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MMA MMAPLANET o UFN214 カーロス・キャンデラリオ キック ジェイク・ハードリー ボクシング

【UFN214】冴えわたる近距離キックボクシングから三角絞めでハードリーがキャンデラリオを一蹴

<フライ級/5分3R>
ジェイク・ハードリー(英国)
Def.2R2分39秒by 三角絞め
カーロス・キャンデラリオ(米国)

右ミドル、ワンツーでボディストレートを見せたキャンデラリオが圧を掛ける。近い距離でパンチ、蹴りを交換しハードリーが左のカウンターを繰り出す。サウスポー同士、右ジャブを差し合い、カーフという流れを比較的に近い距離で続け、キャンデラリオが左オーバーハンドを伸ばす。前に出るキャンデラリオが右ミドルを入れ、ハードリーもケージ際から前に出て右ボディフック、エルボーを果敢に打っていく。

ケージ中央でのキックボクシングマッチは、両者がブロッキングを駆使するなかでハードリーが左ストレート、キャンデラリオが右ミドルを決める。一進一退の攻防のなかでキャンデラリオがワンツーを入れ、ハードリーは下がりながらのアッパーをヒットさせる。続いて左ストレートを効かせ、左カーフからワンツーと素早いパンチの回転を見せると、ついにはキャンデラリオが回るようになる。左ストレート、ボディフックを決めたハードリーがローの打ち合いのなかで、より圧力を掛けるようになり左ボディでキャンデラリオを抉る。間合いを取り直すキャンデラリオは、左ストレートを打たれ圧され気味のなかで初回を終えた。

2R、左ローをまず蹴ったハードリーだが、右ミドルを受けて姿勢を乱す。キャンデラリオが組んでケージにハードリーを押し込むが、体を入れ替えたハードリーはボディから左フックを入れて離れる。ジャブ&ロー、左ストレート、右ボディといよいよ攻撃の回転力が増してきたハードリーは、右ジャブから左ストレートを決める。キャンデラリオはシングルレッグへ。その勢いを利し、足をすくってロールしようとしたハードリーだったが、上手く体を預けられ下になる。その刹那ハードリーは三角絞めをセットして、エルボーを下から打ち込む。頭を固定され、ヒジを受け続けるキャンデラリオは鉄槌に体を起こそうとしたところでタップした。


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MMA o UFC   カーロス・キャンデラリオ 平良達郎

10.15『UFC Fight Night』で平良達郎とC.J.ヴァルガラが対戦


 UFCが10月15日に開催予定のFight Nightシリーズの大会(会場未定)で平良達郎 vs. C.J.ヴァルガラのフライ級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。

 平良は5月の『UFC on ESPN 36: Blachowicz vs. Rakic』で行われたUFCデビュー戦でカーロス・キャンデラリオに判定勝ちして以来の試合で11勝0敗。

 ヴァルガラは5月の『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』で行われたUFCデビュー2戦目でクレイドソン・ホドリゲスに判定勝ちして以来の試合で10勝3敗1引き分け。続きを読む・・・
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F1 MMA MMAPLANET o Special UFC UFC ESPN36 UFC274 イスラム・マカチェフ カーロス・キャンデラリオ シャーウス・オリヴェイラ ジャスティン・ゲイジー ダン・フッカー ブライアン・オルテガ ユライア・フェイバー 修斗 平良達郎 水垣偉弥

お蔵入り厳禁【Special】月刊、水垣偉弥のこの一番:5月:平良達郎✖キャンデラリオ「勝ちある勝利」

【写真】平良の往く道の困難さを、経験値をもって予測できる点で水垣偉弥の言葉は説得力に満ちている(C)ZUFFA/UFC

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。3人の論客から、水垣偉弥氏が選んだ水垣偉弥氏が選んだ2022 年5月の一番。お蔵入り厳禁──5月7日に行われたUFC274で組まれた変則UFC世界ライト級選手権試合=シャーウス・オリヴェイラ×ジャスティン・ゲイジー戦から、同14日のUFC ESPN36で行われた平良達郎✖カーロス・キャンデラリオ戦について語らおう。

<月刊、水垣偉弥のこの一番:5月:シャーウス・オリヴェイラ✖ジャスティン・ゲイジー戦はコチラから>


──いやあヌルマゴメドフがオリヴェイラのトップを取った展開、見てみたいですねぇ!!

「だから完璧なヌルマゴメドフが戻って来るならオリヴェイラ戦が見たいですけど、アレっていう彼は見たくないです」

──いうと今のマクレガーですかね……。

「そうですね(苦笑)。マクレガーはフェザー級時代、ライトになってからはエディ・アルバレスまで……ですね。だから、ブライアン・オルテガをテイクダウンして上から殴る技術とメンタルを持っているヴォルカノフスキーとオリヴェイラでライト級王座決定戦を戦って欲しいです。

イスラム・マカチェフだけが新しい血というのは、ライト級は潰し合いが進み過ぎて一回りした感があるからで。ただしビッグネーム揃いのライト級で、UFCがマカチェフを押し切れるのか。戦績でいえば2015年に1度負けただけで、10連勝しているんですよね。でも対戦相手がそこまでビッグネームじゃなくて、ダン・フッカーぐらいで。これは、上がぐるぐる回っていた影響を受けているのでしょうけど。だからヴォルカノフスキーですかね。やっぱりテイクダウンして殴ることがデキるので(笑)」

──スタンドで殴ることできる。その殴る相手がテイクダウンを仕掛けてくることを常に想定していたからこそ、水垣さんは組みの怖さと、組みがあるからこそMMAという気持ちを強く持ち続けているのが終始伝わってきます。

「テイクダウンも寝技もある。それが僕らがWEC時代にUFCに負けないぞってやってきたMMAなので。MMAのストライカーはテイクダウンのある相手を殴ることができないといけないという気持ちはやはりあります。そういう戦いの最高峰がUFCで」

