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【DEEP】福田龍彌が怪我のため欠場!元谷友貴戦は中止!

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5月3日に後楽園ホールで開催されるDEEP 119 IMPACTで元谷友貴とDEEPバンタム級王者決定戦で対戦する予定だった福田龍彌が練習中に負傷。肩鎖関節脱臼の怪我を負って欠場する事が発表されました。

この試合は中止となり、このピンチに平松翔(BLACK BELT JAPAN)がスクランブル出場。福田に代わって元谷と64kg以下のノンタイトルマッチで対戦する事も合わせて発表されています。

元谷×福田の消滅。。。ゴールデンウィークの大きな楽しみにしていただけに身体中の力が一気に抜けたと言っても過言ではありません。あまりにも悲報過ぎる。。。

練習中の怪我なので決して責める事は出来ませんが、ここ最近だけでもYA-MAN、栗山葵が怪我による欠場でそれぞれ試合が消滅したばかり。どれも注目カードだっただけに今回も試合中止の余波は一段と厳しく感じています。

それでもDEEP TOKYO IMPACT 2024 3rd ROUNDに出場予定だった平松が漢気を見せて元谷との対戦に名乗りをあげた事は評価出来るし、チケットの払戻しにも応じる事を発表したDEEPもやれる事を最大限やってくれてますからね。誰も責められません。

難攻不落の元谷を攻略するのは簡単ではないですが、前戦で格上の魚井フルスイングからギロチンチョークで一本を取った平松の覚醒に期待。回ってきたチャンスを活かして爪痕を残してもらいましょう。
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【悲報】福田龍彌が怪我で欠場 元谷友貴vs平松翔のノンタイトル戦に変更

333: 実況厳禁@名無しの格闘家 2024/04/25(木) 15:56:02.99 ID:G9DPD9JF0
まーたヨカタかよ
元谷対平松になってるじゃねーか


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45 AB DEEP DEEP119 MMA MMAPLANET o YouTube 佐伯繁 元谷友貴 平松翔 石司晃一 福田龍彌

【DEEP119】DEEPバンタム級王座決定戦控えた福田龍彌が、肩鎖関節脱臼で欠場。元谷は平松翔とキャッチ戦

【写真】残念。一番無念なのは本人だろう(C)MMAPLANET

25日(木)、DEEPより5月3日(金・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP119 Impactで組まれていたバンタム級王座決定戦で元谷友貴と対戦予定だった福田龍彌が、負傷欠場。平松翔がキャッチウェイト戦で元谷と戦うことが発表された。
Text by Manabu Takashima

今回のタイトル戦が決まる前から、タイのライオン・ライオンズMMAクラブとタイガームエタイでファイトキャンプを行う予定でいた福田。普段から回数限定で真剣の斬り合いのようなミット打ち、打撃スパーリング――福田特有の言い回しで「セッション」と呼ばれる――を行っている彼は、昨年12月のカザフスタン& NAIZA FCでの敗北を経験したことで、禁止薬物を使用した選手に自然界に住む人間の力で勝つことを命題とするようになっていた。今回はジューサー越えの感触を掴むためにタイでのトレーニングを決めていたのだ。

その後、タイトル戦が決まり期間を短縮し5日にタイに向かった福田だが、そのプーケットでの練習中にレスリングの攻防で肩を負傷――帰国して検査し肩鎖関節脱臼と診断された。


福田は首都圏で定期的に試合機会を与えてくれたとし、DEEPの佐伯繁代表に一方ならぬ感謝の念を抱いている。「今があるのは佐伯さんのおかげ」と公言する彼は、興行の看板カードに穴を空けることはできないという気持ちで、この状態でも戦うつもりでいた。

しかし、肩鎖関節脱臼は程度によるが、靭帯を損傷しており1週間や2週間でMMAのようなハードな動きができる負傷では絶対にない。ばかりか、肩が完全に外れる可能性すらある。

結果、無念の欠場となった福田に代わり、26日のTOKYO IMPACT大会で石司晃一と対戦予定だった平松が、スクランブルの64キロ契約マッチで元谷と戦うことを了承した。

福田として無念の他ないだろうが、MMAの練習にケガはつきもの。今は回復に集中し、またDEEPのケージでのセッションに出向いてきてほしい。なお石司の対戦相手は、現在調整中とのことだ。

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DEEP DEEP Tokyo Impact o 修斗 平松翔 彩綺 石司晃一

【DEEP】ミスターブレイキングダウン川島悠汰参戦!

