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45 MMA MMAPLANET o RWS プレーオプラーオ・ペップラオファー 吉成名高

【RWS】吉成名高がプレーオプラーオを完封・完勝、スーパーフライ級王座統一戦を制す

<ラジャダムナンスタジアム・スーパーフライ級王座統一戦/3分5R>
吉成名高(日本)
Def.3-0:50-44.50-44.50-44.
プレーオプラーオ・ペップラオファー(タイ)

暫定王者・吉成と正規王者プレーオプラーオによる統一戦。お互いにサウスポー。吉成は距離を取りながらジャブと左ロー、左ボディストレートと左ローを当てる。プレーオプラーオは前に出続けるが、吉成は右ヒザ蹴りをボディに突き刺すとワンツーから距離を詰めて右ボディ。パンチと左ローで襲い掛かり、右フックを連打。左ローでプレーオプラーオを転倒させると、レフェリーがダウンを宣告する。再開後、吉成は右フックから左ハイ、左ストレートと左ハイ、右フックから左ローと攻め続けた。このラウンドはジャッジ3名とも10-8で吉成を支持する。

2R、プレーオプラーオはワンツーで前に出て首相撲へ持ち込む。吉成はジャブを突いてヒザ蹴り、左ストレートでぐらつかせると左ヒジを当てる。その後も吉成は左右のヒジ、右フックから左ストレート、左ローで攻撃を当て続けるが、タフなプレーオプラーオは下がらない。プレーオプラーオは左ヒジ・左ストレートでひたすら前に出続ける。このラウンドもジャッジ3名が10-9で吉成にポイントをつけた。

3R、ジャブと右フックでサークリングする吉成。プレーオプラーオは左ミドルを蹴って、左ストレートと左ヒジ。吉成はジャブ・前蹴り・左ロー、左ストレートと左ヒザ蹴り、右フックと右ヒジで迎え撃つ。プレーオプラーオは左ローを蹴り返し、スピニングバックフィストも見せて前に出る。吉成はジャブを起点に左ハイと右ボディ、右フックと左ローで応戦する。ここもジャッジ3名とも10-9、攻撃の正確性で上回った吉成のラウンドだ。

4R、吉成がジャブ、前足のフェイントから左ストレートを当てる。プレーオプラーオはここも変わらず前に出続けるが、吉成がジャブと右フック、左ストレートと右ヒジ、左ストレートと左ハイ、左ローと攻撃の手を休めない。プレーオプラーオの首相撲に捕まる場面でも崩されることなくブレイクを待つ。プレーオプラーオも左ボディから右フックを打つがクリーンヒットはない。結果的に4Rもジャッジ3名とも10-9で吉成とした。

5Rもプレーオプラーオが前に出て吉成が距離を取りながら攻撃を返す展開が続く。KO以外では勝利がないプレーオプラーオだったが、ここも有効打がなく、吉成が逃げ切る形で試合終了。最終的にジャッジ3名が6ポイントをつける大差の判定で吉成が勝利を収めた。試合後、吉成は「倒すつもりで戦ったのですが、打ち疲れてしまいました。プレーオプラーオ選手は本当に強くて、途中で心が折れそうになりましたが、みなさんの応援で戦えました。これでスーパーフライ級の正規王者になって、タイではバンタム級のクマンドーイとやるんじゃないかという話があります。これからも新しい強敵に挑んでいきたいです。今日が第2章の始まりです」と語った。


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45 GLORY K-1 MMA MMAPLANET o ONE RWS SHOOTBOXING キック スーパーレック・ギアットムーガーオ ペットモラコット・ペッティンディーアカデミー ボクシング ルンピニー 吉成名高 武尊 海人 海外

【SHOOTBOXING】スーパーレック×武尊と並ぶビッグマッチ!海人が元ONE王者ペットモラコットと激突

【写真】70kg国内最強・海人が元ONEムエタイ世界王者ペットモラコットとヒジありルールで激突…これで熱くならないわけがない。(C)SHOOTBOXING & MMAPLANET

10日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるSHOOT BOXING 2024 act.1でシュートボクシング(SB)世界スーパーウェルター級王者の海人が、ペットモラコット・ペッティンディーアカデミーと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

