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【LFA107】フィリップスのパンチに慣れたマッケンジーが猛攻仕掛け逆転判定勝ち

<ライト級/5分3R>
アーロン・マッケンジー(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ブランドン・フィリップス(米国)

ワンツーで右を当てたフィリップス。マッケンジーは左フックを振るう。フィリップスがジャブを伸ばし、ローや右ストレートを伸ばし序盤をリードする。さらにボディストレートを入れたフィリップスが、ローに右を合わせていく。フィリップスの打撃の圧の前に、組みが中途半端になったマッケンジーはボディ、ジャブを継続的に被弾する。

さらに右フックを当てたフィリップスは、身長差がマイナスに働きテイクダウンに入り辛そうだ。ならばとリーチ・アドバンテージを生かし、ロングフックを見せるがボクシングはフィリプスが上か。マッケンジーはダブルのジャブ、フィリップスは引き続きボディにストレートを入れ、ワンツーを見せる。ワンツーを返したマッケンジーは、ダブルレッグを切られた際にヒザを突き上げる。フィリップスもボディ中心、顔面に届くパンチが少なくなったラウンド終盤だった。

2R、初回でフィリップスのパンチに慣れたか、積極的にパンチで前に出るマッケンジーが右アッパーを打ち込む。後手に回るようになったフィリプスは、カーフを蹴られ左ボディを返す。ボディを殴られ、ダブルからヒザ蹴りを見せたマッケンジーが左フック、左エルボーを繰り出す。と、右オーバーハンドをフィリップスがヒットさせるが、マッケンジーが左フックをクリーンヒットさせる。

引き続きジャブ、左ボディを繰り出すフィリップスがボディから顔面とワンツーを決める。マッケンジーは前に出てワンツー、打ち合いのなかでテイクダウンを狙う。離れたフィリップスがボディフックを決める。序盤はマッケンジー、後半はフィリップスが攻勢だった。

最終回、頭を振ってパンチを繰り出すマッケンジーは、まだテイクダウンが出来ていない。とマッケンジーは右ミドルを入れ、フィリップスの動きが落ちる。それでもボディを返したフィリップスだが、ヒザを腹に受ける。押し返されたマッケンジーが尻もちをつくが、フィリップスが腹が効いているのか動けない。

直ぐに立ち上がったマッケンジーは、左右のフック、エルボー、ヒザ蹴りとフィリップスを圧倒する。縦ヒジ、右オーバーハンド、左フック、右アッパー、右ハイと猛攻を仕掛けるマッケンジーが、ダブルレッグでからシングルにスイッチし尻もちをつかせる。立ち上がったフィリップスは流血しており、左フックを打たれダブルレッグで倒される。ついに背中をマットにつけたフィリップスは、殴られながら立ち上がる。

ここで打ち合いに応じたフィリップスは、ダブルレッグでテイクダウンを取られクォーターマウントを許す。左腕を差して立ち上がったフィリップスに右ヒジ、右アッパー、ワンツーからヒザと猛攻を仕掛けるマッケンジーが、試合終了まで攻め続けた。

初回はフィリップス、2Rは微妙。3Rはマッケンジーで明白で10-8もありうる。2つを落としていても、ドローも考えられる状況のマッケンジーは結局、ジャッジ3者から29-28の支持を得てライト級王座挑戦を引き寄せた。


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LFA104 other MMA Report ドノヴァン・フリロー ブログ 堀内佑馬

【LFA104】不可解な一発減点から、ダウンを喫した堀内佑馬。腕十字でフリローを倒し日本人初LFA勝者に

<フライ級/5分3R>
堀内佑馬(日本)
Def.2R1分31秒by Verbal Tap Out
ドノヴァン・フリロー(米国)

ローを続ける堀内は、パンチを纏めてきたフリローにダブルレッグを決める。すぐにフリローが立ち上がると、ケージに詰めた堀内だが体を入れ替えられダブルレッグでテイクダウンと取られる。クローズガードでニンジャチョークを仕掛けた堀内が立ち上がる。フリローはそのままケージに詰めるヒザを放つ。回って離れた堀内はローから左ジャブ、左ハイを狙う。

