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どうした?中谷潤人!衝撃ニュースてんこ盛り【4/10ボクシングニュース】

▼内容 
中谷潤人がここまできました。また、今回は短編ニュース4選も。
その中でもフンドラとベナビデスが既に2021年にスパーリングしていたということで
その写真が衝撃的でしたのでシェアします。
その他、カネロムンギアのアンダーカード決定、フィゲロアの対戦相手をシェア。

▼【今日のニュース目次】
1、どうした!中谷潤人
2、短いニュース4選
 ・平岡アンディ、カテラルと
スパーリング完了
 ・エスピノサ6/21or22に復帰
 ・タパレスがマイナー選手相手に復帰
 ・フンドラ、ベナビデス写真に
3、フィゲロア次戦結局この人

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▼今後絶対見逃せない試合一覧!オッズとゴング予想時間も
注:ゴング予想時間は直前に変更になることがあります。

◎4月17日(水)
堤駿斗vsアンセルモ・モレノ
ABEMAで無料放送予定とのこと

◎4月20日
ライアン・ガルシアvsヘイニー(5.0:1.16)10:00
[PR]生中継視聴方法⇓ 
http://mentalblock.but.jp/ko/ytdazn2
or
『DMM×DAZNホーダイ』だとセットでお得
https://t.felmat.net/r/1afc241
(PPVの場合は月額登録しなくてもOK)

◎5月5日(日)
カネロvsムンギア(1.14:5.50)12:00
WOWOW予想

◎5月5日
エマニュエル・ロドリゲスvs西田凌佑
視聴方法▼(予想)
https://era.travel.gr.jp/Form/Product/ProductList.aspx?cat=005
比較動画▼

◎5月6日(月)東京ドーム
井上尚弥vsネリ (1.083:8.00) 21:00
井上拓真vs石田匠
ユーリ阿久井vs桑原拓
モロニー兄vs武居由樹
アマプラ

◎5月12日(土)
ロマチェンコvsカンボソス(1.14:5.50) 10:00

◎5月19日(日)
フューリーvsウシク(1.80:2.00) 8:00
比較動画⇓▼▼▼
https://youtu.be/VIR8S915j30

ナバレッテvsベリンチク
4階級制覇なるか

◎5月26日(日)
テイラーvsカテラル(1.72:2.70)

◎6月アマプラ興行
寺地拳四朗(予想)
那須川天心(予想)

◎6月2日(日)
ベテルビエフvsビボル(1.80:2.00)7:00
マッチルーム5選手vsクイーンズベリー5選手
ワイルダーvsチャン・ジーレイ
フルゴビッチvsデュボア
ニックボールvsレイモンド・フォード

◎6月16日(日)
ジャーボンティ・デービスvsフランク・マーティン
デビット・ベナビデスvsグヴォディク
モレルvsアンドラーデ

◎6月16日(日)
マティアスvsリアム・パロ

◎6月30日(日)
バム・ロドリゲスvsエストラーダ
クリエルvsエドワーズ

◎7月7日(日)
シャクール・スティーブンソンvs??(未決定)
井岡一翔vsフェルナンド・マツティネス(未決定)

参考・引用元:

各twitter(X)






▼注意点
※選手の通称は製作者のオリジナルです。
ボクサーに敬意は最大限持っていますが一言でイメージ出来る通称を考えた結果となります。茶化しているように感じるところもあるかもしれませんが敬意を持っておりますのでご了承ください。
また、良き案があればコメントください。

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▼自己紹介 製作者ロマ
スポーツ愛好者。筋トレマニア。
ボクシングは観戦ファン。はじめの一歩がきっかけか。
ボクオタで、ボクシング専用スマホがあり、そこにたくさんのボクシングSNS映像が溜まり、勿体ないので、こういう形で公開。
最近好きなボクサー→ティム・チュー、コナー・ベン、坊主がかっこいいボクサーに最近ひかれます。

▼著作権者(選手・引用twitter画像の著作権者様)のみなさま
当チャンネルではニュースやtwitterの画像・動画をザッピングしている画面も含めて、動画を制作しております。
また、一言でその選手をイメージできるように、オリジナルの通称を使っていますが、選手への敬意とともにギリギリのラインでユーモアも載せているつもりですが、不快で修正が必要な場合はお伝えください。
何よりボクサーの方々、イベントを制作する企業・媒体に携わる方々への感謝と敬意を込めたチャンネル運営を心懸けております。

本動画はフェアユースの概念によって作成しており、著作権法第32条の報道・批評・研究、その他の引用の正当な範囲内を目的として引用しております。
しかしながら、もし行き届かない点があり、動画の削除などご希望される選手・著作権者の方は、迅速に対応させていただきますので、お手数お掛けしまして恐れ入りますが、下記いずれかの方法にてご連絡いただけますと幸いです。
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引き続き、ボクサー関係者への感謝と敬意を込めてチャンネルを運営していきますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。
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45 K-1 MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase341 PRIDE RIZIN YouTube キック ゴイチ・ヤマウチ シュウジ・ヤマウチ パンクラス フェルナンド ベラトール ボクシング 中田大貴 久米鷹介 鈴木陽一 雑賀ヤン坊達也

【Pancrase341】中田大貴と対戦、碧南在住シュウジ・ヤマウチ「日本で王者になるために帰ってきた」

【写真】取材が行われた2月26日は、まだ少しふっくらとしていた。通訳は碧南市に住むシュウジの叔母さんが務めてくれた。ありがとうございます(C)SHOJIRO KAMEIKE

31日(日)に東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPANCRASE341にて、シュウジ・ヤマウチが中田大貴と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

ellatorで活躍するゴイチ・ヤマウチの従兄弟であるシュウジは、愛知県碧南市で生まれた。5歳の時にブラジルへ渡った後、柔術とキックボクシングを始め、MMAを戦うようになる。日本初戦となった2022年12月の雑賀ヤン坊達也戦では、TKO負けを喫したものの、序盤は組みで雑賀を苦しめている。そんなシュウジが名古屋市のALIVEで久米鷹介と練習しているという。なんとシュウジは日本で戦うために、碧南市に帰ってきていたのだった。


