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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN54 エリン・ブランクフィールド キック マノン・フィオホ

【UFC ESPN54】徹底して自分の距離を守ったフィオホが、ブランクフィールドにフルマーク判定勝利

<女子フライ級/5分5R>
マノン・フィオホ(フランス)
Def.3-0:50-45.50-45.50-45.
エリン・ブランクフィールド(米国)

ブランクフィールドが前に出たが、サウスポーのフィオホがプレスをかける。会場からはブランクフィールドに大USAコールが送られる。しかしケージ中央でフィオホの左ストレートがヒット。距離がつまるとフィオホがボディロックで組んだが、ここはブランクフィールドが離れた。フィオホはブランクフィールドにケージを背負わせると、左ミドルから組みついた。ボディロックからリフトしてグラウンドに持ち込んだフィオホに対し、ブランクフィールドがギロチンを狙う。フィオホがパスしている状態なにで極まらないか。フィオホが反転して立ち上がり、しばり耐えたところでブランクフィールドが離れた。

スタンドに戻るとブランクフィールドが体を振ってパンチを見せるも、フィオホのワンツーがヒットする。右ローから右フックに繋げ、さらに組もうとしたフィオホ。ブランクフィールドは離れてから組みつくも、差し合いでフィオホを崩せない。細かい打撃の交錯が続く中、ブランクフィールドの右ストレートがフィオホのアゴを捉えた。すかさずブランクフィールドが組みつくも、差し合いではフィオホが上回り、体勢を入れ替えて初回を終えた。

2R、やはりブランクフィールドが前に出る。左ジャブを突きながら頭を振って突っ込むブランクフィールドを、フィオホがバックステップで捌く。右ジャブを上下に散らすフィオホに対し、ブランクフィールドはワンツーから右ハイに繋げた。そしてボディロックで組みつくも、フィオホが切り返してトップに回る。ここはブランクフィールドが、すぐに立ち上がった。今度はケージ中央で、フィオホの左腕を巻き込む形で組みついたブランクフィールドだが、やはりテイクダウンを奪うことはできない。

フィオホは距離を詰めてくるブランクフィールドを、右サイドキックで突き放す。しかしフィオホにも疲労が見られる。クリーンヒットこそないものの、ブランクフィールドの手数が増えてきた。対してフィオホのペースは完全に落ちている。ここで組んだフィオホから、ブランクフィールドが離れる。声を挙げながらコンビネーションを放つブランクフィールドは、右ミドルをフィオホのボディに突き刺した。

3R、ブランクフィールドの手数は衰えない一方で、フィオホは疲労から回復できていないか。ブランクフィールドの前進に対してフィオホも右ジャブを合わせる。ケージ中央でブランクフィールドがボディロックで組みつくも、フィオホが振り払った。ブランクフィールドが前に出ると、フィオホが左ストレートを合わせて右フックを返す。この右フックが幾度もブランクフィールドの顔面をかすめるが、下がりながらのパンチで威力はないか……。ブランクフィールドが右ミドルを決めるも、後が続かない。互いにパンチと蹴りを出し合うシーンが続くものの、ブランクフィールドの右ミドルとフィオホが終盤に見せた左テンカオ以外は、クリーンヒットがないまま3Rも終了した。

4Rはフィオホが積極的にワンツーを繰り出す。さらに下がりながら右フックを合わせていく。ブランクフィールドのパンチは届かず、フィオホが捌く展開に。プッシュでフラついたフィオホにダブルレッグで組みついたブランクフィールドだが、テイクダウンを奪うことはできない。反対にケージ中央でフィオホがボディロックで組むも、テイクダウンは諦めた。さらにブランクフィールドの右ミドルのキャッチを試みるも、掴みきることができない。ジャブを突き合う、スタミナと精神による戦い――軽いヒットはあるが、やはりクリーンヒットはないという展開が続く。ラウンド終了間際にブランクフィールドの左カーフが当たると、ややフィオホの動きが止まる場面も見られた。

