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AB F1 MMA o TOP BRIGHTS   ウィ・ジョンウォン カルシャガ・ダウトベック キック キム・ジュンソク コシェン・アカノフ ダニエル・ドンチェンコ ハン・サングォン パンクラス ベン・ロイル ルンピニー 伊藤紗弥 吉成名高 堀口恭司 朝倉未来 松嶋こよみ 石井一成

『TOP BRIGHTS.1』試合結果

EASY FIGHT [ 堀口 恭司 ]


TOP BRIGHTS MMAマッチ

第5試合 ウェルター級 5分3R
○グレイソン・チバウ[Gleison Tibau](ブラジル/アメリカン・トップチーム)
×ビュレンゾリック・バクムント[Burenzorig Batmunkh](モンゴル/チーム・ファイター)
判定2-1 (高本28-29/小池29-28/山崎29-28)

第4試合 フェザー級 5分3R
×松嶋こよみ(パンクラスイズム横浜)
○カルシャガ・ダウトベック[Karshyga Dautbek](カザフスタン/タイガームエタイ)
1R 4’41” TKO (レフェリーストップ:左肘打ち→グラウンドパンチ)

第3試合 ライト級 5分3R
○ダニエル・ドンチェンコ[Daniel Donchenko](ウクライナ/タイガームエタイ)
×ハン・サングォン[Han Sang Kwon](韓国/キム・デファンMMA)
2R 0’01” TKO (ドクターストップ:左縦肘打ちによる眉間のカット)

第2試合 フェザー級 5分3R
○ベン・ロイル[Ben Royle](英国/プーケット・グラップリング・アカデミー)
×ウィ・ジョンウォン[Wi JeongWon](韓国/ナミャンジュ・チーム・フィニッシュ)
1R 1’01” 裸絞め

第1試合 バンタム級 5分3R
―コシェン・アカノフ[Koshen Akanov](カザフスタン/トベト・トップチーム)
―キム・ジュンソク[Kim JunSeok](韓国/キム・デファンMMA)
1R 1’36” ノーコンテスト
※アカノフが公式計量3.2kgオーバー。各ラウンド減点2、ファイトマネーの一部をキムに譲渡。アカノフが勝った場合はノーコンテスト。試合はアカノフが三角絞めでタップを奪った。

ムエタイ 日本 vs. タイ対抗戦

第5試合 大将戦 スーパーフライ級 3分3R
○名高・エイワスポーツジム[吉成名高](エイワスポーツジム/ラジャダムナン認定スーパーフライ級暫定王者・同フライ級王者、プロムエタイ協会・WPMF世界・BOM同級王者、WBCムエタイ・ナイカノムトム・スーパーバンタム級王者、元ルンピニー&ラジャダムナン認定ミニフライ級王者、元WBC・IBF・WMCムエタイ世界同級王者)
×ジャオクントーン・ソーペッチタワン[Jyaokhunthong Sor.Petchtawan](タイ/タイ北部53kg級王者、ムエサヤーム北部52.5kg級王者)
1R 1’28” KO (左フック)

第4試合 副将戦 スーパーフライ級 3分3R
○石井一成(ウォーワンチャイ・プロモーション/BOM・WBCムエタイ・WPMF世界スーパーフライ級王者、IBFムエタイ世界フライ級王者、元WPMF世界・True4U・KNOCK OUT同級王者、元プンパンムアン・ミニフライ級王者)
×ナンペット・チョーチャンピオン[Nampetch Chor. Champion](タイ/タイ東部53kg級王者、ムエタイマラソントーナメント53kg級優勝)
1R 1’54” KO (右バックスピンキック)

第3試合 中堅戦 ライト級 3分3R
○羅向[らむ](ZERO/NJKF&WMC日本ライト級王者)
×ペッチブラパー・チョンブリーアートムエタイ[Petchburapa Chonburiart Muaythai](タイ/True4uライト級5位、チョンブリー認定スーパーフェザー級王者)
1R 2’40” TKO (3ダウン:左膝蹴り)

第2試合 次鋒戦 女子アトム級 2分3R
○伊藤紗弥(尚武会/WBCムエタイ&WMC世界女子ミニフライ級王者、BOM女子ライトフライ級王者、IPCC世界女子アトム級王者、元WPMF世界女子ピン級王者)
×サネーガーム[サネガン]・カムナンチェットムアンチョン[Sanehngaam Kamnanchetmuangchon](タイ/プロムエタイ協会女子ピン級&アトム級王者)
判定2-1 (大成28-29/シン29-28/ゲンナロン28-29)

