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45 MMA MMAPLANET o Special UFC UFC300 UFN UFN234 ガブリエル・ベニテス ジム・ミラー 大沢ケンジ 柏木信吾 水垣偉弥

【Special】月刊、水垣偉弥のこの一番:1月 ミラー×ベニテス「関脇が関脇として居続ける味わい深さ」

【写真】UFC100、UFC200、UFC300まで来たら、ぜひUFC400も目指してほしいジム・ミラーだ(C)Zuffa/UFC

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。
Text by Takumi Nakamura

大沢ケンジ、水垣偉弥、柏木信吾というJ-MMA界の論客をMMAPLANET執筆陣がインタビュー。(担当・中村が月を跨いで取材する凡ミスをしたため、12月&1月の2部作として)今回は水垣偉弥氏が選んだ2024年1月の一番──1月13日に行われたUFN234のジム・ミラー×ガブリエル・ベニテス戦について語らおう。


──それは水垣さんが言うことに意味がありますね。そして1月はUFN234:UFN on ESPN+92「Ankalaev vs Walker2」のジム・ミラー×ガブリエル・ベニテスを選んでいただきました。この試合はジム・ミラー40 歳、恐るべし!という試合でした。

「普通は年齢と共に反応速度が遅くなるので、打撃系の選手は年齢を重ねると組み技も交えたスタイルを模索するというのがよくあるパターンなんですよ。その逆で組み技の選手が年齢を重ねて打撃系に変わっていくというのはあまり聞いたことがないので、ジム・ミラーを見ていると『どういうこと?』と思っちゃいますね(笑)」

──平良選手とは違う意味で想定できない強さです。

「しかも相手の打撃に対する反応も良くなっていたり、動きそのものが良くなっている印象があります。体つきも以前は組み技選手らしいガッチリした筋量の多いタイプだったのが、今は筋量は落ちているけど力みがない体つきになってきて。力が抜けることによって、今まで反応できなかった打撃にも反応できるようになっているのかなと思います。純粋な反応速度は落ちいていたとしても、そのマイナスを補ってプラスにまで持っていっている……というのが僕の見解なんですけど、実際どうなのかは分かりません(笑)!」

──一時は4連敗も喫していたのに、そこから復活していますからね。

「しかもスタンドのKO勝ちが増えているという(笑)。ジム・ミラーはUFC100に出て、UFC200に出て、UFC300にも出ると言ってるじゃないですか。それを聞いてそれぞれの開催年を調べたんですけど、UFC100が2009年で、UFC200が2016年なんですね。ちょうど僕がWECと契約したのが2009年で、UFCの最後の1年になったのが2016年なんです。僕もUFCでは長く戦ってきた方ですが、その僕がWEC&UFCで過ごした格闘技人生がUFC100~UFC200の間とするなら、単純計算でそれを倍やっているってことじゃないですか。しかも時代も変わって、明らかにMMAのスタイルも進化しているなかで、それをやっているというのは…すごいの一言しかないし、頭が下がります」

──MMAも色んな形で進化していますが、ジム・ミラーのような選手がいることも面白いです。

「さすがにUFCチャンピオンになるというのは難しいと思うんですよ、本人がその気だったら失礼な感じになっちゃいますが。でも色んなファイターがいるなかで、関脇が関脇として居続けるみたいな、こういう選手がいるというのは非常に味わい深いですね」

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45 AB BELLATOR INVICTA MMA MMAPLANET o ONE PFL UFC UFC300 アスペン・ラッド アルジャメイン・ステーリング イェン・シャオナン イリー・プロハースカ クリス・サイボーグ ケイラ・ハリソン コディー・ガーブラント シャーウス・オリヴェイラ ジム・ミラー ジャスティン・ゲイジー ジャン・ウェイリ ダナ・ホワイト デイヴィソン・フィゲイレド ニュース ベラル・モハメッド ホーリー・ホルム ボクシング ボー・ニコル マックス・ホロウェイ ラリッサ・パチェコ

【UFC300】ケイラ・ハリソンがUFCと契約。実力者揃いのALLSTAR戦=UFC300でホーリー・ホルム戦決定

【写真】PFLの顔だったケイラ・ハリソンが、このタイミングでUFCへ。33歳、バンタム級転向は最後の勝負か(C)PFL

23日(火・現地時間)、ダナ・ホワイトが自身のXでブレイキング・ニュースとしてUFCがケイラ・ハリソンと契約し、UFC300でホーリー・ホルムと対戦することを発表している。
Text by Manabu Takashima

さらにダナは動画で「皆、UFC300の新しい情報だ。2022年のボクシング殿堂入りのホーリー・ホルム。女子バンタム級で最多勝記録4位タイ、有効打撃6位、テイクダウン防御4位とその歴史を創ってきた彼女は、これまでボクシングとMMAで世界最高のファイターと戦い続けてきた。たった一人を除いて。米国の柔道史上、唯一の五輪二連覇を達成したケイラ・ハリソンとUFCは正式に契約した。16勝1敗、テイクダウンからのパウンドがヤバすぎる彼女は初めてバンタム級で戦うことになった。この試合はUFC300で行われる」と興奮気味に語っている。


