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MMA Shooto The Shooto Okinawa05 旭那拳

【The Shooto Okinawa05】ギロチンと小手&打撃の旭那がTD&トップの木内に判定勝ち…もブレイクが早い

<ストロー級/5分3R>
旭那拳(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
木内SKINNY ZOMBIE崇雅(日本)

サウスポーの木内が左を振りながら前進し組みつく。ケージに押し込み、ボディロックテイクダウンを狙った木内に対し、旭那が小手を決めて投げテイクダウンに成功する。ハーフから潜る木内にワキを譲らない旭那だが、レッスルアップからダブルに取られる。ここでギロチンをセットし、引き込んだ旭那だが頭を抜いた木内が足関節狙いから、起き上って倒しリバーサルを完成させる。

両足を束ねて、旭那をケージに押し込む木内は頭を胸につけて殴る。旭那も細かい左を打っていくが、背中をつけさせる。旭那がハーフを取り、レフェリーがブレイクを告げて試合はスタンドに。距離を取った木内が左を振って前に出るが、旭那もヒザをヒットさせる。そのまま10秒以上、両者の動きが交錯することなく初回が終わった。

2R、すぐに組んだ木内がダブルレッグを決める。首狙いの旭那はケージを背負うも、両足をコントロールされて立つことができない。ヒザ裏を持ちあげて立たせない木内に対し、旭那は小手を取って立ち上がり、またも投げでテイクダウンを決める。ハーフで右を差した木内が、立ち上がった旭那にシングルを仕掛けるかと思いきや引き込む。

ここから潜ろうとする木内にエルボーを連打した旭那が、潜らせないよう鉄槌をいれる。木内はヒザ十字に入るが、体を起こして捻ろうとしたところで、バックでボディロック&ヒザのフックを続ける。ヒザが外側に圧力を受けていた旭那だが、正対して期せずもZハーフガードを取る。そこを潰し、エビができないよう抑えた木内が、トップのままでラウンドを終えた。

最終回、組みを切りたい旭那が右ジャブを伸ばす。遠いレンジの木内は、真っすぐ飛び込んでダブルレッグで尻もちをつかせ、すぐに足を束ねていく。同じ展開に取られる旭那は立ち上がり、ボディロックにジャンピングギロチンへ。すぐにケージがあり、窮屈な状態で首を絞めることができないでいると、レフェリーがブレイクを命じる。

スタンドではすぐに組みついた木内に対し、旭那がマルセロチンへ。前転するように体重をかける木内は、ケージに詰まった状態で左のパンチをコツコツと入れる。絞めを解いた旭那も不十分な状態でパンチを入れるが、ここもブレイクが掛った。

飛び込んでシングルに出た木内が、ケージまでドライブしてアンクルピック。尻もち状態の旭那はケージを背に座った状態で時間を迎えた。テイクダウンを許した旭那、ギロチンがどのように判断されるか──結果はフルマークで旭那に。2R以降、木内のテイクダウンという能動的な攻撃と、半受動的なギロチン&下からの打撃が上回ったという形か。

とはいえ裁定云々でなく、気になったのはブレイクの早さだ。この試合以外でもハーフ&トップでもブレイクがあり、この試合も上下はハッキリしている状態でもブレイクが見られた。この早いブレイクは選手の局面を創る力を奪いかねない──再考を検討してほしい。


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MMA Shooto The Shooto Okinawa05 児山佳宏

【The Shooto Okinawa05】児山佳宏、シングルレッグとトップコントロールで5年4カ月振りの勝利

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
工藤圭一郎(日本)

いきなり飛び込んで、フックを振るう工藤に対し、児山は組んでいく。ケージに工藤を押し込んだ児山がシングルレッグで、引き当てテイクダウンを奪う。ボディロックでスクランブルを許さなかった児山はハーフで抑えて、左腕でワキを差して圧をかける。フルガードに戻した工藤をガードで中で枕で固定した児山が、頭を上げてコツコツとパンチを落とす。