最終回、フィオホが単発の右ジャブと左ストレートでブランクフィールドを捌く。ブランクフィールドもフィオホをグラつかせる一発を繰り出すものの、後続打がなくフィオホに捌かれてしまう。フィオホの右ジャブが顔面を捉え、ブランクフィールドの顔面の腫れが目立つように。真っ直ぐ中に入るため、ブランクフィールドはフィオホのジャブとサイドキックで動きを止められてしまう。さらに右ハイをブロックされたブランクフィールドの顔面を、フィオホが左ストレートで跳ね上げる。残り1分でブランクフィールドが組みついてフィオホをケージに押し込むが倒せず。離れたブランクフィールドは跳びヒザから、再び距離を取って試合を終えた。

裁定はフルマークでフィオホの判定勝ち。これで7連勝を収めたフィオホは腰に手をやり、ベルト挑戦をアピールした。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN54 キック ジョアキン・バックリー ヴィセンチ・ルケ

【UFC ESPN54】バックリーが多彩なパンチと蹴りで翻弄。引き込んだルケを2Rにパウンドアウト

<ウェルター級/5分3R>
ジョアキン・バックリー(米国)
Def.2R3分17秒by KO
ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)

サウスポーのバックリーがアウトロー、ルケもインローと右ミドルを蹴り返す。バックリーも細かいステップから左ミドルとアウトローを蹴り、左ストレートから右フックを返す。ルケは右ストレートを狙いつつ、右ミドル。バックリーはそのミドルをブロックしてパンチを返す。

さらにバックリーは左ストレートから飛び込んでパンチをまとめ、ルケの右ミドルをキャッチして右フック。ルケも右ストレートをカウンターを狙いつつ、バックローの左ハイに右ローを合わせる。ケージをサークリングするバックリーに対し、ルケは前に出ながら右ミドル。バックリーが前に出てくると、ルケがシングルレッグを合わせ、バックリーをケージに押し込む形でダブルレッグへ。バックリーもケージを背負って倒れない。

2R、バックリーは右サイドキックとジャブ、ルケが右ミドルを蹴る。バックリーは左ストレートから右ボディ、左の飛びヒザ蹴りを見せる。ルケがインローを蹴ると、バックリーは左ボディストレートから右フック、左手を伸ばしたところから右フックと左ストレート、左インロー・ハイ、右サイドキックと手数を増やす。

ルケが前に出ようとすると、バックリーが左ストレートを合わせて返しの右フック。ルケの外側にステップするような左ストレートから細かいパンチにつなげ、右ローから左ハイ。ルケもダブルレッグに入るが、引き込むように下になる。バックリーが鉄槌を落とすと、ガードポジションのルケは両手でガードを固めて半身になる。バックリーは中腰になってパンチを連打し、ルケの動きが止まったところでレフェリーが試合を止めた。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN54 クリス・ワイドマン ブルーノ・シウバ ボクシング

【UFC ESPN54】ワイドマンがシウバをTKOで下すも、アイポーク頻発で後味が悪い3年7カ月ぶりの勝利

<ミドル級/5分3R>
クリス・ワイドマン(米国)
Def.3R2分18秒 by TKO
ブルーノ・シウバ(ブラジル)

左手を前に突き出したが距離を詰める。ワイドマンが右ミドルを繰り出すと、シウバがサウスポーにスイッチする。シウバは左ストレートをボディに伸ばした。ワイドマンが距離を詰めてダーティボクシングから、蹴りを散らしながらシウバにケージを背負わせた。ここで打ち合いとなり、ワイドマンの右を受けたシウバの動きが止まる。しかしワイドマンもシウバのパンチをもらい、いったん距離を置く。そして組みついたワイドマンが頭を下げたシウバの顔面に右ヒザを連打する。ボディロックに切り替えたワイドマンがリフトアップした。シウバも体を起こすがバックコントロールを許してしまう。ワイドマンは動かないシウバの足にヒザをコツコツと入れ続けた。

