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【PFL2024#01】べラトール王者カモーシェがヴェラスケスとの3度目の対戦に判定勝利、3P獲得で4位発進

<女子フライ級/5分3R>
リズ・カモーシェ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ジュリアナ・ヴェラスケス(ブラジル)

サウスポーのヴェラスケスに対し、カモーシェは右を振って組みつく。右腕を差してヴェラスケスをケージに押し込んだカモーシェがヒザ蹴り。ヴェラスケスは態勢を入れ替え、距離を取ろうとするがカモーシェは離れない。ヴェラスケスもテイクダウンを許さず、距離を取ってヒザ蹴りを突き刺す。

カモーシェはインローと右ストレート。ヴェラスケスも左ストレートと右フックを返すが、カモーシェが右を振って前に出る。ここも先にカモーシェが組みつくが、ケージに押し込むのはヴェラスケスだ。カモーシェは首相撲からボディにヒザ蹴りを入れてシングルレッグへ。これでヴェラスケスをケージに押し込むと、ヴェラスケスがラウンド終了のホーンのタイミングでテイクダウンを決めた。

2R、カモーシェが右フックからダブルレッグに入り、そこから四つの攻防へ。カモーシェがヴェラスケスを持ち上げるようにテイクダウンする。カモーシェはハーフガードで上体にプレッシャーをかけ、ヴェラスケスもフルガードに戻す。

立ち上がって距離を取ったカモーシェは、ヴェラスケスの左足をまたいでハーフに移行。カモーシェはヴェラスケスの奥の腕(右腕)にアームロックを狙いつつ腕十字へ。ヴェラスケスが腕をクラッチして耐えると、カモーシェは顔面にパンチを落とした。

3R、すぐに組む両者。ヴェラスケスがケージに押し込む形で四つの攻防になると、カモーシェはボディにヒザ蹴りを入れて距離を取る。カモーシェがインロー、ヴェラスケスが左ストレートを当てると、カモーシェはヴェラスケスの前足にシングルレッグに入ってテイクダウンする。

一度離れたカモーシェは担ぎパスでサイドに出ると、そこからマウントポジションへ。ヴェラスケスはカモーシェの体に両足を絡めてTKシザーズでポジションを返すと、カモーシェが強引にヒールを狙った。試合は判定3-0でカモーシェが勝利し、初戦を終えての上位5選手は以下の順位となった。

■PFL2024女子フライ級(4月4日時点)
1位:ダコタ・ディチェバ(6P/1R3分54秒)
2位:タイラ・サントス(6P/1R3分57秒)
3位:ジェナ・ビショップ(6P/1R4分15秒)
4位:リズ・カモーシェ(3P)
5位:渡辺華奈(3P)


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45 AB BELLATOR F1 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#01 UFC   アンテ・デリア ケイラ・ハリソン シェナ・ヤング ジェナ・ビショップ ジュリアナ・ヴェラスケス スコット・コーカー スティーブ・モウリー タイラ・サントス タイレル・フォーチュン ダコタ・ディチェバ ダニエル・ジェイムス デニス・キルホルツ デニス・ゴルソフ ブラゴイ・イワノフ リズ・カモーシェ リントン・ヴァッセル ルーカス・ブレナン ヴァレンティン・モルドフスキー 渡辺華奈

【PFL2024#01】女子フライ級シーズン参戦、渡辺華奈─01─「バケモノばっかですよね(笑)」

【写真】練習仲間たちは、まさに渡辺を送り出す。そんな空気に包まれていた(C)MMAPLANET

4日(木・現地時間)、テキサス州サンアントニオのボーイングセンターでPFL2024#01が開催される。Bellatorを買収し、世界第2位のMMAリーグを形成したPFLの本丸シリーズでは初めて女子フライ級が採用され、日本から渡辺華奈が出場する。
Text by Manabu Takashima

2019年12月、コロナ前のBellator日本大会から4年。サークルケージで6勝2敗の戦績を残しタイトルコンテンダーの地位にあった渡辺は、買収後もBellatorでの戦いとフライ級王座を目指していたがPFLは彼女のシーズン希望を望んだ。その結果、Bellatorで世界戦を経験しているファイターが3人、さらにUFCのタイトル挑戦経験のある選手が出場する激戦に渡辺は身を投じることとなった。

PFL参戦、出場メンバー、そしてシーズンフォーマットを渡辺はどのように考えているのか。シェナ・ヤング戦に向け、渡米前日の渡辺をFIGHT FLOWに尋ねインタビューを試みた。


――前回のMMAPLANETのインタビューでBELLATORへの拘り、そしてUFCへの興味を話されていた渡辺選手ですが、PFL2024年シーズン女子フライ級に参戦することとなりました。PFK参戦が正式に決まったのはいつ頃なのでしょうか。

「PFLで戦うことになりそうだという話を聞いたのは、2月の中旬でした。それまではBellator Champions Seriesという方向だったのですが、ケイラ・ハリソン選手がUFCと契約することで、女子フェザー級ではなくて女子フライ級のシーズンをするようになった感じで」

