カテゴリー
MMA MMAPLANET o Torao TORAO31 修斗 岡田達磨 結城大樹

【TORAO31】テイクダウンから上で戦い続けた結城大樹が、岡田達磨から2-0の判定勝ち

<フェザー級/5分2R>
結城大樹(日本)
Def.2-0:20-18.20-18.19-19
岡田達磨(日本)

闘裸男=結城と越後風神祭り=岡田という修斗地方大会のメインイベンター対決。サウスポーの岡田のローの直後に、結城がダブルレッグでテイクダウンを奪う。クローズドのガードの中で頭を抱えられそうになった結城は、左に回りつつギロチンを防ぎ右足を抜く。肩固めとパスの2つを防ぎつつブリッジした岡田だが、結城が泳がせてバックを取る。同門の野瀬と同様にお竜ロックにとって結城が四の字に移行し、パームトゥパームでRNCへ。自らの腕を引っ張り上げるような絞めは防がれた結城だが、そのままボディトライアングルで背中を反らせて右腕を喉下に差し入れるも時間に。

2R、初回と同様に即テイクダウンを決めた結城が、クローズドのなかで抑える。逆転をするには仕掛けが必要な岡田は、下からパンチを打っていく。半分が過ぎたころに左足を抜いた結城が枕で圧をかけ、左のエルボーを振り下ろす。肩固め&パスのコンビに、岡田はブリッジもリバーサルはできない。結城はケージ際に移行し、盤石の状態で残り1分に。足を抜かれて、戻すのが精いっぱいの岡田は万事休す。結城は上で試合終了を迎え──ジャッジ1人がドローにつけたものの危なげない勝利を手にした。


The post 【TORAO31】テイクダウンから上で戦い続けた結城大樹が、岡田達磨から2-0の判定勝ち first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o Torao TORAO31 ブログ 児山佳宏 毛利昭彦

【TORAO31】毛利がケージ際のコントロールを切り返すも逆転には至らず。児山がマジョリティ判定勝ち

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏(日本)
Def.2-0:20-18.20-18.19-19
毛利昭彦(日本)

毛利の右ストレートをかわした児山がダブルレッグで組みつく。ケージまでドライブした児山が左腕を差し上げて押し込んだ。児山はシングルレッグで尻もちを着かせ、アンクルピックからバックに回る。起き上がる毛利に対し、児山がバックから左足を差し入れた。毛利は児山の左手首を掴んでクラッチを切りにかかる。

しかし児山が再びグラウンドに持ち込むと、二重絡みで毛利の動きを制しながらバックマウントへ。毛利は背中で児山をケージに押し込み、バックマウントを解かせた。立ち上がった毛利に対し、児山は左足を差し上げてケージに押し込む。毛利は左ヒジ、左ヒザを繰り出しつつ体勢を入れ替えて初回を終えた。

2R、毛利が児山にケージを背負わせる。サークリングしながら組んだ児山はシングルレッグに切り替える。毛利はスイッチを狙うも、児山が両足を畳んで頭をおっつけた。左手首を掴んできた児山の頭部に、毛利がコツコツと右の拳を落とす。ここで毛利が右足を児山の左足に絡め、右手首を押して体勢を入れ替える。左腕を差し上げて耐えた児山は、ボディロックで毛利をケージに押し込んだ。

毛利がスイッチで児山を崩しにかかるが、児山が耐えるとキムラからリバーサルへ。腕を伸ばしに行く毛利に対し、児山はシングルレッグからボディロックでケージに押し込んだ。ケージに背中を着けながら左ヒジを落とす毛利。しかし児山が毛利の背中をマットに着けると、最後は互いにパンチを出し合った。

ジャッジは1人がドローをつけるも、2人が児山の勝利に。試合後、児山がケージを下りたあとに毛利がマイクを握った。「まだまだ僕は諦めないし、もっと強くならないといけないと思いました。みんなで一緒に強くなりましょう!」と地元、山口大会に駆けつけた応援団に挨拶した。


The post 【TORAO31】毛利がケージ際のコントロールを切り返すも逆転には至らず。児山がマジョリティ判定勝ち first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o Torao TORAO31 神田T800周一 野瀬翔平

【TORAO31】強烈、お竜&パシオ・ロック。野瀬が神田から圧巻の一本勝ちし「この辺とはレベルが違う」

<バンタム級/5分3R>
野瀬翔平(日本)
Def.1R3分10秒 by アメリカーナ
神田T800周一(日本)