第1試合 先鋒戦 フェザー級 3分3R
○朝陽・PKセンチャイムエタイジム[品川朝陽](PKセンチャイムエタイジム/BOM・IPCC世界・IMCインターナショナル・フェザー級王者、元WBCムエタイ世界&ルンピニー日本スーパーバンタム級王者、元ムエサイアムイサーン・バンタム級王者、元MA日本フライ級王者)
×スラサック・クルーダムジム[Surasak Krudam Gym](タイ/ムエタイマラソントーナメント57kg級2年連続優勝)
2R 2’04” KO (右ローキック)

 遅ればせながら、1月21日にオープンハウスアリーナ太田 メインアリーナ(群馬県太田市総合体育館)で開催された『TOP BRIGHTS.1』の試合結果。MMAマッチはグレイソン・チバウがビュレンゾリック・バクムントに判定勝ち。松嶋こよみはカルシャガ・ダウトベックに1R TKO負け。ムエタイ 日本 vs. タイ対抗戦は日本が全勝しています。続きを読む・・・
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45 MMA MMAPLANET o ONE TOP BRIGHTS TOP BRIGHTS01 ウィ・ジョンウォン ベン・ロイル

【TOP BRIGHTS01】元ONE戦士のロイル、ジョンウォンの右フックを被弾も最後はRNCで一本勝ち

<フェザー級/5分3R>
ベン・ロイル(英国)
Def.1R1分01秒 by RNC
ウィ・ジョンウォン(韓国)

サウスポーのロイルが前に出る。ジョンウォンはロー、右のフックを打ち返す。この一発で腰が落ちたロイルだったが、すぐに態勢を立て直してダブルレッグで組みつくと、そのまま背中に飛び乗ってネッククランク気味のRNCへ。これでジョンウォンからタップを奪った。ONEで2勝1敗を残しているロイルが一本勝ちを収めた。試合後は「今は最高の気持ちだよ。日本で戦うことが夢だったから、田それが出来てうれしいし、勝ててうれしい。また日本で戦えて勝つことができたらうれしい」と語った。


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MMA o   ウィ・ジョンウォン キム・ジュンソク コシェン・アカノフ ベン・ロイル

【TOP BRIGHTS】速報中!堀口恭司 TOP BRIGHTS 01

content_個別対戦個別対戦表_グレイゾン_チバウvsバクムント_ビュレンゾリック



【第1試合 バンタム級】
コシェン・アカノフ(カザフスタン/トベト・トップチーム)
(ノーコンテスト)
キム・ジュンソク(韓国/キム・デファンMMA)
アカノフが契約体重を3.2kgオーバー。各ラウンド減点2、アカノフが勝った場合はノーコンテストとなる。
1R、アカノフが右フックからタックルでバックに周る。側頭部にパウンドを連打。しかしジュンソクはリバース。上を取るがアカノフは下から三角絞め!これがガッチリ極まってタップ。しかし計量オーバーにより結果はノーコンテスト。なんとも締まらない結末。


【第2試合 フェザー級】
○ベン・ロイル(英国/プーケット・グラップリング・アカデミー)
(1R チョーク)
×ウィ・ジョンウォン(韓国/ナミャンジュ・チーム・フィニッシュ)
1R、プレスを掛けるロイル。対するジョンウォンはカウンターでパンチを当てる。後退したロイルだったがパンチの交差からバックに周ると背中に張り付く。そのままチョークで絞め上げるとジョンウォンはタップ。あっさりロイルが一本勝ち。
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45 MMA MMAPLANET o TOP BRIGHTS TOP BRIGHTS01   ウィ・ジョンウォン カルシャガ・ダウトベック キム・ジュンソク グレイゾン・チバウ コシェン・アカノフ ダニエル・ドンチェンコ ハン・サングォン ブレンゾリグ・バットムンク ベン・ロイル 松嶋こよみ

