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Finishers Kombat04 Kombat04 MMA MMAPLANET o 高橋サブミッション雄己

【Finishers Kombat04】高橋サブミッション雄己が、フィラデルフィアで秒殺内ヒール葬

<バンタム級/8分1R>
高橋サブミッション雄己(日本)
Def.0分21秒by ヒールフック
ラミロ・ヒメネス(米国)

ヒメネスの手を取って座った高橋はリバースデラヒーバに入った右足を抱えにいく。キス・オブ・ザ・ドラゴンも、ヒメネスが足をすぐに抜いて足首を掴みに掛かる。シン・オン・シンからヒメネスのカカトをとって、後方回転するように左を差しこみ、左足のヒザ裏へ。同時右足で腰を蹴るように後方に倒す。と、同時に内ヒールを極め──僅か21秒でタップを奪った。

この秒殺勝利で、同大会のバンタム級王座への挑戦が約束されたという高橋──この後は、LAの10thPlanet柔術本部で1週間滞在し、技術の習得だけでなくグラップリング界のプロデューサーとしての役割を果たす仕事をやってくる予定。成果が聞かれるのが楽しみだ。

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Kombat04 MMA MMAPLANET o UNRIVALED UNRIVALED02 上久保周哉 寒河江寿泰 日沖発 森戸新士 竹浦正起 高橋サブミッション雄己

【Kombat04】国内でグラップリングが盛り上がる気配のなか、高橋Submissionはフィラデルフィアで戦う

【写真】ここで米国、しかもFLOGrapplingで配信される試合に出場する、それが高橋雄己(C)MMAPLANET

2月26日(日・現地時間)にペンシルバニア州フィラデルフィアのルクソール・フィラデルフィアで開催されるKonbat04のサブオンリー・グラップリング戦に高橋サブミッション雄己が出場し、ラミロ・ヒメネスと対戦する。

コンバットはFinishers Subonlyが主宰する3つの大会=Kombat、Open、そしてSurvivor Seriesの一つ。トーナメント戦でなく、スーパーファイトとタイトル戦というワンマッチ形式でイベントが実施されている。


高橋はEBIルールのバンタム級戦でヒメネスと対戦するが、同プロモーションの発表によるとランキング5位の相手だという。現状、6試合が明らかとなっている同イベント。恥ずかしながら、対戦相手もイベント自体はMMAPLANETでは全くもって情報を持ち得ていない。

そんななか国内では、1月22日のGladiator内で実現したジョゼフ・チェン✖森戸新士のフォークスタイルグラップリング・ウェルター級タイトル戦に続き、2月26日のUnrivaled02にはタケット兄弟、ジェイコブ・カウチの来日が決まっている。さらには3月5日には森戸、寒河江寿泰、白木大輔、日沖発、上久保周哉、竹浦正起、大嶋聡承らが出場するのFINISH10が開かれ、同月26日にはGladiator021でプログレス提供の組み技戦がマッチメイクされることも間違いない。

国内でグラップリングが盛り上がる気配を見せるなか、高橋がフィラデルフィアの──少なくとも日本国内では──名前が知られていない大会に出場するのが、彼らしく非常に興味深い。

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MMA MMAPLANET NEXUS28 o RIZIN アオキング一輝 ジェイク・ムラタ ファビオ・ハラダ 佐藤将光 修斗 唐沢タツヤ 寒河江寿泰 横山武司 河村泰博 渡部修斗 藤原俊樹 西岡裕 須藤拓真 高橋サブミッション雄己

【NEXUS28】河村泰博に挑戦、須藤拓真「寝ても立っても正直、勝てると思っています」

【写真】オレンジ色がまぶしい須藤。タイトル戦で、どのような進化の跡を見せてくれるか(C)TAKUMA SUDO

本日7日(日)、東京都新宿区のGENスポーツパレスで開催されるNexus28で、バンタム級チャンピオン河村泰博に挑む須藤拓真。
Text by Shojiro Kameike

2月13日に挑戦予定が王者のコロナウイルスに感染で延期となったタイトル挑戦だが、この間に須藤はRIZIN TRIGGERで元のベルトを持ち主である渡部修斗を破っている。元王者に勝利し、現王者に挑戦するという状況で須藤のモチベーションは。また柔術の一般クラスでの練習が中心の須藤に、MMAを戦ううえでの練習完勝などを尋ねた。


――おお、髪の毛の色が赤というかオレンジ色になっていますね。

「ハイ。本当はもっとスラムダンクの桜木花道みたいに真っ赤にしたかったんですけど、オレンジ色っぽくなってしまいました。でも、これも気に入っています」

――2月のタイトル戦が流れ、4月に今回挑戦する王座を返上した渡部修斗選手に判定勝ち。タイトルへのモチベーションが少し削がれたという時期がありました。

「そうですね。でも、やっぱりベルトは1回ぐらいは巻きたいと思っているので、2カ月前ぐらいからベルトを獲るために集中してやってきました」

――この間は柔術やグラップリングの試合は?

「柔術の試合にでもでたかったのですが、タイミングが合わなかったので練習に集中してきました。これだけ試合に出なかったのは、久しぶりです」

――その分、練習に力が入ったと。

「そうですね、特別何か新しいことをしたわけではないですけど、いつも通りやってきました。柔術の一般クラスで道着を着て練習をして。プロ練習に参加することもなく、出稽古は所英男さんの所プラスと遠藤(雄介)さんの心技館と以前と同じですね」

――そもそも、その2つのジムで出稽古を行うようになったのは?

