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MMA MMAPLANET o UFC UFC288 キック マリナ・ホドリゲス ヴィルナ・ジャンジローバ

【UFC288】組まれて、バックを許したくないホドリゲスを完全コントロール。ジャンジローバが判定勝ち

<女子ストロー級/5分3R>
ヴィルナ・ジャンジローバ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
マリナ・ホドリゲス(ブラジル)

間合いを測る両者、ジャンジローバがダブルレッグで一気にテイクダウンを決める。両足を束ね、リストを取って背中をつかせにいくジャンジローバが、両ヒザ裏クラッチからボディロック、さらに背中に乗ってワンフックとポジションを進める。上を向いたホドリゲスに対し、ハーフで肩固めを仕掛けるジャンジローバが上体を起こして左のパウンドを連続で落とす。

ホドリゲスが二の腕の内側を押してパンチを封じようとすると、ジャンジローバはキムラ狙いに移行する。さらにニーインベリーからエルボーに転じ、足を戻されると立ち上がる。ジャンジローバの蹴り上げにもパス狙いの圧を高めたジャンジローバが、左エルボーを落とし初回を完全ドミネイトした。

2R、スピニングバックフィストを見せたジャンジローバは、もう一度同じ動きから組んでいく。突き放したホドリゲスは、続くシングルレッグでケージに押し込まれ前方に崩される。ウィザーで耐えるホドリゲスはに対し、引き込んだジャンジローバが足関節を狙う。足を畳んで防いだホドリゲスが、下からパンチを打っていくもジャンジローバは正対してパスの圧力を高める。やがてボディロックまで上り、右腕を差したジャンジローバは、ホドリゲスのケージキックにも逆側に回ってパスを成功させる。

サイドを抑えて右エルボー、ここから腕を狙ったジャンジローバが上四方に回るとノースサウスチョークへ。ホドリゲスの下からのヒザ蹴りに、体を起こしたジャンジローバがエルボーを連打し、この回も完全支配を遂行した。

最終回、しっかりとテイクダウンのタイミングを伺うジャンジローバに対し、ホドリゲスは迂闊に近づくことができない。それでもスピニングバックフィスト後にワンツーで距離を距離を詰めたホドリゲスが、組みを切って飛びヒザを見舞う。ジャンジローバはすかさずシングルレッグでドライブ、テイクダウンを決める。大ブーイングのニュージャージーの観客をよそに、両足を束ねたジャンジローバはホドリゲスの自由を奪っていく。

ジャンジローバはホドリゲスの体を上り、肩固めへ。そのまま抑えられたホドリゲスはハーフで粘るの精いっぱい。残り1分を切り、肩固めを諦めたジャンジローバがエルボー。立ち上がるとホドリゲスがアップキックを連続する。結果、ガードの中におさまったジャンジローバが3-0の判定勝ちした。


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MMA MMAPLANET o UFC UFN211   アレクセイ・オレイニク イェン・シャオナン イリル・ラティフィ カーラ・エスパルザ キック グイド・カネッティ ジェシカ・ペネ ジョン・カスタニエダ ソン・ヤードン タバタ・ヒッチ トレヴィン・ジョーンズ ハオーニ・バルセロス マッケンジー・ダーン マリナ・ホドリゲス ユリア・ストレアレンコ ランディ・コスタ ランディ・ブラウン

【UFN211】計量終了 メイン初登場、マッケンジー・ダーンと戦うイェン・シャオナンは我慢の一戦?!

【写真】散打の選手は基本的に打撃を使った後のバランスは良いが、足を取られることに対してレスリングの強化は欠かせない (C)Zuffa/UFC

9月30日(金・現地時間)、1日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN211:UFN on ESPN+69「Dern vs Yan」の計量が行われている。

メインは女子ストロー級のマッケンジー・ダーン✖イェン・シャオナンが組まれた今大会、マッケンジーにとってはUFCで2度目のメイン登場で、同様に5回戦も2度目となる。対するシャオナンはUFC9戦目で初めてヘッドライナーを務めることとなった。また前回大会のソン・ヤードンに続き、中国人選手が2大会連続でメインを戦うことになる。


そのシャオナン、現女子ストロー級世界王者カーラ・エスパルザ、そしてマリナ・ホドリゲスと連敗中で今回のメインを務めることになっている。

マッケンジーも前回のメイン出場では、シャオナンと同様にホドリゲスに判定負けを喫しているが、5Rの経験という部分では文字通り1日の長がある。スタイル的にも散打ベースのムエタイがバックボーンのシャオナンは、マッケンジーを相手に寝技には持ち込まれたくない。いやグラウンドでは苦戦は免れないどころか、上でも下でも常に一本負けの危機があるといって良いだろう。

独特のサイドキック基調で、足をジャブのように使えるシャオナンだが、UFCで挙げた6勝は全て判定勝ちで世界最高峰ではKOパワーがあるとは言い難い。計量の様子からもフィジカルではマッケンジーを上回るシャオンとはいえ、パンチを被弾することをいとわず、組んで倒せば勝利が近づくマッケンジーと距離を取り、組みを切って25分間戦い続けるのは至難の技だ。

テイクダウン&極めを如何に耐え、常にフィニッシュ狙いのマッケンジーが疲弊させ、かつサイドキックやジャブで削ることができるか。シャオナンにとっては我慢の初メインとなる。

またバンタム級のトレヴィン・ジョーンズ✖ハオーニ・バルセロス、45歳のアレクセイ・オレイニクと40歳のイリル・ラティフィの仕切り直しの一戦など、負けると後がない対決も気になるファイトナイトだ。