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5月26日にニューピアホールで開催されるDEEP TOKYO IMPACT 2024 3rd ROUND。既に石司晃一(フリー)×平松翔(THE BLACKBELT JAPAN)など好カードが発表されていますが、今回新たにミスターブレイキングダウンこと川島悠汰(INFIGHT JAPAN)の参戦が発表されました。

ブレイキングダウンを断片的にしか見ない私は今ひとつピンと来ませんが、第1回大会から出場している人気選手だそうです。

唯一観戦したBreakingDown9ではお互いパンチを被弾してダブルノックダウン。そこから立ち上がって見事?TKO勝ちを収めていたのが印象的です。

DEEPでどこまでやれるかはまだ未知数ですが、ここ最近のブレイキングダウン出身者の生み出す熱量は無視できません。信原空に彩綺、安井飛馬、八須拳太郎などなど。勝ち負けは一旦さておき、会場は普段以上に埋まって、会場での声援の多さや熱気は明らかに違います。

それだけに川島の参戦は何気に期待してしまうのは私だけではないでしょう。そんな川島の対戦相手は渡辺智偉(カタナジム)。2022年のアマチュア修斗東北選手権ウェルター級で準優勝したバックボーンを持ちます。

ともすると噛ませ犬になりそうですが、裏を返せば知名度の高いブレイキングダウン勢を喰らう大チャンス。BD狩りという視点で見ても面白い。
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【DEEP Tokyo Impact2024#03】1勝1敗からの決着戦へ! 川原波輝×越智晴雄のストロー級王座統一戦が決定

【写真】A1ストロー級王者に就いた川原にとっては凱旋試合となる (C)A1 COMBAT

16日(火)、5月26日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催される『DEEP TOKYO IMPACT 2004 3rd ROUND』にて、正規王者の川原波輝と暫定王者の越智晴雄によるDEEPストロー級王座統一戦が行われることが発表された。
Txet by Shojiro Kameike


すでに石司晃一と平松翔のバンタム級戦が発表されていた今大会。追加された対戦カードで最も目を引くのは、やはりストロー級王座統一戦だ。

2020年8月の2戦目から3年半ぶりの決着戦となる(C)MMAPLANET

両者は過去2度対戦しており、初戦は2019年3月に越智が川原を判定で破り、王座防衛に成功している。しかし2020年8月の再戦では川原が越智にRNCを極め、ベルトを巻いている。今回は両者にとって1勝1敗で迎える決着戦だ。

越智はベルトを失ったあとフライ級に転向するも、DEEPフライ級GPの1回戦で元チームメイトでもある本田良介に敗れた。その後は中村真人戦、キム・ウジェ戦で連勝を収め、昨年12月には佑勢乃花をスラムでKOしてストロー級暫定王座に就いている。自身も「ベストはストロー級」と語るとおり、本来の持ち味であるトップコントロールと一発の強さが戻ってきた感が強い。

対する正規王者の川原はDEEPのベルトを巻いたあと、ONEに主戦場を移すも2連敗を喫し、契約も切れていたことをMMAPLANETのインタビューで明らかにしていた。その川原は3月に米国カリフォルニア州で開催されたA1 Combat19で、アンソニー・ドォを判定で下して同ストロー級のベルトを巻いている。「UFCにストロー級を創る」と目標を掲げる川原は、今回のDEEP凱旋について「一周回って日本で戦える喜び。楽しみです!」とMMAPLANETにコメントを寄せてくれた。

越智は佑勢乃花戦前のインタビューで「僕の中では『ベルトはベルト、川原選手は川原選手』。たとえベルトが賭けられていなくても、川原選手には負けた分やり返したいという気持ちが強い」と語っていた。3年半の時を経て実現する決着戦は、互いにモチベーションが高いハードファイトになりそうだ。

今大会では赤沢幸典×ベンツのメガトン級戦も追加されている。肉体改造に成功した赤沢は、2023年11月にハリーKIMURAをパウンドアウト。ハリー戦では打撃のプレッシャーと、テイクダウンのスピードに肉体改造の効果が見えていた。

