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【ONE FN18】バンタム級注目の一番、エンフオルギルがビュラクの飛びヒザ→ヒジで逆転TKO負け

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
アルテム・ビュラク(ロシア)
Def.2R4分55秒 by TKO
エンフオルギル・バートルフー(モンゴル)

ビュラクがステップしながら右ロー。エンフオルギルがスピニングバックキックを見せるがバランスを崩してしまう。ビュラクはそのままバックにつくと、エンフオルギルはすぐに立ち上がった。

試合がスタンドに戻るとエンフオルギルはサウスポーにスイッチし、ジャブ・左ミドルで前に出る。オーソドックスに戻したエンフオルギルは右ストレートから左フック、ここからボディロックで組みつく。エンフオルギルはビュラクをロープに詰めて、細かいパンチとヒジを入れる。

距離を取ったビュラクも左の縦ヒジを当て、ジャブで距離を取る。エンフオルギルは細かいパンチからダブルレッグで組みついてテイクダウンを狙う。最後はビュラクが離れたところでラウンドが終わった。

2R、ビュラクが右ロー、エンフオルギルが左ミドルを蹴り返す。ビュラクがダブルレッグに入るが、エンフオルギルはそれをスプロール。逆にビュラクをロープに押し込んでダブルレッグから引っこ抜くようにテイクダウンする。

ビュラクもエンフオルギルの身体を蹴って距離を取って立ち上がると、エンフオルギルはすぐにダブルレッグでテイクダウンを狙い、立ち上がろうとするビュラクのバックにつく。ビュラクが前転して逃げると、すぐに立ち上がってヒザ蹴りを突き刺す。

エンフオルギルはオーソドックスからインロー、ビュラクもジャブと右ストレートを返す。エンフオルギルはジャブからダブルレッグで組みつき、ビュラクをロープに押し込む。ビュラクも体制入れ替えて離れる。

ここでビュラクが二段式の飛びヒザ蹴りを当てると、ロープを背負うエンフオルギルに左右のヒジ打ちを連打。これでエンフオルギルが崩れ落ちる。何とか立ち上がったエンフオルギルだったが、レフェリーが試合をストップ。テイクダウンを交えて試合を有利に進めていたエンフオルギルだったが、ビュラクのヒザ・ヒジに沈んだ。


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【ONE FN18】ONEに適合したウォンイルと、対照的なモンゴリアン2人。一発目のONE FNはバンタムに注目

【写真】KO決着必至、あるいはシネチャグタガが削られるか。注目のバンタム級戦(C)MMAPLANET

13日(土・現地時間)、タイはバンコクのルンピニー・スタジアムでONE Fight Night18が開催される。
Text by Manabu Takashima

前夜のONE Friday Fights47が2024年の戦い初めとなるONE。本来、スーパーレック・ギアットムーガーオがエリアス・マムーディを相手にONEキックボクシング世界フライ級王座防衛戦を行う予定だったが、既報の通り1月28日のONE165で武尊を挑戦者に迎えるタイトル戦にリブックされたため、今回のメインはシャミル・ガサノフとオ・ホテクのMMAフェザー級戦が昇格となった。


ガサノフといえばフェザー級戦線で次期挑戦者候補と目されていたが、昨年7月にゲイリー・トノンのヒザ十字で屈し仕切り直しを強いられる。対するオ・テホクはK-MMAから中東を経て、ONEに行き着いたファイターで高橋遼伍戦の微妙な判定勝ちが印象深い選手だ。ONEでは1勝1敗、テホクはウェルラウンダーでも打撃力が秀でているわけでもなく、組み技力でガサノフに分があるマッチアップといえる。

今大会ではバンタム級の2試合、クォン・ウォンイル✖シネチャグタガ・ゾルツェツェグ、アルテム・ビュラク✖エンフオルギル・バートルフーが興味深い。勝っても負けもフィニッシュ決着、蹴りでもパンチでも倒す力を持つウォンイルは、英語も駆使しONEで最もプッシュされている韓国人ファイターといっても過言でない。

昨年こそ自らのジムをオープンするなど試合数は1試合だけに留まったが、ウォンイルは2019年の3試合を筆頭にコロナ禍でも2020年から2022年まで3年連続2試合を戦っており、試合の機会が少なく厳しい時を過ごす日本人選手とは対照的に順調なキャリアを築いている。

前述したように試合内容、アピールとONEのニーズにしっかりと応えているウォンイル。今回の対戦相手であるシネチャグタガも、その良さを十分に発揮できるパンチャーだ。中原由貴とイリャ・フレイマノフに連敗を喫し、バンタム級に転向したシネチャグタガはチェン・ルイを相手にスプリット判定勝ちで、まずは結果を残した。

とはいっても最大の強味であるアグレッシブなパンチが、常に大振りとなりテイクダウン防御も甘く、フェザー級時代と比較して階級を落としたメリットよりも、デメリットが目立つファイトだった。バンタム級2戦目となるウォンイル戦で、如何にアジャストして挑むことができるか。