なおマッケンジーと共にファイトキャンプを行ったタバタ・ヒッチは、対戦相手のジェシカ・ペネの体調不良で試合がキャンセルされている。

■視聴方法(予定)
10月2日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN211計量結果

<女子ストロー級/5分5R>
マッケンジー・ダーン: 115.5ポンド(52.38キロ)
イェン・シャオナン: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ランディ・ブラウン: 170.5ポンド(77.34キロ)
フランシスコ・トリナルド: 170ポンド(77.11キロ)

<バンタム級/5分3R>
ハオーニ・バルセロス: 135.5ポンド(61.46キロ)
トレヴィン・ジョーンズ: 135ポンド(61.24キロ)

<フェザー級/5分3R>
ソディック・ユースウ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ドン・シェイニス: 146ポンド(66.22キロ)

<140ポンド契約/5分3R>
ジョン・カスタニエダ: 139.5ポンド(63.27キロ)
ダニエル・サントス: 138.5ポンド(62.82キロ)

<ライト級/5分3R>
マイク・デイヴィス: 155ポンド(70.31キロ)
スラヴァ・ボルシェフ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク: 254ポンド(115.21キロ)
イリル・ラティフィ: 253ポンド(114.75キロ)

<ライト級/5分3R>
ジョアキン・シウバ: 155ポンド(70.31キロ)
ジェシー・ロンソン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン: 186ポンド(84.37キロ)
クリシュトフ・ヨッコ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マキシム・グリシン: 205.5ポンド(93.21キロ)
フィリッピ・リンス: 205.5ポンド(93.21キロ)

<140ポンド契約/5分3R>
ユリア・ストレアレンコ: 139.5ポンド(63.27キロ)
チェルシー・チャンドラー: 140ポンド(63.5キロ)

<バンタム級/5分3R>
ランディ・コスタ: 135ポンド(61.24キロ)
グイド・カネッティ: 135.5ポンド(61.46キロ)

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MMA MMAPLANET o UFC UFC272 イェン・シャオナン キック マリナ・ホドリゲス

【UFC272】序盤リードのシャオナン。股間へのヒザで流れが変わったか、ホドリゲスにスプリット判定負け

<女子ストロー級/5分3R>
マリナ・ホドリゲス(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
イェン・シャオナン(中国)

小刻みなステップからロー、右を伸ばすシャオナン。さらにワンツーを入れ、ホドリゲスのステップインを右で迎え撃つ。ワンツーからパンチを続け距離を詰めるシャオナンが、ローに右を合わせていく。前に出ると打たれるホドリゲスが右に回って間合いを外す。シャオナンは引き続きローに右のカウンターを狙った。ワンツーでステップイン、近距離でパンチを続けるシャオナンは、カーフの蹴り合い後に圧を掛けてきたホドリゲス屈することなく、カウンターで待ち受ける。

近距離のパンチの交換でもスピードで上回るシャオナンは、足も使いパンチを被弾する数が少ない。思い切り右を振るい、ヒザから左を入れたホドリゲスだが、左ヒザが股間を直撃しておりシャオナンが手を挙げてブレイクを要求する。サムアップし、試合に応じるシャオナンはここで得意の左サイドキックを蹴っていく。跳びヒザのホドリゲスが、サイドキック後に組みついてバックを伺うも、胸を合わせたシャオナンが足をすくいあげてテイクダウン。ホドリゲスは下から仕掛ける時間がなく、ラウンド終了となった。

2R、サイドキックを多用するようになったシャオナンが、テイクダウン狙いを切って離れる。ワンツーの打ち合いから前に出たホドリゲスに対し、シャオナンが左フックのカウンターを狙う。さらにワンツーを入れて離れたシャオナンとの距離を詰めたホドリゲスが、オーバーハンドも届かない。続くステップインではオーバーハンド後に左を当てたホドリゲスが、圧を掛け始めたか。

手数が減ったシャオナンだったが、ヒザ蹴りをキャッチしてテイクダウン。スクランブルでバックに回るが、ホドリゲスがウィザーから胸を合わせる。小外掛けを耐えたホドリゲスは、ケージに押し込まれた状態でヒザを見せ、シャオナンがエルボーを打って離れる。残り1分、ワンツーで前に出たホドリゲスが首相撲からヒザ蹴り、シャオナンの組みをいなしてケージに押し込む。ヒザ蹴りを抱えて押し込み返したシャオナンにヒザ、エルボーを掘りゲスは打っていく。離れたシャオナンにワンツーの右を当てたホドリゲスがこの回を取った。

最終回、ユライアが「ジャブ、サイドキックを使え」と指示を送り、シャオナンを送り出す。ローを蹴ったシャオナンが、パンチの応酬からサイドキックを放つ。ジャブから右のホドリゲス、シャオナンがジャブ、もしくはリードフックの一発という攻撃が多い。ホドリゲスが右を当て、ジャブを伸ばす。中に入れないと、ホドリゲスの距離での打撃戦を強いられるシャオナンが右に回り、追いかけてきたところでカウンター狙いのパンチを出す。

入れないシャオナンは、左右に回るステップだけではこの回を落とすことになる。意を決して踏み込むと、組んだホドリゲスがヒザとヒジを見せて離れる。残り2分を切って、ホドリゲスの踏み込みにカウンターを合わせるようになったシャオナンが左フックをヒットする。ホドリゲスも下がらない、カウンターを合わされようが右オーバーハンドを振るって前に出る。ホドリゲスはワンツー、右手を挙げてアピールするとシャオナンも同じ動作を見せ、ワンツーを入れる。組んでエルボー、右から左を当てたホドリゲスに、シャオナンのスピニングバックフィストが当たる。2回目は空を切り、タイムアップを迎えたシャオナンがすぐさまに股間の痛みを訴えた。