2R、ワイドマンがジワリジワリと距離を詰める。シウバはスイッチしながら、ワイドマンの蹴りをキャッチしながら右ストレートを合わせた。マットに手を着いたワイドマンもすぐに立ち上がる。サウスポーにスイッチしたワイドマンの左ローが当たり、シウバがスイッチを繰り返す。ワイドマンがオーソドックス、シウバがサウスポーに戻すと、ワイドマンの右三日月蹴りがシウバのボディに突き刺さる。シウバもワイドマンの蹴りにパンチを合わせるが届かない。打ち合いになるとワイドマンが下がる。ワイドマンが右ボディストレートでシウバを下がらせた。

ここでシウバがワンツーを繰り出したが、ワイドマンの左手がアイポークを引き起こした。シウバに休憩が与えられて再開後、ワイドマンが蹴りを散らしながら、出てきたシウバに右ストレートを合わせていく。シングルレッグはスプロールされたが、ワイドマンが左ジャブを突く。さらに左ジャブを打ち下すとシウバがグラついた。シウバのパンチもワイドマンのアゴを捉える。シウバも連打を繰り出すが、ワイドマンが右の打ち下ろしを当て、さらに右アッパー。左目下から出血が見られるワイドマンだが、ラウンド終了間際にパンチのラッシュでシウバを追い詰めた。

最終回、シウバが右ジャブを伸ばす。ここでまたもワイドマンのアイポークが発生したと、シウバがケージ中央でうずくまった。リピート映像が流れると、会場の観客はシウバにブーイングを浴びせる。シウバの指のほうがワイドマンの目を襲っているようにも見えるが……。再開後、シウバがパンチから右ミドルハイに繋げる。ワイドマンも右ハイを返した。ワイドマンのフェイントに対し、シウバが下がる。シウバが突っ込んで来るとワイドマンが左を合わせてダウンを奪った。ここでもアイポークを主張するシウバにワイドマンがパウンドの連打を浴びせると、シウバは亀になりレフェリーは試合をストップした。

ここでリプレイ映像が流されると、ワイドマンの左手、さらに右手が連続でアイポークになっていることが分かる。シウバは両手を広げて抗議し、涙を流しながらワイドマンと抱擁したが、ここは納得できないだろう。
1試合前でもデュマがアイポークをアピールしながら試合は続行され、ルジボエフのパウンドで決着した。アイポークはファイティング・アクシデントだ。レフェリーにも把握できないケースが多いかもしれない。しかし試合展開を変えてしまうケースが頻発するのであれば、ルール上で何かしらの対策は必要になる。特に手を広げて戦うことが多かった今回、ワイドマンのアイポークは目立っただけに、競技運営面での対応が求められる。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN54 セドリクス・デュマ ヌルスルタン・ルジボエフ

【UFC ESPN54】デュマがアイポークを主張も試合続行、ルジボエフが右アッパーからパウンドアウト

<ミドル級/5分3R>
ヌルスルタン・ルジボエフ(ウズベキスタン)
Def.1R3分18秒by KO
セドリクス・デュマ(米国)

デュマがジャブを見せて距離を取り、インローを蹴ろうとすると、ルジボエフが右ストレートを合わせる。この一発で会場をどよめかせたルジボエフは飛び込むような右アッパーを突き上げる。ルジボエフは右ストレート・右フック・右アッパーを打ち分け、デュマにガードを固めさせる。

左フックも見せるルジボエフ。デュマが右ストレートから前に出ていくと、前手を伸ばしたルジボエフの指が目に入ったか、デュマは足を止めて完全に横を向いてアイポークをアピール。しかしレフェリーのシャオリンは試合を止めず、ルジボエフはそこにパンチで襲いかかる。最後はルジボエフが右アッパーでダウンを奪い、パウンドを連打したところでレフェリーが試合を止めた。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN54 ルピタ・ゴディネス ヴィルナ・ジャンジローバ