赤沢と対戦するベンツ(C)MMAPLANET

そんな赤沢に挑むベンツは、本名をアディマポン・セーンテップといい、ムエタイで129戦90勝305敗4分という戦績を残すタイ人ファイターだ。赤沢は「打撃からテイクダウン、そしてパウンド――それだけですね」という自身のスタイルを、ムエタイファイターを相手に見せることができるか。

また、同日の昼に開催されるDEEP JEWELS45で、すでに発表された中井りん×栗山葵のフライ級タイトルマッチが中止に。栗山が右膝十字靭帯断裂で試合に出場できなくなり、代わりにDEEP事務局では急きょ、中井りんの対戦相手を公募しているとのことだ。

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Black Combat CORO DEEP DEEP Tokyo Impact o RIZIN ユ・スヨン 平松翔 石司晃一 金太郎 魚井フルスイング

【DEEP】5.26ニューピアホール大会 石司晃一×平松翔決定!

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5月26日にニューピアホールで開催されるDEEP TOKYO IMPACT 2024 3rd ROUNDで石司晃一(フリー)×平松翔(THE BLACKBELT JAPAN)のバンタム級マッチが行われる事が発表されました。

元DEEPバンタム級王者の石司は BLACK COMBATとの対抗戦でユ・スヨンにパウンドでTKO負けして以来の復帰戦。テイクダウンされると防戦一方に追い込まれましたが、それまでは金太郎やCOROなどに6連勝。スタンドでの打撃でもKO出来るし、グラウンドになっても三角やチョークでも仕留める事が出来るオールラウンダーです。

対する平松。勝ったり負けたりが続いていましたが、転機を迎えたのが3月のDEEP 118 IMPACTで行われた魚井フルスイングとの一戦。魚井にニータップでテイクダウンを許すも、それに合わせてギロチンチョークを極めて一本勝ち。RIZINに出場した魚井を下した事で一躍脚光を浴びる事となりました。

石司は王座から陥落して以来の負けられない一戦。対する平松は勝てば一気にタイトル戦線に浮上する重要な一戦。石司が踏み止まるか、平松が勝って世代交代か。いきなり楽しみなカードが組まれました。
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45 AB Black Combat DEEP DEEP JEWELS DEEP JEWELS45 DEEP Tokyo Impact DEEP Tokyo Impact2024#03 MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN LANDMARK08 にっせー クレア・ロペス パク・シウ パク・シユン 大島沙緒里 平松翔 村上彩 石司晃一 須田萌里

【DEEP JEWELS45&DEEP Tokyo Impact2024#03】ミクロ級王座統一戦、剛の大島沙緒里✖柔の村上彩

【写真】両者のベルトは今後、一本化するのだろうか (C)MMAPLANET & SHOJIRO KAMEIKE

8日(月)、DEEPが5月26日(日)に東京都港区のニューピアホールでDEEP JEWELS45とDEEP Tokyo Impact2024#03の開催と、DEEP JEWELS ミクロ級チャンピオン村上彩と DEEP女子ミクロ級チャンピオン大島沙緒里の間で王座統一戦が組まれることを発表した。
Text by Manabu Takashima

大島は2020年9月ににっせーとの王座決定戦を制しDEEPミクロ級のベルトを巻き、翌年にアトム級GPに出場して決勝でパク・シウを破りDEEP JEWELSアトム級王座と二冠に輝いた。


昨年9月にBlack Combatアトム級とのダブルタイトルマッチでパク・シユンにまさかの判定負けを喫し、大島はアトム級王座を手放した。そして今年の2月にはRIZIN LANDMARK08にショートノーティス出場をし、クレア・ロペスを十字で破って以来3カ月振りの実戦となる。

一方の村上は2020年10月のプロデビューからアトム級とミクロ級の両階級でファイトを続け、戦績は8勝1敗。唯一の敗北はアトム級で須田萌里にリベンジを許した試合だ。昨年9月にアム・ザロケットを下し、2020年11月に創設されたベルトを初めて日本に取り戻した。

「ミクロ級の方が動きが良い」という村上は、そのミクロ級では4勝0敗で3つの一本勝ちを誇る。自身のなかでの絶対的な動きの良さがどちらになるのかというよりも、体格差が生じるアトム級での相対的な動きを評価すると、前者の方が動きは良くなるということか。対して大島はアトム級においてもフレームで不利なことはあっても、フィジカルで後れを取るようなことはない。そして44キロは、同王座決定戦と防衛戦の2度しか戦っておらず、2試合ともアメリカーナで一本勝ちしている。