いきなり右リードフックで飛び込んだ野瀬。かわした神田のワンツーに組んでボディロックからテイクダウンを奪う。お竜ロックに捕えた野瀬が、胸を合わせにきた神田の試みを許さず腕を取ってハンマーロックに取る。お竜&パシオロックの複合技でコントロールし、強烈な右パウンドを入れた野瀬がマウントへ移行する。野瀬はパシオロックを続け、頭をステップオーバーするとアメリカーナに切り替える。苦悶の表情を浮かべた神田がタップ、野瀬が圧倒的な強さを見せつけると、「このへんとはちょっとレベルが違うので、上とやらせてもらえたらと思います」と言い放った。


The post 【TORAO31】強烈、お竜&パシオ・ロック。野瀬が神田から圧巻の一本勝ちし「この辺とはレベルが違う」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o Torao TORAO31 キック 國頭武 野尻定由

【TORAO31】バックの奪い合いから打ち合いへ。ノンストップの接戦は國頭がランカー野尻を判定で下す

<バンタム級/5分3R>
國頭武(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
野尻定由(日本)

野尻が頭を下げて左フックから右に繋げる。一旦下がった野尻は、ダブルレッグで飛び込みケージ際でテイクダウンを奪う。バックに回った野尻は國頭の左腕を抑えたが、國頭が体勢を入れ替えてトップへ。ハーフガードの野尻に右ヒジと鉄槌を落とす。野尻はケージ中央へ頭を向けるも、國頭がノースサウスから腕十字を狙う。ここで野尻の動きに合わせて國頭がバックマウントに移行し、四の字フックで固めた。パンチで削りつつ左腕を首に回す國頭は、フェイスロックで圧力をかけていく。野尻の顔面からは大量の鼻血が見られる。回転して逃れようとする野尻を固めたまま、國頭がパンチと掌底で削り続けた。

2R、野尻が右カーフキックを当てる。國頭は左ジャブを突く。野尻は体勢を低くしてパンチを振るうが、國頭が距離を詰めてケージを背負わせた。しかし野尻がボディロックからグラウンドに持ち込み、バックに回る。國頭がケージに押し込んでいく形で野尻を振り落とし、トップへ。野尻は立ち上がるも、國頭が左腕を差し上げている。野尻がクラッチを組んだが、國頭がシングルレッグに切り替える形でクラッチを切った。

離れた両者のパンチが交錯すると、國頭のパンチを受けて野尻がフラついた。しかし野尻が組みつき、ボディロックでテイクダウンを奪う。バックに回ってRNCを狙う野尻だが、凌いだ國頭にトップをに回られてしまう。立ち上がった野尻は國頭の左足を取って、ヒザ十字から外ヒールへ。これは極まらずも、國頭の両足を畳んでケージに押し込む。バックマウントを取った野尻が、四の字フックに切り替えて左を連打していった。

最終回は野尻が雄たけびを上げて、開始早々飛び込んだ。ボディロックで國頭に尻もちを着かせたあと、亀になった國頭のバックを狙うもスクランブルからトップを奪われてしまう。ハーフガードの野尻に対し、両腕を差し上げた國頭が、暴れる相手を自コーナー付近で抑え込む。ニーオンザベリーからパンチを浴びせる國頭に対し、野尻も一度はガードに戻したが、すぐにハーフからパスを狙われる。

バックを狙われた野尻が反転し、逆にバックを狙うも乗りすぎか体勢が悪い。ここも國頭がトップを奪い、肩固めを仕掛ける。野尻は凌いだがマウントを奪われ、ケージキックから立ち上がるも國頭がバックコンコントロールへ。國頭が野尻の左腕と左足を抑え、パンチをコツコツと落としていく。反転した野尻が立ち上がり、國頭をケージに詰めてパンチとヒジを浴びせると、國頭も打ち返して試合を終えた。

裁定はジャッジ3者とも29-28で國頭の勝利を支持。ランカーの野尻を下したことで、國頭のランキング入りも確実か。佐々木信治BURST代表も感動の表情で國頭を抱きしめた。


The post 【TORAO31】バックの奪い合いから打ち合いへ。ノンストップの接戦は國頭がランカー野尻を判定で下す first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o Torao TORAO31 キック ニシダ☆ショー 江木伸成

