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【UFC289】UFC世界女子バンタム級選手権試合、聖域得た王者ヌネス✖「I’m Mexican」挑戦者アルダナ

【写真】そりゃあ下馬評は圧倒的にヌネス。ただし、シェフチェンコ✖グラッソ戦でもメキシコ女子は下馬評を覆した (C)Zuffa/UFC

10日(土・現地時間)カナダのブリティッシュコロンビア州バンクーバーにあるロジャース・アリーナにてUFC 289「Nunes vs Aldana」が開催される。
Text by Isamu Horiuchi

元UFC世界ライト級王者のシャーウス・オリヴェイラとベニール・ダリューシュの注目の一戦をコメインとする今大会のメインは、バンタム&フェザーの女子2二階級王座を同時に保持するアマンダ・ヌネスが、ランキング5位のアイリーン・アルダナを挑戦者に迎える女子バンタム級タイトルマッチだ。


ヌネスは、誰もが認める女子MMAにおけるGOAT(Greatest of all time)。2016年にバンタム級王座を、2018年にフェザー級王座を獲得して以降、3年に渡って2階級を行き来して両王座を防衛し続ける離れ業を見せていた。一昨年12月、ジュリアナ・ペニャにまさかの2R一本負けを喫してバンタム級王座を失ったものの、昨年7月の雪辱戦では5R全てを圧倒して勝利、健在を見せつけている。

今大会は当初ヌネスとペニャの第3戦が予定されていたが、ペニャが練習中に肋骨を負傷。代わりに挑戦者として抜擢されたのが、現在2連勝中のアイリーン・アルダナだ。ヌネスと同じ88年生まれのアルダナは、ヌネスが初戴冠をした2016年にUFCデビュー。ファイト・オブ・ザ・ナイトとパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを2度ずつ受賞する激闘を重ねながらランキングを上げてきた選手だ。

前戦では、体格上の(計量オーバーした)メイシー・シェエソンと対戦。仰向けの体勢からのアップキックをレバーに突き刺すという前代未聞のフィニッシュを決めており、試合後のインタビューでは「いつも練習しているグレイシー・クラシカル・テクニックよ!」という卓越したコメントを残している。

とまれ、実績&知名度ともに大きな差がある両者だけに、下馬評では王者が圧倒的に有利となっている。

ペニャとの初戦ではヒザの怪我も響いて不覚を取り「引退も考えた」と語るヌネス。「他の選手ならともかく、アイツにタイトルを渡したまま去るわけにはいかない」という個人的な思いも込めて臨んだ再戦では、サウスポー中心の戦いを初披露。ペニャが前に来るたびに右フックを合わせ、最初の2Rで実に5度もダウンを奪ってみせた。さらに後半はテイクダウンを何度も決めて上を取り、ペニャの下からの攻撃を遮断。全局面での強さを見せつけての復活劇だった。

DALLAS, TEXAS – JULY 30: in their women’s bantamweight title fight during UFC 277 at American Airlines Center on July 30, 2022 in Dallas, Texas. (Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC)

破壊的な威力の右オーバーハンドで世界を制圧した王者が、新たにサウスポーからの精度の高いカウンターを武器に加え、さらに強力なテイクダウンまで織り交ぜてくるのだから、対戦相手からすればこれほどの脅威はないだろう。世界の頂点に君臨しなお進化し続けるヌネスの戦いを通して、我々は今この瞬間における世界女子MMAの最高到達点を見ることができる。

この見事な復活劇の最大の要因は、練習環境を変えたことにあるという。長年拠点としてきたATTに、UFC女子フェザー級への転出が囁かれていたケイラ・ハリソンらが加入したことに「身の安全を脅かされる気がした」というほど気分を害していたというヌネス。

ペニャとの再戦に臨む際に、フロリダ州内に自らのプライベートジム「ライオネス・スタジオ」を設立し、移籍した。

「私と同階級の女子選手が、私の所属ジムに来て私のコーチと練習するような環境は好ましくなかった。このライオネス・スタジオに出入りできるのは私の親しい友人とコーチだけ。このジムで私が失っていたスピリットを取り戻すことができたし、サウスポーで戦うという発想も思いついたのよ」と語るヌネス。

「私の聖域」と呼ぶ専用スペースを手に入れ、私生活でもパートナーのニーナ・アンサロフ(※現在はヌネス姓)が二人目の子供をお腹に宿している。公私ともに充実した最強王者の牙城を崩すのはきわめて難しそうだ。

さて、大会前の記者会見。「あなたが偉大な王者にもたらすことのできる最大の脅威はどこにありますか?」との質問を受けた挑戦者アルダナは、微笑みながら一言だけ返した。

「I’m Mexican」。この言葉には、単に国の誇りといった精神的なものだけでなく、技術的な含意も込められていそうだ。実際、別の場でアルダナは「メキシカン・テクニックには特別なものがある。私はそんなメキシカンスタイルをオクタゴンに持ち込みたい」と語っている。

