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Report UFC UFN ESPN+40 UFN182 グローバー・テイシェイラ チアゴ・マヘタ・サントス ブログ

【UFN182】殴ってマヘタ、組んで抑えてテイシェイラ。最後は後者はRNCでタップを奪う

<ライトヘビー級/5分5R>
グローバー・テイシェイラ(ブラジル)
Def.3R1分49秒by RNC
チアゴ・マヘタ(ブラジル)

マヘタが左前蹴り、左ストレートを伸ばす。さらに左から右フックを打ち込むと、たまらずテイシェイラは組みにいく。これを切ったマヘタはパンチを纏めて、フックを被弾したテイシェイラが崩れるように組みついていく。一度は切られるが、それでも執拗に組みつきケージに押し込んだテイシェイラがボディロックから大きく持ち上げてスラムを決める。

すかさずテイシェイラがマウントへ。ハーフに戻したマヘタは足を越されて、再びマウントを許す。ここもすぐにマヘタは足を一本挟むも、下の状態が続く。テイシェイラは上体を起こして右のパンチを連打し、エルボーへ。さらに左でも殴り、ケージにマヘタを押し込んだテイシェイラは、勢いはそれほどないがワキ腹と顔面にパンチを続ける。このまま初回が終わった。

2R、スタンドになると勢いを取り戻したマヘタがロー、ハイからパンチを繰り出す。続く右ストレートにテイシェイラがダブルレッグを決める。鉄槌を落とされたマヘタは、足を一本抜かれて左エルボーを被弾する。マヘタは足を抜かせないが、抑えられた状態が続く。左エルボー、右のパンチ、さらに左のエルボーを続けたが足を抜いたマウントへ。そのたびにマヘタは腰を押してハーフに戻す。パス狙い&パンチで試合を支配するテイシェイラは残り80勝でパスガード、サイドで抑えエルボーを打ちつける。さらに鉄槌を入れたテイシェイラが、マウント狙いもここだけはマヘタが反応する。最後の10秒でマウントを取り切ったテイシェイラが、パンチを入れ背中を向けたマヘタにRNC。セット直後に時間となった。

3R、組みに行ったテイシェイラがケージにマヘタを押し込みに行くが、左フックを打たれ倒れる。追撃のパンチをハーフで耐えるテイシェイラ。マヘタがエルボーから鉄槌を連打すると、テイシェイラは起き上りながらダブルを仕掛け、バックに回る。両足をフックされ、背中が伸びたマヘタはあっという間にRNCを極められタップした。

攻撃の強さと攻撃された時の脆さ、安定感に欠けどちらに転ぶか分からない勝負をテイシェイラがモノにした。


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【UFN182】フィニッシュこそタフなタハの前に達成できずとも、バルセロスはパーフェクトMMAで勝利

<バンタム級/5分3R>
ハオーニ・バルセロス(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
カリッド・タハ(ドイツ)

クラウチング気味のタハに、右前蹴りを繰り出すバルセロス。左に左を合わせたバルセロスが、ローでタハのバランスを崩させる。バルセロスは前蹴りで顔を狙い、右カーフで前足を狙う。ケージに詰まったタハにパンチを纏め、ヒザ蹴りを連続で突き上げたバルセロスだが、フックを被弾して組みへ転じる。ボディロックテイクダウンから、パスしてマウント、さらにバックに回りRNCを仕掛ける。タハが上を向き、マウントに戻ったバルセロスはタハがそのまま回転を続けると、一度はバックコントロールを取り、再び両足をフックする。

タハも胸を合わせてトップを取るが、バルセロスは腕十字からフラワースイープ気味に上を狙う。腕を抜き、スクランブルに持ち込んだタハがバルセロスをケージに押し込む。体を入れ替え離れたバルセロスは、右カーフから跳びヒザ、さらに左をヒットさせる。タハも打ち返したが、初回はバルセロスが完全にリードした。

