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【TOP BRIGHTS01】20年振りの日本での試合。グレイゾン・チバウ「UFCと契約した時は凄く残念だった」

【写真】かなりお調子者でしょう(笑)。グレイゾン・チバウ(C)TOP BRIGHTS

21日(日)に群馬県太田市のオープンハウスアリーナ太田で開催されるTOP BRIGHTS01のメインでグレイゾン・チバウがブレンゾリグ・バットムンクと対戦する。
Text by Manabu Takashima

2003年7月の光岡映二戦以来の日本での試合となるチバウは、ATTの盟友である堀口恭司が立ち上げたTOP BRIGHTS参戦に何を想うのか。ひたすらに嬉しくて仕方がない様子だったチバウの言葉をお届けしたい。


──グレイゾン、20年と7カ月ぶりの日本での試合です。今の気持ちを教えてください。

「あの時は18歳で、物凄く若かった。経験も全然なくて、しかも肩を脱臼して全く自分の力を発揮することができなかった。ずいぶんと時間が経ってしまったけど、日本のファンに素晴らしいパフォーマンス、このパワーを見てほしい」

――しかも堀口恭司選手が発起人となったイベントでの試合です。

「めちゃくちゃ嬉しいね。キョージとは随分と長い仲になった。キョージの創ったステージで最高の動きを披露したいと思っている。キョージはリスクを顧みず、日本のMMAの未来のためにプロモーションを起こした。全ての新しい世代のファイターたちにとって、素晴らしいことだ。だから、私もTOP BRIGHTSを盛り上げるために頑張りたい」

――キム・ハンソルが負傷欠場となり、ブレンゾリグ・バットムンクと対戦することとなりました。

「対戦相手が代わったことは、全く問題ない。2人ともストライカーだし、テイクダウンして殴るだけだ。何もやることは変わらない。世界中の皆がこのスポーツで、グレイゾン・チバウのテイクダウンは世界一だと知っている。何より、世界のベストストライカーとATTで練習している。何も問題ない。ずっとUFCで世界のトップストライカーと戦い続けてきた。この試合のために全ての準備をしてきた。日本のファンの前で、1Rでフィニッシュする」

――つまりテイクダウンから、あとの攻撃が重要になるということですね。

「テイクダウン後、アグレッシブなパウンドを打ちつける。日本で戦えることが最高に嬉しくて、心身ともに最高の状態にある。日本で戦うことはずっと夢だった。この国には侍の文化があり、侍の精神が宿っている。2006年にUFCと契約したときは、凄く残念だった。なぜなら、私は日本で戦うことにこだわっていたからだ。UFCでは本当に長い間戦い続けたけど、ずっと日本で戦いたいと思い続けてきたんだ。これから日本で戦い続ける」

――UFCからPFLと世界のメジャーリーグで戦ってきました。そんなグレイゾンは、日本のファンに何を見せたいと思っていますか。

「日曜日にはアリーナに来てくれたファンに、レベルの違うファイトを見せたい。打撃、レスリング、柔術、全ての局面で世界レベルのファイトを披露する。最高のパフォーマンスで会場の皆に幸せにあってもらいたい。

ここで勝って、次はタカノリ・ゴミと戦いたい。レジェンド同士の決闘だ。レッツゴー!!」


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『ROAD TO UFC ASIA 2022』Episode 3&4前日計量結果/宇佐美正パトリックが欠場


 計量開始直前にライト級で日本から出場予定だった宇佐美正パトリックが、減量中に体調不良に陥り欠場という情報が届いた。

 パトリックの盟友、中村倫也と野瀬翔平――そして堀内佑馬の3人は問題なく計量を済ませている。

 不確定情報ながら、当日の朝まで減量していたパトリックが病院に搬送されたという話も伝わっている。まずはパトリックの安全が第一として、この大切な試合を棒に振らざるを得なくなった状況をEXFIGHT、LDHmartialartsも深く受け止めて今後の選手育成の糧としてほしい。

 これは残念。


■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03計量結果

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン: 144.5ポンド(65.54キロ)
イ・ジョンヨン: 146ポンド(66.22キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬: 126ポンド(57.15キロ)
トップノイ・キウラム: 126ポンド(57.15キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ: 155.5ポンド(70.53キロ)
宇佐美正パトリック:――

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也: 136ポンド(61.69キロ)
ググン・グスマン: 133.5ポンド(60.55キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム: 116ポンド(52.62キロ)
ジョセフィン・クヌトゥソン: 116ポンド(52.62キロ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04計量結果

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平: 135.5ポンド(61.46キロ)
ウリジブレン: 135.5ポンド(61.46キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ: 156ポンド(70.76キロ)
アスクルバイ: 156ポンド(70.76キロ)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ: 146ポンド(66.22キロ)
アンガ・ハンス: 144.5ポンド(65.54キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン: 125.5ポンド(56.92キロ)
ジェレミア・シレガー: 124ポンド(56.25キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー: 170ポンド(77.11キロ)
キム・ハンソル: 171ポンド(77.56キロ)

 前日計量結果。その他の選手はパスしています。続きを読む・・・
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【RTU ASIA2022】03&04計量終了 トップノイ×堀内佑馬、まずはトップノイがフェイスオフで一本!!