【TORAO31】組み技戦のリベンジを狙ったニシダ☆ショー、初回にダウンも奪うも江木と痛み分けに

<フライ級/5分2R>
ニシダ☆ショー(日本)
Def.1-0:20-18.19-19.19-19
江木伸成(日本)

8月大会で急遽、グラップリングで対戦した両者。49秒で一本勝ちした江木に対し、MMAでは経験で上回るニシダがリベンジになるか。サウスポーの江木が、まず左ミドルを蹴る。サイドキックも見せた江木は、ミドルから左ハイやローと蹴り主体で立ちの時間を過ごす。圧を掛けたいニシダは内回し蹴りを避けた直後に、自ら右ハイでバランスを崩す。ニシダの立ち上がりから試合は初めてクリンチの攻防になったが、すぐに離れる。今成ロールをかわしたニシダは、ローを蹴って当然のように寝技には付き合わない。

江木はニシダの圧を蹴りで返すなかで、踏み込みに右ストレートを合わされ腰から崩れる。ガードを取った江木に対し、スタンドで待ち受けたニシダは勝負を急ぐことはない。残り1分、江木はミドルやハイを見せるが組みへの展開に持ち込むことなく、最後に蹴りにシングルを合わせたもののテイクダウンに至らず初回を落とした。

2R、鼻血を流す江木はドクターチェック後に、蹴りでバランスを崩して引き込む。ここも立ったままで待つニシダだったが、立ち上がった江木の蹴りが急所に入って試合が中断される。再開後、左ミドルを蹴った江木は右足を掴んでテイクダウン。ニシダのバタフライガードとリストコントロールに、時間を掛けて足を抜きにかかる。

なかなか越えることができなかった江木は、ニシダのスクランブル狙いにボディロックに取る。と、片ヒザをついたニシダの顔面をヒザ蹴りで蹴ろうとしてしまい注意を受ける。立ち上がってボディロックもテイクダウンを奪えなかった江木は、体を入れ替えられケージに詰められる。江木は小手投げらから足関節。体を反転させたニシダに、内ヒールを狙った江木が下から鉄槌を打ち時間となり──ジャッジ1人がニシダにつけたが、マジョリティドローに。ラウンドマストでは真っ当な裁定といえるだろう。


The post 【TORAO31】組み技戦のリベンジを狙ったニシダ☆ショー、初回にダウンも奪うも江木と痛み分けに first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o Torao TORAO31 古賀愛蘭 高本千代

【TORAO31】高本の左ハイをブロックするも深追いせず。古賀が右ストレートを軸に攻めて判定勝ち

<女子ストロー級/5分2R>
古賀愛蘭(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18.
高本千代(日本)

サウスポーの高本が開始早々、左跳び蹴りを見せる。バックステップでかわした古賀は、組みつきバックに回りながら右のパンチを浴びせた。右ストレートを主体に攻める古賀が、右ボディストレートから高本にケージを背負わせた。右を受ける高本も左ハイを返す。高本の左ミドルに右ストレートを合わせた古賀は、距離を詰めるも深追いはしない。右ストレートから左フックを返し始めた古賀は、さらに鋭いワンツーを当てる。

高本がプレスを強めると、古賀がサークリングで距離を保つ。高本の左ハイをキャッチした古賀が、そのままグラウンドに持ち込むと高本は古賀の左腕を取って腕十字へ。スラムで凌いだ古賀は、立ち上がる高本のバックに回って初回を終えた。

最終回、高本が左前蹴りから距離を詰めていく。右ストレートで迎え撃つ古賀は、高本の右ローをキャッチして右ストレートを浴びせる。古賀が下がりながら右ボディを突き刺した。高本の蹴りを捌き、右ストレートを連続で当てる古賀。幾度も古賀の右が高本の顔面をかすめるも、クリーンヒットにまでは至らない。パンチを当てては下がる古賀も、高本の右フックを受けている。古賀が高本の左ハイをブロックしながら、右を狙い続けて試合が終了した。

裁定はフルマークの判定で古賀の勝利となった。


The post 【TORAO31】高本の左ハイをブロックするも深追いせず。古賀が右ストレートを軸に攻めて判定勝ち first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o Road to UFC SASUKE Torao UFC キック 修斗 田中半蔵

【FIGHT&MOSH】SASUKE、打撃の圧力→TDを切ってパウンドアウト。危なげない試合運びで王座防衛

【写真】安定感たっぷり、危なげない試合運びで王座防衛(C)MMAPLANET

<世界フェザー級選手権試合/5分5R>
SASUKE(日本)
Def.3R1分07秒 by TKO
田中半蔵(日本)