児山は右足を抜いてハーフで抑え、右のパンチを打っていく。腰を切れない工藤は下のままラウンド終了を迎えた。

2R、初回と同じように距離を詰めた工藤だが、自ら右ハイでスリップし児山にトップを許す。工藤はケージを蹴ってバックを伺うが、児山は下にされず向き合ってレッスルアップ、シングルで押し込んで前方に送りバックを伺う。もう1度シングルの形になり、アンクルピックの児山の頭部に工藤がエルボーを落とす。ヒザをついてケージにもたれる形の工藤は、右を差したいところだ。

残り2分を切り、ブレイクが掛かると工藤が左右のフックで児山をケージに追い込む。児山はここもシングルレッグを仕掛け、ケージに押し込みテイクダウンを決める。ここもハーフで抑えた児山が最後の10秒で左右のパンチを振るう。

最後の最後にスクランブルから立ち上がった工藤だが、児山が判定3-0で4年4カ月振りの実戦で5年4カ月振りの勝利を手にした。


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MMA Shooto The Shooto Okinawa05 南風原吉良斗

【The Shooto Okinawa05】四の字ロック・ツイスターで南風原吉良斗が、持田からテップを奪う

<2020年新人王決定Tバンタム級1回戦/5分2R>
南風原吉良斗(日本)
Def.1R3分06秒by トライアングルフック・ツイスター
持田哲兵(日本)

持田がまず右ローを空振りし、ミドルハイを肩口に蹴っていく。ローを返した南風原は、2度目のトライでテイクダウンに成功し、左足を束ねてから立ち上がりバックに回る。グラウンドに倒れ込み、仰向けで四の字フックとした南風原に対し、持田は手首を掴んで絞めを凌ぎつつ胸を合わせる機会を伺う。

ほぼパンチを使わず絞めを続けた南風原に対し、持田は胸を合わせようとしてツイスター気味に捻られタップ。苦痛の表情で、ワキ腹を抑えていた。


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The Shooto Okinawa05 ブログ 旭那拳 木内“SKINNY ZONBIE”崇雅

【The Shooto Okinawa05】旭那拳戦へ。木内SKINNY ZOMBIE崇雅─02─「WKイズムで戦います」

【写真】宇野薫、佐々木ULKA──ある意味WKスペシャル裸絞めで当真佳直に勝利した昨年11月以来の試合であることが、アドバンテージだと木内はいう (C)TAKEAKI TOYOSATO

14日(日)、沖縄県沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるTHE SHOOTO OKINAWA05で、旭那拳との再戦に臨む木内SKINNY ZOMBIE崇雅のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

6日に暫定王者が誕生した修斗ストロー級において、木内×旭那の勝者は今後タイトル戦に絡んでくることになるだろう。アウェイで再戦、そしてタイトル戦線を占う試合に、木内はいかに挑むのか。沖縄の地で蘇る、WKイズム──。

<木内SKINNY ZOMBIE崇雅インタビューPart.01はコチラから>


――佐々木憂流迦選手とは高校生の頃から一緒に練習していたのですか。

「佑太君は高校の時からレスリングに国体に出ていて、その頃から駿河道場でも練習していましたから。高校卒業後、正式に駿河道場に入門してからも一緒に練習していたので、体型やファイトスタイル、一本を狙う部分は似ているかなって思います。彼の活躍は、仲間としても嬉しいし、自分も頑張らないといけないという励みや活力にはつながっていますね」

――その後、和術慧舟會GODS所属になったのは……。

「就職活動をしていたのですが、氷河期と被っていて(苦笑)。格闘技を続けるか、就職して格闘技を諦めるか――そんな選択に迫られていた時に、芸人を目指していた友人から『一緒に上京しないか?』と誘われたんです。それで僕も、新天地で就職して格闘技も頑張ろうと思い、上京して同じ慧舟會のGODSに移りました」

――なるほど。

「だから僕のファイトスタイルには、GODS代表の中原太陽さんのテイストも入っていると思うんです。太陽さんは特別、上のポジションに固執するわけではないし、寝技ではすごく柔らかい動きがあって」

――すると、もう格闘技キャリアは長いのですね。

「はい、格闘技歴は15年ぐらいになります」

――ここまでのプロキャリアは、決して平坦なものではなかったと思います。

「そうですね……パンクラスでプロデビューして、連敗した時は辞めようかとも思いました。そのあとZSTに出るようになってから、修斗の闘裸男からストロー級の選手を探しているというお話を頂いて。それまではフライ級で試合していて、ストロー級は減量も大変な部分はありますけど、フライ級よりはトップを取れる階級かなと思いました」