「所プラスは共通の知人がいて、所さんから『練習に来てください』って連絡を貰って。所さんのところでは常に動くようなグラップリングで取り合いをしています。柔術家にいないスタイルですよね。

それと高橋サブミッション雄己選手や寒河江寿泰選手とか、強い選手が集まっていてレベルの高い練習ができています。高橋選手とは足の取り合いが多いですが、最近はパスをされそうになって防ぐとかという感じの攻防にもなっています。柔術だけだと練習相手が限られてくるのですが、所プラスでは道場の練習とは別の視点を持つことができます。」

――心技館の方は?

「心技館はエクストリームエビナの柳澤代表と親交があって、行かせてもらってきました。壁レスを中心に、ザMMAというスタイルの方と練習をさせてもらっています。いかにもMMAらしい練習は心技館さんだけでやっている感じです」

――エクストリームエビナと所プラス、そして心技館と軸を失わなくMMAにも生かせる練習になっていそうですね。

「柔術が好きだから柔術だけでも良いのですが、違う目線で技を見ることもできて。それが色々なスタイルの選手と練習できることの利点だと思います」

――ところで渡部修斗選手との試合では、足関節対策をされていたように見えました。これから、そういう相手も増えてくるかと。その点はどのように考えていますか。

「特にどうこうしようとは思っていないですけど、もう一つ上のレベルの足関節の練習をしようとDVDとかは見てきました。技術的にはあの時より全然進化していて、面白いモノを見せることができるかなと思います」

――ではチャンピオンの印象を教えてください。

「あんまりMMAではいない、引き込んでくるタイプですね。三角絞めとか上手なのかと思いますけど、自分も上から殴るタイプじゃないので、河村選手からすると自分は相性が悪いんじゃないかと。ガツガツと上からいけば三角も取りやすいでしょうけど。でも寝ても立っても正直、勝てると思っています」

――河村選手はそのガツガツという試合で、佐藤将光選手に完敗を喫しました。

「ネクサスが下に見られるので、そこは自分がチャンピオンになって払拭していこうかと」

――おお、力強い言葉です。

「もう一段階上を見せられると思うので、ぜひそこに注目してほしいです」

■ NEXUS28計量結果

<バンタム級/5分2R+ExR>
谷育磨:61.2キロ
西岡裕:61.50キロ

<バンタム級/5分2R+ExR>
ふくやーまん:60.85キロ
梶原敬弘:60.4キロ

<ストロー級/5分2R+ExR>
小林了平:51.95キロ
松尾剛:52.0キロ

<フライ級/5分2R+ExR>
藤原俊樹:56.35キロ
小林優:56.55キロ

<フライ級/5分2R+ExR>
オシモフ・トルキン:56.95キロ
島崎俊:56.55キロ

<フライ級/5分2R+ExR>
古賀優兵:56.45キロ
眞藤源太:56.4キロ

<62キロ契約/5分2R+ExR>
鶴屋健人:62.0キロ
竹下登:61.75キロ

<NEXUSバンタム級選手権試合/5分2R+ExR>
[王者] 河村泰博:61.15キロ
[挑戦者] 須藤拓真:61.1キロ

<フェザー級/5分2R+ExR>
横山武司:65.95キロ
ファビオ・ハラダ:65.6キロ

<フライ級/5分2R+ExR>
浜本”キャット”雄大:56.6キロ
田口滉人:56.4キロ

<バンタム級/5分2R+ExR>
森永ユキト:61.05キロ
唐沢タツヤ:60.85キロ

<バンタム級/5分2R+ExR>
ジェイク・ムラタ:61.05キロ
小倉卓也:60.95キロ

<バンタム級/5分2R+ExR>
岩松哲也:60.95キロ
アオキング一輝:61.0キロ

<バンタム級/5分2R+ExR>
大石真丈:60.55キロ
清水俊裕:60.7キロ

<フライ級/5分2R+ExR>
平井総一朗:56.5キロ
吉田哲之:56.35キロ

<フライ級/5分2R+ExR>
大谷啓元:60.9キロ
岡元飛龍:61.15キロ

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ABEMA MMA MMAPLANET o Polaris20 Progress YouTube マイキー・ムスメシ 海外 高橋SUBMISSION雄己 高橋サブミッション雄己

【Polaris20】Leg Lock Never Die。イィプ戦 へ高橋Submission雄己─02─「レッグロックは終わってない」

【写真】NAGAのベルトとともに。自己アピールをするのも、現代格闘家の仕事の一つ(C)HIDEYA WADA

25日(土)、英国ウェールズのニューポートにあるウェールズ国際会議場で開催されるPolaris20でトミー・イィプと対戦する、高橋Submission雄己のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

5月上旬にグラップリングの本場である米国へ渡り、NAGAニューオリンズ大会でノーギ・エキスパートクラスのフライ級とフェザー級で優勝したという高橋。彼はなぜ米国に向かい、現地で何を見てきたのか。貴重な米国グラップリング事情を語ってくれた。

<高橋サブミッション雄己インタビューPart.01はコチラから>


――レッグロック4.0とは何ですか。

「定義としては、まず1.0がサドルロックからの内ヒールですね。

そのサドルロックに対して、カウンターのベリンボロなどでバックを奪うことにより、内ヒールが極まらなくなる。これがレッグロック2.0です。

この2.0に対して出てきたのが、50/50からヒールを取りに行く形です。自分が50/50の体勢だと、相手はベリンボロのようなバックテイクができなくなります。相手の内太ももを抑えるので、サドルロックにあった問題点を解消することができる。これがレッグロック3.0であり、マイキー・ムスメシとかがKガードを作って50/50からヒールを極めていました。

