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【UNRIVALED】速報中!UNRIVALED 1

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さてさて今日はUNRIVALED 1。まだ耳馴染のない方も多いと思いますが、あらゆる組み技のエキスパートが集うグラップリング大会。レスリング、柔道、サンボ、柔術などの特性を生かしたルールとポイント制を用いて試合が行われます。参戦する選手は石井逸人、山北渓人、朴光哲、清水清隆、小谷直之、水垣偉弥などMMAでもおなじみの面々。ルールもよく理解していませんが、PPV配信を見つつ電波と充電の続く限り速報します。


【第1試合】
×寒河江寿泰
(-2対1)
○石井逸人
寒河江が足を掛けて体勢を崩すとそのままバックに回って腕十字を狙う。石井も身体を反転してディフェンス。だが寒河江は下になって腕を離さない。石井はリフトして堪えるが寒河江は三角に移行。時折腕十字に移行して果敢に攻める。だが石井は長時間耐えてスタンドに戻る。石井は何度かタックルを狙うがテイクダウン出来ない。ジリジリした展開が続く。すると寒河江が下に引き込んで腕十字を狙うが不発。引き込んで下になったことで石井にマイナス2点。石井は下から仕掛ける展開が続くがやや膠着。終盤になって寒河江は腕十字、横三角を狙うが石井のディフェンスは固い。石井は最後まで凌ぎ切ってポイント-2対1で石井の勝利です。


【第2試合】
×山北渓人
(ヒールフック)
○吉永力
1R、吉永が自ら下になってマイナス2点。下からしつこく足を狙う。山北はしっかりと対応して上をキープして抑え込む。しかし一瞬の隙を突いて吉永が下からヒールフック!これがガッチリ極まって山北はタップ!吉永が鮮やかに極めた!


【第3試合】
×飯塚優
(アームバー)
○小林潤矢
立ちレスリングから飯塚が素早く足に飛びついて足関節を狙う。しかし小林は素早く対応してスタンドに戻る。しばらく立ちレスリングから飯塚がテイクダウンして上になるが小林は下から腕を狙うが不発。この時点で飯塚に2ポイント。立ちレスリングに戻ると逆に上になったのは小林。時間をかけてマウントに移行。上からアームバーを極めると飯塚はタップ!小林が快勝です。


【第4試合】
○河名マスト
(2対-2)
×村山大介
1R、グラウンドに引き込んだ村山。マイナス2ポイント。下から仕掛けたい村山と上から抑え込もうとする河名の展開。小手投げの状態が長らく続く。時間が経過すると再び村山が下から仕掛ける展開。しかし一瞬の隙をついて河名がガブリからネルソンの体勢で固定するが村山は脱出に成功。しかしその後も河名がガブって村山を亀の状態に固定。最後は河名がバックに回って2点を追加し判定勝利。


【第5試合】
×朴光哲
(-6対8)
○坂本将典
開始直後に坂本が片足タックルでテイクダウンに成功。2ポイント先取。しかし朴もすぐに立ち上がって立ちレスリングが続く。そこから坂本がまたもタックルでテイクダウンして2ポイント追加。だがすぐにスタンドに戻る展開が続く。これで坂本は8ポイント。朴は引き込みを取られたのか-6ポイントと大差がついて残り5分。このままスタンドの立ちレスリングから決定的な場面なく試合終了。ポイント差で坂本に軍配。


【第6試合】
○清水清隆
(0対-2)
×竹浦正起
開始直後にすぐに下になる竹浦。マイナス2点上等。下から仕掛けていくが清水のディフェンスも固い。竹浦は猪木アリ状態の下から背中に飛びつくようなトリッキーな動きや足関節を狙うなど矢継ぎ早に狙う。その流れで足関節をトリガーにバックに回るが清水は脱出。その後も竹浦は尻餅をついた状態で立っている清水を追いかける。するとバッティングしたのか清水の右目尻が出血。ドクターチェックが入って再開。残り3分でやっと竹浦はクローズドガードで清水を捕獲。終了間際に下から三角を狙うが不発。ポイント差で清水の勝利。


【第7試合】
○須藤拓真
(ヒールフック)
×北田俊亮
開始直後に須藤は自ら下になる。時間をかけて下から三角。かわされても足関節を狙うが北田は脱出。それでも須藤はしつこく下から試合を進める。するとまたしても須藤は足関節!北田は何度も身体を反転させて脱出を図るが最後は須藤がヒールフックで試合を極めた!