【写真】ファイスオフではトップノイに一本取られた堀内。明日、取り返してほしい (C)MMAPLANET

9日(木・現地時間)、明日10日(金・同)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode03&04の計量が、同地のマンダリン・オリエンタルホテル内ボールルームで行われた。

宇佐美正パトリックが減量失敗で欠場となったRoad to UFC2日目の計量は、ウェルター級のワンマッチでキム・ハンソルと対戦するジョン・アダハーに続き、そのパトリックとの試合がなくなったアンシュル・ジュビリが、本計量終了の2分前――10時58分にスケールに乗り終了。

ここからフェイスオフに移り、日本勢は中村倫也、堀内佑馬、野瀬翔平の順に明日オクタゴンで戦う相手と向き合った。


北米MMA的な乗りを見せたのは堀内とトップノイとキウラムの両者だった。フェイスオフでは笑顔を浮かべつつ、何やら挑発しあう。正面を向いての撮影時も、言葉を続ける両者だったが、最後にトップノイは堀内が手を出すとスッと背中を見せる。一本取られる形となった堀内、明日はしっかりとオクタゴンで取り返してほしいものだ。

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03計量結果

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン: 144.5ポンド(65.54キロ)
イ・ジョンヨン: 146ポンド(66.22キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬: 126ポンド(57.15キロ)
トップノイ・キウラム: 126ポンド(57.15キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ: 155.5ポンド(70.53キロ)
宇佐美正パトリック:――

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也: 136ポンド(61.69キロ)
ググン・グスマン: 133.5ポンド(60.55キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム: 116ポンド(52.62キロ)
ジョセフィン・クヌトゥソン: 116ポンド(52.62キロ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04計量結果

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平: 135.5ポンド(61.46キロ)
ウリジブレン: 135.5ポンド(61.46キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ: 156ポンド(70.76キロ)
アスクルバイ: 156ポンド(70.76キロ)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ: 146ポンド(66.22キロ)
アンガ・ハンス: 144.5ポンド(65.54キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン: 125.5ポンド(56.92キロ)
ジェレミア・シレガー: 124ポンド(56.25キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー: 170ポンド(77.11キロ)
キム・ハンソル: 171ポンド(77.56キロ)

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【RTU ASIA2022】50分経過時点の計量結果 宇佐美正パトリック、減量失敗で欠場。堀内、中村&野瀬はパス

【写真】堀内、中村、野瀬の3選手は計量をパスしている (C)MMAPLANET

9日(木・現地時間)、明日10日(金・同)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode03&04の計量が、同地のマンダリン・オリエンタルホテル内ボールルームで行われた。

計量開始直前にライト級で日本から出場予定だった宇佐美正パトリックが、減量中に体調不良に陥り欠場という情報が届いた。

パトリックの盟友、中村倫也と野瀬翔平――そして堀内佑馬の3人は問題なく計量を済ませている。


不確定情報ながら、当日の朝まで減量していたパトリックが病院に搬送されたという話も伝わっている。まずはパトリックの安全が第一として、この大切な試合を棒に振らざるを得なくなった状況をEXFIGHT、LDHmartialartsも深く受け止めて今後の選手育成の糧としてほしい。

開始50分時点の計量結果は以下の通りだ。

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC ASIA2022 Episode03 50分経過時点での計量結果

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン: 144.5ポンド(65.54キロ)
イ・ジョンヨン: 146ポンド(66.22キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬: 126ポンド(57.15キロ)
トップノイ・キウラム: 126ポンド(57.15キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ:――
宇佐美正パトリック:――

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也: 136ポンド(61.69キロ)
ググン・グスマン: 133.5ポンド(60.55キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム: 116ポンド(52.62キロ)
ジョセフィン・クヌトゥソン: 116ポンド(52.62キロ)

■ROAD TO UFC ASIA2022 Episode04 50分経過時点での計量結果

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平: 135.5ポンド(61.46キロ)
ウリジブレン: 135.5ポンド(61.46キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ: 156ポンド(70.76キロ)
アスクルバイ: 156ポンド(70.76キロ)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ: 146ポンド(66.22キロ)
アンガ・ハンス: 144.5ポンド(65.54キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン: 125.5ポンド(56.92キロ)
ジェレミア・シレガー: 124ポンド(56.25キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー:――
キム・ハンソル: 171ポンド(77.56キロ)

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【RTU ASIA2022】「僕はイー・チャア、名前を覚えて」SASUKEの相手は中国MMAの王道を歩んできた

【写真】言葉短め、自信あり――という風なイー・チャアだった(C)MMAPLANET

10日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01で修斗世界フェザー級王者SASUKEと中国のイー・チャアが対戦する。

予測不能の中国人参加選手にあって、イー・チャアはエンポ・ファイトクラブで散打を始め、その後にMMAに転向。中国MMA界の王道路線と呼べるステップアップを遂げたイー・チャア、SASUKE戦に向けての心境を尋ねた。


――もう3日後に日本のSASUKE選手と戦います(※取材は6月6日に行われた)。今の気持ちを教えてください。

「凄く調子が良いよ。過去最高といえる。だから、本当にこの試合で勝ちたい」

――イー・チャア選手はいつ頃からMMAの練習を始めたのでしょうか。

「11歳の時に散打を始め、TVで偶然MMAを見て16歳の時にMMAに転向したんだ」

――中国のMMA選手で散打から転向選手は漢民族の選手以上にウィグルや内モンゴル、そしてチベット系の民族のファイターが目立っています。

「僕もチベット族だよ」

――ということはUFCファイターのスムダーチーやONEのバンマードォーチーと同じエンポ・ファイトクラブでMMAを?