LAS VEGAS, NEVADA – JULY 10: in their women’s bantamweight bout during UFC 264 at T-Mobile Arena on July 10, 2021 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC via Getty Images)

アルダナの言うメキシカンスタイルとは、主に彼女の最大の武器であるボクシングのことだろう。20歳を過ぎてから運動のためMMAをはじめたというアルダナだが、所属先のロボジムのヘッドコーチにして、元プロボクサーのフランシスコ・グラッソ氏に仕込まれたボクシング技術の洗練度は女子MMAファイターの中でトップクラスだ。

メキシカンボクシングの特徴と言われる、腰を柔らかく使った滑らかな動きや踏み込んでの伸びるジャブ、距離の長いストレートを見事に使いこなすアルダナ。さらに上下の打ち分けやアッパーを交えたコンビネーションも多彩で、ケトレン・ヴィエイラやヤナ・クニツカヤを一撃で倒した威力抜群のカウンターの左フックも持っている。

またヌネスがあまり使わないスムーズな左右へのフットワークにも長けており、常にガードを上げ固いブロッキングとヘッドムーブメントを駆使する等、パンチのディフェンスも優れている。多少の被弾はあれど常に致命打は回避し、抜群のコンディショニングと不屈の闘志をもって相手に打ち勝ってきたアルダナは、桁外れの破壊力を誇るヌネスの打撃をもってしても、簡単に倒せる相手ではない。女子MMA最高レベルの拳の応酬こそ、この試合最大の見所だ。

ただし王者ヌネスには、前戦でも猛威を奮った強力なテイクダウンという武器もある。打撃での制圧が困難と見るや、ヌネスがテイクダウンを仕掛けてくることは容易に想像できる。柔術黒帯を持つ王者のテイクダウン&トップコントロールをアルダナがいかに凌ぐかも、この試合の大きな鍵となりそうだ。

総合的な不利は否めないアルダナだが、所属先のロボジムは、今年の3月にアレクサ・グラッソがヴァレンチーナ・シェフチェンコから4RにRNCを極める大番狂わせを起こし、メキシコ人初のUFC女子王者を輩出したばかり。

王者が不用意なスピンキックを放ったが故に起きた奇跡、と解釈されがちなフィニッシュだが、ロボジム側から言わせると決して偶然ではない。

シェフチェンコの試合映像を寝る暇も惜しまず研究したフランシスコ・グラッソ氏(※アレクサの叔父でもある)が、シェフチェンコがスピンキックを放つ癖があることに気づき、それを避けてバックを奪いチョークを極めるシークエンスをチームで練り上げ、無数の反復練習を重ねてきた成果だったとのこと。

わずか3ヶ月前に世界を揺るがせた名伯楽の目には、もう一人の女子絶対王者のいかなる死角が見えているのだろうか。

アルダナは以前から──ヌネスが名を挙げた(そして離れた)メガジムATTとは対照的に──祖国の小さなチームにて、結束の固い仲間たちと共にあることにこそ自分の優位点があると語っている。

自分の入門初日からの練習パートナーであり、苦楽を共にしてきた盟友アレクサに続いて、2人目のメキシコ人女子王者を目指す気持ちの強さは、全てを成し遂げた王者の防衛への意志に決して劣らないだろう。

「この試合はブラジリアン・ライオネスとメキシカン・ジャガーの戦いなのよ!」と話すアルダナ。そのしなやかな牙が百獣の王の首に食い込み、多くの予想を裏切る大死闘となることを期待したい。

■視聴方法(予定)
6月11日(日・日本時間)
午前8時~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前7時30分~U-NEXT

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F1 MMA News o ONE UFC アイリーン・アルダナ キック ボクシング ミーシャ・テイト ヤナ・クニツカヤ

UFC on ESPN+64:メインイベント・ホリー・ホルム vs. ケトレン・ヴィエイラ

女子バンタム級5分5R。ホルム2位、ヴィエイラ5位。

ボクシング・キック・そしてUFCで世界の頂点を取ったホルム。40歳でキャリア14勝5敗だが、5敗のうち4敗がタイトルマッチ。最後にタイトルに挑戦したのは3年前だが、その後2連勝中でまだランキングトップクラスを維持している。現王者ジュリアナ・ペーニャとは未対戦のため、ペーニャがヌネスとのダイレクトリマッチを制すれば挑戦の最有力候補となる。

ヴィエイラは柔道・柔術ベースで押さえ込み主体の地味なスタイル。一時はランキング2位まで上がったが、アイリーン・アルダナにKO負け、ヤナ・クニツカヤに微妙な判定負けでランクダウン。前回、始めてメインに抜擢され、元王者で復帰2戦目のミーシャ・テイト相手にスタンドの打撃戦で手数が少ない展開ながら判定勝ちした。連続での元王者狩りなるか。

