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【Cage Warriors123, 124&125】サルダリも出場、3連戦。最注目はマクレガーに続け、イアン・ギャリー!!

【写真】マイケル・ビスピン、ダン・ハーディー、コナー・マクレガーに代表される、Cage Warriors王者からUFCにステップアップを果たしたファイターは既に27人。28人目はギャリーかサルダリか──今週末にベルトを腰に巻いていることが、第一の条件となる(C)CAGE WARRIORS

24日(木・現地時間)から25日(金・同)、26日(土・同)とCage Warriorsが3連戦=Cage Warriors 123~125を開催、3階級のタイトルマッチが組まれている。

パンデミック後、昨年9月からCage Warriorsではトリロジー・シリーズとして3連戦イベントを開催してきた。今回でトリロジー・シリーズも4度目となり、会場は2度目から使用されているヨークホールだ。

1929年建立、50年代からロンドンのボクシング会場として知られるヨークホールではミドル級、ライト級、そしてウェルター級でベルトを掛けられた3夜連続で見られる。


まず123大会では、英国生まれセントクリストファー・ネイヴィス人ミドル級王者ナシアス・フレドリックが2度目の王座防衛戦に臨む。

チャレンジャーのマシュー・ボナーは、キャリア9勝6敗ながら現在3連勝中の英国人ファイターだ。

中日の124大会は修斗に来日経験があり、斎藤裕を破っているオランダの実力者アギー・サルダリが、自らの持つライト級王座──これも──2度目の防衛戦をジョー・マッコルガン相手に行う。

もともとサルダリ✖マッコルガンが組まれていた125大会は、同対戦がリスケされ、メインでウェルター級王座決定トーナメント決勝戦=イアン・ギャリー✖ジャック・グラントが組まれている。前王者メイソン・ジョーンズがUFCにステップアップを果たした同級王座、この試合の勝者が第14代目のチャンピオンとなる。

アイルランド人ファイターのギャリーは、英国圏MMAらしくアマ及びセミプロルールで経験を積み、そのアマ時代の延長でCage Warriorsで2019年2月にプロデビュー、以来6連勝中でトリロジー・シリーズは全シーズンに出場してきた。デビュー戦以外の5試合でフィニッシュ勝利しており、2Rが3試合、初回での白星が2度ある。当然のようにウェルラウダ―のギャリーのストロングポイントは、10年の経験を誇るボクシングだ。

基本に忠実なワンツー=右ストレート、左リードフックは絶対的な破壊力を持つ。MMAを戦ううえで蹴りも習得しているが、その蹴りも近い距離で使うことが多く、前足となる左のハイキックはフルコンタクト空手を見ているようでもある。さらに接近戦ではヒザも大きな武器となっているギャリーだが、MMAデビュー以前にボクシングと並行して柔道の経験もあり、柔術も修得。トップコントロールで強烈なパウンドやバックチョークも使いこなす。

フューチャーの異名をとる23歳、ギャリーは同トーナメント準決勝でUFCベテランでスウェーデン人ファイターのロステム・アクマンをハイキックでKOしており、コナー・マクレガー、ジェイムス・ギャラガーに次ぐ国際的なスター選手になるアイルランド人ファイターと目されている。

対するジャック・グラントは準決でラトヴィアのマダラス・フレミナスをアナコンダチョークで破っており、打も組みもこなすウェルラウンダ―だ。

しかも戦績は17勝6敗ながら、17の勝利のうち判定勝ちはただの1回というフィニッシャーでもある。

とはいえ、やはり気になるのはギャリーか。そのフィニッシュを目指すスタイルうえに、グラントには隙も生じる。「チャンピオンになってUFCと契約し、マイク・ペリーとデビュー戦を戦う」と宣言するフューチャーの未来がどうなるのか──を追っていきたくなるというものだ。

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