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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2023#05 キック スソン 加藤ケンジ

【Shooto2023#05】距離の取り合いからスソンが加藤を右カウンターで沈め、ランキング入りなるか

【写真】見事なフィニッシュ(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分3R>
スソン(日本)
Def.3R4分17秒 by KO
加藤ケンジ(日本)

サウスポーの加藤が左ローを打ち込む。スソンはパンチを打ち返そうとするが、飛び込むも加藤の顔面に届かない。対する加藤が飛び込んで左ストレートを伸ばした。しかし加藤が前に出たところでスソンがカウンターでパンチを当て、グラつかせる。サークリングするスソンがケージ中央を取った。互いに通り距離から一気に距離を詰めて打撃を振るう。

加藤の前蹴りを掴むスソン。次第にスソンが距離を詰めるように。加藤のパンチをサイドステップでかわすスソンが左ローを当てる。加藤は右フックから組みついてスソンをケージに押し込む。しかしスソンが体勢を入れ替えて押し込み返した。加藤はケージ際を脱出。スソンはケージ中央で右スピニングバックキックを見せる。スソンが右ミドルを放つと、加藤もキャッチしに行った。

2R、加藤が距離を詰めると、スソンが右跳びヒザを加藤のボディに突き刺す。互いにステップを踏みながら距離を取り合うなか、加藤がスソンの右ミドルを受けながら右フックを当てていく。スソンは立て続けに右ローを当てるが、加藤の足が止まらない。ケージに追い込まれながらスソンも加藤の右フックをかわした。加藤は右ボディストレートを散らす。

スソンはサウスポースタンスから右ハイ、そして左ストレートを伸ばすが当たらず。加藤の動きが止まったところでロー、ハイと蹴りを散らす。加藤もローからパンチの連打でスソンにケージを背負わせる。ステップと位置取りが展開されるが、互いに決定的な一発は見られていない。加藤がパンチを振るうと、スソンはガードをかわして回る。残り30秒で組んだ両者、加藤の口から出血が見られた。

最終回、開始早々に加藤が前に出る。しかし、かわしたスソンの右カーフキックが当たる。スソンの左フックをかわした加藤だが、右インローで足を跳ね上げられてしまう。加藤が蹴りから前に出たところに、スソンの右ストレートがカウンターでヒット。加藤が尻もちを着いた。すぐに立ち上がり、加藤もパンチを返す。スソンはサウスポーにスイッチしてパンチを当てている。

スソンが右ローを放ったところに加藤がパンチを振っていくと、スソンがバランスを崩した。すかさず加藤が連打で攻め立てるも、捕まえることはできず。ケージ中央でワンツーをクリーンヒットさせた加藤は、右ミドルから右フックを振るう。加藤が飛び込んだところに右を合わせたスソンは、立ち上がった加藤をケージに押し込む。離れる加藤。加藤が前に出ると、スソンの右がカウンターで加藤のアゴを捉えた。この一撃で加藤は背中から倒れ、スソンのKO勝ちとなった。

現在、加藤は世界バンタム級10位。ランカーに勝ったスソンは新たにランキング入りか。


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o スソン

修斗230723:第6試合・加藤ケンジ vs. スソン

バンタム級

距離を詰めた加藤がパンチを入れるが、スソンのパンチもヒットし一瞬手をつく。飛び込んでいく加藤にカウンターの左フックを合わせる。距離を詰めてパンチから組み付いた可能だが、スソン首相撲で入れ替えて離れ際に打撃を入れる。出ていく可能だが、先にスソンが打撃を入れる展開。ホーン。

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ABEMA DEEP MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2023#05   エンゼル☆志穂 オーディン スソン チャンネル ヤックル真吾 上原平 修斗 内藤頌貴 加藤ケンジ 吉成はるか 宇田悠斗 安芸柊斗 宝珠山桃花 山内渉 新井丈 浜松ヤマト

【Shooto2023#05】「正直、新井丈とやりたい。1位は新井丈だと思っています」ヤックル真吾前の山内渉

【写真】爽やかキャラは変わらず。言葉も丁寧。腰も引く。でも言いたいことはしっかりと口にします(C)MMAPLANET

本日23日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2023#05で山内渉がヤックル真吾と対戦する。

格闘DREAMERS出身、完全に好青年キャラの山内はアマ修斗で苦戦していたことが、信じられないような快進撃をプロになってからは見せてきた。プロデビューから1年4カ月で5連勝、今回は8カ月の試合間隔が空いてのヤックル戦だ。プロモーション間を渡り歩いてきた苦労人との対戦を前にし、計量直後というタイミングでタイトルを視野に入れた山内の話を訊いた。


──昨年11月の清水清隆戦以来、8カ月振りのファイトとなります。これだけ試合間隔が空いてしまったのは、何か理由があったのでしょうか。

「あの試合のあとタイトルマッチができるかと思って待っていたら、新井丈選手がフライ級に上がってきたことで……ちょっと流れが見えなくなって。5月にも試合がなかったという感じでした」

──その時点で、誰とタイトルマッチを戦うという青写真を描いていたのですか。

「宇田悠斗がDEEPに行ってしまったので、関口(祐冬)君と戦うつもりでした」

──これほど早くがタイトル戦を語る位置に山内選手が来るとは。アマチュア修斗でもがいていた期間とさほど変わりないかと。

「確かにそうですね(笑)。格上とばかり組んでくれたので、ありがたかったです。自分でもこんなに直ぐにここまで来るとは思っていなかったのですが、マッチメイクに感謝しています」

