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Report UFC UFC255 アレックス・ペレス デイヴィソン・フィゲイレド ブログ

【UFC255】完璧なフィニッシュ・パターン!? フィゲイレドがギロチンでペレスに一本勝ち、王座を初防衛

<UFC世界フライ級選手権試合/5分5R>
デイヴィソン・フィゲイレド(ブラジル)
Def.1R1分15秒 byギロチン
アレックス・ペレス(米国)

開始早々、ペレスが右ミドルハイ。フィゲイレドはバックステップでかわし、中間距離から左ミドルを放つ。ペレスのパンチをかわしたフィゲイレドは、左ミドルを打ち込み、距離を詰める。スイッチするフィゲイレドに右ローを蹴りこむペレス。フィゲイレドの右をかわしてシングルで組み付いたペレスは、ケージ際で足を刈りに行くが、ここでフィゲイレドはカニ挟みからペレスの右足をキャッチする。ペレスは足を抜いてトップを奪いにいったものの、フィゲイレドがカウンターでギロチンを仕掛け、そのままタップを奪った。

今年7月に王座決定戦でジョセフ・ベナビデスを下して獲得した世界王座の初防衛に成功した。

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Report UFC UFC255 ジェニファー・マイア バレンチーナ・シェフチェンコ ブログ

【UFC255】王者シェフチェンコが打撃とテイクダウンで完全コントロール。マイアを判定で下し王座防衛

<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
バレンチーナ・シェフチェンコ(キルギス)
Def.3-0:49-46.49-46.49-46
ジェニファー・マイア(ブラジル)

サウスポーの王者シェフチェンコが右ローから右の前蹴り。マイアはガードを固めて距離を詰める。シェフチェンコはサイドキックから組み付いて、四つからテイクダウンに成功。マイアはシェフチェンコの両腕を抱え、フルガードの体勢を取る。マイアがシェフチェンコの首を抱えると、トップにいるシェフチェンコは空いた両腕でパンチとヒジを落とす。下からシェフチェンコの脳天に左ヒジを放つマイア。シェフチェンコは構わずトップからパンチを上下に散らす。マイアは4の字フックで完全にディフェンスへ回ってファーストラウンドを終えた。

2R、距離を詰めるマイアのボディへ、左サイドキックを見舞うシェフチェンコ。ケージに詰まりながら組んでテイクダウンを奪う。マイアも一瞬だけ背中を着けさせられながら、すぐに立ち上がり、今度は脇を差してシェフチェンコをケージに押し込む。シェフチェンコはケージから離れて首相撲からヒザ蹴り。これをかわしたマイアが再びシェフチェンコをケージに押し込む。

ケージを背にしながら、マイアの顔面に左ヒザを放つシェフチェンコ。さらにボディロックからグラウンドへ持ち込もうとしたが、マイアが踏ん張りトップを奪う。ハーフガードのシェフチェンコをケージに押し込むマイア。シェフチェンコはマイアの右腕を抑えて、パンチを出させない。ここでシェフチェンコは、ケージを蹴って体勢を入れ替えようとするも、マイアはトップをキープ。するとシェフチェンコが下から三角絞めを仕掛けたが、マイアはこれもディフェンス。ラウンド終了までトップをキープし続けた。

3R、体を揺らしながら近づくマイアの顔面に、左ストレートを当てていくシェフチェンコ。足を使いながらマイアの攻撃をかわし、右ジャブをヒットさせる。距離が近くなり、互いに組んだが相手をケージに押し込んだのはマイア。シェフチェンコは左のヒザ蹴りから、脇差しをといて離れる。距離ができると、シェフチェンコは蹴りを放つ。さらに左ストレートからバックに回り、ボディフックからマイアをテイクダウン。ハーフガードのマイアをしっかりと抑え込む。マイアはフックガードから上半身を起こして、そのまま立ち上がる。さらに両脇を差してシェフチェンコをケージに押し込むマイア。しかしラウンド終了間際にシェフチェンコがテイクダウンを奪った。