【UFC ESPN54】ゴディネスが右で追い込めず。TD&バックマウント奪取のジャンジローバが判定勝ち

<女子ストロー級/5分3R>
ヴィルナ・ジャンジローバ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28.
ルピタ・ゴディネス(メキシコ)

ジャンジローバがプレスをかけて、ゴディネスにケージを背負わせる。ジャンジローバはワンツー、右ボディストレートを伸ばした。ゴディネスはインサイドから右を打ち込む。ジャンジローバがシングルレッグからドライブし、ボディロックから小外刈りでグラウンドに持ち込む。しかしゴディネスがすぐに立ち上がった。左腕を差し上げてゴディネスをケージに押し込むジャンジローバは、引き込みから潜ろうとするも、ここはゴディネスがトップを奪い立ち上がってパンチを浴びせて、離れた。

ゴディネスが左ジャブを突いて距離を詰める。ジャンジローバはスイッチして左ストレートをボディに伸ばしていく。オーソドックスに戻したジャンジローバの顔面を、ゴディネスの右がかすめる。ジャンジローバのワンツーにゴディネスが右を合わせた。残り1分でジャンジローバがシングルレッグからドライブしたが、ゴディネスがウィザーで耐える。ダブルレッグ、ボディロックと切り替えたジャンジローバに対し、ゴディネスはオーバーフックで耐えたがグラウンドへ。すぐさまジャンジローバがバックマウントを奪取し、RNCを狙ったところでラウンド終了のホーンが鳴った。

2R、ゴディネスが左ジャブの連打で前に出ていく。下がったジャンジローバに右ストレートを浴びせた。さらに背中を見せて下がるジャンジローバに右ローを打ち込む。しかしジャンジローバもワンツーを主体にパンチを返す。ケージ中央で右ストレートを打ち合う両者。ジャンジローバがシングルレッグから引き込み、ディープハーフで潜りに行くもゴディネスが右オーバーフックでトップへ。ジャンジローバの足が絡んだ状態でゴディネスも尻もちを着いてディフェンスするが、ジャンジローバがトップに回った。するとゴディネスがジャンジローバの両足を抱えてクローバーリーフを狙う。ジャンジローバは自身の足を引っかけて防ぐと、ゴディネスが足をほどいて左足へのストレートフットロックに切り替える。そのままトップに回ったゴディネスだが、スクランブルからスタンドに戻され、残り10秒でパンチを出し合った。

最終回、ゴディネスがワンツーでジャンジローバにケージを背負わせたが、シングルレッグで組まれてしまう。ウィザーから右ヒザを打ち込み体勢を入れ替えた。ジャンジローバが抱き着き、スタンドの状態で肩固めのように固めていくも、ゴディネスが離れた。互いにストレートを伸ばすなか、ジャンジローバが組みつくも倒せず。ゴディネスが右を入れて離れた。ジャンジローバはダブルレッグで飛び込むも届かない。ゴディネスの左右フックが当たり、ジャンジローバがバランスを崩す。しかしジャンジローバがシングルレッグからボディロックで尻もちを着かせた。

ケージ際でバックに回るジャンジローバ。両足を差し入れるとゴディネスが立ち上がるも、ジャンジローバはそのまま右腕をゴディネスの首に回す。ゴディネスが前に振り落とそうとしたが、耐えたジャンジローバがバックマウントをキープしRNCを狙い続ける。振り落とせないゴディネス、バックマウントからパンチを打ち込むジャンジローバの展開で試合が終了した。

判定はユナニマスでジャンジローバへ。オクタゴン4連勝中だったゴディネスを下したジャンジローバも、これで3連勝となった。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN54 エルベウチ・バーンズ ジュリオ・アルセ

【UFC ESPN54】アルセがバーンズにテイクダウンを許さず、最後は左フックで沈める

<147ポンド契約/5分3R>
ジュリオ・アルセ(米国)
Def.2R2分00秒by TKO
エルベウチ・バーンズ(米国)