──なるほど。そういうことだったのですね。PFLはシーズンでいえばトップ4と契約更新、そしてBellatorの配下選手は契約を全うする必要がある。となれば必然的にBellatorの選手の方が配下選手としても多くなり、Champions SeriesだけでなくPFLレギュラーシーズンにも進出する。その結果、女子フライ級に関してリズ・カモーシェがいて、ジュリアナ・ヴェラスケスがいます。

「皆、言い方は悪いけどバケモノばっかですよね(笑)。ただ対戦相手が決まったのも1カ月ぐらい前で(※取材は3月27日に行われた)。4月4日に開幕戦がある。そこに出ることになる。そんな感じで、シーズンに参加する選手がどのようなメンバーになるのかも分かっていなかったです。出場選手が誰なのかはSNSで知りました(笑)。スコット・コーカーさんのやり方とは、色々と変わってくるのだろうなと思っています」

──ただ現地でのホスピタリティとか、PFLは相当にプロフェッショナルだと聞きます。減量食やホームサウナが用意されたいたりなど。

「そうなんですね。とにかく、あのなかに自分が入るということは遣り甲斐もあるし、自分が劣っているとも思っていないです」

──おおっ!! 力強い言葉です。

「このメンバーがいることが分かって、逆にモチベーションが上がりました。UFCタイトルコンテンダーのタイラ・サントスまでいて。Bellator Champions Seriesに残るよりも全然メンバーも上ですし。それこそUFCに引けを取らないぐらいレベルの高いシーズンだと思います。ここで優勝すれば、世界一にかなり近いのは絶対で。凄いチャレンジになります」

──そのなかで対戦相手のシェナ・ヤングですが、これだけのメンバーが揃ったなかでどのような印象を持っていますか。

「基本、強い選手しかいないと思っています。それは間違いないのですが、初戦の相手として悪くない」

──正真正銘のリーグ戦だと全員と当たることが前提なのに対し、10人の参加選手がいてレギュラーシーズンは2試合。これはPFL首脳の匙加減が凄く関係してくるだろう、と。今年でいえばダコタ・ディチェバを残したいんだろうな、と(笑)。

「アハハハハハハ。可愛いですしね、米国の選手が多いなか、唯一の英国人選手で。その裏でカモーシャとヴェラスケスが最初に当たって(笑)。ヴェラスケスなんて、3試合連続でカモーシェ戦ですし」

──負けた方を2戦目でサントスと当てるかもしれないです(笑)。準決でディチェバと当たる選手を少しも易しい相手にするといような。そういうなかで渡辺選手は、ヤングを悪くないという相手と表現をしました。もちろんプレーオフ進出に向けて──という意味かと思いますが。

「2戦目の相手で状況は変わってくるのでしょうが、そこでもどういう風にしたいのかが見えますよね(笑)」

──F1で予選がなくて、スタート順位を主催者が決めるような(笑)。

「そういう要素はあると思います(笑)」

──ただ潰し合わされるグループでもなく、プロテクトされてもいない。いわば勝てば、残ることができるポジションに渡辺選手はいるかと。

「カモーシェとヴェラスケスより、良いです。ダコタ・ディチェバほどじゃないですけど(笑)。彼女を残したいというのは感じますが、ただダコタ・ディチェバも強いです。試合を見る限り強い。どういうレベルの対戦相手だったか、2戦目とかの選手もいて。それでも、弱くないと思っています」

──ではPFLのシーズンフォーマット、レギュラーシーズンで2試合を戦い上位4人がプレーオフへ。そして秋のファイナルまで半年から7カ月で最大4試合を戦うことに対しては、どのように感じていますか。

「シーズン制は試合間隔が短いですよね。その一点だけで、イメージとしてやり辛いというのはあります」

──つまり試合間隔を空けたいと?

「結構ファイトスタイル的にも消耗していくタイプなので、試合間隔はもう少し欲しいです」

──フライ級で戦うのに、渡辺施主は何キロほど体重を落としているのでしょうか。

「減量は大体6キロぐらいです」

──それが、どれだけのしんどさかは分からないというのが正直なところです。男子の場合だと、水抜きだけで落としてしまう選手もいるだろうし、4キロほどの水抜きだとそれまでに減らすのは2キロ。ただ、女性の場合はまた違うかと思いますし。

「私にとっては、かなりしんどいです。2カ月ぐらい前から徐々に体重を落とし始めるので、試合のスパンが短くて連続するのは嫌だなってなります。それと直ぐに次の試合が組まれると、地力をつける時間がなくなってしまうので。まだまだMMAファイターとして至らないところが残っているので、そこができなくて対策練習の繰り返しになりそうで」

──なるほど。とはいっても、今日のスパーリングではストロー級のトップだった人よりも、フィジカルも充実して圧倒していたように見えました(笑)。

「(鈴木)隼人さんですか? もう、それは明日からテキサスに向かうので良いイメージを創れるように攻めさせてくれていました(笑)。接待スパーですね。ハハハハ。いつもはボコボコにされています。泣きそうになるぐらいやられているのですが、今日はRNCを極める感覚を養わさせてもらっていました(笑)」