いわばミクロでは負け知らずの女王対決は、柔道家・大島✖柔術家・村上という見方もできる。もちろん、MMAでありスタンドは当然として、寝技でも打撃があるなかで両者のグラップリング対決は見ものだ。

全17試合で9つの一本勝ちを誇る大島に対し、村上の一本勝ちはキャリア序盤の3試合だ。その一方で体力負けをして然りの試合でも、技術で制してきた。パワーで対抗できない時に村上を助けるのが、相手の力を利した柔の動き。つまり村上は柔のグラップラーといえるだろう。

他方、大島はガード、サイドからキムラ、アメリカーナ系のアームロックを得意としており、アトム級やスーパーアトム級でもタップを奪って来た。いわばミクロ級を越えた破壊力、パワーの持ち主はずばり剛のグラップリングを駆使する。

✖剛の組み技系MMA対決、パワーも技術に含まれ大島のキレを持ってすると、剛の寝技により短時間決着もあり得る。同時に柔の寝技は瞬発系でなく耐久力勝負、いわゆるDeep Waters──深みに入り&深刻な状況を与える勝利を手にすモノ。剛の大島✖柔の村上、非常に興味深い王座統一戦となる。

またDEEP Tokyo Impact2024#03では昨年9月の王座転落から8カ月、石司晃一が実戦復帰。THE BLACKBELT JAPANの平松翔と戦うバンタム級3回戦がまずは明らかとなっている。

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DEEP DEEP118 MMA MMAPLANET o RIZIN 平松翔 魚井フルスイング

【DEEP118】平松が魚井にフルスイングさせずギロチンで勝利「DEEPの上位陣、RIZINでも勝負できる」

<バンタム級/5分2R>
平松翔(日本)
Def.2R by ギロチンチョーク
魚井フルスイング(日本)

サウスポーの魚井に対し、平松が左手を前に出してプレッシャーをかける。魚井はインローを蹴り、平松はけり上げるような右の前蹴りを見せる。魚井が踏み込んで左ストレートや右フック、平井はバックステップでかわして先ほどと同じような右の前蹴りを飛ばす。

平松がスイッチすると、魚井がすぐに左右のフックで飛び込み、ニータップも見せる。さらに魚井は左ストレートと左ハイ。平松は構えを戻して右ミドルを蹴る。魚井は左ミドルからシングルTレッグも見せるが、平井もそれに対処し、右ハイとインローを蹴る。魚井は平井の蹴りに左フックで思い切り飛び込んだ。2R、魚井がインロー、ニータップからテイクダウン。ここで平松がギロチンチョークへ。これで平松が魚井を絞め落とし、一本勝ちを収めた。

試合後、平松は「殴り合い上等といいながらフルスイングにビビってしまいました。一本勝ちやったんですけど、RIZINで試合をしている魚井選手を仕留めることが出来たんで、DEEPの上位陣やRIZINでも勝負できるかなと思います。RIZIN神戸大会も全然出られるんでオファー待ってます」と語った。

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45 AB DEEP DEEP JEWELS DEEP118 MMA MMAPLANET o ONE RIZIN YouTube イ・ソンハ ロッキー・マルチネス 中村K太郎 五明宏人 力也 北岡悟 川名 TENCHO 雄生 平松翔 江藤公洋 神田コウヤ 福田龍彌 酒井リョウ 雅駿介 雑賀ヤン坊達也 青井人 青木真也 魚井フルスイング

【DEEP118】イ・ソンハに挑戦、江藤公洋「面白い試合云々っていうなら、ちゃんと頑張って逃げてね」

【写真】穏やかな自信(C)MMAPLANET

本日9日(土)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP118 Impactで江藤公洋が、DEEPライト級王者イ・ソンハに挑戦する。
Text by Manabu Takashima

レスリングからMMAに転向した当時から、そのポテンシャルの高さは認められてきた。しかし、その強さを発揮しきれない。試合になると、気持ちで前に出られないということも指摘された。そして勝てば、コントロールで地味というレスリング&コントロールファイターに付きまとう問題も、江藤は持ち続けてきた。

その江藤が2020年9月に青木真也に完敗を喫して以来、ここまで5連勝でタイトル挑戦権を獲得した。ハマれば超絶に強かった江藤が、自分の嫌な展開でも試合を創れるようになった。その背景に指導、中村K太郎のマンツー・スパーが存在した。