──そのUFCに平良達郎選手が、約2年振りに日本人男子として新規契約を果たし、デビュー戦で勝利を飾りました。

「まず試合内容云々の前に、僕がWECでデビューをしてから13年が過ぎて……僕自身は国内で断トツだったわけじゃないですけど、一応ケージフォースのチャンピオンになって最初の試合でWEC世界王座に挑戦できました。ウルシ(漆谷康宏)さんも修斗のチャンピオンからUFC世界フライ級王座決定トーナメントに出ています(※2012年3月)。

ウルシさんのUFC初戦から10年ですよね、今年で。平良選手は修斗世界フライ級王者で、国内で抜けている存在です。その彼が当初はプレリミの第1試合、試合が延期されて第2試合で戦った。フライ級でも今や世界と日本は差が広がったんだと感じさせられました。

日本はこの10年で、世界に置いていかれた。僕らの時代は日本である程度のところで戦っていると、割と世界のトップで戦えるという認識でした。それがWECが軽量級に力を入れるようになり、UFCに合流した11年でこの状況になってしまったんだなと」

──実力という部分では、フライ級などは世界の頂点と日本のトップ選手の差はそこまで広がっていないと実は感じています。ただし、そこまでの層が厚くなった。この間にあらゆる国の選手がフライ級にもいる。それがUFCにベルトがある階級なのかと。

「僕らの頃は正直、英国やアイルランドの選手がここまで強いと思っていなかったですし、ニュージーランドや豪州もそう。ロシアやブラジルはともかく、カザフスタンとか南アフリカの選手をチェックすることなんてなかったです。

今はトップと15位の差がF1でなくてインディカーですね(笑)。どこでもUFCの試合映像がライブで視聴できて、世界中でMMAの大会が開かれるようになったわけですしね。だから10勝0敗でも、どんな選手と戦っているのか分からない。結果、UFCもまずはコンテンダーシリーズで──という感じになっているんだと思います。でも、それだけMMAが世界に広まったのは嬉しいです」

──その意見も水垣さんらしいです。とはいえ、フライ級はバンタム級やフェザー級ほどではない……とは思います。

「数は少ないですよね。それでも平良選手が無敗できても、『相手は誰?』という風にUFCでは思われてしまう。僕より前だと平良選手の師匠の松根(良太)さんがシャードッグでランキング1位だったりしていたのに。昔だったら修斗のチャンピオンなら、即チャレンジャーだって言われていた。でも日本の評価が相対的に落ちている中で、平良選手はデビューをして……とにかく勝てて良かったです。

日本で彼の試合を見ていた人たちは、バシッと一本勝ちを期待したかもしれないですけど、僕は逆に3Rをドミネイトできた勝利に価値があると思います。今後に向けて良い経験になったし、あまりに鮮烈な勝ち方をすると、すぐにトップと組まれるかもしれないですしね。

将来的にタイトルを獲るという目標があるなかでは、ここ1年ぐらいは試合をしっかりとこなした方が良いと思います。そういう意味でも、いきなり上にパッと引き上げられるよりも、じっくり戦っていく方が良いですし」

──UFCで戦うことで、さらに強くなっていけると。

「そうですね。あの勝利に注文をつけることは何もないです。一本やKOでなくても、完勝です。だから、そうやって一つ一つ勝っていって欲しいです。平良選手自身はどういう風に思っているのか分からないですけど、ランク外の選手と1、2試合戦って。そしてトップ15、トップ10と上がっていって欲しいです」

──水垣さんとしてはあの時代と今を比較して、中央アジアやオセアニア、中東の選手なんか出てくるMMAで戦ってみたかったですか。

「どうですかねぇ。ベルトを賭けて戦ったり、トップ選手と一通り戦えたのでタイミング的には良かったと思っています。スタイル的には今は打撃が多くて、戦いやすいのかという想いも有りますけど……。ヘンリー・セフードとか、五輪金メダリストだった選手やそこに準ずる選手がドッと流入してきたので、そうなると僕は埋もれてしまう可能性が高かったと思います。

何より僕の時代は軽量級で食べていけると思っていなかったです。好きだからMMAを戦っていた。僕自身、できるだけ現役を続けて。その後は細々と暮らすことができれば良いやって思っていました(笑)。それがユライア・フェイバー先輩のおかげで、今もMMAに関わっていられて、家族と楽しく生活ができるようになりました。だから、タイミング的にあの時で良かったです(笑)。

今はそうじゃないかもしれない。でも、平良選手はそういうなかで埋もれず、上を目指して頑張って欲しいです」

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LFA MMA MMAPLANET o Road to UFC RYO TSUNE UFC UFC ESPN36   アラン・ナシメント カーロス・キャンデラリオ ジェイク・ハードリー チャールズ・ジョンソン ムハマド・モカエフ ヴィクター・アルタミラノ 平良達郎 松根良太

【UFC ESPN36】平良達郎&松根良太に訊くUFC初勝利─03─「今、MMAが凄く楽しい」(平良)

【写真】平良が沖縄に戻った日にTheパラエストラ沖縄で練習していた面々と。向かって右が彼をパラエストラ沖縄にいざなったお兄さんの龍一さんだ (C)RYOTA MATSUNE

14日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されたUFC on ESPN36「Blachowicz vs Rakic」で、UFCデビュー戦で勝利した平良達郎と師匠=松根良太の対談、最終回。

UFC初陣を勝利を終え、師弟は今後をどのように考え──実力査定を済ませたのか。その自信のほどと尋ねた。

<平良達郎&松根良太対談Part.02はコチラから>


──あの健気さは受けると思います。やはり米国人には英語で話しかけないと。それにしても平良選手は、米国では高校生に間違われたりしないですか。

松根 色々なファイターに『何歳なの? 若すぎるだろ』とは言われました(笑)。

平良 22歳なんですけど……。

──あのメッセージの反応の方は?