ローを蹴るホルム。ヴィエイラ飛び込んで四つに組んでケージに押し込むが、入れ替えたホルムが逆に押し込む。投げを放ったヴィエイラ。膝を着いたホルムの顔面にパンチを入れる。ホルム立ってまた押し込む。押し込みながらパンチを入れていく。また投げを狙ったヴィエイラ。こらえて押し込むホルム。テイクダウンを狙うのではなく、ケージ押し込みのまま細かい打撃を入れていくホルム。ヴィエイラが膝を放つとダブルレッグに。耐えたヴィエイラ。残り1分。押し込むホルムにヴィエイラも膝を返すが手数で負けている。またオーバーフック内股を狙ったヴィエイラ。投げきれずまた押し込まれる。ホーン。

1Rホルム。

2R。パンチからケージに押し込もうとしたヴィエイラだがホルム離れる。パンチを打ち込んだヴィエイラ。四つに組んだホルムだが払腰で投げたヴィエイラ。サイド。ホルムケージ際に移動し立つが、立ち際にパンチを入れる。ケージに押し込むヴィエイラ。ホルムが入れ替えようとしたが、ヴィエイラは引き剥がして離れる。ホルムタックル。シングルレッグ。片足でこらえてケージ際で移動。シングルレッグにチョークをあわせたヴィエイラ。がっちり入っている!顔が紅潮するホルムだが、正対して外れた。またホルム押し込みの体勢。残り1分。また押し込んでパンチ・肘を入れていくホルム。ホーン。

2Rヴィエイラ。残り1分はホルムが押し込んでいたが、ヴィエイラはそこから抜け出せなかったのか、ラウンドを取っているから抜け出す気がなかったのか。

3R。開始時点のライブオッズでは若干ヴィエイラ優勢に。右ハイを入れたヴィエイラだが、ホルム組みついてケージに押し込む。押し込みながら膝。ヴィエイラはやはりここから逃げられないのか。ヴィエイラが膝を入れて離れた。ホルムパンチからまたケージに押し込む。ヴィエイラは膝をボディに入れるが、この体勢が続くと判定で不利というのは認識しているのか。ホルムの押し込みからの打撃が続く。ホルムタックル。切ったヴィエイラ。四つに組んだが放してパンチを入れた。また組むとケージに押し込まれる。ホーン。

3Rホルム。ヴィエイラは四つでケージに押し込まれるのは避けたほうが良いと思うのだが、避けられないのか。

4R。パンチで出てきたホルムだが、打ち終わりに右を合わせたヴィエイラ。ホルムがパンチ連打で突っ込んでくるが、ヴィエイラは下がってパンチを入れ組ませない。ホルムの腹への前蹴りでスリップダウンしたヴィエイラだがすぐ立つ。ホルムが出てくるところにパンチを合わせる展開。またパンチで出たホルム。ケージ押し込み。今度はすぐ引き剥がして離れたヴィエイラ。残り1分。ホルムの蹴りにパンチを合わせたヴィエイラ。パンチで出てきたホルムを組み止めたヴィエイラだがホーン。

4Rホルム。ヴィエイラは最悪の場合はフィニッシュが必要に。

5R。パンチを打ち込んだヴィエイラ。ホルムが組んで押し込もうとするとバック肘。離れた。また組んで押し込もうとするホルムだが押し込ませない。が、また組んだホルム。押し込まれないようにこらえるヴィエイラ。パンチを入れて離れるホルム。またパンチから組んで押し込むホルム。なんとかこらえて離れるヴィエイラ。ホルム前蹴り。ホルムがヴィエイラの足をキャッチするとケージに押し込んだ。そのまま時間を使う。離れた。遠い間合いでサイドキックを入れるホルム。ヴィエイラが蹴りをキャッチするが、またケージに押し込まれる。キムラを狙ったヴィエイラだが、ホルム離れた。ホルムまたタックル。ヴィエイラケージでこらえる。タイムアップ。

判定48-47ホルム、48-47ヴィエイラ、48-47ヴィエイラ。スプリットでヴィエイラ勝利。

手数では全ラウンドホルム、僅差のラウンドもあったが、ホルムのケージ押し込みは評価されなかったのか。

ヴィエイラに入れたジャッジは2~4Rをヴィエイラとしている。ホルムに入れたジャッジは3Rホルムで、それ以外のラウンド(1,5Rホルム、2,4Rヴィエイラ)は全員一致。

mmadecisions.com

メディアのジャッジは48-47ホルムが最多。48-47ヴィエイラもいるにはいるが。

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UFC on ESPN+56:メインイベント・ケトレン・ヴィエイラ vs. ミーシャ・テイト