サウスポーの田中が右のアウトロー。SASUKEは顔面へのスピニングバックキックを繰り出す。SASUKEは右ストレートを伸ばしてヒザ蹴り。田中は距離を取りながら右フックを狙う。SASUKEも右を見せつつ、田中の蹴り足をすくって組みつく。

田中が右手を差してSASUKEをケージに押し込み、ダブルレッグへ。SASUKEは半身になって足をクラッチさせず、ケージに身体を預けて側頭部にヒジを入れる。田中がSASKEをケージに押し込み、動きが止まったところでブレイクになる。

スタンドでの再開後、SASUKEは田中の左の蹴りに左フックを狙い、そこから右フックを強振。

首相撲にとらえるとヒザ蹴りを突き上げ、足をかけてテイクダウンする。SASUKEはトップポジションからヒジを落とし、田中が亀になると一気にパンチをまとめる。

2R、SASUKEが田中の前足に関節蹴りを連打。飛びヒザ蹴り、スピニングバックエルボーと手数を増やす。じりじりと前に出るSASUKEが左フック、そこから右フックにつなげる。田中も右フックを返してインロー。

SASUKEは田中の前蹴りをとってテイクダウンし、中腰からパスガードを狙いつつ、ヒジを落とす。田中は下から鉄槌を当てるが、SASUKEはトップキープし、田中の頭をケージに詰めて固定し、パンチとヒジを連打する。

3R、SASUKEはプレッシャーをかけながら、田中が前に出るところに右ストレートと左フック。右の前蹴りをボディに突き刺すと、首相撲からヒザ蹴り。田中がダブルレッグに入るが、それを切ると亀になる田中にパンチを連打する。

田中の動きが止まったところでレフェリーが試合を止めた。危なげない試合運びで王座防衛に成功したSASUKE。試合後は以下のメッセージをファンに送った。

「僕は夢に向かってワガママで生きていますが、応援してくれる人がたくさんいます。修斗を背負ってRoad to UFCに挑戦して2年連続で負けて不甲斐ない結果でした。それからすべてを変えて戦いのために過ごしてきました。

苦しいことしかない毎日で、どうすれば報われるか考えてやってきました。ここに立っているのはサポートしてくれるみんなのおかげです。なかでもマスタージャパンのみんなは暖かい言葉で励ましてくれて後輩もできて、このチームは家族みたいなもんなんで、みんな大好きです。ありがとうございます。そしてマスタージャパンだけじゃなくて、応援してくれるみなさんありがとうございます。

明日TORAOがあって、マスタージャパン福岡から3人出場します。そこにつなげました。明日は楽しみです。いつも話が長くなるので、このくらいで終わりにしましょう(笑)。ご来場ありがとうございました。SASUKEならびに修斗の応援よろしくお願いします」


The post 【FIGHT&MOSH】SASUKE、打撃の圧力→TDを切ってパウンドアウト。危なげない試合運びで王座防衛 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
AB MMA MMAPLANET o ONE Shooto Shooto BR120 Torao UFC アンドレ・ペデネイラス エルナニ・ペルペトゥオ パンクラス 修斗 手塚裕之 海外 田村ヒビキ

【Shooto BR120】田村ヒビキがブラジルで修斗世界ウェルター級王座に挑戦。「夢が実現する」(デデ)

【写真】42歳、ブラジルで修斗世界王座に挑戦。浪漫だ(C) MMAPLANET

24日(金・現地時間)、ブラジルはリオデジャネイロのアッパー・アリーナで開催されるShooto Brazil120のメインで修斗環太平洋ウェルター級チャンピオンの田村ヒビキが、同級世界王者エルナニ・ペルペトゥオに挑戦する。
Text by Manabu Takashima

ペルペトゥオが同級王座についたのは実に1ディケイド前の2013年8月、ベルギーのトミー・デュプレを下しベルトを巻いている。翌年にUFCとサインも王座を保持し続け、リリース後もパルペトゥオはノンタイトル戦や他団体、ONE Japanでパンクラス王者の手塚裕之らと戦ってきた。


大会会場となるアッパー・アリーナは、フラメンゴ地区にあるノヴァウニオン総本山=アカデミア・アッパーの徒歩圏内、ヴィヴィ・アリーナの名称でも親しまれているノヴァ勢にとってまさに本拠地となる。