平良 それは分からないですけど、会場では写真を撮ってと言われたり、SNSでの受けが凄いです。フォロワーがそもそも7000人ぐらいだったのが、外国の人のアカウントが一気に2万人ぐらい増えて。

──会場でもモテモテだったのではないですか。

平良 それなかったです(笑)。

松根 ファイトナイトなので。A-PEXでお客さんも少ないですし。PPVショーになれば(笑)。

平良 成田に着いた時に検査の手伝いをしていた外国人の人に「あなた、NARUTO(─ナルト─)好きね。知ってるよ。私も好きだし」って言われて。

──おおUFC出場効果ですか!!

平良 自分もUFCでNARUTOのアピールをしていたので、「UFC、視てくれたんだ」って伝えると、「? 携帯の待ち受けがNARUTOね」って。

──……。吉本ならズッコケていますよ。がっかりネタじゃないですか(笑)。

平良&松根 アハハハハ。

──とにかく最初のミッションはクリアしました。同時にカーロス・キャンデラリオやヴィクター・アルタミラノはUFCでも一番下のクラスです。これからどんどん対戦相手も強くなっていくでしょう。実際、同じくフライ級でデビュー戦だったジェイク・ハードリーはメインカードで戦い、しかもアラン・ナシメントに完敗を喫しました。ウェルラウンディット時代に下を取って、あそこまで強い選手が特に目立つことなく活動している。改めてUFCの奥深さを感じた次第です。

松根 ナシメントが計量の時から、凄く大きくて。ハードリーより達郎の方が大きくて。あのナシメントのサイズが、UFCフライ級の体格なんだろうと。試合でもナシメントがハードリーを上手くコントールしていました。ハードリーも良いところがあったのですが、全般的にナシメントの方が上回っていましたね。あのレベルは……高いです。

達郎に関しては段階を踏んでいきたいとは思ってはいるのですが、僕の中では今、ハードリーやナシメントとやっても達郎は競りてる自信があるとは思っています。

──おお、平良選手……スミマセン。いつも心配が先だって相手を大きく見て、過小評価をしてしまって。

平良 大丈夫です。僕もそうなので(笑)。

松根 とはいえランキングの上位に入って来る選手と戦うと、そうはいかないです。ただイリディアムのジェイソン・ハウス代表が凄く丁寧に考えてくれている方なので、『早急にステップアップさせるのではなくて、段階を踏ませたい』という意見なんです。だからUFCと直接交渉する彼の判断と手腕を信じて、オファーのあった相手と戦っていきます。

僕と達郎が試合を断ることはないので、届いたオファーはその都度飲んでやっていきたいです。そういう意味でもジェイソン・ハウスと出会えたことは、凄く大きいですね。

──1月のラスベガス行きからノンストップでやってきました。少し休息して、次への英気を養ってください。

平良 ありがとうございます。北海道に旅行に行くことは決まっているのですが、今、MMAが凄く楽しくて。試合が終わってか、北海道に旅行に行きたいということ以外は『次はどこを強化しようか』ってことばかり考えちゃうんです。アレもやりたい、これもやりたい。ここで練習したいとかばっかりで。

UFCと契約してからMMAが本当に楽しくて。次の試合までに、自分にしか分からない進化ってあると思うので、どんな相手が来ても自信を持って戦えるように強くなっていきたいです。

──UFCで1試合戦って、自分の位置を確認したいと試合前に言っていました。キャンデラリオ戦を終えて、UFCでやっていける手応えが掴めましたか。

平良 キャンデラリオに負けたら、どうしようという不安はありました。自分の力がそれだけしかなかったら、これからどうなるんだと。相手の力は戦ってみないと分からないので、そういう不安は相当ありました。

でも実際に戦ってみて、この局面は負けたとか怖かったということが特になかったです。ただし強化しないといけないポイントは、言いだしたらキリがないほど存在しています。UFCの上の選手を見て……いえ、上の選手じゃないですね。新しくサインをしたジェイク・ハードリーさんとか、ムハマド・モカエフとかに勝てるかと言ったら、自分も自信がないので。ただ、そういう選手と戦っていきたいという気持ちが強いです。新世代ということじゃないんですけど、僕と同じ時期にUFCと契約した選手たちと。

彼らとの潰し合いに加わりたいので、そういう試合が組まれるよう強化しようと思います」

──ハードリーにモカエフ、モカエフは6戦目でUFCデビューを果たし──勝手ながらMMAPLANETでは英国の平良達郎と呼ばせてもらっています(笑)。

平良 モカエフはジェイクさんより強いと思います。

──7月23日にモカエフはUFC第2戦で、LFAフライ級王者のチャールズ・ジョンソンと戦います。凄く楽しみな一戦です。

平良 モカエフが絶対に勝つと思います。ジョンソンのLFAの試合も視ましたけど……。

──なるほど、興味深い発言です。あとキャンデラリオ戦のパウンドとエルボー、久しぶりに荒々しい平良選手が見られたかと感じました。あの辺りもUFCで戦っていくことでリフレッシュした部分と、気合の入り方が違ってきたのかと。

平良 パウンドって思ったより疲れるなって……改めて思いました。思い出した感じですね(笑)。パウンドの練習もやらないとダメですね。

松根 平良達郎個人のことでいえば、これが第一歩です。UFCのベルトを獲るには、あと6連勝か7連勝が必要です。その途中で躓くことがあるかもしれないですが、これからの10試合でUFCのベルトに手を届かせたいです。ただし、簡単な道ではないです。それでも夢は口に出してこそ、叶うモノだと思っています。

平良達郎とはしっかりとUFCのベルトを目指し、これからも二人三脚で戦っていくのでファンの皆さんにも見守って欲しいです。同時に平良に皆さんの夢を乗っけて、期待してほしいですね。Road to UFCでもUFCという最高峰を夢見る選手たちが出場しますが、達郎も皆と共に日本の強さを知らしめていきたいです。