――今日はALIVEで久米選手との練習を取材させていただきました。ALIVEで練習し始めたのは、いつ頃でしょうか。

「初めてALIVEに来たのは去年の11月だったと思う。キッカケは名古屋の柔術大会会場で、叔父がスズキさん(鈴木陽一ALIVE社長)に声をかけたんだ。ベラトールにゴイチが出た時、同じ大会にカトウさん(加藤久輝)に出ていて、叔父もスズキさんのことも知っていたからね。その時にはもう僕が日本に来ることは決まっていて、叔父がスズキさんに『シュウジが日本に来たら、また挨拶しに伺います』と伝えたと聞いている。それがキッカケで、僕もALIVEで練習させてもらうようになったんだ」

クメサンハムニダと

――では久米鷹介選手と一緒に練習した感想を教えてください。

「すごく強い。打撃も、グラップリングも――とにかく強いんだ(笑)。最高の練習パートナーだよ。碧南市からALIVEまでは車で1時間以上かかる。特に夜は渋滞もあるから、もっと長いドライブになることもある。それだけ時間をかけてもALIVEに来て、クメさんと練習することには大きな価値があると思っている」

――日本にいる間は、生まれ育った碧南市に滞在しているのですか。

「いや、今は日本に住んでいるよ」

――えっ!? 雑賀選手と対戦した時は、ブラジルから来日していましたよね。

「去年の9月、日本に移住したんだ。日本でMMAの試合をすること、そしてチャンピオンになることが小さい頃からの夢であり、目標だった。まず2022年にパンクラスで、その夢を叶えるチャンスをもらうことができた。ただ、試合のたびにブラジルから来ると、プロモーター側にとっては航空チケットなど金銭面でネックになることは多いよね」

――はい。そのとおりですが……。

「僕は日系ブラジル人3世だ。5歳まで碧南市で育ち、今も日本に親戚が住んでいる。だから日本に移住して、親戚たちと生活しながら日本で戦うことを決めたんだよ。ブラジルでも試合のチャンスはあるだろう。でも僕は、どうしても日本で試合をしたかった。日本でMMAのチャンピオンになる――子供の頃に抱いた夢が、ずっと頭の中から離れなかった」

――では現在、日本でどのような生活を送っているのでしょうか。

「生まれ育った碧南市で親戚と一緒に暮らしている。仕事は碧南市の隣、西尾市にあるオガワジムでキックボクシングとMMAのインストラクター、コーチをしているよ」

――生まれ育った街で親戚の方と生活するので、ブラジルのご家族は安心でしょう。一方でブラジルのチームメイトからは、シュウジ選手が日本へ行くことについて残念がる声は聞かれませんでしたか。

「チームメイトたちも応援してくれている。みんな、僕の夢を知っていたからね。日本に住んでいたほうが試合も組まれやすいし、そのぶんチャンピオンに近づくことができることを理解してくれているよ。それとチームメイトは僕が日本で頑張ることを、自分たちの可能性の一つとして考えている。僕が日本でチャンピオンになれば、ブラジルの仲間たちも同じように日本で試合をすることができるかもしれない。そのためにも僕は日本で戦うんだ」

――もし雑賀選手に勝っていたら、ブラジル在住でも日本のMMA団体からオファーがあったと思いますか。あるいは、勝っていても日本に来ることになっていたでしょうか。

「前回の試合結果は関係ない。もともと日本でMMAを戦うという夢があったし、それはずっと変わらないからね。もしサイガに勝っていても日本に移住していたと思う。前回、日本の空港に降り立った瞬間に、子供の頃の夢が一気に蘇ってきたんだ。その時に僕は『絶対に日本でチャンピオンになる。そのためにまた日本に来る』と心に誓ったよ。

初めてPRIDEを見た時から今でも、僕の中ではずっと日本の格闘技が一番なんだ。それは自分が生まれた国だから――という以上に、僕の中で変わらない想いだ」

――なるほど。もともとシュウジ選手が柔術を始めたのは何歳の時なのですか。

「僕が10歳の時だった。柔術はクリチーバのアカデミア・アリーナで、フェルナンド・ヴィエイラから教わったんだ。もともと叔父たちがグレイシー・ファミリーやPRIDEの大ファンでね。彼らの影響で僕とゴイチも格闘技が好きになり、柔術をやってみたいと思うようになった。

綺麗なフォームの左ハイ

14歳になってキックボクシングも始めてから、K-1 MAXも視るようになったよ。

僕は魔裟斗のファンなんだ。彼のファイトスタイルが大好きで。魔裟斗だけでなく、当時のK-1 WORLD MAXに出ていたファイターのことは、みんな大好きだったね。素晴らしいファイターばかりで、彼らのテクニックをずっと視てきた」

――14歳の時からキックボクシングをやっていて、MMAよりもキックボクシングをやりたいという気持ちはなかったのですか。

「もともとMMAをやりたかったから、柔術だけじゃなくキックボクシングも学んだんだ。最初はキックボクシングと柔術を組み合わせたものがMMAだと思っていたからね(笑)。キックのキャリアはアマチュアを含めて28勝1敗で、最後の試合は2012年だったかな。もちろん勝っているよ」

――そのキャリアを知ると、日本のK-1やキックボクシング団体からもオファーが来るかもしれないですね。

「アハハハ。またキックボクシングの試合もやってみたいね」

――では前回の雑賀戦の内容と結果について、今はどう捉えていますか。

「あの試合はサイガが勝った。彼が勝利のチャンスを掴んだ。それだけだよ」

――何か敗因は……。

「自分はもっと良い試合ができたと思う。彼はライト級で、僕は本来フェザー級で――いや、この話はやめよう(苦笑)」

――階級差、体格差は敗因の一つだと思いますか。

「まぁ、負けは負けだよ。敗者が言えるのは、勝者への『おめでとう』だけさ」

――素晴らしい言葉です。雑賀戦については、これ以上は聞かないことにします。ただ、今回はフェザー級戦であり、シュウジ選手にとってはフェザー級がベストということですね。

「自分としてはフェザー級が最適な階級だと思っている。だけど前回はライト級での試合だったことを負けた理由にはしたくない。僕はライト級での試合オファーを受け、しっかりと練習した末に負けたんだからね」