──それは勝ち続けてきたことですから。しかし、いつもながらケージの外と中の印象が全然違いますね。

「アハハハ。それよく言われるんですが、自分では分からなんですよね。真面目に試合をしているだけなんで(笑)」

──では、この試合に向けてどのように準備をしてきましたか。

「以前はFight Farmだけで練習していたのですが、最近はフライ級の選手と練習をするために出稽古も増やしています。川口REDIPSで猿飛流選手とやらせてもらったり、XFIGHTでも須藤(晃大)君、鈴木崇矢とも練習してきました。このところ行けていなかったのですが、西千葉にあるジークジムでもやらせてもらっていました。同階級とやることが増えたので、その面で結構成長できたと思います」

──タイトルを目指す上で、ここで対戦するのがヤックル真吾選手になったことはどのように捉えていますか。いわば修斗的なステップアップをした選手ではなく、外敵です。

「いつもそうですが、対戦相手に何かあるとかは余りなくて。一つ間違えると、格闘技なんで負けますし。いきなりランカーと試合をしているのも、運が良いんだろうし(笑)。僕は下から急に来た選手だからって、油断とかは絶対にしないです。誰でも同じように別に何とも思わないです。

これを勝てばタイトル戦を組んでもらえるなら、戦って勝つだけです。試合は緊張もするし、疲れるのでそんなにやりたいとは思っていないのですが(苦笑)、空き過ぎは良くないので。なんか普通に試合ができることが大きいですね。でも、ここは絶対に落とせないのでその面では緊張します」

──ではヤックル選手、どこに気を付けないといけないですか。

「沖縄出身なのが関係しているのか、フィジカルが強そうです。爆発力があるので、怖いタイプの選手です。集中力を切らさないで、そこだけ気を付けていつも通り戦えば問題なく勝てると思っています。一発大きなのを貰わない。そこは注意して戦います。

ずっと倒すつもりでいたのですが、前回の清水選手との試合から絶対に決着をつけないといけないと思うようになりました。上に行くには完全決着しないといけない。だから一歩踏み込んで打ちました。今回も踏み込んで、打撃も寝技も思い切っていこうかなって」

──MMAを回せる山内選手ですが、フィニッシュする時に意識は打撃になるのか、グラウンドになるのか。どちらでしょうか。

「やっぱり打撃ですね。ただ、寝技もやっているのでそこはどちらでも……ただFIGHT FARMだし、打撃で行きたいですね(笑)」

──ヤックル選手に一発があったとしても?

「打撃の方がリスクはあります。一発でひっくり返ることもあるので。その点でもスリルというか面白いかと思います」

──そこに踏み込めていけるのですね。

「内藤さんとの試合まで、踏み込めていなかったです。相手の打撃を警戒し過ぎてしまって。それだと倒せないと分かったので、清水さんとの試合で踏み込んで当てることができて──感覚が掴めた感じです」

──それでこそ髙谷裕之の弟子だと。

「髙谷さんも田村(彰敏)さんもイケイケで、ガンガン殴るスタイルだったので横着した試合はできないです。それに僕もしたくないですし。ガンガン行くという髙谷さんと田村さんのスタイルが、自然とFIGHT FARM勢には刷り込まれているので」

──明日はフライ級王座にも影響を及ぼす、ストロー級王者の防衛戦があります。タイトル戦は誰と戦いたいと思っていますか。

「正直、新井丈とやりたいです。この間、実質1位の関口君に勝ったので1位は新井丈だと思っています。言い方は悪いですが、2番に勝ってチャンピオンというのは変な話なので。一番強いヤツを倒して、チャンピオンになりたいです。

関口君との試合を見るまで、新井丈って何ができるのか分からなかったです。でも、あの試合で腰の強さとか圧力を掛け方とか見ているだけじゃ分からない何かがある。向き合ってみないと感じられない何かが──。そこに飲み込まれて皆、負けてしまう。そこが新井丈の強味ですね」

──ではストロー級の試合でも勝ち続けてほしい。

「そうですね、明日の試合も防衛してほしいです。一番に勝つのが、僕的にも一番スッキリするので」

──タイトル戦では山内が見たい。そう思われるためにも、明日はどのような戦いを見せたいと思っていますか。

「絶対に完全決着します。3Rあるので、倒す機会が訪れます。そこを逃さず、焦ることなく結果的に倒せたという試合をしたいです」

■視聴方法(予定)
7月23日(日)
午後5時30分~ ABEMA格闘チャンネル


         
■Shooto2023#05計量結果

<修斗世界ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者] 新井丈:52.0キロ
[挑戦者] 安芸柊斗:52.0キロ

<バンタム級/5分3R>
藤井伸樹:60.8キロ
竹中大地:61.0キロ

<フライ級/5分3R>
山内渉:56.7キロ
ヤックル真吾:56.5キロ

<フライ級/5分3R>
関口祐冬:56.5キロ
内藤頌貴:56.6キロ

<バンタム級/5分3R>
加藤ケンジ:61.1キロ
スソン:61.1キロ

<ライト級/5分3R>
結城大樹:65.6キロ
オーディン:65.7キロ

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
藤野恵実:52.0キロ
エンゼル☆志穂:51.8キロ

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
宝珠山桃花:51.9キロ
吉成はるか:51.9キロ

<インフィニティリーグ2023フェザー級/5分2R>
浜松ヤマト:65.6キロ
磯部鉄心:65.8キロ

<インフィニティリーグ2023フェザー級/5分2R>
上原平:65.6キロ
CHAN-龍:──キロ

<ストロー級/5分2R>
根井博登:52.0キロ
里見拓磨:51.9キロ

<新人王決定T一回戦フライ級/5分2R>
大石航輔:56.6キロ
木下皓介:56.4キロ

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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE Shooto Shooto2023#05   エンゼル☆志穂 オーディン シンディレ・マネンゲラ スソン チャンネル パンクラス ヤックル真吾 上原平 修斗 内藤頌貴 吉成はるか 安芸柊斗 宝珠山桃花 山内渉 新井丈 浜松ヤマト 田中路教 磯部鉄心 竹中大地 結城大樹 藤井伸樹 藤野恵実 関口祐冬