「まさに僕は彼と同じエンポ・ファイトクラブ所属で、皆チームメイトだよ。ちょうど僕が11歳の時にスムダーチーたち、12歳、13歳、14歳の選手と練習してきたんだ。散打からMMAと」

――まさに中国MMA界の王道を進んできたわけですね。ところで散打出身のイー・チャア選手ですが、試合映像を視ると相当にレスリングやグラップリングを使いこなしているように見えました。

「絶対的に僕のベースは散打だよ。ただ、MMAを始めた頃にロシアからレスリング・コーチがやってきていて徹底的にレスリングを叩きこまれたんだ。レスリングとグラップリングばかり練習してきたから、僕の試合では組み技が多く見られるだと思う。でも僕はウェルラウンディット・ファイターだ。打撃も使えるよ」

――ではSASUKE選手の印象を教えてください。

「彼も優秀なグラップラーだね。ただし、僕のスピードにはついてこられないだろう。100パーセント、僕が勝つ」

――次の試合はただの1試合ではなく。UFC契約を賭けた第一歩となります。そんな一戦でどのような試合を世界に見せたいと思っていますか。

「僕がどんなファイターなのか、しっかりとテクニックを見てほしい。絶対に期待に応えてみせるから」

――では最後に日本のMMAファンに一言お願いします。

「僕はイー・チャア、この名前を覚えておいて欲しい(笑)」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

The post 【RTU ASIA2022】「僕はイー・チャア、名前を覚えて」SASUKEの相手は中国MMAの王道を歩んできた first appeared on MMAPLANET.
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ABEMA MMA MMAPLANET o Road to UFC SASUKE UFC アリアンドロ・カエタノ アンシュル・ジュビリ イ・ジョンヨン イー・チャア ウリジブレン キム・ギョンピョ キム・ハンソル クルムアリ・マイマイティトゥハティ ググン・グスマン コリー・サンドハーゲン シャオ・ロン トップノイ・キウラム パク・ヒョンソン パンクラス ホン・ジュンヨン 中村倫也 修斗 内田タケル 堀内佑馬 宇佐美正パトリック 松嶋こよみ 野瀬翔平 風間敏臣 鶴屋怜

【RTU ASIA2022】7戦目でUFCデビュー計画。中村倫也─02─「気が付けば、自然と行きたい場所に」

【写真】最短距離でUFCへ──という言葉を実践できるか(C)MMAPLANET

10日(金・現地時間)、シンガポールはカレンのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode03でインドネシアのググン・グスマンと対戦する中村倫也インタビュー後編。

プロMMA転向から4戦目、コトが思い通りに運べば7戦目でUFCデビューという青写真を描くことができる中村は、アリアンドロ・カエタノ戦を経てグスマン戦クリアへ絶対の自信を見せていた。

<中村倫也インタビューPart.01はコチラから>


──まだ出稽古を行う状況ではないということでしょうか。

「ロータスには行かせてもらっていないですけど、パンクラスイズム横浜ではフィジカルや追い込み練習をさせてもらっています」

──正直なところ1回戦がキム・ミンウでなくて、ググン・グスマンで良かった思うことはありますか。

「1回戦で終わらせてしまうという考えもありましたけどね。アハハハハ。でもレスリング時代ですけど、意外とワンデートーナメントの初戦とかでチャンピオン同士の試合とかで勝つと、気が抜けてしまうのか──その後に決勝でコロッと負けたりするってあるんですよね。

それと同じで6月にキム・ミンウに勝ったら、7月とかも余裕で過ごしてしまうかもしれないですし。そういう意味では最後まで気を引き締める必要がある……めちゃくちゃ良いトーナメントだと思います」

──強くなれるトーナメントだと。

「ハイ。もちろん準決勝が風間選手でなかったり、決勝がキム・ミンウでないかもしれない。中国人選手は凄くタフですし、まだMMAでは未知の国ですからね」

──中村倫也が強くなるには準決勝は風間選手、それともクルムアリ・マイマイティトゥハティ、どちらの相手を望みますか。

「全くやったことがないタイプの方が良いと思うので、風間君ですかね。彼は僕が相手でも躊躇なく組んでくると思うので。そこから引き込むかもしれないですし、足関節もある。そういう選手とは、まだ戦ったことがないですからね。一つコレっていうゴールを持って、走って来るヤツって強いです。そういう意味での怖さが、風間選手にはあります。

でもまぁ、やるなら自信はありますよ(笑)」

──なるほど(笑)。ではグスマン戦ですが、デビューから2戦目まで如何に一方的でフィニッシュが衝撃的でも倫也選手は未知数な部分が多かったです。3戦目がRoad to UFCで、初の国際戦を迎えるとなると、かなり不安要素は残っていたと思います。ただし、4月のカエタノ戦で5分3R、修斗ブラジル王者にあの戦い方と勝ち方ができたことで、正直に言えば、この相手に負けたらアカンだろうと。

「確かに最初の2試合はただ暴れていただけですもんね(笑)。カエタノ戦では序盤でああいう打撃を貰って、そこからカエタノも傷口を狙って当ててくるというシンプルな戦いをしてきました。そこで凄く落ち着いて距離感とか見ながら、テイクダウンも取れたし。MMAがデキてきたと思っています。だから、今回の試合は全く心配ないです」

──MMAファイターとして説得力のある戦い方と勝利でした。ただしカットをした一発、アレはカットで終わって良かったですが、当たり所が悪ければ相当に危ないパンチだったかと思います。

「眼窩底とかいっていたかもしれないですね。なかなか難しいですね」

──ここからトーナメント3試合で勝ってUFCと契約をする。そこからUFCで戦うことに対して、どれだけ自信を持っていますか。

「自信……自信はもちろんあります。どれだけ……どれぐらいあるのかってことは……ちゃんと創ることができれば100パーセントあります。だから本当にケガに気を付けないといけないです」

──MMAではルーキーですが、年齢的には27歳。実は19歳の鶴屋怜選手がPOUNDSTORMでの出稽古に関して話を訊いた際に、『中村倫也選手は真剣度、向き合い方が違います。もうすぐ30歳で時間がないから』と言っていました(笑)。

「アハハハハ。俺、そんな必死だったのかな。まぁ若者からすれば、そういうことですね(笑)。でも、このタイミングでRoad to UFCがあるんだから、『アレ、引き寄せちゃった?』みたいな感じですね、ホントに(笑)」