モンゴル人ストライカーらしい、圧と瞬発力を持った──良い時のシネチャグタガの動きを取り戻していれば、ウォンイルもプレッシャーを真正面から受け止めることはできない。しかし、修正できないでリングに上がるようだと──キックと拳の融合を含め、技術的に上回るウォンイルの打撃の的になってしまうだろう。

バンタム級注目の一番、2試合目もモンゴル人ファイター絡みだ。35歳の遅れてきたルーキー=エンフオルギルは2022年のRoad to ONE Mongoliaを制し昨年4月にONE FFでプロモーション・デビュー。アドニス・セビジェーノ、在バンコクのロッキー・バクトル、ラカイの御曹司ジャンロ・マーク・サンジャオとフィリピン勢に3連勝を果たしている。

打撃は決して上手くはない。打つために打たれる。ただし、そこから組んでテイクダウン、トップからの攻めに対しピノイ・ファイター達は太刀打ちできなかった。今回、ロシアのアルテム・ビュラクを相手にフィリピン勢と相対した時と同様のトップゲームを展開できるのであれば、ドロドロのファイトで粘ることができるエンフオルギルの価値はさらに上がるだろう。

乗れば強いシネチャグタガと、粘りのエンフオルギル。まるで性格の違うチンギス・ハンの末裔が、どのような戦いを見せるか楽しみなファイトナイトだ。断トツのキック&ムエタイの質と量、グラップリングのトップを揃えたONEにあって、最近のMMAはチャンピオンがキックやグラップリングに駆り出されるなど、興行の軸となっていない印象が強い。とはいえマーケットとしてキックよりも大きなMMAは、初進出を果たすカタールや9月と10月大会が発表された米国に定着するために欠かせない。2024年はランキング制に基づいたMMA各階級のストーリーラインが展開されるのか──注視したい。

■放送予定
1月13日(土・日本時間)
午前10時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ONE FN18対戦カード

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
シャミル・ガサノフ(ロシア)
オ・ホテク(韓国)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
スーブラック・トー・プラン49(タイ)
ステファン・コロディ(アイルランド)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
クォン・ウォンイル(韓国)
シネチャグタガ・ゾルツェツェグ(モンゴル)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
ルンラーウィー・シッソンピーノン(タイ)
シャーキル・タクレティ(イラク)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
アルテム・ビュラク(ロシア)
エンフオルギル・バートルフー(モンゴル)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
リアム・ノーラン(英国)
アリ・アリエフ(ロシア)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
カン・ジウォン(韓国)
ミカイル・ジャマル・アブドゥルラティフ(オランダ)

<キックボクシング・ライトヘビー級/3分3R>
ベイブラット・イスアエフ(ロシア)
ユーリ・ファーシス(ルーマニア)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
マーク・アベラルド(ニュージーランド)
イブラヒム・ダウエフ(ロシア)

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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN11 アルテム・ビュラク クォン・ウォンイル ファブリシオ・アンドラジ

【ONE FN11】ビュラクのバックから逃れたクォン・ウォンイルが腹攻めから右ストレートでKO勝ち

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
クォン・ウォンイル(韓国)
Def.2R3分57秒by KO
アルテム・ビュラク(ロシア)

ジャブから右アッパーのクォン・ウォンイルに対し、ビュラクはダブルレッグでテイクダウンを奪いスクランブルでバックに乗る。スタンドの四の字フックからビュラクは殴ると、クォン・ウォンイルがヒザをついてグラウンドへ。すぐに仰向けとなったビュラクは、殴りながらRNCの機会を伺う。上体を起こしたクォン・ウォンイルだが、前方に落とすことはできず座った形でボディトライアングルを許した状態に。

体を振るクォン・ウォンイルに対し、しっかりと背中に乗るビュラクが位置を修正しつつバックを取り続ける。残り1分40秒、自ら着地したビュラク。離れたクォン・ウォンイルがボディショットからワンツーを伸ばす。さらに右アッパー、左ボディフックのクォン・ウォンイルが右エルボーを繰り出す。左ボディを続け、右を伸ばしたクォン・ウォンイルが右エルボー、左フックとスタンドで挽回し初回終了を迎えた。

2R、に右フックから右アッパー、テイクダウン狙いを許さず左ボディを入れたクォン・ウォンイルが、スピニングバックフィストをかわす。直後に左ボディを受けたビュラクが効かされて、テイクダウン狙いも切られる。急がず三日月、左ボディ、ヒザ蹴りと攻勢のクォン・ウォンイルだが、ビュラクも左を返す。クォン・ウォンイルは右ヒジから、左ボディフックを入れると左ハイへ。

さらにボディとヒジの対角線コンビで攻めるクォン・ウォンイルだが、腹を守った構えから組んだビュラクが即バックに回る。キープできなかったビュラクは、ボディにパンチ、ヒザを引き続き受けると右ストレートで後方にダウンをする。懸命に組みに行ったビュラクをヒザで倒したクォン・ウォンイルが、追撃のパウンドでTKO勝ちを決めた。

「僕がベストボクサー、タイトルに挑戦させてくれ」とアピールしたクォン・ウォンイルは5万ドルのボーナスを手にし、「ジムを創ってプリティボーイは終わったという人がいたけど、俺は絶対にあきらめない」とファブリシオ・アンドラジへの挑戦をアピールした。


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