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【ONE FF39】MMA早熟時代の象徴、韓国のチョ・ジョンゴン=17歳がONEルンピニー2戦目、初勝利を目指す

【写真】ジオゴ・ヘイス以上にベイビーフェイス、いや童顔でも当然――17歳のチョ・ジョンゴン(C) MMAPLANET

本日3日(金・現地時間)、タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Friday Fight39に韓国の高校生MMAファイター、チョ・ジョンゴンが出場する。
Text by Manabu Takashima

17歳、空手出身のチョ・ジョンゴンにとって今回は2度目のルンピニーでのファイトとなる。


昨年6月にAngel’s FCでプロデビューを果たしたチョ・ジョンゴンは、空手ベースの打撃を武器にプロ2戦目に後ろ回し蹴りでKO勝ちを収め、今年8月のHEATとの対抗戦ではAXEL RYOTAをスピニングバックフィストで破っている。

HEATとの対抗戦出場時点で2勝1敗1分けだったチョ・ジョンゴンは、日本での勝利で貯金を2つにすると1カ月後の9月15日にONE FFデビューを果たす。

しかし、イスマイル・カーンに3R1分10秒RNCで下り、キャリア2敗目を喫した。以前、ONEではWarrior Seriesのトライアウトで高橋誠が18歳という年齢が理由で契約を勝ち取ることができなかったが、故ヴィクトリア・リーの例を見るまでもなく、このチョ・ジョンゴンも含め18歳以下云々は適用されなくなったようだ。

閑話休題――この時点で海外に活躍の場を求める必要はなく、国内でもキャリアを積めるという声は韓国内にもある。同時にK-MMA界も早熟傾向が目立ち、各プロモーションのタイトルマッチにキャリア5戦前後の選手が出てくることも少なくない。

北米でいえばLFAもキャリア10戦を越える選手の方が逆に目立つような流れもある。ラウル・ロサスJrのUFCとの契約にも見られるように低年齢、早熟がトレンドになりつつあるMMA界にあってもチョ・ジョンゴンのように17歳で海外でキャリアを積むのは余り例がない。

いずれにせよ、力がなければ跳ね返されるのが、このスポーツ。キャリア3戦目のモイセス・イロゴンとのマッチアップは、等身大の対戦相手ということもありチョ・ジョンゴンの真価が――17歳にして――問われることとなる。

■放送予定
11月3日(金・日本時間)
午後9時30分~ ONE公式YouTubeチャンネル

■ONE FF39対戦カード

<ムエタイ142ポンド契約/3分3R>
コンクライ・エニームエタイ(タイ)
ソナー・セン(トルコ)

<ムエタイ130ポンド契約/3分3R>
ET・ティーデ(タイ)
モンコルゲーウ・ソーソンマイ(タイ)

<ムエタイ138ポンド契約/3分3R>
ダーキーノッカオ・コーモー11(タイ)
ジャック・アピチャットムエタイ(タイ)

<ムエタイ112ポンド契約/3分3R>
ロンチョンラッキー・バンターン(タイ)
ペターケー・キッチャムローン(タイ)

<ムエタイ120ポンド契約/3分3R>
アムワイデットウォー・ワンタウィー(タイ)
ペットラー・ミューウーデン(タイ)

<ムエタイ146ポンド/3分3R>
ファビオ・ヘイス(ポルトガル)
ウラジミール・クズミン(ロシア)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
ディトリルックアン・オートムムエタイ(タイ)
アブドゥラ・ジェイコフ(ロシア)

<ムエタイ127ポンド契約/3分3R>
ロンジュン・パセサイシーイ(タイ)
キャリム・ダウ(フランス)

<ムエタイ143ポンド契約/3分3R>
マーシン・カオラックムエタイ(タイ)
パトリック・サナ(ハンガリー)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ルーカス・ガブリエル(ブラジル)
クルバナリ・イサベコフ(ロシア)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
モイセス・イロゴン(フィリピン)
チョ・ジョンゴン(韓国)

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AXEL RYOTA MMA MMAPLANET o RYO キック チョ・ジュンゴン

【HEAT52xAngel’s FC27】残り1秒、17歳チョ・ジョンゴンがRYOTAを右スピニングバックフィストで沈める

【写真】追ってくるAXEL RYOTAに、下がりながら右スピニングバックフィストを決めたチョ・ジュンゴン。ワンダーボーイすぎる(C)MMAPLANET

<フライ級/5分3R>
チョ・ジュンゴン(韓国)
Def.3R4分59秒 by TKO
AXEL RYOTA(日本)