女子バンタム級ヴィエイラ7位、テイト8位。

ランキング最高2位まで行ったヴィエイラだがこれがUFC初メイン。押さえ込みで勝つスタイルのためになかなか評価が上がらない。アイリーン・アルダナに1RKO負けでMMA初黒星を喫すると、2月の前戦はヤナ・クニツカヤを得意の押さえ込みで攻めたものの、押さえ込むだけでその先の攻めがなかったためにジャッジからは評価されず、メディアのジャッジの過半数ヴィエイラを支持する内容での判定負け(ただ、ありえない判定ではなかった)。ランキングも大きく後退した。

5年前、29歳で一度引退してから7月に現役復帰した元王者のテイト。初戦でいきなりランカーのマリオン・ルノーに完勝したが、ルノーが4連敗中の44歳で、その試合で引退を宣言していたことを考えると、割り引いて見る必要がある。しかし動きは引退前と遜色なかった。今回が本当の実力を試される試合となる。

ワンツーを入れたヴィエイラ。テイトじわじわ間合いを詰める。ヴィエイラのジャブがヒット。リーチに勝るヴィエイラに対し、パンチの間合いまで入れないテイト。パンチを出したがヴィエイラのジャブをもらう。テイト飛び込んだが、またヴィエイラのパンチをもらう。また飛び込んだテイト。左右のパンチを打ち込みながらケージまで詰めて組み付いたが、ヴィエイラ引き剥がし離れる。残り1分。また組んでケージに押し込むテイト。しかし引き剥がしたヴィエイラ。残り30秒でヴィエイラシングルレッグ。こらえるテイト。がぶって切った。ホーン。

1R微妙。打撃のヒット数だけならテイトだが。

2R。ヴィエイラ出てきた。パンチがテイトの顔面にヒット。踏み込んで右をヒットさせたテイト。カーフキックを一発入れたヴィエイラ。テイト間合いを詰めて打ち合いに。ヒット数は五分だがややヴィエイラが上か。テイト出た。ヴィエイラのパンチを貰いながらも右をヒットさせる。またパンチを貰いタックルに入ったテイトだが切られた。ヴィエイラのローに合わせたタックルも切られる。ヴィエイラは出ずに待ちの構え。テイトが出るところにパンチを合わせていく。ホーン。

2Rも僅差。ややヴィエイラか。

3R。ワンツーを入れたヴィエイラ。ジャブ。飛び込むテイトだがヒットせず。テイトのアイポークがありタイムストップ。再開。出ていくテイト。しかしパンチがヒットする間合いよりも遠い。ヴィエイラもテイトを待って、入ってくるところにパンチを合わせようとする。ヴィエイラワンツー。テイトのタックルを切ってパンチを入れた。間合いを詰めてきたテイトだが、ジャブを放ったところにワンツーを返される。またパンチで出たテイトに右を当てた。テイトタックルへ。ケージで耐えるヴィエイラ。切って離れた。テイト残りわずかでケージに押し込む。ホーン。

3R、手数ならテイト。

4R。テイト飛び込み右をヒット。また右。さらに飛び込みタックルへ。テイクダウン。すぐに背中を向けて立つヴィエイラ。テイトがバックからクラッチして倒そうとするがクラッチを切るヴィエイラ。正対されるがケージに押し込みながら殴るテイト。離れた。テイト飛び込んでワンツー。テイト首相撲に捕らえるが、ヴィエイラがパンチ連打で抵抗し引き剥がした。また右を狙うテイト。テイトのローにワンツーを合わせたヴィエイラ。さらに右。テイト組み付くが肘で引き剥がしたヴィエイラ。押し込んでいくテイト。ホーン。

このラウンドはヴィエイラ

5R。両者ようやく手数を増やしてきた。テイトタックル。止められ離れる。打撃からまたタックル。止められた。ヴィエラ間合いを詰める。出てきたテイトのボディに膝を入れると右。ヒットしテイト鼻血。それでも先に飛び込むのはテイト。ヴィエイラ待ち構えて打ち返す。出てくるテイトにジャブを合わせるヴィエイラ。残り10秒でヴィエイラは距離を取り逃げる。タイムストップ。

48-47×2、49-46の3-0でヴィエイラ勝利。

先に仕掛けていたのはテイトで、単純なヒット数もテイトだったが、強打を入れていたのはヴィエイラ。どのラウンドも僅差だった。

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『UFC Fight Night 193: Santos vs. Walker』前日計量動画/アスペン・ラッド vs. メイシー・チアソンがまたも中止に

UFC Fight Night 193 weigh-in results: Three fighters miss, one bout canceled(MMAJunkie)
MAIN CARD (ESPN+, 7 p.m. ET)

