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【DWTNCS S04 Ep10】JP・ベイス、見事なグラウンドを披露。2020年は37人の勝者がUFCと契約!!

<フライ級/5分3R>
JP・ベイス(南アフリカ)
Def.1R4分54秒by ギロチンチョーク
ジェイコブ・シルバ(米国)

右ストレート、右ローから見事なタイミングでダブルレッグを決めたベイス。ケージ中央で背中をマットにつけたシルバは、足を一本抜く。ベイスは肩固めを狙いつつ、ヒザを押してマウントを狙う。マウントでなくパスでサイドを取ったベイスは、ここからニーイン→マウントへ。

そのタイミングでブリッジから上を取ろうとしたシルバは左腕を差すが、背中を伸ばされバックマウントを許す。見事な動きでシルバを制したベイスはハンマーフィストを打つつけ、襷からシルバを抑え肩固めに入る。このままバックに移行し、鉄槌、パンチ、ヒジを思い切り落とす。ケージ際に移動し、立ち上がろうとしたシルバに対し、ベイスはギロチンにスイッチ。残り20秒、思い切り絞める。動きが止まったシルバを見てレフェリーが試合をストップするが、「俺は落ちていない」と猛烈に抗議する。

裁定は覆らず、いずれにせよバイスのグラウンドのトランジッションは見事な一言──素晴らしいパフォーマンスを見せた。

「彼はタフだった。体が強かった。ただパーフェクトの形で、いびきみたいな音が聞こえてきたよ。五輪レスラーやハイレベルのグラップラーと準備してきたから、凄く簡単に戦えた。あそこで終わらなくても、勝てていたと思っている。最後は僕はどうしようもなかった。UFCで戦う機会を与えてくれるなら、とても嬉しい」とベイスは話した。

2020年コンテンダーシリーズ・フィナーレ、ダナ・ホワイトは「ビクトリアの対戦相手は、立ち技は素晴らしかったけどワンディメンショナルだった。テイクダウンから立ち上がることができなかった。でも、それはビクトリアの責任じゃない。彼女はフィニッシュしたし……ビクトリア、UFCに来てくれ。

タッカー、フィニッシュすると約束したけど、このスポーツがいかにタフかが分かったね(笑)。11連勝、こちらの要望に応え戻ってきた。そしてコンテンダーで無敗だ。試合をしてもらうよ。

グロリア、何もいうことはない。ワールドクラスの柔道家と戦い、最初は豪快に叩きつけられたけど、2度と食らわなかった。全てを止めて、長らく視ることができなかった美しいシュートボクセ・スタイルを披露してくれた。彼女は特別だと思う。グロリア、UFCにようこそ。

ニックはCovid19の影響でミドル級なのに、264ポンドの相手と戦った。22歳で、6勝0敗。今、病院に移動中でここにいないけど──彼をアルティメット・ファイターに呼びたいと思う。彼が合意することを願っているよ。

ジェイコブ・シルバをここに連れ戻したのは、タフで肉弾戦もお構いないしで、絶対に諦めないからだ。レフェリーは完全にミスジャッジだった。足はだらんとしていたし、落ちたと思ったんだろうな。不注意だ。でも、ファイトはどうだった? (と、インタビュアーのローラ・サンコに尋ね、彼女が「ほとんど1Rで終わらせていたわ」と答える) そうだろう、1RでJP・バイスは本当に多くのことを見せてくれた。クリーンで素晴らしかった。色々とあったけど、こっちに来い!!」と合否の発表を行い、シーズン4を以下のように総括した。

「30人以上が契約したんじゃないかと思う。過去最多だね。試された彼らに、とにかく機会を与えたい。でも、ノーと言わないといけないこともある。この場所ではね。それはしょうがないことで……でも、また来年の夏を楽しみにしている。シーズン5がいつになるか、まだ確定していないけど──。今、世界中で小規模の大会が立ち行かなくなっていることが本当に気掛かりだ。だから、ファイトパスで契約するスモールショーを増やして経営が成り立つようにしたい。タレントをクリエイトするために資金が必要だから」

DWTNCS S04は48人の勝者が誕生し、37人のファイターがUFCと契約した。


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【DWTNCS S04 Ep10】計量終了 2020年コンテンダーシリーズ最終戦で夫婦UFCファイター誕生するか

【写真】夫婦円満の秘訣は揃ってUFCとの契約だ?! (C) LFA

17日(火・現地時間)、Dana White’s Contender Series2020第10週がネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催され、16日(月・同)に計量が行われた。

現在のUFCの台所事情もあるが、大豊作となっているシーズン04最終戦も5試合が組まれている。


メインは第3週にUFCとの契約を果たしたシャイアン・ベイスとの夫であるJP・ベイスが出場し、ジェイコブ・シルバと対戦する。ベイスは9月の大会に出場予定だったが労働ビザの問題で出場取りやめとなり、仕切り直しの挑戦となる。LFAではバンタム級王者候補と言われていた南アフリカ人ファイターのベイス、夫婦そろってオクタゴンで戦う夢を実現するためのハードルは、シルバは第4週に続き、登場するハードパンチャーだ。