サウスポーのアルセがジャブを突く。前に出るバーンズが右ストレートと右の前蹴りを伸ばし、ダブルレッグを見せてヒザ蹴り。距離が離れるとバーンズが右の前蹴りを飛ばし、アルセはワンツーを返す。バーンズが左ミドルを蹴ると、アルセがステップインしての左ストレートを顔面とボディに打ち分ける。

バーンズが右フックから組み付いてアルセをケージまで押し込むが、ヒザ蹴りがローブローとなってしまう。スタンドでの再開後、バーンズが右ミドル・ストレートを見せながら、再び組みついてアルセをケージまで押し込む。ここでバーンズがヒザを蹴ると、これがまたしてもローブローとなってしまう。これでレフェリーはバーンズに減点1を言い渡して試合再開となる。

バーンズが右ミドル、アルセは外側に回り込むように右フック。バーンズは右を見せて組み付くが、アルセはテイクダウンを許さない。距離が離れるとバーンズがすぐに圧力をかけ、右フックから組み付くが、アルセは倒れない。バーンズがやや引き込み気味にガードポジションを取ったところでラウンド終了となった。

2R、アルセがジャブから右ボディ、突っ込むバーンズに右フックを当てる。バーンズも右の飛びヒザ蹴りと右フックから組む。アルセは首相撲にとらえると、バーンズは自らガードポジションで引き込む。アルセはこれに付き合わず離れて、試合はスタンドへ。

アルセがパンチのコンビネーションから左ハイ、ジャブから左ストレートを当てるとケージ際でアルセが横を向いてしまい、アルセはそこに左アッパーから連打。最後は左フックでなぎ倒し、アルセがTKO勝利を収めた。


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45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN54 アントン・トゥルキャリ アンドレ・ペトロスキー イボ・アスラン エリン・ブランクフィールド エルベウチ・バーンズ カイル・ネルソン クリス・ワイドマン コナー・マシューズ ジェイコブ・マルクーン ジュリオ・アルセ ジョアキン・バックリー セドリクス・デュマ チディ・ンジョグアニ デニス・ブズーキア ヌルスルタン・ルジボエフ ネイト・ランドヴェール ビル・アレジオ ブルーノ・シウバ マノン・フィオホ メリッサ・ガト ルピタ・ゴディネス ヴィクトリア・ダダコワ ヴィセンチ・ルケ ヴィルナ・ジャンジローバ 食事

【UFC ESPN54】ウスベキスタンMMAのパイオニア=ヌルスルタン・ルジボエフ「何かを残す」

【写真】セレモニアル計量には、ウズベキスタン国旗とともに臨んだ(C)MMAPLANET

30日(土・現地時間)、ニュージャージー州アトランティックシティのボードウォーク・ホールで開催されるUFC on ESPN54「Blanchfield vs Firot」。同大会にカザフスタン、キルギスに続き、中央アジアから台頭しつつあるウズベキスタン人ファイターのヌルスルタン・ルジボエフが出場し、メインカードでセドリクス・デュマと対戦する。
Text by Manabu Takashima

大会開催地であるアトランティックシティ近隣の大都市は、実は州を跨いだフィラデルフィア。ウズベキスタンMMA界のルジボエフは、現在フィラデルフィア在住でご当地ファイターということになる。フィラデルフィアに存在するウズベキスタン・コミュニティに支えられ、ルジボエフを65カ月振りにインタビューした。


――ヌルスルタン、2018年11月にキルギスで取材をさせてもらって以来、5年5カ月振りにインタビューできて凄く嬉しいです。

「あぁ、WEFでマルコス・ソウザと戦った次の日にインタビューをしてもらったね。覚えているよ(笑)」

──あの時、ヌルスルタンはUFCかBellatorファイターになってウズベキスタンのMMAを盛り上げたいと言っていました。そして今、UFCファイターになっています。

「サンキュー。あれから、僕も随分と場数を踏んできた。それと同じように、ウズベキスタンのMMAも成長してきた。あの頃、ウズベキスタンではMMAの大会も行われてもいなかったけど、今ではいくつかの団体があってイベントも定期的に開かれている。良い感じで成長しているよ」