──確かにここ数年、日本人選手はどうすればUFCと契約できるか。暗中模索という状況が続いてきました。そういうなかで倫也選手はデビュー1年に満たない状態で、Road to UFCが開催されて、出場権を得ることができたわけすしね。

「僕のなかでは、LDHのFighter Battle Auditionがずっと終わっていないんです。受かったけど、ずっと続いているような。一つクリアすると、次の課題がまた与えられる。ずっとオーディションが続いているような感覚なんです。一つを終わらせると、『また来たぁ!!』みたいな感じで(笑)」

──オクタゴンの頂点に立つまで続くということではないでしょうか。

「そうかもしれないです」

──では今、倫也選手がコリー・サンドハーゲンやチート・ヴェラと戦うと、どうなると考えていますか。

「まだちょっと想像できないです。サンドハーゲンとかに関しては、そのレベルに触ったことがないので。一番やりたくないですけどね。アッハハハハハ」

──上久保選手は触れることができれば五分と去年の4月の段階で言っていました。

「アッハハハハ。そうですね、その通りです。触ることができるか、どうかです。でも、本当にこのタイミングでRoad to UFCが開かれて良かったです。MMA転向が4年遡っていても、当時これはなかった。ステップアップに関して、もっと苦労をしていたはずです。

東京五輪に行っていても、コロナで練習ができない時間が長かったはずです。それからMMAに転向していたら、ちょうど今ぐらいがMMAキャリアをスタートさせるところで、Road to UFCには全然間に合っていなかった。気が付けば、自然と行きたい場所に連れてきてもらっている。凄く有難いです。

だからこそ、モノにしないといけないです」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

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【RTU ASIA2022】クルムアリ戦前の風間敏臣─02─「全部が無くなったところに、一つの光が射した」

【写真】独特の空気感がある風間とのインタビューだった(C)MMAPLANET

9日(木・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01でクルムアリ・マイマイティトゥハティと戦う風間敏臣インタビュー後編。

独特の雰囲気を持つ風間は、Road to UFCの話があるなかPOUNDSTROMで齋藤奨司と戦いKO負けを喫した。目の前が真っ暗になったのは、Road to UFCへの道が途絶えたからではなく、その一つの敗北が重荷になるからだった。

それでも手にした出場のチャンス、初戦の相手クルムアリ・マイマイティトゥハティに勝てば対戦が有力視される中村倫也について風間が話を訊いた。

<風間敏臣インタビューPart.01はコチラから>


──再び風間敏臣不機嫌説の繰り返しになってしまうのですが、POUNDSTORMの齋藤奨司戦では記者会見、計量での険しい表情がひと際目立っていました。

「アハハハハハ」

──全く笑顔を見せないばかりか、表情が緩むことが一切なかったです。あのときは齋藤選手に対して、対戦相手として不満があったのでしょうか。大きな箱の注目された大会で、上を食うカードを欲していたとか。

「いや、齋藤選手と戦うことにメチャクチャ集中していました。キャリアの差はあったかと思いましたけど、そこは本当に気にしていなかったです。Road to UFCの話もきいていましたけど、そこすらそっちのけで齋藤選手と戦うことだけに集中していました。彼を倒すためだけに練習していましたし」

──次の話があるので、こんなところで負けていられるかと先を見ていたところがあったのかと邪推していました。

「それは本当になくて、めちゃくちゃ齋藤選手と戦うことに集中していたので会見の時とかも凄く緊張感があったんです」

──では2Rに跳びヒザで負けたというのは、油断がなかった分だけ余計に悔しいのではないですか。

「もうショックどころじゃないです。アハハハハ」

──Road to UFCに行けないと考えて、ショックだったのではなくて。

「僕、MMAではデビュー戦で負けています。自分のなかであの負けが重荷になっています。それも分かっていたから……MMAって人生の奪い合いで、あの1敗で自分の目の前が真っ暗になって何も見えなくなりました。もう更地状態です」

──そのなかでRoad to UFCに出られることになった時の気持ちは?

「純粋に嬉しかったです。負けているのに出るのは……とも思わなかったことはないです。でも全部が無くなったところに、一つの光が射してきた。ホント、そういう形でした」

──出るからにはベストを尽くして、勝利をもぎ取ってほしいです。ただし、あのKO負けの後に出て良いのかというのは、正直思いました。いや、今も思っています。MMAは危険だからこそ、危険要素は省かないといけない。MMAは安全第一、ここにブレが生じればこの仕事はできないぐらいでいたつもりです。それが……今回はドクターがOKであればと思っている自分がいました。それだけUFCは日本人から遠かったので。でも、本当はダメだという自覚もしています。

「もちろん検査をして、先生、トレーナー、大沢さんと話しました。ただ、自分はRoad to UFCでなくてもやりたいという気持ちがあったと思います。あの真っ暗ななかで本当に光だったので。『頼むからやらせてください』と大沢さんにお願いしました」

──あの負けを払拭したいということなのでしょうか。

「どうなんでしょうかね。どういう気持ちなのかはちょっと言い表せないですけど、本当にこのオファーは嬉しかったです」

──Road to UFCでなくても、という言葉がありました。やはり風間選手は、今回出場している他の6名の日本人選手と違う感性を持っているようですね。

「自分、UFCって最初から言いたい気持ちはありました。大沢さんからも『やるんだったらUFCを目指せ』と言われていましたし。ただUFCがどれだけのレベルなのか分かっていなかったですし、映像を視ても生で触れていないから分からないです。

目の前にUFCの選手がいるわけでもないから、正直分かんねぇと思っていて。だからUFCという言葉は出さなかったです。出さなかったというより、出せなかった。簡単じゃないってことは分かるんで。自分が強くなれば、上の世界が見えてくる。だから最初からUFCとは思っていなくて、見えたら手を掛ける。そういうこと感覚だったんです」

──そのUFC出場権を争う戦いに挑める機会が訪れたということですね。そこで対戦相手のクルムアリ・マイマイティトゥハティですが……全く舌を噛みそうな名前です。しかも、素性不明の未知数なファイターで。試合映像はチェックできましたか。

「ハイ、中国のサイトで映像を視ました。フィジカルが強い。それが第一印象ですね。散打ベースのようでサイドキックや回し蹴りとか蹴りが多彩です。突発的に出てきたりする感じで。それほど振り回さないけど、パンチはストレートよりフックが多いですね」

──では組み力という部分に関しては?