【第8試合】
×小谷直之
(腕十字)
○樋口翔己
テイクダウンを奪った小谷が2ポイント先取。しかし樋口はすぐに立ち上がって立ちレスリングが続く。身体が離れると小谷の豪快な片足タックルでまたもテイクダウンして2ポイント追加。長らく小谷が上をキープしていたが樋口が下から片足タックル。テイクダウンしかけたかに見えたが、小谷は下からギロチンを狙う。だが樋口は首を抜くとテイクダウンが認められて2点を獲得。上から試合を進めるが大きな展開なし。スタンドに戻ると小谷が豪快なタックルでテイクダウン。しかし樋口もスイープを決めて2点を取り返す。すかさず強引にバックに回ると腕十字!これが極まって樋口の一本勝ち!残り1分を切ったところで樋口が極めた!


【第9試合】
×萩原匡平
(ニーバー)
○福島聖也
下になった萩原が足を効かせて攻めているかみ見えたが、なんと萩原がタップ。福島がニーバーを極めて一本勝ち!たまげた極め方見たぜ。


【第10試合】
○野村優眞
(一本勝ち)
×宮川太暉
長いスタンドの展開から野村がタックルでテイクダウンに成功。パスガードを狙いつつ長らく上をキープする。もつれて場外に落ちそうになり待てがかかる。再開するとまたも野村がタックルでテイクダウン。さらにマウントになった事で合計10ポイント獲得。そのまま肩固め仕掛ける。しかし宮がはスイープ!2点を返すが野村はすぐに脱出に成功。スタンドに戻る。後がない宮川は投げで一本を狙う戦略。しかし野村が逆に押し倒すように投げを打つと宮川が背中をついて一本!野村が完勝です。


【第11試合】
○水垣偉弥
(2対0)
×本間祐輔
序盤は互いに様子を見合う立ちレスリング。しかし警戒しているのかなかなか手が合わなずにこの状態が長らく続く。3分過ぎに水垣のタックルが決まってテイクダウン。2点を獲得。長らく上をキープしていたが本間のディフェンスが固く攻めきれない。それでも水垣は上からダースチョークを狙うなど攻勢。本間は防戦一方。このまま試合が終了しポイント差で水垣が勝利です。


【第12試合】
×門脇英基
(ヒールフック)
○米倉大貴
米倉はスライディングするように下になる。すかさず足関節を狙う。門脇は回転して場外に脱出?再開するとまたも米倉は下になる。2回下になった事でポイントはマイナス4点。完全に一本狙いか。米倉は矢継ぎ早に足関節を仕掛ける。これがとにかくスピードが速い。何度もしつこく仕掛けるとついにヒールフックが極まり門脇がタップ!米倉が鮮やかに仕留めた!
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MMA PANCRASE Pancrase324 UNRIVALED01 ブログ 吉永力 山北渓人

【UNRIVALED 01】山北渓人と対戦、吉永力「ポイントなら負ける可能性もあるので、一本を狙う」

【写真】イヤゴ・ウエノや山本博斗ら軽量級の実力者から一本勝利を奪い、実績を積み上げてきたのが吉永だ。UNRIVALEDでもチャンスとあらば短期勝負を狙うか(C)SATOSHI NARITA

3日(祝・水)に東京都板橋区のUNRIVALED特設会場で開催されるグラップリング大会UNRIVALED 01で、山北渓人と対戦する吉永力。
Text by Satoshi Narita

トライフォースに所属し、ブラジリアン柔術では最軽量級を主戦場とする吉永は、アジアや全日本、配信大会KITなど注目度の高い勝負の場で極めの強さを見せつけてきた。ギを脱いでもその極め力は発揮されるのか。試合に向けての意気込みから柔術との出会いまで語ってもらった。


池袋を中心に各支部で指導に当たる吉永。トライフォースが認める数少ない最高位インストラクターでもある

――吉永選手✖山北選手のカードは10月末、追加カードのひとつとして発表されました。オファーがあったのはいつ頃ですか。

「ちょうど1カ月前ですね。10月に入ってから話があって」

――その時はどのような気持ちでしたか。

「そうですね……オファーをいただけたから『試合しようかな』って感じでした」

――なるほど(笑)。対戦相手の山北選手にはどんな印象を?