ONE日本大会でのスーパーレック・ギアットムーガーオと武尊の激闘も記憶に新しいが、そのスーパーレック×武尊と並ぶビッグマッチ=海人×ペットモラコットがSBのリング、しかも後楽園ホールで行われる。


海人はSB、RISE、KNOCKOUTの3団体でベルトを保持し、「THE MATCH 2022」ではK-1ウェルター級王者の野杁正明にも勝利。中量級の日本人No.1ファイターとして、海外の強豪たちと戦い続けている。2023年はGLORYの世界王座奪取を目標に掲げ、8月にティジャニ・ベズタティの持つGLORY世界ライト級(154ポンド)王座に挑戦するも、判定負けでベルトには手が届かず。その後は11月にSBでマサロ・グランダー、12月にRISEでジェームズ・コンデにKO勝利し、2023年を5勝1敗という戦績で終えた。

その海人が2024年の初陣で迎え撃つのは元ONEムエタイ世界フェザー級王者のペットモラコットだ。ルンピニースタジアムではミニフライ級(105ポンド)とスーパーフェザー級(130ポンド)でベルトを巻き、スーパーフェザー級王者時の2015年4月にREBELSで初来日し、梅野源治の挑戦を退けた。

2018年6月からONEに参戦すると、翌2019年に行われたONEキックボクシングフェザー級(155ポンド)グランプリに出場。1回戦でジョルジオ・ペトロシアンと対戦し、左ストレートと組み際のヒザ蹴りを駆使して判定勝利を収めるも、試合後にレフェリーがペットモラコットの反則=クリンチ行為を適切に裁かなかったとして無効試合に結果が覆り、再試合という異例の事態が発生。再試合でもペットモラコットは左ストレートとテンカオ(組まないヒザ蹴り)でペトロシアンと打ち合ったが、判定負けに終わった。

ペットモラコットの戦績にこそ白星が残らなかったが、当時世界最強に目されていたペトロシアンと互角以上に戦ったことは、逆にペットモラコットの強さを世界に知らしめた結果になった。事実、2020年2月にポンシリ・PKセンチャイムエタイジムに勝利してONEムエタイ世界フェザー級王座に就くと、ヨーセングライ・フェアテックス、マグネス・アンダーソン、ジミー・ヴィエノを撃破。2022年9月にタワンチャイ・PKセンチャイムエタイジムに敗れて王座を明け渡すまで、合計3度の防衛に成功している。

タワンチャイ戦後は所属するペッティンディーアカデミーのONE離脱に伴い、RWS(ラジャダムナン・ワールド・シリーズ)に主戦場を変え、スーパーウェルター級(154ポンド)トーナメントにエントリー。準優勝敗退に終わったが、その敗戦もトーナメントを優勝するタナンチャイ・シッソンピーノンにスプリット判定で敗れたもので、どちらが勝ってもおかしくない接戦だった。

これまでの戦績と経歴を見ても分かる通り、ペットモラコットは間違いなく70kgの世界トップレベルにいる選手。しかも海人戦のルールはヒジありのSBルールで行われるため、当然首相撲からの攻撃も認められる。いわば海人はフルムエタイルールでペットモラコットと対戦することになる。

ペットモラコットはサウスポーで懐が深く、ジャブ・左ミドルで距離を作って、左のヒザ蹴り・左ストレートで試合を組み立てるスタイル。海人としてはいかに間合いを詰めて得意のパンチと蹴りのコンビネーションに持ち込むかがポイントとなる。ただし今回はヒジ打ち・首相撲が有効のため、近距離に持ち込んだとしても、今度はペットモラコットのヒジと首相撲への対処も必要になる。

海人はペットモラコットにジャブ・左ミドルで遠い間合いを作らせず、ヒジをもらわない&首相撲に捕まらない距離で戦う時間を長くすることが必須だ。海人は右の三日月蹴りとカーフキックも得意で、パンチの距離に入る前段階=前半のラウンドでどれだけペットモラコットのボディと足を削って、後半の勝負につなげられるか。距離が近くなる・攻防が激しくなる前の展開が重要な一戦だ。