──HEARTSでレスリングクラスを持っていると聞いて見学させていただいたのですが、MMAグローブを着用してMMA用のレスリングを指導されていました。

「そうですね、大沢さんからMMAのレスリングとグラップリングを重点的にプロ選手に指導してほしいと2カ月ぐらい前に尋ねられて、やらせてもらうようになりました。HEARTSの底上げという目的もあって、始めた感じです。ピュア・レスリング、ピュア・グラップリングではなく、MMAにアジャストした形でやらせてもらっています。

ピュア・レスも大切なのですが、やはり組んだ距離でMMAの間合いと違ってきます。間合いの設定が違うと、切り崩し方も違ってくるので。そういうところでMMAレスリングの指導を心掛けています」

──MMAレスリング=壁レスとなりがちですが、今日はそうでない場所での指導でした。

「壁も大切です。でも中央で相手を制することも大切で。壁だけでなく、両方でやっていますね。中の動きと壁の動き、壁という要素が加わってもベースは共通しています。中央でやることを、壁を使ってやりましょうという意識を持っています」

──しっかりと伝える言葉も持たれていました。

「パーソナルの指導なども続けてきて、その時に自分だけの視点ではなく、色々な視点があることを頭に技術を修得するようになりました。一つのアプローチだけでなく、多方向の視点を持つことが大切だと思うと、指導する時に色々なアプローチから説明できます。そこがファイターとしての自分の成長に繋がっていると思います」

──指導することで、自ら成長できたと。

「色々な視点で見ることで、崩し方や動きに対してアプローチの種類が増えました。特に相手の特性も理解できて、思考が分かるようになったことが大きいです」

──なるほどぉ。指導で得たことを自らの練習で試す?

「ハイ。それで自分が使う場合は、無理だと判断して切り捨てることもあります。でも、指導するうえで切り捨てる知識はない。それを知ることでも、自分の成長になります」

──現在、5連勝です。その指導をすることが、好調の要因にもなっていますか。

「青木さんと試合をするまで(2020年9月)、ただ練習をしていると強くなるという風で考えていなかったです。あの敗北から色々と変えないといけないと思うようになりました。メンタル面でも変に気合を入れるとか、良いところを見せようとして逆に迷ってしまって普段通りの力を出せない。そんな自分を認めたくなかったのが、あの試合で何もできないことで──そんな自分が恥ずかしくて、格闘技を辞めた方が楽だという気持ちにもなりました」

──ハイ。

「でも楽な方を選ぶと、それは簡単ですよね(笑)。あそこで自分の色々なモノを壊して自分を創りなおした方が人間として成長できると思って、ここまで取り組んできました。5連勝の裏で試行錯誤して、なかなか上手くいないこともありました。そのなかで一つ一つを噛み砕いて、検証することでここまで来ることができました。今もまだ過程ですけど、今の自分をぶつけることが凄く楽しみです。日常を切り取った部分で、今回の試合では皆に見て欲しいという気持ちがあります」

──RIZIN LANDMARKの雑賀ヤン坊達也戦と、DEEPの北岡悟戦。前者の方が良い試合だと思われるかと思いますが、個人的には後者の方が恐怖とも向き合っていた感があります。

「そうですね……落とせないという気持ちもありました。それが自分の弱さだと思います。決め切れないところは課題で、でも試せたことはプラス。まだ僕は完成していないので。怖さも自分のなかで受け入れていますし、やってきたことをやる。回りの目を気にすること……そこも大切なのですが、そこも含めて自分のやってきたことが出せるか。練習の方が強い自分がいる。そこに近づくために、もがいている自分が今もいます。それが徐々に良くなっているので。人にチヤホヤされたくて格闘技をやってきたわけじゃなくて、強さを追求するためにやっている。そこはブレないようになりました。良い試合だった──で良いのか。積み上げて来たものを出す方が、大切だと自分は思っています」

──その積み上げるなかで中村K太郎選手とのマンツーマンのトレーニングの意味合いが大きいと聞いています。

「ハイ。自分が成長できる一番のパートナーです。K太郎さんとの練習は思い描いたことできない。テイクダウン、スクランブル、打撃とコントールできないから、際の攻防の練習ができる。

