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【UAEW15&EFC32】ヌルマゴメドフ軍ミドル級王者ファクレトディノフが57秒で元UFCのスパイスリーをKO

<ミドル級/5分3R>
リナット・ファクレトディノフ(ロシア)
Def.1R0分57秒by KO
エリック・スパイスリー(カナダ)

19勝2敗、EFCミドル級王者ファクレトディノフがUFCベテランのスパイスリーと対戦。ローの交換から左フックを当てたファクレトディノフは、スパイスリーのローに再び左フックを合わせる。さらに右フックを入れたファクレトディノフは、続いて右オーバーハンドをテンプルに打ち込む。

真っすぐ後方に倒れたスパイリーは失神、ファクレトディノフがケージに駆け上がり、視察に訪れたダナ・ホワイトにUFC行きをアピールした。


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【UAEW15&EFC32】UAEウォリアーズとイーグルFCが合体。ヌルマゴメドフ軍団が、砂漠に大挙集結!!

【写真】ザフロフを始めヌルマゴメドフ軍団の民族大移動の一歩となるか(C)MMAPLANET

15日(金・現地時間)、アラブ首長国連邦のアブダビ首長国は柔術アリーナでUAE Warriors15 が開催される。翌16日(土・同)には同会場から32キロほど西にあるヤス島UFC Fight IslandでUFC on ABCが行われるなど、2021年のMMAはUAEから始まるといった印象だ。

そんなUAEW15は、カビブ・ヌルマゴメドフの父で昨年7月に新型コロナウィルス感染が原因で逝去したアブドオゥルマナプ・ヌルマゴメドフ追悼大会でもある。

同時にMMAを引退したヌルマゴメドフが買収したEagle Fighting Championship(※旧名はGorilla FC)との共同開催となっている。もともとロシアやブラジルと結びつきの強いUAEの格闘技界だが、ヌルマゴメドフのロシア人ファイターの育成というプランもあってか、全15試合中ロシア人選手の出場は8選手、中央アジアや黒海&カスピ海周辺諸国の選手は5選手でイベントの大半を占める。

イベント名もUAEW15単独ではなくUAEW15/EFC32となった。そんな同大会、セミでUAEW初出場となるシャミール・ザフロフは、ヌルマゴメドフの盟友といって良い存在だ。


(C)ROAD FC

日本のMMA界ではRoad FC100万ドル争奪ライト級GPで準優勝となったことで知られるザフロフは、ヌルマゴメドフのトレーニング・パートナーで韓国の試合ではセコンドに就くこともあった。

同トーナメント決勝でマンスール・ベルナウイに敗れたものの、その8カ月後にザハロフはロードの象徴といえるクォン・アソルを完封し、そのテイクダウン&コントロールの強さを見せつけている。

ゴリラFCでの1試合を経て、ヌルマゴメドフの手引きのより中東で戦うこととなったザフロフの対戦相手ヘナート・ゴミスもまた同プロモーション初登場のブラジリアンだ。それだけに勝利はデフォルトで恐らくはUFC関係者も目にする今回の試合は、パフォーマンスが重要になってくるだろう。

EFCとの合体でアラビア色よりも、ムスリム色が強いといっても過言でなくなった砂漠のフィーダーショーにはONEを離れたムイン・ガフロフも参戦する。昨年11月大会出場予定が、今大会にスライドされたタジキスタン人ファイターは、修斗ブラジルやコンバッテ・アメリカスでキャリアを重ねてきたコスタリカ人ワルテル・サモラと相対する。

ジョン・リネケルには競り負けたものの、ONEバンタム級の上位にあったガフロフの中東入りはMMA界の時世、趨勢を表しているのだろうか。

また一昨年来、自らの負傷、対戦相手の欠場、コロナで大会延期、そして計量失敗とUFCで4度連続で試合が流れた結果、フリーエージェントとなったエリック・スパイスリーとキャリア19勝2敗のリナット・ファクレトディノフとの対戦も決まっている。

ファクレトディノフはゴリラFCミドル級王者で、同じく今大会でカールストン・ハリスと戦うセイジド・イザガクマエフもゴリラFC暫定ウェルター級チャンピオンだ。ヌルマゴメドフ軍団が中東経由で世界を目指す場と化したUAEW/EFC、ザフロフ、ファクレトディノフ、イザガクマエフにとって一大デモンストレーションの場となるであろうか。

なお今大会は新型コロナウィルスのワクチンを投与したファンに限って、会場での観戦が認められている有観客大会として開催される。

■UAEW15/EFC32対戦カード

<UAEWライト級選手権試合/5分5R>
[王者]ブルーノ・アゼレド(ブラジル)
[挑戦者]ミキャエル・ルブ(フランス)

<73キロ契約/5分3R>
シャミール・ザフロフ(ロシア)
ヘナート・ゴミス(ブラジル)

<64キロ契約/5分3R>
エリアス・ブグズダム(フランス)
ジェシー・アーネット(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
セイジド・イザガクマエフ(ロシア)
カールストン・ハリス(ガイアナ)

<フェザー級/5分3R>
ムイン・ガフロフ(タジキスタン)
ワルテル・サモラ(コスタリカ)

<バンタム級/5分3R>
スルタン・ジョルドシュベク(カザフスタン)
ヴィニシウス・ジ・オリヴェイラ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
リナット・ファクレトディノフ(ロシア)
エリック・スパイシー(米国)

<ライト級/5分3R>
アブドゥラクマン・ジティノワソフ(ロシア)
ウィリアム・スタークス(米国)

<バンタム級/5分3R>
マルトン・メスルミアン(アルメニア)
ダニエル・ヴェガ(メキシコ)

<バンタム級/5分3R>
アイリヨホン・ハミドフ(ウズベキスタン)
ルイ・ジョーダン(カナダ)

<63キロ契約/5分3R>
シャミル・マゴメドフ(ロシア)
ジャイソン・マルガロ(フィリピン)

<ミドル級/5分3R>
エリシャ・パクニス(ノルウェー)
モハメド・オシイリ(レバノン)

<ウェルター級/5分3R>
シェクバン・アルハソフ(ロシア)
バシレ・スプロヴィッチ(モルドバ)

<バンタム級/5分3R>
ラムザン・ヤカエフ(ロシア)
レアンドロ・ゴミス(ポルトガル)

<ミドル級/5分3R>
イマムシャフィ・アリエフ(ロシア)
ピム・クスター(オランダ)

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