2R、バルセロスが左ローを蹴り、右前蹴りから左フックを当てる。カーフを避けたタハが右フック、そこにジャブを合わせたバルセロスが跳びヒザへ。下がらないタハはスイッチしつつ乱打戦に持ち込む機会を待っているか。バルセロスは腹に前蹴りを入れ、続く左ミドルが急所に入って試合が中断する。

再開後、バルセロスは当てないパンチも活用して右カーフを蹴る。体が流れるタハに右ストレートを打ち込んだバルセロスは、カウンターの左からワンツーをヒットさせる。タハもボディを返すが、ワンツーはステップバックでかわされる。組みから左ハイのバルセロスがヒザを当て、右を打ち抜く。さらに右カーフで削ると、ついに左ヒザでタハの動きが止まる。ボディ&顔面とラッシュをかけたバルセロス、ヒザとパンチを痛打しながらタハはそれでもフックを返していった。

最終回、一気呵成に攻める際の一発に怖さは残るが、試合としては一方的な展開としたバルセロスは左フックをまず当てる。カーフで崩し、パンチ、ヒザ、右ストレート、仕上げはテイクダウンからバックと完璧な流れのバルセロス。タハはそれでも戦意を失くさず、アゴの上からの絞めに上を向いて防ぎ、すぐに右腕を差してスクランブルを狙う。

バルセロスは頭を押しつけて潰してトップを取り切り、パウンドを落とす。足をすくってスクランブル、立ち上がりながら組みついたタハがバルセロスをケージに押し込む。離れたタハは右ロー、ワンツーで前に出る。こうなると逆に勢いづくのがMMAの怖いところだ。右フックを当て前に出るタハが左も入れる。

疲れたバルセロスは左を当てるが、口が開いている。バルセロスもパンチを続け、ヒザ蹴りから右をヒット。ここでも上下を蹴り分ける冷静さを見せたバルセロスは、タハの左フックをしっかりとかわす。ついにカーフで手をついたタハは、起き上ってダブルレッグへ。切ったバルセロスがワンツー、タフもパンチの交換に応じ最後の最後まで拳を交換した勝負で、技術だけでなく気持ちも見せたバルセロスがフルマークの判定勝ちを決めた。

「ウォーだった。父がコーナーにいない試合だったけど、ペドロ・ヒーゾがサポートしてくれた。勝てて凄く嬉しい。どれだけ打撃で有利でも、いつでもレスリングゲームの準備はしているよ。次? こっちから色々というのは好きじゃないけど、ダナもショーン・シェルビーも僕がトップ5と戦う力があることは分かっているはずだ」とバルセロスは話した。


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【UFN182】ジカ・チカズ、絵にかいたような左ミドル→左ハイでシモンズから初回KO勝ち

<フェザー級/5分3R>
ジガ・チカズ(ジョージア)
Def.1R3分51秒by TKO
ジェイミー・シモンズ(米国)

イアン・ハイニッチがCOVID19検査で陽性となったため、ブレンダン・アレンとのミドル級戦に代わりメインカードに昇格したフェザー級戦。左ジャブを伸ばすチカズはスイッチし、すぐにオーソに戻して右ハイを蹴っていく。組んだシモンズはツーオンワンに拘るが、チカズは離れてサウスポーから左ミドルを蹴り込む。続いて左ジャブを当て、シモンズは距離を詰めることができない。ボディに反応し、腹を守ったシモンズは、左ジャブを受けたタイミングで組んでケージへ。

チカズは両ワキを差されたが、小手投げを仕掛けて離れることに成功する。ここでシモンズは右を当ててダブルレッグ、切られそうになると離れてヒザを突き上げる。非常に落ち着いて戦うチカズが左ミドル、続く左ハイで狙い通り頭部に蹴り抜き倒れたシモンズにパウンドをまとめTKO勝ちを決めた。

「この瞬間を待っていたので、とにかく楽しんだよ。このKO勝ちで、ジョージアの家族にスペシャルなニューイヤープレゼントを贈ることができる。12月、今回の試合を欠場したジェレミー・スティーブンスとコ・メインで戦いたい」と勝者は話した。