「このあいだのパンクラスの試合(PANCRASE324)しか見てないんですけど、テイクダウンが強いのと、ずっと動き続ける、止まらない選手だなって印象です。塩漬けするよりも、一本を狙ってくるイメージがあります。戦績を見ると16連勝(アマ10勝、プロ6勝)だし、スゴイですよね」

――その山北選手が「レスリングvsギロチン」とツイートしていたように、吉永選手は吉永選手で、アジアや全日本優勝の実績がありつつ、昨年10月のKIT.01でイヤゴ・ウエノ選手をギロチンで絞め落とし、一躍名を上げた印象です。そもそも柔術を始めたのはいつ頃のことですか。

「小中は野球をやっていて、中学3年生の終わりにねわざワールド桜島に体験に行って入門しました」

――格闘技には興味があったのですか。

「中学生の頃にプロレスごっこにハマって、何か関節技をかけるスポーツをしたいと思っていました。で、僕の父親が上谷田(幸一)さんと知り合いだったので、ねわワで練習するようになって」

――還暦を過ぎても海外参戦を続けるレジェンド柔術家と、そんなご縁があったのですか。

「ハイ。それから専門学校入学を機に、福岡のパラエストラ博多に入りました。専門学校はすぐ辞めちゃったんですけど、泊(憲史)先生にはとてもお世話になりました。今でも尊敬している先生です」

――地元・鹿児島から福岡へ。東京に出てきたのは?

「4年前ですね。今、25歳なのでハタチそこそこの頃で。きっかけは、パラエストラ博多がトライフォース博多に替わって、早川(光由)先生のもとで学びたいという気持ちが強くなったからです。今は公認アスリートとして、日中はトライフォースが提携しているさくらライフさんで介護の仕事をさせていただきながら、夜は指導もやらせてもらっています。練習環境は素晴らしいですね。早川先生に指導していただけるし、芝本(幸司)先生や澤田(伸大)さん、山田(秀之)さんもいらっしゃるし」

――吉永選手というと柔術のイメージが強く、ノーギやグラップリングの印象はあまりなかったのですが、直近の試合で言えば今年9月のJBJJF全日本ノーギ選手権になりますか。

「ああ、米倉(大貴)選手にボコボコにされました(苦笑)。ノーギは青帯以来で、17歳とかが最後の試合だった気がします」

――それほどのブランクがあって、なぜ再開しようと?

「きっかけがあればやりたいと思っていたんですよね。で、QUINTETにトライフォースが出た時、QUINTET練というノーギの練習があって、僕も参加していたんです。それから『出てみたいな』という気持ちが芽生えてきて」

――ギありとなしで、どのような違いを感じますか。

「道着があると疲れてしまう、身体がデカいほうではないので掴まれて動けなくなることがあるんですけど、ノーギだとけっこうスルスルと動けて、個人的には『良いな』と思っています。まだ結果が出せていないので何とも言えないんですけど……」

――肌に合っている?

「楽しいですね。テクニックも、足関とか難しいですけど、やりがいがあるというか、新しい挑戦という感じがして。今年の(柔術の)全日本に出なかったのも、ノーギの練習に専念したかったからで、両立は難しいだろうと断念しました。これからもノーギの大会があれば、どんどん出てみたいですね。経験を積まないとわからないことがまだたくさんあるので、柔術と並行していければと思っています」

――それほどノーギ志向になられていたのですね。そんな吉永選手は、UNRIVALEDではどのような試合をしたいと思っていますか。

「今回は『一本を狙う』を念頭に置いて練習してきました。通常のノーギクラスもそうですし、鈴木(和宏)さんや中島(康輔)さん、山田さん、小岩(健一)さんたちとのノーギでの選手練や、芝本さんにも付き合っていただいたりして。

UNRIVALEDは引き込むとマイナスになりますし、柔術の場合は抑え込んでいる状態から逃げられてもポイントは入らないけど、エスケープポイントもあります。MMAの選手は抑え込まれてからのエスケープが上手いというか、立ち上がって逃げられるイメージがある。ポイントだと負けてしまう可能性がありますから、一本を狙うスタイルで挑もうと思っています。あとは時間ですね。15分でいつもより長いので、ペース配分をしっかりしつつ、動き続けたいと思っています」

■視聴方法(予定)
11月3日
午後3時00分~ TIGET LIVE

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MMA RIZIN UNRIVALED UNRIVALED01 ブログ 吉永力 寒河江寿泰 山北渓人 石井逸人

【UNRIVALED01】パンクラシスト山北渓人が、吉永力と。シューター石井逸人は、寒河江寿泰戦決定!!