涙を浮かべるシャオナン、ウィナーコールを待つ間も泣き顔のまま──最後はスプリット判定負けのアナウンスを聞いた。


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F1 MMA MMAPLANET o UFC UFC272   アレックス・オリヴェイラ イェン・シャオナン ウマル・ヌルマゴメドフ エジソン・バルボーサ グレッグ・ハーディー ジェイミー・マラーキー セルゲイ・スピヴァク タジル・ウランベコフ ティム・エリオット ブライアン・ケレハー ヘナト・モイカノ ホルヘ・マスヴィダル マリナ・ホドリゲス マリヤ・アガポワ ルドヴィット・クライン

【UFC272】計量終了 コビントン×マスヴィダル──止まらない罵り合い。どうなるロシア勢……

【写真】予定調和が、激しくなっているだけで何も面白くないやりとりだ(C)Zuffa/UFC

5日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでUFC 272「Covington vs Masvidal」が開催され、4日(金・同)に本計量、セレモニアル計量が行われた。

メインで戦うコルビー・コビトンとホルヘ・マスヴィダルは、セレモニアル計量のフェイスオフでダナ・ホワイトを間にののしり合いを続ける。

そしてジョー・ローガンに旧友でビター・ライバル(遺恨の相手)と戦うことになったと尋ねられたマスヴィダルは「ビター・ライバルじゃないビッチだ。アメリカントップチームとは別に僕に人生、このスポーツを関わってくれた父のために、そして自分のためにビッチの化けの皮を剥がす。チ〇ポでケ〇の穴の臭いをかいでいろ。神に感謝し、ここに来てくれた──こんなヤツのために拍手を送ってくれる皆に感謝している。コルビー、俺の願いを聞いてくれ、PPVを売ってほしんだ。俺の方を見ろよ、ビッチ。できないだろう、ビッチ。ただPPVを売れ、お前はそれで十分なビッチだ」等、訳せないような言葉を続けた。

続いて元ルームメートで元チームメートと戦う、この試合の意味を問われたコビントンは「ウォー、ウォー、ウォー、ジョー・ローガン。僕らは将来のことを話していたけど、今のことを話そうや。ジョー・ローガン、皆が君を愛している。君がUFCに戻って来てくれて嬉しい。恋しかったよ。今日は最後の晩餐だ。明日は電気椅子を用意する。アイツのケツを吹き飛ばす」と話し、最後は米軍への称賛の言葉を送り、「ゴッド・ブレス・アメリカ、明日の夜に会おう」と大声で締めた。


両者のやりとりなど、特にMMAに必要ないと感じるファンにとって注目はウマル・ヌルマゴメドフ、タジル・ウランベコフの2人だ。キャリア13勝0敗のウマル、13勝1敗のウランベコフ──バンタム級とフライ級の要注目株でブライアン・ケレハー、ティム・エリオットを下せばランキングもそうだが、存在感が違ってくる。とはいえ個人の力の及ばないところで、彼らのキャリアに暗雲が立ち込めている。

ロシア軍のウクライナ侵攻により、パラリンピックではロシアとベラルーシの選手団の参加が拒否され、サッカーでもFIFAとUEFAは代表をはじめロシアの全チームの国際大会への参加禁止を決定した。UEFAチャンピオンズリーグの決勝もサンクトペテルブルクのガスプロム・アレナから、パリのスタッド・ドゥ・フランスに変更されている。

一方で自動車レース界では世界モータースポーツ評議会が、ロシアとベラルーシ籍のドライバーに関して、国家の代表としての出場や、国旗の掲揚などを国威高揚に通じる一切の行為を禁じるなど誓約書にサインをしたうえで出場を認めている。ただしF1ではロシアGPを2025年まで中止とし、ハースF1のロシア人ドライバー=ニキータ・マゼピンが父親の経営する会社のスポンサーごと契約を破棄されるなど──政治とスポーツは別という大義も完全に崩れ、ロシア人アスリートは困難な状況にある。

そんななかUFCやMMA界では、ロシア人ファイターを締め出すという話は出ておらず(3月19日の英国大会は水面下でカード変更という動きもあるようだが)、今回のセレモニアル計量でもウマル・ヌルマゴメドフとタジル・ウランベコフというダゲスタン系ロシア勢へのブーイングや、ウクライナ国旗を身にまとったマリナ・モロズへの特別な声援は(BGMが爆音量で流れてはいたが)確認できなかった。

そんな両者だけでなくMMAには欠かせないロシア人ファイター達が、母国の他国侵攻の影響を──出場機会を得ることができたとしても、受けないわけはないだろう。今後のMMA帝国のファイターの活躍の場はどうなっていくのか──という意見すら憚れる空気が我々の世界を覆っているが、果たして。

■視聴方法(予定)
3月6日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWプライム

■対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
コルビー・コヴィントン: 170.5ポンド(77.34キロ)
ホルヘ・マスヴィダル: 170.5ポンド(77.34キロ)

<160ポンド契約/5分3R>
ハファエル・ドスアンジョス: 160ポンド(72.57キロ)
ヘナト・モイカノ: 160ポンド(72.57キロ)

<フェザー級/5分3R>
エジソン・バルボーサ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ブライス・ミッチェル: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド: 170ポンド(77.11キロ)
アレックス・オリヴェイラ: 170ポンド(77.11キロ)

