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PANCRASE331:セミファイナル・ライカ vs. 渡邉史佳

女子フライ級。

元ボクシング世界王者ライカだが、48歳で3年半勝ち星なし。昨年11月に初参戦した修斗では、キム・ソユルに2Rチョークで一本負け。

OOTA DOJOの渡邉はプロデビュー戦。昨年の全日本修斗女子バンタム級(3人参加)で優勝。ボクシングのプロライセンスも取得している。バックボーンはテニスで4,5歳から大学まで続けていて、格闘技とは無縁だった。23歳。

遠い間合いで両者打撃がヒットしない。ジャブ・ローで牽制する両者。リーチで勝る渡邉がジャブを刺していく。ライカ間合いに入れない。飛び込むライカだがかわした渡邉。ジャブを入れていく。詰めるライカだが組ませない渡邉。ホーン。

ジャッジ三者渡邉。この展開のままだとライカは勝てないが、攻めを変えることは出来るのか。

2R。ステップしつつジャブを入れる渡邉。左右の連打をヒット。打ち合いでも渡邉が押している。渡邉クリンチして押し込もうとしたが、無理せず離れる。間合いを詰める渡邉。ライカのパンチもヒットしているが、撃ち合える自信が持てたのか下がらない渡邉。しかしライカのジャブもヒットしている。渡邉組んでケージに押し込もうとする。回って押し込ませないライカ。離れた。渡邉パンチのラッシュで出た。連打を入れて離れる。パンチの連打から組み付いた渡邉。ケージに押し込ませないライカだが、渡邉放すとパンチラッシュ。パンチ・ローを入れる渡邉。ライカ2R序盤のジャブがヒットしなくなっている。ホーン。

2R二者ライカ、一者渡邉。渡邉があれだけ攻めていてライカに入るのか。

3R。渡邉タックルへ。ダブルアンダーフック。入れ替えるライカだが、渡邉またケージに押し込む。ボディへの膝の打ち合い。離れた。渡邉今度はレッグダイブ。テイクダウン。ライカ寝かされずにケージまで移動。立ったがバックに着いた。振り返ってパンチを入れたライカだが、渡邉すぐタックルへ。テイクダウン。しかしライカ寝かされずに逆に上を取って押さえ込む。渡邉亀になり立とうとしたが、バックを取ったライカが投げて膝をつかせる。バックマウント。チョークへ。足のロックを一本外した渡邉。残り30秒で正対。ライカ立った。スタンド。両者パンチを振り回す。タイムアップ。

29-28ライカ、29-28渡邉、29-28ライカ。スプリットでライカの勝利。

3Rは三者イカ。2Rの差がそのまま勝敗に直結した。

しかし渡邉はプロデビュー戦でキャリアの差がある相手に打撃で真っ向勝負し、打撃だけでなくタックルも仕掛け、最後まで攻め続けた。今後期待できる選手。

イカ「パンチで勝ちたかったが相手もボクシングが巧かった。私自身まだまだなんで、これを機会にステップアップしていきたい。これからもよろしくお願いします」

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MMA MMAPLANET o ONE ONE FF07 キム・ソユル

【ONE FF07】まさに打・倒・抑・極、キム・ソユルがギロチンでマンフレディを落とす

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
キム・ソユル(韓国)
Def.1R分3分12秒by ギロチンチョーク
スリ・マンフレディ(フランス)

いきなり右オーバーハンドを効かせたキム・ソユル。ここで攻め急ぐことなく、間合いを取って左ジャブを当てる。さらにマンフレディの左ローに右フックを合わせ、ワンツーを入れたキム・ソユルは首相撲でヒザ蹴りをボディに受けながらロープに押し込み、小内へ。ここは耐えたマンフレディだが、続く小外でテイクダウンを奪われる。

ハーフで鉄槌、マンフレディがクローズドに取るが、腰を挙げられオープンに。マンフレディは下からエルボーを入れ、再びクローズドもキム・ソユルが立ち上がって足を捌いてパスへ。ハーフに戻したマンフレディからマウントを取ったキム・ソユルはギロチンへ。自ら反転して、下になってマンフレディを失神に追い込んだ。


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『PROFESSIONAL SHOOTO 2022 Vol.7』試合結果


第10試合 メインイベント 清水清隆引退試合 フライ級 5分3R
×清水清隆(TRIBE TOKYO MMA/世界3位、元パンクラス同級王者)
○山内 渉(FIGHT FARM/世界5位)
1R 0’44” KO (レフェリーストップ:右フック→グラウンドパンチ)

第9試合 セミファイナル 修斗環太平洋バンタム級チャンピオンシップ 5分3R
×石井逸人(TRIBE TOKYO MMA/環太平洋王者、世界1位)※初防衛戦
○藤井伸樹(ALLIANCE/環太平洋4位、世界2位)
判定1-2 (片岡27-30/田澤29-28/柴田28-29)
※藤井が王者に

第8試合 フライ級 5分3R
○新井 丈(キングダムエルガイツ・和術慧舟會HEARTS/ストロー級世界王者)
×大竹 陽(HAGANE GYM)
1R 4’10” KO (レフェリーストップ:右ストレート→グラウンドパンチ)

第7試合 バンタム級 5分3R
×後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA/世界5位)
○須藤拓真(X-TREME EBINA)
2R 2’01” ヒールフック

第6試合 フライ級 5分3R
○内藤頌貴(パラエストラ松戸/世界6位)
×高岡宏気(FORCE GYM)
判定3-0 (長瀬29-28/福田29-28/豊永29-28)

第5試合 インフィニティリーグ2022 女子アトム級 5分2R
○澤田千優(AACC/勝ち点8→10)
×小生由紀(グランドスラム沖縄APP/勝ち点4)
判定3-0 (長瀬20-18/柴田20-17/片岡20-17) 
※澤田がリーグ戦優勝。初代修斗女子アトム級王者に

第4試合 インフィニティリーグ2022 女子アトム級 5分2R
○中村未来(マルスジム/勝ち点4→8)
×久遠(ZERO/勝ち点4)
1R 4’59” KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第3試合 女子フライ級 5分3R
×ライカ(RIGHT THING ACADEMY/ボクシング元OPBF東洋太平洋女子ライト級(61.2kg)王者)
○キム・ソユル[Kim Soyul](韓国/MOBトレーニングセンター)
3R 2’18” 裸絞め

