【写真】1月19日にBlack Combat10の計量が行われ、須田は47.74キロ一発クリアで笑顔を浮かべた(C)MMAPLANET

J-MMA 2023-2024、第七弾・須田萌里&雄律の姉妹インタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

後編では姉・萌里のBlack Combat女子アトム級王座挑戦について話を訊いた。萌里は1月20日(土・現地時間)にソウル・ソンブク区にある高麗大学校ファジョン体育館で開催されるBlack Combat10にて、パク・シユンが持つ同女子アトム級王座に挑む。パク・ジョンウン戦のKO負けを経て、現在に至る自身のファイトスタイルとパク・シユン戦について語ってくれた。

<須田萌里&雄律インタビュー Part.1はコチラ


――萌里選手にとって2023年は、どのような1年でしたか。

萌里 いろんなことを経験できましたね。負けも経験しましたし。

――敗戦といえば、5月にはパク・ジョンウンにKO負けを喫しています。それまで打撃を強化していたとはいえ、なぜ1Rから打撃のみの勝負に行ったのでしょうか。

萌里 エヘヘヘ。

――微妙な笑いですね。

萌里 何発か良いのが当たったので、イケるかなぁと思ったんです(苦笑)。

――このような敗戦の時、お父さんの智行さんはどのように見ているのですか。

智行 パク・ジョンウン戦にかんしては、娘が作戦を無視したんですよ。『あ~あ、打ち合いはアカンて言うたのになぁ』と思いながら……。

雄律 たまに思う時があるんですよね。パク・ジョンウン戦は特に、『なんで打撃でやるんかな?』って。すごく勿体ないなぁ、という試合でした。直接は言ってないけど(笑)。

萌里 ……(苦笑)。

――MMAと柔術を並行して戦っている場合、一方で敗戦を経験すると、もう一方の試合出場を抑えようとするケースもあります。萌里選手はMMAでパク・ジョンウンに、グラップリングでマユミ・グラップリングシュートボクサーズジムに敗れた時、何かしら方向転換などは考えなかったですか。

萌里 たとえば柔術をやらずにMMAだけ出るとか、そういうことは全く考えなかったですね。ただ、私はやっぱり組みの選手なので打撃にこだわらず、もっとしっかり組みに行くって考え方に変わりました。

智行 ウチの場合、柔術をやめるという考えはないです。MMAで勝つためにも柔術は大切な要素ですからね。

――なるほど。パク・ジョンウン戦までは、しっかりと打撃の攻防に対応しながら組みに行くスタイルを強化していたと思います。それが9月のケイト・ロータス戦からは、開始早々から組みに行きました。

萌里 あれも作戦です。ケイト戦は『最初から組みに行け』という指示が出ていました。11月の彩綺戦も、『打撃をやらんでも寝技だけで勝てるかな』って。さっきの話でいうと、打撃か寝技か――っていうより、もっと賢く戦わないといけないと思ったんですよ。

引き込むことについても、組んでからテイクダウンを奪うことができたら、それが良いです。でもテイクダウンを奪うまでには、すごく体力も必要じゃないですか。そこで削られて後半に影響が出るなら、引き込んだほうが良い時もあって。引き込みやったら自分の好きな形へ楽に持っていけるから、っていうのも大きいです。

――そして2024年初戦は、韓国Black Combatでのタイトルマッチが決定しました。今回、雄律選手も同行するのですか。

雄律 いえ、僕は行かないです。すごく寒そうですよね……。

萌里 今日はマイナス11度とかって出ていましたよね。とりあえず会場は暖かいから大丈夫だとは思うんですけど(笑)。

――萌里選手は昨年2月に韓国で開催された、DEEP×Black Combatの対抗戦の第一弾を現地でご覧になっていますよね。

萌里 映像や盛り上がり方が凄いですよね。日本のDEEPとも違う良さがあって、次は自分がそこで試合することになって楽しみです。

――Black Combat女子アトム級王者パク・シユンは、昨年9月に行われたDEEPとの対抗戦で大島沙緒里選手を下し、DEEPジュエルスのベルトも巻いています。

萌里 パク・シユン選手はまだDEEPジュエルスの試合が2回目だったのに、ベルトを持っていき――私はずっとDEEPジュエルスに出ているのに、「なんでソッチが先なん?」と思いました(苦笑)。