──当時は国内に良い練習環境がなく、チェチェンで練習をしていると言っていました。その後、練習環境はどのようになっているのでしょうか。

「あれからウズベキスタンでもMMAの練習ができるようになっていたけど、3年前から米国にやってきてフィラデルフィアのマルコスMMAで、ジョアォン・マルコスの指導を受けているんだ」

──言葉、食事、習慣、随分とウズベキスタンと米国と違うと思いますが、困難なことはなかったですか。

「ペンシルヴァニアにはウズベキスタン料理のレストランもあるし、ウズベキスタンのコミュニティが、しっかりと存在しているので何も問題はない。今の練習環境を与えてくれたスポンサーにはとても感謝している」

──日本ではないですが、韓国のスウォンに中央アジアやコーカサスのファイターが集まって練習しているジムもありました。

「あぁアジスベク・ノロフのところだろう?」

──ハイ、そうです!!

「アジスベクはとても仲が良いんだ、普段から頻繁に連絡を取り合っている。彼もウズベキスタンを離れて頑張っている。ウズベキスタンでも練習環境は整いつつあるけど、僕と毎日練習したいと思う相手がいなかった。だから、米国で練習しようと思ったんだ(笑)。米国では1日に3部練をすることも可能だ。休んで、食べて、練習──その繰り返しの日々を送ることができる」

──そのような練習環境を経て、UFC2戦目を迎えます。今の気持ちは?

「全て順調に調整できている。3カ月かけて、しっかりと準備してきた。その全てを土曜日の夜に披露したいと思っている」

──では対戦相手の印象を教えてください。

「若いのに3度も、UFCで戦っている。良い選手だと思う」

──どのような試合をファンに見せたいと思っていますか。

「それは秘密だ。試合を見てほしい」

──どのような作戦かということでなく、どのような試合を見せたいのかを教えてもらっても良いですか。

「ケージのなかでは何が起こるか分からない。でも、何かを残したい。そして、ウズベキスタンに持っているフィットネスジムの皆に、この間の練習の成果を見せたい」

■視聴方法(予定)
3月31日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前7時30分~U-NEXT

■UFC ESPN54対戦カード

<女子フライ級/5分5R>
エリン・ブランクフィールド(米国)
マノン・フィオホ(フランス)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)
ジョアキン・バックリー(米国)

<ミドル級/5分3R>
ブルーノ・シウバ(ブラジル)
クリス・ワイドマン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ヌルスルタン・ルジボエフ(ウズベキスタン)
セドリクス・デュマ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ビル・アレジオ(米国)
カイル・ネルソン(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
チディ・ンジョグアニ(米国)
リース・マッキー(アイルランド)

<フェザー級/5分3R>
ネイト・ランドヴェール(米国)
ジャマル・エマース(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ヴィルナ・ジャンジローバ(ブラジル)
ルピタ・ゴディネス(メキシコ)

<フェザー級/5分3R>
ジュリオ・アルセ(米国)
エルベウチ・バーンズ(米国)

<フェザー級/5分3R>
コナー・マシューズ(米国)
デニス・ブズーキア(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
イボ・アスラン(トルコ)
アントン・トゥルキャリ(スウェーデン)

<女子フライ級/5分3R>
メリッサ・ガト(ブラジル)
ヴィクトリア・ダダコワ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
アンドレ・ペトロスキー(米国)
ジェイコブ・マルクーン(豪州)

<バンタム級/5分3R>
エンジェル・パチェコ(米国)
キャオラン・ローラン(アイルランド)

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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN54 アントン・トゥルキャリ イボ・アスラン

【UFC ESPN54】殴られても殴る。疲れても殴る──有言実行イボ・アスランが、トゥルキャリを右で倒す

<ライトヘビー級/5分3R>
イボ・アスラン(トルコ)
Def.3R1分32秒by TKO
アントン・トゥルキャリ(スウェーデン)