ローを続ける堀内はフリローの粗いフックから前進に真っすぐ下がってしまう。フリローの投げを潰した堀内は、ケージ際でポジションを変えながら押し込み返して肩パンチを入れる。パンチの応酬から離れた堀内は、左ローから右を伸ばす。さらに前足でハイを見せる堀内が左インサイドローで前足を削っていく。テイクダウンでポイントを失ったかもしれないが、ローを効かせた堀内は悪くない初回だった。

2R、小刻みに動くフリローがスイッチを織り交ぜるが、堀内は前足にローを入れる。ステップイン&大振りのフックには、やはり真っすぐ上がってしまうが、逆にケージに押し込む。ここで堀内はグリップが金網を掴んでしまっており、即1Pを失ってしまう。唖然とした表情で試合再開に応じた堀内は、左フックを被弾してダウン!!

フリローは一気呵成にパウンドで追撃をかける。ここで堀内は腰を切って腕十字へ。右腕が伸びたフリローは堀内を跨いでいくが、腹ばいにされたところでレフェリーが試合をストップ。

フリローは声を挙げたようで、バーバルタップと見なされた。「I need Belt」と絶叫した堀内は、日の丸を高く掲げた。


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LFA104 other MMA Report トーマス・ピーターソン ブログ

【LFA104】3分33秒、アラシカブ・タイムでトーマス・ピーターソンがパウンドアウト勝利

<ヘビー級/5分3R>
トーマス・ピーターソン(米国)
Def.1R3分33秒by TKO
オデル・パンティン(米国)

跳び蹴りから突進したパンティンに対し、ピーターソンはボディロックテイクダウンを決める。アップキックを捌くピーターソンに対し、パンティンはハイガードへ。体重を掛けて潰すピーターソンは、下からパンティンの鉄槌を被弾する。グローズドの中でパンチを落としたピーターソンが立ち上がり、足を捌いて一気にパスを決める。

と、強烈な勢いでエルボーを落とされたパンティンが顔をしかめる。必死にフレイムを作るパンティンだが、そこをアメリカーナに捕えられる。ここも防いだパンティンだったが、エルボーを集中され、背中を向けるとパンチを連打したピーターソンがTKO勝ちを決めた。


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LFA104 other MMA Report シドニー・トリーヨ ブログ メリッサ・オデッサ・パーカー

【LFA104】BOX王者パーカーがトリーヨにまさかの判定負けも、両者デビュー戦とは思えぬレベルの高さ

<女子ストロー級/5分3R>
シドニー・トリーヨ(米国)
Def.2-1:30-27.29-28.28-29
メリッサ・パーカー(米国)

サウスポーのパーカーが前に出てワンツーを入れ、トリーヨも右フックを当てて組みつく。体を入れ替えてエルボーを入れたパーカーが離れ、クリンチにヒザを狙う。距離を取り直したトリーヨがダブルレッグも、ケージを背にして耐えたパーカーは、トリーヨの左ハイ後に左フックを当てる。

ボクシング北米王者に対し、トリーヨは右フックから組んでいく。ここは両者、直ぐに離れトリーヨが左フックから右ハイ、距離を詰めたパーカーがワンツーを伸ばす。さらに右から左を当てたパーカーが圧力で上回るようになると、ローに右を合わせていく。蹴りを見てから左を当て、パンチでラッシュをかけたパーカーに対し、トリーヨもダブルレッグで組みつく。クリンチでエルボーを当てたトリーヨがケージにパーカーを押し込んだ形で初回が終わった。

2R、右リードフックのパーカーがワンツーを当て、パンチを纏める。下がったトリーヨは左フックを被弾し、再び間合を外す。パーカーは構わず距離を詰め、トリーヨのリードフックを見切って左フック、ストレートを打ち込む。パンチから左ハイを見せたパーカーは、トリーヨのダブルレッグを切る。トリーヨも果敢に左フックを当てたが、単発だ。