──押忍。とにもかくにも平良選手の勝利で、日本のファンが喜んだ。これは本当に良かったです。そんなファンの皆さんに改めて、感謝の気持ちをお願いします。

平良 日本からたくさんの応援があって、本当に嬉しかったです。僕がUFCと契約してからの周囲の盛り上がり方は、断トツで過去一番でした。応援してくれている皆の気持ち、期待が感じられたことが、最高のモチベーションになりました。また次の試合も、皆に喜んでもらいたいので──絶対に勝ちます。応援、ありがとうございました。

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【UFC ESPN36】平良達郎&松根良太、師弟に訊くUFC初勝利─01─「100点をあげて良い」(松根)

【写真】ベガスから成田、そして沖縄という長旅も疲れを感じさせない平良だった (C)MMAPLANET

14日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されたUFC on ESPN36「Blachowicz vs Rakic」で、平良達郎がUFCデビュー戦でカーロス・キャンデラリオを3-0の判定で下しオクタゴン初勝利を挙げた。

日本時間の17日に成田着、本日沖縄に戻ってきたばかりの平良と師匠である松根良太にUFC第1戦の模様を振り返ってもらった。


──平良選手、今日、沖縄に戻ってきたばかりだと伺いました。セコンドを務めた松根さんもご苦労様でした。

平良 今、空港からThe パラエストラ沖縄に着きました。

松根 僕は昨日戻ってきたのですが、平良は帰国して空港でのコロナの検査が2時間ぐらい掛かり、沖縄に戻る便がもうなくて成田で一泊する必要があったんです。

──それはお疲れさまでした。

平良 いえ、岡田さんの知り合いの方から美味しい食事をご馳走もなり凄く快適でした!!

──UFCデビュー戦、しっかりと白星を得ることができました。勝利直後はどのような気持ちでしたか。

平良 やっと終わったなという感じで。長かったですね。ずっと集中して、緊張状態が続いていたので『やっと終わったなぁ』と。同時に勝ててホッとしたのとフィニッシュできなかったなぁという気持ちになっていました。

松根 達郎が長かったと感じたのも、1月15日に1カ月の予定でラスベガスへ行って練習していると、その間にUFCと契約することになって試合が決まりました。それから練習を続け、4月15日にラスベガスに行きました。本来なら2週間の滞在予定でしたが、試合がスライドしたのでまた1カ月いることになったので5カ月間、練習から試合に向けて集中していたことになります。だから達郎も長かったというのが、素直な気持ちなんだと思います。

試合に関しては達郎の勢いにはめ込むことができれば1Rで勝つこともあるけど、そこで行けなかったら3Rを使って戦うという風にプランAとプランBを用意していました。1Rはフィニッシュにいく場面がなかったので、その時点で3Rを使って良いかと思いました。

これからUFCの上位選手と戦っていくことを考えると、3Rのドロドロの試合展開や競い合いが待っているので、達郎自身が3Rを経験したいという考えも持っていたんです。特に最近は1Rで勝つ試合が続いたので、3Rをやり切るというのも経験しておかないといけないことでした。その一つの目標を達成できたので、僕自身はフィニッシュできなかったことがネガティブだとは捉えていないです。

『この場面、行けた』とか『この場面で、こう切り替えていればフィニッシュできたかな』という所がいくつかありました。それは次戦に生かせば良いですし、今回の判定勝ちは全然ソレで良くて。過保護に感じられるかもしれないですが、100点をあげて良いと思います。

──おおっ!! 師匠から100点が出ましたよ。

松根 手放しで喜ぶ100点ではなくて、課題も見つかったことで100点ですね。実際に達郎と試合を見返して、その確認作業はしていないですけど、『こうすれば良かった』という点はたくさん見つかった。それも3Rを戦ったからですし、その課題が見つかったことで満点です。

──なるほどっ!! ということですが、平良選手。

平良 正直、フィニッシュしたかったです。でも、試合中にここまで会話というかやりとりができたのは初めてでした。松根さんから『まだ相手は生きているから、バックキープで良いぞ』、『お腹出せ』とか『ここで仕留めきれなかった先を考えろ』という風に色々と試合中にアドバイスを貰って、こういう風に戦うのは初めてだなぁって。頭も使いましたし、本当に良い経験ができました。

──初めてのUFC。最初の5分の動き、入り方は日本で戦っているときと比較してどうだったのでしょうか。

平良 僕自身はいつも通り動けていると思っていました。ただ、試合を見返すと打撃とかめちゃくちゃ硬かったです。戦っている最中はそういう意識はなかったですけど。

──最初の組み、シングルレッグからボディロックを狙いましたが、組み勝てずすぐに離れました。テイクダウンやボディロックを取れなかったことで、焦らないか心配でした。

平良 最初に組んだ時、一度引き付けてどれぐらいのものか確認してみました。その時にまぁまぁ腰が重かったので、一度はこかしてもそこまで深追いはしない。力を使い過ぎないで戦おうというのはありました。そこで離れても不利になるわけでなく、イーブンに戻るだけなので。

尻もちをつかせましたが、相手が立ち上がったのでケージに押し込んだ状態で自ら離れました。

──そこで抑え込むことができず、またスクランブルでバックという展開を創れなかった時の心境が深追いしない、力を使い過ぎないというモノだったのですね。

平良 ハイ。あの場面はそういう気持ちでした。それに切られても何回もアタックしようと思っていたので。

松根 毎回そうなのですが、切られることを想定して『切られても、もう一度入るぞ』ということを練習から意識させています。今、達郎がいった尻もちをつかせた場面は2度目のシングルからボディロック狙いで、ボディロックまでいけた時の流れですね。

最初の時はシングルからボディロックというなかで、キャンデラリオがダブルアンダーフックの態勢になったので、自分からすぐに離れた。あれは戸惑ったわけではなく、様子を見ることができた攻防でした。そこから何回もテイクダウンを仕掛ける。打撃に切り替えるのも手で。全て想定したなかで動きことができた試合でした。