サウスポーのチョ・ジュンゴンに対し、RYOTAが左右のローで詰めていく。チョ・ジュンゴンはRYOTAの右ミドルをヒジでブロックし、左ミドルを当てた。チョ・ジュンゴンが右カーフックを当てては距離を取るように。RYOTAが組んでチョ・ジュンゴンをケージに押し込む。チョ・ジュンゴンが左腕を差し込んだあとに離れた。チョ・ジュンゴンは距離を取ると右カーフキックを連続で当てる。

両者のパンチが交錯するなか、チョ・ジュンゴンのコンパクトな左右フックがRYOTAの顔面をかすめる。RYOTAも右ストレートを狙う。チョ・ジュンゴンの右カーフキックを受けたRYOTAがバランスを崩した。組んだRYOTAが右のオーバーフックからチョ・ジュンゴンをケージに押し込むも、ヒザ蹴りがローブローとなって試合が中断された。

再開後、チョ・ジュンゴンが左インローを見せる。RYOTAも右カーフを返した。チョ・ジュンゴンにケージを背負わせたRYOTAが左フックを当てたが、チョ・ジュンゴンも左ストレートを返す。残り1分でRYOTAが組もうとしたところで、チョ・ジュンゴンの左インローがヒット。押し込まれながら右に動いて離れたチョ・ジュンゴンがローと左フックを当て、ニータップで尻もちを着かせた。立ち上がったRYOTAのダブルレッグをスプロールしたチョ・ジュンゴンが最後にも右カーフを当てている。

2R、チョ・ジュンゴンが左右のローを連打。RYOTAが飛び込むもチョ・ジュンゴンがスプロール。一旦距離を置いてRYOTAがニータップで組みついてドライブしたが、すぐにチョ・ジュンゴンが立ち上がり、差し返してケージ際から脱出する。チョ・ジュンゴンがオーソドックスにスイッチし、右カーフと左ミドルを散らす。RYOTAは顔を背けながら組みついてしまう。離れたチョ・ジュンゴンの右カーフが当たり、右ストレートを顔面に突き刺した。

前に出て来るRYOTAに対し、チョ・ジュンゴンがローを連続で当てる。組みついたRYOTAを突き放し、背中を着けた相手にローを打ち込んだ。ブレイク後、スタンドではサークリングしながらローを狙うチョ・ジュンゴンが、飛び込んできたRYOTAにカウンターで左フックを当てた。打ち合いの中、チョ・ジュンゴンがフック、スピニングバックフィストを当てる。倒れたRYOTAがスクランブルを狙うも、チョ・ジュンゴンがガブってダースチョークへ。

これは極まらずスタンドに戻ると、打ち合いからRYOTAが組みついたが、チョ・ジュンゴンが体勢を入れ替えてRYOTAをケージに押し込んでいった。

最終回、チョ・ジュンゴンが左ミドルから右ストレートを当てた。カーフを受けたRYOTAが飛び込むも、組みつくことはできない。スタンドではチョ・ジュンゴンの左フックがクリーンヒットした。さらに右ストレートから左フックを強振する。再び距離を取ったチョ・ジュンゴンが右カーフキックを当てる。RYOTAは組みついても体勢を入れ替えられてしまう。離れるとパンチの連打で攻め立てるチョ・ジュンゴンが、RYOTAのダブルレッグをスプロールし、立ち上がり際にヒザを突き上げた。

疲労とカーフのダメージか、動きが落ちたRYOTAに対しチョ・ジュンゴンはサークリングしながら打撃を返す。組みつくRYOTA。チョ・ジュンゴンは両腕を差し上げて反転、離れ際に右ヒジを打ち込む。RYOTAはシングルレッグで組んでケージに押し込むも、やはり離れたチョ・ジュンゴンがロー、さらに右アッパーを突き上げた。カウンターのパンチを当てながらダブルレッグでRYOTAをこかす。立ち上がった両者、試合終了直前にチョ・ジュンゴンの下がりながらの右スピニングバックフィストが炸裂し、RYOTAをマットに沈めた。

試合時間残り1秒--まさかのKO劇に。17歳のチョ・ジュンゴン、とにかく末恐ろしい。


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