右ジャブから左ストレート、距離が詰まるとヒザ蹴りとMMAを見せるパーカー。組みへの警戒心が解けたか、直後にトリーヨがダブルレッグを決めてサイドで抑える。右を差して立ち上がったパーカーの頭を抱えてヒザを突き上げたトリーヨは、頭を抜かれてもケージを背負ってヒザを入れる。離れたパーカーは残り10秒で左右のパンチでラッシュを掛けたが、ここでトリーヨが2度目のダブルレッグを決めてラウンド終了へ。デビュー戦とは思えない両者の高度なMMAは最終回へ。

3R、右リードフックから左ストレートを入れたパーカー。トリーヨのローに右、さらに左フックを振るう。目の下を腫らしても気持ちが折れることなく、トリーヨが前に出る。それでも左の勢いで下がらせたパーカーは、ダブルレッグを切って離れる。トリーヨは下がりながら蹴りを繰り出すが、パーカーは圧を掛けて左右のパンチを放つ。ワンツー、右ストレートを当てたパーカーが、嫌がったトリーヨのダブルレッグもケージを背負って耐える。

パーカーがこのまま時間を使ったが、残り20秒でトリーヨが根性のテイクダウンを決める。それでもパーカーは立ち上がって逆にテイクダウンを決め、最後はトップから鉄槌を落としにタイムアップに。

圧力を掛けて、パンチの有効打も多かったパーカーだが、何とジャッジは2-1でトリーヨを支持。それだけテイクダウンを決めたことが優位に働いたのか──それでも30-27でトリーヨは解せない。とはいえ、共にプロMMAデビュー戦とは思えないパフォーマンスを見せた両者、これからが気になるグッドファイトだった。判定勝ちにトリーヨはコーナーのバオ・クァーチと喜びを分かち合った。


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LFA104 News other MMA アーロン・マッケンジー トーマス・ピーターソン ドノヴァン・フリロー ブログ メリッサ・オデッサ・パーカー 堀内佑馬

【LFA104】計量終了 堀内佑馬、必勝のFO。ラバトJr愛弟子マッケンジー&女子BOX王者オデッサも注目

【写真】凄まじく必勝感が漂ってくる堀内 (C)LFA

15日(木・現地時間)、16日(金・同)にオクラホマ州ショーニーのグランドカジノ・ホテル&リゾートで開催されるLFA104「Mckenzie vs Phillips」の計量が行われた。

フライ級に戻しLFA日本人初勝利を目指す堀内佑馬、対戦相手のドノヴァン・フリローともに計量をパス。堀内は日の丸の闘魂鉢巻、同じく寄せ書きされた日の丸を羽織って計量の臨み、フリローと向かい合った。


今大会のメインはライト級3回戦で、9勝2敗1分のアーロン・マッケンジーと、8勝3敗のブランドン・フィリップスが相対する。

気になるのはマッケンジーだ。

元Bellator世界ミドル級と黒帯ムンジアル覇者=ラファエル・ロバトJrの愛弟子のマッケンジーは師匠譲りのオールドスクール柔術とMMAを合致させた総合柔術家。

絞め、腕関節、そしてパウンドアウト──下になれば三角と、MMAを退いたロバトJrを思い起こさせるファイトで。ニック・ブラウンの持つライト級王座挑戦権を獲得したい。

明日の試合でキャリア4戦目となるトーマス・ピーターソンも興味深いルーキーといえる。

ヘビー級としては183センチと上背はなく、どっしりした体形ながらKO勝ちができる。ピーターソンはNCJAA(全米短期大学体育協会)レスリングを制しており、オーソの構えから、前手で組みを意識させて、当てる左ストレートは威力十分。ここまで3試合連続TKO勝ち中だ。

またプレリミではWBCの下部組織NABF(北米ボクシング連盟)女子バンタム級チャンピン=メリッサ・オデッサ・パーカーが、MMAデビュー戦を迎える。

右でも倒せるサウスポーのオデッサに対するは、アマ3勝1敗のシドニー・トリーヨという美形のファイター。共にデビュー戦のプレリミながら要注目の1戦──というよりも、要注目のオデッサだ。