――むしろフェザー級のシュウジ選手がライト級1位であった雑賀選手を、あそこまで追い詰めただけに本来の階級での試合が楽しみです。

「おぉ、ありがとう。次の対戦相手はランキング6位だ。一つひとつ勝って、チャンピオンになるよ」

――その中田選手について、ファイターとしての印象を教えてください。

「良い選手だね。でも試合を視てみると、自分のほうが上だと感じている。トップからでも、ボトムになっても自分のほうが強い。とにかく良い試合になることは間違いないよ。そして僕は、いずれ必ず日本でチャンピオンになる」

――ではシュウジ選手にとって、MMAを戦ううえで最終的なゴールは何なのでしょうか。パンクラスでチャンピオンになった後は……。

「う~ん、これは言っていいのかな?」

――ぜひとも、言いたいことは言ってください。

「パンクラスのチャンピオンになり、そのベルトを持ってRIZINに出たい。そしてRIZINのチャンピオンにもなりたいんだ」

――今なぜ、RIZINの名前を出すことを躊躇したのでしょうか。

「今回はパンクラスで戦うわけだから、そこで他のプロモーションの名前を出すのも……ね。だけど一番は――先のことばかりを考えていると、目の前にある次の試合にも勝つことはできない。まずはナカダに勝ち、一つひとつステップを踏んで、ゆくゆくは日本でチャンピオンになる。僕は、そのために日本に帰ってきたんだ」

■視聴方法(予定)
2024年3月31日(日)
午後1時00分~ U-NEXT 、PANCRASE YouTube メンバーシップ

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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN53 フェルナンド フェルナンド・パディーヤ ルイス・パフエロ

【UFC ESPN53】身長185㎝&リーチ193㎝のフェザー級パディーヤがスタンドダースチョークで一本勝ち

<フェザー級/5分3R>
フェルナンド・パディーヤ(メキシコ)
Def.1R2分45秒by ダースチョーク
ルイス・パフエロ(ペルー)

長身のパディーヤに対し、パフエロは右カーフ。パディーヤも右カーフを蹴り返して前蹴り、パフエロが距離を詰めようとするジャブで止める。パディーヤがスイッチすると、パフエロは右ボディで飛び込む。オーソに戻したパディーヤは右ストレートから左ミドル、右カーフ、右ストレートから左アッパー、右ヒジ、ジャブから右ヒザと手数を増やす。

パフエロも右カーフからワンツー、距離を詰めて左ボディから攻め込むが、パディーヤが左フックを合わせ、続く左ストレートでダウンを奪う。ハーフガードでトップキープしたパディーヤはパウンドとヒジを連打。パフエロが脇を差して立ち上がったところにダースチョークを極めて、スタンドのままタップを奪った。

試合後、パディーヤは「凄く練習してきたんだ。色々とあったけど、ポジティブに気持ちを保っていた。ここは僕のケージだ。グラウンドで試合の極める機会が訪れたら、仕掛ける」と振り返った。


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45 AB AJ・ドブソン BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL UFC UFC ESPN53 アマンダ・ヒーバス アンドレ・リマ カート・ホロボウ キャメロン・サーイマン コディ・ギブソン ジュリアン・エロサ スティーブン・グウェン トレイ・オグデン ヒカルド・ラモス ビリー・クゥアンティロ フェルナンド モハメド・ウスマン ヤルノ・エレンズ ルイス・パフエロ ローズ・ナマジュナス

【UFC ESPN53】37歳でUFCと3度目の契約。不死鳥カート・ホロボウ「愛するファイトを追いかけてきた」

【写真】マスト・リスペクト。人生として、こういう生き方ができれば最高だ(C)MMAPLANET

23日(土・現地時間)、これから2時間後にスタートするUFC ESPN53「Ribas vs Namajunas」。ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで行われる同大会でカート・ホロボウがトレイ・オグデンと対戦する。
Text by Manabu Takashima

2013年、26歳の時にUFCにリリースされた。2019年、2度目のリリースは31歳の時だった。そして昨年のTUF31に37歳にして優勝を飾り、3度目のUFC契約を果たした。それだけでも奇跡的なカムバック劇、30歳を超えてUFCを追い続けてきた男のファイト・ヒストリー――カート・ホロボウに初インタビューを試みた。



――トレイ・オグデンと今週末に戦います。今の気持ちを教えてください(※取材は20日に行われた)。

「最高だよ。良いマッチアップだし、人生でも最高の部類のシェイプを誇っている。準備は完璧に整っているよ」

――日本のファンがカートの存在を認識するようになったのは、Titan FCでJZ・カルバンことジェシアス・カバウカンチに勝利した頃からだと思いますが、すでに一度UFCで戦った後でした。2013年にUFCで戦い、JZ戦後の2018年にコンテンダーシリーズ参戦を経て2度目の契約。いずれも勝利を挙げられず、去年のTUF31で3度目のUFC契約を果たしました。36歳でUFCとの契約はもうミラクルかとも思えるのですが、カートはなぜそこまでUFCにこだわってきたのですか。

「UFCは世界最大のMMAプロモーションで、世界最大のプラットフォームを持っている。世界のベストが集まるのがUFCだ。UFCで戦う限り、自分が世界でベストの1人だと思える。UFC以外では勝ち続けても、UFCではそうではなかった。UFCで結果を残したかったんだ。Titan FCでもXFCでもUFCレベルの強い選手と戦ってきたしね。TUFに出場できたのも、36歳になっても試合を続け、UFCを目指し続けてきただけでなく、そのレベルにあったからだと思っている。試合に勝ち続け、フィニッシュし続けていたから」

――確かにカートは2019年にUFCにリリースされて以降、ローカルショーからTUFフィナーレまで全試合でフィニッシュ勝利を挙げていますね。それにしても30歳を超えて、BellatorやPFLという他のメジャーオーガニゼーションで戦おうという気持ちにならなかったですか。

「とにかくマネージャーとは、ベストオファーが何かを考慮して一緒にやってきた。BellatorとPFLに関しては、PFLでは戦う機会はあったのは事実だ。正直をいえばUFCで2度目のリリースの憂き目にあった時、もう31歳だった。UFCで戦うチャンスは絶対にないと思っていた。だからBellatorで勝ちたいと考えた時もあったよ。ただえさえUFCから一度リリースされて、戻ることは簡単じゃない。それが僕の場合は2度も失敗したんだから。