<ヘビー級/5分3R>
セルゲイ・スピヴァク: 243.5ポンド(110.44キロ)
グレッグ・ハーディー: 266ポンド(120.65キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイリン・ターナー: 156ポンド(70.76キロ)
ジェイミー・マラーキー: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
マリナ・ホドリゲス: 116ポンド(52.62キロ)
イェン・シャオナン: 116ポンド(52.62キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニック・ネグメレアフヌ: 205.5ポンド(93.21キロ)
ケネディ・ンゼチェクウ: 206ポンド(93.44キロ)

<女子フライ級/5分3R>
マリナ・モロズ: 125.5ポンド(56.92キロ)
マリヤ・アガポワ: 126ポンド(57.15キロ)

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ: 146ポンド(66.22キロ)
ブライアン・ケレハー: 145ポンド(65.77キロ)

<フライ級/5分3R>
ティム・エリオット: 126ポンド(57.15キロ)
タジル・ウランベコフ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
ルドヴィット・クライン: 156ポンド(70.76キロ)
ディヴォンテ・スミス: 156ポンド(70.76キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダスティン・ジャコビー: 205.5ポンド(93.21キロ)
ミハウ・オレキシェイジュク: 206ポンド(93.44キロ)

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MMA MMAPLANET o UFC UFC264 UFC272 アレックス・オリヴェイラ アレックス・ヴォルカノフスキー エジソン・バルボーサ カマル・ウスマン グレッグ・ハーディー コナー・マクレガー コルビー・コビントン ジェイミー・マラーキー ジョン・チャンソン セルゲイ・スピヴァク ダスティン・ポイエー ティム・エリオット ピョートル・ヤン ブライアン・ケレハー ヘナト・モイカノ ホルヘ・マスヴィダル マックス・ホロウェイ マリナ・ホドリゲス ルドヴィット・クライン

【UFC272】メインは元親友、今や犬猿の仲。コルビー・コビントン×ホルヘ・マスビダル

【写真】打と一体化したテイクダウンで仕掛け続けることができれば、コビントン有利か(C)Zuffa/UFC

5日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでUFC 272「Covington vs Masvidal」が開催される。

今大会ではアレックス・ヴォルカノフスキー✖マックス・ホロウェイ、3度目の世界フェザー級選手権試合が組まれていたが、挑戦者ホロウェイの負傷欠場でコリアンゾンビことジョン・チャンソンが代替チャレンジャーとなり、4月9日のUFC273に延期に。

またアルジャメイン・ステーリング×ピョートル・ヤンの世界バンタム級選手権試合IIの王座統一戦も、現王者のステーリングの負傷で、フェザー級世界戦と同様にUFC273にスライドされている。

結果、コルビー・コビントン×ホルヘ・マスヴィダルのノンタイトル戦がメインで組まれることとなった。UFCのPPV大会で世界戦が組まれないのは昨年7月のUFC264以来となる。


とはいえUFC264は最初からダスティン・ポイエーとコナー・マクレガーの3度目の対戦がメインに据えられており、今回のように昇格ヘッドライナーではない。ただし、そこは人勢の宝庫UFC、コヴィントンとマスヴィダルは過去の実績、キャラクターからも世界戦以上に注目を集める顔合わせといえる。

煽り映像にも見られるように、この2人は長年ATTのチームメイトであり練習パートナーであった。それだけでなく互いにセコンドに付き合うほど仲だった。「凄く近しい存在だった」とマスヴィダルが言えば、コビントンも「親友だった」と明言している。

「打撃が上手かったアイツは、俺と練習することでレスリングが強化され、ウェルラウンディットファイターになったんだ」とコビントンが煽り映像のなかで話しているように、過去に何度も仲睦まじい様子がUFCの中継内でも確認されていた。

しかしコビントンによれば「俺たちが親友だったのも、俺がヤツが望むトップになるまで」だった。コビントンは所属ジムもMMAマスターズに移し、「俺はケージに友人を創りに来ているんじゃない。金を稼ぎにきているんだ」と言い切るや、対戦が決まれば近親憎悪のようにトラッシュトークを続けている。

そんなコビントンとマスヴィダル、両者揃って現UFC世界ウェルター級王者カマル・ウスマンに2度敗れており、知名度はあってもタイトルへのストーリーラインにギリギリに踏み留まっている状態にある。

今回の試合で遅れを取ると、その時点でベルトへの挑戦は行列の最後に回されることは避けようがない。そんな大一番、打撃でいえば蹴り、ヒザを交えたトータルストライキングでマスヴィダルが上をいく。ただし、テイクダウン能力とスクランブルではコビントンが上回り、テイクダウンで完結するパンチの圧力は、マスヴィダルを上をいく。

テイクダウンの一部と可したパンチは当たればKOパワーがあるだけでなく、外れてもパンチと組みの両方をマスヴィダルに意識させる効果が十分にある。マスヴィダルとしては、テイクダウンを警戒し過ぎるとパンチを被弾するので、それほそ倒されて立つときにバックを許さないことを念頭に置き、組みの防御で疲弊しないことが大前提。5Rを戦い切る戦略がマスヴィダルには必要になってくる。

今やテイクダウンは姿勢を乱して立つ準備をしておけば、簡単に抑えられることはない。ただし、下に居続ける続けることは判定を考えると法度。そうなるとスクランブルゲームとなり、攻めていることでペースを守り、体力と気持ちが長持ちするのはコビントンという見方もできる──が、果たして。