4R、開始早々、左ストレートを決めるシェフチェンコ。マイアは前に出るとローとジャブで捌く。左ストレートを放ち、続いて右フックを打ちながら相手の左に回るシェフチェンコ。これまでのラウンドよりも足を使い始めた。と思えば、左ストレートから組み付いてグラウンドに持ち込み、ケージ際でマイアを抑え込む。ハーフガードのマイアに右のこ拳を落とすシェフチェンコ。ディフェンス中心のマイアに、声を上げながら鉄槌と肩パンチ、体を反らして逃れようとしたマイアのバックを奪いかける。マイアは再びハーフガードに戻るが、シェフチェンコの抑え込みが強く、下から攻撃を返すことができない。

最終R、前に出るマイアの顔面に右ジャブをヒットさせるシェフチェンコ。マイアはダブルから相手をケージに押し込む。しかし体勢を入れ替えたシェフチェンコは、左ヒジを放ちながら離れる。距離ができると左ミドル、左ストレート、そしてサイドキックを打ち込むシェフチェンコ。連打でマイアをケージに押し込んでいくが、マイアもここで組み付き、シェフチェンコをケージに押し込む。シェフチェンコの右腕を巻き込みテイクダウンを狙ったマイアだが、シェフチェンコはディフェンスし、反対にグラウンドへ持ち込もうとする。

これを防いだマイア。両者ケージの中央に戻ると、シェフチェンコが右ジャブと左ストレートでマイアを近づけさせない。マイアは顔面から出血が見られる。組み付いてくるマイアを引きはがし、左ミドルと左ストレートでシェフチェンコがコントロール。顔面にパンチを集めるシェフチェンコ。残り10秒で左バックフィスト、マイアが組み付いてきても倒れることなく試合を終えた。

裁定は、2Rを落とした以外シェフチェンコの完勝。
パンチ、ミドル、そしてテイクダウンでコントロールしたシェフチェンコが4度目の王座防衛を果たした。

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Report UFC UFC255 ブログ ポール・クレイグ マウリシオ・ショーグン

【UFC255】マウリシオ・ショーグン、グラップリングMMAでクレイグのパウンドにタップアウト……負け

<ライトヘビー級/5分3R>
ポール・クレイグ(米国)
Def.2R3分36秒by Tap Out
マウリシオ・ショーグン(ブラジル)

クレイグが左ローから左ハイ、ショーグンは左ローを返す。左ミドルを蹴り、右前蹴りからスイッチして左ハイを繰り出したクレイグ。ワンツーで前に出たショーグンは組みに行くが、すぐに離れる。左ハイを見せた直後にダブルレッグでテイクダウンを決めたクレイグ、ショーグンは得意のハーフからスイープを狙う。ハーフ&シングルで起き上ったショーグンをがぶったクレイグがヒザを頭部に入れアナコンダへ。そのままバタフライスイープを決めたクレイグが、ハーフのショーグンにパンチを入れる。

小手を差された状態で立ち上がったショーグンだが、直後にテイクダウンからバックを譲る。クレイグのテイクダウン狙いを潰してトップを取ったショーグンは、ディープハーフからロックダウン&エレクトリックチェアーには反応して右足を引き寄せ上をキープする。ショーグンがパンチを落とし、クレイグがスイープを狙ったところで初回が終わった。

2R、クレイグが右の関節蹴りを見せ、左ジャブを当てる。ショーグンは左フックで前に出る。下がったクレイグは蹴りで前に出直すと、左ジャブを伸ばす。ショーグンは右オーバーハンドをヒットさせ、クレイグがシングルレッグへ。このままテイクダウンを決めバックに回る。

両足をフックされたショーグンは、胸を合わせてスクランブルから立ち上がる。クレイグはケージに押し込み、シングルに移行してテイクダウン&再びバックマウントへ。左のパンチを打たれたショーグンは、ここで背中が伸びてしまう。クレイグは左右のパンチ、頭を抱えたショーグンは──なんと、タップし試合は決した。