「めちゃくちゃ強いと思います。ファーストコンタクトの際は、自分が想像しているより強いことを想定しています。ただし5分3Rの試合で、触れるのは1度じゃないので。5分3Rを使って──殺してやろうかと」

──ここまで話を聞く限り、風間選手は自分の思い通りに試合が進まないとイライラしてきた過去があるかと思います。ただし、上にいけば思い通りに戦えないのが当たり前になってくるかと。

「練習のなかでも思い通りにいかないと、熱くなることがあります。だから、そこもコントロールするようにしています。それが試合に出ると、後半にばててしまうので。それは気付いてきたことで、ただし弱点でもあり、強味でもあるかと……」

──なるほど、シュンとなっては勝てないということです。ところで北出さんとプライベートを続けているということですが、他にプロ練習のようなスパーリング練習を出稽古で行うこともあるのですか。

「ハイ。TRI.Hスタジオで上久保さん達と練習させてもらっています。上久保選手は自分が目指すスタイルとは違うのですが、技術は間違いなくて凄くて。吸収できるものは吸収させてもらっています」

──では風間選手が目指すMMA像とは?

「フィニッシュをしないといけないと思っています。どんな試合でもフィニッシュを狙っています。今回のトーナメントでも間違いなく、そうします」

──初戦を勝ってからですが、共に勝てば準決勝は日本人対決──相手は中村倫也選手になります。そこは意識していますか。

「しますね。面白いですよね、中村倫也。へへへへ。POUNDSTORMでメインを張っていた人間と、負けた人間が当たれるのは良いなぁって。もちろん1回戦に勝って、中村倫也にも勝って。POUNDSTROMへの想いも乗せて勝ちたいですね」

──柔術をやってきた風間選手が、中村選手を仕留める自信というのは?

「あります。ただ今のまま、この状態ではソコのイメージは生まれていないです。この試合をしっかりと勝って、9月までに詰めた練習をして──2カ月間で中村倫也を仕留められると思います」

──力強い言葉で気持ちが良いです。ところで今回の試合には関係ないのですが、HEARTSには高橋サブミッション選手が所属しています。グラップリングベースで、MMAを戦う彼の存在は、風間選手にとってどういったものなのでしょうか。

「ただただ、あの子は生き方が上手いなって思います(笑)。競技者として競い合うという意識は良くも悪くもないです。ただ一緒に練習していて、凄く勉強になります。メチャクチャ、グラップリングが強いので。刺激を受けてもいます。色々な人から吸収させてもらっていて、彼もその1人です。面白いですよ、彼(笑)」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

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【RTU ASIA2022】宇佐美正パトリックの対戦相手アンシュル・ジュビリが語るインドMMAの強さ「精神力」

【写真】プロキャリは5勝0敗。アマで13勝0敗のレコードを持つ(C)MMAPLANET

10日(金・現地時間)、シンガポールはカレンのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode03で宇佐美正パトリックと戦う、アンシュル・ジュビリと対戦する。

今や人口が14億に達しようかというインドで、国境警備隊の父を持つジュビリは祖国の急激なMMAの成長の陰に強い精神力があると語った。現状、日本、韓国、中国の争いになるというのが大方の予想のRoad to UFCでインドネシア勢と並びアンダードッグと目されているインドのMMAファイターが、UFCとの契約に向けての自信のほどを語ってくれた。


──Road to UFCでの宇佐美正パトリック選手との試合が1週間後に迫ってきました(※取材は6月3日に行われた)。今の調子はいかがですか。

「とても幸せで、喜びに満ちているよ。インド人ファイターが、こんな機会を手にデキたこと自体がとても嬉しい」

──そんなアンシュルがMMAを始めたきっかけは何だったのでしょうか。

「MMAを始めたのは4年前だよ。MMAのファンで、自分でもやってみたくなったから始めたのさ。ただ、僕のホームタウンにはMMAの練習ができる環境が整っていなかったから、ボクシングジムで練習をするようになった。でも友人とMMAの勉強をして、柔術も習うようになった。その後プロとしてやってきたかったのでジムを移り、フルタイムでトレーニングできる環境でMMAの試合に臨むようになったんだ」

──それ以前に何か格闘技の経験はあったのですか。

「僕が言えるのは、ストリートファイトの経験だけかな(笑)。僕のバックグラウンドは喧嘩だよ。中学、高校といつも怒りを内包しているような感じだったけど、MMAと出会って落ち着くことができたんだ。そしてストリートで喧嘩するなんてあほくさいと思うようになった。僕はプロのファイターだからね」

──もう10年前にチャンディーガルでSuper Fight Leagueの取材をしたことがあります。

「ホントなの? 凄いねぇ」

──あの時は正直、まだまだインドでMMAは普及していなかったです。現状はどれぐらいポピュラーになっているのですか。

「凄く成長しているよ。3、4年後にはUFCや他のMMAプロモーションでもチャンピオンが生まれるだろう。インドはレスリングとボクシングが普及していて、レスラーやボクサーがMMAに転向するケースが増えてきている。だから、チャンピオン誕生までそれほど時を必要としないとはずさ」