──つまりは鈴木隼人選手の『極めて来い』というエールだったのですね。

「ハイ。『そろそろ。もう、そろそろ極めて来いよ』という(笑)」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
4月5日(金・日本時間)
午前7時45分~U-NEXT

■PFL2024#01対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
アンテ・デリア(クロアチア)
ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア)

<ヘビー級決勝/5分5R>
デニス・ゴルソフ(ロシア)
リントン・ヴァッセル(英国)

<女子フライ級/5分3R>
リズ・カモーシェ(米国)
ジュリアナ・ヴェラスケス(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
タイレル・フォーチュン(米国)
ダニエル・ジェイムス(英国)

<女子フライ級/5分3R>
ダコタ・ディチェバ(英国)
リサ・マールディン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ブラゴイ・イワノフ(ブルガリア)
セルゲイ・ビロシチェニ(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
タイラ・サントス(ブラジル)
デニス・キルホルツ(オランダ)

<ヘビー級/5分3R>
スティーブ・モウリー(米国)
オレッグ・ポポフ(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
渡辺華奈(日本)
シェナ・ヤング(米国)

<女子フライ級/5分3R>
チェルシー・ハケット(豪州)
ジェナ・ビショップ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ルーカス・ブレナン(米国)
ディミトレ・アイヴィー(米国)

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45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#01 UFC アンテ・デリア シェナ・ヤング ジェナ・ビショップ ジュリアナ・ヴェラスケス スティーブ・モウリー タイラ・サントス タイレル・フォーチュン ダコタ・ディチェバ ダニエル・ジェイムス デニス・キルホルツ デニス・ゴルソフ ブルーノ・カッペローザ リズ・カモーシェ リントン・ヴァッセル ルーカス・ブレナン ヴァレンティン・モルドフスキー 渡辺華奈

【PFL2024#01】渡辺華奈がヤングと対戦。PFLレギュラーシーズンはBellator勢が多数派!!

【写真】昨年7月以来となる試合が、ようやく決まった(C)MMAPLANET

11日(月・現地時間)、PFLが2024年シーズン序盤3大会=4月4日(木・同)=テキサス州サンアントニオのボーイング・センター大会、12日(金・同)=ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター@ヴァージンホテル大会、19日(金・同)=イリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナ大会の対戦カードを一挙に発表した。
Text by Manabu Takashima

ヘビー級と女子フライ級が初戦が組まれたシーズン開幕戦は、渡辺華奈のPFLデビューが決まり、昨年のPFL Challenger Seriesで本戦契約した元UFCファイターのシェナ・ヤングとの対戦が決まった。


大会メインはヘビー級のアンテ・デリア×ヴァレンティン・モルドフスキー、コメインも同じくヘビー級のデニス・ゴルソフ×リントン・ヴァッセルのPFL × 元Bellatorファイターのマッチアップとなった。

この他、ブルーノ・カッペローザ✖セルゲイ・ビロシチェニもPFL ✖ Bellator対決となったが、タイレル・フォーチュン✖ダニエル・ジェイムス、スティーブ・モウリー×オレッグ・ポポフという残りの2試合はBellator勢同士が激突する。

Bellator勢同士の対戦でいえば女子フライ級のリズ・カモーシェ✖ジュリアナ・ヴェラスケスの両者は過去2度、Bellator世界女子フライ級のベルトを立場を代えて争っており、2度ともカモーシェが勝利している。

今回が3度目、そして初めて3回戦で拳を交えることとなった。この他、女子フライ級は前述した渡辺の初陣=ヤング戦とジェナ・ビショップ✖チェルシー・ハケット戦がBellator × PFLとなっている。

加えてBellatorタイトルコンテンダーのデニス・ホルキンツは、UFCタイトルンコンテンダーからPFLと契約したタイラ・サントスと戦い、今大会唯一のPFL X PFLの顔合わせとなったのは、ダコタ・ディチェバ×リサ・マールディンというカードだ。

PFL2023欧州リーグ王者のディチェバは、PFLが猛プッシュしているファイター。PFL CS経由&本戦で1勝したマールディンとの対戦は、カモーシェとヴェラスケスが潰し合うことと比較すると、余りも厚遇されている。そういう意味では渡辺も初戦では相手に恵まれているといえるだろう。それだけに3PだけでなくボーナスPを稼いでおきたい。

またショーケースバウトではBellatorからフェザー級無敗のルーカス・ブレナンが登場するなど、実に11試合中Bellatorファイターの出場は13人を数え、PFLの7選手を大きく上回り、過半数を超える勢力となる。とはいえPFLはBellatorファイターとの契約を全うする必要があり、PFLはシーズ・ベスト4が再契約されることを考えると、後者が少数派となることは自明の理ともいえる。

