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【Bellator243】マウントで頭突き、寝技で顔面蹴り上げのアガザーム、レオンチーニに完敗も握手拒否

<フェザー級/5分3R>
クリス・レンチオーニ(米国)
Def.3-0:30-26.30-27.29-28
AJ・アガザーム(米国)

左右に回るアガザームがレンチオーニの右ジャブに組みついて、一気にバックに回る。テイクダウンでなく後方から殴ることを選択したアガザームは、胸を合わせてきたレンチオーニにシングルを切られて、右アッパーを被弾してダウンでなく、引きこむ。すぐに組んでスクランブルに持ち込んだが、続くテイクダウン狙いも切られて引き込む。

ダメージが残っているか、鉄槌を被弾するアガサームが下から足を絡ませサドルへ。回転してヒザを抜いたレンチオーニにカーフスライスを仕掛けたアガサームは、逃げられるとバックを取って崩していく。そのままバックを制され、両足をフックされたレンチオーニは、胸を合わせにいくと肩固め狙いからマウントを取られる。アガザームの頭が当たり、レンチオーニがクレームも試合は続行。ケージを蹴るレンチオーニは、胸を蹴り上げてリバーサルで上を取り返し初回が終了した。

2R、アガサームがワンツーを入れ、ボディから左を当てる。さらに左ロングを打ちダブルレッグへ。これを切ったレンチオーニががぶりからヒザ蹴り、引き込んだアガザームに対しスタンドで待ち受ける。直後の左に組みついたアガサームがバックを取り、前方に崩してバック&両足をフックする。前方に落とそうとするレンチオーニだが、キムラクラッチを取られ背中を譲った状態が続く。

レンチオーニは背中を伸ばされないように腰を上げ続けるも、厳しい時間が続く。アガザームは横回転で仰向けになるが、絞めに移行する前に胸を合わされてしまう。エルボーで額をカットされたアガザームは流血しながら三角へ。直ぐに察知し担いで足を一本抜いたレンチオーニに対し、アガザームは顔面に蹴りを入れる。寝技での蹴りもレフェリーが流し、アガザームが足を戻してクローズドガードでラウンド終了を迎えた。

最終回前にレフェリーから「プロらしくクリーンに戦え」と注意を受けた両者。アガザームの頭突きや、ラウンド終了後のやりとりにクレームが入った形だ。試合はかなり疲れて見えるアガザームがパンチから力のないテイクダウンを狙い引き込むも、レンチオーニが寝技に付き合わない。アガザームはパンチこそ届くものの、動きが重い。

クリンチしてパンチ、ノーガードでパンチを切り、テイクダウンを許さないレンチオーニだが、ハイキックにテイクダウンを合わされる。三角を見せて、スクランブルからスタンドに戻ったレンチオーニ。アガザームはグラウンドでも力強い攻撃がない。それでも飛びヒザにテイクダウンを合わせたアガザームだが、スクランブルで粘ることは無理でガードを取る。

スイープ狙いにバックを取ったレンチオーニ、胸を合わせに行きガードを取り直したアガザームだが、自らの庭でも劣性な状態が続く。ハーフからアメリカーナをレンチオーニが仕掛けたところでタイムアップに。両手を挙げて勝利をアピールするアガザームだが、レンチオーニは「アイツの頭は固い」とうそぶく。結果は3-0でレンチオーニに。アガザームのMMAレコードは3勝2敗となり、レフェリーに呼び戻されても最後まで握手を拒んだ。


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【Bellator243】計量終了 チャンドラー✖ベンヘンII待ったなし。アガザームの相手は股間にスネーク!!

【写真】セレモニアル計量、すでにかなり戻っているチャンドラーに対し、ベンヘンはここから本格的にリカバリーか (C)BELLATOR

6日(木・現地時間)、7日(金・同)にコネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催されるBellator243「Chandler vs Henderson 2」の計量が行われた。

3年9カ月振りの再戦となるチャンドラーとベンヘンは問題なく計量をクリアしている。


メインカード4試合、プレリミ6試合の計10試合。無観客大会とあって、通常時のベラトールのようにプレリミにローカル勢が大挙出場するということはない。

ヘビー級でマット・ミトリオンが出場するメインカードでは、ジョージ・カラキャニャンのライト級2戦目──ベラトールで2戦目となるマイルズ・ジュリー戦は通好みのマッチアップだ。

スイッチヒッターでKOパンチを持つウェルラウンダーのジュリーと、空手ベースながら卓越したグラップリング技術の持ち主カラキャニャンの対戦は、両者が中堅ではないことを示すファイトとなる。

一方プレリミでは本戦に出場してもおかしくない実力者&注目株の名前が確認できる。フェザー級ワールドGPの台風の目と目されていたが、ダリオン・コールドウェル戦でワンテイクダウン&RNCで敗れたアダム・ボリッチが再起戦に挑む。

対戦のマイク・ハメルは今大会で唯一の体重オーバーに。150ポンド契約を4ポンド以上も上回る154.6ポンドもあったハメル、ボリッチは事実上ライト級マッチに臨むこととなる。

ベラトールの活動休止期間もF2Wでグラップリングマッチに出場していたAJ・アガザームは勝ち星も負け星も揃って彼の倍、6勝2敗のクリス・レンチオーニと戦う。とにかく組んで、倒して、寝技勝負が必要なアガサームはフェイスオフでレスリングの低いスタンスで立つ。と、目前には蛇の膨らみが股間あるレンチオーニのアンダーウェアがあった。

■Bellator243 試合結果

<ライト級/5分3R>
マイケル・チャンドラー: 155.9ポンド(70.71キロ)
ベンソン・ヘンダーソン: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マット・ミトリオン: 262.6ポンド(119.11キロ)
ティモシー・ジョンソン: 263.2ポンド(119.38キロ)

<ライト級/5分3R>
マイルズ・ジュリー: 155.6ポンド(70.57キロ)
ジョージ・カラキャニャン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<175ポンド契約/5分3R>
サバウ・ホマシ: 175ポンド(79.37キロ)
カーティス・ミランダー: 174ポンド(78.92キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
アダム・ボリッチ: 150.2ポンド(68.12キロ)
マイク・ハメル: 154.6ポンド(70.12キロ)

<フェザー級/5分3R>
クリス・レンチオーニ: 145.8ポンド(66.13キロ)
AJ・アガザーム: 145.3ポンド(65.9キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴァレリー・ルレーダ: 125.3ポンド(56.83キロ)
テラ・グラフ: 125ポンド(56.7キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
グラント・ニール: 204.7ポンド(92.85キロ)
ハムザ・サリーム: 205.1ポンド(93.03キロ)

<ライト級/5分3R>
ネイノア・ダン: 155.1ポンド(70.35キロ)
チャーリー・キャンベル: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ミドル級/5分3R>
ダルトン・ロスタ: 185.7ポンド(84.23キロ)
マーク・ガードナー: 184.8ポンド(83.82キロ)