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Report UFC UFN ESPN+36 UFN178 コルビー・コビントン タイロン・ウッドリー ブログ

【UFN178】最終回にワキ腹負傷のウッドリーが絶叫、攻勢だったコビントンがTKO勝ち収める

<ウェルター級/5分5R>
コルビー・コビントン(米国)
Def.5R1分19秒by TKO
タイロン・ウッドリー(米国)

ウッドリーが左ジャブ、そこにダブルレッグを合わせたコビントンがテイクダウンを早々に決める。クローズドガードを取ったウッドリーは、ケージ際で細かいパンチを受ける。ケージを背に立ち上がったウッドリーが、離れる。蹴りを織り交ぜるコビントン、ウッドリーは右ボディストレートを入れる。コビントンは左ミドルを返し、ワンツー、右フックを当てて組みつく。エルボーを当てて離れたコビントンが、左オーバーハンドからクリンチへ。ラウンド終了となった。

2R、右サイドキックを繰り出すコビントンが、ウッドリーの右オーバーハンドをかわす。コビントンは左を見せ、跳びヒザ狙いから組んでいく。受け身のファイトのウッドリーは、ヒザをボディに入れポジションを入れかえようとしたところで、離れたコビントンがすぐに組みに行く。切ったウッドリーはシングルレッグで尻もちをつかせるも、コビントンは直ちに起き上りケージにウッドリーを押し込む。

時間を置かず離れた両者、右ボディを入れたウッドリーだが、蹴りが急所に入ったか顔をしかめてケージ際に下がる。レフェリーが試合を止めず、コビントンが蹴りから間合を取り直す。ウッドリーはケージを蹴って右を当てるが、コビントンもハイから右ストレートをヒットさせる。続けてボディへ跳びヒザを入れたコビントン、互角の5分となった。

3R、ウッドリーはここまでコビントンを動かせていたのか、どのように戦い方を変えてくるのか注目だ。しかし、開始直後にコビントンにアイポークがあり試合が中断する。時間をしっかりと置いて再開後、ウッドリーが手数を増やし距離を詰める。コビントンも下がらず、打ち合いに応じ蹴りや左フックを打っていく。右を当てたコビントン、ここで組んでケージへ。シングルを切ったウッドリーは、残り2分で2度ポジションを入れ替えた結果押し込まれ状態が続く。差し合い、コツコツパンチは残り10秒まで続き、一旦は離れるもコビントンの左エルボーから胸を合わせラウンド終了となった。

5R戦の燃費競争、最近のUFCで目立ってきた試合──セコンドからも「ドント・ビー・レイジー」という指示がコビントンに与えられる。4R、ウッドリーが右ミドルを2発、コビントンはパンチを見せてダブルレッグへ。ケージを背に5フィンガーギロチンで防御していたウッドリーは、これが外れるとテイクダウンを奪われる。

右腕を差すが、立ち上がることができず背中をつかされたウッドリーはパウンドを打たれクローズドガードを取る。コビントンはエルボーを落とし、ウッドリーが右目じりをカット。右のパンチに勢いが出てきたコビントンが、左のエルボーと打ち分け攻め込む。ここは明確なコビントンのラウンドとなり、ウッドリーは追い込まれた。

最終回、蹴りっぱなしのようなローを見せたウッドリーは、左ジャブにダブルレッグを合わされる。一旦は切りながら、すぐにシングルで押し込まれギロチンを狙いつつ倒されたウッドリーが大声を挙げる。左ワキを負傷したようで、試合はあっけない幕切れに。

勢いよくベルトへの挑戦、カマル・ウスマンへの挑戦をコビントンは叫んだ。


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Report UFC UFN ESPN+36 UFN178 ドナルド・セラーニ ニコ・プライス ブログ

【UFN178】手数も口数も多いプライス、減点響きドローに絶叫。セラーニは付き合っていられないという表情

<ウェルター級/5分3R>
ドナルド・セラーニ(米国)
Def.1-0:29-27.28-28.28-28
ニコ・プライス(米国)