あの時はマネージャーとWIN WINになる契約を結びたいとも話した。BellatorだってPFLだって大きなプロモーションだからね。とにかく戦い続けること。諦めないで試合を続け、得られたチャンスを生かすことだけを考えるようになった」

――2度目のリリース後も戦い続けることに対して、ご家族の反応はいかがでしたか。人生に夢は必要ですが、夢だけでは生きていくことはできないです。

「僕のファミリーは、僕がやりたいことを貫けるよう支えてくれた。一つ良かったのは、家族がMMAもそうだし、柔術をやっていてジムで毎日のように一緒に汗を流している関係にあったことだ。そしてUFC以外で戦う時も、イージーファイトはなかった。常にタフな相手と戦った。メインイベントでタフな相手との試合を続けた。プロモーションも若くて力のある選手が出てくると、元UFCファイターという肩書のある選手を越えさせようというマッチメイクをする」

――確かに。箔をつけるためのファイトですね。

「そうだ。そういうタフな状況でフィニッシュして勝つことで、自己証明を続けた。だからこそ、TUFで3度目のチャンスを得られ……それを生かして、今UFCで戦うことができている。何よりコレが本当に最後の勝負だと自覚している」

――UFCでの苦い思い出を払拭でき、上位進出を果たす自信はありますか。

「ここで過去と同じようなことを繰り返すと、もう終わりだ。自分の力を証明する最後のチャンスだ。そういうなかでTUFでフィニッシュ勝利を続けることができたことは、確かな自信になっている。強い相手と戦い続けることができ、勝ち続けることができた。ファイターとして成熟してきたと思っているよ。このまま勝ち続け、ランキング入りを果たし……その結果としてタイトルショットまでたどり着けるよう戦うだけだよ」

(C)Zuffa/UFC

――では今週末に戦うオグデンの印象を教えてください。

「堅実なファイターだ。どの局面でも過不足戦えるけど、特別なモノはない。でに試合内容を予想するなんて無意味だ。常に自分のやるべきことをやりきる。1試合、1試合、それを続けること。土曜日の夜も同じだ。相手と向き合い、触れ、拳が交錯し、自分のやるべきことが分かってくる。これまで通り、ファンが喜ぶファイトをしたいね。

そして同世代……いや年齢に関係なく、日々を生き抜くことに一生懸命な人達に勇気を与えることができれば嬉しい。何が起ころうとも、僕は諦めずにやってきた。勝っても、負けてもリリースされても、諦めることはかった。自分の愛するファイトを追いかけててきた。自分のやりたいことを続けきた。そんな僕の試合を視ている皆も、同じように愛することに没頭して、楽しい人生を送って欲しい。皆に喜んでもらう戦いをする。僕の試合を楽しんでほしい」

――カート、話を聞いているだけでも明日への活力を与えてもらったと思えます。ありがとうございました。

「こちらこそ、ありがとう。いつの日かUFCが日本で大会を開くとき、そのトラベル・リストに僕の名前があるようプッシュしてほしい。ブラジルとロシアで戦った。戦いたいと思った国で戦うことができた。残されているのは日本、日本で戦うことだけなんだ」

■視聴方法(予定)
3月24日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前7時30分~U-NEXT

■UFC ESPN53対戦カード

<女子フライ級/5分5R>
アマンダ・ヒーバス(ブラジル)
ローズ・ナマジュナス(米国)

<ミドル級/5分3R>
エドマン・シャバジアン(米国)
AJ・ドブソン(米国)

<バンタム級/5分3R>
ペイオン・タルボット(米国)
キャメロン・サーイマン(南アフリカ)

<フェザー級/5分3R>
ビリー・クゥアンティロ(米国)
ユーゼフ・ザラル(米国)

<フェザー級/5分3R>
ルイス・パフエロ(ペルー)
フェルナンド・パディーヤ(メキシコ)

<ライト級/5分3R>
トレイ・オグデン(米国)
カート・ホロボウ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ヒカルド・ラモス(ブラジル)
ジュリアン・エロサ(米国)

<バンタム級/5分3R>
マイルス・ジョンズ(米国)
コディ・ギブソン(米国)

<フェザー級/5分3R>
スティーブン・グウェン(米国)
ヤルノ・エレンズ(オランダ)

<女子バンタム級/5分3R>
モントセラ・レンドン(メキシコ)
ダリア・ジリシニコワ(ロシア)

<フライ級/5分3R>
イゴール・セヴェリーノ(ブラジル)
アンドレ・リマ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
モハメド・ウスマン(ナイジェリア)
ミック・パーキン(英国)

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UFC on ESPN53:オッズ/予想と展望

アマンダ・ヒバス 2.80
ローズ・ナマユナス 1.46
カール・ウィリアムズ 1.54
ジャスティン・タファ 2.54
エドメン・シャバージアン 1.49
A.J.ドブソン 2.70
ペイトン・タルボット 1.68
キャメロン・サーイマン 2.24
ビリー・クアランティー1.87
ユーセフ・ザラル 1.95
フェルナンド・パディーヤ 1.59
ルイス・パフエロ 2.42
カート・ホロボー 2.30
トレイ・オグデン 1.65
リカルド・ラモス 1.59
ジュリアン・エローサ 2.42
マイルズ・ジョーンズ 1.70
コーディ・ギブソン 2.20
ヤルノ・エレンス 2.54
ティーブン・ヌエン 1.54
モンツェラート・レンドン 2.85
ダリヤ・ジェレズニャコバ 1.44
イーゴル・セベリーノ 2.50
アンドレ・リマ 1.56
ハメド・ウスマン 2.14
ミック・パーキン 1.74

メインは元ストロー級王者ナマユナスのフライ級2戦目。

ナマユナスはUFC14戦で、そのうち7戦がタイトルマッチ。昨年9月にフライ級に上げ、いきなりランキング2位のマノン・フィオロと対戦。勝てば即タイトル挑戦者候補にもなる試合だったが、1R序盤に放ったパンチで人差し指を骨折し、以降は拳を握れなかったことも影響してか、終始打撃で劣勢な展開での判定負け。負傷の影響もあったかもしれないが、フライ級では体格的ハンデもあり、厳しいように見えた。