第2試合 2022年度新人王決定トーナメント・バンタム級準決勝 5分2R
△齋藤奨司(FIGHT FARM)
△新井拓巳(ストライプル新百合ヶ丘)
判定0-1 (片岡18-20/豊永19-19/田澤19-19)
※公式記録はドロー。トーナメントのため優勢判定1-2で新井が決勝進出

第1試合 2022年度新人王決定トーナメント・フライ級準決勝 5分2R
○須藤晃大(EXFIGHT)
×打威致[だいち](有永道場Team Resolve)
判定3-0 (豊永20-17/田澤20-17/片岡19-18)

オープニングファイト トライアウト 女子ライト級 3分2R
×上田真央(修斗GYMS直心会 UBF)
○緒方亜香里(AACC)
2R 0’18” KO (レフェリーストップ:スタンドパンチ連打)

 11月27日に後楽園ホールで開催されたプロフェッショナル修斗公式戦『PROFESSIONAL SHOOTO 2022 Vol.7』の試合結果。メインイベントの清水清隆引退試合は山内渉に1R KO負け。セミファイナルの環太平洋バンタム級チャンピオンシップは藤井伸樹が石井逸人に判定勝ちし新王座を戴冠しています。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o ONE Shooto Shooto2022#07 キム・ソユル ライカ 修斗

【Shooto2022#07】Double GFCストロー級王者のキム・ソユルがライカをRNCで絞め落とす

【写真】フィニッシュこそRNCだが、キム・ソユルはパンチでもライカに劣っていなかった(C)MMAPLANET

<女子フライ級/5分3R>
キム・ソユル(韓国)
Def.3R2分18秒 by RNC
ライカ(日本)

ケージ中央を取るライカ。左腕を回しながら、右を伸ばして距離を測る。右ローを繰り出すライカ、キム・ソユルは右クロスを繰り出す。距離を詰めてきたキム・ソユルに左ジャブを合わせたライカ。しかしキム・ソユルのパンチ連打を受けてしまう。右ストレートを伸ばした時に頭を下げてしまうライカの頭に、キム・ソユルのパンチがヒットする。ライカも左ジャブ、右ストレートを伸ばす。

ライカがキム・ソユルの左ミドルをキャッチしたが、すぐに相手も足を抜いた。プレッシャーを強めるライカ。ライカの左フックを当てると、キム・ソユルもショートの連打を見せる。組みついたキム・ソユルを突き放すライカ。キム・ソユルがボディロックからテイクダウンを奪ったが、すぐにライカが立ち上がる。テイクダウンのフェイントから右ストレートを放つキム・ソユル。右ミドルから右ストレートに繋げるキム・ソユルに対し、ライカは相手の胸元にパンチを集めていった。

2R、キム・ソユルが蹴りとパンチのコンビネーションを見せる。下がるライカ。キム・ソユルは相手が前に出て来るとパンチを合わせて、バックステップで距離を作る。ライカはインサイドから右ストレートを伸ばした。クラウチングスタイルから飛び込んで左フックを打ち込んだライカ。パンチを上下に散らすライカに組みついたキム・ソユルは、相手をケージに押し込む。

ライカは左のオーバーフックでディフェンス。キム・ソユルが足技で削りながら、ケージ中央に向けて投げてグラウンドへ。立ち上がるライカのバックに回ったキム・ソユル。ライカはケージ際へ向かう。正対したライカだが、首相撲から離れたライカ。しかし疲労が見られるライカに、キム・ソユルが左前蹴りをヒット。ライカのボディロックをカットしたキム・ソユル、ライカは笑いながら頭を下げてパンチを打ち込む。残り20秒でライカが組みつき、シングルレッグから相手をケージに押し込む。離れ際に右を打ち込んでいった。

最終回、ライカが前に出る。ワンツーから下がるキム・ソユルにライカがプレッシャーをかけていく。キム・ソユルはバックステップを踏みながら、細かいパンチをライカの顔面に集める。ライカの左フックがヒットするも、後続打が当たらない。ライカがダッキングすると、前蹴りを打ち込むキム・ソユル。相手が距離を詰めてきたところで、ボディロックで組みつきテイクダウンを奪った。

ケージ際でバックマウントを奪ったキム・ソユルは、立ち上がるライカの首に左腕を回していく。そのままRNCでライカを絞め落とした。
Double GFCストロー級王者のキム・ソユルが、1階級上のライカを相手に修斗初戦を勝利で飾った。


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ABEMA DEEP MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2022#07 UFC   キム・ソユル チャンネル ボクシング ライカ 山内渉 新井拓巳 清水清隆 齋藤奨司

【Shooto2022#07】清水戦=山内渉&新井戦=齋藤奨司─02─「山内が不利とか全然ない。絶対に勝つ」

【写真】必死さ、気持ちが出るファイト。チームで戦うという点でも魅力がある。そして両階級の活性化という部分でも、この2人は要注目だ(C)MMAPLANET

今日27日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催される『Shooto2022#07』で清水清隆、新井拓巳と対戦する山内渉&齋藤奨司対談後編。

修斗フライ級とバンタム級の注目株、FightFarmの同期ながら先輩・後輩的な関係で切磋琢磨してきた両者だが、今回は山内が実績のあるベテランファイターの引退試合の相手を務め、齋藤は新人王トーナメントの準決勝に挑む。イベントのなかでポジションが違う戦いに臨むが、負けられないのはどの試合も同じだ。引き続き齋藤と山内に2人が同じ大会で戦うことの長所を尋ねると、両者の信頼関係が明確に伝わってきた。

<山内渉&齋藤奨司対談Part.01はコチラから>


──実際、山内選手はランカー対決が続いているわけですし、その辺りに思うところはないですか。

齋藤 仲間なんで、良い刺激を貰っています。山内は良い勝ち方をしてランカーを食っているし、今回のマッチメイクも妥当です。山内が不利とか全然ないです。絶対に勝つと思っているし、だから俺も勝って山内に繋げたいです。ほぼ毎日一緒に練習していますし。