■視聴方法(予定)
4月17 日(土・日本時間)、
午前10時00分~UFC Fight Pass

■ LFA104計量結果

<ライト級/5分3R>
アーロン・マッケンジー: 156ポンド(70.76キロ)
ブランドン・フィリップス: 155.2ポンド(70.39キロ)

<フライ級/5分3R>
ドノヴァン・フリロー: 126ポンド(57.15キロ)
堀内佑馬: 124.4ポンド(56.42キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジュリアン・ルブロン: 184.4ポンド(83.64キロ)
ジョエル・バウマン: 185ポンド(83.91キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・レイフォード: 170.2ポンド(77.2キロ)
クリス・ブラウン: 171ポンド(77.56キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
ティモシー・ティーブス: 149.8ポンド(67.94キロ)
ハビエル・ガルシア: 150ポンド(68.03 キロ)

<ヘビー級/5分3R>
トーマス・ピーターソン: 253.2ポンド(114.84キロ)
オデル・パンティン: 249ポンド(112.95キロ)

<ミドル級/5分3R>
オビンワ・イケブンナ: 185ポンド(83.91キロ)
ローランド・ダンラップ: 184ポンド(83.46キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
シドニー・トリーヨ: 115.4ポンド(52.34キロ)
メリッサ・オデッサ・パーカー: 114.8ポンド(52.07キロ)

<フェザー級/5分3R>
トリスティ・カマカ: 146ポンド(66.22キロ)
ガナー・コロナド: 145.2ポンド(65.86キロ)

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Interview LFA104 other MMA ドノヴァン・フリロー ブログ 堀内佑馬

【LFA104】「この試合に勝って、田中路教選手が出る大会でフライ級王座に挑戦する!」堀内佑馬─02─

【写真】1年3カ月振りの実戦。フライ級に戻し、LFA3連戦の第1弾のコ・メインで堀内佑馬が戦う (C)LFA

16日(金・現地時間)にオクラホマ州ショーニーのグランドカジノ・ホテル&リゾートで開催されるLFA104「Mckenzie vs Phillips」で、ドノヴァン・フリローと対戦する堀内佑馬インタビュー後編。

急遽カーロス・キャンデラリオから対戦相手が代わった堀内だが、その一報を知る以前に今回の試合についてどのように捉えていたか。

対戦相手が代わろうが、彼がここですべきことは何も変わらない。日本人初のLFA勝者となり、UFCへの道を切り開こうとするYoung Gun in CAの声をお伝えしよう。

<堀内佑馬インタビューPart.01はコチラから>


──田中路教選手がLFA参戦に向け、サクラメント入りをしました。田中選手の選択は日本にいると、異質感が際立っています。

「僕も日本に戻っている時には『朝倉兄弟に勝てる?』とか聞かれていました。やっぱりUFCを見ていないんだなって。僕はLFAの方が日本より少しレベルが高いと思っているし、ここで勝ってこれから強い選手と戦っていくつもりです。そうですね、俺の方がレベルは高いぞっていうのを見せたいです。

RIZINはRIZINで出ている日本人選手の面子は凄いですし、好きで見ています。でも、あの人達に勝てないのかって言われると『俺はやれるぞ』と思っています。それを堂々と言えるようになるためにも、LFAで勝っていく必要があります。

僕は海外でMMAができる環境に誇りを持っています。それは田中選手も同じだと思うんです」

──2人目の日本人に対して、負けるかという気持ちは?