■視聴方法(予定)
3月6日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWプライム

■対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
コルビー・コヴィントン(米国)
ホルヘ・マスヴィダル(米国)

<160ポンド契約/5分3R>
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)
ヘナト・モイカノ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
エジソン・バルボーサ(ブラジル)
ブライス・ミッチェル(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド(米国)
アレックス・オリヴェイラ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
セルゲイ・スピヴァク(モルドバ)
グレッグ・ハーディー(米国)

<ライト級/5分3R>
ジェイリン・ターナー(米国)
ジェイミー・マラーキー(豪州)

<女子ストロー級/5分3R>
マリナ・ホドリゲス(ブラジル)
ヤン・シャオナン(中国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニック・ネグメレアフヌ(ルーマニア)
ケネディ・ンゼチェクウ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
マリナ・モロズ(ウクライナ)
マリヤ・アガポヴァ(カザフスタン)

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
ブライアン・ケレハー(米国)

<フライ級/5分3R>
ティム・エリオット(米国)
タジル・ウランベコフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
ルドヴィット・クライン(スロバキア)
ディヴォンテ・スミス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダスティン・ジャコビー(米国)
ミハウ・オレキシェイジュク(ポーランド)

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MMA UFN194 キック マッケンジー・ダーン マリナ・ホドリゲス

【UFN194】2Rと4Rの終盤以外は寝技に持ち込ませず。ホドリゲスがマッケンジー・ダーンに判定勝ち

<女子ストロー級/5分5R>
マリナ・ホドリゲス(ブラジル)
Def.3-0:49-46.49-46.49-46
マッケンジー・ダーン(ブラジル)

長身、リーチで優るホドリゲスに対し、マッケンジーは右の蹴りを繰り出す。ホドリゲスはしっかりと間合いを取り、その蹴りをかわして前蹴りを見せる。右オーバーハンドから一気に距離を詰めて組みに行ったマッケンジーだが、ここはホドリゲスが離れて組ませない。自らの攻撃もローが届く距離を維持するホドリゲスだったが、マッケンジーが思い切り右を振るって顔面に入れ組んでいく。

右腕をネルソン気味に極め、テイクダウンを許さなかったホドリゲスは体を一度入れ替え、押し込まれ返しても離れることに成功する。パンチに距離を取るマッケンジーにミドルを入れ、鋭い左ジャブを当てたホドリゲス。マッケンジーも荒くも勢いのあるパンチを振るうが、ボディに強烈な勢いでヒザを突き刺し初回を終えた。

2R、ワンツーを振るってクリンチに持ち込んだマッケンジー。回って離れたホドリゲスに、右オーバーハンドを2発入れて組みつく。右腕を差して、腰技を狙ったマッケンジーは潰されても、足をすくってスイープ、即ニーインベリーで抑え上四方へ。サイドから再びニーインベリー、枕で抑えるマッケンジーに対し、ホドリゲスはサイドで抑えられた状態でRNCクラッチのギロチンへ。

これを振りほどき、スクランブルで腹固めに出たマッケンジーがパンチを入れる。右腕を足で極めに行ったマッケンジーに対し、ホドリゲスが前転しバックに移行して両足をフックし背中を伸ばせる。結果、マウントを取ったマッケンジーがパンチを纏める。ケージキックで逃れようとしたホドリゲスに対し、マッケンジーはマウントをキープして腕狙いへ。ホドリゲスは何とか時間まで防ぎ切った。

3R、右オーバーハンドを振るって前に出るホドリゲス。大きな振りのパンチは組みつかれる隙を与えるが、マッケンジーは打撃で対抗する。ホドリゲスは右ハイを繰り出し、左右のボディフックからワンツー。スピニングバックフィストを空振りしたマッケンジーのパンチは相当に荒い。そこにホドリゲスがワンツーを入れ、マッケンジーが頭を下げる場面も。

寝技の攻防で両者が削られた感があり、動きは少ない。そのなかでもホドリゲスが蹴りを交えて前に出て攻勢に。マッケンジーは前に出てフックも、回ってかわしたホドリゲスがボディを抉る。ジャブから右、ワンツーフックと手数で優るホドリゲスが前蹴りを入れる。残り30秒で組んだマッケンジーは、首相撲にもシングルに出てレッグリフト。ホドリゲスがエルボーを連打し、この回を取った。

4R、右ストレート&前蹴りを繰り出すホドリゲス。蹴りが股間に入り、マッケンジーがインターバルを要求する。再開後、右を振るったホドリゲスはスラッピーなマッケンジーの打撃とその後のテイクダウン狙いを見据えたファイトを展開する。左に回り、前に出てきたマッケンジーの腹にヒザを突き刺したホドリゲスがダブルレッグ狙いを切る。

打つ手がなくなってきたマッケンジーは右フックを被弾し、ワンツーに下がる。ここで距離をキープし、テイクダウンの機会を与えない堅実なファイトを展開したホドリゲスがボディを攻める。ワンツーで突っ込みすぎ背中を見せたマッケンジーにハイを狙ったホドリゲスは、ワンツー&首相撲からヒザ蹴り、さらに前蹴りが顔面を捕える。続くヒザ蹴りに右腕を頭に巻き付けるように、マッケンジーがいわゆるラリアットからのニータップを狙う。

ホドリゲスは左腕を差して、前傾姿勢のマッケンジーを前方に崩すが、下となった同時に
マッケンジーがブリッジ&スイープへ。そのままマウントを取ったマッケンジーは、左右のパンチをハイマウントからオモプラッタに入ったところで時間となった。一瞬の隙で攻勢に出る柔術を持つマッケンジーが、父メガトンが待つコーナーに戻った。