ロンドンとリオの女子柔道78キロ級の金メダリストであるケイラは2016年にWSOFと契約し、女子ライト級を開拓していくという発言をしていた。

その後、WSOFを買収したPFLで2018年6月にデビューを果たすと3連勝し、PFLは2019年に女子ライト級を創設した。まさにケイラのための階級と呼ばれた女子ライト級2019年シーズンを制すると、コロナ禍でPFLは1年間活動を休止する。同年11月にケイラはフェザー級の試し切りを行うようにInvicta FCに参戦し、FFCフェザー級王者コートニー・キングをパウンドアウト──この試合が、現時点まで彼女にとって唯一のPFL以外でのMMA戦となっていた。

その後、PFLがフェザー級を開設かという憶測のなか、2021年もライト級でシーズンは実施されケイラが2連覇を達成し、PFLとの契約が切れてBellatorとサイン──と思いきや、マッチング期間に当たりPFLと再契約、女子ライト級2022年シーズンに参戦した。

しかし、11月の決勝でラリッサ・パチェコと3度目の対戦で判定負けを喫し、キャリア初黒星を喫した。2023年にPFLはライト級に代わり、女子フェザー級シーズンを採用したもののケイラは不参加。11月のファイナル大会に出場すると、150ポンド契約戦でアスペン・ラッドから判定勝ちを収めている。結果的にこの試合がPFLでのラストマッチとなった。

今回のケイラのUFC入りと、バンタム級転向は大きなトピックだが、Bellatorを買収したPFLでクリス・サイボーグとの一騎打ちが期待されていただけで、肩透かしを食らった感もある。いずれにせよ、PFLでは勝っても負けても女王、試合も横綱相撲だったケイラだが、UFCではOne of themとまではいかないが、オクタゴン内での特別扱いはない。そして、柔道時代と比較すると16キロも軽くなるバンタム級で、どのようなパフォーマンスを発揮することができるのか。そこはそこで、興味深い。

なおUFC300は4月13日にラスベガスのTモバイル・アリーナで開催されレオン・エドワーズ✖ベラル・モハメッドのウェルター級と、女子ストロー級ではジャン・ウェイリ✖イェン・シャオナン──というUFC史上初の中国人同士の──世界タイトル戦2試合が組まれており、さらにジャスティン・ゲイジー✖マックス・ホロウェイのBMFタイトル戦も行われる。

イリー・プロハースカ、シャーウス・オリヴェイラ、アルジャメイン・ステーリング、ボー・ニコル、デイヴィソン・フィゲイレド✖コディー・ガーブラント、ジム・ミラーら実力者が勢ぞろいのオースターの様相を呈しているが、ケイラとホルムの女子バンタム級戦は同大会に巨大な華を添えるこのなる。

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AB F1 MMA o UFC UFC Fight Night   ガブリエル・ベニテス ジム・ミラー

『UFC Fight Night 234: Ankalaev vs. Walker 2』ジム・ミラー vs. ガブリエル・ベニテスを見たファイター・関係者の反応

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 『UFC Fight Night 234: Ankalaev vs. Walker 2』ジム・ミラー vs. ガブリエル・ベニテスを見たファイター・関係者のSNSでの反応。続きを読む・・・
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45 AB F1 o UFC UFC Fight Night   ジム・ミラー ブルーノ・フェヘイラ マゴメド・アンカラエフ

『UFC Fight Night 234: Ankalaev vs. Walker 2』パフォーマンスボーナス

競技者・指導者のためのウエイトトレーニング大全 パフォーマンスが劇的に向上! [ 片井 忠 ]


 UFCが『UFC Fight Night 234: Ankalaev vs. Walker 2』のパフォーマンスボーナスを発表。

▼ファイト・オブ・ザ・ナイト
・該当試合なし

▼パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト
・マゴメド・アンカラエフ、ジム・ミラー、ブルーノ・フェヘイラ、マーカス・マクギー


 4選手には各5万ドルのボーナス。続きを読む・・・
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45 MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN234 ガブリエル・ベニテス キック ジム・ミラー

【UFN234】ベニテスを心身ともに支配下に置いたジム・ミラーがアゴ折りRNCでUFC26勝目挙げる

<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー(米国)
Def.3R3分25秒by RNC
ガブリエル・ベニテス(メキシコ)

あごひげに白いモノが目立ってきたミラーが、ベニテスのワンツーに左を返す。ベニテスは左前蹴りから左カーフ、ミラーも同じく左カーフを返してワンツーで前に出る。左ストレートから右ボディのミラーが、ローの蹴り合いのなかで左を当てる。そのパンチを餌に、左カーフを決めるミラーに、ベニテスもワンツーを打っていく。前蹴りを捌かれた際にスリップしたベニテスは立ち上がってジャブからハイキックを見せる。

左で前に出てクリンチからボディに重いヒザを決めたミラーは、アッパーからフックとパンチでも攻勢に出る。ベニテスはケージを背負ってサークリングも前に出ると前足をカーフで蹴られてしまう。ミラーは左ストレートからテンカオ、クリンチになると離れて右リードフックを決めた。蹴り、ジャブもはたくミラーは左ハイを肩から滑らせると、ベニテスの左ロー、右ジャブにも前に出る機会を伺って戦う。最後もワンツーから左カーフを蹴ったミラーが、UFC26勝目への一歩──初回を取った。