・Thiago Santos (206) vs. Johnny Walker (204.5)
・Kyle Daukaus (185.5) vs. Kevin Holland (183.5)
・Alex Oliveira (169.5) vs. Niko Price (170.5)
・Misha Cirkunov (185.5) vs. Krzysztof Jotko (185.5)
・Macy Chiasson (136) vs. Aspen Ladd (137)*
・Mike Breeden (158.5)** vs. Alexander Hernandez (154.5)

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 4 p.m. ET)

・Jared Gordon (155) vs. Joe Solecki (155.5)
・Casey O’Neill (125) vs. Antonina Shevchenko (125.5)
・Bethe Correia (138.5)*** vs. Karol Rosa (135.5)
・Jamie Mullarkey (155.5) vs. Devonte Smith (155.5)
・Gaetano Pirrello (134.5) vs. Douglas Silva de Andrade (135)
・Stephanie Egger (135) vs. Shanna Young (134.5)
・Johnny Eduardo (135.5) vs. Alejandro Perez (136)

 『UFC Fight Night 193: Santos vs. Walker』前日計量結果。メイシー・チアソンと対戦するアスペン・ラッドが137ポンドと1ポンドオーバー。アレクサンダー・ヘルナンデスと対戦するマイク・ブリーデンが158.5ポンドと2.5ポンドオーバー。カロル・ホサと対戦するベチ・コヘイアが138.5ポンドと2.5ポンドオーバー。出場給の20%を譲渡し試合は行われる予定でしたが、

Aspen Ladd's troubling weigh-in leads to UFC Fight Night 193 bout cancellation(MMAJunkie)

 結局アスペン・ラッド vs. メイシー・チアソンが中止になっています。ラッドは最初は服を着たまま計量し141.5ポンドと大幅にオーバー。その後服を脱いで再計量しましたが、それでも137ポンドオーバーした上に体が震えていて様子がおかしかったことから中止されています。ラッドとチアソンは当初7月の『UFC on ESPN 27: Sandhagen vs. Dillashaw』で対戦予定でしたが、この時はチアソンの足の負傷により直前で中止されており今回が仕切り直しマッチになるはずでした。また、ラッドはこの試合が2019年12月の『UFC on ESPN 7: Overeem vs. Rozenstruik』でヤナ・クニツカヤに3R TKO勝ちして以来1年10ヶ月ぶりの復帰戦になる予定でしたが、さらに復帰が遅れることになります。




 前日計量動画。


UFC Fight Night 193 predictions: Who's picking Johnny Walker to upset Thiago Santos?(MMAJunkie)

 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・チアゴ・サントス vs. ジョニー・ウォーカーはサントス支持10人、ウォーカー支持3人。

・ケビン・ホランド vs. カイル・ドーカスはホランド支持11人、ドーカス支持2人。

・アレックス・オリヴェイラ vs. ニコ・プライスはオリヴェイラ支持1人、プライス支持12人。

・ミーシャ・サークノフ vs. クリストフ・ジョッコはサークノフ支持7人、ジョッコ支持6人。

・アレクサンダー・ヘルナンデス vs. マイク・ブリーデンは13人全員ヘルナンデス支持。続きを読む・・・
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MIKE MMA News ONE UFC   チアゴ・モイゼス マリオン・ルノー ヤナ・クニツカヤ

10.2『UFC Fight Night 193』アレクサンダー・ヘルナンデスの対戦相手がレオ・サントスからマイク・ブリーデンに変更~その他対戦カード情報

BREAKING: Mike Breeden vervangt Leonardo Santos tegen Alexander Hernandez op 2 oktober(MMA DNA)

Mike Breeden(Sherdog)

 UFCが10月2日にラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 193: Santos vs. Walker』でアレクサンダー・ヘルナンデスと対戦予定だったレオ・サントスが欠場、代わりにマイク・ブリーデンがヘルナンデスと対戦するとのこと。サントスの欠場理由は不明。

 ヘルナンデスは『UFC Fight Night 186: Rozenstruik vs. Gane』でチアゴ・モイゼスに判定負けして以来の試合。ブリーデンは現在32歳のアメリカ人で戦績10勝3敗。今回がUFCデビュー戦。2020年8月の『Dana White's Contender Series 30』でアンソニー・ロメロに判定負けしUFCとの契約を逃していましたが、その後2連勝し代打に抜擢されました。


Misha Cirkunov moves down to middleweight, meets Krzysztof Jotko at UFC Fight Night on Oct. 2(MMAJunkie)

 『UFC Fight Night 193: Santos vs. Walker』でミーシャ・サークノフ vs. クリストフ・ジョッコのミドル級マッチが行われるとのこと。

 サークノフは『UFC Fight Night 187: Edwards vs. Muhammad』でライアン・スパンに1R TKO負けして以来の試合でミドル級転向初戦。最近6試合の戦績が2勝4敗だったこともあり階級を落とすことを決断したようです。ジョッコは『UFC on ESPN 23: Reyes vs. Prochazka』でショーン・ストリックランドに判定負けして以来の試合。