打撃、組み技、寝技とどの局面でも練習ができて、K太郎さんという自分が日本で一番強い選手とやれている。そこが自分の自信になっています。試合より厳しいことをやっている。相手より強い選手とやっていることは絶対ですし。

試合なので、一発貰うこともある。でも、そこ以外だったら絶対に競り負けないという気持ちになれました。どんな展開でも引かない。気持ちの強さは、K太郎さんとの練習で身に着けられたものです。練習で試合よりしんどいことをやって、試合でしんどいことを相手にさせます」

──そのなかでDEEPライト級王座に挑戦。チャンピオンは韓国のイ・ソンハで国際戦となりました。

「流れが変わってきましたね。対日本人でなく、今だと対アジアに。それって大切なことだと思います。だから自分はONEにチャレンジしたし、対日本人でなく対世界を見据えて色々な技術を修得してきたので」

──ではイ・ソンハの印象を教えてください。

「手足が長く、打撃も組み技もできる。だから、面白い。このところ、勝ってホッとすることばかりで。なんか熱くなることがなかった。その点、今回はどうなるのか楽しみです。どれぐらいかは、組んでみないと分からない。勝ち筋はある程度思い描けていますが、それが実際に戦ってどうなるのか。その面白さはありますね。打撃、テイクダウン、寝技、全部で勝負したいです」

──イ・ソンハは「自分が面白い試合をするので、そこは気にしないでください」ということ言っていました。

「まぁコントロールされない自信がるからって、その後の攻防を自分ができないと思っているなら間違っています。仮にテイクダウンからコントロールができなかったら、その先を見せることができるので、それは必然と面白くなるでしょうね。

ただ僕がコントロールできてしまうと、殴り合いも何もない面白くない試合になるということですよね。じゃあ、頑張ってねっていう話です。面白い試合にしたいなら、コントロールされないように頑張って。そうなっても、その先を見せるから」

──ブラボーです。

「だって動けない奴が悪いわけで。動けてスクランブルの攻防まで持ち込めば良いじゃないですか。なんでコントロールできているこっちが、わざわざ動かないといけないのか。動けない、お前が悪いんだよってことですよ。コントロールされて、時間がきてブレイクって──それは審判に助けてもらっているだけ。まぁ、面白い試合云々っていうならちゃんと頑張って、逃げてねって」

──長い年月を掛けて、一皮剝けた。言葉にすると簡単になってしまいますが、凄く重みのあることだと感じました。

「変われたかな……ただやっていれば結果が出る。そんな風に思っていましたけど、それじゃあ体が強くなるだけ。そして色気をもって戦って、自分を出せない。そういう弱い自分を飲み込んで、克服するにはどうするかを考える。そこで練習環境、練習内容を組み立てることができてきました。強くなるための過程にあるなかで、今回の試合でどこまでできるのか。やっぱり、そこは楽しみです。今回のタイトル戦は、対アジアに到達しているのか。その査定試合になります」

■視聴方法(予定)
3月9日(土)
午後5時45分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■ DEEP118計量結果

<DEEPメガトン級王座統一戦/5分3R>
[正規王者]ロッキー・マルチネス:108.5キロ
[暫定王者]酒井リョウ:106.9キロ

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]神田コウヤ:65.7キロ
[挑戦者]青井人:64.7キロ

<DEEPライト級選手権試合/5分3R>
[王者]イ・ソンハ:70.3キロ
[挑戦者]江藤公洋:70.35キロ→70.15キロ

<バンタム級/5分3R>
福田龍彌:61.5キロ
雅駿介:61.7キロ

<フェザー級/5分2R>
五明宏人:66.2キロ
木下カラテ:66.1キロ

<ライト級/5分2R>
川名 TENCHO 雄生:70.55キロ
倉本大悟:70.8キロ

<バンタム級/5分2R>
平松翔:61.65キロ
魚井フルスイング:61.2キロ

<バンタム級/5分2R>
力也:61.6キロ
小崎連:61.55キロ

<アマチュア・フェザー級/3分2R>
信原空:66.05キロ
菅涼星:66.15キロ

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45 AB Black Combat DEEP DEEP JEWELS DEEP118 MMA MMAPLANET o RIZIN YouTube イ・ソンハ ブラック ロッキー・マルチネス 五明宏人 力也 川名 TENCHO 雄生 平松翔 江藤公洋 神田コウヤ 福田龍彌 酒井リョウ 金原正徳 鈴木千裕 雅駿介 青井人 魚井フルスイング 鶴屋浩