3R、互いに左を伸ばし、左カーフを蹴り合うと痛みを顔を表したのはベニテスの方だ。そのベニテスの右足にインローも蹴るミラーは左を当て、打ち返してきたところでももう一発ショートで左をヒットさせる。奥足にまでローを蹴ったミラーは、パンチの応酬のなかで左カーフを効かせる。ミラーはさらに左フック、左アッパーを見せるなど攻勢を続けとパンチに意識がいったベニテスに対して、あっさりダブルレッグを決める。腕十字を察知しトップを取り切ったミラーが、パウンド&エルボーを振り落とす。

ベニテスは肩抜き後転から抜群のタイミングで腕十字を狙うが、ミラーはここもセットさせず腰を上げてパンチを落とす。ベニテスの腹への蹴り上げの直後に、がら空きになった顔面に強力なパウンドを打ち込んだミラーが、バックを奪取しボディトライアングルに取る。絞めを警戒するベニテスを殴り、ミラーはリードを広げた。

最終回、開始直後に左を打ったベニテスだが、ミラーは動じず左を逆にヒットさせる。続いて右フック→左カーフのコンビを決めたミラーは、しっかりと左を当てる。そして蹴り下ろすような左ローを蹴り、ベニテスに反撃を機会を与えない。ベニテスも右ジャブを届かせ、右フックをかわすが右アッパー、左ローを許す。直後にダブルレッグを決めたミラーは、心身共にベニテスをコントールしている。ブリッジからスクランブルを狙ったベニテスから、バックを取ったミラーがフェイクオフ気味のRNCで──アッサリに見えるほど、素晴らしい流れでタップを奪った。

「彼はストレートとジャブが優れている。立ち技のバトルになることは分かっていた。僕は10年前に思い切りスネをやられたことがあって──。UFC300があるだろう? しっかりと体調をキープし、準備しておく。そこに座っているポール・フェルダー、楽しい試合になるだろう。ライト級で最も多くフィニッシュ勝利を挙げてきたから、ウェルター級転向も考えている。でもね──ブロック・レスナー、UFC300で戦おう(笑)」とUFC43戦目、26勝目を挙げたミラーは軽快を言葉を続けた。


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45 AB BELLATOR DEEP MMA MMAPLANET o PFL UFC UFN UFN233 UFN234   アンドレイ・オルロフスキー ウェスティン・ウィルソン ガブリエル・ベニテス ジアン・シウバ ジム・ミラー ジャック・ショア ジョシュア・ヴァン ジョニー・ウォーカー ソン・ヤードン トム・ノーラン ハファエル・アスンソン ファリド・バシャラット フィリッピ・ブニス フィル・ホーズ ブライアン・ケレハー ブルーノ・フェヘイラ ベニト・ロペス マゴメド・アンカラエフ マテウス・ニコラウ マネル・ケイプ マラブ・デヴァリシビリ マリオ・バウティスタ マーカス・マギー リッキー・シモン ワルド・コルテスアコスタ

【UFN234】計量終了 マネル計量失敗。ジム・ミラー=最多勝利更新は? シモン✖バウティスタも注目

【写真】BellatorやPFLでも世界戦クラスの対戦といえるシモン✖バウティスタ(C)Zuffa/UFC

13日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN234:UFN on ESPN+92「Ankalaev vs Walker2」の計量が12日(金・同)に行われマネル・ケイプがクリアできず、マテウス・ニコラウ戦がキャンセルされている。
Text by Manabu Takashima

ファイトウィークに入ってからも、インタビューでリベンジに自信満々だったケイプだったが、129.5ポンドと1ポンド・オーバー規約からも3.5ポンドも超過。

一応、フェイスオフまで済ませたが試合は不成立となり不戦敗、あるいは失格に等しい計量失敗劇となってしまった。


日本のファンからすれば今大会の一番の注目ファイトが消滅したわけだが、残す12試合にはニコラウ✖ケイプに代わるというわけにもいかないが、世界最高峰だけあった楽しみなカードは十分に残っている。

とりわけ注目したいのはリッキー・シモンとマリオ・バウティスタのバンタム級マッチだ。オクタゴン8勝3敗のシモンと同7勝2敗のバウティスタ、シモンがランキング13位でバウティスタはランク外の対決ではあるが、Bellatorなら世界タイトル戦線、PFLではプレーオフというステージで戦っていもおかしくない実力者がぶつかる。

シモンは4月にソン・ヤードンに敗れたものの過去にジャック・ショアに17戦目でキャリア初黒星をつけ、ハファエル・アスンソン、ブライアン・ケレハー──なんといっても、今や同級を代表する実力者マラブ・デヴァリシビリをも破っている。

対してバウティスタはDEEPで強さを見せつけたソン・ジンス、そしてマイルス・ジョンズ、ベニト・ロペスというフィーダーショーのチャンピンクラスを下しており、トップ15と変わりない実力者と断言できる。