──松根さんが言われたように、日本では動きをはめ込みフィニッシュという試合が多かったのですが、だからといってそうできるという考えではなくて、掛からなくても次の展開を狙うというマインドセットだったのですね。

松根 実際、三角狙いという場面以外で、試合で下になったのは初めてだと思います。相手のテイクダウンの圧力で尻もちをついたりだとか、切り返されてハーフを取るとか。でも、そこも全て練習でやってきていることなので。心配することなく、安心して見ることができていました。

キャンデラリオにとって最大の勝機は3Rのギロチンだったと思います。あの展開も練習で何度も経験していますし、ちょっとプレッシャーは強かったですけどエスケープのために下を選択した。それも想定内なので、僕は硬くてダメだということは全く思っていません。練習でやっていたこと……右ストレートを当て、バックキープもできた。スイープもできた。できたことがたくさんあったので問題はなかったです。

<この項、続く>

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【UFC ESPN36】平良達郎、極め切れずもフルマークの判定勝ちでUFCデビュー!! 幼気パフォーマンスもgood !

<フライ級/5分3R>
平良達郎(日本)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
カーロス・キャンデラリオ(米国)

コンテンダーシリースに出場すべきだが、2月に直接契約をした実況された平良。ジリジリと前に出るキャンデラリオが左の蹴りを見せて組んでいく。離れた平良が右カーフ、右ストレートを入れる。さらに前蹴りを蹴った平良は左ローに左を合わされそうになる。鋭い右ローをいれシングル、ボディロックに取った平良が左腕を差しあげてテイクダウンを狙う。ケージを使って耐えたキャンデラリオからは離れると、平良は左ハイを蹴っていく。

キャンデラリオのローシングルでケージに詰められ、アンクルピックを切った平良が離れてカーフを続ける。平良が右ストレートを入れ、右フック&左ハイのコンビを見せる。ボディストレートにカウンターを受けそうになりながら、シングル&ボディロックを仕掛けバックを伺う平良が、離れて右ボディを打ち込む。組みに拘らず、打撃で優勢の平良は左を一発受け、シングルレッグでテイクダウンを奪われ背中をつかされて起き上ろうとしたところで時間となった。

2R、「10分やりきろうぜ」という松根良太の声を受けた平良は、右ハイの応酬からワンツーで前に出てきたキャンデラリオのダブルレッグを切る。直後に右ストレートでダウンを奪った平良が、バックグラブへ。スタンドでの得意の形から、前方に崩して寝技に持ち込んだ平良はが殴ってRNCの機会を伺う、

キャンデラリオの背中を伸ばし、エルボーを落とした平良が左腕を喉下に滑りこませるが、キャンデラリオも耐える。エルボーに切り替え圧倒する平良は、胸を合わされそうになってもバックの維持に成功する。残り2分20秒、左腕の腕から足をフックした平良は、アゴの上からフェースロック気味にRNCを仕掛ける。

ケージを利し、ついに胸を合わせたと思われたキャンデラリオだが平良はオタツロックを解かず、再び背中に回る。残り1分を切り、キャンデラリオが胸を合わせる。平良はハーフガードからロックアップするが、再び背中をつかされる。左腕を差した平良が潜ろうとし5分が終わった。

最終回、平良のローが急所に入り試合が中断する。30秒弱で再開し、平良の右フックにキャンデラリオがシングルレッグを仕掛け、アンクルピックで尻もちをつかせる。平良は潜りからレッスルアップ、キャンデラリオが下になりながらギロチン。さらにスイープで上を取りヒジを落とす。ここもハーフで潜った平良は、エルボーで額をカットしているか。

平良はギロチンを外しトップを取る。残り2分40秒、ここからが勝負だ。トップを取り続けたい──と思われた平良だったが、マウント狙いにブリッジで下にされると同時に三角絞めへ。三角マウントに移行した平良は、これを抜けられてもスクランブルでバックを制しトライアングルボディロックに取りアゴの上からRNCを仕掛ける。

エルボーに切り替え、狙いすました一発を落とした平良はキャンデラリオの左腕を巻き込んだままマウントに移行し左右のパンチを連打する。さらにえげつないエルボー、パンチを打ちつけてタイムアップに。

最終回、ポジションを取り返し最後は圧倒した平良を松根と岡田遼が迎える。まず裁定は問題ないと思われるが──平良が30-26、30-27、30-27でフルマークの判定勝ちでUFC初陣を終えた。「アイム・ハッピー。サンキュー。全部の所で勝負して、フィニッシュしようと思っていましたが、フィニッシュできなかったです。何回か効かせたり極められるかと思いましたが、最後の一歩で逃げるのが上手でした」と話すと、続いて用意した英語のメッセージを「Thank you, New Fans. I am here to win that UFC title belt. New wave will be seen soon. Thank you very much(UFCのベルトを獲りに来ました。新しい波を見せます)」と読み上げた。

この一生懸命にメッセージを読み上げる幼気パフォーマンスは、きっと米国ファンの心を擽るだろう。


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【UFC ESPN36】平良と同日デビュー、ジェイク・ハードリー「ダナが間違ってなかったことを証明する」

【写真】戦績8勝0敗、25歳ながら驚くほどUFCデビュー前でも落ち着き払っていた(C)Zuffa/UFC

14日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN36「Blachowicz vs Rakic」で、ジェイク・ハードリーがアラン・ナシメントとUFC初陣を戦う。

奇しくも平良達郎と同日デビューを戦う英国のフライ級ファイターは戦績8勝0敗と平良よりも実戦経験が少ない。それでいて南アフリカのEFCワールドワイドとCage Warriorsでフライ級王者になり、Bellatorも経験──コンテンダーシリーズを経てUFCに辿り着いた。

豪州のHEX FSと修斗でチャンピオンになる間に、ONEで1勝を挙げているようなキャリアの積み方だ。自身のキャリアアップ方法からくる自分への信頼感の強さは半端ない。今後、平良と拳をかわす可能性も十分にあるハードリーに初インタビューを試みた。