次は50/50とサドルロックを併用してヒールを極める時代が来ると予想しています。それがレッグロック4.0です」

――なるほど。ダナハー後の足関節の流れがそうなっていると。

「米国に行った時、ヘンゾの道場でスパーをした時、サドルロックを仕掛けられたんです。何の変哲もないサドルロックだと思って、エスケープして何ならバックを奪えるかと考えました。すると僕が横に1回転した時に内ヒールを極められたんです。

相手が完全にサドルロックの形にはならず、サドルロックにも50/50にも入れるような形にしていて、僕の対応によってフレキシブルに変えていく。自分の中では、それが衝撃だったんです。でも相手に聞いてみたら、それは何となくやっている感じだったんですね。

そこで技術の変遷を整理してみると、さきほど言ったような流れを経て、僕にとっては先が見えたといいますか。MMAPLANETで岩本(健汰)選手のインタビューを読ませていただいたんですが、『いかにして足関節をいなしてトップから作っていくか』と言っていましたよね。そんなレッグロック時代のドン詰まり感があるなかで、僕にとっては先が見えてきたと思っています。……まだ足関節時代は終わってないぞって」

――米国内では理論化されていなくても経験則や感覚でやっている……つまり日常の中で行われているわけで、それは日本の選手からすれば不安にならないですか。

「そうなんです。いま当たり前だと思われている、最先端の技術をどれだけインプットしていても、その何歩か先を進んでいる人が確実に存在しているんですよね。

ただ、それをやっていたのはヘンゾの道場の黒帯でも、1人か2人ぐらいでした。10thPlanetの人も理解してやっているわけではないでしょう。人それぞれ得意な方向に最先端のものがあって、それが海外と日本の差であると一概には言えません。海外から技術を持ち帰りながら、日本は日本で最先端を見つけていく方法もあると思います」

――そういう意味では、いろんな可能性が存在していますよね。ではご自身の試合についてお聞きしたいのですが、ポラリスに関するお話の前に、今回ADCCオセアニア&アジア予選にはエントリーしなかったのには何か理由があるのでしょうか。

「もともとADCC予選に参加するつもりがなかったです。全く興味がなかったわけではないのですが、ポラリス出場の話が決まった時点で、オセアニア&アジア予選はいつ行われるのか――という感じだったんですよね。それまで大会が延期されたりしていて、ポラリスが決まってからADCCオセアニア&アジア予選が発表されました。だから、そのどちらかで悩むということはなかったです。それと僕は体格が小さくて、ADCCには適正階級がないんですよ」

――ADCCは最も軽い階級でも66キロ級、高橋選手は今回ポラリスでは61.2キロ以下で試合をします。

「はい。当日計量の61.2キロでも、少し体重が足りていないかな、というぐらいなので。自分よりガッチリ体の大きい相手と立ちレスをやらないといけないADCCよりは、61.2キロでサブオンリーの試合ができるポラリスのほうが適していると思います。ADCCとポラリスの二択になれば、迷いなくポラリスを選びます」

――高橋選手にとって、ポラリスという大会はどのような価値を持っていますか。

「大きなチャンスだと考えています。これは世羅(智茂)さんもインタビューで言っていたのですが、世界で勝つかどうかが評価の分かれ目になりますよね。僕が試合をする意味というのは、世界で勝つことによって、自分の技術に関する学説みたいなものを主張することです。最先端の技術を持つ人たちの中で勝つことにより、自分の意見を放り込んでいきたいです」

――では、そのポラリスで対戦するトミー・イィプの印象を教えてください。

「動画を探しても、あまり出てこないですよね……。ギの試合があっても紫帯時代の映像で、参考にならないと思います。最近のグラップリングの試合を見ると、バックテイクで勝っていました。動きを見るとバックテイクが得意な感じですよね。

実際に試合で触ってみないと分かりませんが、極められるんじゃないかなと、ボンヤリ思っています。まぁ、僕は目の前にあるものを触って、その関節を壊すだけなんですけど(笑)」

――それがグラップリング、サブオンリーの本質ですよね。

「バックテイクするということは、足関節に対してバックテイクで切り返してRNCを極める技術体系ですよね。そういう正当な柔術をやってくるとは思いますが、そうなると自分の言っていることと噛み合うのかなと思います」

――バックを奪われずに足関節を極める、まさにレッグロック4.0です。

「言葉だけで複雑な話をしてしまって、すみません(苦笑)。レッグロックはまだ終わっていない。僕の中では次が見えている。皆さんには試合で、その可能性を見せたいと思います」


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ABEMA ARAMI J-CAGE News Shooto2021#07 ブログ 山内渉 岩本健汰 結城大樹 高橋サブミッション雄己

【Shooto2021#07】結城大樹✖岩本健汰、高橋サブミッション✖山内渉。ダイバーシティ「打・投・極」!!