──一緒に練習をしているからこそ、自分が強くなれると思える点はどこでしょうか。

齋藤 面と向かって言うのは、恥ずかしいです(笑)。あっ、田村さんです。

──おお、ご無沙汰しています。「山内選手、軽視していてゴメンナサイ」って話を最初にさせていただきました。

田村彰敏 アハハハハ。ほんと、2人でやりあって頑張っていますよ。山内は本番に強いんですよ。

──と田村さんからの言葉もあった山内選手、齋藤選手と練習することの良さってどこでしょうか。

山内 全部です。特に打撃……僕の打撃の基礎は空手で、顔への免疫がなかったので。そこから奨司さんにボクシングを教えてもらって。MMAにおける組技も、奨司さんは寝技になった時の対処方法とか僕とは全然違うので、そういう面でも自分が何をすべきかを練習しながら学ばせてもらっています。

齋藤 山内とはMMAを始めた時期がほとんど同じで、アマ修斗も殆ど一緒に出てきました。2人で切磋琢磨することでレベルが上がっています。山内がレベルアップして、僕がやられる部分とかあり、そうやって練習の中でお互いに欠点を埋めていけます。年は違いますけど、ライバルみたいな形でお互いに刺激を受けながらやっていけるので、凄く良い関係です。

──先ほど、齋藤選手が清水選手との引退試合の相手に抜擢された山内選手が勝つと断言してくれました。

山内 一つの試合です。引退試合とか考えずに、いつも通りに倒しに行くだけです。選んでくれたことは嬉しいですけど、あまり深く考えずに普通に倒してステップアップにつなげたいです。

──そう思わないと引退試合の相手って、務められないですよね。対戦相手の格闘家人生をぶつけられるような感じですし。

山内 ホント、そういうことも考えずに判定とかでなく、完全決着でいきたいです。清水さんはこれまで負けた試合は全部判定っぽいので、最後に僕がきっちり決着をつけて安心して……。

齋藤 安心して?  安心して引退してくださいって? アハハハハ。

山内 あっ、安心してじゃないですね(苦笑)。最後の試合で、僕が完全決着できればと。

──引導を渡すということですね。過去の対戦相手と比較して一番の実績のある選手との試合を終えてからのことはどのように考えていますか。

山内 勝って修斗のタイトルに近づきたいです。

──フライ級は世界王者がUFCに参戦中で、環太平洋王座がありません。そして宇田悠斗選手はDEEPに参戦中です。

山内 そうですね……平良選手や宇田選手が戻ってくるのか分からないですけど、僕が勝って膠着状態の修斗フライ級を動きのあるモノにしたいです。

──齋藤選手が対する新井選手は、DREAMERSの最終選考試合で中村倫也選手の相手でした。

山内 それよりもジムの先輩の(齋藤)翼さんが試合をしているので(※2021年1月。齋藤が2-0の判定勝ち)、そっちの方を意識していました。どっちかと言うと。でも、別にこの試合に想いがあるかかといえば正直ないです。新人王Tの準決勝でチームの皆とやることをやってきたので、やるべきことをやって勝って駒を進めたい感じです。

──3月と7月に続き、同時出場になります。同時出場と別々に出る時、調整段階も含めてどちらが良いと感じていますか。

山内 僕は断然、一緒の方が良いです。1人で戦うよりも。

齋藤 僕も同じ方が良いです。減量で苦しむ期間も同じだとか(笑)。試合に向けて練習、体調管理、モチベーションの上がり方も1人の時とは違ってきます。チームとして、その大会に向けて動いてくれますし、全員が一つになって練習もできています。

──アッチの方が、調子が良いなという風に気になることはないですか。

山内 僕はないです。

齋藤 僕もないです。あんま、そういうのないよな? 2人の間で「勝ってやる」とか。

山内 ないです。

──では先陣を切る齋藤選手、どのような試合をしたいですか。

齋藤 もちろんフィニッシュして、山内に繋げたいです。

山内 僕も完全決着で終わらせるように頑張ります。

■視聴方法(予定)
11月27日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■Shooto2022#07計量結果

<フライ級/5分3R>
清水清隆:56.75キロ→56.7キロ
山内渉:56.6キロ

<修斗環太平洋バンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 石井逸人:61.1キロ
[挑戦者] 藤井伸樹:61.0キロ

<フライ級/5分3R>
新井丈:56.6キロ
大竹陽:56.7キロ

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治:60.9キロ
須藤拓真:61.4キロ→61.2キロ

<フライ級/5分3R>
内藤頌貴:56.7キロ
高岡宏気:56.4キロ

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
澤田千優:47.4キロ
小生由紀:47.3キロ

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
中村未来:47.4キロ
久遠:47.6キロ

<女子フライ級/5分3R>
ライカ:56.5キロ
キム・ソユル:55.7キロ

<2022年度新人王決定T準決勝バンタム級/5分2R>
齋藤奨司:61.1キロ
新井拓巳:61.0キロ

<2022年度新人王決定T準決勝フライ級/5分2R>
須藤晃大:56.8キロ→56.7キロ
打威致:56.6キロ

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ABEMA ARAMI MMA MMAPLANET o SARAMI Shooto Shooto2022#07   キム・ソユル チャンネル パンクラス 中村未来 久遠 修斗 内藤頌貴 剛毅會 大竹陽 小生由紀 山内渉 後藤丈治 新井丈 新井拓巳 松嶋こよみ 海外 清水清隆 澤田千優 石井逸人 藤井伸樹 須藤拓真 高岡宏気 齋藤奨司

【Shooto2022#07】キャリア1年半、4戦目で修斗のベルトへ─澤田千優「タイトルが懸かっているのも縁」

【写真】松嶋こよみとマンツーマンで空手の稽古に臨む澤田(C)MMAPLANET

27日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2022#07。インフィニティリーグ2022女子アトム級最終戦で澤田千優が小生由紀と対戦する。ポイント的に圧倒的に優位に立つ澤田は、キャリア4戦目で修斗世界王座が見えている。