――その経緯があって、2016年6月の広島大会から修斗に出場するようになったのですね。

「心機一転、ですね」

――その修斗ストロー級は、11月6日に猿丸ジュンジ選手が暫定王座を獲得し、新たな動きを見せようとしています。

「修斗もストロー級は、そこまで活発に動いている印象はありませんでした。でも暫定王座が出来たことは、すごくポジティブに捉えています。正規王者の箕輪ひろば選手もONEとの契約があるなかで、暫定王座でこの階級が回っていけるのであれば良いですよね」

――木内選手は現在、世界ストロー級8位です。次の対戦相手、旭那拳選手は世界10位。勝者は世界戦に向けてグッと近づくことになります。

「ベルトは欲しいですね。自己証明というか。30歳を越えて選手を続けるうえで、いろんなものを犠牲にしてきました。同年代の人と比べると、時間や仕事、プライベートなど……。そんな自分を肯定する証明が、ベルトなのかなって思います」

――ベルトに向けて落とせない次の試合ですが、旭那拳選手とは2018年4月に一度対戦し、木内選手が2RにRNCで勝利していますね。

「あの試合もシーソーゲームでした(笑)。いつか再戦するだろうな、とは思っていたんです。試合では僕が勝ちましたが、周囲からは『相手の選手、強かったね!』という声が多かったので。そのあとも旭那選手の試合は見ていて、いずれトップに絡んでくるだろうなと」

――3年前の対戦から、旭那選手はどのような点が変わっているのでしょうか。

「試合の作戦にも絡むので、あまり具体的には言えないですけど……前の試合の時よりも、自分自身の長所と短所を意識しているのかなって思います。あと、試合の中で行き過ぎないように気を付けているようには感じます。でも本質的な部分、根本的な部分――ファイトスタイル自体は変わっていないですよね」

――対して、木内選手自身はいかがですか。

「まず前回の試合から1年の間隔が空いているのは、自分にとってはメリットだと思っています。コロナ禍の前は年3回ぐらいのペースで試合をやっていたのですが、そうなると技術的にもフィジカル的にもアップデートする時間がありませんでした。1つ試合が終わったら、すぐ次の試合の対策へ――という感じで。

今の時代、試合映像もインターネットですぐ見られるじゃないですか。そうなると、アップデートし続けなければ自分の戦い方がバレてしまいますから。今回は1年空いたおかげで、自分のファイトスタイルも変わってきています。前回とは違う木内がいるので、期待してください」

――再び敵地での試合、そして相手はリベンジを懸けて挑んできます。なかなかキツい環境ではないでしょうか。

「僕、もともとアウェイのほうが好きですから(笑)。東京で仲間がたくさんいるなかで試合するよりは、相手の舞台で戦うほうが好きですね。相手の舞台を潰すという、アンチヒーローみたいな感じで。ネイト・ディアスとか、アンダードッグになったほうが強い選手とかいるじゃないですか」

――そう考えると、木内選手のアップダウンが激しい試合内容も、劣勢になってからのほうが燃えるタイプなのかもしれませんね。

「アハハハ、気持ち的にはソッチ側の選手なのかもしれないですね。何くそ、って食らいついていくような(笑)。全方向に噛みついていく、それが慧舟會なのかなとも思いますけど」

――……かつて修斗オフィシャルジムではない和術慧舟會は、修斗の中でも外様のような存在でした。それが当時のピリピリ感を生んでいたようにも思います。

「僕はアマチュアの頃、東京の合宿に参加したことがあるんです。先輩方と比べたら、ホントにちょっとだけなんですけど……」

――週末にプロ選手が集まって1日3部~4部連を行う、あの合宿ですか。

「そこで当時の東京本部の方々にも指導していただきました。あの合宿に参加していた選手も、数少なくなってきていると思うんですよね。でも、今もまだいるんです。僕は、あの場所で教わったWKイズムで戦います」