【写真】組みの粘り強さが身上の結城だが、岩本に組ませてはいけない。そして岩本は組めない時を乗り越える必要がある(C)MMAPLANET

8日(金)、Sustainより11月6日(土)に東京都江東区のUSENスタジオコーストでVTJ2021と昼夜興行で開催されるShooto2021#07の追加カードが発表された。

修斗世界女子スーパーアトム級選手権試合=王者・黒部三奈✖挑戦者SARAMI、修斗暫定世界ストロー級王座決定戦=猿丸ジュンジ✖黒沢亮平という2つのタイトル戦が明らかとなっている今大会、追加カードは2回戦2試合だ。


一つはフェザー級2回戦、9月大会でMMAデビューを果たしたばかりの岩本健汰が、同級世界9位の結城大樹と対戦する。グラップリングの世界最高峰を目指すなかで、テイクダウン&スクランブルを身につけるために青木真也に合流した岩本は、いつしかトレーニングパートナーがMMAファイターばかりに。

結果、ADCCという目標を据え置きMMA挑戦を始めた。デビュー戦では椿飛鳥をRNCで落とし、やるべきことを全うし勝利を手にしている。対して、結城はプロ修斗4勝1敗4分、新旧グラジやパンクラス、DEEPでの戦績を合わせると9勝4敗4分というキャリアを誇っている。

結城の師・弘中邦佳のMMA道は、柔術の基礎をしっかりと身につけること。その上でMMAを戦うというスタイルが浸透し、結城は過去10試合で6勝1敗3分と結果を残している。

勝利は判定かバックチョークと弘中イズムを体現しており、その心情は組みで粘りを見せる──ことだ。とはいえ、岩本戦では組技に持ち込まれると力の差は明白だ。組みを習得したMMAファイターとして、結城が組ませない打撃をどれだけ岩本に入れることができるか──そこがまず見もののファイトとなる。

今回明らかとなった、もう一つの2回戦は高橋SUBMISSION雄己✖山内渉のフライ級マッチ。高橋もそのリングネームに表れているように──自らをグラップラーと分類し、MMAを戦う組技師だ。

とはいえ岩本がMMAを戦ううえでトップ重視のMMAグラップリングを実践するのに対し、高橋は迷わず下を選択するなどピュア・グラップリングの技術で修斗を戦う。

現代MMAで下になれば、上から殴られる。判定基準もトップ重視だ。その実──外掛け外ヒールでない限り、日本のMMAファイターの多くはダハナー以降の足関節のエントリーに瞬時に反応し、殴ることはそれほどできていない。

MMAはパンチ、蹴り、ヒザ、エルボー、レスリング、クリンチ、スクランブル、ホールディング、トランジッション、多岐にわたるサブミッション等々、修得すべき技術があり過ぎる。

そして現状でいえば打撃とレスリング、そして寝技という修得順序があり、その寝技での極めはスクランブルでのギロチン、失敗して不利にならないためにポジションを制してのRNCが主流であることも否定できない。

と同時に打と倒、そしてポジションと極めという4つのエレメントを接続させるのではなく、融合させるのが次世代フーリーラウンディットMMAファイターだ。

今回、高橋と対戦する山内は『格闘DREMAERS』出身、EXFIGHTでなくFIGHT FARM所属を選んだファイターで、上に挙げた要素の一つ、一つに大砲を抱えているわけではなく、合間を埋める動きで、ペースを握るウェルラウンダ―だ。

グラップリング・スタイリストの高橋に対し、4要素の繋ぎのスムーズさが最大の特徴の山内にとって、足関節のエントリーという局面がエアポケットにならないか。

現代MMAではフットロッカーが少ないばかりか、ガードファイターがそもそも少ない。自ら下になり足関節を狙うという選手が少ない分、その対処も未成熟ともいえる。高橋の足関節エントリーを埋める動きを山内はデキるのか。そこが可能であれば、回転が武器の山内が遮断MMAで勝機を掴める。

結城✖岩本、高橋✖山内という2つの2回戦は修斗、そしてMMAの多様性が凝縮されたマッチアップといえる。

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JJ Globo WNO Championships オリバー・タザ タイ・ルオトロ ブログ ミカエル・ガルバォン ロベルト・ヒメネス 堀内勇 高橋サブミッション雄己

【WNO Championships】高橋サブミッション&堀内勇がWNOを深掘り─02─。ヒメネス? ミカ? 混戦ミドル級

【写真】現代グラップリングに十分に対応している一方で、オールドスクール柔術の完成度が非常に高いヒメネス(C)MIKE CALIMBAS/FLOGRAPPLING

25&26日(土&日・現地時間)にテキサス州オースチンのパーマー・イベンツセンターで開催されるWho’s Number One Championships。男子ではライト級、ミドル級とヘビー級、女子はストロー級及びヘビー級で賞金3万ドルとチャンピオンベルトを賭けた2days 8人制トーナメントが同大会では行われる。

世界のベストグラップラー、新進気鋭の若い選手が一堂に会す大会。その中から3階級を日本のグラップリングをネクストステージに引き上げようという高橋サブミッション雄己、そしてMMAPLANETでグラップリングシーンを執筆中の堀内勇氏に水先案内人となってもらった。

今回はライト級に続き、ミドル級の行方を占ってもらった。

<高橋サブミッション雄己&堀内勇、WNO Championship対談Part.01はコチラから>


──ミドル級は残念でならないですが、クレイグ・ジョーンズが欠場です。そして高橋選手、一押しのオリバー・タザが代役出場決定と。

(C)CLAYTON JONES/FLOGRAPPLING

高橋 タザはFight&Lifeのインタビューで、好きなグラップラーにタザの名前を挙げさせてもらったんですよね。

堀内 アレ読んで、『おぉ、渋い』って思いました(笑)。そうなると、楽しみですね。

高橋 クレイグほどではないですけど、タザも高名なレッグロッカーなので代役としては凄く楽しみです。

──クレイグが本命だったかもしれないですが、マイキーのように飛びぬけた存在ではなかったです。そしてクレイグがいなくなったことで、ミドル級は読めないトーナメントになったかと思います。

高橋 トーナメント枠によって大混戦になると思いますが、中心になるのはロベルト・ヒメネスだと思います。ヒメネスは今回出場しているジョン・ブランクなんかにも、ポロっとレッグロックを取られたり、欠場になったクレイグにもヒールを取られています。触ってみないと分からない穴のようなものが、足関周囲にあるのであれば……代役のタザやブランク、タケットというオッズの低い選手にやられることもあるかと思います。

堀内 SUGでも今回、クレイグに続き欠場になったペドロ・マリーニョにもヒールを取られていますからね。

──柔術的なコントロール力、支配力もあるけど足関を取られると、それらの経験をして防御力が高まった風にも見えますが、本命ヒメネスに続く存在は?