デビュー戦で分けた小生を相手に、この間にMMAファイターとして身に着けた動きを見せることを誓い──澤田はケージに足を踏み入れる。


──9月の試合が流れ、ポイント的には不戦勝で3P追加。勝ち点が8Pという状態で最終戦を迎えます。

「ハイ。4Pを取るつもりだったので、試合がなくって1P少ない得点になってしまいました」

──とはいえ中村未来選手と久遠選手を破り、初回でフィニッシュされない限り優勝という状態で迎える小生戦です。

「あまりそういう風に初回で一本取られなければ良いとか、得点のことは考えずにしっかりと勝とうと思っています。得点争いとかでなく」

──デビューから1年7カ月、4戦目で修斗世界王座獲得が目前に迫っています。

「アマチュアがこの階級は意外と多かったみたいで、世界にも階級があるアトム級が制定されたと聞いていました。リーグ戦があることで、試合がコンスタントにできたことはモチベーションをキープできた面でも凄く良かったと思っています。ここまでリーグ戦は勝ててきましたけど、練習してきたことが出ないことも少なくなかったので、今回の試合は自分がやってきたことが試合で出せると体感できる……そんな機会を得られたので良かったと思っています。

タイトルに関しては他の団体のレベルを知っている人からすると、『なんだ?』となるとは思います。それは自分でも思う節もあるので。でも、ここで懸けられているモノなので私は勝って取るだけです」

──たしかにデビュー戦やキャリア3戦以下の選手が多く参加したリーグ戦、そこで世界タイトルが懸かるのは出場選手の意志に関係なく、そういうものかと思ったのも事実です。スミマセン。試合に前なのに。

「でも、そう思われることも分かります。ただ、ここでタイトルが懸かっているのも縁でもあるので有難く受け止めてチャンスをしっかりと掴んで……海外に行きたいです」

──そのためにもしっかりとベルトを巻く必要がありますが、対戦相手の小生選手はデビュー戦でドローだった相手ですね。

「自分が1年少しの間にレスリングだけだったのから、如何にMMAにアジャストしてきたか。やってはいけないこと、やらないといけないことを出せる試合になるんじゃないかと思いつつ……自分にそう言い聞かせつつ楽しみたいと思います」

──前回の試合とどこが一番違うと思いますか。

「空手? レスリングを生かすための打撃を岩﨑先生に習ってきたし、柔術もロータス世田谷の柔術クラスに通わせてもらっています。MMAのための柔術、MMAのためのグラップリングを八隅さんに習ってきました。10月から剛毅會の内弟子になったので、道場の業務があって練習スケジュールが変わってきました」

──現状、どのような練習スケジュールになっているのですか。

「剛毅會の空手は週に1度か2度、T-GRIPでMMAレスリングとスタンドレスリングを週に1度、柔術が週に2度──技術練習と八隅さんが元気なときにスパーリングの相手をしてもらっています(笑)。AACCは水・木とグラップリングベースのMMAスパーリングをやっています。SARAMIさんが試合前の時は水曜日にパンクラスイズム横浜でも練習させてもらっていました。

ただ凄く練習時間が増えたというのではなくて、練って練習をして体を休める時間ができた感じです。どうしても女子の私のようなサイズの選手はいないので、レスリングにしても技術的にはまだですけどバンタム級とかの選手と打ち込みをして、スパーリングでは大塚さんが凄く上手く相手をしてくれるので、当たりに行って鍛えてもらっています」

──空手、柔術、レスリングと練習場所が増えてAACCの女子選手とのスパーリングで成長は感じられていますか。

「絶対にあります。考え方とか、何ができていないでやられるのか。今はすぐに尋ねることができる環境になったので。来週とかでなく、明日聞こうってなれる環境は言葉は良くないけど時短になります。練習の密度が違うというか。AACCだけの時もなぁなぁな練習をしようとは思っていなくて、自分で自分を追い込んではいました。でも、ただ頑張るだけになってしまって。そこはもどかしさを感じていたので、今は何がダメだったかを指摘してもらえるので、取捨選択がしやすくなったので密度が濃くなったと思います」

──小生選手は下攻めが得意な選手という印象がありますが、どのような戦いをしたいと考えていますか。

「前回と同じ態勢にはならないと思うし、下になられても危なくない位置取りをして戦います。テイクダウンをしても、相手の嫌なことを仕掛けて小生選手の柔術ができないよう寝技をやります。やっぱりテイクダウンは取りたいので、テイクダウンをして自分の位置で戦う。引き込みには付き合わないです。空手で突っぱねます」

──空手で突っぱねる。MMAではなかなかない表現ですね。

「そこは徹底しないと。小生選手のやりたいところで、もつれないようにしたいです。MMAレスリングが少しできるようになって成長した姿を見て欲しいです」

■視聴方法(予定)
11月27日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■Shooto2022#10計量結果

<フライ級/5分3R>
清水清隆:56.75キロ→56.7キロ
山内渉:56.6キロ

<修斗環太平洋バンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 石井逸人:61.1キロ
[挑戦者] 藤井伸樹:61.0キロ

<フライ級/5分3R>
新井丈:56.6キロ
大竹陽:56.7キロ

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治:60.9キロ
須藤拓真:61.4キロ→61.2キロ

<フライ級/5分3R>
内藤頌貴:56.7キロ
高岡宏気:56.4キロ

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
澤田千優:47.4キロ
小生由紀:47.3キロ

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
中村未来:47.4キロ
久遠:47.6キロ

<女子フライ級/5分3R>
ライカ:56.5キロ
キム・ソユル:55.7キロ

<2022年度新人王決定T準決勝バンタム級/5分2R>
齋藤奨司:61.1キロ
新井拓巳:61.0キロ

<2022年度新人王決定T準決勝フライ級/5分2R>
須藤晃大:56.8キロ→56.7キロ
打威致:56.6キロ

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【Shooto2022#07】計量終了 2階級上(?!)でも戦いたいDouble GFCストロー級王者キム・ソユル✖ライカ

【写真】チャンスを逃したくない気持ちは誰よりも強いかもしれない──キム・ソユル (C)THEONE

明日27日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto202#07の計量が、港区の10KOLで行われた。