先の対抗戦でもPFLを圧倒したBellator勢、PFLによるBellatorの買収はBellator ファイターのPFL侵攻の鏑矢となったかもしれない。

■視聴方法(予定)
4月5日(日・日本時間)
午前6時30分~U-NEXT


■ PFL2024#01対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
アンテ・デリア(クロアチア)
ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア)

<ヘビー級決勝/5分5R>
デニス・ゴルソフ(ロシア)
リントン・ヴァッセル(英国)

<女子フライ級/5分3R>
リズ・カモーシェ(米国)
ジュリアナ・ヴェラスケス(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
タイレル・フォーチュン(米国)
ダニエル・ジェイムス(英国)

<女子フライ級/5分3R>
ダコタ・ディチェバ(英国)
リサ・マールディン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ブルーノ・カッペローザ(ブラジル)
セルゲイ・ビロシチェニ(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
タイラ・サントス(ブラジル)
デニス・キルホルツ(オランダ)

<ヘビー級/5分3R>
スティーブ・モウリー(米国)
オレッグ・ポポフ(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
渡辺華奈(日本)
シェナ・ヤング(米国)

<女子フライ級/5分3R>
チェルシー・ハケット(豪州)
ジェナ・ビショップ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ルーカス・ブレナン(米国)
ディミトレ・アイヴィー(米国)

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BELLATOR Bellator294 o ONE UFC キック ジュリアナ・ヴェラスケス

Bellator294:メインイベント・リズ・カモーシェ vs. ディアナ・ベネット

女子フライ級タイトルマッチ5分5R。ベネットの計量失敗により、カモーシェは防衛戦となるが、ベネットが勝った場合、王座は空位となる。

カモーシェはUFC最初の女子戦をロンダ・ラウジーと戦ったパイオニアUFC女子フライ級タイトルマッチで敗れた試合を最後にリリースされるとBellatorに参戦。3連勝でジュリアナ・ヴェラスケスのタイトルに挑戦すると、2Rにダウンを喫したが、4Rにクルスフィックスからの肘連打でKO勝ち。しかしそれまで劣勢だったのと、4R残り時間がわずかだったこともあり、ダイレクトリマッチが組まれた。再戦では2Rにテイクダウンを奪うと、マウントから腕十字で一本勝ちで完勝。

ベネットはカモーシェとBellatorデビュー戦同士で対戦し、3Rチョークで敗れたが、そこからアレハンドロ・ララ、ジャスティン・キッシュ×2に勝利し3連勝でタイトル挑戦が回ってきたが、体重オーバーでタイトル獲得のチャンスを失ってしまった。

パンチの打ち合い。カモーシェがバックスピンキックを放つが、そのまま押し倒したベネット。ハーフで固めるが、フルガードに戻したカモーシェ。ケージに首を押し付けるベネット。上からパウンド・肘。カモーシェも下から仕掛けようとするが、上から潰すベネット。残り1分。距離を潰して殴るカモーシェ。下から今度はキムラを狙おうとするが、スペースを作らないベネット。ゴング。

1Rベネット。

2R。ベネットがパンチを打ち込みながら出ていく。カモーシェ下がってかわす。シングルレッグ。しかしベネットがスイッチで上を取り返した。亀になったカモーシェ。バックを狙うベネットだが、ケージに背をつけてバックに回らせずに立った。スタンド。カモーシェスーパーマンパンチで突っ込み組んだ。しかしベネット差し返して入れ替えるとシングルレッグへ。ベネットはキムラを狙っていたが放した。ベネットテイクダウン。ゴング。

2Rベネット。

3R。打撃戦。ベネットが積極的にパンチを入れていく。ベネットタックルに入る。ケージに押し込みダブルレッグで倒した。ハーフで固めるベネット。パウンド。カモーシェフルガードに戻して足で距離を作ろうとするが、それを潰して上をキープするベネット。ゴング。

3Rもベネット。

4R。パンチで出ていくベネット。カモーシェがカーフキックでスリップダウンさせたが、すぐに起き上がりタックルに入るベネット。カモーシェギロチン。ベネットケージに押し込んでテイクダウンへ。ダブルレッグからシングルレッグへ。カモーシェは足でタックルに来たベネットの左腕をホールドしリバースクルスフィックスの体勢。その体勢から肘。バックに回ろうとするベネット。カモーシェこらえて上をキープ。マウント!残り1分。肩固め。しかし肘を立ててディフェンスしているベネット。ケージ際でスペースもない。しかし絞め続けタップアウト!

苦しんだカモーシェ、逆転勝利!