──土曜日にアラン・ナシメントと戦うジェイク(※取材は5月11日に行われた)、本来3月の母国ロンドン大会で迎える予定だったUFCデビュー戦がいよいよ実現しますね。

「確かにロンドンでデビューできなかったことは残念だったけど、あの時の体調では減量をやり切ることはできなかった。ベストの状態で戦うためには致し方ないし、その分今回の試合に向けてはしっかりと調整してきたから自信を持って戦うことができるよ。

それにベガスはコンテンダーシリーズの時にやってきて、PIは慣れ親しんだ環境だ。コンテンダーシリーズの時と、同じように調整できているしベガスはまるで第2のホームのようだよ」

──そのコンテンダーシリーズですが、試合は2RでRNCを極めてミッチ・ラポーソを破りましたが、計量失敗でした。北米MMAは日本とは違い、計量に失敗してもファイトマネーの一部を対戦相手に譲渡し、キャッチウェイト戦で実施されれば良いという空気があります。ただし、コンテンダーシリーズは一発勝負のトライアウト大会です。計量失敗はUFCとの契約に向けて、相当にネガティブな印象を与えたかと感じました。

「あの時はとんでもないことをしでかしたと、本当に落ち込んだよ。試合は一方的に勝てた。でも、指摘された通り計量で失敗していたから契約することは諦めていた。でも、パフォーマンスを評価されたのか、ダナ・ホワイトは僕を選んでくれたんだ。

人生の逆転劇のように感じた。夢が実現したんだ。人生の大半をUFCファイターになるために費やしてきたから、本当に嬉しかったよ。あれ以上にハッピーなことは人生で起こっていない」

──ところでジェイクは英国のローカルショーから4戦目に南アフリカのFECワールドワイドに遠征して、現地のトップファイターであるズールを破り同プロモーションのフライ級王座を獲得しています。母国でなく海外のプロモーションをステップアップの場としたのはなぜですか。

「あの時、英国で対戦相手が見つからなかったんだ。国内ナンバーワンのCAGE WARRIORSで戦う機会を伺っていたけど、難しかった。だからアフリカ最大のMMAプロモーションであるEFCにアプローチを掛けたんだ。そうするとフライ級チャンピオンのズールに挑戦できる機会を得た。

向うはEFCのトップでTUFベテラン、こっちはプロ4戦目だ。舐められていたと思う」

──リスキーだとは考えていなかったですか。

「試合機会に全く恵まれていなかったから、戦うしかない。勝てば良いことだから。相手のホームタウンで戦うことは、まぁ判定では不利になることは多いよね。でも、自分の力に自信があった。考えると、今回のベガスでの試合はあれ以来の遠征になるよ。あっ、国外での試合はアイルランドもあったね」

──Bellatorのダブリン大会ですね。あのときは世界で2番目のプロモーションと複数契約を結ぶことはなかったのですね。

「Bellatorにはフライ級王座が認定されていないからね」

──あっ、そうでした。失礼しました。

「だから1試合契約で戦った。でもファイトマネーはそれまでのような200や300ポンドと違い良い条件で試合ができた。そしてブレイン・オドリスコールにRNCで勝ちを収め、バンタム級での契約の話がきたんだ。でも、Cage Warriorsからフライ級でのオファーがあったから、そっちを選んだんだよ」

──結果、2戦目でフライ級王者となりコンテンダーシリーズ出場、ついにUFCデビューです。対戦相手アラン・ナシメントの印象を教えてください。

「スピードがあって、柔術や打撃が良い選手だ。レスリングもできて、どの場所でも戦えるね。強い相手にもスプリットで負けだし、タフな良い対戦相手だよ」

──ウランベコフ戦はスプリットで負けましたが、ナシメントが勝っているようにも見えた接戦でした。アームロックかスイープ、フットロックからリバーサル、腕十字からもフラワースイープを決めるなど関節技とリバーサルのコンビネーションが光っていました。

「その通りだ。でも、ジャッジはガードからのコントロールを評価しなかったね。UFCや米国ではああいう風にガードから攻める選手が本当に少なくなった。10年前ならもっとジャッジが理解を示し、勝っていたかもしれないけど。ただ極め切れなかったし、攻撃に転じるまでの時間は膠着気味のファイトで、試合を動かしていなかった。ならスコアでは勝てないよ。ガードポジションを取り過ぎていた。ただ、あのガードゲームは危険だし、十分に注意を払うよ。

それでも立ち技、レスリングは当然として、グラウンドでも僕にアドバンテージがある。それに彼は僕をテイクダウンすることはできないよ。柔術では良いけど、下になれば僕はエルボーも打てるし、まぁ問題ないだろう。しっかり勝って、ダナ・ホワイトがコンテンダーシリーズで下した判断が間違っていなかったことを証明するよ」

──平良達郎選手の契約で、UFCフライ級戦線が日本のファンから注目されています。ところで同じ英国籍を持つムハマド・モカエフについて、どのような印象を持っていますか。

「気にしていないよ。ちょっとUFCとの契約は早いだろう。あのキッドがデビュー戦で戦ったコディー・ダーデンは僕が思うにUFCフライ級で最弱の選手だ。モカエフは僕のように十分な実績を残さずUFCとサインした。僕はEFCフライ級王者になり、ベラトールで勝ち、Cage Warriorsフライ級王者になりながら、コンテンダーシリーズを戦ってUFCに来たんだ。あのキッドと比較されたくはないよ」

──なるほどぉ。では平良達郎選手のことは認識していますか。

「正直、余り知らない。PIで見たけど、本当に若いね。でも10勝0敗なんだから、良い選手なんだろうね。これからしっかりと見させてもらうよ」

■視聴方法(予定)
5月15日(日・日本時間)
午前8時30分~UFC FIGHT PASS

■対戦カード

<ライトヘビー級/5分5R>
ヤン・ブラボヴィッチ: 205.5ポンド(93.21キロ)
アレクサンドル・ラキッチ: 205ポンド(92.99キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ライアン・スパーン: 205ポンド(92.99キロ)
イオン・クテレバ: 206ポンド(93.44キロ)