シモンの強味は回遊魚ファイトと称してしまいたくなる、止まらないスタイルだ。瞬発力、耐久力、そして無駄を省いた動き、体力のロスを少なくしたエフィシェンシー(効率性)の高さで、対戦相手を追い込んでいく。豪快なスラムも、タイミングの良さで力を使うという風ではない。とにかく動き続け、相手にリアクションさせることで自分を貫くのがシモンのスタイルだ。

バウティスタも打、テイクダウン、寝技&極めのあるファイターで、動きを止めない。ただし、シモンと比べるとフィニッシュへの筋道のあるファイトといえる。バウティスタのアクションは、対戦相手もリアクションを取りやすい。つまり想定内の攻撃が多く、相手が崩れることはそれほど期待できない。よって頼りは自らのアクション。それがバウティスタの突破力となる。

バウティスタの動きがアクションなのか、リアクションなのか。ここがノンストップファイトの鍵を握るといえるだろう。

またコメインに昇格しガブリエル・ベニテスと相対するジム・ミラーは、UFC歴代1位の勝ち星を26に伸ばすことができるのか。

ここも見逃せない対戦といえよう。オクタゴン実働15年の鉄人は、過去5戦を4勝1敗と大きく勝ち越しており15年もの間、年に2試合もしくは3試合とコンスタントに実戦を経験してきた。

それだけケガがなく、良好なコンディションをキープできているミラーは、23勝のうち9試合でKO、10試合で一本勝ちというフィニッシャー=ベニテスといかに戦かうか。

同じサウスポーでも、より積極的な姿勢のベニテスに対し、ミラーは打と組みのどちらで迎え撃つのか。フィニッシュ力の高さと同様に、フィニッシュされる率も高いベニテスは、攻撃すると自らも攻撃される選手ともいえる。積極的な分、隙を見せるてしまうことが予想されるベニテス。そこを付け入ることができれば、ミラーの最多勝記録更新に欠かせない。

■視聴方法(予定)
1月14日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS
午前5時30分~U-NEXT

■UFN233対戦カード

<ライトヘビー級/5分5R>
マゴメド・アンカラエフ: 204.5ポンド(92.76キロ)
ジョニー・ウォーカー: 205.5ポンド(93.21キロ)

<フライ級/5分3R>
マテウス・ニコラウ: 126ポンド(57.15キロ)
マネル・ケイプ: 129.5ポンド(58.74キロ)

<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー: 155.5ポンド(70.53キロ)
ガブリエル・ベニテス: 155ポンド(70.31キロ)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・シモン: 136ポンド(61.69キロ)
マリオ・バウティスタ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ミドル級/5分3R>
フィル・ホーズ: 185ポンド(83.91キロ)
ブルーノ・フェヘイラ: 185ポンド(83.91キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アンドレイ・オルロフスキー: 247ポンド(112.03キロ)
ワルド・コルテスアコスタ: 261.5ポンド(118.61キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マシュー・セメルスバーガー: 170.5ポンド(77.34キロ)
プレストン・パーソンズ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<バンタム級/5分3R>
マーカス・マギー: 135.5ポンド(61.46キロ)
ガストン・ボラノス: 135.5ポンド(61.46キロ)

<バンタム級/5分3R>
ファリド・バシャラット: 136ポンド(61.69キロ)
テイラー・ラピルース: 136ポンド(61.69キロ)

<フェザー級/5分3R>
ウェスティン・ウィルソン: 145.5ポンド(66.0キロ)
ジアン・シウバ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライト級/5分3R>
トム・ノーラン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ニコラス・モッタ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フライ級/5分3R>
フィリッピ・ブニス: 125.5ポンド(56.92キロ)
ジョシュア・ヴァン: 125.5ポンド(56.92キロ)

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AB BELLATOR F1 MMA o UFC UFC Fight Night   ウスマン・ヌルマゴメドフ ガブリエル・ベニテス キック ジム・ミラー プロレス ボクシング

保釈中のケイン・ヴェラスケスが『UFC Fight Night 234: Ankalaev vs. Walker 2』に来場、ジム・ミラーと対戦するガブリエル・ベニテスのセコンドに就く

事例から掴む 保釈請求を通す技術 [ 高木小太郎 ]


 1月13日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 234: Ankalaev vs. Walker 2』にケイン・ヴェラスケスが来場するとのこと。ジム・ミラーと対戦するガブリエル・ベニテスのセコンドに就くそうです。

 ヴェラスケスは殺人未遂容疑で起訴され、現在保釈中。保釈後はプロレスの大会に出場したり、昨年10月の『Bellator 300: Nurmagomedov vs. Primus』でブレント・プリムスと対戦したウスマン・ヌルマゴメドフのセコンドに就いたりしていますが、古巣であるUFCへの来場は今回が初めて。現在はカルフォルニア州サンノゼのAKA(アメリカン・キックボクシング・アカデミー)で多くのファイターたちとトレーニングをしています。続きを読む・・・
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45 AB MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN234   アンドレイ・オルロフスキー ウェスティン・ウィルソン ガブリエル・ベニテス キック コナー・マクレガー ジアン・シウバ ジム・ミラー ジョシュア・ヴァン ジョニー・ウォーカー ダニエル・ピネダ トム・ノーラン ナスラ・ハクパレス ファリド・バシャラット フィリッピ・ブニス フィル・ホーズ ブルーノ・フェヘイラ ボクシング マゴメド・アンカラエフ マテウス・ニコラウ マネル・ケイプ マリオ・バウティスタ マーカス・マギー リッキー・シモン ワルド・コルテスアコスタ 堀内佑馬 平良達郎 水垣偉弥