なお1.28ONEのスーパーレック×武尊に始まり、今回の海人×ペットモラコット、2.12RWSでのプレーオプラーオ・ペップラオファー×吉成名高と国内で日本のトップがムエタイの強豪に挑むカードが続く。ONE Friday Fights(ルンピニー)やRWS(ラジャダムナン)の定期開催で復権したムエタイの強さを知る機会であると同時に、そこに挑む日本人の戦いにも注目したい。

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RWS ラジャダムナン ワールドシリーズ|Series ムエタイヲカタラウ #ムエタイ #キックボクシング #muaythai #kickboxing #rizin #k1 #吉成名高 #rise

歴史が変わった!RWSはラジャダムナンスタジアムからGSV本隊が来るのです!選手を呼ぶとかではなく、RWSが日本に来るのです!!後楽園ホールでラジャダムスタジアムで行われているRWSをどうやって再現するかタイRWSの各セクションの長と何時間も打ち合わせしてるのです!

PaniCrew YOHEY
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45 K-1 o ONE RWS

【K-1】カルロス菊田P、ONEの記者会見場に入れず困惑

90: 実況厳禁@名無しの格闘家 2024/01/11(木) 21:33:03.40 ID:eh1EBuuor


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MMA MMAPLANET o RWS シューサップ・ソー.サラジ 吉成名高

【RWS】吉成名高が左ストレートでシューサップを2RKO!ラジャ3階級制覇を達成

<ラジャダムナンスタジアム・スーパーフライ級暫定王座決定戦/3分5R>
吉成名高(日本)
Def.2R by TKO
シューサップ・ソー.サラジ(タイ)

サウスポーの吉成に対し、シューサップが左フックから右ストレートを放つ。吉成は右アウトローと前蹴り、シューサップは右ミドルを蹴って、吉成の蹴りをキャッチしてバランスを崩す。

吉成は左ミドル、シューサップの左ミドルに右フックのカウンターを狙う。ここから吉成はインロー、左ミドル、三日月蹴りを当て、インローを効かせる。終盤、吉成が三日月蹴りを突き刺した。

2R、吉成は左ミドルとインロー。シューサップも右ストレートを打ち込む。吉成はシューサップの蹴り足をキャッチして左ボディストレート、前に出て右フック、三日月蹴り、左ハイと手数を増やす。

さらに吉成は距離を詰めて左のヒザ蹴り、三日月蹴り、ハイ、インローと猛攻。最後は三日月蹴りを効かせてからの左ストレート2連発でシューサップを沈めた。これで吉成はラジャダムナンスタジアム3階級制覇(ミニフライ級、フライ級、スーパーフライ級暫定)となった。


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MMA MMAPLANET o RWS キック ワチャラポン・シンマーウィン 吉成士門

【RWS】1Rにヒジで切られた吉成士門が右ストレートで挽回。2・3Rに巻き返して判定勝利

<130ポンド契約/3分3R>
吉成士門(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
ワチャラポン・シンマーウィン(タイ)

吉成が右ローと前蹴り、右のカーフキックを蹴る。ワチャラポンも右ローを蹴り返してワンツー、首相撲に持ち込む。ワチャラポンが左のヒジで前に出て首相撲へ。吉成はジャブで距離を取って、右のカーフキックを蹴る。ワチャラポンは左のヒジ&首相撲で攻め、このヒジで吉成が右の目尻をカットする。ワチャラポンはヒジ・首相撲でペースを取った。1Rはジャッジ3名とも10-9でワチャラポンにポイントをつけた。

2R、吉成は右のカーフキックを連打。ワチャラポンは距離を詰めて首相撲に持ち込む。吉成は組みつきたいワチャラポンに右ボディストレートとボディへのヒザ蹴り。ワチャラポンは首相撲になると吉成の顔を突き放してヒジを入れる。終盤、吉成がワチャラポンの右ミドルに右ストレートを合わせてぐらつかせると、再び右ストレートを当ててロープまで下がらせる。2Rはジャッジ3名が10-9で吉成にポイントをつけ、19-19×3とイーブンで最終Rを迎える。