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【UFN182】イェン・シャオナンが2R以降、制空権を支配しガデーリャに判定勝ち、UFC6連勝達成

<女子ストロー級/5分3R>
イェン・シャオナン(中国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
クラウジア・ガデーリャ(ブラジル)

ジャブ、ロー、リードフックからワンツーと打撃を交換する両者。ガデーリャのジャブを受けたイェン・シャオナンが下がる。パンチで距離を詰めたガデーリャは、打ち気に逸るイェン・シャオナンからテイクダウンを奪う。足を束ねて、ケージに詰められたイェン・シャオナンは立ち上がるも、ガデーリャがケージに押し込んだ状態が続く。シングルもウィザーで耐えるイェン・シャオナンに対し、ガデーリャが両腕を差す。

ケージ際のクリンチ&ヒザという展開が続き、残り1分でレフェリーが両者を分ける。と、右から左のワンツーを放ったイェン・シャオナンは、シングルレッグで簡単に2度目のテイクダウンを許してしまう。イェン・シャオナンはクローズドガードを取り、下からエルボーを入れる。ガデーリャも右エルボーを落としタイムアップに。ラウンドを取ったガデーリャの額に赤い筋が残っていた。

2R、ワンツーから右ハイ、ジャブで前に出るイェン・シャオナン、ワンツーからスリーにガデーリャが左を合わせる。左&右、そして左というコンビネーションで圧を掛けるイェン・シャオナンは、シングルを察知してかわしジャブを伸ばす。続いて内回し気味のサイドキックを見せるなどイェン・シャオナンが、リズムに乗って打撃戦を続ける。待ちの態勢のガデーリャが右を振るって前に出るも、逆に右のカウンターを被弾する。

ガデーリャもスイッチを見せて左フックをヒットさせるなど、ペースを譲り切らないように戦う。黙視戦の中盤戦を経て、残り10秒で組みに行ったガデーリャ、ここはケージに押し込むだけに留まった。

最終回、ジャブを伸ばし、ワンツーと同じテンポのイェン・シャオナンに対し、ガデーリャが組んでケージへ。両ワキを差されたイェン・シャオナンはヒザを入れ、右を差し替える。相四つでも組み勝っているのはガデーリャだ。それでもクラッチが切れると、パンチを放って離れたイェン・シャオナンがジャブ、組みを切ってヒザをボディに突き刺す。

ジャブが届かないガデーリャに対し、イェン・シャオナンはジャブを伸ばし制空権を支配する。そこに飛び込んでクリンチのガデーリャだが、初回のような力強い組みを見せることができない。それでも一度は押し込み返された状態から、もう1度体を入れ替え試合タイムは1分を切る。案の定、残り1分でブレイクが掛かり、両者が離れる。リスタート後すぐに右を伸ばしたイェン・シャオナンは、左ジャブを続け、タッチぐらいのパンチでリードする。最後の10秒はさらに踏み込んでパンチを入れたイェン・シャオナンが判定勝ちで、オクタゴン6連勝を決めた。

「コロナのなかで試合ができて、エキサイティングだった。ダナ・ホワイトが決めた試合をいつでも戦う。私を応援してくれる中国のボクシングファンとMMAファンの皆に感謝している」と勝者は話した。


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【UFN182】友人対決でも譲れない。グスタボ・ロペスがバーチャックからダウンを奪い、RNCで締め

<バンタム級/5分3R>
グスタボ・ロペス(米国)
Def.1R2分43秒by RNC
アンソニー・バー・バーチャック(米国)

かつてのスパーリングパートナー対決。まず右ローを蹴ったバーチャック、さらにローを続け右ストレートを伸ばす。スイッチするロペスは跳びヒザの着地に左フックを合わせ、距離をつめて左フックから右フックを決めてダウンを奪う。すぐに立ち上がったバーチャックにラッシュをかけたロペスは、ダブルレッグでテイクダウン。