【UFN234】要注目ミャンマー出身MMA歴3年ジョシュア・ヴァン「ミャンマーは血生臭い歴史を持っている」

【写真】タフな幼少期を微塵にも感じさせない明るさいっぱいのジョシュア・ヴァンだった (C)MMAPLANET

13日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN234:UFN on ESPN+92「Ankalaev vs Walker2」が開催される。同大会のオープニングファイトでフィリッピ・ブニスと対戦するジョシュア・ヴァンは、元UFCファイターで現MMAアナリストの水垣偉弥氏がMMAPLANETの「月刊、この一番」に挙げた注目ファイターだ。
Text by Manabu Takashima

ミャンマー出身、MMA歴は3年という未知すぎるファイターに初インタビュー。その過酷な生い立ちと、ファイトに目覚めた歴史に触れた。日本にはない環境で育ったファイターの拳が、堀内佑馬を下したブニスと如何に戦うのか。その前にジョシュア・ヴァンの人となりに触れておきたい。


――元UFCファイターの水垣偉弥さんがジョシュアのミャンマー出身、MMA歴は3年という経歴に着目し注目度が日本で挙がっています。

「おお、ありがとう。それでインタビューをしてくれるんだね」

──同時に我々は全くジョシュアのことが分かっていません。まずジョシュアという名前自体がミャンマー人っぽくないのですが、いつ頃から米国で暮らすようになったのでしょううか。

「ジョシュアは僕の本当の名前だよ。僕のファミリーはクリスチャンだから」

──ということは、出身は?

「チン州のハカだよ」

──つまり、チン州出身のキリスト教徒。それが国を離れた要因になっているのでしょうか。

「そうだね、9歳までハカに住んでいた。当時の……今もだけど、ミャンマーには色々なことが起こっていて僕らの家族は、ミャンマーで生きていくことが困難になっていた。国にいることができなくなり、国外に出ていく必要があったんだ(ミャンマーでマイノリティであるキリスト教徒は、チン州やカチン州に多い。軍事政権の少数民族への迫害と相まって、要職に就くことができないばかり暴力事件など差別が確認されている)。

まずマレーシアに行き、難民キャンプで3、4年生活をした。僕らだけでなく、多くの難民がいて。マレーシアに行く時は、自分たちがどこに向かっているのかも分からなかった。大変な状況だったけど、そこで友人を見つけることもできたよ。僕らの家族は結果的に2013年にテキサス州ヒューストンに移り住むことになったんだ。でもね、今の方がミャンマーの状況は凄く悪くなっている」

──私は2度ほど取材でヤンゴンを訪れたことがあるのですが、国内の宗教間や民族間には問題は存在したのでしょうが、我々のような外国人には本当に皆が親切でした。その優しさが他の国を抜きんでているという印象すら持ちました。ただ、あの優しかった人達が軍事政権下であれだけの激しさを見せている。

「ミャンマーという国は、つねに外国の侵略を受けてきた。血生臭い歴史を持っている。だから優しさと勇敢さを僕らは持ち合わせているんだと思うよ」

──……。仰る通りかもしれないです。とはいえ13歳でテキサスに移住。保守的な土地柄もあって米国では米国で苦労があったのではないでしょうか。

「最悪だったよ(笑)。いつも両親に『自分たちの国に帰りたい』って頼んでいたよ。言われたように英語は分からなかったし、自分がどういう状況にあるのかも分からない。本当にタフな時期を過ごした。環境的には、凄くラフだったよ。

まず学校に行ってイジメにあった。彼らは僕が何を言っているのか分からないし、僕も彼らが何を話しているのか分からなかった。テキサスってアジアの人間が少ないから、アジア系の子供が学校でイジメられることは……いえば普通にあった。でも、僕はイジめられっぱなしでは終わらなかったよ。ファイトした。言葉が通じないから、体で示すしかなかったんだ。それだけが自分を守る術だったんだよ」

──……。

「正直、暴力沙汰は日常茶飯事だったよ……。そんな時、叔母が『それなら国のために戦いなさい。皆に認められる場所で戦うのよ。そう、マニー・パッキャオのように国や民族を代表して』って言われて。その言葉によって……僕の物事の見方が変わった。自分が置かれた状況をより理解し、テキサスで生きていく覚悟を決めた。それからはこの国での生活も楽しくなった。今では米国を愛しているよ」

──叔母さんのアドバイスからMMAを始めたのですか。

「あの時はMMAのことは分かっていなかった。ボクシングしか知らなかったんだ。僕がMMAを知ったのはフロイド・メイウェザーとコナー・マクレガーが戦った時で(2017年8月)。コナーのことを調べて、MMAを知った。『あぁ、これこそ俺が求めていたものだ』と直感したよ。