2戦目の相手はランキング8位のヒバスだが、ヒバスはストロー級で6戦、フライ級で4戦と、両方の階級で戦っていて、前戦もストロー級。今回が初メイン。柔道バックボーンで、女子柔道家に多い首投げ→袈裟固めが得意。

ストロー級でも戦っているヒバスが相手なら、ナマユナスも体格差に苦しむことはないはず。ナマユナス判定勝ち。

セミはヘビー級ノーランカー対決。当初、ウィリアムズはタファ弟のジュニア・タファと対戦予定だったが、先月のAPEX大会でジャスティン・タファが計量当日に体調不良となり欠場。急遽、セコンドで来ていたジュニア・タファが代役で出場したが、マルコス・ホジェリオ・デ・リマにKO負けした。ジュニア・タファは先に今回のウィリアムズ戦が決まっていたが、KO負けで出場できなくなったため、今度は体調不良から回復した兄のジャスティンが代役を務める。

メインカードにはUFC2戦目のペイトン・タルボットが抜擢。コンテンダーシリーズ勝利でUFCと契約し、昨年11月のデビュー戦でもいきなりメインカードに登場。1Rにテイクダウンされると防戦一方となったが、2R以降はスタンドでプレッシャーを掛ける展開で形勢逆転し、3Rにタックルを潰してマウントを奪うとパウンド連打→背中を向けた相手にチョークで一本勝ち。しかし相手のアギーレもUFC0勝1敗だったので、この勝利だけではUFCで通用するかはわからなかった。

今回の相手サーイマンはキックがバックボーンで、UFCデビューから3連勝。しかし前回は2試合連続体重オーバーのプロスペクトキラー・クリスチャン・ロドリゲスに組みの展開に持ち込まれ、接戦の末判定負けでUFC初黒星を喫した。

プロスペクト同士の対戦は、タルボットがフェイバリットとなっている。

第1試合開始は24日朝8時から。速報します。

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45 LFA LFA175 MMA MMAPLANET o ショーン・シェルビー ダナ・ホワイト ハファエル・ペレイラ フェルナンド フェルナンド・ラウレンソ

【LFA175】7年越しのアベンジは、51秒で。ペレイラが右クロス、RNCでラウレンソを一蹴

<バンタム級/5分3R>
ハファエル・ペレイラ(ブラジル)
Def.1R0分51秒by RNC
フェルナンド・ラウレンソ(ブラジル)

2016年11月以来の再戦、前回はラウレンソがペレイラを破っている。左ミドルを蹴り、次を空振りすると尻を振って挑発したペレイラが、ラウレンソのステップイン&左に右クロスを入れていきなりダウンを奪う。スタンドで余裕の表情でラウレンソが立ち上がるのを待っていたペレイラが、勢いよく距離を詰める。ラウレンソはここでシングルを仕掛けるも、切ってバックに回ったペレイラが一気にRNCを決めて7年越しのリベンジに成功した。

LFA初陣のフィニッシュ勝利で連勝を6としたペレイラはショーン・シェルビーとダナ・ホワイトに「この階級のトップに勝った。観客を沸かせる準備はできている」と呼びかけた。


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45 AB LFA LFA174 LFA175 MMA MMAPLANET o UFC アポロ・ゴミス ジャコビー・ジョーンズ フェルナンド フェルナンド・ラウレンソ ブルーノ・ロピス ブレンジソン・ヒベイロ マルコス・ブリガガォン ヴィニシウス・ピレス

【LFA175】メインはLH級選手権試合。注目は際レス=ヴィニシウス・ピレス✖アポロ・ゴミス

【写真】左上腕にライオンのタトゥーがあるのがピレスだ。パンチからダブル、テイクダウン後のバック奪取に注目(C)LFA

27日(土・現地時間)、ブラジルはサンパウロ郊外のカジャマルにあるジナージオ・ド・ポウヴィーリョでLFA175「Lopes vs Brigao」が開催される。
Text by Manabu Takashima

2024年、LFAにとって2度目のショーが早くもブラジルで行われる。メインはLFAライトヘビー級選手権試合で、王者ブルーノ・ロピスがマルコス・ブリガガォンの挑戦を受ける。昨年コンテンダーシリーズに挑んだロピスは、ショートノーティス出場の同朋ブレンジソン・ヒベイロに圧倒的有利と目されていながら、初回TKO負けを喫して以来の復帰戦となる。

つまりLFA王者は前回のLFA174でタイトルを失ったジャコビー・ジョーンズもそうだったが、コンテンダーシリーズ出場ではベルトは返上せず、UFCと契約がなった時点でベルトを手放すことになっているようだ。

既に計量も終えた両者、ロピスが205ポンドでブリカガォンは204ポンドと本番に備えるだけとなっている。メインカードではミドル級でマルコ・トゥーリオと対戦するセメイ・ドスサントスが、190ポンドと大幅オーバーながらペナルティを支払ったうえでキャッチウェイトで試合は成立される。


そんなLFA175で再注目はバンタム級のアポロ・ゴミス✖ヴィニシウス・ピレスの一戦だ。シュートボクセのゴミスはキャリア9勝1敗で、今回がLFAデビュー戦となる。

対するピレスは8勝1敗で、既にLFAで2勝を挙げているファイターだ。ピレスはパンチからテイクダウン、テイクダウンからバック奪取のコンビネーションがこれ以上ないほどスムースで、いわば際レス、全くその合間が感じられない。

当然、テイクダウンからバック奪取が強く。同時にポジションのキープにも長けており、何よりもパーム・トゥ・パームからRNグリップへの移行にも長けており、過去4試合でRNCを決めている。

対するゴミスはワイドスタンスのサウスポーで、強烈な左の蹴りの持ち主だ。オーソのピレスが、その流れを遮断された時──特に打撃からテイクダウンがハマらなかった場合は、ゴミスの左の蹴りを効かされる可能性は十分にある。

際の無さは凄まじくも、際でない部分──特にスタンドの打撃戦では何が起こるか分からない。流れるようなピレスの動きも期待大だが、流れない時にどのようなオプションが用意できているのか。その辺りが非常に楽しみな一戦となる。