――萌里選手にしてみれば、列に割り込まれたようなものですか。結果、割り込んできた選手が勝利したことに対してはいかがですか。

萌里 結果は結果なので仕方ないけど……。その時に「今度は私が!」と思いました。

――ではパク・シユン選手の印象を教えてください。

萌里 まず赤林檎選手との試合は、私も同じ大会でアマチュアの試合に出ていたので、現地で見ていました。大島さんとの試合では赤林檎戦とも、その後に出ていたBlack Combatの試合ともスタイルが違っていて。試合ごとに違うスタイルで戦えるのでしょうし、とても難しいタイプだと思います。

――では今回、パク・シユン選手はどのようなタイプで戦ってくると思いますか。

萌里 大島戦と同じように、私との試合でも徹底して組まれないように戦うんじゃないかと思っています。相手がどう来ても、私は自分のスタイルを貫くだけですね。

――なるほど。最後に須田家の2024年の目標を教えていただけますか。

智行 今年のテーマは海外での挑戦ですね。まず萌里が韓国でベルトに挑戦します。雄律も海外で試合をさせたいと思います。今年でキッズの試合に出るのは最後になるんですよ。だから一番強い緑帯で優勝してからアダルトへ――と考えています。


■Black Combat10計量結果

<フェザー級/5分3R>
キム・ミンウ:65.9キロ
ユ・スヨン:66.2キロ

<Black Combatフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]シン・スンミン:65.5キロ
[挑戦者] ソン・ユチャン:65.6キロ

<Black Combatフライ級選手権試合/5分3R>
キム・ソンウン:57.5キロ→57.3キロ
駒杵嵩大:56.6キロ

<ライト級/5分3R>
大原樹理:70.8キロ
ファン・ドユン:70.8キロ

<バンタム級/5分3R>
キム・ソンジェ:61.4キロ
パク・ソンジュン:61.8キロ

<Black Combat女子級選手権試合/5分3R>
[王者]パク・シユン:48.2キロ
[挑戦者] 須田萌里:47.74キロ

<フェザー級/5分3R>
パク・チャンス:65.8キロ
中村大介:65.8キロ

<フライ級/5分3R>
ジョン・ウォンヒ:57.0キロ
キム・ウジェ:57.1キロ

<バンタム級/5分3R>
山本聖悟:61.5キロ
イ・ソンウォン:61.5キロ

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【Special】K-MMA、2023年・秋。大島沙緒里に快勝、パク・シユン「この試合は勝てる。気持ちも楽に」

【写真】二つのベルトを持つことが、恥ずかしそうでもあったパク・シユン (C)MMAPLANET

日本と韓国、MMAにおいても永遠のライバルである両国。Road FCを頂点とするK-MMAは規模的には日本のRIZINのようなビッグステージを持たない。対してUFCファイターの評価は引退したコリアンゾンビに代表されるように、韓国勢の方が高い。9月のDEEP vs BLACK COMBATで後者が日本の老舗を圧倒した。日韓関係に少し変化が見られるようにもなった10月最終週に訪韓、K-MMAの今を歩いた。
Text by Manabu Takashima

特集「K-MMA、2023年・秋」。最終回は大島沙緒里にまさかの判定勝ちを収め、DEEP JEWELSアトム級王座を韓国に持ち帰った──Black Combat女子アトム級チャンピオンのパク・シユンに話を訊いた。

シャイなパク・シユンは言葉少なく、指導者のパク・テヒョン館長が代弁することが多くなったが、それだけにあの大番狂わせは、実は番狂わせでなかったことが理解できる言葉を聞くことができた。


──大島沙緒里戦の勝利後の涙が、凄く印象に残っているパク・シユン選手です。

「勝利した時は、試合に勝ったという実感は余りわいていなかったんです」

──というと、あの涙は?

「2019年2月に亡くなったアッパ(韓国語でお父さん。成人するとアボジやインタビューなどではより堅めなアボニムという言葉を使うこともあるが、この時パク・シユンは家庭で父を呼ぶようにアッパという表現をした)は、私が連敗をしている時しか試合を見ていなかったんです。大島選手に勝ってアッパのことを想うと、涙が止まらなくなりました」

──自分は娘が3人いるので、もうその言葉だけでダメですね……。

パク・テヒョク(コーチ) 厳格だったお父さんなんですが、彼女がMMAをすることを許してくれたんです。でも、そのお父さんに勝つ姿を見せることができなくて、彼女は見送ることになってしまった。凄く無念だったはずです。

