カテゴリー
45 F1 MMA MMAPLANET o ONE ONE FF62 キック テミルラン・ベクムルザエフ ボクシング 安本晴翔

【ONE FF62】安本晴翔、ミドル・ヒザ蹴りでベクムルザエフのボディを効かせて判定勝利

【写真】突っ込むベクムルザエフに対し、ミドル・ヒザでボディを効かせた安本。試合中盤以降はしっかりとダメージを与えた(C)MMAPLANET

<キックボクシング・フライ級/3分3R>
安本晴翔(日本)
Def.3-0
テミルラン・ベクムルザエフ(ロシア)

サウスポーの安本に対し、ベクムルザエフがインロー。安本は左ミドルを蹴り、ベクムルザエフのインローにパンチをまとめてローにつなげる。オーソドックスにスイッチした安本は右ミドル、続くベクムルザエフの右ローをキャッチして右ストレートを打ってしまい、レフェリーに注意を与えられる。

再開後、安本はサウスポーから左ミドルとワンツー、オーソドックスから右ヒザ。ベクムルザエフが右ストレートで飛び込む。安本はスピニングバックキック、サウスポーで左ストレートから右フック、そして左ミドル。つっこむベクムルザエフに右のヒザ蹴りを合わる。突っ込むところに左フックを合わせて打ち合う。

2R、ここもサウスポーに構える安本。ベクムルザエフは距離を詰めて近距離の回転の速いパンチをまとめる。安本は左ミドルや右ヒザ蹴りを狙うが、ベクムルザエフは前に出続ける。安本はサウスポーから左ミドルと左のヒザ蹴り。これでベクムルザエフのボディを攻めて、ボディブローにもつなげる。

さらに安本は前に出るベクムルザエフに右の顔面ヒザと左ハイキックを狙う。ベクムルザエフは安本をロープに詰めてスピニングバックフィストを放つと、これはキックルールでは反則となるヒジが当たってしまい、ベクムルザエフにイエローカードが提示される。安本にインターバルが与えられたあと、距離を取って左ミドル・右ストレートを狙う。

3R、オーソドックスに構える安本。ベクムルザエフは右を振って前に出る。安本は距離を取って左ミドルを蹴り、ベクムルザエフは左フックを狙う。距離が離れると安本は左ミドルとハイを蹴り分け、ベクムルザエフの前進に右ストレートを合わせる。

さらに安本は左の三日月蹴りでボディを効かせ、距離が詰まるとボディにヒザ蹴りを突き刺す。これで下がるベクムルザエフ。安本もパンチで前に出て、スピニングバックキックへ。これはローブロー気味に当たるが、ベクムルザエフはすぐに試合を再開してパンチを放つ。序盤はベクムルザエフのタフさと突進に手を焼いた安本だったが、後半にボディを効かせてONEデビュー戦を勝利した。


The post 【ONE FF62】安本晴翔、ミドル・ヒザ蹴りでベクムルザエフのボディを効かせて判定勝利 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ONE ONE FF62 Report バットオチル・バットサイハン ファビオ・ハラダ ブログ

【ONE FF62】ファビオは組みつけず。バットオチルがボディを効かせて1R終了直前にパウンドアウト

【写真】グラジ出場で来日経験のあるバットオチルが、モンゴル人ファイターらしいパワフルな打撃で勝利した(C)MMAPLANET

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R>
バットオチル・バットサイハン(モンゴル)
Def.1R4分58秒 by TKO
ファビオ・ハラダ(ブラジル)

サウスポーのバットオチルが距離を詰めて右ローを放つ。しかしハラダがプレスをかけ、バットオチルにロープを背負わせた。組みに行ったハラダだが、これはかわされ、バットオチルがステップでロープ際を脱する。ハラダはダブルレッグを切られると、バットオチルの蹴り足を掴んだがテイクダウンはできない。ワンツーで攻め立てるバットオチルが、ハラダの右ヒジに左ストレートを合わせた。

打ち合いではバットオチルのストレーとがハラダの顔面を捉える。ハラダはバットオチルの左ハイはブロックしたものの、ストレートを連続で受けてしまう。組みに来たハラダを払い腰で投げたバットオチルがパウンドを浴びせる。ハラダも下から足を取りに行く。これにバットオチルが付き合わず、レフェリーがブレイクをかけた。

スタンドで再開後も、バットオチルの左ストレートが当たる。ハラダが頭を下げたところにバットオチルの左ハイがヒットし、さらに左ボディを突き刺すとハラダは下がる。ハラダをロープに詰めたバットオチルがボディ攻撃で攻め立て、右ヒザを突き刺すとハラダはダウンする。