──現状、インド系ファイターが国際的な舞台で戦う場合はカナダや米国籍、あるいは中東やシンガポールに住む選手が多いです。インドで生まれ育ったファイターとなると、あのリトゥ・フォーガットがONE、モハメッド・ファハッドがBRAVE CFで戦っているぐらいかと。

ジュビリのマネージャーのスメシュ・カムラ。インドのUFC中継で解説をしているそうだ

スメシュ・カムラ(ジュビリのマネージャー) 確かに今はそういう感じだよ。

しかし、まだ始まりに過ぎない。アンシュルやパワン・マーン・シン(※同じRoad to UFC出場)はもっと良くなる。彼らが活躍することで、MMAがインド国内でより普及するだろう。ほんの少し前まで、誰もインド人ファイターがUFCで戦えるなんて思ってもいなかった。でも、2017年にインド生まれのファイターとして初めてバハラット・カンダールがUFCと契約した(※巌流島出場。UFCでは1敗でリリース)。アンシュルやパワンはもっと活躍できる。

今、若くて情熱のあるファイターにその扉が開かれようとしているんだ。アンシュルが言ったように、ここから3、4年でインドで生まれたファイターが世界の舞台に進出していくようになる。

──その大切な一歩となりますが、アンシュルはRoad to UFCを勝ち抜く自信はどれだけありますか。

「200パーセントだよ。今回の試合もそう。今はパトリックとの戦いに集中しているけど、この試合をドミネイトして勝ち、トーナメントで一気にUFCと契約できるまで駆け上がるよ。自分の力の全てを出し切るつもりさ」

──まだインドではMMAは新しいスポーツですが、日本のMMAについてアンシュルはどのような印象を持っていますか。

「日本のMMAは歴史が長い。だから選手も強い。UFC前は日本のPRIDEが一番の大会だったというのは知っているよ」

カムラ PRIDEはUFCにダン・ヘンダーソンやランペイジ・ジャクソン、ヴァンダレイ・シウバ、アントニオ・ホドリゴ・ミノタウロなどベストファイターを送り出した。ヒョードルはサインしなかったけどね。そう、ミルコ・クロコップもいたね。

──そんな日本のMMA界の新鋭パトリック選手の印象を教えてください。

「いつの試合か分からないけど、1試合はチェックした。コーチ達と対策も練ってきたよ。パンチが強いストライカーだね。テイクダウンディフェンスも上手い。若くてとても良い選手だと思う。

だからこそ僕らの試合は一番エキサイティングなファイトになるだろう。Road to UFCには優れた対戦相手が揃っていて、彼らと戦うことが楽しみでしょうがない。ただし僕の方が打撃、グラップリング、柔術の全てでパトリックを上回っている。全ての居面で僕の方が上だと思っている」

──インドのMMAは日本にその全容が伝わっておらず、そのことでファンもインド人選手のことを軽視しがちかと思います。

「日本のファンが僕でなく、パトリックが勝つと思うのは当然だよ。でも、僕を相手に戦うんだから彼は負けないといけない(笑)」

──ではインド人選手の強さはどこにあると思いますか。

「ハードワーカーなこと。決して勝負を諦めない。僕は山岳部のウッタランチャルで育った。インド人はどこの国の人たちよりハードワーカーだけど、タフな生活を強いられる僕らの地域の人間は精神力が強いと思っている。だからインドのMMAは急激に成長することができた。修得する技術が多いMMAを戦ううえで、一番大切なのが精神力だ。強い気持ちこそ僕らの最大の長所だからインドではキックボクシング、柔術ともにとても成長しているんだ。技術的な成長の陰には、強い気持ちが存在しているんだ」

──インドのMMAの練習やコーチは、映画「ダンガルきっと、つよくなる」に登場したフォーガット姉妹の父マハヴィルのようにスパルタなのでしょうか。

「その傾向はあるよ(笑)。若者が何かスポーツを始めると、ダンガルのような道を乗り越えないといけない。常にトレーニング漬けだ。でもプロでやっていくにはハードなだけでなく、スマートでなくては生き残れない。だから、MMAでは科学的な練習が行われている。でもその前提にダンガルに見られたようなハードトレーニングが存在している」

──アンシュル、今日は我々がまだ知らないインドのMMAについて教えてもらいありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いします。

「僕もパトリックも同じように、この試合でベストを尽くす。君たちの国の選手と、国のプライドをかけて戦う。良い試合になるから、楽しんで欲しい。そして僕らを応援してくれたら嬉しい。サンキュー、ナマステ」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

The post 【RTU ASIA2022】宇佐美正パトリックの対戦相手アンシュル・ジュビリが語るインドMMAの強さ「精神力」 first appeared on MMAPLANET.
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【RTU ASIA2022】「優勝できる実力を持っていると想定して」。イー・チャアと準々決勝、SASUKE─02─

【写真】一連のインタビューはABEMAと共同取材。動画でRoad to UFC出場選手たちの模様も楽しんでいただきたい(C)MMAPLANET

9日(木・現地時間)、シンガポールはカレンのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01でイー・チャアと対戦するSASUKEインタビュー後編。

UFC PPV大会をラスベガスでの出稽古期間中に会場で観戦したことで、SASUKEは日本との違い感じ、今回のトーナメントは決勝で松嶋こよみと戦いたいと思っていたという。SASUKEが目にしたベガスと日本のMMAの違いとは。そしてUFCとの契約を勝ち取るには障害となる初戦の相手イー・チャア、両者が勝ち上がれば準決勝で戦うことになった松嶋について尋ねた。

<SASUKEインタビューPart.01はコチラから>


──RIZINでフェザー級トップになるのではなく?