【DEEP118】計量よもやま話。青井&福田は新幹線に缶詰め&神田はバスタブ壊れる。次回Black Combatは…

【写真】ただ一人再計量となった江藤だが、余裕でクリア。なお、この時点で青井と福田はまだ計量会場に到着していなかった(C)MMAPLANET

明日9日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP118 IMPACTの計量が8日(土)に新宿区ホテルローズガーデンのオークルームで行われた。
Text by Manabu Takashima

メガトン級王座統一戦、フェザー級&ライト級と3階級のタイトルマッチが組まれている大会の計量は、フェザー級選手権を戦うチャンピオン神田コウヤとチャレンジャー青井人が揃って開始時間に姿を見せないという予想外の状況でスタートが切られた。


神田に挑戦する青井と雅駿介と対戦する福田の関西組は、人身事故の影響で何と米原で1時間に渡り新幹線の中で缶詰状態に。今回はバンタム級に挑む福田は、この4キロ強の減量幅の違いに命拾い。「フライ級やったら、ブチ切れていましたよ」という言葉も、そのフライ級での計量直後のようなかすれ気味の声でなく力のあるものだった。

そんな福田とともに東京駅からタクシーで計量会場に移動しても疲れを見せなかった青井の挑戦を受ける神田も、予期せずアクシデントに見舞われていた。自宅で水抜きに入った神田だが、なんとバスタブの栓が壊れており、お湯が溜まらないという状況に追い込まれる。

その影響で体重を落としきれなかったチャンピオンは、計量会場近くのサウナで最後の1キロを落とし、クリア後もその表情からは安堵と疲れが感じられた。

そんな神田に対し、Black Combatの撮影チームは容赦なくインタビューを始め「フェザー級王者が神田選手との対戦を求めています。どう思いますか」等と明日の防衛戦もお構いなしの質問をする。これには神田に帯同していたパラエストラ千葉ネット代表もラストウィークに入った鶴屋浩代表も苦笑いを浮かべるしかなかった。

そのBlack Combatのブラック代表の姿も計量会場で見られたが、氏は2週間後のDEEP JEWELSにも来日するとのこと。中国のWLFとの対抗戦の計画も進むBlack Combatの次回大会は4月20日に予定されており、ブラック代表によるとDEEPから4人の日本人選手を招聘する予定だという。

イ・ソンハの持つDEEPライト級王座に挑む江藤公洋は、本計量では50グラム・オーバーだったが、最計量では200グラムも落とし余裕でクリア。江藤が所属するHEARTSからは木下カラテ、魚井フルスイングも今大会に出場しており、計量会場にも出場選手だけで現れ、魚井がかいがいしく江藤のサポートをしていた。

またメディアよりも撮影に懸命なパラエストラ八王子の塩田歩代表に4月29日のRIZINフェザー級選手権試合に関してコメントを求めると──。「もう独立していますけど、金ちゃん(金原正徳)と今指導している千裕(鈴木千裕)君があの舞台でベルトを賭けて戦うというのは、本当に嬉しいです。ただ僕はもう100パーセント、千裕君のサポートですから」と言葉が聞かれた。

■視聴方法(予定)
3月9日(土)
午後5時45分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■ DEEP118計量結果

<DEEPメガトン級王座統一戦/5分3R>
[正規王者]ロッキー・マルチネス:108.5キロ
[暫定王者]酒井リョウ:106.9キロ

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]神田コウヤ:65.7キロ
[挑戦者]青井人:64.7キロ

<DEEPライト級選手権試合/5分3R>
[王者]イ・ソンハ:70.3キロ
[挑戦者]江藤公洋:70.35キロ→70.15キロ

<バンタム級/5分3R>
福田龍彌:61.5キロ
雅駿介:61.7キロ

<フェザー級/5分2R>
五明宏人:66.2キロ
木下カラテ:66.1キロ

<ライト級/5分2R>
川名 TENCHO 雄生:70.55キロ
倉本大悟:70.8キロ

<バンタム級/5分2R>
平松翔:61.65キロ
魚井フルスイング:61.2キロ

<バンタム級/5分2R>
力也:61.6キロ
小崎連:61.55キロ

<アマチュア・フェザー級/3分2R>
信原空:66.05キロ
菅涼星:66.15キロ

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