【Shooto2023#05】計量終了 オーディン水抜き6キロ、山内渉は5.5キロ──修斗計量会場よもやま話

【写真】ストロー級頂上決戦。そしてライト級戦線にも影響をおよぼす一番──待ったなし(C)MMAPLANET

明日23日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2023#05の公式計量が港区のTHE10KOLで行われた。

メインの修斗世界ストロー級選手権試合=チャンピオン新井丈×安芸柊斗から、竹中大地のカムバックと藤井伸樹戦。山内渉、スソンという若い力、藤野恵実の初参戦とクリーンヒットの連打という印象が強い今大会。

新人王Tに出場の安芸のチームメイトのCHAN龍が計量会場に姿を見せず、上原平の不戦勝&3P獲得に。

加えて前回が体重超過し、今回は無断で計量を欠席したCHAN龍はインフィニティリールの出場権を剥奪された。


■EXFIGHTではウェルター級、POUNDSTORMではライト級で戦ってきたオーディンが、プロ修斗初参戦はフェザー級=結城大樹戦。計量は65.7キロでパスした。格闘DREAMERSの頃とは全く輪郭も体格も違っており、周囲のファイターや関係者も一見してオーディンと気付かないほど。通常体重から18キロもの減量で、水抜きは脅威の6キロというオーディンが、明日はどこまでリカバリーでき、ファイトする上でアドバンテージになっているのか、見ものだ。

■そのオーディンとDREAMERSの同僚だった山内渉は、オーディンが6キロ水抜きしたことに対して、「ヤバいですね」と言いつつ、彼自身のドライアウトは5.5キロ。いや、体重比でいえばあなたの方が危ないでしょ──という落ちに。

■SUSTAINの坂本一宏代表に「先日のパンクラスで田中路教選手と戦った南アフリカのシンディレ・マネンゲラっていうファイターが、坂本さんと激似で」と伝えると──「知りませんわ。南アフリカの人が、僕に似るなんてあるんですか?」と。ぜひ、その眼光鋭いのに二重のまなこ、そして〇〇ぎわの激似振りをご自身に確認してほしいところだ。

■オープニングファイトに出場する脅威の高校生=根井博登の計量の様子を携帯で撮影していたのが、第7試合のフライ級戦で関口祐冬と対戦する内藤頌貴。計量前、水のなかも体の中のカラカラの状態ながら、まるで我が子の記念写真を撮るような優し気な表情だった内藤は、自身が計量台に乗ると一転して、厳しい顔つきに。いやぁ、ファイターは凄い。

■同様にOPファイトの新人王Tに出場する木下皓介に付き添っていたのは、所属するグランドコアのOBで一昨年までONE JAPANに勤務していた山本龍之介氏。かつて関西&中部のグラップリングシーンで活躍してきた山本氏は、ONE JAPANを離れた後は貿易商となりインド方面で八面六臂の活躍を続けているという。今もMMAの普及に未練がありそうだが、しっかりと地に足をつけた生活をおススメします。

■視聴方法(予定)
7月23日(日)
午後5時30分~ ABEMA格闘チャンネル


         
■Shooto2023#05計量結果

<修斗世界ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者] 新井丈:52.0キロ
[挑戦者] 安芸柊斗:52.0キロ

<バンタム級/5分3R>
藤井伸樹:60.8キロ
竹中大地:61.0キロ

<フライ級/5分3R>
山内渉:56.7キロ
ヤックル真吾:56.5キロ

<フライ級/5分3R>
関口祐冬:56.5キロ
内藤頌貴:56.6キロ

<ライト級/5分3R>
結城大樹:65.6キロ
オーディン:65.7キロ

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
藤野恵実:52.0キロ
エンゼル☆志穂:51.8キロ

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
宝珠山桃花:51.9キロ
吉成はるか:51.9キロ

<インフィニティリーグ2023フェザー級/5分2R>
浜松ヤマト:65.6キロ
磯部鉄心:65.8キロ

<インフィニティリーグ2023フェザー級/5分2R>
上原平:65.6キロ
CHAN-龍:──キロ

<ストロー級/5分2R>
根井博登:52.0キロ
里見拓磨:51.9キロ

<新人王決定T一回戦フライ級/5分2R>
大石航輔:56.6キロ
木下皓介:56.4キロ

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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN50   スソン ファーニー・ガルシア 中村倫也

【UFC ESPN50】ATTでの練習から国内を考える。中村倫也─03─「同じ志を持って練習仲間が集まるのは──」

【写真】 1カ月暮らしたATTのファイターズハウスから(C)RINYA NAKAMURA

8月26日(土・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるUFC on ESPN50「Holloway vs The Korean Zombie」で、ファーニー・ガルシアとUFC初陣を戦う中村倫也インタビュー最終回。

ATTでの練習、米国での生活を1カ月経験し、これからのトレーニング内容、練習環境について中村がどのように考えているのかを尋ねた。そして韓国で得た──あの技が、MMAで通じるのか。ATTでの試し斬りについて中村が話してくれた。

<中村倫也インタビューPart.02はコチラから>


──今後、日本と米国での練習の比率はどのようにしたいと現時点で考えていますか。

「全部、米国にするということは考えていないです」

──それは米国だけで練習をすると、デメリットが生じるということですか。

「そうですね。組み技は凄く細かく、レスリングなども突出していると思います。ただ打撃の面において、ミットを持ってもらえる人がいない。これも帰国してから日本で練習してみないと分からないところですけど、日本にいるとより細かいコミュニケーションがとれるというのはあります。