でもすぐにMMAを始めたわけでなく、キックボクシングと柔術を始めたんだ。家の近くにあったフィットネスジムで。そこから友人たちと悪さをすることもなくなり、とにかくジムで凄く時間が増えた。まずはジムで一番になりたかった。やられたままで家に帰り、眠ることが嫌だったんだ。だから夜遊びに誘われても、断るようになった。トレーニングを始めたことで、僕のなかでそれまでなかった自信が芽生えてきて生活が一変した」

──とはいえ練習をすることと、プロMMAファイターになることは別次元です。格闘技の練習を始めた時、その先に何を見ていたのでしょうか。

「さっきも言ったように最初に始めた場所は、フィットネスジムで。普通の人ばかりだったから、僕はやり込まれることがなかった。そんな時、見たことがないヤツがやってきてボコられたんだ(笑)。どうやったら、彼のように戦うことができるのか素直に尋ねた。そうしたら、その彼がちょうどMMAのジムの開くというから、もともとのコーチに事情を説明して練習場所を変えることにしたんだ。

練習を始めてから2年ほど経っていたよ。だから、僕が本格的にMMAの練習を始めたのは2019年なんだ」

──それが今、所属する4オンス・ファイトクラブだったのですか。

「いや、そのジムは2021年に閉められることになって、僕は自分1人で練習を続けていた。そしてプロ7戦目にテキサス州最強と言われていたパリス・モランと戦うことになった時(2022年8月@Fury FC67。結果は2R0分36秒KO勝ち)、ちゃんとした練習環境が必要だと思ってジムを探し始めたんだ。結果ダニエル・ピネダの下──4オンス・ファイトクラブでトレーニングするようになった。最高のジムに出会えたよ」

──プロ集団で練習するようになって1年半に満たないということですね!! 

「そうだね。多くの素晴らしいジムが米国にはあるけど、軽量級の選手が集まる場所は決して多くない。4オンス・ファイトクラブはフライ級からフェザー級の選手が多くて、凄く僕に適している」

──ところでUFCで戦うようになって、生活に変化は生じましたか。

「変わらないよ。僕はごくごく普通の人間だから(笑)。ジムや色々な場所で同じように聞かれるんだ。でも戦う舞台が大きくなっただけで、僕自身は何も変わらないから」

──オクタゴン3戦目、フィリッピ・ブニス戦が土曜日に迫ってきました。対戦相手の印象を教えてください。

「1年間戦っていないし、どれだけの力を持っているか測りようがない。だから、あまり予測は立てないでいる。あの時より良くなっているかもしれないし、ダメになっているかもしれない。とにかくファイトは予想できないことが起こるからね。

(C)Zuffa/UFC

でも僕のスタンド、打撃に注目してほしい。

ストライキングで勝負したいと思っている。KOするよ、いやサブミッションでも構わない。いずれにせよ、フィニッシュする」

──スポーツと政治を一緒にするなという意見がありますが、試合を通してミャンマーの人々にメッセージを送りたいと思っていますか。

「もちろん、そう思っている。僕はミャンマーの皆のために戦う。最後まで戦い抜こうと伝えたい」

──押忍。MMAPLANETではフライ級の選手には、共通の質問として平良達郎選手の印象を伺っています。ジョシュアの平良達郎選手評を教えてください。

「実はあんまり知らないんだ。きっと、良い選手なんだと思うよ(笑)」

──ハハハハ。では最後に日本のファンに一言お願いします。

「皆と同じアジア人の僕が、駆け上がっていくところを見続けて欲しい」

■視聴方法(予定)
1月14日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS
午前5時30分~U-NEXT

■UFN234対戦カード

<ライトヘビー級/5分5R>
マゴメド・アンカラエフ(ロシア)
ジョニー・ウォーカー(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
マテウス・ニコラウ(ブラジル)
マネル・ケイプ(アンゴラ)

<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー(米国)
ガブリエル・ベニテス(メキシコ)

<ライト級/5分3R>
ナスラ・ハクパレス(ドイツ)
ジェイミー・バラーキー(豪州)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・シモン(米国)
マリオ・バウティスタ(米国)

<ミドル級/5分3R>
フィル・ホーズ(米国)
ブルーノ・フェヘイラ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
アンドレイ・オルロフスキー(ベラルーシ)
ワルド・コルテスアコスタ(ドミニカ)

<ウェルター級/5分3R>
マシュー・セメルスバーガー(米国)
プレストン・パーソンズ(米国)

<バンタム級/5分3R>
マーカス・マギー(米国)
ガストン・ボラノス(ペルー)

<バンタム級/5分3R>
ファリド・バシャラット(アフガニスタン)
テイラー・ラピルース(フランス)

<フェザー級/5分3R>
ウェスティン・ウィルソン(米国)
ジアン・シウバ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
トム・ノーラン(豪州)
ニコラス・モッタ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
フィリッピ・ブニス(ブラジル)
ジョシュア・ヴァン(ミャンマー)

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【UFN234】UFC2024年スタート。ニコラウと再戦、マネル・ケイプ「試合の見所は如何に僕がKOするか」

【写真】常に物静か、そして揺るぎない自信(C)MMAPLANET

13日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN234:UFN on ESPN+92「Ankalaev vs Walker2」が開催され、マネル・ケイプがコメインでマテウス・ニコラウと対戦する。
Text by Manabu Takashima