環太平洋バンタム級選手権試合をコメインに従え、メインに組まれた引退試合=山内渉戦が組まれた清水清隆は1回目の計量が56.75キロとわずかにオーバーとなり、再計量で56.7キロに落としパスしている。

この他、後藤丈治と戦う須藤拓真はバンタム級リミットから200グラムオーバーだったが、再計量で61.2キロとし無事、注目の修斗初戦を戦うこととなった。

さらに2022年度新人王決定T準決勝フライ級で打威致と戦う須藤晃大も1度目は56.8キロだったが、再計量で56.7キロとし、結果的に全選手はクリアしている。


そんな後楽園ホール大会で、クラスAマッチの国際戦ながら2回戦のインフィニティリーグより前に組まれた一戦に注目だ。ライカ✖キム・ソユルは9月大会で組まれていたが、キムがビザを取得できずキャンセルに。ライカは急遽対戦に応じた杉山恵とドローだった。

今回は18日(金)の発表で来日とライカと仕切り直しの一戦が発表されたキム・ソユルは、キック出身でMMAは2戦目でONE Warrior Seriesと契約。桐生祐子とSARAMIに勝利し、平田樹にONE本戦で敗れているネイリン・クローリーに敗北を喫するなど3勝1敗だった。コロナでONE WSが活動と休止すると母国に戻り昨年12月30日にDouble GFC女子ストロー級王座を獲得している。

ONEアトム級は実質ストロー級、Double GFCでも前述したとおりストロー級のベルトを手にしているが、この一戦は本来はパンクラス参戦経験のあるホン・イェリンと暫定アトム級王座を賭けて戦う予定だったが、ホンの欠場で代役のソン・ヘユン(※デビュー戦)に相手が変更されたことでストロー級王座を争ったという経緯があった。

つまり1年前は減量をすればアトム級で戦うことができたキム・ソユルにとってフライ級で戦うことは生易しくない。どれだけ母国にいても試合機会に恵まれていないのか……ある意味、今大会に出場する女子選手のなかで最もハングリーなのがキム・ソユルという見方もできるだろう。

計量時の体重差は800グラムでも、キム・ソユルはリカバリーはないと考えるのが妥当で、2階級差のライカとは得意といえども打撃でやりあうのは危険だ。しかし、元来の気の強さとキックのスキルがあることで、立って戦うことも十分に考えられる。逆にライカは自ら組むことが増えており、組まれた組まれたで体格差はハンデとなる。

そんななか腕十字やRNCで秒殺したこともあるキム・ソユルは、一瞬の勝負時にフィニッシュを狙うことも多いに考えられるだろう。

ライカ戦後、SARAMIが望めばリベンジ戦や今大会で決まる女子アトム級戦線でも活躍も見込めるキム・ソユルのパフォーマンスに要注目だ。

■視聴方法(予定)
11月27日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■Shooto2022#10計量結果

<フライ級/5分3R>
清水清隆:56.75キロ→56.7キロ
山内渉:56.6キロ

<修斗環太平洋バンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 石井逸人:61.1キロ
[挑戦者] 藤井伸樹:61.0キロ

<フライ級/5分3R>
新井丈:56.6キロ
大竹陽:56.7キロ

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治:60.9キロ
須藤拓真:61.4キロ→61.2キロ

<フライ級/5分3R>
内藤頌貴:56.7キロ
高岡宏気:56.4キロ

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
澤田千優:47.4キロ
小生由紀:47.3キロ

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
中村未来:47.4キロ
久遠:47.6キロ

<女子フライ級/5分3R>
ライカ:56.5キロ
キム・ソユル:55.7キロ

<2022年度新人王決定T準決勝バンタム級/5分2R>
齋藤奨司:61.1キロ
新井拓巳:61.0キロ

<2022年度新人王決定T準決勝フライ級/5分2R>
須藤晃大:56.8キロ→56.7キロ
打威致:56.6キロ

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【Shooto2022#07】清水戦=山内渉&新井戦=齋藤奨司─01─「奨司さんは寝技も強い。ビックリするはず」

【写真】MMAでは同期も、良い先輩と後輩という風な齋藤と山内(C)MMAPLANET

27日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催される『Shooto2022#07』で山内渉が清水清隆と、齋藤奨司が新井拓巳と対戦する。ともに昨年のDREAMERSに出演し、プロデビュー前から注目を集めていた。
Text by Shojiro Kameike

既にボクシングとキックで実績を持つ齋藤と、アマ修斗でもなかなか結果を残せない山内。FightFarmでのMMAファイター生活に戻った2人の現状と今後への期待は明らかに差があった。あれから1年半、山内はプロ修斗で4勝0敗。齋藤はデビュー戦こそ落としたものの現在RTUでバンタム級決勝を控える風間敏臣選手でのKO勝ちを含み、4勝1敗と結果を残している。充実の2022年を送った両者に話を訊いた。


──昨年5月Fight&LifeでDREAMERSの最終選考が終わった直後、お二人のインタビューをさせていただきました。齋藤選手は既にプロデビュー戦が決まっていて、山内選手は「アマ修斗や色々な試合に出て、プロ修斗昇格を目指したい」と言われていました。しかし、7月にプロ修斗デビューを飾ると、この1年で4連勝。7月には内藤頌貴選手を打撃で圧倒しました。いや、スミマセン。正直、インタビューをした時に山内選手のことは『この子、プロでやっていけるのか』と思っていました。

齋藤 アハハハハハ。確かに。

山内 ハハハハ。でもDREAMERSがあったからデビューできたようなもので、なかったらまだアマ修斗で戦っていたかもしれないですし。

──結果だけでなく、ケージの中での気持ちの強さが感じられる。ここまでしっかりと戦える選手なんだと驚かされた次第です。

齋藤 試合の時は変わります。普段はおっとりしていて、かなり天然ボケなんですけど試合の時は変わりますね。

山内 自分では分からないです(苦笑)。普通に相手を倒そうと思って戦っているだけなので。気を強く持とうとかあまり考えていないです。

──練習中はそうでもないのですか。

齋藤 普段は天然ボケですけど、練習でも追い込みになると気持ちの強さは出ています。

山内 天然ですけど、ボケはいらないです(笑)。

齋藤 普段はボォッとしているだろう(笑)。

──ダハハハ。現状、4連勝という結果をどのように捉えていますか。

山内 思っていた以上に上手くいっています。試合は勝つつもりでいきますけど、アマでも勝てなかったですし甘くないと考えていました。勝ったり負けたりして、学びながら上に行ければと思っていたので。