高橋 ミカですね。

──来ました。グラップリングと柔術の未来系、ミカ・ガルバォンですね。

高橋 ハイ、ミカで妥当だと思いますが、そこも組み合わせ次第かと。それでもブランクやタケットやタザが、ミカやタイ・ルオトロ戦っても、僕はミカやタイに分があると思います。この階級は荒れて、どんな決勝戦の顔合わせも有り得る──それだけ凄く面白い階級です。

堀内 ホント、本命不明ですよね。ミカは異常に体が柔軟でタザとの試合も最後は1人ラバーガードみたいな動で凌ぎきったり、タイはベリンボロで足関節を捌ける。そういうことを考えると、あまり足関節は極まらないかもしれないです。タイとミカは、レッグロックが得意なオッズの低い選手は勝てそうです。

ただしヒメネスはそのレッグロッカーに極められるかもしれない。それでもヒメネスは体自体が大きいですし、ガードから体をずらしてバックを取るとか柔術自体が凄く上手ですよね。本当に綺麗なガード柔術家の戦い方ができる一方で、上からガンガン攻めることもできます。

実際、タイには完勝していますし。だからミカとやるとどうなるのか。ミカは本当に不思議な感じで、掴みどころがない。結果、タイとミカよりもヒメネスは柔術の自力で上回る。ホントにこの階級はジャンケンポンのようにタイプが分かれているので非常に面白いと思います。

──レッグロッカーに負ける可能性のあるヒメネスは、タイやミカには分が良い。タイやミカはレッグロッカーには遅れを取らないだろうと。まさにトーナメント枠がどうなるのか。

堀内 ミカに対しては、ヒメネスに分があるのかは分からないです。ミカは1人だけ違う生物に見えます。タザと戦った時も省エネ戦法を取り、年上のタザの方が必死に攻めていましたし。

高橋 ミカは未知数ですね。タザとの試合もヒョイヒョイとポイントを取って勝ってしまう。余裕がある無難なポイントゲームをしたという印象でした。

(C)CLAYTON JONES/FLOGRAPPLING

堀内 僕は後半は動きが落ちているように感じたので、今回は決勝が30分という長丁場で──タイなんてスタミナのバケモノだから問題ないと思いますが、ミカはどうなのか。

高橋 だからこそ、ミカが真の姿が分かるトーナメントかもしれないです。

──ミカは攻めにしても、防御にしても反応力の高さが半端ないなと。道着ですけど、回って立つというスイープゲームを許さない。立ちそうな人間をレッスルアップから許さず、上を取るなり、バックに回るなり。野性的な動きは見ていて惚れ惚れしました。

堀内 本当に反応が良いですよね。上からの圧力もメチャクチャあって。良くある筋肉ムキムキ柔術家の圧力とは違う感じで。

──ルーカス・バルボーサとは全く違いますよね(笑)。そのミカの圧力が、このメンバーのなかで通用するのか。

堀内 他にもデンテ・リオンも、ダヴィ・ハモスにF2Wで勝って調子は上向きですし。伏兵になるのか。ただ、Road to ADCCでニッキー・ライアンに完敗している。だからニッキーの名前がここにないのは残念ですね。

(C)CLAYTON JONES/FLOGRAPPLING

高橋 なんで、ニッキーは出てこないんですか?

堀内 その圧勝したダンテ・リオン戦でケガをしちゃったんですよ。レッスルアップから倒したときに、半月板を負傷して。

高橋 いやぁ、残念です。

──クレイグ&ニッキー不在は非常に残念ですが、ミドル級は本命ロベルト・ヒメネス、対抗がタイ・ルオトロと未知数ミカ・ガルバォン。だけど、本命は下位予想の選手に取られるかもしれない。波乱含み、非常に楽しみな階級ということですね。

■WNO Championships出場選手

【ヘビー級】
カイナン・デュアルチ(ブラジル)
メイソン・ファウラー(米国)
オーランド・サンチェス(米国)
カイル・ベーム(米国)
ティム・スプリッグス(米国)
ルイス・パンザ(ブラジル)
テックス・ジョンソン(米国)
ハイサム・リダ(ガーナ)

【ミドル級】
タイ・ルオトロ(米国)
ウィリアム・タケット(米国)
ロベルト・ヒメネス(米国)
ジョン・ブランク(米国)、
ダンテ・リオン(カナダ)
ミカ・ガルバォン(ブラジル)
ジェイコブ・カウチ(米国)
オリバー・タザ(カナダ)

【ライト級】
マイキー・ムスメシ(米国)
ケイド・ルオトロ(米国)
ジオ・マルチネス(米国)
ディエゴ・オリヴェイラ(ブラジル)
コール・アベート(米国)
デミアン・アンダーソン(米国)
ジョシュア・シスネロス(米国)
ガブリエル・ソウザ(ブラジル)

【女子ストロー級】
マイサ・バストス(ブラジル)
ダニエル・ケリー(米国)
ジェッサ・カーン(米国)
アマンダ・アレキン(米国)
グレース・ガンドラム(米国)
アレックス・グエン(米国)
ジェシカ・クラン(米国)
タミー・ムスメシ(米国)