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Report UFC UFC255 ブランドン・モレノ ブランドン・ロイヴァル ブログ

【UFC255】目まぐるしい攻防のなかで、ロイヴァルが右肩を脱臼。攻めていたモレノがTKO勝ち

<フライ級/5分3R>
ブランドン・モレノ(メキシコ)
Def.1R4分59秒by TKO
ブランドン・ロイヴァル(米国)

サウスポーのロイヴァルが右ジャブから左の蹴りを繰り出す。その左ミドルに右を合わせたモレノはスイッチからの右ローにも右を狙う。左ミドルから左フックのロイヴァル、ここでモレノがダブルレッグを合わせる。ハーフからフルガードに戻したロイヴァルは蹴り上げからスタンドに戻る。

ローを蹴り合った両者、モレノの右をブロックするロイヴァルだが左を当てられる。右ヒザを返し、左前蹴りからスピニングバックエルボーを見せたロイヴァルに対し、バックを取ったモレノはワンフック&シートベルトに。トラックポジションではなく、バックチョークを狙うモレノはアゴの上からRNCクラッチ、結果的にツイスター的な極めになる。

クラッチを剥がしてピンチを脱したロイヴァルは、ワンフックの足を取りに行く仕草を見せる。反応してヒザを抜いたモレノ、ここでロイヴァルがフルガードに。足を取ってヒザ十字狙いも、上を取ったモレノが鉄槌の連打で猛攻を仕掛けレフェリーが試合をストップした。急に動きが止まったロイヴァルは右肩を脱臼していた模様で、直後にセコンドが肩を入れなおしたが残念な幕切れとなった。


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Report UFC UFC255 ジョーダン・ライト ブログ ホアキン・バックリー

【UFC255】左フックの威力で、ライトの蹴りを駆逐したバックリーが2R開始直後にKO勝ち

<ミドル級/5分3R>
ホアキン・バックリー(米国)
Def.2R0分18秒by KO
ジョーダン・ライト(米国)

蹴り足を取られてからのスピニングバックキックで、MMA史に残るKO勝ちをしたバックリーと、ビバリーヒルズ忍者の対戦。すぐに組んだバックリー、離れて左を伸ばす。ヒザで対応するライトに対し、バックリーは距離を取り直してすぐに組んでいく。ここも拘らず離れたバックリーが左右のフックで前に出る。ライトは右ミドルを入れ、組みにヒザを合わせる。そのままクリンチで押し込んだバックリーは離れ際にエルボーを狙う。

右ミドル、右ストレートのライト。ガードの上から右ハイを蹴り、バックリーが左を返す。バックリーは左を振り、ライトが右の蹴りからヒザをボディに突き上げる。腹を狙われたバックリーは左を当て、効いたライトに追撃の右フックでダウンを奪う。たまらずシングルに出たライト、ここで時間となった。

2R開始直後、距離を詰めて左を当てたバックリーが、ケージを背負ったライトのアゴを左フックで打ち抜き、右をテンプルに当て左フックを入れ勝利を決める。ライトは12戦目の初黒星を喫した。


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Report UFC UFC255 アリアネ・リプスキ アントニーナ・シェフチェンコ ブログ

【UFC255】デンジャラス・クイーンより危険なシェフチェンコ姉、アントニーナがリプスキを総合力でTKO

<女子フライ級/5分3R>
アントニーナ・シェフチェンコ(キルギス)
Def.2R4分33秒by TKO
アリアネ・リプスキ(ブラジル)

サウスポーのアントニーナが左ストレートを当てた直後に、リプスキが右フックを打ちこむ。もう一発リプスキが右を入れ、クリンチになるとアントニーナがケージに押し込む。押し返したリプスキが右腕を差しあげ、アントニーナが小手投げを狙う。同体で崩れ、胴体で起き上ると、アントニーナがケージに押し込む。体を入れ替えようとしたリプスキの首を固め、腰に乗せて投げたアントニーナに対しリプスキがバックを伺う。

