カテゴリー
UFC Result UFN ESPN+32 UFN174 クリス・ワイドマン ダレン・スチュアート デリック・ルイス ブログ

【UFN174】試合結果 オレイニクをパウンドアウト、デリック・ルイスがヘビー級最多『11』KO勝ち

【写真】ここぞ──という時のルイスのスピードと破壊力は半端ない(C)Zuffa/UFC

8日(土・現地時間)、UFN174:UFN on ESPN+32「Lewis vs Oeinik」がネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催された。

メインのヘビー級戦で初回は通好みなグラップリングを披露したアレクセイ・オレイニクをデリック・ルイスが右フックからパウンドで2R早々に倒し、UFCヘビー級の歴史で最多となる11度目のKO勝ちとなった。

パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト=ダレン・スチュアート、ケビン・ホランド、アンドリュー・サンチェス、ジャスティン・ジェインズ

UFN174:UFN on ESPN+32「Lewis vs Oeinik」
<ヘビー級/5分5R>
○デリック・ルイス(米国)2R0分21秒
TKO
詳細はコチラ
×アレクセイ・オレイニク(ロシア)
<ミドル級/5分3R>
○クリス・ワイドマン(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×オマリ・アクメドフ(ロシア)
<ミドル級/5分3R>
○ダレン・スチュアート(英国)1R3分41秒
ギロチンチョーク
詳細はコチラ
×マキ・ピトロ(米国)
<女子バンタム級/5分3R>
○ヤナ・クニツカヤ(ロシア)3R
判定
詳細はコチラ
×ユリア・ストレアレンコ(リトアニア)
<158ポンド契約/5分3R>
○ベニール・ダリューシュ(米国)1R4分38秒
KO
詳細はコチラ
×スコット・ホルツマン(米国)
< 174.5ポンド契約/5分3R>
○ティム・ミーンズ(米国)3R
判定
×ロウレアノ・スタルポリ(アルゼンチン)
<ミドル級/5分3R>
○ケビン・ホランド(米国)3R0分32秒
KO
×ホアキン・バックリー(米国)
<ライト級/5分3R>
○ナスラ・ハクパレス(ドイツ)3R
判定
×アレックス・ムニョス(米国)
<ミドル級/5分3R>
○アンドリュー・サンチェス(米国)1R4分17秒
TKO
×ウェリントン・トゥルマン(ブラジル)
<フェザー級/5分3R>
○ギャヴィン・タッカー(カナダ)3R1分43秒
RNC
×ジャスティン・ジェインズ(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ユーゼフ・ザラル(米国)3R
判定
×ピーター・バレット(米国)
<バンタム級/5分3R>
○アーウィン・リヴェラ(メキシコ)3R
判定
×アリ・アル・カイシ(ヨルダン)
カテゴリー
Report UFC UFN ESPN+32 UFN174 オマリ・アクメドフ クリス・ワイドマン ブログ

【UFN174】2Rを失ったワイドマンが、3Rを圧倒しアクメドフからしっかりと判定を勝ち取る

<ミドル級/5分3R>
クリス・ワイドマン(米国)
Def.3-0:29-27.29-27.29-28
オマリ・アクメドフ(ロシア)

ワイドマンのシングルレッグを切ったアクメドフ、右にタイミングを合わせたワイドマンが組んでいくがテイクダウンは奪えない。3度のトライとなったシングルレッグでアクメドフをケージに押し込んだワイドマンだったが、胸を合わせた状態で押し返される。離れたワイドマンは左フックを当てるとアクメドフもボディフックを入れ、左フックから右を打っていく。

アクメドフはここでテイクダウンを狙い、がぶったワイドマンが離れる。直後のシングルレッグから軸足を払ったワイドマンがテイクダウンを決め、クレイドルもアクメドフが立ち上がる。そのアクメドフをケージに詰めシングルで尻もちをつかせ、腰を寄せて背中つかせたワイドマンがハーフで抑える。枕で圧を掛け、足を抜きに行ったワイドマンだが残り時間が少なくなるとエルボーに切り替えた。

2R、ワイドマンの前蹴りにワンツーを放ったアクメドフが、左を当てると組みついてテイクダウンを決める。スクランブルでバックから殴るアクメドフは、再びシングルへ。自ら離れたアクメドフがシングルレッグで姿勢を乱したが、ボディフックを打ち込む。続くテイクダウン狙いを切ったワイドマンのシングルをアクメドフも防ぐ。ワイドマンはすぐにダブルレッグを仕掛け、ケージ際でシングルにスイッチもアクメドフも倒れない。