【女子ヘビー級】
ギャビ・ガルシア(ブラジル)
ハファエラ・ゲイジス(ブラジル)
エリン・ハープ(米国)
アナ・カロリーナ・ヴィエイラ(ブラジル)
エリザベス・クレイ(米国)
アマンダ・ローウェン(米国)
ケンドール・リユージング(米国)
アマンダ・レヴィ(米国)

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【WNO Championships】高橋サブミッション&堀内勇がWNOを深掘り。ライト級本命はマイキー

【写真】プロシューターでありながら、グラップリングが本職の高橋サブミッション雄己とMMAPLANETグラップリング・ライターの堀内勇氏。こんなに楽しいグラップリング論は、そうそうない(C)HIDEYA WADA & ISAMU HORIUCHI

25&26日(土&日・現地時間)にテキサス州オースチンのパーマー・イベンツセンターで開催されるWho’s Number One Championships。男子ではライト級、ミドル級とヘビー級、女子はストロー級及びヘビー級で賞金3万ドルとチャンピオンベルトを賭けた2days 8人制トーナメントが同大会では行われる。

世界のベストグラップラー、新進気鋭の若い選手が一堂に会す大会。その中から3階級を日本のグラップリングをネクストステージに引き上げようという高橋サブミッション雄己、そしてMMAPLANETでグラップリングシーンを執筆中の堀内勇氏に水先案内人となってもらった。


──誠に勝手ながら、この興味深いトーナメントですが、5階級のうちから3階級にピックして話していただこうかと。

高橋 そのつもりといいますか、女子2階級は予習する時間がなかったです(笑)。

堀内 正直、僕も女子はどうすれば良いのか分からないので……オッズがあれば、なんとかなるかと思っていたぐらいでして(苦笑)。

──外れるのは女子2階級になりますか。ヘビー級でギャビ、ストロー級でエレクトリックチェアーを使わせると男女通してナンバーワンかと思われるグレース・ガンドラムなど興味深い選手も出場していますが。

高橋 確かに10th Planet柔術で括れば一番完成度が高く、グラップリングとして成立させているのはグレースですね。そこは楽しみなんですが、いかんせん男子3階級と比べると、興味深さで差は出てしまいます。

──今大会はそれだけの面子が揃っているということですね。では、男子ライト級から見所をお願いします。

高橋 道着での強さは当然として、ここ数カ月のノーギの活躍を見てマイキーが優勝候補だと思います。そもそもルースターやライトフェザー級の選手なので、体重が足らないのか。そこだけですね、不安要素は。マイキーに肉薄するかと思っていたケネディ・マシエルが欠場になってしまったのが、残念です。

──ケネディがマイキーに肉薄するという予想は、どのような理由からだったのでしょうか。

高橋 体格差と、マイキーは下から攻めると思うので取り切れなかった場合はWNO判定では上の人に付きがちなので、もしかしたらというのがあるかと思っていました。

堀内 もうケネディは居なくなってしまっていたので、頭から抜け落ちていましたが、絶対にマイキーが中心になると思っています。そこで個人的に面白いとおもっていたのが、ケイド・ルオトロがダナハー門下だったイーサン・クレリステンと戦い、足関節を全てベリンボロに切り返し、最後はダースで勝ったじゃないですか。

(C)CLAYTON JONES

マイキーも最近、足関節で勝っている。

じゃあケイドのベリンボロはマイキーに通じるのか。それを考えていたら、高橋選手が「足の掛け方によってベリンボロが掛けやすくなったり、掛けにくくなる」ということを言われていて……。ならマイキーの足関節というのは、カウンターのベリンボロに対する再カウンターになっているのかと。

高橋 そこ、自分が足関全盛期論といって自論を唱えているところなんですけど。全盛期があるからにはそこに至る黎明期があり、過渡期があり、成長期がある。黎明期と僕がしているのが、ダナハーとかエディ・カミングスがサドルロックで逆足を抱えて内ヒールをギュッとやっていた頃がなんです。

──!!

高橋 過渡期にあたるのは、それが皆に流布してきた時代。クレイグ・ジョーンズやニッキー・ライアンが座り込んでバタフライガードからサドルでバンバンと取る選手が増えてきた時期です。

(C)MIKE CALIMBAS

その次に出てきた流れとして、サドルロックとか外掛け外ヒールにベリンボロでカウンター。

クレイグ・ジョーンズがカイナン・デュアルチに破れたりしている。こないだもタイ・ルオトロとクレイグの試合がありましたが、足関節もベリオンボロの攻防にならなかったです。

堀内 あの時、クレイグが足関節に出なくて。

高橋 自分もその残念さを感じつつ、クレイグはベリンボロを驚異に感じているんだと思ったんです。

堀内 ああなるほど、ミドル級の話になってしまいますが、クレイグは『足関はいつもやっていてつまらないから、今日は違うことをやった』と言っていましたが、高橋選手の見立てでは返されることを経験して、一歩上を行ったということですね。

それにしてもダナハー流が足関黎明期とは。僕らオールドファンからすると、黎明期の足関節技師というと佐藤ルミナ……いや藤原組長とかになっちゃいますよ。

──確かにダナハーとサドルは、我々にとっては新時代の幕開けでしたからね。

堀内 それを黎明期と捉える、高橋選手のその感性が最先端ですね。

高橋 いえ、僕はそれ以前を知らないだけなので……。

──その最先端の見立てでいくと、ベリンボロを察知して足関節を仕掛けない。となると、また新しい潮流が出てくるということですね。

高橋 サドルを組みたい人達もクレイグや立ち技をしたり、ニッキー・ライアンがレッスルアップからリバーサルという風にトップゲームを考えて始めている。そこが新しい潮流になるのか……。ただ足関節軸でいうと、サドルや外掛けをするから反転されてベリンボロの形にハマるので、それをしないと良いということでマイキーはKガードからの50/50を使っているのかと。