ロペスはスクランブルでバックに乗り切れないと見ると、自ら着地する。ジャブを伸ばすバーチャック、さらにテンカオを狙う。ロペスは左で迎え撃ち、ダブルレッグでケージにバーチャックを詰めてテイクダウンを奪う。スクランブルでバック、背中をマットにつけたバーチャックからマウントを奪い、バックマウントに移行するとロペスは一気にRNCを極めタップを奪った。

ウィナーコールの前後に固く抱き合った両者、「嫌い合って戦うだけじゃいから、問題なく戦ったよ。彼がタフなことは知っていたし」とロペスは話した。


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【UFN182】計量終了 両者陽性で2度流れたマヘタ✖テイシェイラ。バルセロス、シャオナンも注目

【写真】マヘタは現王者のブラボヴィッチにKO勝ちしているだけに、ここで勝ってタイトル挑戦に近づきたい (C)Zuffa/UFC

7日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN182:UFN on ESPN+40「Santos vs Teixeira」の計量が行われた。

今大会のメインはチアゴ・マヘタ✖グローバー・テイシェイラのライトヘビー級ブラジリアン対決が組まれており、両者揃って問題なく計量を終えている。


ヤン・ブラボヴィッチ政権が発足したばかりのUFCライトヘビー級戦線で、マヘタは昨年7月にジョン・ジョーンズの持つ世界王座に挑戦しスプリットで判定負けを喫して以来、1年4カ月振りの再起戦となる。マヘタとテイシェイラとのマッチアップは9月と10月に2度組まれていたが、9月はテイシェイラが新型コロナウィルスのテストで陽性となり、10月は逆にマヘタが陽性で延期されてきた。

3度目の正直、アンチボディを持つ者同士のメインとなる。この他メインカードではRFAフェザー級王者からUFCに昇格し4連勝中のハオーニ・バルセロス✖カリッド・タハ、女子ストロー級では同朋世界戦を狙える位置に来ているオクタゴン5連勝のイェン・シャオナンが、ランク4位のクラウジア・ガデーリャと相対する今大会。

さらにミドル級ではイアン・ハイニッチ✖ブレンダン・アレンというLFAミドル級王者対決など、何気に気になるカードが並んでいるUFN182の計量結果は以下の通りだ。

■視聴方法(予定)
11月8日(日・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

■UFN182計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
チアゴ・マヘタ: 205.5ポンド(93.21キロ)
グローバー・テイシェイラ: 205.5ポンド(93.21キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アンドレイ・オルロフスキー: 244.5ポンド(110.9キロ)
タナー・ボーザー: 232.5ポンド(105.46キロ)

<バンタム級/5分3R>
ハオーニ・バルセロス: 135.5ポンド(61.46キロ)
カリッド・タハ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ミドル級/5分3R>
イアン・ハイニッチ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ブレンダン・アレン: 185ポンド(83.91キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
クラウジア・ガデーリャ: 115.5ポンド(52.38キロ)
イェン・シャオナン: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ミドル級/5分3R>
トレヴィン・ジレス: 185.5ポンド(84.14キロ)
ベヴォン・ルイス: 185ポンド(83.91キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジガ・チカズ: 145ポンド(65.77キロ)
ジェイミー・シモンズ: 146ポンド(66.22キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マルコ・ホジェリオ・デリマ: 258ポンド(117.02キロ)
アレクサンドル・ロマノフ: 266ポンド: 260ポンド(117.93キロ)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス: 145.5ポンド(66.0キロ)
ルイス・エドゥアルド・ガラゴヒ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マックス・グリフィン: 170ポンド(77.11キロ)
ラミズ・ブラヒメジ: 170ポンド(77.11キロ)

<バンタム級/5分3R>
グスタヴォ・ロペス: 135.75ポンド(61.57キロ)
アンソニー・バーチャク: 136ポンド(61.69キロ)

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