Aspen Ladd vs. Macy Chiasson rebooked for UFC Fight Night on Oct. 2(MMAJunkie)

 『UFC Fight Night 193: Santos vs. Walker』でアスペン・ラッド vs. メイシー・チアソンの女子バンタム級マッチが行われるとのこと。両者は元々『UFC on ESPN 27: Sandhagen vs. Dillashaw』で対戦予定でしたがチアソンの負傷により中止になっており今回が仕切り直しマッチとなります。

 ラッドは2019年12月の『UFC on ESPN 7: Overeem vs. Rozenstruik』でヤナ・クニツカヤに3R TKO勝ちして以来実に1年10ヶ月ぶりの試合。『UFC on ESPN 8: Overeem vs. Harris』でジュリアナ・ペーニャと対戦予定でしたがペーニャが負傷欠場、その後『UFC on ESPN 12: Poirier vs. Hooker』でサラ・マクマン戦が組まれたものの負傷欠場、『UFC on ESPN 27: Sandhagen vs. Dillashaw』のチアソン戦が延期と対戦相手や自身の負傷により復帰が遅れていました。

 チアソンは『UFC on ESPN 21: Brunson vs. Holland』でマリオン・ルノーに判定勝ちして以来の試合で現在2連勝中。


UFC books lightweight matchup between Jared Gordon and Joe Solecki for October event(MMAJunkie)

 『UFC Fight Night 193: Santos vs. Walker』でジョー・ソレッキ vs. ジャレッド・ゴードンのライト級マッチが行われるとのこと。

 ソレッキは『UFC on ABC 2: Vettori vs. Holland』でジム・ミラーに判定勝ちして以来の試合で現在6連勝中。ゴードンは『UFC Fight Night 185: Blaydes vs. Lewis』でダニー・チャベスに判定勝ちして以来の試合で現在2連勝中。


Casey O'Neill vs. Antonina Shevchenko added to UFC Fight Night 192 on Oct. 2(MMAJunkie)

 『UFC Fight Night 193: Santos vs. Walker』でアントニーナ・シェフチェンコ vs. ケイシー・オニールの女子フライ級マッチが行われるとのこと。

 シェフチェンコは『UFC 262: Oliveira vs. Chandler』でアンドレア・リーに2R三角絞めで敗れて以来の試合。オニールは『UFC on ESPN 25: The Korean Zombie vs. Ige』でララ・プロコピオに3Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合で現在7勝0敗(UFC 2勝0敗)。続きを読む・・・
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UFC   アイリーン・アルダナ キック ボビー・グリーン マルロン・ヴェラ ヤナ・クニツカヤ

11.6『UFC 268: Usman vs. Covington 2』でローズ・ナマユナス vs. ジャン・ウェイリのダイレクトリマッチが決定/アイアキンタ vs. グリーン等も追加発表


 UFCが11月6日にニューヨーク州ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで『UFC 268: Usman vs. Covington 2』を開催することと、上記7カードを正式発表。

 カマル・ウスマン vs. コルビー・コヴィントンのウェルター級タイトルマッチ、ジャスティン・ゲイジ- vs. マイケル・チャンドラーのライト級マッチ、ショーン・ストリックランド vs. ルーク・ロックホールドのミドル級マッチ、フランク・エドガー vs. マルロン・ヴェラのバンタム級マッチは当サイトでは既報。

 ローズ・ナマユナス vs. ジャン・ウェイリの女子ストロー級タイトルマッチ、ジャーメイン・デ・ランダミー vs. アイリーン・アルダナの女子バンタム級マッチ、アル・アイアキンタ vs. ボビー・グリーンのライト級マッチが追加発表されています。

 ローズ・ナマユナス vs. ジャン・ウェイリは『UFC 261: Usman vs. Masvidal 2』のダイレクトリマッチ。この時は当時チャンピオンだったジャンにナマユナスが挑戦し1RハイキックでKO勝ちし王座を奪回しています。

 デ・ランダミーは昨年10月の『UFC on ESPN 16: Holm vs. Aldana』でジュリアナ・ペーニャに3Rギロチンチョークで勝利して以来1年1ヶ月ぶりの試合。アルダナは『UFC 264: Poirier vs. McGregor 3』でヤナ・クニツカヤに1R TKO勝ちして以来の試合。

 アイアキンタは2019年10月の『UFC 243: Whittaker vs. Adesanya』でダン・フッカーに判定負けして以来2年1ヶ月ぶりの試合で現在2連敗中。グリーンは『UFC 265: Lewis vs. Gane』でハファエル・フィジエフに判定負けして以来の試合で現在2連敗中。続きを読む・・・
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『UFC 264: Poirier vs. McGregor 3』メディカルサスペンション/勝ったショーン・オマリーが最大180日間、負けたクリス・モウティーニョが60日間の出場停止