ブラジルは日本とは違い、米国のステート・アスレチック・コミッションを倣ったCABMMAが存在しており、インターナショナル・修斗コミッションとのルール&レギュレーションのすり合わせを含め、42歳となった田村の挑戦にはなかなか実現までハードルが高かったという話も伝わっている。

そんななか田村は今回の修斗世界王座挑戦に向けて、以下のような心境を語ってくれた。

田村ヒビキ
「TORAOから12月大会のオファーもあったのですが、実は階級をライトに落とそうと思っていて。でも1試合はウェルター級で試合をしないと申し訳ないので、ケジメとしてやりますという話はさせてもらっていました。その話をした数日後に修斗ブラジルから世界戦の話があり、マネージャーとも相談して戦うならブラジルだろうと……ぶっちゃけ、最高です。ここでブラジルで試合ができるなんて。

環太平洋のベルトを持っていても正直、修斗のウェルター級は動いていないです。でも僕がここで世界のベルトを持って帰ってきたら、多少は活性化するだろうし。せっかくのチャンスなのでブラジルで戦うことを選びました。この年齢で海外で試合をするなんて思っていなかったです。どんな形であれ環太平洋のベルトを持っていたから巡ってきた機会なので。

年齢的にも国際戦すら戦うことがないと思っている中で、海外でタイトル戦なんて皆が経験できることじゃないと思いますし、大事にしたいです。このチャンスを生かし、勝ってきたいと思います」

また田村を招聘する修斗BR代表で、ノヴァウニオン総帥のアンドレ・ペデネイラスは今回の世界戦に関して「長きにわたり修斗ブラジルの代表を務め、1990年代の終わりから修斗と関係を持ってきた私にとって、日本人選手をブラジルに呼んで修斗の世界タイトルマッチを行うことは夢だった。

両者揃って既に計量を終えており、ペルペトゥオが77キロ、田村は76.9キロでパスしている(C)SHOOTO BR

ついに今回、その夢が実現する。昔は日本の皆が、ブラジル人ファイターを日本に呼んで試合をさせてくれた。今回、逆の立場で修斗の世界戦をブラジルで行うことができる。凄く光栄なことだ。

エルナニと田村、どちらが勝つかは分からない。でも、自分の国でこの試合を組めることがとても嬉しい。今後もそれだけの資金を投入することができるショーでは、日本人選手をブラジルに招聘したいと思っている」と感慨深げに話している。

■視聴方法(予定)
11月25日(土・日本時間)
午前9時00分~ UFC Fight Pass

The post 【Shooto BR120】田村ヒビキがブラジルで修斗世界ウェルター級王座に挑戦。「夢が実現する」(デデ) first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Gladiator MMA MMAPLANET o ONE Progress Road to UFC Torao TORAO31 UFC 修斗 神田T800周一 米倉大貴 野瀬翔平

【TORAO31】神田T800周一×野瀬翔平──TORAO史上最強のグラップリング&スクランブル対決が決定!

【写真】国際戦を経験した2人による注目の一戦(C)MMAPLANET

12月3日(日)に山口県山口市のKDDI維新ホールで開催されるプロ修斗公式戦「TORAO31」で、野瀬翔平と神田T800周一が対戦する。
Text by Shojiro Kameike

元GLADIATOR王者で修斗でも世界ランキング6位の神田と、修斗ではランク入りしていないものの2年連続でRoad to UFCに出場している野瀬の一戦――これはTORAO史上最強のマッチアップだ。


2000年代初頭、格闘技ブームが起こるなかでもプロMMA興行の大半は首都圏や大阪、名古屋といった地域で開催されていた。そんななか2002年6月、人口約10万人という岡山県北部の津山市でGRAPPLINGMAN実行委員会による「GPRAPPLINGMAN 闘裸男」はスタートする。

大会がスタートしてから20年が経ち、大会名称も闘裸男からTORAOへ。主催者もGRAPPLINGMAN実行委員会が発展解消する形で、TORAO NATION STATEへと生まれ変わった。津山市だけでなく岡山市内、福山、広島、徳島、高松、山口、そして九州は福岡でも興行を開催するなど西日本を代表するMMAプロモーションへと成長した。