■視聴方法(予定)
11月14日(日)
午後3時00分~ Twit Casting LIVE

■The Shooto OKINAWA#05対戦カード

<ストロー級/5分3R>
木内SKINNY ZOMBIE崇雅(日本)
旭那拳(日本)

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏(日本)
工藤圭一郎(日本)

<ストロー級/5分2R>
当真佳直(日本)
金内サイダー雄哉(日本)

<2020年新人王決定Tバンタム級1回戦/5分2R>
南風原吉良斗(日本)
持田哲兵(日本)

<ストロー級/5分2R>
大城匡史(日本)
泰斗(日本)

<フライ級/5分2R>
若山達也(日本)
KJ・タイラー(日本)

<フライ級/5分2R>
梅木勇徳(日本)
新垣健司(日本)

<柔術茶帯ライトフェザー級/8分1R>
小生隆弘(日本)
清水慎也(日本)

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MMA Shooto The Shooto Okinawa05 UFC 修斗 児山佳宏 南風原吉良斗 旭那拳 西川大和

【The Shooto Okinawa05】木内SKINNY ZOMBIE崇雅。いざ沖縄へ─01─「ハッキリ勝敗をつけてナンボ」

【写真】沖縄勢、そして旭那拳にとってリベンジ戦を受ける形での沖縄での戦いになるスキニーゾンビ (C)TAKEAKI TOYOSATO

14日(日)、沖縄県沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるTHE SHOOTO OKINAWA05で、木内SKINNY ZOMBIE崇雅がアウェイの地に乗り込み、地元Theパラエストラ沖縄所属の旭那拳と対戦する。

両者は2018年4月に東京で一度対戦しており、その時は木内がRNCで勝利している。そんな旭那戦も含めて、木内の試合にアップダウンの激しい激闘が多い。それは木内の下になるスタイルも関係しているのだが、打撃とテイクダウンが主体の現代MMAにあって、木内の拘りとは――。


――昨年11月、当真佳直戦で一本勝ちして以来の試合を、再び沖縄の地で迎えます。2試合連続、敵地での試合になりますね。

「アハハハ、そうですね。でも過去に中国で試合をさせていただいたりとか(2017年に2回、中国WLFに出場している)、アウェイの過酷な状況には慣れていますから」

――まず木内選手といえば、SKINNY ZOMBIE(スキニーゾンビ)というニックネームが気になります。その由来は何なのでしょうか。

「もともとパンクラスに出ていた時につけていただいたものなんです。阿部博之選手と対戦した時(2021年11月に判定負け)、メチャクチャ殴られながら僕が盛り返す内容で、お客さんから御捻りが飛ぶぐらい盛り上がって。その試合内容から、スキニー・ゾンビってつけていただきました」

――なるほど。劣勢からゾンビのように盛り返すスタイルから、そのニックネームが付けられたことは分かります。しかしスキニーというのは……。

「周りからは、スキニーは悪口じゃないのかって言われました(笑)。でも、僕も気に入って、そのまま使わせてもらっています。WLFに出た時もTシャツにSKINNY ZOMBIEって入れていたら、現地でレフェリーや他の選手に結構ウケたんです。見た目通りで(笑)」

――確かにインパクトがあって、印象に残るリングネームです。もちろんゾンビのように蘇る試合内容も印象に残るのですが、そのような展開になる要因の一つは、グラウンドで下になることが多い点ではないでしょうか。

「それはあります。ただ、MMAという競技自体が成熟しているわけではないので、必ずしもキレイな打撃をやって、テイクダウンして抑えて――というスタイルでやらないといけない、ということではないと思うんですよね。UFCでもトニー・ファーガソンやシャーウス・オリヴェイラのようなスタイルの選手がトップにいるので」

――2人とも、あのスタイルでUFCのベルトを巻きましたからね。

「試合では一本を取りたい、KOしたいという気持ちが強いです。ただ、今は随所でポイントも抑えていかないといけないとは思っています。特に修斗で3Rの試合に出るようになってから、その点は気を付けるようになりました」

――修斗では現在、西川大和選手の下になるスタイルが話題になっています。

「修斗の採点基準自体は変わってきていると思うんですよ。ただ、他の大会よりはテイクダウンを重視しているのかなって思います。西川選手もベルトを獲った試合では、下からダメージを与えていても取られたラウンドがありましたし。