やはり食事の問題もありますし。あとは……虫が凄く多い(笑)。練習場所の移動とかを改善すれば、普段の生活はどうしても日本の方が、居心地が良いのは絶対です」

──練習面に特化すると、ATTの経験を如何に生かすのか。どの点を見極めたいと考えていますか。

「これは見極めるというのとは違うのですが、向うで確認できたことがドリルの重要性でした。一つのことにテーマを持って、ずっとしつこく練習を重ねる。1つの技術をドリルで1週間やり続けるということをやってきました。あれは指導者同士が、何を指導していくのかを共有しあっているんだと思います。

それだけやりこんだので、次の週のスパーとかでもかなり自然にその態勢に入れることがありました。ここはいつも練習している仲間に声を掛けて、テーマを持ってドリル練習をして、その動きが自然と出るようになるまで反復したいです。練習の前後なのか、あるいは一コマを使っても良いと思っています」

──そのような練習を日本で行っていく場合、練習パートナー達も同じ意識を持っていないと成り立たないのではないでしょうか。

「そうですね、日替わりメンバーでなくチーム……グループを創ることが重要で。僕のなかでも心当たりはあり、時間的にフルにMMAに生活を捧げているメンバーを中心に声を掛けていこうと思っています。それはアーセンであったり、スソン君であったり。ATTのように人は多くないですが、他にも何人かいるので積極的に声を掛けていきます。

自分は所属ジムがないので、その辺りは上手く考えながら今、お世話になっている方たちに相談しないといけないだろうし」

──所属ジム問題というのは、早急ではなくてもいずれは解決しないといけない課題の一つですね。

「日本のジムに関しては……仲間も含めてメインはKRAZY BEEかなとは、今は思っています。やっぱり仲間ですよね。同じぐらいの志を持って練習仲間が集まるのは、KRAZY BEEだと思っています。そこではまだ整った指導環境があるわけでなく、選手主体の練習になります。

ただし日本はMMAに必要な技術の個々の指導に関しては長けているので、そういう個々の技術を学んで持ち帰る。それをドリルに落とし込んで練習することを、プロ練習以外の時間にやっていこうとかも相談していきたいです」

──志が同じでも、スパーリング面でいえば力の差がある場合もあります。その辺りはどのように考えていますか。

「ATTでスパーリングをやっていると、本当に得意な展開をやり切れないということがありました。すると自分の攻めに関して、良いイメージが創り切れない。『俺はこのサイドを取ると、この展開でここに手を置く』とかっていうことを創っていくことができるのは、競い合いながらも自分の形に持っていける相手とのスパーリングだと思うんです。

まずそのイメージをしっかりと固める。もう1度創り上げる時期が来ていると感じています。そこは日本でやっていこうと思っている皆の協力があって、できると思います。そうやって創ったモノを、またATTのような強い選手が集まっている練習環境で試す。イメージをガッツリと創って体が覚えてから、強い選手にドンドン試していきたいです。

やっぽり米国のジムにいる選手はヒートし易いというのはあります(苦笑)。練習で上を取ってガンガン動いていると、スタンドになった時にもの凄く強いのを当てられたりっていうのがあったので(笑)。そういう意味では日本の方がやり易い面もあります。そういう意味では日本の良さを生かしたうえで、こっちでの練習の良さも落とし込めるようにしたいですね。

でも試合が決まったら、4週間か6週間はこっちでやろうと思います。その方が強度の高い練習ができます。なので日本でやること、米国でやることをしっかりと見極めて、実践していこうと思います」

──では瞑想の場所だけ、気を付けてください。

「アハハハハ。虫との戦いにも、しっかりと適応していきます」

──ところで一点、個人的に興味があることなのですが……。

「ハイ、何ですか」

──韓国のテッキョンで授けられたネッチャギを応用したアウトサイドで蹴るインロー。モンゴルでも試していましたが、ATTでもトライしてみましたか。

「あれ、やっぱり相手は動きが止まります。世界共通ですっ!!」

──では使えそうですか。

「絶対に使えます」

──凄いですね。

「ただし、懐に入り過ぎるとストレートを食らいます。だから組みから離れる時とか、そういう風に使い方を工夫したいですね。ホント、マジで動きを止めてくれるので。本当に決ると面白くて。でも、その面白さが出てしまって……」

──面白さが出る?

「ハイ。『やっぱり、コイツも止まる』っていう余計な思考が自分のなかに出てきてしまって、僕の方の動き出しも止まってしまうんです」

──あぁ、そういうことですか!! 自分も止まってしまうと。

「そうなんです。『うわぁ、止まってくれたぁ』と思って、自分も止まっています(笑)。次にどう繋ぐのか。でもATTという世界中から強い選手が集まってくるところの練習で、確認はできたので。ここはモノにします」

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ABEMA MMA MMAPLANET o RIZIN Road to UFC SASUKE Shooto Shooto2023#02 UAEW UFC   スソン チャンネル マックス・ザ・ボディ 修斗 吉野光 安芸柊斗 山本健斗デリカット 新井丈 新井拓巳 浜松ヤマト 海外 澤田龍人 竹原魁晟 菅原和政 論田愛空隆 野瀬翔平 関口祐冬 飯田健夫

【Shooto2023#02】飯田健夫の挑戦を受ける、RTU後のSASUKE。「残酷でも行動で示していくしかない」

【写真】この日から繋がり、次に繋がる一戦がいよいよ明日に迫ってきた(C)MMAPLANET

明日19日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるSHOOTO2023#02。同大会のメインで修斗世界フェザー級王者SASUKEが、ランク1位の飯田健夫の挑戦を受ける。

昨年6月にRoad to UFC1回戦で敗北を喫し、トーナメント後のUFCとの契約という路が断たれた。それでも10月の準決勝大会でワンマッチで出場し、再起戦で勝利を手にした。今もUFCへの想いは変わらない。そのためにSASUKEはどのようなキャリアの積み方を考え、そして修斗の防衛戦に臨むのか。崖っぷちが続く、SASUKEに話を訊いた。