最終回、右オーバーハンドから組みに行くマッケンジー。回ってかわすホドリゲスが前蹴りから右オーバーハンドを放つ。左右のフック、そして前蹴りからサークリング、距離を取るホドリゲスが左フックをヒットさせる。組めないマッケンジーは、ここでもラリアット式のニータップへ。ホドリゲスは姿勢を乱すも、マッケンジーは足が前に出ず押し込みが足らずテイクダウンは奪えず。

ここは無理をするする場面だが、ホドリゲスが左フックに続き右オーバーハンドを当てる。最後の1分を蹴り、ダブルレッグからケージにホドリゲスを押し込んだマッケンジーだが、小内に反応されると、離れたところでヒザを被弾しタイムアップとなった。

結果、2R以外を取ったホドリゲスが3-0の判定勝ちし、「戦い始めた時から5R戦、世界戦を戦えるようにして来た。そのようにコーチが準備をしてくれた。まだ何人か前にいるけど、欠員が出たら私はタイトルマッチを戦える」と勝者は話した。


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News UFC UFN ESPN+52 UFN194 クリス・グティエレス ブログ マッケンジー・ダーン マテイス・ニコラウ. フィリッピ・コラレス マリナ・ホドリゲス マリヤ・アガポワ

【UFN194】計量終了 闘志満々マッケンジー✖ホドリゲス。グティエレス、エリオット✖ニコラウに注目

【写真】身長差がなかなかあるホドリゲスとマッケンジー(C)Zuff/UFC

8日(金・現地時間)、 9日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN194:UFN on ESPN+52「Dern vs Rodriguez」の計量が行われた。

今大会のメインはマリナ・ホドリゲス✖マッケンジー・ダーンの女子ストロー級マッチ。両者揃って問題なく計量をパスしているが、よりナーバスに見えたのはホドリゲスで、パスをすると安堵の表情を浮かべ、両手を合わせた。

一方のマッケンジーは、パス後に笑顔を浮かべてガッツポーズ、フェイスオフでも笑顔で握手をしつつ、いざ視線を合わせスト決して目を逸らさない気の強さが見え隠れしていた。

そのマッケンジーは現在4連勝中で、ホドリゲスはアマンダ・ヒーバスとミッシェレ・ウォーターソンという猛者に連勝中。両者にとって、ここを勝ち残ることで11月16日の世界女子ストロー級選手権試合=王者ローズ・マナジュナス✖挑戦者ジャン・ウェイリ戦の勝者への挑戦権が見えてくる大切な一戦となる。


コ・メインのウェルター級ではランディ・ブラウンと対戦するジャレッド・グーデンが 4ポンド超過でキャッチ戦として行われる。

またUFC唯一のカザフスタン女子ファイターのマリヤ・アガポワは事前のインタビューで順調に体重が落ちていることを明言していたが、その言葉通り胸の狼のタトゥーが際立つバキバキボディを披露し、フェイスオフでも終始笑顔を浮かべていた。

プレリミ4試合、メイン5試合のコンパクトな大会で気になるのはメインカードの火蓋を切って落とすバンタム級のクリス・グティエレス✖フィリップ・コラレスの一戦と、フライ級のティム・エリオット✖マテウス・ニコラウのマッチアップだ。

LFAからUFCにステップアップしたグティエレスは、スムーズなパンチと蹴りのコンビネーションを主体に無駄な移動が少ない攻撃で、1分を挟んで4連勝中の上昇基調にある。

グティエレスの特徴は、動きが大きくないこと。移動や体を振った「ため」でパワーを創り出す攻撃でなく、定置で養成したパワーを移動させる打撃を有効活用できている。

グティエレスが安定しているのは、入って来る相手に適切なパンチや蹴りを入れることで、自身の力が伝わる距離で戦えていること。つまり、自分の間で戦うことができるというわけだ。

そんなグティエレスの攻撃を受けても思い切り入るのか、自らは出ずに誘い出すことができるか。コラレスの勝機は、グティエレスの間で戦わないことで訪れる。

フライ級のニコラウ✖エリオットは、前者がオクタゴン2戦目なのに対し、後者は実に16戦目という新旧対決だ。エリオットはスクランブルに持ち込んで、削って競り勝つことを狙うことが予想される。その執拗な攻撃に対して、ニコラウは耐久力とダースやジャパニーズネクタイというフロント系のチョークによる遮断力を持ち得ているのか。

ニコラウもジョン・モラガがマネル・ケイプにスプリットで競り勝っており、ミスを犯さないファイトには長けている。攻めるエリオット、受けて外すニコラウという展開になることが予想されるが、前述したようにニコラウの遮断力=極め力によって勝敗の行方が左右される一番となりそうだ。

■視聴方法(予定)
10月10日(日・日本時間)
午前2時30分~UFC FIGHT PASS

■UFN194計量結果

<女子ストロー級/5分5R>
マリナ・ホドリゲス: 115ポンド(52.16キロ)
マッケンジー・ダーン: 114.5ポンド(51.94キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ランディ・ブラウン: 170.5ポンド(77.34キロ)
ジャレッド・グーデン: 174ポンド(78.92キロ)

<フライ級/5分3R>
ティム・エリオット: 125.5ポンド(56.92キロ)
マテウス・ニコラウ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子フライ級/5分3R>
マリヤ・アガポワ: 125ポンド(56.7キロ)
サビーナ・マゾ: 125ポンド(56.7キロ)