3Rまでのジャッジは3者とも30-27でベネットを支持していた。

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BELLATOR Bellator289 MMA MMAPLANET o ジュリアナ・ヴェラスケス リズ・カモーシェ 渡辺華奈

【Bellator289】腕十字で前王者ヴェラスケスを返り討ちしたカモーシェが、渡辺華奈の名前を挙げる

<Bellator世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
リズ・カモーシェ(米国)
Def.2R4分24秒 by 腕十字
ジュリアナ・ヴェラスケス(ブラジル)

サウスポーのカモーシェが右ジャブを繰り出しながら、一気に距離を詰めた。四つで組み、ヴェラスケスをケージに押し込むカモーシェ。ヴェラスケスは右腕を差し上げ、左のオーバーフックで耐える。カモーシェは組んだまま左右に揺さぶるが、ヴェラスケスは倒れない。相手の足を踏んで削るヴェラスケスと、右ヒザを打ち込んで削っていくカモーシェ。会場からは両者にブーイングが浴びせられる。

ケージ際で体勢を入れ替える両者。カモーシェは腰を落として組み替えたが、ヴェラスケスも差し返して相手をケージに押し込み、左の拳を叩きつける。四つで組み、押し込み続けるヴェラスケス。カモーシェはパンチを打ち込むが、ヴェラスケスは離れず足技を仕掛けていく。ケージを背にしながら右ヒザを返すカモーシェ、ヴェラスケスは離れずブレイクが掛けられた。

残り30秒、一旦距離を置いたカモーシェがダブルレッグで飛び込み、ヴェラスケスに尻もちを着かせたあと、マウントまで奪っていった。

2R、ヴェラスケスが左ストレートを伸ばす。左右フックを振り回しながら前に出たカモーシェが、ケージ際でダブルレッグで組みつき、ヴェラスケスに尻もちを着かせた。すぐに立ち上がるヴェラスケス、カモーシェは右腕を差し上げてケージに押し込む。ヴェラスケスは差し返して体勢を入れ替えた。カモーシェが押し返すと、ヴェラスケスは首相撲からヒザを突き上げる。

今度はシングルレッグで組みついたカモーシェが、ヴェラスケスに尻もちを着かせてケージまで押し込んだ。相手の両足を畳み、胸を合わせて固定するカモーシェ。場内からは、またもブーイングが飛ぶ。ヴェラスケスはカモーシェの頭を抑えにかかるが、カモーシェがパスしてマウントに移行した。

しっかりとポジションを整え、パンチを落としていくカモーシェ。しかしヴェラスケスがブリッジで相手を跳ね上げる。するとカモーシェがマウントから三角で固め、ヒジを落とした。さらに右腕を取って伸ばすカモーシェが、ヴェラスケスの右ヒジに体重をかけてタップを奪った。

ヴェラスケスはヒジを冷やしながら、すぐにケージを後にした。今年4月にヴェラスケスを破って世界女子フライ級王座を獲得していたカモーシェが、ダイレクトリマッチでヴェラスケスを返り討ち。ベルトの初防衛に成功したカモーシェは、次に戦いたい相手として渡辺華奈の名前を挙げた。


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BELLATOR o キック ジュリアナ・ヴェラスケス 渡辺華奈

Bellator289:第7試合・デニス・キーホルツ vs. イララ・ジョアニ

女子フライ級。キーホルツ3位、ジョアニはランク外。

キーホルツは昨年7月にジュリアナ・ヴェラスケスのタイトルに挑戦し判定負け。5月の前戦は渡辺華奈に一本負け。柔道・キックがバックボーンで、10月にはキックの試合に出場し勝利している。

ジョアニは2019年のBellator日本大会で渡辺華奈と対戦し3RパウンドでKO負け。ここまで2勝2敗。

飛び込んできたジョアニにキーホルツがパンチの連打をヒット。また飛び込んできた。ジョアニの左がヒット。常に飛び込んで先手を取っていくジョアニだが、キーホルツも入ってきたところにパンチ合わせている。パンチで出たキーホルツにジョアニが四つに組んだ。脇を刺されたジョアニ。首投げを狙ったが、キーホルツこらえる。残り10秒でブレイク。両者何もせずゴング。

1Rジョアニ。

2R。キーホルツ出てきた。ジョアニ圧されて下がり気味に。逆に入ってくるところにパンチを合わせるジョアニ。しかしじわじわ下がってケージ際に。ジョアニがタックルへ。シングルレッグ。オーバーフックでこらえるキーホルツ、そのままバックを狙ったが、下に落とされた。ガードで頭を起こさず殴っていたジョアニだが、レフェリーかなり早めのブレイク。残り時間的に見てもいいところのはずだが。出ていくキーホルツにジョアニのバックブローがヒット。ホーン。

2Rは微妙。

3R。キーホルツの右が入ってジョアニスリップ気味にダウン!すぐ立った。しかしまたキーホルツの右がヒット。ジョアニタックル。オーバーフックしたこらえたキーホルツが、またバックマウントを狙うが、また下になってしまう。ジョアニ、2Rと同じように密着したままコツコツ殴る。出た、高速ブレイク。また出ていくキーホルツ。ジョアニのボディロック。強引に首投げを狙うキーホルツだが、こらえているジョアニ。首を抜いてバックマウント奪取。残り1分。バックキープしているジョアニ。しかし後ろからしがみついているのみ。タイムアップ。