――試合まで1週間を切りました(※取材は14日に行われた)。今、どのような調子でしょうか。

「いつもと変わらず、試合前という感じです。全然悪くなくて、むしろ良いぐらいです」

──Road to UFCに挑戦した時点で、修斗の防衛戦はない方が良かった。ここに向けて、色々と乗り越えないといけないことがあったかと思います。

「Road to UFCで負けちゃっていますからね。10月にワンマッチのチャンスを貰えたけど、それがどう次につながるか分からない。あの時に進路を考えて、試合間隔が空くことが一番嫌でした。一昨年、試合がしたくてもできない状態が続いてモヤモヤしていたので。もうあんな風になはなりたくなかったです。なので防衛戦はベルトが掛かった大切な試合ですけど、僕の心境としては試合ができるならどこででも戦うというモノでした。そこで修斗からオファーがあり、すぐに戦うと返事しました」

──Road to UFCフェザー級の決勝に日本人がいなかった。我々にとっても信じられない展開でした。あそこで勝ち上がることができなった時、SASUKE選手的には今後のキャリアについてどのように考えていましたか。

「完膚なきまでにやられたので、そりゃあ凹みました。でも、全部失って再スタートするしかない。UFCはメチャクチャ遠のいた。あの負け方では……正直、無理だと思ったこともありました。それから何の巡りあわせか、10月にアブダビで試合ができた。内容は良くなかったけど、勝利という結果は一つのクレジットになって。首の皮一枚残すことができたのかと考えています」

──UFCと交渉した前田桂さんが勝利者インタビューの通訳をしながら号泣していました。

「桂さんは本当に僕と野瀬(翔平)君のために、色々とやってくれました。ご家族があるのに正直、僕らのために仕事を犠牲にしてアブダビにまで来てくれて。感謝の気持ちしかないです。桂さんには『全部賭けています。今まで以上に賭けています』っていう話を現地でさせてもらって……負けると本当に終わるという僕の気持ちが伝わっていたのだと思います。だから、ああいう感じになったんでしょうね」

──にしても、通訳があれだけ泣きだすと周囲はもうビックリでしかないですよ」

「アハハハハハハ」

──あの1勝でUFCをまだ目指せる。MMAを続けることができるという気持ちになれましたか。

「そうですね、まぁ……MMAを続けることはできるんですよ。日本でやれば、できる。ただUFCを目指すなら、あそこで負けていたら本当に終わりだったと思います。なので、まだギリギリ、崖っぷちの状態です」

──では10月以降、UFCを目指すキャリアの積み方はどのように考えていましたか。

「今年もRoad to UFCがあるので、それを狙うのか。それか、どこでも良いから試合を重ねて連勝記録を創ってUFCにアプローチするということを考えていました。その中で修斗はタイトル戦で、どっちにも当てはまる。連勝記録の1つにできるし、日本のチャンピオンという肩書を持ち続けることができる」

──では試合を多く戦い、連勝記録を創る場に関してどういう風にSASUKE陣営では考えていたのでしょうか。

「そこ、難しいですよね。修斗もどんどん新しい選手が育ったり、入ってくれば試合を継続して戦うことができるけど、一昨年がそういう状況じゃなかった。正直、修斗だけで戦っていたら、自分が納得できるペースで試合ができる保障はない。だから、やりたいという想いはあってもどうしようもないですよね」

──国内では人知れずでも、実はUFCが近いプロモーションも海外にはあります。と同時RIZINはフェザー級が盛り上がっています、そこで実力誇示をする。そういう選択があったかと思います。

「ハイ。特に海外はありました。吉野光選手のUAEWの試合も前回、視ていましたし。あと豪州のEternal MMAとか、勝てばUFCと契約があるところは──むしろ、そっちで戦いたいという気でいました。自分のなかでは海外でやりたいという想いは強いです」

──そういうなかで修斗の防衛戦になったということですね。

「さっきも言ったようにこの先が不透明なのか一番嫌で、オファーがあったらすぐ戦う気持ちでした。試合を受けるメリットを考えているわけでなく、一つの試合。勝てば白星が増える。連勝記録の1つになる。防衛戦って負けたらベルトを失うから、基本リスキーなモノです。

だから、ここで勝って次に繋がるとかをモチベーションにするわけでもないですし。試合ができない期間が辛かった。オファーがあれば有難いからやる。そういうことです」

──では5月の終わりのRoad to UFCは頭にありますか。

「あります。でも、先のことを考え過ぎていると足下をすくわれてしまうので。目の前のことをクリアして、次を考えます」

──飯田選手とはアマ、新人王Tと2試合戦っています。そこに何か特別な想いは?

「特にないですね。ストーリー創りには因縁が必要だというのも分かりますが、彼との間に因縁はない。因縁があるとすれば、昔の弱い自分に対してです。これに打ち克つための一つの試練だと思います」

──飯田選手が修斗で勝ち続けていることは、注視していましたか。

「いえ、正直余り見ていなかったです。別に飯田選手を軽視していたのではなくて、自分のことに必死になっていたので。だから直近の試合も全然見ていなかったです」

──では、試合が決まってからチェックするという感じだったのですか。

「それが最近の試合はなくて(苦笑)。論田愛空隆戦、山本健斗デリカット戦……3連勝しているんですよね(※実際は4連勝)。でも全然試合はチェックできていないです。まぁ自分は相手の映像を見過ぎると、対策に寄ってしまうので。自分から仕掛けて勝つ。映像はトレーナーとかセコンドをチェックして、そこで指示された練習を徹底してやってきました」

──Road to UFCを経験したことで、MMAファイターとして成長した部分はあると思いますか。

「気持ちですね。絶対に負けないという。アブダビの試合がそうでした。恰好悪くても、自分からいく。気持ちは絶対に折れないぞと。格闘技は最後は気持ちです。ただ今回は日本での試合なので、応援をしてくれる人たちの存在はポジティブになります。格好悪い姿を目の前で見せられないので。折れないで5分✖5R戦い続けようと思います」