左ジャブから左ハイ、右フック&右ハイと立ち上がりから手数でセラーニを圧倒するプライス。さらに組んでエルボーを連打し、離れてからも左右のフック、ヒザ蹴り、ヒジを打っていく。ヒザを返したセラーニは、間合を取り直すとプライスは既に動きが大人しくなる。クリンチでヒザをボディ、顔面に突き上げたセラーニは離れ際に左ハイを狙う。

ここからワンツーを入れたセラーニが、左ミドルを蹴る。とプライスの指がセラーニの右目に入り、プライスが大きな声で謝る。再開後、左から右フックを入れたプライスに対し、セラーニは目を気にしながら左ジャブを伸ばし、ダックから右ハイを蹴っていく。ローから組みに行くセラーニに対し、距離を取ったセラーニが左ハイ、ダブルレッグの仕掛けから右のハイを繰り出す。

と再びアイポークがあり、プライスはペナルティの1P減点にFワードを叫ぶ。セラーニは再開後すぐに打撃戦に呼応し、言葉で攻撃をしない漢気を見せた。

2R、右ローを2発、続いて右ハイを狙うプライスが、左ボディショットを決める。セラーニがローに左ジャブを合わせる。初回より動きが落ち着いたなか、プライスが右アッパーを当てる。ボディと顔面に攻撃を散らすプライスの腹にセラーニがヒザを突き刺す。さらに右アッパーから左フックは空振りとなったが、試合が落ち着くとセラーニがリズムを取り戻したか。

プライスは腹への蹴りを連続して、フックを当ててさらに左ミドル。セラーニも左ミドルを返し、右リードエルボーをヒットさせる。乱打戦から打撃戦となった2R、セラーニがボディショットから後ろ回し蹴りを狙い、プライスが右ミドルを入れて終了となった。

最終回、ハグ&ハイタッチから臨戦態勢に入った両者。プライスが手数を上回る。前蹴りに組みついたセラーニがテイクダウン、プライスがすぐに立ち上がりバックを許さず向き合う。左を当てたプライス、セラーニは右カーフを蹴る。またもアイポークがあり、セラーニがブレイクを要求する。

ここも素直に謝罪するプライスだが、ならば指を伸ばさないようにしなければならない。残り半分、セラーニはテイクダウン狙いからバックに回りスタンドで四の字フックへ。時40秒ほど要して前方にセラーニを落としたプライスが、スタンドで待ち受ける。セラーニは左フックを3発当て、プライスが組みに来ると逆にケージ押し込み、離れ際にヒザを突き上げる。

相当に消耗する中で、前に出るプライスは殴れて殴り返しながら組みへ。すぐに離れ、試合は残りの10秒──最後にセラーニは左ハイでバランスを崩しタイムアップを迎えた。

結果、減点に響きマジョリティドローにプライスは「OMG、Yeah」と絶叫する。プライスのハグにも、何を騒いでいるんだとばかりのセラーニの表情が印象的だった。


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Report UFC UFN ESPN+36 UFN178 カムザット・チマエフ ジェラルド・マーシャート ブログ

【UFN178】本物。カムザット・チマエフ、17秒で米国初陣=マーシャート戦をミッション・コンプリート

<ミドル級/5分3R>
カムザット・チマエフ(スウェーデン)
Def.1R0分17秒by KO
ジェラルド・マーシャート(米国)

右前蹴りを見せたチマエフが左に回るマーシャートに右ストレート。この一発で腰から崩れケージにもたれるようにダウンし、チマエフが追撃のパウンドを狙い──ジ・エンド。北米進出第1弾で、チマエフは僅か17秒でKO勝ちを決めた。

勝者は「ただヤってやろうって思っていた。KOしようと。UFCで自分のボクシングで倒せた。ダナが言ってくれば、いつでも誰とでも戦う。ボーナスが欲しい」と静かに話した。