3R、吉成は右ストレートを当て、前に出てくるワチャラポンに左フックを合わせる。首相撲になると互いにヒジを打ち合い、距離が離れると吉成の右ストレートが当たる。首相撲では吉成がヒザ蹴り、ワチャラポンはヒジ打ち。吉成が右ストレート、ワチャラポンが首相撲からのヒジ・ヒザという展開が続き、試合終了となった。試合後、共に観客を煽って勝利をアピールする両者。判定はジャッジ3名とも29-28で吉成の勝利となった。


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MMA MMAPLANET o RWS キック ジャバド・モザファリ 奥脇竜哉

【RWS】奥脇竜哉、ローを効かせて圧倒。3RTKOでRWS初勝利を挙げる

<114ポンド契約/3分3R>
奥脇竜哉(日本)
Def.3R by TKO
ジャバド・モザファリ(イラン)

奥脇が右ロー・カーフ、そこから右ハイキックにつなげる。モザファリのパンチをバックステップでかわし、奥脇は左フックと右ロー・カーフを当てる。足を効かせてハイキックも狙う奥脇。モザファリは奥脇のローを受けて、嫌がるそぶりを見せる。1Rはジャッジ3名とも10-9で奥脇にポイントをつけた。

2R、モザファリは構えをサウスポーにスイッチする。奥脇がインローを蹴ると、モザファリは構えを小刻みにスイッチするが、奥脇は構わず右ローを蹴り続ける。さらに奥脇は左ボディ、スピニングバックキック、右ボディストレート、右ハイキックと攻撃のバリエーションを増やす。2Rもジャッジ3名とも10-9で奥脇にポイントをつけ、ここまでの集計は奥脇=20-18×3となった。

3R、奥脇はパンチをまとめて右ロー。逆転を狙うモザファリが大振りのパンチを見せると右ローを合わせ、ボディへのヒザ蹴りと左ボディを突き刺す。最後はモザファリが奥脇の攻撃を受けっぱなしになったところでレフェリーが試合を止めた。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE FF46 RWS   キック スーパーボン・シンハ・マウイン タワンチャイ・PK・センチャイ ボクシング ルンピニー 内藤大樹

【ONE FF46】仕切り直しのタワンチャイ戦へ、スーパーボン「みんなが期待するテクニカルな試合になる」

22日(金・現地時間)タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Friday Fights 46にて、スーパーボン・シンハ・マウインがタワンチャイ・PK・センチャイの持つONEムエタイ世界フェザー級(70.3キロ)王座に挑む。
text by Takumi Nakamura

当初、タワンチャイとスーパーボンのタイトル戦は10月のONE Fight Night 15で予定されていたが、スーパーボンの負傷欠場によって延期となっていた。

仕切り直しとなった対戦を前にスーパーボンは「タワンチャイはムエタイの新世代として、すごく成長していると思うが、僕の方が経験が豊富だし、試合の時の力は自分の方が上だと思っている」と語る。またスーパーボンはキック・ムエタイの集大成として倒すべき2人の相手の名前を挙げ、その先にある新たなチャレンジについても語ってくれた。


――当初タワンチャイとの一戦は10月のONE Fight Night 15で予定されていましたが、スーパーボン選手の怪我で延期となってしまいました。改めてどんな怪我だったのかを教えてもらえますか。

「ふくらはぎの筋肉を断裂してしまい、ドクターから2カ月間は試合ができないと診断されたんだ。ただ色んな治療を施して、1カ月半で練習を再開した。最初は足を使わないようにボクシングの練習から始めたし、今はもうしっかり治っているよ」

――タワンチャイとは少しでも早く試合をしたかったのですか。

「試合が流れているから、すぐにやりたかったし、長い間待ちたくなかった」

――今回はムエタイルール=MMAグローブでの試合ですが、MMAグローブでの試合は初めてですか。

「そうだね。ただ以前からMMAグローブを使ったスパーリングはやっていたし、MMAグローブで試合することは問題ないよ」

――特にやりにくさはないですか。

「そうは言っても通常のグローブとMMAグローブには違いがあって、MMAグローブはディフェンスには使いづらく、拳を守ることも難しい。でもそれは相手も同じ条件だから気にはしてないよ」