【写真】吉永✖山北は、ポイント制と相まって非常に楽しみな試合だ。技術とポイント、より動けるのはどちらになるか(C)SATOSHI NARITA &MMAPLANET

27日(水)、UNRIVALED実行委員会より11月3日(水・祝)に東京都板橋区の新河岸に設置されるUNRIVALED特設会場で開催されるUNRIVALED01の追加カードが発表されている。

門脇英基✖米倉大貴、水垣偉弥✖本間祐輔、須藤拓真✖北田俊亮、朴光哲✖坂本将典、河名マスト✖村山大介など柔術、グラップリング、MMAファイターという畑の違うファイターが、一つのルールの下で戦う興味深いカードが既出となっていた同大会で、追加カード4試合が明らかとなり、プロマッチ12試合が出揃った。


今回決まったカードは道着ルールでJBJJF茶帯ライトフェザー級優勝、パンクラスでMMA経験もある野村優眞が、宮川太暉と対戦。RIZINグラップリングでテイクダウンと盤石の抑える強さを見せ、アンライバルドルールに相当に適していると思われる小谷直之は、樋口翔己を相対する。

さらにノーギも柔術の一つ派でコンバット柔術もこなす寒河江寿泰は、柔道ベースのプロシューター=石井逸人とのマッチアップが決まった。全日本ノーギで須藤に遅れを取った寒河江が、引き込みが減点のアンライバルドルールで如何に極めの強さを見せるか注目だ。

シューター=石井に対し、パンクラシスト山北渓人の参戦を決まった。今やMMA界を接戦しつつある専修大OB軍の1人である山北は、フリースタイルレスリングをベースに柔術を融合させデカゴンで、サブミッションレスラー的なファイトスタイルで6連勝中、ストロー級の頂点が見えてきた地位にある。

そんな山北の対戦相手は吉永力、日本柔術界のルースター級を代表をする実力者だ。山北はこれまで下になってはならない戦いのなかで、そのレスリング力を武器に勝利を手にしてきた。

対して、吉永は減点覚悟で引き込みも持さないグラップリングで勝負してくるだろうが、道着でギロチンを極める技術力の高さは、山北のテイクダウンへの抑止力になることは絶対だ。ポイント制の妙が、一本への扉を広げるのか、隙を埋めていくのか楽しみなマッチアップだ。

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JJ Globo KIT01 News イアゴ・ウエノ ブログ 吉永力

【KIT01】KITで吉永力✖イアゴ・ウエノ戦が決定。茶帯ルースター級の出世争い、始まる?!

【写真】昨年の全日本おーぷ以来の再戦が決まった吉永✖イアゴ。ここから茶帯ルースター級の世界観がKITで広まっていくのか──非常に楽しみだ (C)SATOSHI NARITA

6日(木)に10月11日(日)に開催されるブラジリアン柔術の無観客&ライブ配信大会=KINYABOYZ INVITATIONAL TOKYO 01=KIT01の追加カードが発表されている。

柔術ライターの橋本欽也氏率いるKINYABOYZ JIU JITSU CLUBが主催する今大会、既にリダ・ハイサム✖イゴール・タナベの一戦と、丹羽飛龍、吉永力、ミレーナ・サクモトの参戦が発表されていた。

今回、その参戦が発表されていた吉永力がイアゴ・ウエノと対戦することが明らかとなっている。


国内、ブラジリアン柔術にあって茶帯のトップ対決、吉永力はトライフォース所属で昨年のIBJJFアジア柔術選手権のルースター級を制している。

対するイアゴは2018年のアジア紫帯ルースター級と2019年欧州で実兄チアゴとクローズアウト、ムンジアルでは3試合を一本勝ちで準優勝し、茶帯に昇格を果たしている。

ムンジアル直後の7月に開かれた第7回全日本ブラジリアン柔術オープントーナメントの茶帯ルースター級の準決勝で両者は対戦しており、この時は吉永がアドバンテージ差で勝利。吉永は決勝でチアゴに敗れ準優勝となった。

8月の全日本及び、前述した9月のアジア選手権にイアゴはエントリーせず、そのアジアで吉永は全日本王者の山本博斗を下し優勝している。現状、吉永はアジアを制したことで暫定茶帯ルースター級最強といえる。

茶色ルースター級には──パンデミック以前の最後のメジャー大会=2020年欧州の茶帯ルースター級で3位入賞を果たしているチアゴ、全日本王者・山本に加え、国内ではライトフェザー級でもムンジアルではルースター級の石黒翔也、紫帯時代にイアゴに一本勝ちしたこともある堤宏太、この辺りの選手たちが、KITで吉永✖イアゴの勝者に絡んでくることはあるのか。