──練習仲間が同じように努力し、どれだけ志を持っていても結果がついてこない場面も見てきたと思います。その姿を見てなお、UFCへの想いは揺るぎないですか。

「練習仲間の敗北を見るのは心が苦しいし、辛くて。MMAって残酷だなって改めて思います。でも、行きたいと願わない人間にはチャンスは訪れない。どれだけ残酷でも前を向いて、自分の行動で示していくしかない。一喜一憂していると、やっていけないです」

──押忍。では、最後にこの試合に向けての意気込みをお願いします。

「思っている以上にタフファイトになるかもしれないです。でも、自分はスタミナでも気落ちでも負けないので。飯田選手はここをゴールにやっているのかもしれないけど、僕はこの先を見て行こうと思っています。なので、絶対に負けないと言っておきます」 


■視聴方法(予定)
3月19日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■Shooto2023#02対戦カード

<修斗世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者] SASUKE(日本)
[挑戦者] 飯田健夫(日本)

<フライ級/5分3R>
関口祐冬(日本)
新井丈(日本)

<ストロー級/5分3R>
安芸柊斗(日本)
澤田龍人(日本)

<ライト級/5分3R>
マックス・ザ・ボディ(日本)
菅原和政(日本)

<インフィニティリーグ2023フェザー級/5分2R>
竹原魁晟(日本)
上原平(日本)

<インフィニティリーグ2023フェザー級/5分2R>
浜松ヤマト(日本)
CHAN-龍(日本)

<バンタム級/5分2R>
野瀬翔平(日本)
新井拓巳(日本)

<バンタム級/5分2R>
榎本明(日本)
スソン(日本)

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【Shooto2022#06】パラ千葉のフライ級ファイター達=内田タケル─02─「圧倒すること。圧倒的に勝てば」

【写真】あどけな過ぎるやろう──。MMAグローブをつけてケージで戦うことが、ピンとこない優しい表情の内田だ(C)MMAPLANET

明日19日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2022#06で、関口祐冬と対戦する内田タケル・インタビュー後編。

Road to UFCを経験してなお、明確に修斗フライ級王座を目標とする内田は、チャンピオンになってからも防衛戦を戦うことで経験を積みたいという。

パラエストラ千葉ネットにフライ級ファイター特集──10代最後の試合をタイトル挑戦の足掛かりとできるか。内田タケルに尋ねた。

<内田タケル・インタビューPart.01はコチラから>


鶴屋 それがルールですからね。

──では、一気にタイトルが近くなるかもしれない一戦の相手。関口選手の印象を教えてください。

「打投極ができて、奇抜な打撃……独特な打撃を使います。その打撃を気を付けないといけないです」

──内田選手はやはり組んでいくと?

「試合でも打撃を試したいのですが、どうしても組みが多くなってしまいます」

──修斗公式戦、Road to UFCと勝った試合は全て一本勝ですね。その一方で、目標とするUFCや北米では、組みができる選手がガツンガツンの打撃戦を繰り広げています。

「全部がデキることが大切だと思います。自分は極めは、これまで勝った試合は全部極めることができているので多少はあるかと……。でも打撃とテイクダウンはまだ欠けているので、穴埋めをしていきいたいです。

ただ関口選手はランキングで1位ですけど、自分の練習仲間たちの方が強い……と思っています。試合と練習は違いますが、怜とか杉山さんとか……もう単純に強くて。これだけのメンバーと厳しい練習をしているので、試合をするときも自信を持って挑むことができます」

──しかも平良選手も沖縄から合流しています。

「いやぁ、やっぱりフライ級のUFCファイターなので、凄く貴重な体験をさせてもらっています。だからこそ、次の試合は負けられないです。僕はここで、これだけの練習をしているので」

──どういう試合をすれば、タイトルを賭けた戦いに進めると考えていますか。

「圧倒することです。圧倒的に勝てば……ハイ」

──この試合後に急遽、Road to UFCに出られることになるとどうしますか。

「話があれば、行きたいです」

──と同時にコンテンダーシリーズは、意識していますか。平良選手も最初はコンテンダーシリーズを目標としていました。

「コンテンダーシリーズは……、……。そんな視野には入れていなかったです。まずは、しっかりと修斗のチャンピオンになりたいです。まだ5分✖3Rをフルで戦ったこともないので」

──ばかりか、3Rも経験していないですよね。

「ハイ。判定まで行く戦いも経験したいので、修斗で戦っていくつもりです」

──修斗のチャンピオンになった時、世界で戦ううえでどれぐらいの力を身に着けることができているという風に考えていますか。

「UFCで戦うなら、まだ経験不足です。もっと経験を積みたいと思っています。なのでベルトを獲ったら、防衛戦を戦います。他の団体から修斗に来る人とも戦ってみたいです。それと……できれば外国人選手と試合を組んで欲しいというのもあります。Road to UFCで初めて外国人選手と戦って、フィジカルはやっぱり日本人選手とは違うモノを感じました。芯が太いというか……。同じ階級で、こんなに違うのかと。試合当日は、明らかにデカかったです」

──それでも初回で1本勝ちしました。

「日本人にはないフィジカルなので、そこで一本を取れたのは良い経験になりました」

──その経験を経て関口選手との試合では、どのような戦いを見せたいですか。

「いつも通り、極めを狙うような試合がしたいです」

■視聴方法(予定)
9月19日(月・祝)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■Shooto2022#06 計量結果

<修斗世界ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者] 猿丸ジュンジ:52.1キロ
[挑戦者] 新井丈:52.1キロ