――タワンチャイには対戦相手として、どんな印象を持っていますか。

「すごい良いファイターだし、ムエタイの新世代として、すごく成長していると思う。でも僕の方が経験が豊富だし、試合の時の力は自分の方が上だと思っている」

――スーパーボン選手もタワンチャイ選手もテクニシャンなので、日本のファンはこの試合が非常にテクニカルな試合になることを期待しています。

「まさにその通りだよ(笑)。僕もタワンチャイもテクニシャンだから、みんなが期待しているようなテクニカルな試合になると思う」

――最近のONEムエタイはパンチとヒジで打ち合う試合が多いですが、そういう試合にはならないですか。

「もちろんファイトだから、そういう試合になることも分かる。でも僕とタワンチャイは正しいタイミングでパンチもヒジも蹴りも出すことが出来る。だからパンチとヒジの打ち合いだけでなく、もっと色々な技を見せることが出来ると思う」

――今回の試合は2023年のONEを締める大会です。どんな試合を見せたいですか。

「僕はいつもファンのためにベストを尽くして戦っているし、相手がタワンチャイだから力を入れるということもない。いつものように全力で戦うし、チャンスがあればハイキックで倒すような、そういった試合を見せたいと思っている。絶対にファンをがっかりさせるような試合をしないよ」

――日本の武尊選手や内藤大樹選手がスーパーボン選手のジムで練習していますが、日本以外にも世界中から選手が練習に訪れるのですか。

「そうだね。色んな国の選手が練習に来ているよ。ちなみにトレーナーの一人が少し日本語が話せるから、ぜひ日本の選手にはもっと練習に来て欲しいね」

――スーパーボン選手も色んな国の選手と練習することで気づくことや学ぶことはあるのですか。

「それは大きなアドバンテージになる。自分が持っていないテクニックを体験できるからね。それこそ武尊たちとも練習して色んなことを学んだよ」

――スーパーボン選手ほどムエタイで実績を残している選手でも、新たなテクニックを学びたいという気持ちは変わらないのですね。

「今自分にはムエタイとキックで勝ちたい相手がいて、その選手に勝つことが出来たら新しいことにチャレンジしたいと思っている」

――スーパーボン選手が勝ちたいと思っている選手はずばり誰ですか。

「一人は今度対戦するタワンチャイ、もう一人はチンギス・アラゾフだ」

――新しいチャレンジというのは……。

「MMAかもしれないね。その時になったら改めて話すよ」

――分かりました。それでは最後の質問です。以前から気になっていたのですが“スーパーボン”というリングネームの由来を教えてもらえますか。

「自分の名前がボンで、兄もムエタイをやっていたんだけど、兄を超える選手になりたいと思って、自分の名前に“スーパー”をくっつけて、自分のことを“スーパーボン”と言い出したんだ。そうしたら父も僕のことを“スーパーボン”と呼ぶようになって、それがそのままリングネームになったんだよ(笑)」

――“スーパー”にはそういった理由があったのですね。本日はインタビューありがとうございました!

「アリガトウゴザイマス!」

 MMAPLANETでは前回タワンチャイ戦が延期になる前にスーパーボンにインタビューを行っていた。その時にスーパーボンが現代ムエタイについて話していた部分を改めて掲載したい。

――これまでタイの中量級(70キロ)以上の選手はタイで活躍する舞台がなく、タイ以外で戦わなければ注目を集める・稼ぐことが難しい状況でした。そのなかでONEが70キロの選手を世界中から集めて、試合を組んでいることをどう感じていますか。

「逆に言えば自分より小さい階級の選手たちは海外で試合をすることができなくて、僕たちが海外で稼いできたようなお金をタイ国内では稼ぐことができないという事実があった。そういう我々に対して、ONEがタイ国内でもいいお金を稼げる状況を作ってくれたことは喜ばしいことだし、自分のように実績とキャリアがある選手だけでなく、まだキャリアが浅い選手も含めて、すべての選手にそのチャンスを作ってくれたことは本当にありがたいと思っている」

――ムエタイを取り巻く環境についても聞かせてください。ルンピニースタジアムでONEが毎週大会を開催し、ラジャダムナンスタジアムでもRWSがスタートしました。ムエタイ=賭けという状況が変わりつつあると思います。スーパーボン選手はこれについてどう感じていますか。