──その一方で、齋藤選手はデビュー戦で敗北。DREAMERSがあったことで初陣から相手が徹底して対策を練り、打撃に持ち込まさないという戦い方をしてきました。そんな新人離れした相当に厳しい状況ながら、その後は4連勝と結果を残しています。

齋藤 そうッスね。バッグボーンがあるんで、相手は組んでくるというのは分かっていました。だから試合では出せていないですけど、打撃の練習だけでなく寝技の練習もしっかりとやっているので。何なら打撃より寝技の練習の方が多いぐらいで。寝技になる準備はしています。

山内 奨司さんは試合では全然出していないけど、組みも強いです。そうですね……。

齋藤 良いんだぞ、正直に言って(笑)。

山内 いえ、ホントです。だから寝技の展開になったら面白いと思います。皆がビックリするはずです。僕とは違う組みですけど、色々なタイプの人と練習もしていますし防御もバッチリです。

齋藤 ありがとうございます(笑)。

山内 スミマセンッ!! 上から目線で言っちゃって……。

──ハハハハ。打撃という強味があり、他の部分を穴埋めしてきた斎藤選手に対して、山内選手はウェルラウンダーです。あらゆる要素を回す。最近のMMAでは秀でたモノがある選手が他の部分を穴埋めして戦う方が優勢という見方があるなかで、オールラウンダー渉というべき戦いを実践しています。

山内 やっぱり全部できないといけないと思うんです。ファイトファームは打撃のチームだからこそ寝技が強くないといけない──絶対にジムの特徴があるから、相手は寝技を狙ってくる。そう思ってずっとやってきたので、そこが上手く回っているのかなって思います。

──バカ正直を通り越して、クソ正直に答えてほしいのですが、風間敏臣選手との試合前にあの寝技から逃れられると思っていましたか。

山内 ハイ。めっちゃ研究して、練習していたので。田村(彰敏)さんも風間選手の特徴を掴んで、本当に対策練習をやっていました。だから問題ないと思っていました。実際、1Rも練習していた通りの動きができていましたし、全く心配していなかったです。

──なるほどぉ。そここそ自分が齋藤選手に謝らないといけない部分です。寝技で仕留められると思っていました。

齋藤 アハハハ。

──あのヒザ蹴りにしても、風間選手が「ラッキーでなく研究して狙われ、やられた」という風に試合を振り返っていました。POWNDSTORM、両国国技館でパンクラス1位に勝った。それでも修斗新人王戦なのか──という気持ちは、本当にあります。ここはその勢いを駆って、もっと上位に食い込むマッチメイクで良いはずだと。

齋藤 もともと新人王トーナメントにエントリーしているなかでのPOWNDSTORMでした。ちょっとギャップはありますけど、新人王を取りたいという気持ちなので。

──POWNDSTORMだけなく、仮に新人王トーナメントの途中でもネームバリューのある相手との試合などオファーがあれば出ていたでしょうか。

齋藤 全然、話があればやりたいです。風間選手との試合も3月の修斗の試合が終わった当日に話があって、「やります」って即答しました。

──あの場を経験して、新人王戦。物足りないという気持ちはなかったですか。

齋藤 物足りないとは思わないです。風間選手はRoad to UFCに出て、僕は新人王トーナメントに出ているという差はありますけど(笑)。でもチャチャッと新人王を取って、またデカいところで試合ができればなって思っています。

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
11月27日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■Shooto2022#07対戦カード

<修斗環太平洋バンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 石井逸人(日本)
[挑戦者] 藤井伸樹(日本)

<フライ級/5分3R>
清水清隆(日本)
山内渉(日本)

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治(日本)
須藤拓真(日本)

<フライ級/5分3R>
新井丈(日本)
大竹陽(日本)

<女子フライ級/5分3R>
ライカ(日本)
キム・ソユル(韓国)

<フライ級/5分3R>
内藤頌貴(日本)
高岡宏気(日本)

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
澤田千優(日本)
小生由紀(日本)

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
中村未来(日本)
久遠(日本)

<2022年度新人王決定T準決勝バンタム級/5分2R>
齋藤奨司(日本)
新井拓巳(日本)

<2022年度新人王決定T準決勝フライ級/5分2R>
須藤晃大(日本)
打威致(日本)

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【Shooto2022#07】ラストファイト=山内渉戦へ、清水清隆─02─「全力で、何も言い訳できない試合に」

【写真】最後の最後が、迫ってきた清水(C)SHOJIRO KAMEIKE

27日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催される『Shooto2022#07』で、山内渉を相手にMMA引退試合を行う清水清隆インタビューの後編。
Text by Shojiro Kameike

今回は引退試合を迎えるにあたり、山内戦だけでなく清水自身のキャリアについても語ってくれた。どうしても想い出話や感慨深い内容になってしまうなか、常に後輩やアマチュア選手たちの話題になるのが、彼らしさだろう。不器用な人間だ。決して喋りが得意なほうではないと思う。だからこそ、ラストマッチで表現される清水清隆の想いを見届けてほしい。

<清水清隆インタビューPart.01はコチラから>


――前回の試合では、テイクダウンに対する反応や反射を100パーセント取り戻せていなかった、ということでした。この4カ月間で取り戻せるものなのでしょうか。

「それは大丈夫です、感覚だけの問題なので。この期間に安永有希さんのCUTEジムで、中村倫也、安藤達也、上田将勝さんたちの練習会に参加させてもらっていたんですよ。全員サウスポーで、瞬発力も強いファイターばかりじゃないですか。おかげで感覚は良くなってきたと思います」

――そうしたファイターたちと練習していて……次が本当に引退試合なのでしょうか。

「もちろんですよ(笑)。これで勝って、次はどこでラストファイトを――っていうのは絶対にないです。この試合に勝ったら……なんて他の人にも言われるけど、その続きはないです。もちろん勝ちますけどね」

