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【Double GFC07】ガチ志向Double Gは3つのタイトル戦。フェザー級にAngels FC王者がムン・ギボム投入

【写真】ホン・ジュンヨン✖ムン・ギボム。現有勢力での潰し合い、それがDouble GFCの方法論だ (C)

いよいよ7月3日(土・現地時間)にRoad FCが活動再開する韓国MMAにあって、コロナ禍でも工夫を凝らしてイベントを継続してきたDouble GFCが第7回大会を6月15日(火・同)にソウルのKBSアリーナで開催。3つのタイトル戦が決まっている。

フェザー級は王座決定戦でホン・ジュンヨン✖ムン・ギボム、女子アトム級も王座決定戦──パク・ホビョン✖ホン・イェリン、そしてウェルター級は暫定王座決定戦でキム・ハンソル✖イム・ヨンジェが組まれた。


K-MMA界のガチンコ志向プロモーションDouble GFCで3人のチャンピオンが決定する。フェザー級では、昨年11月にキム・サンウォンとの挑戦者決定戦という名称ながら、実質はキルギスのアジズベク・サチバルジェフとの王座決定戦進出を消える試合に勝利したホン・ジュンヨンが、ムン・ギボムとDouble GFCフェザー級王座を賭けて戦うこととなった。

これはコロナ禍でサチバルジェフの来韓が難しい状況となり、この対戦の勝者がコロナ終息後に彼の挑戦を受けるという風にストーリーラインが変更された。

とはいえホン・ジュンヨンの相手にムン・ギボムを投入するあたりがイ・ジフン代表のガチ振りが垣間見られる。ムン・ギボムはAngels FCフェザー級王者で、昨年9月にはUAE Warriorsに進出を果たし、ヒザが対戦相手の急所に当たりNCになっていた。緩やかに始まったAFCとDouble GFCの交流だったが、既に実力者同士のタイトル戦に発展したことになる。

コロナ禍のK-MMA界の地殻変動が感じられるフェザー級に続き、正規王座が決まるのが女子アトム級だ。格闘代理戦争シーズン3出演のパク・ホビョンが、キャリア5戦目にして同じく5戦目のホン・イェリンとベルトを賭けて戦う。

(C)KEISUKE TAKAZAWA

18歳のホン・イェリンは16歳の時にパンクラスに来日し、MMA初戦で沙弥子に敗れたことがある。

日本と同様に韓国でも女子MMAは低年齢化と早期キャリアアップが見られ、層が厚くなるにはやや時間を要しそうだ。

唯一暫定王座決定戦となったのが、ウェルター級王座だ。3月に完全噛ませ犬だったアン・ジョンギとの挑戦者決定戦で番狂わせを起こしたイム・ヨンジェが、昨年11月にこれもジン・テホに金星を献上する形で王座決定戦に敗れたキム・ハンソルと戦う。

一説によると正規王者のジン・テホは本来のライト級でUAE Warriorsからオファーを受け王座返上という話も伝わってくるが、暫定王座決定戦ということは団体側も保留に努めているのかもしれない。

日本よりも厳しい統制で感染拡大を食い止め、人口比でいえばワクチン接種も進んでいる韓国だが、今大会が無観客の配信イベントになるのか、有観客となるのかは現時点で明らかとなっていない。

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【Double GFC06】イム・ヨンジェ、殴りに来たレスラーのアンをKOし番狂わせ。「空手に誇り持っている」

<Double GFCウェルター級挑戦者決定戦/5分3R>
イム・ヨンジェ(韓国)
Def.2R1分05秒by KO
アン・ジョンギ(韓国)

右ローを蹴って回るイムだが、アンの最初のダブルレッグでテイクダウンを許す。ケージを背負って立ち上がろうとするイムに対し、アンはパンチに切り替え立ち上がられても右フックを効かせる。離れてミドルを見せるイムは、非常に低い姿勢で組みつきカカトを取ったアンに倒される。ここも抑えでなく、殴りに出たアンは右を当てる、

距離を取って戦うイムが右ミドルハイ、アンは右を見せて組みいくとスラム気味にテイクダウンを決める。バタフライガードから左を差し、立ち上がったイムに対し、アンがすぐにテイクダウンを決めここも殴っていく。

ヒザを入れながらスタンドに戻ったイムは、右に右を合わせる。腰が落ちたアンのバックに回ろうとしたイムだが、前方に落とされる。蹴り上げでスタンドに戻った両者、直後に時間となった。

2R、イムが右ローを当て、遠い後ろ回し蹴りを繰り出す。じっくり間合を図るアンは、ワンツーで右を受けると、パンチで前に出たところで右フックを受けて体が揺れる。それでも打ち気に出たアンは、右ストレートを打ち抜かれ腰から崩れ落ち大の字に。イムが番狂わせでウェルター級王座挑戦権を手にした。

「韓国人ファイターは皆、ウェルラウンダーを目指し過ぎる。レスリングに徹されたら勝てなかったと思う。自分は、自分の空手に誇りを持って一生懸命戦った。それが今日の結果に結びついた」とリムは話した。


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