【TOP BRIGHTS01】計量終了 アカノフが計量オーバーで変則戦へ。チバウ、松嶋ら9選手はクリア

21日(日)に群馬県太田市のオープンハウスアリーナ太田で開催されるTOP BRIGHTS01の計量が行なわれた。
Text by Takumi Nakamura


MMAルールの5試合に出場する10選手が計量に臨み、キム・ジュンソクと対戦するコシェン・アカノフがバンタム級のリミットを3.2キロと大幅にオーバー。ファイトマネーのカット(※何%カットは未発表)をはじめ、試合当日午前9時の再計量、毎ラウンドで減点2、アカノフが勝った場合はノーコンテストという条件での試合実施となった。

またダニエル・ドンチェンコ×ハン・サングォンではドンチェンコがカップラーメンを食べながら計量をパスし、そのままフェイスオフへ。サングォンがドンチェンコのどんぶりをひっくり返し、一触即発となった。

床にぶちまけられたラーメンの片付け待ちのあとに行われた松嶋こよみ×カルシャガ・ダウトベック、グレイゾン・チバウ×ブレンゾリグ・バットムンクは4選手ともにリミットをクリアしている。

■TOP BRIGHTS01計量結果

<ウェルター級/5分3R>
グレイゾン・チバウ:76.80kg
ブレンゾリグ・バットムンク:76.85kg

<フェザー級/5分3R>
松嶋こよみ:65.60kg
カルシャガ・ダウトベック:65.75kg

<ライト級/5分3R>
ダニエル・ドンチェンコ:70.20kg
ハン・サングォン:70.20kg

<フェザー級/5分3R>
ベン・ロイル:65.75kg
ウィ・ジョンウォン:64.90kg

<バンタム級/5分3R>
コシェン・アカノフ:64.40kg
キム・ジュンソク:60.90kg

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45 AB MMA MMAPLANET o TOP BRIGHTS カルシャガ・ダウトベック キム・ハンスル グレイゾン・チバウ ハン・サングォン ブレンゾリグ・バットムンク ベン・ロイル 吉成名高 堀口恭司 松嶋こよみ 石井一成

【TOP BRIGHTS】キム・ハンスルOUT→バットムンクIN代役。「ここから磨かれる」と堀口恭司EP

【写真】大会まで、もう2週間を切っているTOPBRIGHTSの全容が明らかとなった(C)TOP BRIGHTS

8日(月)、21日(日)に群馬県太田市のオープンハウスアリーナ太田で旗揚げするTOP BRIGHTSのリモート記者会見が行われた。
Text by Manabu Takashima

堀口恭司エクゼクティブプロデューサー、堀口健太&山田義則両CEO、さらにエイワジム及びBOMの中川夏生代表が出席し、まずはムエタイの日本✖タイ対抗戦の追加カードの発表があった。そして同対抗戦に出場する羅向、吉成名高が会見場で、石井一成がリモートで出席した。

中川会長の各カードの見所、ムエタイ選手への質疑応答を終え、MMAの追加カードの発表へ。


ウェルター級のグレイゾン・チバウ✖キム・ハンスル、フェザー級の松嶋こよみ✖カルシャガ・ダウトベックとベン・ロイル✖ウィ・ジョンウォンの3試合に加え、会見ではバンタム級のコシェン・アカノフ✖キム・ジュンソク、そしてライト級のダニエル・ドンチェンコ✖ハン・サングォンの2試合が新たなカードとして発表された。

豪腕バットムンク

またチバウと対戦予定だったキム・ハンスルが練習中の負傷で欠場となり、代役には在韓モンゴリアンのブレンゾリグ・バットムンク(バクムント・ブユレンゾリックという名で発表された)と対戦することとなった。

堀口はATTの同門チバウのことを「ムキムキで抑え込みが強い。極めもあるし、この体なので一発当たれば終わる。見ていて面白い」と評しており、豪腕バットムンクとしてテイクダウン防御力が問われる一戦となるだろう。

なおMMAマッチは、今回発表された試合を含め全5試合で実施されることが山田CEOから明言されている。また唯一の日本人選手として出場する松嶋こよみに関して、堀口は「上に行くバチバチの試合を見せて欲しい。やっぱ日本人も強い選手がいるんだよというのを見せて欲しいですよね」と言及した。

さらに今後の日本人選手の出場に関して「出て欲しいと何回も言っているんですけど、どっかからバァーっと力が掛かっちゃってね(笑)。あんまり誘えないから。そこをクリアしてからって感じですかね」と周囲が冷や汗をかくようなコメントを残すと、「試合順とかこれから決まっていくんですけど、今のところパッとしていないですよね。第1回なんで、皆が慣れていないので。これが当たり前だと思っているんで。ここからドンドンTOP BRIGHTS自体もブラッシングされて、光ってくると思うんで。第1回大会を見て、成長過程を楽しみにしてください。応援宜しくお願いします」と堀口節で締めくくった。

