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【WTKF06】ロシアのプロモーションが、ベラルーシで無観客キック&MMA大会を開催

WTKF【写真】フェイスブックのカバー写真もUFCの会場の写真が使用されている……。大会開催の是非は問わないが、どれだけ感染予防の対策を施しているのかで、その是非も変わってくる (C)WKTF

11日(土・現地時間)、ベラルーシのミンスクでWTKF=World Total Kombat Federationがキック3試合、MMA2試合の格闘技イベントを開いている。


KTKFはロシアのボクシング・プロモーターであるウラッド・フルノフ氏が昨年3月に興した団体で、これまでロシアで2大会、ウズベキスタンで2大会を行い、ベラルーシでは2月23日に続き2度目のイベントで、前回は同じミンクスのM-1カジノという会場を使用していた。

その大会ではセルゲイ・ハリトーノフが、IGFに来日経験がありKSWで石井慧に敗れているフェルナンド・ホドリゲスをKOしスーパーヘビー級王者に輝いている。ただし、このタイトルマッチは3分✖3R制でエルボー&ヒザ蹴りも禁止という世界標準からは逸脱したルールが適応されており、WTKFのMMAマッチはロシア大会では5分✖3R、ウズベキスタンでは5分✖2R、今大会のMMAは3分✖3Rでヒザ蹴りも認められているなど、随分とアバウトな感覚で試合が組まれているようにも感じられる。

ベラルーシは現状、サッカーリーグの試合を続行している世界で4カ国のうちの1つで、欧州最後の独裁者の異名を持つアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が、このご時世になっても「ウォッカを飲めば消毒できる」と発言して、世を賑わわせたこともあった。

そんなベラルーシの国情とWKTFの格闘技への認識が相まったのか、ファイトハウスと名付けられたスタジオを舞台に決行された今大会も、リングサイドでカメラマンがマスク姿だった以外は、どれほど新型コロナウィルス対策をこうじていたのか明らかとなっていない。

ちなみに同大会はYouTubeで配信されているが、視聴回数は7500回程度だ。