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Report UFC UFN ESPN+36 UFN178 ジョニー・ウォーカー ブログ ライアン・スパン

【UFN178】殴られ、殴り。微妙な鉄槌から、ヒジでテンプルを打ち抜いたジョーニー・ウォーカーがKO勝ち

<ライトヘビー級/5分3R>
ジョニー・ウォーカー(ブラジル)
Def.1R2分43秒by KO
ライアン・スパン(米国)

右ローから右を放ったジョニー・ウォーカーに対し、スパンが組んでケージに押し込む。右を差したスパンに対し、相四つからジョニー・ウォーカーが体を入れ替える。もう一度、押し込み返したスパンは離れると、ジョニー・ウォーカーを前蹴りに左フックを合わせてダウンを奪う。マウントで殴られるジョニー・ウォーカーは、ブリッジで上を取り返す。

直後のスパンの三角絞めから逃れ、立ち上がったジョニー・ウォーカーは右に左を合わされバランスを崩す。同じく右を被弾し姿勢を乱したスパンが、ダブルレッグでケージにジョニー・ウォーカーを押し込む。ジョニー・ウォーカーは後頭部気味の鉄槌を連打し、エルボーに転じるとこめかみを打ち抜く。スパンが動きを止め、ジョニー・ウォーカーは鉄槌を連打し試合は決した。

スパンは最後の打撃に納得がいかず、ウィナーコールを前にケージを離れる。ジョニー・ウォーカーは「どんなパンチか分からなかったけど、当てられた。冷静に対応したよ。ナチュラルの体重で戦う。全てを改善してきた。誰とでも戦う。誰との試合が良い? 俺は準備できている」と話した。


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Report UFC UFN ESPN+36 UFN178 ブログ マッケンジー・ダーン ランダ・マルコス

【UFN178】マルコスの頑強なポスチャーに対し、マッケンジーはオモプラッタからスイープ→腕十字

<女子ストロー級/5分3R>
マッケンジー・ダーン(ブラジル)
Def.1R3分44秒by 腕十字
ランダ・マルコス(カナダ)

左から右を伸ばすマッケンジーは、ハイキックを空振りして尻もちをつく。ここでトップを取りにいったマルコスに対し、マッケンジーはハイガードへ。マルコスが胸を張って防ぐが、マッケンジーは頭を引き寄せ、自ら足を掴んで三角クラッチへ。それでも強固なポスチャーのマルコスだが、マッケンジーは正面からのオモプラッタに移行してスイープを決める。

ハーフで抑え、エルボーを落とすマッケンジーがハーフのまま右足で顔を刈って左腕を伸ばす。右ワキの下でのセットアップから左ワキを力点に切り替えたマッケンジーは、ボディや顔面に鉄槌を落としながらハーフガードに残っている左足を支点にしてタップを奪った。

「もう少し打撃を使うつもりだったけど、ハイキックを空振りしてしまった。なぜ、彼女がガードの中に入ってきたのか分からないけど、多くの女子マッチが判定になるなかで1Rで極められて良かったわ。彼女の肩は凄く柔軟だったけど、まだ2分あったから余裕をもって戦えた。誰かというのはないけど、今年中……11月か12月に戦いたい。UFCが当ててくる相手、誰とでもね」とママケンジーは語った。


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Report UFC UFN ESPN+36 UFN178 ブログ マイラ・ブエノ・シウバ

【UFN178】三角絞めだけに集中し過ぎた? 三角から腕十字に移行したブエノ・シウバが一本勝ち

<女子フライ級/5分3R>
マイラ・ブエノ・シウバ(ブラジル)
Def.1R2分29秒by 腕十字
マラ・ボレラ(イタリア)