<バンタム級/5分3R>
ルイス・スモルカ: 136ポンド(61.69キロ)
デイヴィー・グラント: 135.5ポンド(61.46キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン: 125.5ポンド(56.92キロ)
アマンダ・ヒーバス: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
フランク・カマチョ: 155ポンド(70.31キロ)
マニュエル・トーレス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フライ級/5分3R>
ジェイク・ハードリー: 125.5ポンド(56.92キロ)
アラン・ナシメント: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴィヴィアニ・アロージョ: 125ポンド(56.7キロ)
アンドレ・リー: 125ポンド(56.7キロ)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン: 155ポンド(70.31キロ)
アラン・パトリッキ: 156ポンド(70.76キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヴィルナ・ジャンジローバ: 115ポンド(52.16キロ)
アンジェラ・ヒル: 115.5ポンド(52.38キロ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎: 125ポンド(56.7キロ)
カーロス・キャンデラリオ: 126ポンド(57.15キロ)

<ミドル級/5分3R>
ニック・マキシモフ: 184.5ポンド(83.68キロ)
アンドレ・ペトロスキ: 185ポンド(83.91キロ)

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【UFC ESPN36】計量終了 仕切り直しの平良達郎のオクタゴン初陣。キャンデラリオが再計量で何とかパス

【写真】キャンデラリオの目の周囲は、健常者のソレではないように見えるほど。どこまでリカバリーできるのか(C)Zuffa/UFC

13日(金・現地時間)、14日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN36「Blachowicz vs Rakic」の計量が行われた。

2週間前に試合開始の3時間前に、対戦相手カーロス・キャンデラリオの体調不良でUFCデビュー戦の2週間のスライドが決まった平良達郎は問題なく125ポンドで計量をクリアした。


しかし、対戦相手のキャンデラリオは本計量で127ポンド、下着を脱いでボックスのなかで測り直しても126.5ポンドで、フェイスオフ後に再計量を強いられた。

ステージからスケールが取り払われ、フェイスオフ後に再計量に臨んだキャンデラリオは126ポンドと辛くもクリアし、平良のUFCデビュー戦はキャッチウェイト戦とはならなかった。

とはいえ、2週間前に体調不良で欠場したキャンデラリオは、この減量で相当に疲弊している様子で──願望を込めて平良のオクタゴン初勝利に有利な状態になっているように思われる。

■視聴方法(予定)
5月15日(日・日本時間)
午前8時30分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN36計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
ヤン・ブラボヴィッチ: 205.5ポンド(93.21キロ)
アレクサンドル・ラキッチ: 205ポンド(92.99キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ライアン・スパーン: 205ポンド(92.99キロ)
イオン・クテレバ: 206ポンド(93.44キロ)

<バンタム級/5分3R>
ルイス・スモルカ: 136ポンド(61.69キロ)
デイヴィー・グラント: 135.5ポンド(61.46キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン: 125.5ポンド(56.92キロ)
アマンダ・ヒーバス: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
フランク・カマチョ: 155ポンド(70.31キロ)
マニュエル・トーレス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フライ級/5分3R>
ジェイク・ハードリー: 125.5ポンド(56.92キロ)
アラン・ナシメント: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴィヴィアニ・アロージョ: 125ポンド(56.7キロ)
アンドレ・リー: 125ポンド(56.7キロ)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン: 155ポンド(70.31キロ)
アラン・パトリッキ: 156ポンド(70.76キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヴィルナ・ジャンジローバ: 115ポンド(52.16キロ)
アンジェラ・ヒル: 115.5ポンド(52.38キロ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎: 125ポンド(56.7キロ)
カーロス・キャンデラリオ: 126ポンド(57.15キロ)

<ミドル級/5分3R>
ニック・マキシモフ: 184.5ポンド(83.68キロ)
アンドレ・ペトロスキ: 185ポンド(83.91キロ)

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『UFC on ESPN 36: Blachowicz vs. Rakic』前日計量動画

UFC on ESPN 36 weigh-in results: Full docket set with no misses(MMAJunkie)
MAIN CARD (ESPN2/ESPN+, 10 p.m. ET)

・Jan Blachowicz (205.5) vs. Aleksandar Rakic (205)
・Ion Cutelaba (205) vs. Ryan Spann (206)
・Davey Grant (135.5) vs. Louis Smolka (136)
・Katlyn Chookagian (125.5) vs. Amanda Ribas (125.5)
・Frank Camacho (155) vs. Manuel Torres (155.5)
・Jake Hadley (125.5) vs. Allan Nascimento (125.5)

PRELIMINARY CARD (ESPN2/ESPN+, 7:30 p.m. ET)

・Viviane Araujo (125) vs. Andrea Lee (125)
・Michael Johnson (155) vs. Alan Patrick (156)
・Angela Hill (115.5) vs. Virna Jandiroba (115)
・Carlos Candelario (126)* vs. Tatsuro Taira (125)
・Nick Maximov (184.5) vs. Andre Petroski (185)

 『UFC on ESPN 36: Blachowicz vs. Rakic』前日計量結果。全員パスしていますが、平良達郎と対戦するカーロス・キャンデラリオは1度目の計量が126.5ポンドと0.5ポンドオーバーし、2度目でパスしています。






 前日計量&フェイスオフ動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ヤン・ブラホヴィッチ vs. アレクサンダー・ラキッチはブラホヴィッチ支持3人、ラキッチ支持8人。