バットオチルがバックからパンチを連打する。仰向けになったハラダに対し、バットオチルは立ち上がる。レフェリーがブレイクをかけると、再開後にバットオチルがラッシュをかけた。ダウンしたハラダに鉄槌を連打するとハラダの動きが止まり、レフェリーが試合を止めた。


The post 【ONE FF62】ファビオは組みつけず。バットオチルがボディを効かせて1R終了直前にパウンドアウト first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB Gladiator IMMAF MMA MMAPLANET NEXUS o ONE ONE FF62 ガントグトフ・バートルチョローン ジャンロ・サンジャオ テムーレン・アルギルマー バットオチル・バットサイハン ファビオ・ハラダ ルンピニー 中川皓貴 国内MMA 宮平守太郎 海外

【ONE FF62】ファビオ・ハラダのONE FF初陣。対するは草原のスクランブラー=バットオチル

【写真】日系ブラジリアン×モンゴル、楽しみな顔合わせだ(C)MMAPLANET

10日(金・現地時間)、タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Friday Fights62にファビオ・ハラダが出場し、モンゴルのバットオチル・バットサイハンと対戦する。
Text by Manabu Takashima

2021年7月のプロデビュー以来、全6試合をNEXUSで戦ってきたハラダは3月27日に自身のSNSでONEとの契約を明らかとしていた。


群馬の名門柔術アカデミー、INFIGHT JAPANの茶帯であると同時に完全なMMA志向でもともとはムエタイから格闘技を始めたハラダは殴って、蹴って、極めることができるファイターだ。

2月に行われた直近の試合=宮平守太郎戦は僅か16秒でKO勝ちしている。ビッグステージを目指していたハラダが、ONE FFという海外の舞台を選び、さらなるステップアップを狙う。そんな彼のONE FF初戦の相手となったバットオチルは、昨年12月にGLADIATORに来日しており、中川皓貴を相手に29-28×3と競り勝っている。

その中川戦がプロ4戦目だったバットオチルは、モンゴルで過去に1度だけ開催されたIMMAFの大会で優勝し、大学在学中にタイガームエタイでの練習も経験、プロデビューを果たした。

実はバットオチルにとって、今回のONE FF参戦はONE本戦との契約を賭けた2度目のチャレンジだ。2022年にモンゴルで実施されたRoad to ONE Mongoliaに参戦した彼はスパーリング形式(シンガードを装着しての非公式戦)でテムーレン・アルギルマー、ガントグトフ・バートルチョローンを下して決勝進出を果たしている。

フェザー級契約で、実質バンタム級のモンゴルMMA界のトップファイターを退けたバットオチルだが、公式戦扱いとなった決勝戦でエンフオルギルバートルフーに敗れ、ONEとの契約を逃した。結果的に勝者もONE FFからの出場となったが、2連勝後にONE本戦に出場してラカイの御曹司=ジャンロ・サンジャオを下すなど、今では本戦で活躍しており、バットオチルとしても「今度こそ」という気持ちが強いに違いない。

バットオチルはモンゴル人ファイター特有のフィジカルの強さを全面に打ち出すスタイルではないが、やはりここ一番のテイクダウン能力は高い。とはいえハラダにとっては、テイクダウンをされてもそこは自分のフィールド。

下からの極め以上に巧みなスイープでトップ奪取を狙えるであろう。

トップになったハラダの到達点はバック奪取と、RNC。対して、中川との試合を見る限り──バットオチルはスタンドバックでの防御能力はままある。

それでも柔道、サンボ、レスリングと比較して発展中ではあるが、まだ競争力という部分で一枚劣るモンゴルの土壌で育ったバットオチルに対し、ハラダは打のある柔術で勝負することで勝利に近づける可能性は高い。

と同時に極めでなくトップ奪取からの攻撃となると、スクランブル&体力勝負でバットオチルが優位という見方もできる。ハラダにとって体力的に、バットオチルにとって技術的に初遭遇となるといっても過言でないマッチアップ。

自分の強さと、そうでない局面での防御力が問われる一戦は、─国内MMA×アジアのMMAという見方をすると、なおさら興味深い戦いとなる。

■放送予定
5月10日(金・日本時間)
午後9時15分~U-NEXT

The post 【ONE FF62】ファビオ・ハラダのONE FF初陣。対するは草原のスクランブラー=バットオチル first appeared on MMAPLANET.