リプスキは首に手を回すのが早すぎ、アントニーナが胸を合わせてトップへ。ケージに押し込み、背中に乗ってスクランブルを許さなかったアントニーナが初回をモノにした。

2R、ワンツーの左を当てたリプスキが、右をヒットする。アントニーナは首相撲から崩しにかかり、リプスキの内股を潰して上を取り切る。リプスキはディープハーフも切ったアントニーナがパンチを入れてパス、サイドで抑える。リプスキはエルボーを受けると、背中を見せてバックコントロールを許す。

アントニーナは左のパウンドを連続で落とし、巻き込みも許さずサイドバックをキープする。このままスナップでリプスキに背中をつけさせたアントニーナはサイドで抑え、エルボーを打ちつける。体を起こしてきたリプスキを潰し、バックを取ったアントニーナが声を挙げてパンチを連打すると、レフェリーが試合を止めた。


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Report UFC UFC255 ダニエル・ロドリゲス ニコラス・ダルビー ブログ

【UFC255】スイッチ&蹴りを散らしたダルビーが、ロドリゲスに左フックの距離を作らせず快勝

<ウェルター級/5分3R>
ニコラス・ダルビー(デンマーク)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ダニエル・ロドリゲス(米国)

サウスポーのロドリゲスに、左右のローを蹴るダルビー。続けて右ロー、左サイドキックとダルビーは蹴りを多用する。スイッチしたダルビーに左ローを入れたロドリゲスは、オーソに戻してきても右リードフックを繰り出す。そのフックにダルビーが右を合わせ、右ローを決める。さらに鋭い右ハイを見せたダルビーに対し、ロドリゲスが左フックを当てにいく。右リードに右ハイを繰り出したダルビーが、やや遠めの距離で蹴りを有効活用していく。

ロドリゲスはジャブからフックの距離に持ち込みたい。左ミドルを見せたロドリゲス、ダルビーがローを返す。距離を詰めて圧力を与えるようになった終盤、ロドリゲスの左の威力がダルビーの蹴りを上回るようになった。

2R、ダルビーが後ろ回し蹴りから、キックを散らす。距離を詰めたロドリゲスが組んで、ケージに押し込む。離れた直後に右フック、左ハイを見せたダルビーが今度は組んでいく。互いに自分の流れにしようという鍔迫り合いのなか、ダルビーの左ハイにロドリゲスがワンツーを打っていく。動きが多いのはダルビーだが、ダブルレッグにロドリゲスも反応する。さらに左ローで前足を蹴ったダルビーが、スイッチと蹴りを多用し自分の間合いで戦う。その流れで組んでハイクロッチ、左を差して耐えるロドリゲスという状況で2Rが終わった。

最終回、ローに左を合わせたロドリゲス。ダルビーは右ハイを見せ、ミドルを入れる。この右の蹴りで左の間合いを潰されるロドリゲスは、初回終盤のような圧力を掛けたいところだ。ダルビーはオーソで右ロー、サウスポーでダブルレッグのフェイクを見せ、リアクションファイトのロドリゲスのリズムを狂わせる。

組みを見せて左ハイ、左オーバーフック&クリンチとダルビーは上手く時間を使い、ロドリゲスは力を使って離れる。残り1分、ダルビーは右ハイ。ロドリゲスも右ジャブから左を振るう。カウンターで左を当てたロドリゲスだが、直後にテイクダウンを選択しダルビーに切られる。打撃勝負を最後に仕掛けることができなかったロドリゲス、それを許さない試合を15分間続けたダルビーに0-3で敗れた。


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Report UFC UFC255 サーシャ・パラトニコフ ブログ ルイス・コウシー