左右のフックから左ジャブを当て、シングルを切るアクメドフは左ボディからヒザ蹴り、左ジャブを差して、左ボディフック、そしてダブルレッグを決める。ハーフから潜ろうとしたワイドマンは、立ち上がったアクメドフを蹴り上げる。寝技に固執せずスタンドに戻ったアクメドフが左ボディフック、さらに左ジャブを当てる。蹴り足を掴まれ倒れたワイドマンは、立ち上がりながらもパンチを受けシングルレッグで倒される。これほど簡単に倒される姿は珍しいワイドマン、スタミナの消耗を考えてテイクダウン防御をしないような戦い方でラウンドを失った。

最終回開始直後に左フックを被弾したワイドマンはシングルからクリンチ、ヒザを受けて離れる。直後にダブルレッグで尻もちをつかせスクランブルでバックに回ると、足を払って崩し、ワンフックで背中に乗る。フックしたのと逆の方の足をとり、バナナスプリットで出たワイドマンは、もう一度背中に回り両足をフックする。

上を向いたアクメドフはマウントを許し、肩固めを仕掛けられるもワイドマンは自ら技を解く。アクメドフはここが動きどころだが、息を整え終わったワイドマンがパンチを落とす。腰を押しに行ったアクメドフは、顔面ががら空きになったところでエルボーを被弾し背中を見せる。すぐに上を向きなしたアクメドフに対し、マウントを続けるワイドマンは再び肩固めを狙いつつ抑え込みを続ける。極めより抑えを重視するワイドマンは、リリースしてエルボーの連打へ。亀になったアクメドフに後方からパンチを入れて勝利を決定的とした3Rを戦い抜き、判定勝ちした。


カテゴリー
Report UFC UFN ESPN+32 UFN174 アレクセイ・オレイニク デリック・ルイス ブログ

【UFN174】通好みの寝技を駆使したオレイニクだが、ルイスの右フックからのパウンドに敗れる

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国)
Def.2R0分21秒by TKO
アレクセイ・オレイニク(ロシア)

開始直後に左ハイを蹴ったルイスは、フックの交換から組みついてオレイニクをケージに押し込む。左を差し返したオレイニクは体を入れ変えようと試みるが、ルイスが小手を決めて投げる。亀で殴られたオレイニクはガードを取り、マウントを許しそうになりながら潜ってハーフガードに。ここから右腕を差して立ち上がり、足を払ってリバーサルを決めたアクメトフはサイドで抑える。

スカーフホールドのオレイニクは、頭を抜いたルイスに下からシングルかけ、ここも右腕差してハーフからスイープに成功する。再びスカーフホールドに出たオレイニクだが、首を極めることができずサイドに戻るとボディにエルボーを落とす。さらにアメリカーナを狙うが、タイムに。オレイニクが重厚な寝技でラウンドを取った。

2R、スイッチの左の跳びヒザから右フックでダウンを奪ったルイスは、シングルに来るオレイニクにパンチを続ける。頭が揺れ、体から力が抜けたオレイニクを見てレフェリーが試合を止めた。ルイスはUFCヘビー級新記録となった11回目のKO勝ちを記録した。


カテゴリー
Report UFC UFN ESPN+32 UFN174 ダレン・スチュアート ブログ マキ・ピトロ

【UFN174】亡き友のために試合を受けたダレン・スチュアート、ギロチンでピトロに一本勝ち

<ミドル級/5分3R>
ダレン・スチュアート(英国)
Def.1R3分41秒by ギロチンチョーク
マキ・ピトロ(米国)

左右に回るピトロが前に出ると、スチュアートが左右のフック。ピトロはヒザを見せて離れると、右に回る。スチュアートは右ロー、左ジャブを見せて追いかける。左から右ロングを伸ばすスチュアートに対し、ピトロが足を止めフックを振るっていく。ここで組まれたピトロは、離れて左を当てる。さらに左ローから右フックをヒットさせると、ワンツーで距離を詰めるようになる。それでも右回り基調は変わらないピトロが、パンチから右ミドルというコンビネーションを見せ、左を当てる。

残り1分50秒で組んだスチュアートがケージにスチュアートを押し込む。シングルでテイクダウンに出たピトロをスチュアートがギロチンで迎え撃つ。ハイエルボーギロチンからRNグリップに組み替えたところで、ピトロがタップした。