29-28ジョアニ、30-27キーホルツ、30-27ジョアニ。スプリットでジョアニ勝利。

真逆に割れている。2Rはまあ微妙だったが…。あとレフェリーのブレイクが早すぎ。

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BELLATOR Bellator289 LFA MMA MMAPLANET o   イララ・ジョアニ カイル・クラッチマー サバウ・ホマシ ジャリール・ウィリス ジャレッド・スコッギンス ジュリアナ・ヴェラスケス ダニー・サバテーロ ダルトン・ロスタ デニス・キルホルツ パッチー・ミックス ベラトール マイケル・ロンバード マゴメド・マゴメドフ マーク・レミンガー ムハメド・ベルハモフ ラフェオン・スタッツ リズ・カモーシェ 菊入正行

【Bellator289】計量終了 世界戦&ドGP大会で、プレリミ・ウェルター級クラッチマー✖ウィリスに注目

【写真】菊入にはこの対戦の勝者辺りをターゲットにしてほしい(C)BELLATOR

9日(金・現地時間)、コネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催されるBellator289「Stots vs Sabatello」の計量が8日(木・同)に行われている。

今大会のメインはバンタム級ワールドGP準決勝を兼ねたBellator暫定世界バンタム級選手権試合=王者ラフェオン・スタッツ✖ダニー・サバテーロだ。

ワイルドカードから堅実な試合と、派手なトークで成り上がってきたサバテーロのレスリング力とバックコントロール力に王者が、如何に対応するのかが注目される。

そしてコメインには女子世界フライ級選手権試合=王者リズ・カモーシェ✖挑戦者ジュリアナ・ヴェラスケスという立場を変えた再戦と、2つの世界選手権試合が組まれている。

さらにバンタム級ワールドGP準決勝のもう1試合ではマゴメド・マゴメドフ✖パッチー・ミックスがマッチアップされ注目カードがズラリと並んだ同大会。

ここでは、プレリミのとある一番に注目したい。


それがカイル・クラッチマー✖ジャリール・ウィリスのウェルター級戦だ。菊入正行がベラトールとサインしたことで、より注目されるサークルケイジのウェルター級戦線で、ランク的に8位のクラッチマーとランク外のウィリスは現実的に考えて、菊入がトップ5と戦うために確実に乗り越えたい相手といえる。

とはいってもクラッチマーはオクラホマ州立大時代にD1オールアメリカンに輝いており、個人成績でも5位と7位に入賞したこともある日本にはいないフォークスタイルレスラーだ。レスリングと打撃、そしてサブミッションを融合させたスタイルでオクラホマ州タルサのXtream Fight Nightでキャリアを積み、コロナ前の2019年11月にベラトールと契約を果たした。

当時無敗だったケムラン・ラチノフに判定負けを喫したが、クラッチマーはサークルケイジのプレリミ戦線で4勝1敗の戦績を残し、通算9勝1敗のレコードを持つ。キャリア序盤は一本勝ちも見られたが、ベラトールではレスリング&コントロールで4勝のいずれもが判定勝ちとなっている。

対するウィリスはコロナ禍から活動再開したばかりのLFAでウェルター級チャンピオンになりベラトールにステップアップしたファイターで、2連勝後にムハメド・ベルハモフ、サバウ・ホマシという実力者に遅れを取り、現状は2勝2敗とイーブンの星取り状況だ。

レスラーのクラッチマーに対し、ウィリスはマネージメントタイプのウェルラウンダーで、手数の少ない打撃戦で競り勝つイメージが強い。結果、突破力のある選手と戦うと後手に回りディフェンスも甘くなり、ここ2試合は上記のファイターを相手に一本負けを喫している。

ズバリ勝敗予想ではクラッチマーが有利と見られる一番。菊入の対戦相手候補として両者を見るのであれば、クラッチマーのテイクダウン&コントロール、ウィリスのスコアリング打撃に焦点を当てたい。そして菊入がレスラー&ボクサーという北米基準のファイターと戦う際には、ウィリスの戦い方が参考になる──かと思われるウェルター級マッチだ。

■視聴方法(予定)
11月19日(土)
午前7時00分~ U-NEXT

■Bellator289計量結果

<Bellator暫定世界バンタム級選手権試合&バンタム級ワールドGP準決勝/5分5R>
[王者]ラフェオン・スタッツ: 134.4ポンド(60.96キロ)
[挑戦者] ダニー・サバテーロ: 135ポンド(61.24キロ)

<Bellator世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]リズ・カモーシェ: 124.8ポンド(56.6キロ)
[挑戦者] ジュリアナ・ヴェラスケス: 124.2ポンド(56.33キロ)

<バンタム級ワールドGP準決勝/5分5R>
マゴメド・マゴメドフ: 134.4ポンド(60.96キロ)
パッチー・ミックス: 135ポンド(61.24キロ)

<ミドル級/5分3R>
ダルトン・ロスタ: 185.6ポンド(84.18キロ)
アンソニー・アダムス: 185.4ポンド(84.09キロ)

<女子フライ級/5分3R>
デニス・キルホルツ: 124.2ポンド(56.33キロ)
イララ・ジョアニ: 124.8ポンド(56.6キロ)