【UFC255】エンジェルズF王者のパラトニコフがコンテンダーシリーズ上がりのコウシーを逆転TKO

<ウェルター級/5分3R>
サーシャ・パラトニコフ(香港)
Def.3R2分47秒by TKO
ルイス・コウシー(米国)

コウシーが右ローを2度蹴り、パラトニコフが組みにいく。離れて右ミドルを狙ったパラトニコフは、コウシーの左フックにテイクダウンを合わせる。ギロチンから立ち上がったコウシーにパラトニコフが細かいパンチを纏めて離れる。パラトニコフの右ミドルをキャッチして殴ったコウシーは、前転して逃げようとしたところでバックへ。

後方から殴られる。前転してガードを取ろうとしたパラトニコフは止められ、亀でパンチを連続で受ける。立ち上がり足を止めての打ち合いも、コウシーが圧倒的に打ち勝つ。それでもパラトニコフは左ミドルから右を当て、前に出てくるコウシーにワンツー、右エルボーを打ち込む。

首相撲の攻防でヒザ、ヒジを入れたパラトニコフは跳びヒザに組んできたコウシーを潰し、ワキ腹にヒザ、続いてパンチを纏める。コウシーはスタミナを切らしており、攻撃に切れがなくなったが、頭を動かさないパラトニコフに右をガツンと当てていく。パラトニコフもケージにつめてヒザ蹴り、左ハイを狙う。さらにスピニングバックフィストを当て、パンチのラッシュへ。たまらずテイクダウンをコウシーが狙うが、スプロールしてパウンドを落としたパラトニコフが初回を逆転で取った。

2R、コウシーはすぐにダブルを見せるが遠く、パラトニコフが切ってパウンドを入れる。立ちあがったコウシーの左ローに右を合わせ、ワンツーを放つパラトニコフがスタミナでは完全に上回っている。ジャブを打ち合い、スイッチを交えるパラトニコフが右をヒット。続いてスピニングバックフィストを決めると、動きが落ちたコウシーにパンチを連打し、距離を取り直す。

コウシーのローが急所に入り、試合が中断。両者、ここで息を整えることがどこまでできるか。再開後、コウシーの前蹴りから前に出てパンチを連続で見せる。パラトニコフもヒザを入れたが、勢いを取り戻したのはコウシーだ。パラトニコフは左フックから組みつき、クリンチもレフェリーがブレイクを命じる。前に出るのはコウシー、組みに行ったパラトニコフは「ケージを掴むな」と注意を受ける。スピニングバックフィストからヒザを繰り出したパラトニコフだが、急所蹴りのブレイクから勢いはコウシーのラウンドとなった。

最終回、パラトニコフの左ジャブにダブルレッグを合わせたコウシーが、ケージに押し込んでいく。ケージ際の攻防でケージ掴みを注意されたパラトニコフ、次は減点となる。再開後、すぐにダブルレッグを見せたコウシーだが、続くシングルもしっかりとパラトニコフがスプロールする。コウシーが右を当て、首相撲では腹にヒザを入れ合うと、離れたパラトニコフがスピニングバックキックを決める。

コウシーはここもテイクダウン狙い、切ったパラトニコフの急所にヒザが入る。声を挙げて痛がるパラトニコフだが、心が折れてしまうか。2分を経てリスタートし、前に出るパラトニコフが前蹴り、ジャブを伸ばす。と、コウシーの左の打ち終わりに飛び込んで右ストレートを打ち抜く。

コウシーはテイクダウンを仕掛けるも、切られて亀で止まってしまう。パウンドを連打したパラトニコフはTKO勝ちに勝利の雄叫びを挙げた。「2週間前のオファーにキャンプもできなかった。ルイスは本当にタフガイだし、勝利予想は彼に集中していた。でも、彼は疲れた。みな、僕にテイクダウンを仕掛けてきたから、それを切って殴る練習をずっとしてきたんだ」と勝者は話した。