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AB ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE FF40 オリバー・ハンセン キック チャンネル デンパノム・プラン26 ベン・ロイル ボクシング リカルド・ブラボ ルンピニー 海外

【ONE FF40】連勝をかけたハンセン戦へ。リカルド・ブラボ「MMAグローブは自分に合っている」

【写真】試合直前の練習ではパンチはもちろん、鋭いヒジ・ヒザを繰り出していたブラボ(C)TAKUMI NAKAMURA

10日(金・現地時間)タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Friday Fights 40。リカルド・ブラボがONE2戦目を迎え、ノルウェーのオリバー・ハンセンと対戦する。
text by Takumi Nakamura

ブラボはアルゼンチン出身・日本在住のキックボクサー。現在はウィラサクレック・フェアテックスに所属し、8月のONE Friday Fights 30では現役のルンピニースタジアム認定ミドル級王者デンパノム・プラン26をKOして、鮮烈なONEデビューを果たした。連勝をかけたハンセン戦に向けて、ブラボは「僕はアルゼンチンだけど日本代表として戦う」と語った。


――ONEデビュー戦となった8月のONE Friday Fights 30では現役ルンピニー王者のデンパノム相手に見事なKO勝利を収めました。あの試合を振り返ってもらえますか。

「初めてONEに出て、初めてのMMAグローブの試合だったから、色々と“凄かった”という感想ですね。対戦相手もルンピニーの現役チャンピオンだったし、その相手をKOできたこともうれしかったです」

――ルールや相手も含めて楽な試合ではなかったと思いますが、どんな準備をして試合に臨んだのですか。

「いつも通りでしたね。フィジカルを作って、ボクシングをやって、ムエタイの練習をやって、100%の状態で戦うことができました。試合に関しても、大会はONEでしたけど、いざリングに上がってしまえば、いつもと同じでしたね。僕は誰が相手でも強い選手と戦うことを想定しているから、そこも変わらないです」

――見ていて印象的だったのがMMAグローブでも普段と変わらない動きをしていたことです。MMAグローブ用にどんな練習をしていたのですか。

「MMAグローブでミットはやっていたんですけど、ONEのMMAグローブは薄いので、あのグローブで普段通りの練習をやると、練習の段階で怪我すると思ったんです。だから通常のボクシンググローブでミットをやって、MMAグローブは感触を確かめるくらいにしていました」

――MMAグローブでのスパーリングや対人練習はどうでしたか。

「スパーリングはやらなかったですね。同じ階級の選手も含めてMMAグローブでスパーリングするのは危ないので、そこ(対人練習)もボクシンググローブでやっていました」

――では実際にMMAグローブで相手とコンタクトするのは試合が初めてだったんですね。

「初めてMMAグローブで殴って、殴られたのは試合の時が初めてでした(笑)」

――ぶっつけ本番だったとは意外です。

「最初に相手のジャブをもらったときに、これで殴られたらやばいぞと思って。でもやっていくうちに徐々にMMAグローブの距離感が分かってきて、そこからは自分のペースで試合ができましたね」

――序盤はデンパノムに右ミドルと離れた間合いからのパンチがやりにくそうでしたが、そこはいかがでしたか。

「相手がミドルを蹴ってくるのは分かっていたので、それを我慢して距離を詰めてパンチで倒そうと思っていました。僕は自分のパンチが一発当たれば倒せる自信があるし、最初にジャブをもらった時に痛いと思ったくらいで、それ以降は自分のイメージ通りでしたね」

――実際にMMAグローブで戦ってみて、パンチは当てやすかったですか。

「そうですね。MMAグローブでやってみた感想はブロッキングの難しさ。しっかりブロックしていても、少しでも隙間があったらパンチが当たるんですよね。僕はパンチ力にも自信があるから、かすったくらいでも効かせることができるから、MMAグローブは自分に合ってますね」