――きっと他の人たちも、清水選手の引退を受け入れることが難しいのではないですか。

「もし次の試合は速攻でKO勝ちして、しかもランキングが上がったら、タイトルマッチも狙えるポジションじゃないですか。だから――って言われるんですけどね。自分が今ここでって思った時に辞めることができるのが、一番良いと思います。『辞めるって言ったじゃん』なんて言われるよりは(笑)。

先週、追い込みの練習を終えたんですけど、長南さんは若松佑弥と一緒にシンガポールへ行っていて。生意気ながら、自分が練習を仕切らせてもらった時があったんです。そうしたら、所縁のある選手がたくさん来てくれて……。その時は、あぁコレが本当に終わりなんだなって感慨深くなりました」

――今回の試合が終わったら、もうそれだけハードな練習をすることはないのですね。

「練習自体は好きだから、体を動かすことはしたいと思います。ただ、たとえ長南さんから来てもいいよって言われても、自分は試合に向けて体が仕上がっていない状態じゃないですか。そんな状態でプロ練に参加することは、他の選手に失礼ですからね。ジムに行っても、彼らのハードな練習を外から見ています(笑)」

――アハハハ。前回のインタビューにもあったとおり、柔術などは続けていくのですか。

「そうですね。やっぱり学び続けたいです。本当に、柔術を始めて学ぶことが多かったので。この選手はココでコレをやっていたんだなと繋がっていくんですよ。それは面白かったし、今後にも役立つと思うので。プロMMAを引退しても、ファイトスポーツは続けていきます。柔術は続けて、コンスタントに試合は出て――実績をつくりたいですね」

――実績をつくって、MMAも含めたご自身のジムをつくるプランはあるのでしょうか。

「自分のジムを出すのも、なかなか簡単じゃないですからね。まだそこまでハッキリとはしていないです。本当なら、引退後のことも考えながらやっていたら良いかもしれないけど、自分がそういう同時進行ができないタイプなので。まずは現役選手として、ちゃんと試合に向けてやっていかないと」

――最後の追い込み練習の際に感じた感慨深さ以外に、これまでのキャリアのことを思い返すことはありますか。

「それはあります。人生って良いことばかりじゃなくて、こんな嫌なこと言われたな、こんな嫌なことされたな、とか。なぜかマイナスなことばかり浮かびました」

――なぜマイナスなことばかりなのですか(笑)。

「アハハハ。TRIBEの会員さんとか、アマチュアの子たちと話をしていたら、昔のことを思い出すんですよね。上京したての頃、キックボクシングのRISEでアマチュアの試合に出たり(2007年KAMINARIMON 55キロ級優勝)、新空手の試合に出たりしていたんですよ。MMAでもパンクラスやZSTのアマチュアの試合に出ていて。サンボは全日本選手権で優勝して、世界選手権にも出ていますから。当時のジム(SKアブソリュート)の先輩方が、試合に出ることに対してアグレッシブで。サンボはもちろんコンバットレスリングとか、出られる試合は何でも出ていました」

――それだけ様々な競技に挑戦していた清水選手にとって、最も想い出深いことを教えてください。

「2019年1月の前田吉朗戦(1R TKO勝ち)と、2016年9月の古間木崇宏戦(判定勝ち)ですね。自分は2015年に4連敗してから少し休んだあと、パンクラスのメインで復帰させてもらうことになったんです。その試合の直前に、ジムの後輩の秋葉尉頼が事故で亡くなって……。他の試合ももちろん負けられないけど、あの試合は特に気持ちが入っていました」

――個人的には修斗でマモル×漆谷康宏×BJの三すくみ時代があり、対してパンクラスで清水選手と砂辺光久選手が4度戦うなど、国内フライ級が盛り上がり始めた時期が印象に残っています。

「いやぁ、たまたま自分は良い時代にパンクラスのベルトを防衛できただけで――ラッキーだったと思います」

――……プロキャリアを振り返って、ご自身はラッキーだったと思いますか。

「ラッキーだったんじゃないですか。パンクラスのフライ級創成期で、ネオブラで優勝してすぐランキング戦からタイトルマッチで。キャリア的にはベルトを巻くのも早かったと思います。同じ時期に砂辺さんがいて――砂辺さんがいなかったら、自分のキャリアも目立なかったかもしれないですしね。

あの頃は何も考えていなくて、何か計算できるわけでもなく、ただただ一生懸命練習しているだけでした。それで結果もついてきたので、ラッキーだったと思います。仕事しながら練習して、ハードワークだったから体調が悪くなることもあって。でもトレーナーさんたちが親身になって見てくれるし、元気なうちに引退試合ができて良かったと思います。元気だからこそ、全力で、何も言い訳できない試合になります」

――これがプロMMAファイターである清水選手への最後の質問となります。ラストマッチでは、どんな試合を見せたいですか。

「一生懸命やるのは間違いないんですけど、ああだこうだと欲を出してしまったら、悪い結果に繋がることもあるので。何より応援に来てくれた人たちが、メチャクチャ良かったねと水道橋駅に向かっている姿は、もう想像できていますから。KOでもサブミッションでも、自分が勝ちます。それと――これで自分のMMAは最後ですけど、TRIBEには若くて良い選手がたくさんいますから。彼らのことを見続けてやってください。お願いします」

■視聴方法(予定)
11月27日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■Shooto2022#07対戦カード

<修斗環太平洋バンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 石井逸人(日本)
[挑戦者] 藤井伸樹(日本)

<フライ級/5分3R>
清水清隆(日本)
山内渉(日本)

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治(日本)
須藤拓真(日本)

<フライ級/5分3R>
新井丈(日本)
大竹陽(日本)

<女子フライ級/5分3R>
ライカ(日本)
キム・ソユル(韓国)

<フライ級/5分3R>
内藤頌貴(日本)
高岡宏気(日本)

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
澤田千優(日本)
小生由紀(日本)

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
中村未来(日本)
久遠(日本)

<2022年度新人王決定T準決勝バンタム級/5分2R>
齋藤奨司(日本)
新井拓巳(日本)

<2022年度新人王決定T準決勝フライ級/5分2R>
須藤晃大(日本)
打威致(日本)