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Interview UFC UFC255 ブランドン・モレノ ブランドン・ロイヴァル ブログ

【UFC255】モレノと対戦、スクランブルの向こう側=ブランドン・ロイヴァル「ガスタンクが満タン」

【写真】三角、オモ、十字、ゴゴのダイヤモンドコンビネーションは見るモノをうならせるブランドン・ロイヴァル(C)Zuffa/UFC

21日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC255のプレリミメインで、ブランドン・ロイヴァルがブランドン・モレノと対戦する。

昨年11月にLFAフライ級チャンピオンとなったロイヴァルは、6月にコンテンダーシリーズ出場が決まっていたが、コロナの影響で延期されると同時に、UFCからコールを受けた。

TUFウィナーで世界王座挑戦経験のあるティム・エリオット、カイ・カラフランスに連続一本勝ちのロイヴァルは判定負けを恐れず、下になってサブミッションを狙うことができる。ここで勝てば、タイトル挑戦が見えてくるロイヴァルの心境を尋ねた。


──ブランドン・モレノ戦に向けて、大統領選挙やコロナの第3波が米国で起こり大変な状況だったと思います。調整に問題はなかったですか。

「コロラド州は合衆国のなかでは、マスクも常につけているし、可能な限りの対策をしている州なんだ。このところ陽性者数の数はグンと増えているのも事実だよ。ただ米国はどこでも検査ができるようになっているし、怖がっていても試合に向かうことはできないので、ポジティブに考えるようにしている。

ラスベガスに入る前にもテストをしているし、UFCの検査体制はグンを抜いているよ」

──ではキャンプも滞りなくできましたか。

「人数を少なくし、マスクをつけて練習する必要はあるけど問題なくトレーニングキャンプを続けることはできたよ。僕らはマスクをつける習慣がなかったから、これこそニューノーマルだよね」

──ニューノーマルの時代だからこし、チャンスを掴んことができたブランドンですが、次の試合への自信のほどを聞かせてください。

「そりゃ自信はあるよ。ブランドン・モレノは才能のある対戦相手だけど、どの局面になっても僕はやるべきことをやり切る自信は持っている。立ち技、レスリング、グラウンド、どこでも技術的に上回っている。UFCでの試合だし、戦う相手は誰もが十分な力を持っている。タイトルショットの権利を勝ち取るには、適した相手だよ」

──ブランドン・モレノの長所と短所はどのように考えていますか。

「打撃は勢いがある。コンビネーションもハードだ。でも、ちょっと荒いよね。一番の強さは試合のリズムを変えることができること。ラウンドとラウンドの間のインターバルでコーチが指示を与えると、すぐに頭を切り替えて戦い方を変えることができる。その辺りは器用だと思う。多くのファイターは、それができないからね。そうだね。そういうことができるのがブランドン・モレノの良いところで、僕も気に入っているよ」

──先ほどはどの局面でも技術的に上回っていると言っていましたが、ブランドン・モレノと戦ううえで一番のアドバンテージはどこだと考えていますか。

「グラウンドゲームは言うに及ばず、打撃の精度もブラウンドン・モレノより高いところかな。そしてガスタンクが満タンなこと。コロラドという標高の高い場所で生活し、心肺機能を高めるトレーニングはジムでも常に行っている。間違いなく、スタミナは僕のなかでのストロング・ポイントの一つ、僕の能力だよ」

──今回の大会、メインはフライ級選手権試合です。どちらが勝つと思っていますか。

「僕は予想はしないんだ。凄く良い試合になることは間違いないよ」

──タイトルショットを得るには、モレノ戦以降で戦わないといけないと思っている相手は?