先日の修斗でも、高橋SUBMISSION選手が下からアタックしていて、判定はどうなるのかなと思っていました。でも上のポジションを守った山内選手にポイントが付いていたので、今もトップが強い傾向は変わらないんだと思っています。

僕が飯野タテオ選手と対戦した時(2019年6月、2度目の対戦時)も、修斗の採点基準には『ダメージを優先する』といった旨の文言があったので、自分としては下から殴ってダメージを与えることを重視していました。でも結果は、テイクダウンで優位だった飯野選手の判定勝ちでしたから、そこは考えていかないといけないですね」

――もう1点、木内選手のようにアップダウンの激しい試合だと、スタミナなどの消費もリスクではあります。

「はい……ガス欠になった時が怖いですね。飯野選手との2度目の試合では、ガス欠を起こしてしまって。僕の中では、すごく勉強になりました。そこからフィニッシュを狙いながら、ペース配分には気を付けるようにしています」

――そのファイトスタイルについて、憧れているファイターなどはいるのですか。

「もともと格闘技にハマったキッカケが、PRIDEのノゲイラなんですよ」

――アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、ミノタウロですか。

「はい。ノゲイラがコールマンに勝った時(2001年9月)、下になって殴られているノゲイラが三角絞めでコールマンからタップを奪って。あの試合を見た時から、関節技への憧れが強く残っているんです。格闘技って、ハッキリ勝敗をつけてナンボかなと思っています」

――ただミノタウロのファイトスタイルに憧れながら、柔術はやっていないのですよね。

「はい。柔術ではないです。大澤ケンジさんのMMA原理主義というわけではないですけど、最強を決めるルールはMMAかなと思って、最初からMMAです。ノゲイラや桜庭和志さんのような関節技のインパクトが、すごく強くて」

――PRIDEでミノタウロの試合を見るまでは、格闘技経験はなかったのですか。

「格闘技はやっていなかったです。中学の時は陸上部に入っていましたけど、高校は帰宅部で(笑)。高校三年生の時にPRIDEを見て――僕は出身が静岡県なんですけど、地元にあった和術慧舟會駿河道場に入りました」

――和術慧舟會駿河道場! そういえば、佐々木憂流迦選手もデビュー当初は相当なグラップリング寄りの選手でした。憂流迦選手も和術慧舟會駿河道場の出身ですから、何か交流はあったのでしょうか。

「あぁ、そうですね。佑太君(佐々木憂流迦の本名は佐々木佑太)とは、彼が駿河道場に入門する前から知っていて、地元ではゴリゴリに練習していました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
11月14日(日)
午後3時00分~ Twit Casting LIVE

■The Shooto OKINAWA#05対戦カード

<ストロー級/5分3R>
木内SKINNY ZOMBIE崇雅(日本)
旭那拳(日本)

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏(日本)
工藤圭一郎(日本)

<ストロー級/5分2R>
当真佳直(日本)
金内サイダー雄哉(日本)

<2020年新人王決定Tバンタム級1回戦/5分2R>
南風原吉良斗(日本)
持田哲兵(日本)

<ストロー級/5分2R>
大城匡史(日本)
泰斗(日本)

<フライ級/5分2R>
若山達也(日本)
KJ・タイラー(日本)

<フライ級/5分2R>
梅木勇徳(日本)
新垣健司(日本)

<柔術茶帯ライトフェザー級/8分1R>
小生隆弘(日本)
清水慎也(日本)

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ABEMA Force14 MMA Shooto The Shooto Okinawa05 Torao Torao26 VTJ   キシシ ジョナタン・バイエス ブログ 佐々木信治 奇天烈 木内“SKINNY ZONBIE”崇雅 野瀬翔平 高岡宏気

【FORCE14, The Shooto Okinawa05 & TORAO26】闘裸男に佐々木信治出場。中国・四国、九州&沖縄のAdv

【写真】恐らくはこれが最後の闘裸男参戦になるであろう佐々木信治 (C)MMAPLANET

27日(水)、TORAO NATION STATEより12月5日(日)に広島市南区のBULE LIVE HIROSHIMAで開催される闘裸男26で佐々木信治がジョナタン・バイエスと対戦することが発表されている。