「正直な話、ここ2試合はバンタム級で戦っていたので、田中さんが契約した時は、試合ができればオイシイなって思っていました。でもフライ級に戻したので、今は田中さんが勝つ前に俺がLFAで初めて勝つ日本人になろうという気持ちです。

田中さんはバンタム級で堀口さんと並ぶ日本のトップだと思っています。だから、田中さんが来る前にLFA初勝利を挙げた日本人という記録に残ることをしたいです(笑)。

あと田中さんが試合をするときはABEMAが中継すると聞いたので、その大会で僕がフライ級王座に挑戦して、チャンピオンになって話題を持っていっちゃいたいとか考えます(笑)」

──アハハハ。良い考え方です。

「ABEMAで中継があるということは、LFAからすれば日本人が必要になるだろうし。だからこそ、この試合で勝って僕がアピールすることで、それが現実になるかもしれない。色々な意味で、今回の試合は大切になってきます。

UFCファイトパスだと、本当に身近な人間は視てくれますけど、契約していない人は視られない。でもABEMAなら日本の誰もが視ることができる。田中さん目当てでABEMAを視聴した人にも『誰だ? このタイトルマッチに出ている日本人は?』って知ってもらえます」

──そこは冗談でなく、エド・ソアレス代表やマッチメイカーのマーク・ビエリと交渉すべきだと思います。ともあれ、この試合ですが大切になってくるのは。

「ハイ。水曜日の朝に出て、デンバーかタルサ経由で開催地のショーニーというオクラホマ州の街に行くのですが、飛行機を使って試合に出るって初めてなんです!!

今はLFAもセコンドは1人なんです。オーヤマ・コーチと一緒に行って、着いたらすぐにPCR検査をして翌朝には結果が出るという感じです」

──オーヤマ・コーチはセコンドで出ずっぱりで、ジムで指導できていないのではないですか(笑)。

「そうですね(笑)。先週末もCombate Globalに出た選手のセコンドのためにマイアミに行って、その大会は毎日PCR検査があったと言っていました。

こういう状況で試合ができることに感謝です。試合に向かえることにワクワクしていますし、ここを乗り越えることで自分に自信を持てるようになる。

やっとUFCが、少しですけど見えてきたというのもありますし、LFAのベルトを狙う位置にもいける。僕がもっとデカくなるために必要な試合だと思います。

今回の試合結果、内容によってはコンテンダーシリーズから声が掛かるかもしれないし。だからこそ、良い勝ち方をしないといけない。勝っても負けても良い試合ではなくて、米国では勝つのは当然で、勝ち方が問われてくるので。評価は勝ち負け以上に、フィニッシュ力でされます」

──日本人選手が米国、ブラジル勢を相手にフィニッシュを念頭に置いて戦う。それは大変なことですが、堀内選手が選んだ道ということですね。

「この試合は、ここまでやってきたことの集大成だと思っています。日本での僕しか知らない人は、僕のことはストライカーだと思っているはずです。でも去年の1月でも、少しレスリングを見せることができた。

あれから1年経った僕……UFCに行くために練習してきたことを試合に出せると『アイツ、オールラウンダーになっているな』という風に見られるんじゃないかと。堀内佑馬はUFCに行けるんじゃないか、そう思ってもらえる試合をします。

それとLFAが日本でもっと注目してもらえるよう頑張りますっ!!」

■視聴方法(予定)
4月17 日(土・日本時間)、
午前10時00分~UFC Fight Pass

■LFA104対戦カード

<ライト級/5分3R>
アーロン・マッケンジー(米国)
ブランドン・フィリップス(米国)

<フライ級/5分3R>
ドノヴァン・フリロー(米国)
堀内佑馬(日本)

<ミドル級/5分3R>
ジュリアン・ルブロン(カナダ)
ジョエル・バウマン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・レイフォード(米国)
クリス・ブラウン(米国)

<150ポンド契約/5分3R>
ティモシー・ティーブス(米国)
ハビエル・ガルシア(米国)

<ヘビー級/5分3R>
トーマス・ピーターソン(米国)
オデル・パンティン(米国)

<ミドル級/5分3R>
オビンワ・イケブンナ(米国)
ローランド・ダンラップ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
シドニー・トリーヨ(米国)
メリッサ・パーカー(米国)

<フェザー級/5分3R>
トリスティ・カマカ(米国)
ガナー・コロナド(米国)