「そこは気にしていない。ただ、ブランドン・モレノに勝つことで、挑戦権の持つ一握りの人間の1人になれると思っている」

──ブランドン・ロイヴァルがUFCのトップに立った時、MMAが変わると思っていますか。

「そう思ってくれているのなら、感謝するよ(笑)」

■視聴方法(予定)
11月22日(日・日本時間)
午前8時30分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWライブ

■UFC255計量結果

<UFC世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]デイヴィソン・フィゲイレド: 125ポンド(56.7キロ)
[挑戦者]アレックス・ペレス: 124.5ポンド(56.47キロ)

<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]バレンチーナ・シェフチェンコ: 124.5ポンド(56.47キロ)
[挑戦者]ジェニファー・マイア: 124.5ポンド(56.47キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マイク・ペリー: 175.5ポンド(79.6キロ)
ティム・ミーンズ: 171ポンド(77.56キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン: 125.75ポンド(57.03キロ)
シンシア・カルヴィーロ: 124.5ポンド(56.47キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マウリシオ・ショーグン: 205.5ポンド(93.21キロ)
ポール・クレイグ: 205.5ポンド(93.21キロ)

<フライ級/5分3R>
ブランドン・モレノ: 125ポンド(56.7キロ)
ブランドン・ロイヴァル: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョアキン・バックリー: 182.5ポンド(82.78キロ)
ジョーダン・ライト: 185ポンド(83.91キロ)

<女子フライ級/5分3R>
アントニーナ・シェフチェンコ: 125ポンド(56.7キロ)
アリアネ・リプスキ: 126ポンド(57.15キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニコラス・ダルビー: 170ポンド(77.11キロ)
ダニエル・ロドリゲス: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アラン・ジョバーン: 170.5ポンド(77.34キロ)
ジャレッド・グッデン: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル級/5分3R>
カイル・ダウカウス: 185.5ポンド(84.14キロ)
ダスティン・ストーツフス: 184.5ポンド(83.68キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ルイス・コスケ: 170ポンド(77.11キロ)
サーシャ・パラトニコフ: 170.5ポンド(77.34キロ)

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【UFC255】計量終了 世界戦もプレリミも、男女フライ級に注目。タフネス、ウェルター級生き残り合戦

【写真】王者フィゲイレド、挑戦者ペレス──UFCフライ級新時代を思わせる世界戦だ(C)Zuffa/UFC

21日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC255「Figueiredo vs Perez」の計量が20日(金・現地時間)に行われた。

今大会は男女フライ級の世界戦がメインとコメインで組まれており、UFC世界フライ級王者デイヴィソン・フィゲイレドがアレックス・ペレスの挑戦を受け、UFC世界女子フライ級王者ファレンチーナ・シェフチェンコはジェニファー・マイアを相手に防衛戦を戦う。


7月にジョセフ・ベナビデスを破り、フライ級の頂点に立ったフィゲイレドにとって今回の試合は初防衛戦だ。当初の予定では元バンタム級王者コディ・ガーブラントが挑戦する予定だったが、上腕二頭筋の肉離れて欠場となりペレスに挑戦権が巡ってきた。

ペレスはチーム・オーヤマ所属のファイターで、卓越したレスリングテクニックの持ち主でありながら、打撃の成長も著しく6月にはジョズエ・フォーミガをカーフキックでKOしている。今回は総力戦、レスリング&グラップリングも交えたペレスの全能力が上手く回転すればバックチョークや肩固めという──抑えて極めるサブミッション、スクランブルのなかでのギロチンやアナコンダ、ダースチョークという絞め技での王座奪取を有りうる。

殴って蹴っては当然として、組んでも強く、寝技で仕留める力を持つP4Pといっても過言でないシェフチェンコは、4度目のタイトル防衛戦で8月にジョアン・カルダーウッドを腕十字で仕留めたマイアの挑戦を受ける。

マイアとしては爆発力とパンチの回転力をフル活用して戦いたいところだが、フック系のパンチをかわす術に長けているチャンピオンは、挑戦者の隙をついた打撃で削って完封&完勝しても不思議でないだけ完成度は高い。