──そこが堀内さんの言われた足関節へのカウンターのベリンボロを封じ込める再カウンターだということですね。結果、ミスなく守れる人が勝つということでしょうか。

高橋 その節は得にWNO判定だとあるかもしれないですね。

──ここまでのお話で、実はマイキーが最先端かということになるかと思うのですが、ライト級の対抗馬は誰になるでしょうか。

(C)F2W

高橋 マシエルに2勝1敗で勝ち越ししているジョシュア・シスネロスです。

若さも相まって、もっとノビシロがあるなら面白いかと思います。しかも彼、パン柔術では道着でパウロ・ミヤオに勝っていますよね。メチャクチャ上質な道着有りの柔術で勝てて、ノーギでもADCC準優勝のマシエルに勝つ。シスネロスには期待したいです。

堀内 僕もシスネロス推しです。マシエルとの試合でも最初の試合は逆転負けこそしたもの、その前にはニーカットパスからワキをすくって腕を取ってクルスフィックスに持っていき、そこからキムラをほとんど極めかけていたし、最後の最後に大逆転負けするまでシスネロスが圧倒していました。2試合目はマシエルが上から攻めたのですが、シスネロスがキムラをまた取りかけていた──自力でマシエルに優っていました。

──WNOはこれまでワンマッチでしたが、今回は2日間のトーナメントです。その辺りのマネージメント能力も問われるのではないでしょうか。そういうなかでマイキーが、ジオ・マルチネスに対して意識過剰といえる感情的な態度を取っているのは気になります。自爆すらしてしまいそうな、ヒステリックさを感じました。

堀内 丁寧な話し方の中に狂気を孕んでいるように見えました。トーナメント前にも「僕はブレイキング・メカニズムを徹底的に解剖してきた。ジオ・マルチネスとの試合で僕はダークサイドに入って、今はその真っ只中にいる。昔と違って、壊すことは全く躊躇しない」とか言っているんですよ。

──怖い……。いずれにせよ、ライト級は本命がマイキーで、対抗がケイド・ルオトロとシスネロスといったところでしょうか。

堀内 あとイーサン・クレリステンの欠場で代役出場になるデミアン・アンダーソン、ダナハーの紫帯ですが、結構強いです。先月、コンバット柔術バンタム級王者のリチャード・アラルコンをキムラで倒して、ガブリエル・ソウザにもエメラルドシティ・グラップリングで内ヒールで勝っています。決勝はジアニ・グリッポに負けたのですが、オーバータイムでほとんど互角でした。紫帯とは思えない選手なので、大穴としては面白いです。

──コール・アベートもそういう意味では楽しみでないですか。

堀内 メンデス兄弟みたいな、いかにもAOJ的な柔術で、普通に凄く強いです。15歳、どんどん若い選手が出てきていますね。

高橋 それでも、僕はブレイキング・モードのマイキーが凄く楽しみですね(笑)。

<この項続く>

堀内勇Profile

高校1年の時に少林寺流空手をはじめ、94年硬式空手世界大会出場。
1998年、留学先のカリフォルニア州にてペドロ・カウバーリョ・ブラジリアン柔術道場に入門。タカ・クノウ、マックス増沢、前田桂(stArt JAPAN共同設立者)、杉内勇らとともに在米日本人組技集団チーム・グラエロを結成する。
色帯時代のジェフ・グローバー、ビル・クーパー、ハレック・グレイシー、ナム・ファン等と対戦経験あり。本人によると「ナムに塩漬け負け以外は全部秒殺負けです」とのこと。
2004年、LAのアマMMA大会The Last Drawで一本勝ち。
空手&ブラジリアン柔術黒帯。

■WNO Championships出場選手

【ヘビー級】
カイナン・デュアルチ(ブラジル)
メイソン・ファウラー(米国)
オーランド・サンチェス(米国)
カイル・ベーム(米国)
ティム・スプリッグス(米国)
ルイス・パンザ(ブラジル)
テックス・ジョンソン(米国)
ハイサム・リダ(ガーナ)

【ミドル級】
タイ・ルオトロ(米国)
ウィリアム・タケット(米国)
ロベルト・ヒメネス(米国)
ジョン・ブランク(米国)、
ダンテ・リオン(カナダ)
ミカ・ガルバォン(ブラジル)
ジェイコブ・カウチ(米国)
オリバー・タザ(カナダ)

【ライト級】
マイキー・ムスメシ(米国)
ケイド・ルオトロ(米国)
ジオ・マルチネス(米国)
ディエゴ・オリヴェイラ(ブラジル)
コール・アベート(米国)
デミアン・アンダーソン(米国)
ジョシュア・シスネロス(米国)
ガブリエル・ソウザ(ブラジル)

【女子ストロー級】
マイサ・バストス(ブラジル)
ダニエル・ケリー(米国)
ジェッサ・カーン(米国)
アマンダ・アレキン(米国)
グレース・ガンドラム(米国)
アレックス・グエン(米国)
ジェシカ・クラン(米国)
タミー・ムスメシ(米国)

【女子ヘビー級】
ギャビ・ガルシア(ブラジル)
ハファエラ・ゲイジス(ブラジル)
エリン・ハープ(米国)
アナ・カロリーナ・ヴィエイラ(ブラジル)
エリザベス・クレイ(米国)
アマンダ・ローウェン(米国)
ケンドール・リユージング(米国)
アマンダ・レヴィ(米国)