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Interview LFA104 other MMA カーロス・キャンデラリオ ドノヴァン・フリロー ブログ 堀内佑馬

【LFA104】ドノヴァン・フリローと対戦、堀内佑馬─01─「少しずつ上手くできるようになっている」

【写真】今週末、LFAで戦う堀内佑馬。フライ級に下げ、飛躍を誓う (C)MMAPLANET

16日(金・現地時間)にオクラホマ州ショーニーのグランドカジノ・ホテル&リゾートで開催されるLFA104「Mckenzie vs Phillips」に堀内佑馬が出場する。

12日(月・現地時間)の時点ではコンテンダーシリーズでホナウド・カンジド戦を含めキャリア7勝0敗のカーロス・キャンデラリオと対戦予定だったが、その数時間後にドノヴァン・フリローに相手が代わってしまった。

コンテンダーシリーズで現UFCファイターのリッキー・シモン、WSOFでは現ACAバンタム級王者マゴメド・ビブラトフらとの対戦経験もあるフリローもまた堀内にとってキャリア最強の相手といっても良いだろう。

急な対戦相手の変更にも、「キャンデラリオと同じようにコンテンダーシリーズに出ている選手ですし、モチベーションが下がることは一切ないです。しっかりと勝って、上にいきたいです」と言い切った堀内。

キャンデラリオと戦うつもりだった時点で行ったインタビューであるが──今回の試合、そして米国での現状と、LFAからUFCを目指す気持ちに一片の揺るぎもない──堀内、単身渡米から5年目を迎える23歳の言葉を紹介したい。


──いよいよLFAでの2戦目が今週末に迫ってきました。一度はコロナ・パンデミックにより帰国を余儀なくされた堀内選手ですが、再び渡米し米国の様子は変化していますか。

「そうですね、10月にアーバインに戻ってきて……今は特にワクチン接種も始まっているので、普通の生活に戻ってきている雰囲気はあります。一応、マスクはしているのですが、ソーシャルディスタンスを保つとかはなくなってきていますし。

ジムも一般の人も練習に戻ってきています。陽性になったチームメイトもいて、でも無症状だったり軽症だったから去年の今頃のような恐怖感は持っていないという感じです。結果、僕もしっかりと練習はできています。練習前に熱を測って、消毒は絶対なのはコロナ前とは違いますけど」

──日常が戻っているということですね。

「そうですね、色々なクラスも再開されていますし。僕自身もチーム・オーヤマ以外の出稽古もできています」

──おお、そうなのですか。出稽古はどこで?

「ジヴァ・サンタナのワン柔術ですね。ワン柔術に来ている選手は、組み技が本当に強いです」

(C)DAVE MANDEL

──コンバット柔術バンタム級世界王リチャード・アラルコンもワン柔術所属ですね。

「レッドですね。レッドは以前、チーム・オーヤマで練習していたようでISAOさんや(佐藤)将光さんがオーヤマに来た時に一緒にやっていたみたいです。将光さんも日本でお会いした時とか『レットとやっている?』って尋ねられました。それぐらい印象に残る強い選手で、今もちょっとスバ抜けています」

──ジヴァはアーム・コレクターの異名をとって腕十字をMMAでも取りまくっていたのですが、チーム・オーヤマで指導している時に来日した際、オーヤマ・コーチと一緒にファイト&ライフでパウンドの打ち方という技術モノをしてもらったことがあります。

「そうなんですか!! ジヴァさんのテクニックとか、間近で見ることができて本当に良い経験になっています。ドリルとかで技をかけてもらうと、指に道着ダコみたいなモノができていて……只者じゃないですね」