UFC初陣、トゥルキャリへのリベンジを誓うアスランは-125でフェイバリットとなってる。まず右ローを蹴ったアスラン。トゥルキャリも右カーフを蹴り返す。アスランも右カーフを見せるなど、慎重な立ち上がりに。トゥルキャリの右ハイをかわしたアスランは、右に右を返す。組みつつパンチを入れるトゥルキャリが左ミドルも、キャッチしたアスランが右フックを振るう。アスランはジャブ、トゥルキャリもワンツーと圧を跳ね返す。それでもジャブを入れ、間合いを測るアスランは右を被弾して下がると、パンチが荒くなる。

トゥルキャリの跳びヒザは当たらなかったが、カーフへ。チェックしたアスランに、トゥルキャリがジャブを入れ、カーフ&右ミドルを決める。残り1分、ワンツーからスリーフォーと前に出るトゥルキャリ、下がりながら打ち返すアスラに右の相打ちに。距離をとりなおした両者、アスランは右カーフを蹴り、ジャブ。左リードフックで前に出るアスランは最後に手をマットにつきながら蹴りを見せたトゥルキャリが背中をマットにつけると、パウンドを打ち下ろした。

2R、イボ・チャントのなかいきなりの足を止めての接近の打ち合いで左を2度当てたアスラン。トゥルキャリも前に出てヒザ蹴りも、足の甲が急所に当たり試合が中断される。無酸素連打からの打ち疲れのリカバリーに当てている感もあるアスランは、左目の下が腫れている。アスランは2分後にファイトに応じた。

試合が再開されると、アスランが右カーフを決める。さらに左フックを当てたアスランが右を効かせる。トゥルキャリのテイクダウン狙いを切ったアスランは、右を受けるが蹴りでバランスを崩した因縁の相手にパウンド。立ち上がったところで右、続いて左を当てる。トゥルキャリはここでクリンチ、すぐに離れたアスランが右フックをヒットさせる。姿勢を乱し、下がったトゥルキャリがさらに右を被弾。近い距離でヒザ、テイクダウン狙いも不発に終わり、腹から顔面を殴られる。

パンチは攻勢だが、疲れが見えるアスランが右カーフを決める。さらに右を当てたアスランが、姿勢を乱すなど勝負の行方は分からない。前に出てワンツーを放つトゥルキャリ、アスランも右オーバーハンドを返す。さらに右フックで姿勢を乱したトゥルキャリのダブルレッグをカットすると右カーフを2発、トゥルキャリのスピニングバックフィストをかわして右を当てたアスランがラウンドを取った。

最終回、トゥルキャリがジャブを当てる。姿勢を乱すアスランは蹴りを受けるが、バック拳をかわして右フック、そして右カーフを入れる。前に出るトゥルキャリがジャブ、右ストレートへ。アスランはパンチが大きくなるなかで右ストレート、さらにステップイン&右に右オーバーハンドを打ち込む。グシャっという音が聞こえ、足が泳いで腰から崩れたトゥルキャリを見てレフェリーが試合を止めた。

「ヤツは4年間、俺から逃げていたんだ。ケージではもう逃げられない。ここにはKOしに来た。UFC唯一のトルコ人ファイターとして、トルコを代表して戦う」と話すアスラン、左目が大きく腫れあがっていた。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN54 アンドレ・ペトロスキー キック ジェイコブ・マルクーン

【UFC ESPN54】ペトロスキーが組み際に負傷? マルクーンがボディへの蹴りとパウンドでTKO勝利

<ミドル級/5分3R>
ジェイコブ・マルクーン(豪州)
Def.2R0分39秒by TKO
アンドレ・ペトロスキー(米国)

構えをスイッチしながらステップするペトロスキー。マルクーンはサウスポーのペトロスキーに右ストレートで飛び込んで、ペトロスキーのステップインにジャブを合わせる。ここからマルクーンが圧力を強め、ペトロスキーの左ストレートをかわしてジャブを突く。ペトロスキーも右ボディから左ストレート、飛び込むような左ストレートを当てると、マルクーンが尻餅をつく。