■視聴方法(予定)
1月28日(日・日本時間)
午前11時~UFC Fight Pass

■ LFA175メイン対戦カード

<LFAライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]ブルーノ・ロピス(ブラジル)
[挑戦者]マルコス・ブリガガォン(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
アンデウソン・フェヘイラ(ブラジル)
サミュエル・シウバ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
マルコ・トゥーリオ(ブラジル)
セメイ・ドスサントス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
フェルナンド・ラウレンソ(ブラジル)
ハファエル・ペレイラ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
ラニ・シウバ(ブラジル)
ナイジ・カンタンエージ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
アポロ・ゴミス(ブラジル)
ヴィニシウス・ピレス(ブラジル)

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Gladiator Gladiator024 MMA MMAPLANET o キック フェルナンド 吉田開威

【Gladiator024】フェルナンドの前進を捌き、自分の距離で左カーフと右フックを当てた吉田が判定勝ち

【写真】吉田の左カーフを受けたフェルナンドの右足は大きく腫れていた(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分2R>
吉田開威(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18.
フェルナンド(ブラジル)

互いにサウスポー。吉田がサークリングで離れてから距離を詰める。左ローを連続で当てた吉田に対し、フェルナンドも右ローから近づくも吉田が距離を取った。右のガードを下げている吉田は、左ストレートから左右フックを打ち込み、左ローを当てていく。オーソドックスにスイッチした吉田はプッシュでフェルナンドを下がらせ、サウスポーに戻して右スピニングバックキックを繰り出した。フェルナンドを右ジャブで近寄らせない吉田だったが、右前蹴りがフェルナンドの下腹部を捕らえて、試合が中断される。

再開後、前に出て来るフェルナンドに右フックを狙う吉田は、スーパーマンパンチをかわして右ジャブを突いていく。フェルナンドが吉田の右ローをキャッチしてケージにドライブするも、吉田が離れた。左カーフキックを当てる吉田。ワンツーを打ち込んで距離を取り、一回転して左廻し蹴りを見せる。右サイドキック、左カーフと吉田が蹴りを散らすなか、フェルナンドも右フックを当てていった。

最終回、フェルナンドが距離を詰めていく。吉田が右前蹴りを見せるも、フェルナンドの前進は止まらない。吉田が右カーフからサークリングすると、フェルナンドの蹴りが吉田の下腹部を捕らえて中断に。吉田の右フックとフェルナンドの右ヒザが相打ち。フェルナンドは尻もちを着いたものの立ち上がる。しかしフェルナンドの顔面からは出血が見られる。吉田は距離を取って左カーフキックを連打し、回転してからパンチを見せる。フェルナンドはシングルレッグで入ったが、吉田に切られてしまう。

2分30秒すぎ、再びシングルレッグで組みついたフェルナンドがドライブした。吉田をケージに押し込に、ダブルレッグに切り替えたが倒せず。ウィザーで耐える吉田は、フェルナンドのボディロックを切り返す。ボディロックからバックに回ったフェルナンドが右足を差し入れる。正対してきた吉田を引き込もうとしたフェルナンドだが、スタンドに戻されてしまう。吉田はケージを背負いながらも左ストレート、右フックと返していった。

裁定は吉田がフルマークで判定勝ちを収めた。


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【Gladiator024】元バンタム級王者じゅん、4年8カ月振りの現役復帰「僕、月なんですよ」

【写真】一度、試合から離れたからこそ分かるものもある(C)MMAPLANET

9日(土)に豊中市176BOXで開催されるGladiator024で、じゅんが実戦に復帰し高橋孝徳と対戦する。
Text by Manabu Takashima

熱狂的な応援を持ち、関西のMMAシーンをある意味支え続けてきたリライアブル神戸代表──そのコーナーワークも特徴的なじゅんは、なぜ4年8カ月の沈黙を破りMMAを戦うのかを訊いた。


──驚愕の現役復帰という表現も間違っていないかと思いますが、4年8カ月振りの現役復帰となるじゅん選手です。ここに来て、もう一度戦うのを決めたのは?

「自分が戦うということ、ジムでキッズや一般、プロの指導をしていて格闘技に対してお腹いっぱいになってしまって。昔はチャンピオンになりたい、強くなりたい、RIZINに出たい、それこそUFCに出たいという気持ちがあって。それが30代になって、現実を見れるようになると──僕は格闘技一本でやってきたことはないんですけど、選手が格闘技一本で頑張るには必要なモノはやっぱりお金で。

それが……そうじゃないのかもしれないけど、選手達が応援してくれる人をお金として見ているんとちゃうかって思うようになったんです。スポンサー=自分の小遣い、みたいな。『お前ら、広告塔』やねんぞって。そんなこととか考えていたら、今もそうなんですけど、強くなることとか考えられないようになって。これは言うたらアカンのですけど、それほど勝ちたいっていう気持ちもなくて。

なら、なんで出るんかっていったら今年、ジムの子らの勝ち星が少なくて。去年もそうなんです。リライアブルっていうたら、華のある試合をする。そのイメージも薄れてきて、ジムを離れていく子も出てきました。僕も年齢のせいにして、もうアカンとか口にするようになっていました。僕、会社とジムを経営していて。最近、子供も生まれたんです」

──おお、おめでとうございます。

「ありがとうございます。会社とジム、家族を養う。経営している人間がソレを言うたらアカンのは重々分かっているのに、言うてまうんです。で、これだけ忙しくても、37歳……40歳が近づいてきているけど、それでもデキるぞっていうのをキッズの子らや家族、プロの子にも見せていこかな、と」

──年を重ねて表情もその分、柔らかくなったというか。

「やっぱり柔軟性が出てきましたね。それは格闘技もそうで。ちゃんと分かるようになると、味が出てきたというか。派手なことでなく、しっかりとした技術をちゃんと教えなアカンと。またプロの子らにも技術だけでなく、格闘技と人生は同じやでっていうことも教えてきたんです。しっかりと会社を経営している社長さんて、年下にも敬語を使う様な丁寧な人じゃないですか。選手も、ちょっと強くなったらギラギラと派手になる。それも良いことなんですけど、そのギラギラが格好良いとは思えなくなって。そういうことをプロの子に教えていると、指導もドライになっていったんですよね。