 『UFC 264: Poirier vs. McGregor 3』メディカルサスペンション。

・コナー・マクレガーが足の骨折により医師の診察をクリアするまで最大180日間の出場停止。

・グレッグ・ハーディーが左眼窩底骨折により医師の診察をクリアするまで最大180日間の出場停止。

・ヤナ・クニツカヤが鼻骨骨折により医師の診察をクリアするまで最大180日間の出場停止。

・ショーン・オマリーが両手、左脛骨、右足のレントゲン検査をクリアするまで最大180日間の出場停止。

・ライアン・ホールが左手骨折により医師の診察をクリアするまで最大180日間の出場停止。

・オマリ・アクメドフが鼻骨骨折により医師の診察をクリアするまで最大180日間の出場停止。

 その他の選手は60日間以内。物議を醸したショーン・オマリー vs. クリス・モウティーニョですが、勝ったオマリーが最大180日間の出場停止で敗れたモウティーニョが60日間で済んでいます。

Ryan Hall releases statement following UFC 264 loss, says he broke hand on first punch(MMAJunkie)

 また、イリア・トプリアに敗れたライアン・ホールはインスタグラムで一発目のパンチで左手を骨折していたことを告白しています。続きを読む・・・
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【UFC264】試合結果 マクレガー、足首壊れポイエーに敗北。オマリーはタフすぎるモウティーニョに激勝!!

【写真】ビッグネームとの対戦にケリをつけ、次の狙いはシャーウス・オリヴェイラか(C)Zuffa/UFC

10日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでUFC264「Poirier vs McGregor 3」が開催された。

メインのライト級5回戦は初回終了間際にコナー・マクレガーが足を負傷し、試合速攻不可能となりダスティン・ポイエーが、トリロジーの最終幕でTKO勝ちを収めた。

セミのウェルター級はジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズが宣言通りテイクダウンを織り交ぜてスティーブン・トンプソンに判定勝ち、注目のショーン・オマリーは驚異的なタフネスさを誇るクリス・モウティーニョにパンチを入れ続け、3RにTKO勝ちを手にしている。

プレリミではニコ・プライスを相手に、限定四次元殺法&正道的なMMAでミシェウ・ペレイラが判定勝ち、ライアン・ホールは寝技の展開に持ち込めずイリャ・トプリアにパウンドアウトされている。

ファイト・オブ・ザ・ナイト=ショーン・オマリー✖クリス・モウティーニョ
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト=タイ・ツイバサドリキュス・デュプレシー

UFC264「Poirier vs McGregor 3」
<ライト級/5分5R>
○ダスティン・ポイエー(米国)1R5分00秒
TKO
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×コナー・マクレガー(アイルランド)
<ウェルター級/5分3R>
○ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)3R
判定
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×スティーブン・トンプソン(米国)
<139.5ポンド契約/5分3R>
○アイリーン・アルダナ(メキシコ)1R4分35秒
TKO
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×ヤナ・クニツカヤ(ロシア)
<バンタム級/5分3R>
○ショーン・オマリー(米国)3R4分33秒
TKO
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×クリス・モウティーニョ(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○マックス・グリフィン(米国)3R
判定
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×カーロス・コンディット(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○ミシェウ・ペレイラ(米国)3R
判定
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×ニコ・プライス(米国)
<フェザー級/5分3R>
○イリャ・トプリア(ドイツ)1R4分47秒
KO
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×ライアン・ホール(米国)
<ミドル級/5分3R>
○ドリキュス・デュプレシー(南アフリカ)2R1分41秒
TKO
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×トレヴィン・ジェイルズ(米国)
<女子フライ級/5分3R>
○ジェニファー・マイア(ブラジル)3R
判定
×ジェシカ・アイ(米国)
<ミドル級/5分3R>
○ブラッド・タヴァレス(米国)3R
判定
×オマリ・アクメドフ(ロシア)
<フライ級/5分3R>
○ザルガス・ズマグロフ(カザフスタン)1R2分02秒
ギロチンチョーク
×ジェローム・リヴェラ(米国)

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MMA UFC UFC264 アイリーン・アルダナ ヤナ・クニツカヤ

【UFC264】体重オーバーのアルダナが、クニツカヤをパウドアウト。「2度としない」と謝罪

<139.5ポンド契約/5分3R>
アイリーン・アルダナ(メキシコ)
Def.1R4分35秒by TKO
ヤナ・クニツカヤ(ロシア)