<バンタム級/5分3R>
クリス・グティエレス: 135ポンド(61.24キロ)
フィリッピ・コラレス: 136ポンド(61.69キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ロマノフ: 260ポンド(117.93キロ)
ジャレッド・ヴァンデラ: 265.5ポンド(120.42キロ)

<フェザー級/5分3R>
チャールス・ロサ: 145.5ポンド(66.0キロ)
デイモン・ジャクソン: 145.5ポンド(66.0キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ルピタ・ゴディネス: 115.5ポンド(52.38キロ)
シルヴァナ・ゴメス・フアレス: 114ポンド(51.7キロ)

<ライト級/5分3R>
チャーリー・オンテヴェロス: 155.5ポンド(70.53キロ)
スティーブ・ガルシア: 155ポンド(70.31キロ)

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UFC ESPN24 UFC Result アレックス・モロノ カールストン・ハリス ニール・マグニ― パク・ジュンヨン ブログ マリナ・ホドリゲス

【UFC ESPN24】試合結果 ホドリゲスがウォーターソンに勝ち切る。セラーニはまさかのKO負け……

【写真】序盤のリードをしっかりと守ったホドリゲスがメインで判定勝ち(C)Zuffa/UFC

8日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC on ESPN24「Rodriguez vs Waterson」が開催された。

メインの女子フライ級はストロー級のミッシェレ・ウォーターソンが、リーチ差のあるマリナ・ホドリゲスを相手に、ケージに詰まってパンチを被弾することが多く判定負けに。

それでもサイドキック基調で、ローや回転系の技を駆使し4Rにはテイクダウンに成功するなど、アグレッシブかつベストを尽くすファイトを展開──ファイト・オブ・ザ・ナイトに選ばれなかったのが、不思議な根性ファイトだった。

セミでは1週間前のオファーを受けたアレックス・モロノが、カウボーイ・セラーニに金星のKO勝ち。オープニングファイトではアブダビのFight Islandウィークに開催されたUAE Warriorsでダナ・ホワイトに見いだされたルタ・リーブリ戦士カールストン・ハリスが、アナコンダで一本勝ちデビューを飾った。

結果、モロノとハリスの両者がパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを獲得している。

また韓国から出場のパク・ジュンヨンは、タフォン・エヌシュクウィに判定勝ちしオクタゴン3連勝を達成。UFC通算戦績を3勝1敗としている。

ファイト・オブ・ザ・ナイト=ディエゴ・フェヘイラ✖グレゴール・ギレスピー
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト=アレックス・モロノカールストン・ハリス

UFC on ESPN24「Rodriguez vs Waterson」
<女子フライ級/5分5R>
○マリナ・ホドリゲス(ブラジル)5R
判定
詳細はコチラ
×ミッシェレ・ウォーターソン(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○アレックス・モロノ(米国)1R4分40秒
TKO
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×ドナルド・セラーニ(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○ニール・マグニー(米国)3R
判定
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×ジェフ・ニール(米国)
<ヘビー級/5分3R>
○マルコ・ホジェリオ・デリマ(ブラジル)3R
判定
×モーリス・グリーン(米国)
<160.5ポンド契約/5分3R>
○グレゴール・ギレスピー(米国)2R4分51秒
TKO
×ディエゴ・フェヘイラ(ブラジル)
<ミドル級/5分3R>
○フィル・ホーズ(米国)3R
判定
×カイル・ダウカウス(米国)
<フェザー級/5分3R>
○マイク・トリザノ(米国)3R
判定
×ルドヴィット・クライン(スロバキア)
<ミドル級/5分3R>
○パク・ジュンヨン(韓国)3R
判定
×タフォン・エヌシュクウィ(カメルーン)
<ウェルター級/5分3R>
○カールストン・ハリス(ガイアナ)1R2分52秒
アナコンダチョーク
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×クリスチャン・アギレラ(米国)

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Report UFC UFC ESPN24 ブログ マリナ・ホドリゲス ミッシェレ・ウォーターソン

【UFC ESPN24】What a Fight !! 驚異的な粘り。諦めないウォーターソンに、ホドリゲスがしっかり勝ち切る

<女子フライ級/5分5R>
マリナ・ホドリゲス(ブラジル)
Def.3-0:49-46.49-46.48-47
ミッシェレ・ウォーターソン(米国)

間合いを図る両者、ウォーターソンがサイドキックを見せる。左を伸ばし、姿勢を乱したウォーターソンだが、ホドリゲスは慎重に距離を保つ。その距離が近づくとホドリゲスがショートのコンビを見せる。ウォーターソンはサイドキックを顔面に届かせる。一気に踏み込んでパンチを纏めるホドリゲスは、足を取りに来たウォーターソンに右を当てる。さらに右を続けるも、ウォーターソンも右を返す。

ホドリゲスはリーチ&コンパスの差を生かし、ミドルや前蹴りでウォーターソンに踏み込ませない。サイドキックや回転系の動きを見せていたウォーターソンが、右ローを決める。続くサイドキックヲキャッチするなど、ホドリゲスの間が続き右ミドルを連続で入れる。サイドの関節蹴りで姿勢を乱したホドリゲスが距離を詰める。サイドキックを腹に受けながら、一気に押し込んで首相撲&ヒザとパンチを打ちこんだホドリゲスのラウンドとなった。

2R、ホドリゲスが右前蹴り&右ロー、ウォーターソンは踏み込んでローやサイドキックを繰り出す。ホドリゲスは右ストレートを当て、ウォーターソンの蹴りの距離でもストレートを届かせることができる。結果、蹴りにさえも待ちのファイトでスタミナをセーブできるホドリゲスが、逆に動いて消耗するウォーターソンに対しパンチを纏めテイクダウン狙いを切る。