現状、国内外で柔術トーナメントは動きを止めているなか、KITという場で茶帯ルースター級勢が試合経験を積めば、世界で戦う橋本知之、芝本幸司、澤田伸大という黒帯との距離も近づき、対戦の機運も高まる。日本が世界で戦える階級だけにKIT、茶帯、ルースター級という3つのキーワードは今後も大いに注目したい。

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JJ Globo KIT01 News イゴール・タナベ ハイサム・リダ ブログ ミレーナ・サクモト 丹羽飛龍 吉永力

【KIT01】橋本欽也&KINYABOYZが無観客&配信の柔術大会開催!! そしてハイサム✖イゴール、実現へ

【写真】2019年2月のQuintet FNでの一戦は両者失格だった──そして、GTF04=ZSTグラップリングではすれ違ったハイサム✖イゴールが道着柔術で実現(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

29日(水)に柔術ライターの橋本欽也氏率いるKINYABOYZ JIU JITSU CLUBが10月11日(日)にブラジリアン柔術の無観客&ライブ配信大会=KINYABOYZ INVITATIONAL TOKYO 01の開催を発表した。

Eddie Bravo InvitationalがEBIなら、まさにこの大会はKBI──ではなくKIT01と略称が用いられている。そんなKITの開催に向け、橋本氏はリリースで以下のような活動開始理由を話している。

「いまコロナ・パンデミックのせいで無観客大会が多くなり、有料大会配信が主流になりつつあります。ですがMMAやグラップリングの配信大会はあっても柔術はないので、ならば配信大会をやってみようと一念発起し配信大会開催を決めました。

試合機会のない柔術家のために柔術家でもある自分が、日本の柔術シーンの活性化を目指し開催するのが今大会です。今後は年に2~3回の定期開催を検討していますが、それも初回大会をしっかりと終わらせることができてこそ──なので、まずは初回大会のことだけを考えてやりたいと思っています。よろしくお願いします」


橋本氏のいうように、既に客入れが始まったMMA大会とは対照的に柔術界からはまだ活動再開の報が聞かれない。柔術は基本、アマチュア競技で出場選手が参加費を支払い試合を戦う。帯、体重、年齢など細かくカテゴライズされたトーナメントが何階級も取り行われ、国内でも多い時には6面や8面という試合場が敷かれて競技運営がなされる──屋内競技だ。

加えて日本にも複数の連盟が存在し、プロモーターが興行を打って収益を得るMMAとは競技運営及び団体運営形態が根本から違っている。そのような背景もあり、ここまで柔術のワンマッチ無観客&ライブ配信大会は開かれてこなかった。

結果、柔術家達は限られた出場機会をグラップリングに求めていたのが実情だ。そんな状況に橋本氏が立ち上がり、開催されるKIT01はオンラインサロン「KINYABOYZ Jiu Jitsu CLUB」の会員限定Facebookページにて配信予定で、視聴するにはオンラインサロンに加入する形が取られる。その一方で、他の配信方法も調整中で後日発表されるとのことだ。

また最新情報や出場選手のオファー状況などは随時オンラインサロン内で情報共有されることになる。

気になる出場メンバーだが、なんとリダ・ハイサム✖イゴール・タナベ──グラップリングでZSTの勝村周一朗Pが熱望していたカードが決定した。全8試合程度が予定され、両者以外に丹羽飛龍、吉永力、ミレーナ・サクモトというようにムンジアル、パン、ヨーロピアンで結果を残している実力者の参戦が決まっている。

ルールはIBJJFではなく、ノーポイント&サブオンリーで時間切れの場合は延長戦(本戦の半分の時間)のゴールデンスコア方式。つまり、延長戦はポイント先取のポイント制が適用される。延長戦で決着がつかなかった場合は、レフリー判定が採用される。また外掛け&ヒールフック、スラムなしというのもIBJJF競技柔術に準じており、道着の有無だけでなく競技ブラジリアン柔術のアイデンティティが感じられるルール設定だ。

試合時間は黒帯が8分で以下、1分ごと刻まれ青帯が5分、キッズは3分とサブオンリーに求められる瞬発系の時間設定となっている。ライブ視聴という形態も踏まえ、柔術を愛するメンバーが辿り着いたワンマッチ大会といえるKIT01、その続報を待ちたい。