スチュアートは7月11日に刺殺された練習仲間ジェロー・シェパードのTシャツを掲げ「アイ・ラブ・ジェロー」という言葉を繰り返し、インタビュースペースでは「色々と想うところのある試合だよ。ショートノーティスで99キロあったけど、試合を受けた。試合を受けたのは、もっとも大切な友人のことがあったからだ。彼は誕生日に刺殺された。俺は泣きたくない、今も怒りしかないんだ。誰かを傷つけても戦って勝つよ。試合だから。それがファイトの一部だし。テイクダウンディフェンスはずっと練習してきたんだ。この1年はどうなってるんだ……家族に会いたい」と話した。


カテゴリー
Report UFC UFN174 ブログ ヤナ・クニツカヤ ユリア・ストレアレンコ

【UFN174】壁MMA。ストレアレンコをクリンチで押し込み、ダーティーボクシングでクニツカヤが勝利

<女子バンタム級/5分3R>
ヤナ・クニツカヤ(ロシア)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
ユリア・ストレアレンコ(リトアニア)

クニツカヤの左ジャブをダックして、右フックを放っていったストレアレンコだが、組まれてケージに押し込まれる。右を差し返し、体を入れ替えたストレアレンコはヒザ蹴りをボディに受けて再び押し込まれる。ダブルアンダーフックからヒザ蹴りを続けるクニツカヤに対し、ストレアレンコはジャンピングニー&ギロチンを試みるが、すぐに自ら着地する。

クニツカヤは左エルボーを入れると、ストレアレンコは鼻血が見られるように。再びジャンピンガードからギロチンを狙うストレアレンコだが、クニツカヤが背中をつかせ頭を抜く。足関節狙いから立ち上がったストレアレンコはここでもケージに押し込まれてしまい残り1分に。そのままヒザや細かいパンチの応酬が続き、最後に離れたクニツカヤが連打を見せて初回は終わった。

2R、ストレアレンコの後ろ回り蹴りをキャッチしたクニツカヤがスラムし、立ったままでボディを蹴っていく。クニツカヤは立ちあがったストレアレンコに再びクリンチ、ケージに押しつける。ボディにヒザを入れ、パンチを打っていくクニツカヤが左のパンチを続け、ストレアレンコのビクトル投げ狙いをすかす。座った状態のストレアレンコにパンチを入れたクニツカヤが、スタンドに戻ってきたところでケージへ。

ウィザーのストレアレンコにパンチを連打し、ヒザを続けるクニツカヤ。ストレアレンコの表情が苦痛で歪む。金網を背負い、ダーティーボクシング、ヒザ蹴りを受け続けたストレアレンコはジャンピンガードにもエルボーを顔面に落とされる。腰を切って腕十字を狙ったストレアレンコは、金網に邪魔されながら肩抜き後転へ。ケージにつまり、クニツカヤを仰向けにすることができなかったストレアレンコは腕を抜かれてラウンド終了を迎えた。

最終回、クニツカヤが前蹴り。組みついていったストレアレンコは、ここもケージに押し込まれジャンピンガードも顔面にパンチを被弾する。そのままグラウンドに持ち込んだクニツカヤはラバーガードをケージに押し込んで潰す。頭が金網につまり、自由に動けないストレアレンコが、もう一度ラバーガードにトライするがオモにも三角にも移行できない。

ブレイクが命じられ、試合はスタンドでリスタートに。直後に組んで、ストレアレンコをケージに押し込むクニツカヤ。ヒザをボディに受け、ジャンピンガード以外逃れる術がないストレアレンコが、ボディと顔面にパンチを被弾する。結局、引き込んだストレアレンコに対し、クニツカヤは離れてパンチを打ち込む。ストレアレンコは立ち上がると、押し込まれる展開が続き、ようやく残り40秒でクニツカヤが離れる。必死にパンチを振るうストレアレンコは、足がついていかず最後も首相撲からエルボーをケージ際で受ける。リリースして、距離を取り直したクニツカヤはタイムアップ後に、金網にもたれマットに座り込んでしまったが、文句なしの判定勝ちを収めた。


カテゴリー
Report UFC UFN174 スコット・ホルツマン ブログ ベニール・ダリューシュ

【UFN174】スピニングバックフィストでKO勝ちもダリューシュ、体重オーバーに神妙な面持ち

<158ポンド契約/5分3R>
ベニール・ダリューシュ(米国)
Def.1R4分38秒by KO
スコット・ホルツマン(米国)