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Battle Hazard08 JJ Globo Report ブログ 米倉大貴 高橋サブミッション雄己

【Battle Hazard08】高橋Submission雄己を88秒、内ヒールで破った米倉大貴は無差別級T出場を宣言

【写真】65キロで戦いたい選手との試合が実現しないなか、米倉は無差別級で戦うことを試合後に言及した (C)MMAPLANET

22日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスで開催されたBATTLE HAZARD 08。KOKルール、道着MMAルールも組まれた今大会から、ここでは60キロ契約の米倉大貴✖高橋Submission雄己戦の模様をレポートしたい。


<GT60キロ契約/10分1R>
米倉大貴(日本)
Def.1分28秒by ヒールフック
高橋Submission雄己(日本)

引き込んだ米倉に対し、ヒザをついた高橋が右足を取ってロールさせない外ヒールへ。上側の左脚の足首を掴んでプレッシャーを逃した米倉は、高橋の動きに合わせてロールしてロープ際へ。

上体を起こした米倉の左足を高橋がもう一度取りに行く。

米倉が右足を取って防御すると、ブレイクが掛かりロープ際から両者が離される。

同体でリスタートし、米倉は反時計回りにロールして右足に内ヒールを仕掛け、背中をマットにつけ一気にタップを奪った。

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Battle Hazard08 JJ Globo News ブログ 今成正和 岩本健汰 未分類 米倉大貴 関根シュレック秀樹 高橋サブミッション雄己

【Battle Hazard08】岩本✖今成に続き、米倉✖高橋サブ。シュレックはKOKルールで初参戦!!

【写真】GTFトーナメント2階級の優勝者とMMAグラップラーの対戦(C)KEISUKE TAKAZAWA & MMAPLANET

29日(木)、ZSTより11月22日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスが開催されるZST69とBATTLE HAZARD 08のここまでの対戦カードが発表されている。

ZSTとバトルハザードの二部制興行で、グラップリングやさまざまなモディファイドMMAが見られるバトルハザードは午後1時30分からのスタートだ。


GTFルールで足関十段こと今成正和と国内グラップリング最強=岩本健汰の激突に加え、米倉大貴と高橋SUBMISSION雄己の対戦も決まった。GTFトーナメント60 キロと65キロの優勝者がMMAグラップラーを迎え撃つ形だ。

これは無しルールでの参戦(C)KEISUKE TAKAZAWA

また今大会ではジャケットMMAも組まれており、松本大輔と谷井翔太が対戦する。さらに関根シュレック秀樹選手のZST初出場も決まった。

柔道&柔術からMMAに挑むシュレックだけに、ここも道着MMAと思いきや──平信一とKOKルールで戦う。今やプロレスと格闘技の二足の草鞋を履くシュレックだけに、戦っておくべきルールなのだろう。

さらにGTR初の女子トーナメントは、現状として杉内由紀、村上彩、坂元和子、木越めぐみ、岸野紗弥加、鈴木悠花里の参戦が決定している。ZSTの戦うおもちゃ箱、そして実験及び体験リーグ=バトルハザード、コンバット柔術も含めどのような追加カードがあるも楽しみに待ちたい。

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Battle Hazard08 JJ Globo Report ZST ブログ 山中健也 岩本健汰 森戸新士 高橋サブミッション雄己

【Battle Hazard08】タッグマッチの妙、岩本&山中✖森戸&高橋はドローに

【写真】森戸から高橋へのタッチ。たらればだが、中央で戦っていると極まっていたのだろうか。いずれにせよ、タッチワークは即席チームが上だった(C)MMAPLANET

<GTFタック王座挑戦者決定戦/15mins 3 Sub>
岩本健太&山中健也(日本)
Draw.
森戸新士&高橋サブミッション雄己(日本)

岩本と森戸でスタートし、森戸が右足を狙って下になる。即、ヒザを畳んで対応した岩本は頭をつけ、ヒザを殺してトップをキープする。

パスのプレッシャーから森戸が離れようとすると、岩本は左足を取って内ヒールへ。森戸立ち上がると外ヒールに移行してヒザにプレッシャーを与える。

たまらず森戸は、高橋にタッチした。岩本はそのまま高橋と向き合い、高橋が左足に外ヒール、立ち上がった岩本は左足を取って回転し、ここもロールができないヒザをプレッシャーを与えるアウトサイドヒールをセットする。

と、高橋も森戸にタッチし一本を逃れた。相手チームが2度タッチしてなお、岩本は森戸と向き合い右足を取りつつ、蹴ってきた左を捕らえるなど徹底して足関ゲームを続ける。

森戸も自陣から遠いコーナーでの仕掛けに必死に爪先を掴み、コーナーを座るように防御する。RNグリップの危険な外ヒールも、立ち上がって足を抜いた森戸は高橋に代わった。

ここで岩本も山中にタッチし、高橋が引き込む。山中は腰を抑えてパス狙い、高橋は粘って足を越させない。必死で脛を当てて耐える高橋はタッチを選択した。

ならばと山中も岩本と交代へ。慣れないリングとロープ、エプロンに出ようとした山中とリングに入ろうと岩本の頭がぶつかる(笑)。

その岩本は下になると、森戸は手を差し入れて足を取らせない形で動く。そして残り時間僅かというところで足を取り合い、タイムアップに。王座決定戦は形として一本がなくドロー。挑戦チーム決定は主催者預かりとなった。