<ウェルター級/5分3R>
カイル・クラッチマー: 170.8ポンド(77.47キロ)
ジャリール・ウィリス: 170ポンド(77.11キロ)

<フェザー級/5分3R>
コディ・ロウ: 145.4ポンド(65.95キロ)
クリス・レンチローニ: 146ポンド(66.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
ケヴィン・ボーム: 145.1ポンド(65.81キロ)
カイ・カマカ3世: 145.2ポンド(65.86キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マーク・レミンガー: 170.8ポンド(77.47キロ)
マイケル・ロンバード: 169.8ポンド(77.01キロ)

<ミドル級/5分3R>
パトリック・ダウニー: 185.8ポンド(84.27キロ)
クリスチャン・エコールス: 185.4ポンド(84.09キロ)

<バンタム級/5分3R>
キャス・ベル: 136ポンド(61.69キロ)
ジャレッド・スコッギンス: 135.2ポンド(61.32キロ)

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BELLATOR MMA o YouTube   ジュリアナ・ヴェラスケス ダニー・サバテーロ ダルトン・ロスタ パッチー・ミックス マゴメド・マゴメドフ リズ・カモーシェ

『Bellator 289: Stots vs. Sabatello』前日計量動画


MAIN CARD (Showtime (9 p.m. ET)

・Interim champ Raufeon Stots (134.4) vs. Danny Sabatello (135) – for interim bantamweight title; bantamweight grand prix semifinal
・Champ Liz Carmouche (124.8) vs. Juliana Velasquez (124.2) – for women’s flyweight title
・Magomed Magomedov (134.4) vs. Patchy Mix (135) – bantamweight grand prix semifinal
・Anthony Adams (185.4) vs. Dalton Rosta (185.6)

PRELIMINARY CARD (MMA Junkie, 5 p.m. ET)

・Ilara Joanne (124.8) vs. Denise Kielholtz (124.2)
・Cody Law (145.4) vs. Cris Lencioni (146)
・Kyle Crutchmer (170.8) vs. Jaleel Willis (170)
・Kevin Boehm (145.1) vs. Kai Kamaka (145.2)
・Mark Lemminger (170.8) vs. Michael Lombardo (169.8)
・Pat Downey (185.8) vs. Christian Echols (185.4)
・Cass Bell (136) vs. Jared Scoggins (135.2)

 『Bellator 289: Stots vs. Sabatello』前日計量結果。全員パスしています。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ラウフェオン・ストッツ vs. ダニー・サバテーロは11人全員ストッツ支持。

・リズ・カモーシェ vs. ジュリアナ・ヴェラスケスはカモーシェ支持10人、ヴェラスケス支持1人。

・パッチー・ミックス vs. マゴメド・マゴメドフは11人全員ミックス支持。

・ダルトン・ロスタ vs. アンソニー・アダムスは11人全員ロスタ支持。続きを読む・・・
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BELLATOR MMA o キック ジュリアナ・ヴェラスケス リズ・カモーシェ

Bellator281:メインカード第3試合・デニス・キーホルツ vs. 渡辺華奈

女子フライ級。キーホルツ2位、渡辺3位。

ジュニア時代は柔道でオランダトップ選手だったキーホルツ。20歳でキックに転向し、Bellatorキックフライ級王者となる。27歳からはMMAも始めて、ここまで6勝3敗。打撃だけでなく、一本勝ちも3つある。昨年7月、当時の王者ジュリアナ・ヴェラスケスと対戦しスプリット判定負け。

10ヶ月ぶりの試合となるキーホルツに対し、渡辺は11ヶ月ぶりの試合。前戦は現王者リズ・カモーシェとの対戦で、開始直後にパンチを効かされそのまま秒殺KO負け。眼窩底骨折も負ってしまった。長期のブランク明けとなるが、課題の打撃がどこまで向上しているか。

いきなり左をもらって効いた渡辺。パンチ連打を打ち込むキーホルツ。しかし渡辺大内刈りでテイクダウン。ガードを取るキーホルツ。下から腕十字!クラッチして耐える渡辺。持ち上げる渡辺。放したキーホルツ。パウンドを一発入れた渡辺だがガードに入り密着。キーホルツ下からパンチ。上の渡辺だが上にいるだけ。最初のダメージは抜けているようだが。また腕十字。しかしクリアしてバックに回った渡辺。バックマウントからチョーク。腕をつかんでチョーク。パームトゥパーム。しかし浅いか。残り20秒でパウンドを入れていく。ゴング。

1R終盤に盛り返したが、キーホルツのラウンドか。

2R。いきなりタックルに行った渡辺。バックに回る。またバックマウント。しかし反転するキーホルツ。上からパウンド。足をつかんだ渡辺。足関の体勢でキーホルツの蹴りが顔面にヒット。反則でタイムストップ。キーホルツ1点減点。スタンドで再開。渡辺タックル。テイクダウン。マウントを狙うと背中を向けたキーホルツ。バックマウント。反転するキーホルツに三角。タップアウト!