体重オーバーのダリューシュが左ミドルを蹴る。続く接触でホルツマンの親指がダリューシュの左目に入り試合が中断する。再開後、左ヒザを突き上げて距離を詰めたダリューシュがシングルからハイクロッチへ。右腕を差してホルツマンをケージに押し込んでいく。体を入れ替えて離れたホルツマンに対し、ダリューシュは首相撲から左ヒザを顔面に蹴り上げる。動きが止まったホルツマンにもう一発ヒザを入れ、パンチに切り替えたダリューシュはテイクダウンを切ってバックに回る。ホルツマンは胸を合わせて危機を乗り切ろうとするが、ダリューシュは首相撲からヒザ、エルボーを狙う。離れたホルツマンは流血に見舞われながらショート飲みフックを打つ。ダリューシュは左ストレートを入れ、左フックから右、そのまま左右のパンチを打ち続ける。

それでもケージ際から逃れたホルツマンだったが、右フックに左のスピニングバックフィストを合わされる。前腕でホルツマンの顔面を打ち抜いたダリューシュがKO勝ちを決めた。

「こういうことってたまにあるけど、全く覚えていないんだよ。例え僕は勝てても体重を落とせなかったから。この試合が良い試合だったとしても、スコットのモノだ」と話した。


カテゴリー
News UFC UFN ESPN+32 UFN174 アレクセイ・オレイニク クリス・ワイドマン ティム・ミーンズ デリック・ルイス ブログ ホアキン・バックリー

【UFN174】計量終了 メインはルイスとヴェウドゥム破ったオレイニク。ワイドマンは生き残り戦

【写真】スタミナが鍵、特にオレニクはいかにつかれずグラウンドに持ち込むことができるか (C)Zuffa/UFC

7日(金・現地時間)、8日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN174:UFN on ESPN+32「Lewis vs Oeinik」の計量が行われている。

メインカード・オープニングのライト級でスコット・ホルツマンと戦うベニール・ダルーシュが3ポンドオーバー、プレリミ・メインでティム・ミーンズと対戦するロウレアノ・スタルポリは 4.5ポンドの超過となり、ともに20パーセントのファイトマネーの没収でキャッチ戦を戦うこととなった。


今大会のメインはヘビー級でデリック・ルイスが、5月にファブリシオ・ヴェルドゥムを破ったアレクセイ・オレイニクと戦い、セミでは連敗中のクリス・ワイドマンがライトヘビー級からミドル級に戻し、逆に5連勝中のオマリ・アクメドフと生き残りを賭けた厳しい試合が用意されている。

なおケビン・ホランドと対戦するホアキン・バックリーは、7月31日のLFAで勝利したばかり。8日間のインターバルでオクタゴン・デビューを迎えることとなった。またオープニングファイトではBrave CFからUFC初陣を向けるヨルダン人ファイターのアリ・アルカイシは、Titan FCバンタム級王者から2戦目の初勝利を目指すアーウィン・リヴェラと対戦。北米と中東&欧州フィーターショーからのUFCデビューが続く。

■UFN174対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス: 265 ポンド(120.2キロ)
アレクセイ・オレイニク: 227ポンド(102.96キロ)

<ミドル級/5分3R>
クリス・ワイドマン: 186ポンド(84.37キロ)
オマリ・アクメドフ: 185.75ポンド(84.25キロ)

<ミドル級/5分3R>
ダレン・スチュアート: 186ポンド(84.37キロ)
マキ・ピロト: 186ポンド(84.37キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ヤナ・クニスカヤ: 136ポンド(61.69キロ)
ユニア・ストレアレンコ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ライト級/5分3R>
ベニール・ダルーシュ: 158ポンド(71.66キロ)
スコット・ホルツマン: 156ポンド(70.76キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ティム・ミーンズ: 171ポンド(77.56キロ)
ロウレアノ・スタルポリ: 174.5ポンド(79.15キロ)

<ミドル級/5分3R>
ケビン・ホランド: 183.5ポンド(83.23キロ)
ホアキン・バックリー: 185ポンド(83.91キロ)

<ライト級/5分3R>
ナスラ・ハクパレス: 156ポンド(70.76キロ)
アレックス・ムニョス: 156ポンド(70.76キロ)

<ミドル級/5分3R>
アンドリュー・サンチェス: 185.5ポンド(84.14キロ)
ウェリントン・トゥルマン: 185.5ポンド(84.14キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジャスティン・ジェインズ: 146ポンド(66.22キロ)
ギャヴィン・タッカー: 146ポンド(66.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
ユーゼフ・ザラル: 146ポンド(66.22キロ)
ピーター・バレット: 145.5ポンド(66.0キロ)

<バンタム級/5分3R>
アリ・アルカイシ: 136ポンド(61.69キロ)
アーウィン・リヴェラ: 136ポンド(61.69キロ)