そんななか山口大会で対戦する神田も野瀬も、プロ修斗公式戦の多くをTORAOで戦ってきたファイターだ。神田は自らを「TORAOファミリー」と呼び、GLADIATORバンタム級王座を獲得すると同時にTORAOにも出場し、いまや修斗世界バンタム級6位につけている。

(C)Zuffa/UFC

野瀬は福岡からTORAOを中心にキャリアを積み、Road to ONEにも出場。世界を目指し2022年、2023年と2年連続でRoad to UFCに挑んだ。11月19日にBloom01で柔術全日本王者の米倉大貴とProgressフォークスタイルグラップリングで戦い、1カ月弱のインターバルで神田戦に臨む。

両者は12月2日の豊洲大会出場&他の相手と戦うという話も聞かれていたが、一転してTORAO最高のマッチアップで相対することとなった。

そのファイトスタイルは対照的だ。野瀬の強みといえばアグレッシブなテイクダウン&サブミッションであるのに対し、神田は「神田返し」に代表される相手の力を利用したディフェンス&オフェンス技術を持つ。グラップリング&スクランブル対決で神田が翻弄するか、あるいは野瀬がフィニッシュするか――ノンストップの技術戦に注目だ。

The post 【TORAO31】神田T800周一×野瀬翔平──TORAO史上最強のグラップリング&スクランブル対決が決定! first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Gladiator Gladiator022 Gladiator023 KTT MMA MMAPLANET NavE o Progress Torao YouTube   イ・イサク エフェヴィガ雄志 ダギースレン・チャグナードルジ チハヤフル・ズッキーニョス チャンネル テムーレン・アルギルマー ハンセン玲雄 パン・ジェヒョク ユン・ダウォン 一慶 世羅智茂 八木敬志 前田吉朗 南友之輔 吉田開威 和田教良 川北晏生 森戸新士 河名マスト 竹本啓哉 藤井章太 阿部光太 高木亮

【Gladiator023】藤井章太が2年振りの試合でKTTの新鋭と。吉田開威と南友之輔、注目─空手からの挑戦

【写真】韓国の4勝0敗が、弱いわけがない(C)MMAPLANET&KTT

5日(火)、GLADIATORより30日(土)に豊中市176BOXで開催されるGLADIATOR023 の追加カード&全大会対戦カードが発表されている。
Text by Manabu Takashima

MMAのタイトル戦が2試合、フォークスタイルグラップリングのタイトル戦が1試合、さらに河名マスト&チハヤフル・ズッキーニョスの再起戦、エフェヴィガ雄志の初参戦や前田吉朗✖NavEの組み技マッチと上位カードが固まっていた同大会。今回の発表で全21試合が組まれることが明らかとされ、そのなかにミドル級チャンピオン藤井章太がKTTの新鋭イ・イサクと対戦するカードが含まれている。


2年振りの参戦となる藤井の相手を務めるイ・イサクのMMA戦績は4勝0敗で、柔道で韓国全国大会3位に2度輝く実績を残しているという触れ込みの新鋭だ。

藤井は過去7年間で2試合、2018年7月にTORAOで1分12秒、2年前の9月にグラジで一慶と戦い2R0分29秒でKOするなど、ケージで戦った時間は2021年7月デビューのイ・イサクよりも短い。そのイ・イサクもデビューから3試合は全て1Rフィニッシュを収めており、23歳という年齢もあって一気呵成に試合開始直後から攻めてくることが予想される。

その初手の対応が藤井には非常に大切になる一戦だ。この他、上記にあるようにTRIBE TOKYO MMAからエフェヴィガ雄志の出場が決まっていたが、さらに川北晏生、阿部光太とTTM勢が参戦する。川北は3回戦で藤原克也と。2度目のグラジ出場となる阿部は、前大会で実現しなかったスティーブ・ギレスピではなく森井翼と戦うこととなった。

プレリミ~メイン~ポスリミという流れを今年から導入しているグラジは、アジアのフィーダーショー化を目指すことを宣言──韓国、モンゴル、フィリピンから選手を招聘し国際戦を強化してきた。そんな国際戦目指してからメインカード以外の出場選手のレベルが顕著に上がっている。

これはJ-MMA全般に当てはまることだが、他競技で結果を残した選手の転向の波はグラジにも訪れつつある。それが今大会でいえば吉田開威と南友之輔の出場といえよう。

ともに剛柔流を学びながら、吉田は硬式空手やフルコン、南のポイント制のKTFルールで目覚ましい活躍をしてきた。いや、してきたという書き方は語弊がある。なぜなら吉田は今も空手で活躍し続けているからだ。