「そうですね。パンクラス、DEEPが一番分かりやすいと思っていました。RIZINで勝って名前を挙げて、日本で注目される存在になることでUFCも契約するというルートがないわけでないことは理解しています。それよりも自分の責務を全うしながらアピールをする方が、可能性があるのではないかと思っていました」

──UFCで戦える選手でもRIZINで戦い続けるケースと、UFCで戦いたいと思って戦っている選手がいるかと思います。

「行こうと思っている、思っていないは別にしても実力が上の選手はRIZINに集まっています。クレベル選手、斎藤裕選手、今のチャンピオンの牛久選手、それに摩嶋選手とか勝ち星こそないけど海外でベルトを獲ったこともあります。自分の力を測る、海外で戦えるのか試すうえでRIZINのファイターと戦うにもアリだと思いました。

ただ格闘技界で前例のないことといっても……そもそも知ってもらわないと始まらないということは、最近になって分かったというか。そういう意味では注目度の高いRIZINに出るのも一つの選択肢として全然ありだとは思っています」

──そういうなかで7年振りになります。日本人選手が勝てばUFCという戦いに臨むのは。そこが無くて皆が苦労してきた。と同時にコンテンダーシリーズだったら1試合でケリがつくのですが。その辺り、どのように感じていますか。

「そもそもチャンスがなかったので、行くしかないです。それは勿論厳しい道ですけど、ここでやらないといつやるの?って感じじゃないですか。なのでオファーが来た時に、やるって決めました。3つ勝って契約なら、3つ勝てない限り話にならないということ。そういう風に自分のなかで解釈したので」

──ベガスの練習でやっていけるという手応えを掴めたことで、そういう風に割り切れるということはありますか。

「そうですね。向うのファイターと組み合った経験があり、UFCに出ているファイターの実力も知った。そこで自分がどうやっていくのか、策というか……活路が見えている状態なので、やってやると腹を括っています」

──対戦相手は中国のイー・チャアという選手です。

「試合も数試合しかチェックできていないですけど、絶対に弱くないですよね。レコードも良いし」

──未知数で、実力が測りづらい。対戦相手のレベルも分からない。でも、強いヤツは強い。

「その通りです。相手は優勝できる実力を持っている。その可能性があると想定しています。この8人に選ばれるということは絶対に弱くはないですし。自分も似たような立場なので、誰がとってもおかしくないかなと。情報がなくても、優勝する力を持っている選手。油断はしていないです」

──私は韓国勢がやはり一番のライバルだと思っています。と同時に韓国の選手は映像もあって情報も豊富です。対して中国勢は分からない。そのような相手に、ここまで培ってきたことをどのようにぶつけたいと考えていますか。

「結局、勝たないと始まらないので。勝つために必要なことを全うする。5分3Rを戦った時にチャンスがあればフィニッシュしますけど、15分間のなかで如何に自分の時間を創ることができるか。自分が先に仕掛けるだとか、エゴを押し付ける試合をすれば勝ちにつながるので、そういう試合をしようと思います」

──それがトーナメント戦の良さかと。これがコンテンダーシリーズだと、ド派手で勝利至上主義とならない、また別のMMAになるかと思います。しっかりと制圧することが否定されがちな。

「僕はスタイル的に他の人と違う所があると思うので。そこを良い意味で楽しんでもらえるというのがあります。見せなきゃいけないとか、自分のやりたいことが出せればなるようになると思っています。だから、そんなにトーナメントだからとか、コンテンダーシリーズだからとかは考えていないです。自分のパフォーマンスを出し切って、なるようになるだろうと(笑)」

──SNSで松嶋選手とは決勝のつもりだった、本物の格闘技を日本に根付かせたいと書かれていたのは?

「僕、現地時間の3月1日にラスベガスに着いたんですけど、現地の5日にUFC272をTモバイル・アリーナで観たんですよ。ホルヘ・マスヴィダルとコルビー・コビントンがメインのPPV大会を観て……全てが違っていました。ただの格闘技ファンに戻った1日になって。これが世界一のMMAだと思いました。

選手のレベルとかではなくて──スポーツと政治は別物であってほしいですけど、ロシアの選手には大ブーイングで、ウクライナの選手は大声援というぐらい国民性が反映されていました。そこまでMMAに乗っかることができるって、日本にはないじゃないですか。そこまで感情を動かせるんだって。

実際に向うで生活をして、どれだけUFCファイターがリスペクトされているかも見てきました。引退したロクサン(モダフェリ)でさえ、ショッピングしていると店員に声を掛けられていました。ここまでいけばMMAも本物だなって。だからUFCぐらいの盛り上がり、その市場を日本の国民に知ってもらうには僕と松嶋選手で決勝をやるのがベストだと思っていました」

──それだけの志を持っていると互いに認め合っているわけですね。

「そうです。松嶋選手も本気でソコを目指してやっている。彼も実力で生き残ってきている人なので。倒し合わないといけない時が来るんですけど、✖世界で見た時には仲間ではないですけど、そういう気持ちはチョットありました」

──松嶋選手とはアマチュア修斗で戦っています。

「アハハハ。そうなんです、やっています。松嶋選手のアマ修斗デビュー戦だったかと。で、僕が負けて。松嶋選手は関東選手権で優勝し、そのまま全日本選手権で優勝しました。プロでも修斗新人王になり、負け無しで上がっていきました。僕はアマ修斗で負け越してプロになっていますから。それからケガもしたし、負けも経験した。あの人も順風満帆でやってきたわけじゃないですけど、僕とはキャリアの積み方が違っています。だから当たった時は『実はあの時やっていたんだよ』と引っ張り出してもらうと、見る人にとって一つのストーリーになるかなって(笑)。そんなには気にしていないですけど」