僕にとっての幸せはお金、そして時間。その時間をプロの子にメチャクチャ使っていました。それは自分がしたくてやっていたのに、してやっているという風に考えるようになって……そういうことに悩んでいる5年間でした。

同時にプロの子らのセカンドキャリアのこととかも考えて。手に職をつけさせる。年収を倍にしてあげる。そんなことを考えていると、強さって何か分からんようになって。格闘技ってなんやとか考え過ぎて、それがアカンかったと思います。ジムの子らの成績も落ち、ハンセン玲雄が9月にズッキーニョス選手に負けました。

アイツ、練習ではメチャクチャ強いんです。僕の中ではトップの力があるんです。でも練習と試合が違っていて。アイツが負けるの、悔しいんです。(田中)有もそうです、(中川)皓貴もそう。東京と行き来している増田拓真とか。僕のところの子、メチャクチャ強いんです。でも結果がついてこないのは、僕が悪かったんやと。僕の気持ちが格闘技から離れて、プロ練習も『お前らだけで、できるやろう』と任せてしまって。練習を見ているだけやったんです」

──口を挟まないと。

「そうですね、放任主義というか。まぁ、間違うこともタメになると思っていたので。協賛してくれる人がいてくれて、食っていけているのに──誘いを断るとか。そいうことも含め、自分で気付けと思って、何も言わなくなっていました。それでダメな方にガタガタと崩れましたね。でも、もう1回建て直すには自分が戦って、また見せなアカン。それと会場になっている176BOXの末広代表の何でも思うことを言うところとか凄く好きで、176BOXで戦いたいとか。色々なことがあって、復帰を決めました」

──対戦相手の高橋選手は4年8カ月前のじゅん選手とは、ファイトスタイルは正反対にあるファイターともいえます。

「あの人──高橋選手、ホントは打撃がしたいんじゃないですかね。キックパンツを履いているじゃないですか。だから打撃の方が好きなんじゃないかなって勝手に思っているんですよ。それが作戦かもしれないけど。それに僕ももうバチバチの打ち合い、盛り上げる試合なんてできないです。できるかもしれないですけど……う~ん、昔なら1万円のチケットを100枚売ったら、俺の試合は100万円の価値があるからお前ら見にに来いよって感じでおったんですけど。

どうしても今はその能力が自分にあるかと言うたら、ないと思います。見に来てくれる人に失礼ですけど。そこまで戻せるのか。戻せるように頑張れるのか。それと今回の試合は、プロになるためだけでなく道場に来てくれる人たち、そういう人に見て欲しい。今、BreakingdownやNARIAGARIっていうコンテンツがバーンと来ていますけど、僕らが真面目にやっていることって交わるところが無いんですよ。ただ、僕はBreakingdownとか、面白いからメッチャ好きなんですけどね。

アレでしか、アピールできない人たちがいて。でも、あれを続けるのはしんどいと思いますよ。それでも選ばれて出ているんやから、バズらせることばかり考えるんじゃなくて、もうちょっと頑張れとは思いますけど──。ウチにきていたHIROYAもそうやって強くなったし。格闘技とは違うジャンルやけど、MMAと並行して見てくれるとMMAにもっと陽が当たるんじゃないかと。だから好きなんですよ。

あっ、高橋選手との試合ですよね(笑)。言い方悪いけど、彼のようなねっとりした試合になるかなって。それなら1Rでいこうかと思っています。組むなら組むで、テイクダウンを凌いで。自分がテイクダウンいけるんやったらいく。でも、あの人が打撃でくるんやったら打撃でいく。

勝たないとダメやと思っています。ジムでも勝たせる練習をずっとさせていて、負ける練習なんかしていないし。大人の結果発表会が、試合ですよね。勝ち負け……これはもうアマやキッズの子もいっしょ。自分が練習してきたことを出して、応援してくれる人、一番のファン、家族でも友達でも、そういう支えてくれる人を泣かせろって。嬉し泣き、悔し泣き、悲しくさせて泣かせても良いですよ。それが勝負なんやないかなって。

僕は日本を代表するようなファイターじゃないです。ちょっとチケットが売れるから、関西で取り上げてもらっていた。それは重々承知しています。だからジムで指導している子たちが、リライアブルで良かったなと思う試合がしたい。

勝たなアカンけど、僕は楽しい試合をしたい。楽しめる格闘技にしたいというのはあります。それこそ友達……この何年間ずっと支えてくれた仲間が見てきてくれるので。でも今回はスポンサーはしてくれるなって伝えています。その代わり、皆で応援に来てくれれば。そうすれば興行サイドに貢献もできるし、有や皓貴の試合を見てもらうこともできる。そこから広がりが、彼らにも出てくるかと思います」

──リライアブルの熱狂的なファンは有名ですが、そんな人々に向けて一言お願いします。

「ホンマにいつもありがとうございます。プロデビューしてから12年、僕を照らしてくれて。皆、『お前は太陽や。お前がおるから、俺ら頑張れる』って言うてくれるけど、僕、月なんですよ。応援してくれる皆が、僕を輝かせてくれるから頑張れる。皆が太陽やから。だから、また僕を照らしてもらって。有と皓貴を照らしてもらって。リライアブルっていうものを照らしてもらえたら嬉しいです。

ゴメンナサイ、勝てるかどうか分かりません。でも勝てるように頑張ります。で、面白い試合します。グラップリングもすると思います。打撃だけなんてできないので、MMAをやって会場を沸かせます。なので、応援お願いします」





■視聴方法(予定)
12月9日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator024対戦カード

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠(日本)
宮川日向(日本)

<フェザー級/5分2R>
袖裂雄貴(日本)
福山佳祐(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
今村滉(日本)

<GLADIATORライト級次期挑戦者決定戦/5分3R>
田中有(日本)
グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
河名マスト(日本)

<バンタム級/5分3R>
竹中大地(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
上久保周哉(日本)
ペン・ジョウン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
中川皓貴(日本)
バットオチル・バットサイハン(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
久保健太(日本)
チェ・ドンフン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
じゅん(日本)
高橋孝徳(日本)