・ライアン・スパン vs. イオン・クテラバはスパン支持9人、クテラバ支持2人。

・デイヴィー・グラント vs. ルイス・スモルカはグラント支持8人、スモルカ支持3人。

・ケイトリン・チューケイジアン vs. アマンダ・ヒバスはチューケイジアン支持10人、ヒバス支持1人。

・フランク・カマチョ vs. マヌエル・トーレスはカマチョ支持1人、トーレス支持10人。

・ジェイク・ハドリー vs. アラン・ナシメントは11人全員ハドリー支持。続きを読む・・・
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【UFC ESPN36】仕切り直しのUFC初陣=キャンデラリオ戦へ、平良達郎「チームの愛を感じた」

【写真】2週間の延期を良い方向に生かすことができた平良 (C)MMAPLANET

14日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN36「Blachowicz vs Rakic」で平良達郎が仕切り直しのUFC初陣を戦う。

本来は4月30日(土・同)のUFC on ESPN35「Font vs Vera」でカーロス・キャンデラリオとの試合が組まれていたが、そのキャンデラリオの体調不良で試合が2週間延期された。

試合当日、ファイトの延期が決まった時の状況と心境、そして改めて足を踏み入れる初オクタゴンへの意気込みを平良に尋ねた。


(ZOOMが繋がると)「お疲れ様で~す!!」

──おっ、元気の良い声ですね。

「ハイっ!! お願いします!!」

──現地時間の4月30日、日本では5月1日だったのですが……私は前夜に仕事が詰まっていて3時ぐらいの就寝する時にUFC Fight Passのストリーミング開始時間を確認する午前5時30分になっていて。30分ずれたから、1つ試合がなくなったのか……ラッキー、睡眠時間が増えると思いました。まさか平良選手の試合がなくなったとは思ってもいなくて……。自分の就寝時間はラスベガスでは午前11時だったはずです。

「僕の試合が午後1時からで、僕らは午前11時にホテルを出る予定だったんです」

──試合の2時間前、直前なのですね。

「僕らの感覚だとそうですよね。でも、それがUFC流なのかと思って、松根さんとホテルの部屋で軽くアップをしようと。で、朝の10時過ぎに……自分が〇ん〇をしている時に、WhatsAppの僕と松根さん、イリディアムのジェイソン(ハウス)さん、通訳のシンガーさんとのグループに『対戦相手が病気だ。試合はなくなった。ホテルにいてくれ。2週間後にデキるか。すぐ返事を』というメッセージが来たんです。松根さんやシンガーさんより、僕が先に気付いて……。『ヤバっ』って、すぐに松根さんの所へ行って」

──ちゃんと流しましたか?

「ハイ。もちろんです。それは(笑)」

──良かったです。そこは冷静だったわけですね。

「でも、焦っていました。『えぇ、意味が分かんない』って」

──そうなりますよね。

「それまで体調不良とかっていう連絡はなかったですし。でも2週間後にずらして良いか、日本に帰国しなくても良いかってことで。なら僕は『試合ができるなら、2週間後でもやります』ってすぐに言いました。

でも松根さんやシンガーさんが、『ちょっと、それが最善か一度考えよう』って感じで。僕の方は『早く決めて、戦うって言いましょうよ』という感じでした。とにかく試合がなくなることがいやだったので。

最初の連絡でsickとcan’tという文字が浮かんで見えた感じで。2週間後にスライドされるというのは見えていなかったです。だから試合が無くなるのかと思ったときは、本当に最悪の状態になったのですが、すぐにできると分かってもうあとは頑張るだけという気持ちになりました。2週間後にあることで安堵していたので。その時点から切り替わって精神的に落ちるとか、気持ちが途切れるとかはなかったです」

──松根さんは道場の指導があるわけですしね。どのような体制で平良選手が試合に臨めるのか、そこを気にされたのでしょうね。

「松根さんは『俺は大丈夫だよ。ゴールデンウィークで1週間ほど指導をずらすだけだから。俺はベガスにいるよ』って言ってくれて」

──本当に有難いですね。随分と心強かったのではないですか。

「ハイ、松根さんがいてくれる安心感は凄いので。岡田さんも1度戻って、またファイトウィークに来ると言ってくれて……」

──それは……もう何があろうが、全力で戦うしかないですね。

「チームの皆の有難さを凄く感じました。本当に愛を感じて。モチベーションはずっと高いままですし、絶対に勝とうというつもりで先週もやり切れました。良い練習ができています」

──UFC PIとエクストリーム・クートゥアーで練習してきたのですか。

「クートゥアーは岡田さんがベガスにいる間は行っていなかったです。でも試合が無くなってからは、外国人選手と手合わせをしておきたいという気持ちになり先週の月曜から水曜日はエクストリーム・クートゥアーにお邪魔して練習させてもらいました。体重の方もリカバリーしていたのですが、スッと落ちました」

──延べ4週間のベガス滞在となりました。これまでは沖縄を離れると、スイッチが入るという感じだったかと思うのですが、ずっとベガスにいても気持ちの創り方は上手くいきましたか。

「試合が本来行われる4月の最終週は、僕自身ピリピリしていました。初めての海外の試合で緊張していましたし、相手のことを大きく見てしまっていて。あとPIでフライ級の選手とか見ていると、やっぱり大きくて。それもあって、ナーバスになっていました。でも試合が延期になって、先週からは『やることをやってきたし、相手のことも研究してきた。楽しもう』という気持ちになれたんです。この延期が逆に良い風に作用して、今はリラックスできています」

──それは良かったです。

「やっていける自信はあります。ただし、その自信を確信に変えるのが試合なので。とにかく試合がしたいです。UFCのオクタゴンで日本と同じ感覚で動けるのか、そこを確認したいです」

──今大会は日本だと午前8時スタート、午前5時よりファンも視聴しやすい時間です。仕切り直しの一戦、ファンの皆さんに一言お願いします。

「試合が飛んで、僕もショックでしたけど、応援してくれる人もガッカリしたと思います。でもチームの皆の支えがあって試合ができます。僕がこれまでやってきた全てを相手にぶつけて、必ず倒し切ります。朝、ちょっとゆっくりめになったということで応援お願いします!!」

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