──そういう背景があると、なおさらあのトーナメント枠はほろ苦いです。

「決勝で当たることができていれば、日本国民は……日本のMMAファンはもっともっと注目してくれると思いました。準決勝でも話題になるでしょうけど、やっぱり決勝でやる方がストーリーがあるじゃないですか。まぁ、そういう風に現地でUFCを観て思いました」

──浪漫があるわけですね、MMAに。それでもUFCは2人が勝てば準決勝で当たるトーナメント枠を作成しました。浪漫はあっても、全くセンチメンタリズムはない。あの人達のやっていることは容赦がないです。

「それだけ厳しいところなんだと、通告された感じです」

──ともあれ準決勝の前に1回戦を勝って貰わないといけないです。改めて初戦に向けて意気込みをお願いします。

「やれることはやってきたので、自分のパフォーマンスを出してどんな形でも勝ちます。ここでこけたら終わり。先は見えないと思うので、何をしても勝つ。そういう気持ちです」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

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【RTU ASIA2022】ホン・ジュンヨン戦へ、松嶋こよみ─02─「ちゃんと喧嘩して、ちゃんと勝って」

【写真】MMAスパー後に站椿に取り組む、松嶋こよみ(C)MMAPLANET

10日(金・現地時間)、シンガポールはカレンのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode02でホン・ジュンヨンと対戦する松嶋こよみインタビュー後編。

レスリング、キック、ボクシング、グラップリング、空手だけでなく、その空手でも型、基本稽古、さらには中国武術から站椿、メディテーションを生活のなかに採り入れている松嶋は、ある意味の異形のMMAファイターといえる。全てを出し切るが、集大成ではないRoad to UFC初戦に向けて、松嶋は非常に穏やかに自分が何をすべきかを話した。

<松嶋こよみインタビューPart.01はコチラから>


──対戦相手が決まったのが5月の中旬、全員が同じ条件とはいえ研究及び対策練習の時間は多くなかったです。

「トノン戦が終わって来てから積み重ねてきたことがあるので。決まってからは相手のことを考えて、コレが当てはまるように何個も何個も創りつつ、精度を上げる練習が今はできています」

──この1年強、動きの説明の言語化がかなり進歩したかと感じています。

「う~ん、トレーナーの岳(大宮司岳彦)さんのムーブメントと空手だったり、ボクシングが自分のなかで消化できてきた部分があって。こことここが組み合わせるというのが分かってきたので、言葉としてつかえるようになってきたんだと思います。

でも、まぁ分からないところとかは家に戻ってひたすらノートに書いているので(笑)。リマインドできて、頭に残るような感じにはしています」

──Road to UFCに出場することで、これまで松嶋選手の試合を追って来なかったファンも試合を視たり、その前後をチェックすることも考えられます。そういうファンの人からするとやはり空手の型稽古、基本稽古、さらに站椿と松嶋選手は何をやっているのかと思われるかと。

「七不思議ですよね、きっと(笑)。それこそ僕は朝にメディテーションをしたり、人が普通にMMAを線でつなげるところを色々な角度からつなげようと考えている部分はあると思います。だから站椿が直接MMAに繋がらなくても良いですし、サンチンで勝てるなんて全く思っていないです。ただし、站椿をやって、サンチンをやり、基本稽古をすることが自分のMMAに良い影響を与えてくれています。

サンチンを見て意味がないだろうと思う人がいても、それは然りです。当然だと思います。でも僕のなかではつながる部分がある。ただここはまだ言語化できていないです(笑)。別に試合前に瞑想をするNBAの選手だっています。僕だけがやっていることではない。どういうアプローチをするのかは人それぞれだと思っています。だけど、僕がこういうアプローチをしているというのを見てもらえると嬉しいです」

──そこを踏まえて、次の試合はこれまでやってきたこと出す集大成なのか。ただし、これはトーナメントで優勝してようやくUFCというスタート地点に立てるという状況です。

「う~ん、集大成にはしないです。何だろう……でも、出さないといけないモノは出さないといけないです(苦笑)。結局、優勝しないといけないし、その先を見据えて戦わないといけない。けれども、ここで出し切らないといけない。難しいです。

難しいですけど、あまり気張らずという感じでもあります。もちろん出し切るつもりですけど、ここがゴールじゃないので。ここで喜んでいるようじゃ、まだまだ。ただやることをやる。そこを意識して戦いたいと思います」

──準決勝が日本人対決になるかもしれないということに関しては?

「どうなんですかね(苦笑)、アレ。普通に決勝で当たるトーナメント枠になると思っていました。SASUKE選手と会った時もそういう話になったのですが……、あまりそういう意識はないですね。

トーナメント表が発表される前もRoad FCのチャンピオンが上がって来るだろうなとか、SASUKE選手が1回戦勝つだろうとか考えていたので、どっちと先に当たろうが気にすることなく、ただやることをやるだけです」

──これだけはやってはいけない。ケージのなかで、守らないといけないということはありますか。

「ちょっと試合間隔があいたことで、デビューした頃の勢いが戻ってきた感じがしています。ただあの頃の無鉄砲さ、考えなしで攻めるというのはその後の経験でダメなこと分かっているので。けど、勢いは無くさないで戦う。という感じですかね」

──カッとなってはいけない?

「そうですね。カッとなるとういうか、行けると思っていって失敗した。そういうことは経験してきたので、そこを生かして。同時に自分の鋭さをなくないように戦いたい。今回は本当にそう思っています。

ONEで戦っている間、だんだんと喧嘩ができなくなってきた部分がありました。そこをもう1回取り戻すというか。ちゃんと喧嘩して、ちゃんと勝って、ちゃんとUFCの本舞台に上がりたいと思います」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

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