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【LFA89】圧を受けても手数で負けず、ヒカルド・ディアスがデスモンド・トーレスかスプリット判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
ヒカルド・ディアス(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
デスモンド・トーレス(米国)

トーレスが昨年のコンテンダーシリーズで敗れて以来の復帰戦へ。右ローでいきなり体を一回転させられたトーレスは、ワンツーを打ち返す。ディアスも左から右、組んで首相撲へ。拳の届く距離で殴り合う両者、トーレスはハイキックを掴まれテイクダウンを許す。スクランブルでバックを取ったディアスが後方からヒザを顔面に入れ、後方にテイクダウンしパンチを纏める。

離れて立ち上がったトーレスはボディを入れ、圧力をかける。ミドルをキャッチされたが、足を抜いて前に出るトーレスは、後ろ回し蹴りをブロックする。ディアスはエルボーを入れ、右フック。後頭部に受けてバランスを崩したトーレスは、ダブルレッグを切られると、近距離の打ち合いで右アッパーを被弾する。さらにディアスは右カーフを蹴り、左フックから左足に蹴りを入れる。再びエルボーを打たれながら前に出るトーレスは左フックを当てても、すぐに左フックを返され右ストレートを打たれるなど、初回はディアスのラウンドとなった。

2R、頭を振ってボクシング戦を仕掛けるトーレスに対し、ディアスが跳びヒザを狙う。トーレスは右カーフから前蹴り、ディアスが後ろ回し蹴りを繰り出す。ボディを左で抉ったトーレス、ディアスは効かされたか動きが落ちる。それでも右を返したディアスだが、トーレスは左ミドルからヒザを狙う。これは届かず、右をヒットさせたディアスは左ボディを受けて回る。疲れが見えるディアスは、体のバランスを崩しながらスピニングバックフィスト、続いで右アッパーを入れる。と、飛び込みながら小外掛けのディアス。トーレスは姿勢を乱したが倒れず、逆に組みに行く。

離れたトーレスは左ボディ、大きく息をしたディアスが右アッパーを決める。さらに左ボディを逆に入れたディアスが右をヒット、トーレスはローから前蹴りを入れた。

最終回、開始直後にダブルレッグを決めたトーレスだが、ディアスはすぐに立ち上がる。疲れを隠せないディアスに対し、スピードで上回るトーレスはス、ワンツーをボディに決め、右ストレートへ。左フックの相打ちからトーレスは前に出ると、ディアスはダブルレッグのフェイク&右アッパーを突き上げる。

パンチを被弾しても下がらないトーレスがクリンチ、払い腰をかわして小外掛けを決める。すぐにマウントに入った10thプラネット柔術の紫帯は、ブリッジを潰しパンチもディアスはエビからハーフに戻す。右を差して抑えるトーレスが、ヒール狙いに体を捩じって足を引きぬきトップをキープする。ディアスはスイープ狙いからスクランブルに持ち込むと、最後の10秒は大きな動きはなくタイムアップに。

結果はスプリットとなり、ディアスがLFA初陣で勝利を手にした。