打撃の対応はまだまだだったが、テイクダウンで攻めて逆転勝ち。

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BELLATOR Bellator278 MMA MMAPLANET o キック ジュリアナ・ヴェラスケス リズ・カモーシェ

【Bellator278】ヴェラスケスの左を食らうも逆転――カモーシェがTDからヒジの連打でストップ、新王者に

<Bellator世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
リズ・カモーシェ(米国)
Def.4R4分47秒 by TKO
ジュリアナ・ヴェラスケス(ブラジル)

サウスポーのヴェラスケスに対して、カモーシェが距離を詰めてパンチを振るう。カモーシェもサウスポーにスイッチしながら左ハイ。さらにジャブを突きながら、左カーフキックを打ち込んでいく。距離を取るヴェラスケス、カモーシェはガードを固めて距離を詰めながら左右のローを当てる。ヴェラスケスの左ストレートをスウェーでかわしたカモーシェ、左右フックでヴェラスケスを追い詰めるも、ヴェラスケスも左をカモーシェの顔面に突き刺した。

右インロー、左カーフキックを当てるカモーシェ。しかしヴェラスケスの左ストレートもカモーシェの顔面を捉える。カモーシェのローにヴェラスケスが左ストレートを合わせた。前進するカモーシェに対して右ジャブを突くヴェラスケスだが、カモーシェの左カーフをもらってしまう。お互いにフェイントかけるなか、ヴェラスケスが左ストレートを伸ばす。カモーシェは動じずにカーフキックへ。残り10秒でカモーシェがヴェラスケスの右ローをキャッチし、そのままケージに押し込んだ。

2R、一気に距離を詰めたカモーシェの顔面に、ヴェラスケスの左ストレートがクリーンヒット。カモーシェは尻もちを着きながら、すぐに立ち上がる。深追いしないヴェラスケスに対し、ダブルレッグで飛び込んだカモーシェがグラウンドに持ち込んだ。ヴェラスケスの足を畳み、ケージに背中を着けさせるカモーシェ。ヴェラスケスの右腕を制し、相手を寝かせようと抑え込んでいく。ヴェラスケスは左のオーバーフックで耐えるも、カモーシェが逆側に動いてヴェラスケスを抑え込んだ。

上半身を起こして立ち上がったヴェラスケスを、ボディロックでケージに押し込むカモーシェ。ヴェラスケスの左足を踏みながら削る。しかしヴェラスケスが体勢を入れ替え、オーバーフックで相手をケージに押し込むも、カモーシェが切り返して右腕を差し上げた。ケージ際で差し合いが続く中、ヴェラスケスが小外刈りでテイクダウンに成功。カモーシェはクローズドガードでラウンド終了まで凌いだ。

3R、開始早々カモーシェが距離を詰める。左ストレートを伸ばすヴェラスケスに対し、カモーシェは左カーフキックを狙う。ヴェラスケスがワンツーを放つと、下がるカモーシェ。左右のローを返すが、ヴェラスケスの左ストレートに対して大きくよけるため一瞬動きが止まってしまう。カモーシェの右ミドルを捌きながら左ストレートを伸ばすヴェラスケス。カモーシェがヴェラスケスの左を被弾する回数が増えてきた。しかしカモーシェもインローでヴェラスケスのバランスを崩させる。

カモーシェにケージを背負わせるヴェラスケスが、相手の蹴りに合わせて左を狙う。残り1分20秒でダブルレッグを仕掛けたカモーシェが、グラウンドに持ち込んだ。ヴェラスケスはフルガードから右のオーバーフックで捉え、左ヒジをカモーシェの頭部に突き刺す。残り10秒でパウンドを連打するカモーシェが、さらにヴェラスケスの頭を抱えてネックロックを仕掛けるもヴェラスケスが凌いだ。

4R、左右フックでカモーシェを追い込んでいくヴェラスケス。カモーシェは左ボディで押し倒されるも、立ち上がってボディロックでヴェラスケスをケージに押し込む。ケージ際で互いに押し返し合うなか、カモーシェがボディにヒザを突き刺す。ヴェラスケスは首投げを仕掛け、カモーシェにヒザを着かせる。立ち上がったカモーシェだが、そのままケージに押し込まれた。

ヴェラスケスが離れてケージ中央へ。疲労が見えるカモーシェの顔面に、ヴェラスケスの左ストレートが伸びる。カモーシェは左右のローでけん制するも、ヴェラスケスのワンツーが当たる。ここでカモーシェはパンチを振りながら前に出た。左フックで迎え撃つヴェラスケス。組んだカモーシェが右腕を差し込んで、ヴェラスケスをケージに押し込んでいく。一度ヴェラスケスに体勢を入れ替えられてしまうも、切り返してボディロックからテイクダウンを奪ったカモーシェ。残り30秒でマット・ヒューズポジションから左ヒジを連打した。

ヴェラスケスが身動きの取れない状態に陥ると、ここでレフェリーが試合を止めた。ストップが早いと納得のいかない様子のヴェラスケスに対し、王座を奪取したカモーシェがケージ内を駆け回り喜びを露わにした。


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