<ウェルター級/5分3R>
西川大和:76.8キロ
草MAX:76.7キロ

<フライ級/5分3R>
関口祐冬:56.5キロ
内田タケル:57.5キロ

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治:60.9キロ
加藤ケンジ:61.0キロ

<フェザー級/5分3R>
飯田健夫:65.7キロ
論田愛空隆:65.7キロ

<女子フライ級/5分3R>
ライカ:56.5キロ
杉本恵:56.3キロ

<バンタム級/5分2R>
齋藤翼:61.3キロ→61.2キロ
スソン:61.1キロ

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
久遠:47.7キロ→47.5キロ
小生由紀:47.4キロ

<2022年度新人王決定T準決勝フェザー級/5分2R>
椿飛鳥:65.8キロ
工藤圭一郎:65.8キロ

<2022年度新人王決定T1回戦フライ級/5分2R>
須藤晃大:56.6キロ
大谷あっくんボンバー:56.6キロ

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MMA MMAPLANET o Poundstorm01 キック スソン 宇佐美秀メイソン

【POUNDSTORM01】右でダウンを奪ったスソンが、メイソンのボディストレートに耐えて判定勝利

【写真】スソンが鮮やかな飛び込み右ストレートでダウンを奪った(C)MMAPLANET

<フェザー級/5分3R>
スソン(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.28-29
宇佐美秀メイソン(日本)

サウスポーのメイソンが、スソンの左ヒザへ関節蹴り。メイソンの右ローを受けたスソンがパンチを振るいながら前に出ると、右ストレートがクリーンヒットし、メイソンがダウンする。すぐさまトップからパンチを落とすスソンに対し、メイソンは立ち上がる。スタンドで攻め込むスソンのボディに右フックを伸ばすメイソン、スソンは距離を保ち、頭を動かしながら右の蹴りをメイソンのボディに打ち込む。メイソンは右ボディブローでスソンの動きを止める。しかしスソンは飛び込むとパンチを当て、さらに右のテンカオから右ショートをクリーンヒットさせた。

メイソンも押し返すが、スソンの飛び込みながらのパンチが当たる。メイソンの右ローもヒット。残り30秒でニータップを仕掛けたスソン、テイクダウンはできなかったがペースを握る。スソンの右ハイをメイソンがかわし、ファーストラウンドを終えた。

2R、右ジャブを伸ばすメイソン。スソンは左サイドキックから左ローでけん制する。メイソンも蹴りを上下に打ち分け、相手を下がらせる。メイソンは右の蹴りから左ストレート、相手が距離を取ると前蹴りを突き上げる。メイソンは飛び込みながらの左フック、メイソンは左を相手のボディに伸ばした。メイソンのマウスピースが飛び、試合は一時中断。再開されると、スソンが蹴りを混ぜたコンビネーションで追い立てる。すぐに体勢を立て直したメイソンは、相手の蹴りを捌きながらパンチを打ち込む。

スソンは打撃をブロックされながらも、相手にケージを背負わせてダブルレッグで尻もちを着かせた。すぐに立ち上がったメイソンには疲労が見られる。スソンの右ミドルが、メイソンの下腹部を捉えて試合は一時中断に。再開後、スソンが左ローを当てた。メイソンは左の前蹴りと左ストレート。スソンが左フックで相手を下がらせる。左ボディを受けながら、ヒザ、右ミドルを打ち込むスソンが、プレッシャーをかけていく。スソンは飛び込みパンチとニータップを織り交ぜて攻めるなか、メイソンはパンチからローと前蹴りで距離を保とうとする。

3R、スソンが距離を詰めて右ハイを繰り出す。ブロックしたメイソンは前蹴りで距離を測るも、メイソンが前に出て左右のフックを当てる。さらに右ハイから攻め立てるスソン、左右フックを振るうメイソンのボディに右ヒザを突き刺した。メイソンは左ストレートというよりも左の正拳突きをスソンのボディに伸ばしていく。スソンは右ヒザでメイソンを下がらせるも、メイソンもパンチを出しながら前に出ていく。スソンはローを散らしながらダブルレレッグで組みつき、メイソンにヒザを着かせた。

立ち上がるメイソン。離れたスソンは右ヒザを繰り出すが、メイソンの左ボディを食らって動きが止まる。左ボディから右フックを返すメイソンに対し、スソンの手数が減った。しかしメイソンにも疲労が見える。スソンは右フックを打ち返す。スソンが右ヒジを打ち込むと、メイソンも左ヒジを入れる。ともにパンチを出しながら試合終了のホーンを聞いた。

裁定は割れたが、スソンが僅差の試合をものにした。


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o キック スソン

POUND STORM01:第2試合・スソン vs. 宇佐美秀メイソン

フェザー級

リーチで勝る宇佐美が蹴りで牽制。スソンの飛び込んでの右がヒットしダウン!がぶって首を抱えるが宇佐美立って離れた。スソン左ボディ。宇佐美カーフキックから左ボディ。ワンツーから右ハイ。スソンのボディで宇佐美ちょっと嫌がる素振りを見せた。スソンニータップ。倒されたが離れて立った宇佐美。ホーン。

1Rスソン。

2R。宇佐美ハイキックで牽制。ワンツーから左ハイ。宇佐美飛び膝。スソンローからハイ。宇佐美が左右のハイから前蹴り。大振りのパンチで出るスソン。右を当てるとそのままタックル。テイクダウン。すぐ立つ宇佐美。離れた。宇佐美パンチからスピンキック。疲れが見える宇佐美。スソンのローブローがありタイムストップ。再開。スソン飛び込んで左を当てた。ボディを返す宇佐美。スソンボディに飛び膝。スソン右ミドル。宇佐美左ボディ。両者単発で攻撃を後退で入れる展開。ホーン。