前蹴りから左ジャブ、そして右アッパーを狙ったシウバ。ボレラはジャブから組みついてケージに押し込むと、ボディロックテイクダウンに成功する。クローズドのシウバは鉄槌を被弾するが、足をすくってハイガードから三角クラッチへ。胸を張って座っているボレラは、しっかりとポスチャーを取っていたが右足で顔を刈りにいったシウバが左腕を伸ばしてタップを奪った。


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UFN ESPN+36 UFN178 カムザット・チマエフ コルビー・コビントン タイロン・ウッドリー デイモン・ジャクソン ドナルド・セラーニ ニコ・プライス ブログ マッケンジー・ダーン 未分類

【UFN178】計量終了 攻めのレスリングが見たいコビントン✖ウッドリー。北米で真価問われるチマエフ

【写真】トラッシュトーク以上にレスリングの攻防が楽しみなメイン。攻めのレスリングが見たい (C)Zuffa/UFC

19日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN178:UFN on ESPN+36「Covington vs Woodley」の計量が行われている。

コルビー・コビントン✖タイロン・ウッドリーのウェルター級戦を筆頭に、セミではドナルド・セラーニ✖ニコ・プライスの安定の好勝負間違いないというカードが上位に用意された。


要注目は北米初進出、7月のファイトアイランド大会マンスリー=4週間で2勝を挙げたニューカマーのカムザット・チマエフがジェラルド・マーシャートと、UAEで見せた強さが北米MMAで結果を残してきたファイター相手にも見せることができるのかが見ものだ。

この他、ジョニー・ウォーカー、ママ2年目を迎えるマッケンジー・ダーンがそれぞれライアン・スポーンとランダ・マルコスと戦う試合がメインカードに組み込まれている。

またLegacy FCフェザー級王者からUFC参戦をした際には1敗でリリースされ、その後はLFAで再生されPFLと契約も1戦1敗──再びLFAで勝利し、代役出場ながら3度目の正直でメジャー初勝利を狙う試合も気になるところだ。

■視聴方法(予定)
9月20日(日・日本時間)
午前6時~UFC FIGHT PASS

■対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
コルビー・コビントン: 171ポンド(77.56キロ)
タイロン・ウッドリー: 171ポンド(77.56キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ドナルド・セラーニ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ニコ・プライス: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ミドル級/5分3R>
カムザット・チマエフ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ジェラルド・マーシャート: 186ポンド(84.37キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジョニー・ウォーカー: 205.5ポンド(93.21キロ)
ライアン・スポーン: 205.5ポンド(93.21キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
マッケンジー・ダーン: 115ポンド(52.16キロ)
ランダ・マルコス: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ミドル級/5分3R>
ケヴィン・ホランド: 185ポンド(83.91キロ)
ダレン・スチュアート: 185.5ポンド(84.14キロ)

<フライ級/5分3R>
ジョーダン・エスピノーサ: 126ポンド(57.15キロ)
ダヴィッド・ドヴォルザーク: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フェザー級/5分3R>
ミルサッド・ベキッチ: 144.5ポンド(65.54キロ)
デイモン・ジャクソン: 145.5ポンド(66.0キロ)

<女子フライ級/5分3R>
マイラ・ブエノ・シウバ: 125.5ポンド(56.92キロ)
マラ・ボレラ: 125ポンド(56.7キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
サラ・アルファー: 135.5ポンド(61.46キロ)
ジェシカ・ローズ・クラーク: 135ポンド(61.24キロ)

<フェザー級/5分3R>
デリック・マイナー: 146ポンド(66.22キロ)
TJ・ララミー: 145ポンド(65.77キロ)

<バンタム級/5分3R>
ランディ・コスタ: 135ポンド(61.24キロ)
ジャーニー・ニューソン: 135.5ポンド(61.46キロ)

<バンタム級/5分3R>
タイソン・ナム: 134.5ポンド(61.0キロ)
アーウィン・リヴェラ: 135.5ポンド(61.46キロ)