すぐに立ち上がったマルクーンは左腕を差してペトロスキーをケージに押し込む。ここからマルクーンは両差しで組み、シングルレッグに入るがペトロスキーも右腕を差し上げて倒れない。距離が離れると左ストレートで前に出るペドロスキー、ジャブを返すマルクーンという展開のなか、ペトロスキーがシングルレッグでテイクダウンして立ち上がろうとするマルクーンのバックへ。マルクーンもバックキープは許さずに立ち上がって離れる。

2R、オーソドックスに構えるペトロスキーが右カーフキック。サウスポーにスイッチしてワンツー、左足にシングルレッグに入ると、マルクーンが左足を抜くようにディフェンスする。ここでペトロスキーがそのままうずくまるように亀になる。マルクーンがボディにサッカーボールキックを蹴り、パンチを落としたところでレフェリーが試合をストップした。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN54

【UFC ESPN54】パウンド連打、RNC、足を挫いても諦めなかったパチェコをログランが3-0で下す

<バンタム級/5分3R>
キャオラン・ログラン(アイルランド)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
エンジェル・パチェコ(米国)

UFCデビュー戦のパチェコがジャブを伸ばし、ボディと探り合う。ログランは右ローを蹴られ、右を返す。ボディから右オーバーハンドの機会を伺うログランは、パチェコのステップインに左を合わせ、左回りに右ストレートをヒットさせる。もう一発、右を当てたログランが引き続きジャブ、左フックを決める。パチェコが右カーフを蹴ったが、右オーバーハンドで動きが止まる。ケージに下がったパチェコに追撃を入れるログラン。パチェコもここで前に出て、悪い流れを打ち切ろうとする。そこに右をヒットさせたログランだが、パチェコが右を打ち返し逆に圧を掛ける。最後も前に出てきたログランに、ボディを入れたパチェコだった。

2R、すぐにジャブから右オーバーハンドを狙うログランが、左を被弾してワンツーを決める。頭を動かさないため反撃を食らうログランは右フックで殴られた直後に一瞬動きを止めたように見えたが、シングルからテイクダウン&ワンフックでRNCを狙う。パチェコは手首を掴んで絞めを防ぐも、右のパウンド連打で動きが止まる。レフェリーは試合を止めないでいると、ログランは一旦息を整える時間を創った。

仰向けのボディトライアングルから、スクランブル狙いのパチェコを潰して殴るログランは粘られると、マウントに移行する。パチェコは足を戻し、ハーフから右腕を差して立ち上がる。そこにヒザを入れたログランだが、パチェコはボディを殴る。前に出るのはパチェコで、組んでケージにログランを押し込むとヒザを入れた。2つのラウンドを落としたパチェコだが、ログランに攻め疲れがあれば逆もある。その空気は残した。

最終回、左ボディから右オーバーハンドをログランが放ち、下がったパチェコが左足を挫く。ログランは容赦なくその左にローを蹴り、パチェコも右ローを返すがボディから顔面へのコンビを被弾する。ダブルレッグを切ったパチェコは挫いた左でヒザを突き上げる。離れたログランはジャブから右を続ける。そして左足にカーフを入れると、パチェコがサウスポーにスイッチ。オーソに戻したところで、ボディを決めたログランが間合いを測るとパチェコは飛びヒザを狙う。

パンチを見せてダブルレッグを見せたログランが、テイクダウンを決める。立ち上がったパチェコに対し、ログランはヒジを入れる。離れてボディから右ストレート、右カーフと攻勢を続けるログランだが、パチェコが左を決める。ケージに詰まったログランは、跳びヒザの着地にテイクダウンを合わせる。残り10秒、スタンドに戻った両者が最後まで動き続け、ログランがスピニングバックフィストを狙ったところで時間となった。

勝負を諦めることがなかったパチェコではあったが、ジャッジは3者ともフルマークでログランを支持した。


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