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ABEMA MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2022#07   キム・ソユル チャンネル パンクラス 中村未来 久遠 佐々木亮太 修斗 内藤頌貴 大竹陽 山内渉 後藤丈治 新井丈 清水清隆 澤田千優 石井逸人 藤井伸樹 須藤拓真 高岡宏気 齋藤奨司

【Shooto2022#07】引退試合で山内渉と対戦、清水清隆─01─「想い出づくりじゃない。絶対に勝つ」

【写真】清水のプロMMAキャリアは14年――愛犬と一緒に取材を受ける姿もベテランの風格か(C)SHOJIRO KAMEIKE

27日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto 2022#07で、清水清隆が山内渉を相手に引退試合を行う。
Text by Shojiro Kameike

今年に入りMMA引退を発表した清水は、7月にパンクラスラストマッチを戦い、佐々木亮太をRNCで下した。そして迎える引退試合、対戦相手は現在の修斗フライ級で最も勢いのある若手ファイターの1人、山内渉に決定している。引退試合でも、リアルなマッチメイクだ。そこに、清水にとっての戦いが現れている。


――引退試合を6日後に控えてのインタビューとなります(取材は11月21日に行われた)。

「はい、よろしくお願いしますっ!」

――前回のインタビューでは「いつまでもオッサンが上にいるよりも……」と語っていましたが、引退試合では修斗フライ級で最も勢いのある若手ファイターの1人と対戦することになりました。

「アハハハ、そのほうが面白いじゃないですか。同じぐらいの年齢やキャリアの選手と試合をするよりも――スリリングで。それで相手は4連勝で、ランキングも上がってきていて、しかも僕が手こずった内藤君(内藤頌貴、清水は2018年7月に対戦して判定勝ち)に、一方的な試合をしていますからね」

――今回の試合は清水選手から山内選手の個人名を挙げて、プロモーターサイドに希望を出したのでしょうか。

「いえ、勢いのある若手の試合がしたいと伝えて。そうしたら山内選手に決まりました。山内選手……山内君って、もともとTRIBEの会員さんだったんですよ」

――えっ、そうだったのですか。

「細かい時期は覚えていないんですけど、もう4~5年前になるのかなぁ。自分も何度かミットを受けたり、指導していたことがありました。すごく真面目で、真っ直ぐで、良い印象しかないです。遠いところからTRIBEに通っていて、熱意もありましたね。確か学業が忙しくなってTRIBEまで来るのが難しくなったという経緯だったと思います。プロデビューした時に、あぁ山内君だと思いましたよ」

――師弟というわけではありませんが、昔から知っているファイターと引退試合を行うことになったわけですね。

「本当に不思議な縁ですね。特に彼のような勢いのある若手が、僕と試合してくれるだけ、ありがたいです。自分は今、修斗では2連敗していて。そんな自分と試合をして、彼にメリットがあるのかどうか」

――それでも修斗フライ級の世界ランキングでは清水選手が3位、山内選手が5位と清水選手のほうが上です。修斗でよく組まれるベテランと若手の下剋上マッチ、という意味ではリアルタイムな試合なのだな、と思います。

「そうですね。確かに修斗では自分のほうがランキングも上だから、彼にメリットがないわけではないと思うので。それは良かったなと思います」

――その引退試合を前に、今年7月にはパンクラスのラストマッチで佐々木亮太選手をRNCで下しました。

「出来は悪くなかったです。MMAの試合が1年ぶりなので、もっと感覚が鈍っているかなと思っていました。そういう面での不具合はなかったですね」

――試合後に笑顔で涙を浮かべていました。笑顔だけでも、涙だけでもない。笑顔で涙を浮かべるのは、それだけ自分のやりたいことはできたのではないか、とも思いました。

「結果が出たので何よりでした。試合内容は、ちょっとテイクダウンのディフェンスに手こずったところはありましたね。そこの反応や反射は、100パーセント取り戻せてはいなかったかもしれないです。ギロチンに行くパターンもなくはないんですけど、自分がセコンドだったら、立てと言っていたと思います。ただ、そこで自分が劣勢になることはないと感じました」

――試合は清水選手が2Rで勝利。ただ、こちらは清水選手の言葉どおり、「清水清隆が1RでKO勝ち」と書く準備をしていたのですが……。

「……スミマセン(苦笑)」

――それは冗談ですが、そもそも1Rで仕留めようという試合の進め方ではなかったと思います。

「自分としても、そこまで攻め急ぎするつもりはなかったです。このラウンドは取ったな、と思ってから下になって、とにかくラウンドが終わるまで下から削っていって。あとはビッグヒットだけ受けないように――と考えていました」

――パンクラスのラストマッチだからといって、勝っても負けてもいいから派手な試合をしよう、とは考えていなかったわけですね。

「もちろんです。試合は想い出づくりじゃないから。絶対に勝つ、それだけですよ」

――確かに、そのとおりですね。

「今回の試合も同じです。想い出づくりの試合なんて、相手に失礼じゃないですか。長南(亮TRIBE代表)さん、コーチやチームメイト、そして応援してくれている人にも失礼で。

『負けちゃったけど良い試合だった』なんて言葉は、慰めにしかならないんですよね。勝って、みんなと喜びを共有する。僕が引退試合で、みんなに対してできる恩返しは、それだけです」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
11月27日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■SHOOTO2022#07対戦カード

<修斗環太平洋バンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 石井逸人(日本)
[挑戦者] 藤井伸樹(日本)

<フライ級/5分3R>
清水清隆(日本)
山内渉(日本)

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治(日本)
須藤拓真(日本)

<フライ級/5分3R>
新井丈(日本)
大竹陽(日本)

<女子フライ級/5分3R>
ライカ(日本)
キム・ソユル(韓国)

<フライ級/5分3R>
内藤頌貴(日本)
高岡宏気(日本)

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
澤田千優(日本)
小生由紀(日本)

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
中村未来(日本)
久遠(日本)

<2022年度新人王決定T準決勝バンタム級/5分2R>
齋藤奨司(日本)
新井拓巳(日本)

<2022年度新人王決定T準決勝フライ級/5分2R>
須藤晃大(日本)
打威致(日本)

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