<フライ級/5分2R>
澤田政輝(日本)
イ・スンチョル(韓国)

<フライ級/5分2R>
和田教良(日本)
シン・ジェヒョク(韓国)

<バンタム級/5分2R>
南友之輔(日本)
健太エスペランサ(日本)

<バンタム級/5分2R>
吉田開威(日本)
フェルナンド(ブラジル)

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本)
スモーキー(日本)

<フェザー級/5分2R>
田口翔太(日本)
木村柊也(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
伊藤琥太郎(日本)
辻本涼太(日本)

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【Gladiator024】竹中大地と対戦、前バンタム級王者テムーレン「勝てると踏んだから、戦うんだ」

【写真】計量時には相当に頬がこけていたテムーレン。頭は紫色になっていた(C)SHOJIRO KAMEIKE

明日9日(土)に豊中市176BOXで開催されるGladiator024でテムーレン・アルギルマーが、今年3度目の来日を果たし竹中大地と戦う。
Text by Manabu Takashima

3月のスラムで勝利という衝撃的なグラジエイター初陣を飾り、6月にはバンタム級王座を奪取。しかし、9月に竹本啓哉にスプリット判定で競り負けてベルトを失った。そのテムーレン、わずか2カ月のインターバルで過去最強の相手と迎え撃つこととなった。


──まず前回の9月大会で、接戦を落としてタイトルを失ったことについてどのように想いなのか教えていただけますか。

「もう終わったことで……フィニッシュできなかったのだから、勝敗の判断はジャッジにゆだねるしかないことは理解している。でも、あの裁定には納得いっていないよ。こっちがチャンピオンだったので、判定はもう少しチャンピオン寄りになるものかと思っていた。スプリット判定負けになったけど、繰り返して言うと納得はしていない。コーチも自分が勝っていたと言っていたし、判定結果には不満を持っている。でも何を言っても後の祭りだからね」

──ベルトを失った直後に控室で、ダムランプレウ・コーチと足関節の防御方法について激論を交わしていませんでしたか。コーチが大声になっていたことには驚かされました。

「そうかい? 僕の防御方法と、ダムランプレウ先生の防御方法に違いがあったので意見交換をしていただけだよ。試合直後にやった方が頭に入りやすいし、先生が大声だったのは何も怒っているということではなくて、いつもあんな感じだから(笑)」

──なるほどです(笑)。あの敗戦から日本バンタム級のトップの1人である竹中選手と2カ月のインターバルで戦うことに関して、オファーを貰った時にはどう思いましたか。

「オファーが来た時に相手の試合映像を見て、勝てると踏んだので受けたというのはあるよ」

──どういう点で勝てると思ったのですか。

「まず映像を見て、自分と相性が良いと思った。とてもアグレッシブで攻撃的だ。選手はそれぞれ自分の戦い方というモノを持っているけど、タケナカは相手を呼び込んで攻撃するのが上手い。ファンも楽しめる戦い方だし、とても楽しみな相手になるね」

──今年、日本で4試合目になります。日本で戦うようになり、どのような成長が自分のなかであったと思いますか。

「強い選手と試合ができて、経験が詰めた。だから多くの面で成長できたよ。日本に来て、日本人選手だけでなく韓国人選手やフィリピン人選手のアップの仕方や戦い方を目の当たりにして、色々と吸収もできた。モンゴルとは環境が違うし、そういう場所で戦うことにも慣れて、吸収できることも多く──精神的に成長できたと思っている」

──ここで竹中選手に勝って日本での戦績を3勝1敗とするのと、負けて2勝2敗になるのとでは日本のMMA界での評価が随分と違うモノになるかと思います。その大切な試合で、どのような戦いを見せたいと考えていますか。

「自分としては全局面で勝負できると思っているけど、ファンの皆も楽しめる試合をしたいので立ち技で勝負をしようかと考えている」

──では、最後に竹中選手とファンに一言お願いします。

「日本で戦って強くなっているので、タケナカも僕と同じようにハードな練習をして試合に臨んで欲しい。そして、日本のファンの前で激しい試合をするので、僕への応援もお願いしたい。それと……少し話したいことがあるんだけど、大丈夫かな?」

──ハイ。ぜひ。

「今年、3度日本に行って試合をしたけど、いつも減量をして計量、そして試合をして翌日にはモンゴルに戻らないといけない。だから全然、日本の他の場所に行く機会がないんだ。可能なら、日本に3カ月から半年ほど滞在して練習し、もっと日本を知りたい。日本で練習できるなら、ぜひとも実現させたいと思っている」

──滞在費など解決できるなら、練習場所を提供してくれる人はいくらでもいると思います。

「それと……僕の夢は母親を日本に連れて行って、何を僕がしているのかを見せてあげることなんだ。グラジエイターがセコンドを2人呼んでくれるなら、コーチと母と一緒に日本に行けるけど、1人しか一緒にいけないので叶わない。でも、いつか実現させたいと思っている」

──そのためにもこの試合で勝たないと──ですね。そしてグラジエイターもそうですし、さらなるステージに進んで夢を実現させてください。





■視聴方法(予定)
12月9日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator024対戦カード

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠(日本)
宮川日向(日本)

<フェザー級/5分2R>
袖裂雄貴(日本)
福山佳祐(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
今村滉(日本)

<GLADIATORライト級次期挑戦者決定戦/5分3R>
田中有(日本)
グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
河名マスト(日本)

<バンタム級/5分3R>
竹中大地(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
上久保周哉(日本)
ペン・ジョウン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
中川皓貴(日本)
バットオチル・バットサイハン(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
久保健太(日本)
チェ・ドンフン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
じゅん(日本)
高橋孝徳(日本)

<フライ級/5分2R>
澤田政輝(日本)
イ・スンチョル(韓国)

<フライ級/5分2R>
和田教良(日本)
シン・ジェヒョク(韓国)

<バンタム級/5分2R>
南友之輔(日本)
健太エスペランサ(日本)

<バンタム級/5分2R>
吉田開威(日本)
フェルナンド(ブラジル)

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本)
スモーキー(日本)

<フェザー級/5分2R>
田口翔太(日本)
木村柊也(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
伊藤琥太郎(日本)
辻本涼太(日本)

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