2Rもスソン。

3R。飛び込んでパンチを入れたスソン。また飛び込むが宇佐美もパンチを合わせていく。宇佐美連打を出すがブロックするスソン。タックル。しかし止めた宇佐美。左ボディ。スソンテンカオ。さらにパンチ連打を出る。宇佐美打ち返すが距離を取るスソン。スソンタックル。タイミングよく入ったが宇佐美こらえた。引き剥がす。宇佐美パンチで出るがスソンのジャブで止められる。疲れている宇佐美。スソンもスタミナが厳しい。パンチ連打を入れた宇佐美だがスソンもミドルを返す。タイムアップ。

29-28宇佐美、29-28スソン、29-28スソン。スプリットでスソン勝利。

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【POUNDSTORM01】中村倫也と戦う。アリアンドロ・カエタノ「彼のUFC行きの計画は実行できない」

【写真】渋さ100パーセント、カエタノにも夢があり日本にやってきた(C)MMAPLANET

明日24日(日)に墨田区の両国国技館で開催されるPOUNDSTORM01のメインで中村倫也と対戦するアリアンドロ・カエタノ。

キャリア23勝6敗1分のカエタノは、中村のステッピングボードという役割を背負って来日を果たした。そうでないと、憧れの国で試合をする機会に恵まれなかったからだ。修斗ブラジル王者になっても、北米のビッグプロモーションに進出することができなかった34歳──彼もまたUFCで戦うという夢を捨てきっていない。

夢の潰し合い、その前にカエタノの声を可視化しておきたい。


──最初にムサというニックネームには、どのような意味があるのか教えていただけますか。ブラジル人の友人に尋ねても、分からないということでした。

「ムサはニックネームじゃなくて、セカンドネームなんだ。父親の名前で、ただムサという名前がなぜ父がつけられたかは分からない。ブラジルっぽいだろう?(笑)」

──アハハハ。2週間後に日本で中村倫也選手と戦います(※取材は4月7日に行われた)。今の気持ちを教えてください。

「日本で試合をできることが、もの凄く嬉しい。海外で戦うことが僕の夢だったからね。日本で戦うことができるなんて、こんな良い機会はない。しかも、大きなイベントだって聞いているから。

ヴァンダレイ・シウバが日本で試合をするのをずっと見ていた。彼と同じような経験ができる。それが本当に嬉しいんだ」

──アリアンドロのことは日本では戦績ぐらいしか伝わっていません。最初に格闘技を始めたのはいつですか。

「何かコンバットスポーツをしたいとずっと思っていたけど、僕が生まれ育った街では柔術アカデミーやMMAジムがなかったんだ。だから2001年に空手を始め、次の年から試合に出るようになった」

──どのような流派の空手だったのですか。

「松濤館空手だよ。今も空手のトレーニングは続けているよ。ムエタイとボクシングもやっているけど、空手は距離の取り方、そのコントロールという部分で僕のMMAで役立っているからね。もちろんMMAを戦うために柔術も修得し、今は黒帯になっている。だからファイトが寝技になっても、全く問題ないよ」

──この試合のためにリオデジャネイロでトレーニングキャンプをしたということですが、普段はどこで練習をしているのでしょうか。

「普段はパラー州の自分のアカデミーで練習していて、試合が決まるとリオにやってきてパラナ・ヴァ―リトゥ―ドで準備をしているよ」

──アリアンドロは既に修斗ブラジルのベルトを持っています。対して中村倫也選手は2勝0敗、MMA経験は2試合しかありません。

「ナカムラのMMAのキャリアが少ないことは、特に何も思うことはないよ。だって東京の大きな大会のメインで戦う選手なんだろう? レスリングで実績も残しているし、良いファイターだ。寝技も強い。

確かに僕には30戦の経験がある。だからといって、何かが変わるわけじゃない。ケージの中に入れば、勝つために戦うだけだよ。そこに戦績の差は関係ないよ」

──では中村選手と戦ううえでアドバンテージはどこにあると考えていますか。

「経験の差かな」

──いや、さっきと言っていることが……(苦笑)。

「ハハハハ。僕のアドバンテージは経験が多いこと。でも、ケージに入れば勝負は50/50だよ。とにかく日本のファンが、また僕の試合を見たいと思うような良い試合がしたい。UFCで戦うことば僕の最大の夢だ。それは全ての選手が思っていることだろう。その前に日本で2、3試合に戦いたいんだ」

──中村選手もUFCで戦うことを目標にしています。アリアンドロに勝って、コンテンダーシリーズに進み──最短距離でUFCにステップアップする。それが彼の計画です。

「気の毒に。僕を対戦相手にしたことで、彼のUFC行きの計画は実行できないよ(笑)。僕はこの試合のために最高の準備をしてきた。だからナカムラにも最高のコンディションでケージに上がってきて欲しい。最高の状態の彼をKO、もしくは一本勝ちするためにも」

■視聴方法(予定)
4月24日(日)
午後2時30分~ ABEMA PPV

■Poundstorm01計量結果

<バンタム級/5分3R>
アリアンドロ・カエタノ:61.5キロ
中村倫也:61.6キロ

<ライト級/5分3R>
大尊伸光:70.7キロ
宇佐美正パトリック:70.8キロ

<フェザー級/5分3R>
山本健斗デリカット:66.0キロ
河名マスト:65.9キロ

<バンタム級/5分3R>
風間敏臣:61.5キロ
齋藤奨司:61.4キロ

<ウェルター級/5分3R>
グンター・カルンダ:77.2キロ
エフェヴィガ雄志:77.4キロ

<ライト級/5分3R>
マックス・ザ・ボディ:70.7キロ
オーディン:70.4キロ

<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河:84.2キロ
三上ヘンリー大智:83.8キロ

<フェザー級/5分3R>
狩野優:65.9キロ
中村京一郎:65.9キロ

<フェザー級/5分3R>
スソン:66.2キロ
宇佐美秀メイソン:66.2キロ

<フェザー級/5分3R>
海飛:61.6キロ
鈴木崇矢:61.4キロ

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