──競技柔術も当然長けているのですが、彼ら世代らしいというかヴァーリトゥードを想定した柔術を身につけている。ジヴァにはそんな印象があります。

「猪木✖アリ状態で、ガードを越えてパスして抑える。そこからパウンドというドリルもあります!! ジヴァさんはMMAの動きを柔術に落とし込んだモノを教えてくれます」

──オールドスクール柔術の良さですね。

「僕は逆に新しいと思いました」

──おお、なるほど。完全に一周回っていますね。素晴らしいです。

「アレックス・ペレスもずっとワン柔術でジヴァさんの指導を受け続けていて。試合が決まってから、紹介してもらって通わさせてもらうようになったんです」

──アレックスはUFCフライ級王座挑戦こそ残念な結果に終わりましたが、彼と一緒に練習することは本当に良い環境ですね。

「そうですねぇ、良い練習ができています。今回の試合前もアレックス、ルイス・スモルカ、UFCウェルター級のクリスチャン・アギラーなんかとやってきました。

マルロン・ヴェラもオーヤマやワン柔術でたまに一緒にやります。試合前になるとリッキー・シモンもオレゴンからやってきますしね。リッキーとも3週間ぐらい、しっかりと練習してきました」

──いやぁ、本当に素晴らしいUFCファイターに囲まれています。

「彼ら以外にもレスリングが強い選手とかいて。レスリングも打撃も、寝技もついていけるようになっているので、少しずつ上手くできるようになっている──と思うようにしています!!」

──今回の相手カーロス・キャンデラリオはコンテンダーズ・シリーズでノヴァウニオン所属の修斗南米王者に勝っています。キャリア最強の相手かと(※インタビューの翌日にキャンデラリオの欠場が決まり、ドノヴァン・フリローと対戦が決まった)。

「強いと思います。でもコンテンダーシリーズやUFCを経験している選手と戦えるのが、初めてなので凄く楽しみです。僕はUFCで戦いたくてMMAを続けているので、UFCにアピールできる相手と戦うことはオイシイです。絶対に落とせないですけど。

キャンデラリオは打撃は強いですけど、テイクダウンや寝技には穴があるかと思います。サウスポーだし、一応の対策はしましたけど、ケージのなかに入って自分のフィーリングで戦おうと思います」

──昨年1月のLFA初戦、レアンドロ・ゴミス戦は勝っていてもおかしくない僅差の判定負けでした。

「前の試合に関しては、ホントに悔しかったです。ここで頑張らないといけないっていう時に行けなかった。コーチやチームメイトからも『相手も疲れているし、最後に行けば倒せたのに行かなかったんだ』と注意されました。

今回は攻め時に何があろうが攻める。アグレッシブに戦いたいと思います」

──コ・メインです。

「それを聞いた時は、凄く嬉しかったです(笑)。ここで勝って、ベルトに挑戦するか──大きなチャンスをモノにしたいです」

──LFAはコロナの影響から活動を再開した直後に集結した強烈なメンバーがUFC、Bellatorへとステップアップを果たし、少し落ち着いた感もあります。

「そうですね。僕もフライ級に階級を下げたのですが、前王者のジミー・フリックスに比べると、現王者のヴィクター・アルタミラノは一枚落ちるかと思います。

正直、『アレがチャンピオンか』って回りも言っています。あのチャンピオンより、次の対戦相手の方が強いと思います。だから、めっちゃ良い勝ち方をしてアピールしたいですね」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
4月17 日(土・日本時間)、
午前10時00分~UFC Fight Pass

■LFA104対戦カード

<ライト級/5分3R>
アーロン・マッケンジー(米国)
ブランドン・フィリップス(米国)

<フライ級/5分3R>
ドノヴァン・フリロー(米国)
堀内佑馬(日本)

<ミドル級/5分3R>
ジュリアン・ルブロン(カナダ)
ジョエル・バウマン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・レイフォード(米国)
クリス・ブラウン(米国)

<150ポンド契約/5分3R>
ティモシー・ティーブス(米国)
ハビエル・ガルシア(米国)

<ヘビー級/5分3R>
トーマス・ピーターソン(米国)
オデル・パンティン(米国)

<ミドル級/5分3R>
オビンワ・イケブンナ(米国)
ローランド・ダンラップ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
シドニー・トリーヨ(米国)
メリッサ・パーカー(米国)

<フェザー級/5分3R>
トリスティ・カマカ(米国)
ガナー・コロナド(米国)

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