パンチ力ならモリーナを上回っていたー(C)Zuffa/UFC

シルバはジェフ・モリナと激しい打撃戦を繰り広げた結果、判定負けとなったがセカンドチャンスが与えられたことになる。

今回、第2試合のライト級で戦うシェラード・ブラックレッジとタッカー・ルッツも揃って2度目の出場で、前者はキェメロン・チャーチに、後者はチェイス・ギブソンに判定勝ちを収めている。いってみれば、勝って契約がならなかった──今シーズンでいえば少数派のブラックレッジとルッツにとってラストチャンスといえる。

■視聴方法(予定)
11月18日(水・日本時間)
午前10時~UFC FIGHT PASS

■DWTNCS S04 Ep10計量結果

<フライ級/5分3R>
JP・ベイス: 125.5ポンド(56.92キロ)
ジェイコブ・シルバ: 125ポンド(56.7キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ニック・マクシモフ: 209ポンド(94.8キロ)
オルカル・コタ: 263.5ポンド(119.52キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ポーリーン・マチアス: 115ポンド(52.16キロ)
グロリア・ジ・パウラ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ライト級/5分3R>
シェラード・ブラックレッジ: 155ポンド(70.31キロ)
タッカー・ルッツ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子フライ級/5分3R>
チェルシー・ハケット: 126ポンド(57.15キロ)
ヴィクトリア・レオナード: 125ポンド(56.7キロ)

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DWTNCS S04 Ep04 Report UFC ジェイコブ・シルバ ジェフリー・モリーナ ブログ

【DWTNCS S04 Ep04】足を止めずの真っ向勝負。インパクトと精度でモリーナがシルバを破る

<フライ級/5分3R>
ジェフリー・モリーナ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ジェイコブ・シルバ(米国)

前蹴りから右カーフを蹴ったモリーナ。続いて左ミドルから左ハイを見せる。続く右カーフをキャッチして転がしたシルバは、モリーナの立ち上がり際にパンチを纏めようとする。組んで胸を合わせたモリーナがケージに押し込むが、シルバはケンケン防御を駆使する。ウィザーでテイクダウン狙いを耐えたシルバは、再びローをキャッチ。今度は右を当てて倒す。ここも立ちあがったところで連打にいったシルバだが、モリーナがカウンターを当てる。再びクリンチとなり、間合意を取り直すとモリーナが左ヒザをボディに突き刺す。

左ミドルを蹴ったモリーナは、またも右ローに右パンチを合わされ尻もちをつく。すぐに立ち上がり、クリンチに持ち込んだモリーナがヒザを2発突き上げる。モリーナの空振りのエルボーから試合はオクタゴン中央に戻り、シルバがワンツーで前に出るところでモリーナの右フックでヒザをつかされ初回が終わった。

2R、構えを変えフェイクを交えるモリーナがリードジャブも、シルバが右ストレートを打ち込む。手数は決して少なくないが、勢いが落ちた感のあるモリーナに対し、シルバが圧力をかけ右を伸ばす。右ミドルを入れたシルバ、モリーナが右ジャブを連続で見せる。息が整ってきたようなモリーナが前蹴りやミドルで突き放し、さらに踏み込んでジャブを繰り出す。シルバは詰められなくなり、右フックから左ミドルを受ける。

シルバも右ミドル、右ストレートを打ち返し、左ローを連続で蹴っていく。残り40秒で左ハイが顔面に入ったシルバは動きが止まり、モリーナがクリンチからヒザを連続で突き上げラウンド終了に。

最終回、左ミドルハイを見せたモリーナに対し、シルバが左ジャブを伸ばす。再び左ハイを頭部に当てたモリーナが距離を詰める。クリンチから離れて右ストレートを繰り出すシルバが、ケージを蹴ってスーパーマンパンチも狙い過ぎだ。互いに同じリズムで踏み込んでパンチを打ち合う展開で、頭が当たりシルバにドクターチェックが入る。再開後、ワンツーで前に出るシウバ、スイッチしたモリーナが右ジャブ、さらに右ヒザを顔面に届かせる。

さらに左ハイを蹴っていったモリーナは、シルバのパンチを寸でのところでかわしていたが、左ジャブを被弾するとローにワンツーを合わされそうになる。ワンツーからスリー・フォーと続けたシルバの前進に、下がりながらジャブを当てるモリーナ。最後の10秒は明らかにシルバが攻勢に、試合終了と同時にダナ・ホワイトは立ち上がって拍手を送った。

結果は3-0でモリーナの判定勝ちに。手数は互角、クリーンヒットとインパクトで上回ったモリーナは「何千回と頭に描いていたことが現実になった。初回にミドルを蹴った時に足を怪我したと感じた。いつもフィニッシュを狙っている。キック時代からそうだった。それがファンもダナ・ホワイトも見たいスタイルのはずだ。フライ級の活動が再開して嬉しかった。世界チャンピオンになるよ」と涙を浮かべて話した。