ケージにウォーターソンを押し込んだホドリゲスが、ヒザをボディに入れて離れる。ウォーターソンはサイドキックをボディに入れるも、肩で息をしているか。それでもウォーターソンは動きを止めるわけはなく、サイドキックで関節を狙う。そこのワンツーからスリーとパンチを纏めるホドリゲスの優勢は揺ぎ無い。ウォーターソンはシングルからリリースしてパンチなど、工夫した攻めを見せる。それでもホドリゲスのロングフックの連打、クリンチからのヒザ&エルボーを受け、ウォーターソンは劣性のままラウンド終了を迎えた。

3R、サイドの関節蹴りの目測を誤り姿勢を乱したウォーターソンは、立ち上がったところでハイキックを受けそうになる。必死にクリンチに持ち込むも、テイクダウンはできず自ら離れる。そのウォーターソンのサイドキックにもボディを入れ、ケージに詰めてラッシュを変える。厳しい展開のウォーターソンは、サイドの関節蹴りから右ローを入れる。ならばとホドリゲスが右ハイも、前足を効かされたような仕草を見せる。

ホドリゲスのラッシュで打ち疲れたか、手数が減り動きも少なくなる。ラッシュでのパンチ数も明らかに減ったホドリゲスは、左を被弾し右を思い切り打ち返す。最後の1分で右ハイからパンチをまとめたホドリゲスは、左ミドルを受けても圧力を高め首相撲からヒザ蹴り、エルボーを思い切り打ち込む。さらに左右のフックのホドリゲスに対し、ウォーターソンはミドルを蹴って距離を確保し、ラウンド終了を迎えた。

4R、ホドリゲスは右ミドル、距離を詰めて左右のフックを見せる。さらミドルからハイを見せたホドリゲスに対し、ウォーターソンが一気に距離を詰めて組み──テイクダウンを決める。背中をマットにつけたホドリゲスが、金網にもたれていくが、ウォーターソンが頭を押し付けて許さない。ケージキックもスクランブルに持ち込めないホドリゲス。ウォーターソンはエルボーを落とし、トップコントロールを続ける。下からキムラ狙いのホドリゲスだが、腕を抜いたウォーターソンがパンチを入れる。エルボーで下を向く場面もあったホドリゲス、ウォーターソンが根性の挽回を見せた。

最終回、ウォーターソンが左ミドル。テイクダウンへの警戒心が高まり、ポイントでリードしているホドリゲスは間合いを取る。ここで右ローから、左ハイを狙ったウォーターソン。この蹴りが顔をかすめたホドリゲスはミドルで動きが止まるシーンも。ホドリゲスはギアを上げ、ボディを殴り返し右フックを振るっていく。ダブルレッグを見切ったホドリゲスは右前蹴り、右ストレートから左フックを狙う。ウォーターソンのローから右フック、そして左ミドルを繰り出す。

ボディ狙いのホドリゲスが、右ロー。ウォーターソンも右ローを蹴り返し、ワンツーで前に出る。首相撲から離れようとしたウォーターソンに左ハイを入れたホドリゲスが、左右のフックからヒザを入れてタイムアップに。

結果としては強いのはホドリゲスだが、最後まで勝負を諦めず動きが増えていくウォーターソンの戦意には頭が下がる。それでも結果は当然、ホドリゲスに。ウォーターソンの姿勢が素晴らしかっただけに、勝者にはそれ以上称賛されるべきだろう。


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Report UFC UFC257 アマンダ・ヒーバス ブログ マリナ・ホドリゲス

【UFC257】アマンダ・ヒーバスの右フックに、右でアゴを打ち抜いたマリナ・ホドリゲスがTKO勝ち

<女子ストロー級/5分3R>
マリナ・ホドリゲス(ブラジル)
Def.2R0分45秒by TKO
アマンダ・ヒーバス(ブラジル)

UFC4連勝中で、妙にかわいらしい英語を操るヒーバスが、ムエタイMMAファイターのホドリゲスと同朋対決。リーチで優るホドリゲスに対し、ヒーバスが前に出る。右を出して回るホドリゲスは、首相撲の機会を伺う。ホドリゲスはワンツーを繰り出すが、ヒーバスは直後に組んでボディロックテイクダウンを決める。左足を背中越しにヒーバスの左足の裏に通したホドリゲスだが、ヒーバスはバックに回らせずクローズドガードを取らせる。

ヒーバスはガードの中からパンチを落とし、ホドリゲスは手首を掴んでエルボーを放つ。首を畳み、プレッシャーを掛けてガードを開けようとするヒーバスが鉄槌を打つ。ホドリゲスはしっかりとガードを閉じ、ハイガードへ。上を取り続けたヒーバスが初回を取った。

2R、右を入れ首相撲に取ったホドリゲス、直ぐに離れたヒーバスは右フックに右を合わされ、前方に崩れる。シングルに来たヒーバスを殴り続けるホドリゲスは、レフェリーが試合を止めたと勘違いし離れてしまう。レフェリーが止めていないと伝えると、立ち上がっていたヒーバスにエルボーを当てて突き放し、右を2発でホドリゲスが勝利を決めた。

「彼女がテイクダウンをしたいというのは分かっていたけど、2Rにゲームプラン通り戦えたわ」と言いトップ5と戦いたいとアピール。最後に「皆、もう私が何者が分かったわよね」と力強く語った。


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