この他、マウリシオ・ショーグンが出場するメインカードも興味深いが、プレリミでは世界王座争われる階級の試合が見所満点だ。

フライ級ではブランドン・モレノとブランドン・ロイヴァルのブランドン&LFAフライ級王者対決が組まれた。

1度はUFCを離れたモレノだが、フライ級の活動続行を受けLFAフライ級王者からカムバック。ここからは限りなく白星に近かったアスカル・アスケロフとのドローを含め、3試合負けなしの状態だ。

一方ロイヴァルはコンテンダーシリーズ出場が決まっていたが、コロナ需要もありUFCと飛び級で契約を果たす。デビュー戦でタイトルコンテンダーのティム・エリオットを肩固めで破り、カイ・カラフランスをギロチンで一蹴している。スクランブルの向こう側、動き続けるなかでフィニッシュを狙う姿勢のロイヴァルは、下からの攻めにも絶対の自信を持つ。

女子フライ級ではチャンピオンの実姉アンニーナ・シェフチェンコが、ブラジルの美獣──クイーン・オブ・バイオレンスことアリアネ・リプスキと戦う。

KSW王者からUFCに転じ、2連敗から2連勝と調子を上げてきたリプスキはリーチ&上背で上回るアントニーナを相手に、アグレッシブな打撃だけでない部分で詰める必要がある勝負だ。

オープニングマッチでは今年のコンテンダーシリーズからのステップアップ組ルイス・コスケが、韓国のAngel’s Fightウェルター級王者で、UAEウォリアーズを経てオクタゴンに辿り着いたサーシャ・パラトニコフと相対する。

対照的なプロセスを経てUFCに辿り着いたコスケ✖パラトニコフを始め、ウェルター級戦は4試合が組まれた。アラン・ジョバーン✖ジャレッド・グッデン、ニコラス・ダルビー✖ダニエル・ロドリゲスらは佐藤天と絡むことも十分にあり得るファイター達のサバイバル戦だ。これら3試合と違いメインで組まれたウェルター級戦=マイク・ペリーとティム・ミーンズの一番は、ペリーが5.5ポンドの大幅オーバーながらキャッチ戦として実施される。

■視聴方法(予定)
11月22日(日・日本時間)
午前8時30分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWライブ

■UFC255計量結果

<UFC世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]デイヴィソン・フィゲイレド: 125ポンド(56.7キロ)
[挑戦者]アレックス・ペレス: 124.5ポンド(56.47キロ)

<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ヴァレンチーナ・シェフチェンコ: 124.5ポンド(56.47キロ)
[挑戦者]ジェニファー・マイア: 124.5ポンド(56.47キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マイク・ペリー: 175.5ポンド(79.6キロ)
ティム・ミーンズ: 171ポンド(77.56キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン: 125.75ポンド(57.03キロ)
シンシア・カルヴィーロ: 124.5ポンド(56.47キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マウリシオ・ショーグン: 205.5ポンド(93.21キロ)
ポール・クレイグ: 205.5ポンド(93.21キロ)

<フライ級/5分3R>
ブランドン・モレノ: 125ポンド(56.7キロ)
ブランドン・ロイヴァル: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョアキン・バックリー: 182.5ポンド(82.78キロ)
ジョーダン・ライト: 185ポンド(83.91キロ)

<女子フライ級/5分3R>
アントニーナ・シェフチェンコ: 125ポンド(56.7キロ)
アリアネ・リプスキ: 126ポンド(57.15キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニコラス・ダルビー: 170ポンド(77.11キロ)
ダニエル・ロドリゲス: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アラン・ジョバーン: 170.5ポンド(77.34キロ)
ジャレッド・グッデン: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル級/5分3R>
カイル・ダウカウス: 185.5ポンド(84.14キロ)
ダスティン・ストーツフス: 184.5ポンド(83.68キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ルイス・コスケ: 170ポンド(77.11キロ)
サーシャ・パラトニコフ: 170.5ポンド(77.34キロ)

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