まずクニツカヤが左ロー、組みつつ離れ際に左ミドル、さらにはカカト落としまで見せてアグレッシブに前に出る。ワンツー、右ローのクニツカヤに対し、体重オーバーのアルダナはしっかりと動きを見ているか。近距離で頭を抑えながら左ミドル、離れて後ろ回し蹴りを繰り出したクニツカヤが、今度は組んでテイクダウンを狙う。ケージ際で体を入れ替えながら、最終的にはアルダナがヒザを入れて離れる。

クニツカヤはスピニングバックフィスト、左に回ってかわしたアルダナが右ローを蹴る。さらにステップインにカウンターで右を合わせてアルダナは、クニツカヤの動きを見切りつつあるようだ。左ボディフックを被弾し、動きが落ちたクニツカヤは右ミドル、左前蹴りも左フックを再び打たれる。アルダナは右クロス鼻血を流して前に出るクニツカヤが首相撲からヒザを入れる。

間合いを取ったアルダナは、ショートフックを踏み込みに合わせダウンを奪う。足を捌きつつパンチ、思い切り右を落としたアルダナは蹴り上げに右ローを蹴る。足を一本抜いたアルダナが、ハーフから潜ろうとしたクニツカヤに左のパウンドを入れる。背中を見せたクニツカヤにパウンドを連打し勝利したアルダナは「最初に彼女と彼女のチームに体重を落とせなかったことを謝りたい。もう2度としない。試合を受けてくれた彼女に感謝している」と話し、「あの距離での練習を凄くハードにした。一歩一歩進み、ベルトを巻きたい。今日でもないし、明日でもない。でもいつの日か」と話した。


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Report UFC UFN174 ブログ ヤナ・クニツカヤ ユリア・ストレアレンコ

【UFN174】壁MMA。ストレアレンコをクリンチで押し込み、ダーティーボクシングでクニツカヤが勝利

<女子バンタム級/5分3R>
ヤナ・クニツカヤ(ロシア)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
ユリア・ストレアレンコ(リトアニア)

クニツカヤの左ジャブをダックして、右フックを放っていったストレアレンコだが、組まれてケージに押し込まれる。右を差し返し、体を入れ替えたストレアレンコはヒザ蹴りをボディに受けて再び押し込まれる。ダブルアンダーフックからヒザ蹴りを続けるクニツカヤに対し、ストレアレンコはジャンピングニー&ギロチンを試みるが、すぐに自ら着地する。

クニツカヤは左エルボーを入れると、ストレアレンコは鼻血が見られるように。再びジャンピンガードからギロチンを狙うストレアレンコだが、クニツカヤが背中をつかせ頭を抜く。足関節狙いから立ち上がったストレアレンコはここでもケージに押し込まれてしまい残り1分に。そのままヒザや細かいパンチの応酬が続き、最後に離れたクニツカヤが連打を見せて初回は終わった。

2R、ストレアレンコの後ろ回り蹴りをキャッチしたクニツカヤがスラムし、立ったままでボディを蹴っていく。クニツカヤは立ちあがったストレアレンコに再びクリンチ、ケージに押しつける。ボディにヒザを入れ、パンチを打っていくクニツカヤが左のパンチを続け、ストレアレンコのビクトル投げ狙いをすかす。座った状態のストレアレンコにパンチを入れたクニツカヤが、スタンドに戻ってきたところでケージへ。

ウィザーのストレアレンコにパンチを連打し、ヒザを続けるクニツカヤ。ストレアレンコの表情が苦痛で歪む。金網を背負い、ダーティーボクシング、ヒザ蹴りを受け続けたストレアレンコはジャンピンガードにもエルボーを顔面に落とされる。腰を切って腕十字を狙ったストレアレンコは、金網に邪魔されながら肩抜き後転へ。ケージにつまり、クニツカヤを仰向けにすることができなかったストレアレンコは腕を抜かれてラウンド終了を迎えた。

最終回、クニツカヤが前蹴り。組みついていったストレアレンコは、ここもケージに押し込まれジャンピンガードも顔面にパンチを被弾する。そのままグラウンドに持ち込んだクニツカヤはラバーガードをケージに押し込んで潰す。頭が金網につまり、自由に動けないストレアレンコが、もう一度ラバーガードにトライするがオモにも三角にも移行できない。

ブレイクが命じられ、試合はスタンドでリスタートに。直後に組んで、ストレアレンコをケージに押し込むクニツカヤ。ヒザをボディに受け、ジャンピンガード以外逃れる術がないストレアレンコが、ボディと顔面にパンチを被弾する。結局、引き込んだストレアレンコに対し、クニツカヤは離れてパンチを打ち込む。ストレアレンコは立ち上がると、押し込まれる展開が続き、ようやく残り40秒でクニツカヤが離れる。必死にパンチを振るうストレアレンコは、足がついていかず最後も首相撲からエルボーをケージ際で受ける。リリースして、距離を取り直したクニツカヤはタイムアップ後に、金網にもたれマットに座り込んでしまったが、文句なしの判定勝ちを収めた。