今年の2月にGLADIATOR013で2年9カ月振り、試合で大けがを負って以来のカムバック戦で暫定ライト級のベルトを巻いた佐々木が、2014年3月以来の修斗公式戦に出場。闘裸男に関しては2010年4月の闘裸男10以来、11年8カ月振りだ。


BORDER、そして闘裸男と修斗の地方大会でキャリアを積んできた佐々木にとって万感の思いを持った里帰りの相手は、パラエストラ沖縄所属のジョナタン・バイエス──当日計量のウェルター級マッチとなる。

この日は2部制興行で1部のTORAO GIG03には同じくパラエストラ沖縄から畠山隆弥も出場し、麻生祐弘との対戦も決まっている。

闘裸男、いやTOROA NATION STATEとThe パラエストラ沖縄の連携はこの2試合に限らず、11月から12月にかけての両グループが出掛ける3大会=5つの興行でもしっかりとみられる。

11月7日の四国・高松=FORCE14 & FORCE GIG01、11月14日の沖縄=Shooto OKINAWA05、12月5日=TORAO26 & TORAO GIG03では現時点で27試合の修斗公式戦とグラップリングが1試合、柔術マッチが1試合行われることが決まっている。

27試合、54人の出場選手は沖縄勢が11名、九州は9人(福岡8人、宮崎1人)、中国地方は15人(広島9人、山口5人、岡山1人)、四国が8人(愛媛3人、徳島3人、高知1人、香川1人)、そして関西は大阪が3人で兵庫と京都が2名ずつ、あとは東京から2選手、静岡と千葉から1選手ずつが試合機会を得ている。

沖縄では旭那拳が木内SKINNY ZOMBIE崇雅へのリベンジ戦、広島では奇天烈✖野瀬翔平などは首都圏で組まれてもおかしくないカードが、地元や地元に近い場所が行われる。

高松で高岡宏気、沖縄の当真佳直、南風原吉良斗という再起戦。サステイン興行や地元で躓いたキャリアの再出発の舞台を闘裸男、FORCE、沖縄大会が用意する。

中国・四国、九州&沖縄のMMAファイターはこれらのプロモ―ションが存在することが、確実にアドバンテージになることが分かる──11月から12月にかけてのプロ修斗公式戦戦線だ。

■TORAO26対戦カード

<フェザー級/5分3R>
野瀬翔平(日本)
奇天烈(日本)

<ウェルター級/5分2R>
佐々木信治(日本)
ジョナタン・バイエス(米国)

<グラップリング75キロ契約/5分2R>
田村ヒビキ(日本)
森戸新士(日本)

<フェザー級/5分2R>
神田T800 周一(日本)
キシシ(日本)

<フライ級/5分2R>
蒔田伸吾(日本)
坂本潤一(日本)

<フェザー級/5分2R>
麻植裕太(日本)
ふじい☆ペリー(日本)

<53キロ契約/5分2R>
宝珠山桃花(日本)
和田千聖(日本)

■TORAO GIG03対戦カード

<2020年新人王決定Tストロー級1回戦/5分2R>
※当日計量により56.7キロで実施
横関タルト(日本)
わっしょい内田(日本)

<2020年新人王決定Tフェザー級1回戦/5分2R>
※当日計量により70.3キロで実施
HAMMER KATU(日本)
一水浩二(日本)

<2020年新人王決定ライト級1回戦/5分2R>
※当日計量により77.1キロで実施
スモーキー(日本)
貞永大輔(日本)

<2020年新人王決定フライ級1回戦/5分2R>
※当日計量により61.2キロで実施
水田大智(日本)
丸山幹太(日本)

<フライ級/5分2R>
麻生祐弘(日本)
畠山隆弥(日本)

■The Shooto OKINAWA#05対戦カード

<ストロー級/5分3R>
木内SKINNY ZOMBIE崇雅(日本)
旭那拳(日本)

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏(日本)
工藤圭一郎(日本)

<ストロー級/5分2R>
当真佳直(日本)
金内サイダー雄哉(日本)