両者は2021年3月に1度対戦しており、ケイプは1-2のスプリット判定負けを喫している。当時から裁定に納得がいかず、自分が勝者と明言し続けてきたケイプは、この再戦に何を想うのか。そこには絶対の自信が存在した。


――2024年UFC最初のイベントで戦うマネルです。1月に試合があるとクリスマスとニューイヤーホリデーはお預けになりますね。

「僕はもともと宗教上、クリスマスを祝うことはない。とはいってもクリスマス、ニューイヤーとなると回りは最高に楽しんで、飲み食いをしていた。でもファイターは、その中に入ることはできない。新年を迎えると、試合まで2週間だ。より集中しないといけなかった。皆のように新しい1年の始まりを祝えないのは淋しいことだけど、それが僕の仕事だからね」

──日本では以前から1月に試合があると、練習仲間を見つけることが難しいという話が聞かれてきました。

「日本ではそうかもしれないね。新年の祝い事が大切にされているようだったし。でも、僕らは違う。僕はUFCファイターやBellatorファイターのなかで、練習をしている。皆が試合に向けて、コンディションが落ちるようなお祝いの時間は作らない。皆、練習していたよ」

──ところで以前、ベルトのために戦っているのであってリベンジのために戦っているのではないという発言がありましたが、今回はニコラウとの再戦となりました。

「この対戦は、僕にとって完璧だよ。僕は既に一度、彼に勝っている。もう一度、勝つだけだから。まぁ本音をいえば彼ではなくて、カイ・カラフランスと戦いたいと思っていた。でもね、カイ・カラフランスを含め誰もが僕との対戦を避ける。そしてマテウス以外、僕の前に残らなかった。この試合はタイトルショットに直結するし、受けないわけはなかったよ。あとはマテウスを倒すだけだ」

──ランクが下の選手と戦わないというケースは多く見られるようになりましたね。

「いつも言っているけど、ランキングなんてただ数字だ。問題は勝つか、負けるかなんだ。ランク外にも無敗のファイターがいて、彼らはランク3位ぐらいの力があるかもしれない。ランキングを上り詰めるには、時間が必要なんだ。要は勝つか、負けるか。そして勝利を手にするために全力で戦う。ベストになるは、勝者になることが第一だからね」

──常にニコラウとの最初の試合で勝っていたと発言していますが、オフィシャルの結果は判定負けです。だからこそ、ここで星を取り返したいという気持ちになりますか。

「前回の試合から、僕がどれだけ成長したかを見せつける。ファンの皆は、もう充分に見てきたはずだ。もちろん、この試合に集中しないといけないけど、頭の中ではタイトル戦のことばかり考えている。マテウスのことは軽視していない。それでも、僕の方が優れたファイターであることは間違えようがない。そういうことなんだ」

──2021年3月のマネル・ケイプと比較して、どこが最も成長したと思いますか。

「全てだ。MMAファイターだから、どの局面も強くなっている。どのような試合展開になっても、成長した姿を見てもらえるだろう」

──同様にマテウス・ニコラウも成長しているのではないでしょうか。

「う~ん、そんなことはない。彼は変わっていない。前回の試合、何が悪かったのかと言えばジャッジの裁定が悪かったんだ。彼が強くなっているとは思えない。良いファイターだよ、でも僕のように優れたファイターではないからね。エクセレントな戦い、優秀な戦いを僕は実行する。

この試合の見所は、いかに僕がKO勝ちするかだ。彼は僕のパンチを怖がっている。前の試合で一発でも被弾すれば、試合が終わると思ったに違いないよ」

──では技術的に勝負の鍵を握るのは、どこになるかと思っていますか。

「移動と角度──かな。彼の動きをカットする。僕は長い間、日本で戦ってきた。リングでシューズを履いて。オクタゴンで戦うようになった当初、リングとケージの違いに慣れる必要があった。ただ、あの時点でも十分に戦えていたからね。あの時、僕の未来は開けていると自信を持てたよ」

──パントージャはアミール・アルバジと防衛戦を行うのではないか、そんな話も聞かれます。

「誰がパントージャに挑戦するのか、分からない。だからこそ、この試合を戦う意味がある。この試合でどれだけ僕がスマートで、優れているのかを証明しつつファンに喜んでもらえる試合をする」

──ところでUFCフライ級には平良達郎選手という日本人ファイターがいます。現在、オクタゴンで5連勝中です。彼のことが気になることはありますか。

「素晴らしいウェルラウンダーだ。彼のこれからに期待している。近いうちにトップ3になるだろう。それだけの可能性を秘めている。彼がちゃんと練習して勝ち続ければ、フライ級トップと戦うようになる。そして、僕はフライ級のトップだ」

──マネル、今日は時間を割いてもらってありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いします。

「いつも日本のファンには感謝している。次も勝つから、僕の試合を視て欲しい」


■視聴方法(予定)
1月14日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS
午前5時30分~U-NEXT

■UFN234対戦カード

<ライトヘビー級/5分5R>
マゴメド・アンカラエフ(ロシア)
ジョニー・ウォーカー(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
マテウス・ニコラウ(ブラジル)
マネル・ケイプ(アンゴラ)

<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー(米国)
ガブリエル・ベニテス(メキシコ)