「ムエタイからギャンブルという要素がなくなり、本当のムエタイを見てもらえるという意味で、観客にとって凄くいいことだと思う。また選手にとっても判定基準にギャンブルが影響しないからこそ、もっと純粋に自分のスキルを使って戦うことが出来る。ムエタイがギャンブルではなくなるからこそ、ようやくムエタイの本来あるべき姿をみなさんに知ってもらえるようになったと思う」

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MMA MMAPLANET o RWS パントー・ポー.ラックブーン 石井一成

【RWS】石井一成、2・3Rの猛攻及ばず。1Rにダウンを奪われて現役ラジャ王者に判定で敗れる

<ムエタイ スーパー・フライ級/3分3R>
パントー・ポー.ラックブーン(タイ)
Def.3-0:30-26.29-27.29-27
石井一成(日本)

すぐにプレッシャーをかけて前に出る石井。サウスポーのパントーは左ミドルとインローを蹴る。石井はインローを蹴って、パントーをロープに詰めると左ボディ。パントーも右フックからの左ストレートを当ててダウンを奪う。

再開後、パントーが左ストレートで前進。石井も右ストレートを当てて反撃に転じ、左ボディ・右フックを打ち込む。ここでパントーも引かずに打ち合い、再び右フックと左ストレートを当てて石井を下がらせる。石井は構えをスイッチしながら前進。パントーは左ミドルを蹴り、石井は右ストレートで飛び込む。ジャッジ3名ともダウンを奪ったパントーに10-8でポイントをつけた。

2R、パントーが左ミドル。石井はインローを蹴り返して、右ボディから左フック、右ヒジ。パントーは左ストレートと右フックで前に出て、前蹴りから左のヒジを打ち込む。石井は右ストレートから左フック、下がるパントーに前蹴りを飛ばし、右ストレート、左フック、右ボディストレートと手数を増やす。このラウンドはジャッジ2名が10-9でパントー、1名が10-9で石井にポイントをつけた。

3R、ポイントでリードを許す石井が左フックから右ストレート。一気にパンチをまとめて攻め込む。パントーも左ストレートから前に出て石井を下がらせる。石井も前に出てパントーをコーナーに詰めて右ストレートから連打。パントーはヒジ打ちを返す。下がるパントーに石井は左ボディ、さらに飛びヒザ蹴りも狙うが当たらない。1Rのダウンを挽回すべく前に出続けた石井だったが、ダウンを奪い返すまでは至らず判定負けを喫した。

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MMA MMAPLANET o RWS キック デッピチャイ・ナヴィアンダマン 奥脇竜哉

【RWS】奥脇竜哉、ポイントでリードを許す展開を挽回できず。RWS初参戦は判定負け

<ムエタイ フライ級/3分3R>
デッピチャイ・ナヴィアンダマン(タイ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
奥脇竜哉(日本)

奥脇はサウスポーのデッピチャイにインロー、デッピチャイは左ミドルを蹴る。この蹴り合いが続く中、奥脇はデッピチャイの蹴りを掴んで右ハイキック、ボディブローを打ち返す。首相撲になってもバランスを崩れない奥脇は変わらずインロー。デッピチャイも右ハイキックを当て、左ミドルで前に出る。ジャッジは3名とも10-9でデッピチャイを支持した。

2R、デッピチャイが左ミドルで前に出て、奥脇もインローで応戦。デッピチャイは左のヒジで前に出る。左ミドルでプレッシャーをかけるデッピチャイが首相撲になるとヒザ蹴り、右ハイキックもヒットさせる。奥脇もインローと右ハイを蹴り返し、蹴り足キャッチからの左ボディを狙う。さらに奥脇はワンツー、左フックとパンチで前に出る。このラウンドもジャッジ3名とも10-9でデッピチャイを支持。奥脇は2ポイント差がついたなかで最終ラウンドを迎えることになる。

3R、奥脇は左ボディとインローで前進。デッピチャイは下がりながら左ミドルを蹴って距離を取る。奥脇も右ボディストレート・左ボディを当て、そこからインロー。さらに右ストレートを顔面とボディに打ち分けるが有効打はない。奥脇は完全に逃げ切りモードに入ったデッピチャイを捕まえきれず。奥脇はRWS初参戦を勝利で飾ることが出来なかった。


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