──そういう涙だったのですね。お父さんが亡くられた年の12月にDEEP JEWELSで赤林檎選手に敗れた印象が強い日本のファンにとって、パク・シユン選手の勝利は相当にショッキングなモノでした。今回の対抗戦、大島選手だけは負けることがない。そういう風に予想されていたので。

「……」

パク・テヒョク 以前のジムに所属している時に、本当に試合機会に恵まれていなくて。その間にレスリングに活躍の舞台を移そうと、実業団クラブで練習をするようになりました。その時にMMAに必要なレスリングの技術を身に着けたんですよ(笑)。そしてMMAに戻ってきたんです。

──それにしても、組んでテイクダウンをしても大島選手の庭といえる寝技に移行することになるかと思うのですが。

パク・テヒョク その通りですね。大島選手にとって寝技が一番力を発揮できる展開です。だからこそ、下にならないようにクリンチを重要視していました。防御としてレスリングは十分に有効だったと思います。

──実際、そのように感じましたか。

「大島選手が首を抱えて投げを狙って来た時など、100パーセントとはいえないですけど99パーセントは効果的に防げたと思います。凄く良い作戦でした」

──そうなると大島選手は引き込んで足関節を狙ってきましたが、2度に渡りしっかりと対処できました。

「キャッチも許さなかったですし、危なくなかったです」

パク・テヒョク 大島選手はキムラ、そして足関節をよく狙うのでしっかりと対策練習もしていました。その前後の展開やコンビネーションも踏まえて。

「だから、足関節は怖くなかったです。話している内容は勿論分からないのですが、大島選手のセコンドの人の声もしっかりと聞こえるぐらい余裕はありました。だから『ハイキック』と言っているのは分かって、準備できましたね(笑)」

パク・テヒョク 同時にサウスポーだったのをオーソに変えたんです。大島選手はサウスポー対策をしてきたと思います。だからこそ大島選手を惑わせることが、肝でした。そこがハマり、打撃戦で結果的に勝つことができたと思います。

──2Rまで劣勢だった大島選手ですが、最終回も戦い方を変えませんでした。

「それは私も思いました。何かやることを変えてくるかもと。でも、あの戦い方が最善だと思って選んだのであれば、もうこの試合は勝てるという風に気持ちも楽になりました」

パク・テヒョク 大島選手が同じことをやってくるなら、やられることはない。そう思うと同時にアウェイですし、判定は絶対ではない。なので同じように対応するか、もっと攻めるのか。どうすべきかを考えました。ただ彼女にも足首にケガがあり、蹴りは使えない。ならば、最終回はパンチの数を増やすように指示をしました。

彼女はスイッチができます。ワンツーを当てて、カーフや蹴りを使って戦わせようと思っていたんです。でも蹴りが使えなくなった。それでもスイッチをすると、大島選手は打撃の距離が掴めなくなったので良かったです。パンチを被弾した結果、力んで大きな振りのパンチを多用するようになったので戦いやすくなりましたね。

「8割ぐらい、作戦は実行できたと思います。まま、やれました」

パク・テヒョン 8割……そうですね、7割から8割はできていたと思います。

<この項、続く>


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KAREN o RIZIN ソルト パンクラス 修斗 大島沙緒里

COLORS Vol.2:セミファイナル・ソルト vs. ホ・ジュギョン

54kg契約5分2R。

ソルトは修斗で1勝2敗。パンクラスで当時王者のKARENに判定勝ちすると、今年4月のタイトル戦でも勝利しクイーン・オブ・パンクラシストとなった。しかし6月の地元北海道でのRIZINの試合では、階級下の大島沙緒里にテイクダウンされ、Vクロスアームロックで一本負け。相手のホ・ジュギョンは柔道ベースとのことだが、プロキャリアはなくこれがデビュー戦。

詰めてパンチを打ち込むが、ジュギョンもパンチを打ち返す。首相撲から膝を入れるソルトにパンチを入れる。パンチで攻めるソルトだがジュギョンも打ち返しヒットしている。パンチ連打で出るソルト。嫌がって後退し顔を背けてしまうジュギョン。ケージに詰めて肘。逃れたジュギョンだが、ソルトすぐに詰めていく。組んでケージに押し込むジュギョンだがソルト引き剥がした。すぐにまたパンチで出る。パンチが火っとすると顔を背けて後退。ケージに詰めてパンチのラッシュ。連打を打ち込みレフェリーのストップを呼び込んだ。

ソルト1RKO勝ち。パンクラス女王として参戦し、気合いの入り方が違った。

快勝だったが、良いところを見せようとして雑になってしまったと反省の弁。