<ライト級/5分3R>
ナスラ・ハクパレス(ドイツ)
ジェイミー・バラーキー(豪州)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・シモン(米国)
マリオ・バウティスタ(米国)

<ミドル級/5分3R>
フィル・ホーズ(米国)
ブルーノ・フェヘイラ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
アンドレイ・オルロフスキー(ベラルーシ)
ワルド・コルテスアコスタ(ドミニカ)

<ウェルター級/5分3R>
マシュー・セメルスバーガー(米国)
プレストン・パーソンズ(米国)

<バンタム級/5分3R>
マーカス・マギー(米国)
ガストン・ボラノス(ペルー)

<バンタム級/5分3R>
ファリド・バシャラット(アフガニスタン)
テイラー・ラピルース(フランス)

<フェザー級/5分3R>
ウェスティン・ウィルソン(米国)
ジアン・シウバ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
トム・ノーラン(豪州)
ニコラス・モッタ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
フィリッピ・ブニス(ブラジル)
ジョシュア・ヴァン(ミャンマー)

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45 AB o UFC アミール・アルバジ イリー・プロハースカ カイ・カラフランス ジム・ミラー ジョシュア・ヴァン ジョニー・ウォーカー トム・ノーラン ポール・クレイグ マネル・ケイプ ヤン・ブラホヴィッチ リッキー・シモン

UFC on ESPN+92:オッズ/予想と展望

マゴメド・アンカラエフ 1.22
ジョニー・ウォーカー 4.50
マテウス・ニコラウ 3.00
マネル・ケイプ 1.41
ジム・ミラー 1.85
ガブリエル・ベニテス 1.98
リッキー・シモン 1.57
マリオ・バティスタ 2.45
フィル・ハウズ 1.98
ブルンノ・フェヘイラ 1.85
アンドレイ・アルロフスキー 5.40
ワルド・コルテス・アコスタ 1.17
マシュー・セメルスバーガー 1.80
プレストン・パーソンズ 2.05
マーカス・マクギー 1.36
ガストン・ボラニョス 3.25
ファリド・バシャラート 1.36
テイラー・ラピルス 3.25
ウェスティン・ウィルソン 6.25
ジェアン・シウバ 1.13
ニコラス・モッタ 3.40
トム・ノーラン 1.34
ジョシュア・ヴァン 1.46
フェリペ・ブネス 2.80

今年最初のUFC

メインは10月の対戦で1Rにアンカラエフのグラウンド膝の反則があり、ウォーカーは続行できそうだったが、レフェリーとの意思疎通が上手く行かずにストップされたことで物議を醸した試合の再戦。

アンカラエフはUFCデビュー戦でポール・クレイグを圧倒していたが、三角に捕まって残り1秒での大逆転負けでキャリア唯一の黒星を喫した後、9連勝でイリー・プロハースカが返上したライト級タイトルの王座決定戦に出場。ヤン・ブラホヴィッチ相手に内容では押していたが、これも物議を醸す判定ドロー。その次の試合がノーコンテストになったウォーカー戦と、ここにきてタイトル獲得目前で不運な足踏みが続いている(反則膝は自業自得だが)。

ウォーカーはUFCデビューから3連続1RKO勝ちして将来のスター候補と見られていたが、そこから急に失速してその後1勝4敗。ブラジル人に良くいる調子のいいときは強いが、勢いがなくなるとあっさり負けるパターンの選手になっていた。しかしそこからまた3連勝で復調している。が、下位ランカー相手には強さを見せるものの、トップ5ランカーの壁は崩せていない。

前回もストップがかかるまではアンカラエフが押していたこともあり、オッズは大差でアンカラエフがフェイバリット。

アンカラエフKO勝ち。

セミでは、昨年デイブソン・フィゲイレード戦につづいてカイ・カラフランス戦も流れたマネル・ケイプが、3年前のUFC2戦目で敗れたマテウス・ニコラウとの再戦に臨む。

ケイプは現在4連勝中。5位のニコラウに勝てば、いよいよトップ5ランク入りとなる。

ニコラウはケイプ戦が2年半ぶりのUFC復帰戦で、そこから4連勝したが、昨年4月には先月タイトル挑戦を果たしたブランドン・ロイバルに1RKO負けで、UFC復帰後初黒星。

前回はニコラウの対戦相手が負傷欠場となり、試合9日前に急遽代役としてケイプが出場して対戦した。1Rにニコラウがテイクダウンを奪い、2Rにはケイプがタックルを切って打撃を入れる展開で1Rずつ取り合い、3Rは僅差だが打撃のヒット数ではケイプが上回るという内容で、ニコラウが微妙なスプリット判定勝ち。今回はケイプがオッズでフェイバリットとなっている。

フライ級は来月1位の前王者モレノと2位のアミール・アルバジの対戦が予定されている。3位は先月挑戦したばかりのロイバル、4位はモレノとアルバジに敗れた後、9月のケイプ戦を負傷欠場したカラフランス。王座挑戦の優先順位はモレノ vs. アルバジの勝者が上だと思うが、内容次第ではニコラウ vs. ケイプの勝者にチャンスが回ってきてもおかしくない。

第1試合開始は14日6時から。速報します。