<2020年新人王決定Tバンタム級1回戦/5分2R>
南風原吉良斗(日本)
持田哲兵(日本)

<ストロー級/5分2R>
大城匡史(日本)
泰斗(日本)

<フライ級/5分2R>
若山達也(日本)
KJ・タイラー(日本)

<フライ級/5分2R>
梅木勇徳(日本)
新垣健司(日本)

<柔術茶帯ライトフェザー級/8分1R>
小生隆弘(日本)
清水慎也(日本)
           
■FORCE14対戦カード

<バンタム級/5分2R>
高岡宏気(日本)
寺島直人(日本)

<73キロ契約/5分2R>
CHAN-龍(日本)
山下康一朗(日本)

<フライ級/5分2R>
石原愼之介(日本)
坂本潤一(日本)

<フェザー級/5分2R>
麻植裕太(日本)
波平コング(日本)

<フェザー級/5分2R>
藤川智史(日本)
國頭武(日本)

■FORCE GIG01対戦カード

<フライ級/5分2R>
木村旬志(日本)
三輪勇気(日本)

<バンタム級/5分2R>
宇都宮伍(日本)
井口翔太(日本)

<バンタム級/5分2R>
堀川“55”滉介(日本)
當房桂(日本)

<ウェルター級/5分2R>
岡野”Garcia”史詩(日本)
KENZO(日本)

<フェザー級/5分2R>
梶原大悟(日本)
川北晏生(日本)

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J-CAGE News The Shooto Okinawa05 ブログ 児山佳宏 旭那拳 木内“SKINNY ZONBIE”崇雅

【The Shooto Okinawa05】11月恒例の修斗沖縄大会で木内✖旭那。児山佳宏が4年振りの復帰戦

【写真】木内戦は旭那にとって個人的、そして沖縄勢としてリベンジの機会となる (C)(C)TAKEAKI TOYOSATO&MMAPLANET

Theパラエストラ沖縄より、11月17日(日)に沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるプロ修斗公式戦「THE SHOOTO OKINAWA vol.5」の対戦カードが発表されている。

ケージ導入から2年、コロナ禍でも昨年11月と今年の4月と沖縄及び九州な地方在住の選手に経験を積ませるために松根良太氏が主催してきた修斗沖縄大会の全容が見えてきた。


まず沖縄大会出場も3度目を迎える旭那拳がストロー級3回戦で木内SKINNY ZOMBIE崇雅と対戦する。昨年12月の高松大会で安芸柊斗に敗戦も、4月の沖縄に続き6月には大阪のSustain興行でマッチョ・ザ・バタフライを破り、2連勝中の旭那は2018年4月に木内と対戦してRNCで一本負けを喫している。

沖縄勢としても木内は昨年の11月大会で当真佳直を同じくRNCで下しており、宿敵といっても良い存在になっている。その木内戦を含め、沖縄大会で連敗中の当真は金内サイダー雄哉と対戦。CROSS LINEとパラエストラ沖縄、外に向かっては一致団結しつつ、地元では決して負けたくない面子の掛かったファイトとなる。

この他、悲願のMMA初勝利を目指す若山達也、地元博多大会の延期で沖縄でプロ2戦目を戦うMMA RANGERS GYMの泰斗ら沖縄&九州勢のなかに懐かしい名前を見ることができる。

2017年7月の長田拓也戦以来、4年振りの実戦復帰となる児山佳宏がフェザー級2回戦で工藤圭一郎と対戦することが決まった。

修斗からCage Forceでキャリアを重ねた児山は、Cage Force時代には弘中邦佳とライト級王座決定戦を戦い判定負け、修斗に戻ってからも同じく弘中の持つ世界ライト級(※当時はウェルター級)王座に挑戦経験を持つ。

その後、パンクラス& WSOF GCで戦績を重ね、再び修斗へ。ダメージの蓄積も目立つようになり、青井人、先に挙げた長田戦で連敗し一旦はケージを下りた。40歳のカムバック、そして2度目のフェザー級転向。気持ちも体もリフレッシュしたであろう児山が、沖縄からどのようなラストロードを歩み始めるか、トピックとなる試合が組まれた。

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