2019年にカザフスタンで開催されたIKKFアジア硬式空手で優勝経験がある吉田は、今年も第15回全日本総合武道選手権大会で2冠獲得。

さらに総合武道杯無差別級で優勝&ハードコンタクト空手部門軽中量級の部も頂点に立ち、さらには第37回全日本硬式空手道選手権大会の中量級で2連覇を達成している。

今回がプロ2戦目となる吉田に対し、デビュー戦を迎える南はカデットで世界王者となり、ドバイで行われたプレミアリーグで2位入賞とジュニア時代に活躍し。

名門・近畿大学進学後はスネの負傷で個人戦では結果を残せなかったが、大学選手権団体戦で2位を獲得している。空手家としてMMAを戦うのか。MMAファイターとして空手を駆使するのか。吉田✖空、南✖小松祐貴戦で確認したい。

以下、プレスリリースに寄せられた藤井とイ・イサクの今回の試合に向けての意気込みだ。

藤井章太
「GLADIATOR023大会で国際戦を組んで頂きありがとうございます! GLADIATORは旧体制の時より出場させて頂いてチャンピオンになり、強い思い入れのある団体です。対戦相手のイ・イサク選手は連勝中で無敗、若くて勢いのある選手だと思います。そしてKorean Top Teamという事で厳しい練習にも耐えてきているはずです。GLADIATORの王者としてベストな戦いが出来るように頑張ります」

イ・イサク
「チャンスを下さったGladiatorの皆さん、誠にありがとうございます。世界一の強者になるために、MMAファイターになりました。対戦相手の藤井選手は、チャンピオンで実績があるベテランの選手です。なので厳しい試合になるかもしれないですが、出来る限りの努力し、試合当日は金網で最高の試合を見せる覚悟です。よろしくお願いいたします」

バンタム級選手権試合=王者テムーレン・アルギルマー×チャレンジャー竹本啓哉。フェザー級王座決定T決勝=パン・ジェヒョク×ダギースレン・チャグナードルジ。PROGERSSフォークスタイルグラップリング暫定ウェルター級王座決定T決勝=森戸新士×世羅智茂戦。

そしてフェザー級の2河名マスト×ユン・ダウォン&チハヤフル・ズッキーニヨス×ハンセン玲雄。エフェフィガ雄志×八木敬志、NavE×前田吉朗のグラップリング戦に加え、ミドル級王者の国際戦と空手からのチャレンジャー──大阪発、9月のMMA月間の締めは見所の多いイベントとなりそうだ。

■視聴方法(予定)
9月30日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator022対戦カード

<フライ級/5分2R>
宮川日向(日本)
坪内一将(日本)

<フライ級/5分2R>
陸虎(日本)
古賀珠楠(日本)

<ストロー級/5分2R>
澤田政輝(日本)
三輪勇気(日本)

<ライト級/5分2R>
秋岡翔(日本)
磯嶋祥蔵(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
野口蒼太(日本)

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]テムーレン・アルギルマー(モンゴル)
[挑戦者]竹本啓哉

<Gladiatorフェザー級王座決定T決勝/5分3R>
パン・ジェヒョク(韓国)
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定T決勝/5分3R>
森戸新士(日本)
世羅智茂(日本)

<フェザー級/5分3R>
河名マスト(日本)
ユン・ダウォン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
ハンセン玲雄(日本)

<ミドル級/5分3R>
藤井章太(日本)
イ・イサク(韓国)

<ライト級/5分3R>
八木敬志(日本)
エフェヴィガ雄志(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE(日本)
前田吉朗(日本)

<バンタム級/5分3R>
藤原克也(日本)
川北晏生(日本)

<フライ級/5分2R>
和田教良(日本)
梅川毒一郎(日本)

<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本)
高木亮(日本)

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本)
阿部光太(日本)

<バンタム級/5分2R>
エダ塾長こうすけ(日本)
宮口龍鳳(日本)

<バンタム級/5分2R>
南友之輔(日本)
小松祐貴(日本)

<バンタム級/5分2R>
吉田開威(日本)
空(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
向井琉綺弥(日本)
伊藤琥大郎(日本)

The post 【Gladiator023】藤井章太が2年振りの試合でKTTの新鋭と。吉田開威と南友之輔、注目─空手からの挑戦 first appeared on MMAPLANET.