――ブラボ選手は以前からONEで試合をしたいと話していましたが、正式にONE参戦が決まった時はどんな心境でしたか。

「僕は17歳の時にアルゼンチンから日本に来て、新日本キックボクシング協会でベルトも獲ったけど、もっと色々やらないとダメだなと思って。家族のために稼ぎたいし、一番強い選手になりたかったら、一番強い選手と戦わないといけない。僕はそれがONEだと思っていたから、今年はONEに行くための準備をしながら、ウィラサクレック会長やマネージャーともONEに行きたいという話はしていました」

――今立ち技の選手たちがONEに集まりつつあり、ONEが世界の頂点を争う場だと感じていますか。

「はい。キックボクシングとムエタイで言えばONEが世界一だと思うし、世界一になるためにはONEのベルトを獲らなきゃいけないと思っています」

――8月に続いてのONE参戦が決まり、ノルウェーのオリバー・ハンセン選手と対戦が決まりました。

「もともと11月10日の大会で試合することは決まっていて、なかなか相手が見つからなくて、試合があるかどうか心配だったんですよ。でもライト級(77.1kg)は選手数が多くないので、そこはしょうがないと思うし、最終的にハンセン選手に決まってよかったです」

――前回はタイ人選手で、今回は欧米選手との対戦になりました。欧米選手ならではのフィジカル・パワーにはどう対応しようと考えていますか。

「写真や映像を見ると、かなり身体が大きい選手だなと思いました。デンパノムはテクニシャンだったけど、ハンセンはパワーと一発に気を付けないといけないですね。だから今回はパンチのディフェンスに力を入れてやっています。ただ、恐怖心があるわけじゃないし、僕も自分の一発が当たれば倒せると思っているから、殴られたら殴り返す。今回も倒すつもりでいきます」

――ブラボ選手の常にKOを狙う姿勢はONEで戦うようになっても変わらないようですね。

「僕は自分や家族のために戦うけど、お客さんのためにも戦っています。特に70kg以上の階級でKOしないとつまらないじゃないですか。僕も3~4年前はそんなにKOが出来てなくて、あとで自分の試合映像を見たときに『俺の試合ってつまらないな』と思ったんです。それから自分の考え方が変わって、常にKOを狙って戦うようになりました。KOを狙えばリスクもあるし、怪我する可能性もあるけど、それは試合のあとに考えればいいし、試合中は倒しに行きます」

――ONEでベルトを目指す場合、ライト級(77.1kg)になりそうですか。

「そうですね。今はまだキャッチウエイトの75kgで試合を組んでもらっているんですけど、来年からは本格的にライト級でやっていくつもりです。日本の大会の話も出ているので、日本大会にはライト級でやりたいです」

――ブラボ選手のコメントにもあった通り、チャトリCEOは2024年のONE日本大会開催を明言しています。日本大会に出たいという想いはありますか。

「今僕はONEと契約して海外で試合をしているから、日本で試合をする機会がほとんどないんですよ。できれば年1回はONEの日本大会を開催してもらって、日本のファンの前でも試合がしたいです」

――ブラボ選手は日本に対して特別な思い入れはありますか。

「僕はアルゼンチンから日本に来て、ずっと日本に住んでいるから、自分のことを日本人だと思っています。日本では格闘技だけでなく色んなことを学んだし、僕はいずれアルゼンチンの家族を日本に呼びたいと思っていて、そのために頑張っています。それだけ日本に感謝の気持ちあるし、日本を背負って、日本代表として戦います」

――それではブラボ選手がONEで活躍する姿を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをいただけますか。

「相手も強いので勝てるかどうかはは分からないですが、僕はいつものように倒しに行きます。タイまで試合を見に来ることが難しいと思うので、ぜひABEMAで僕のことを応戦してほしいです」

■放送予定
11月10日(金・日本時間)
午後9時30分~ABEMA格闘チャンネル

■ONE FF40対戦カード

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ジャオスイヤイソー・ソー.デッチャパン(タイ)
パイダン・ゲッソンリット(タイ)

<ムエタイ120ポンド契約/3分3R>
アリーフ・ソー.デッチャパン(タイ)
ペイマン・ゾルファガリ(イラン)

<ムエタイ123ポンド契約/3分3R>
ペットパイリン・ソー.ジョー・トンプラチン(タイ)
ブムジャイタイ・モー・トー1(タイ)

<ムエタイ113ポンド契約/3分3R>
クンスック・ソー.デッチャパン(タイ)
デットプーパ・チョット・バンセーン(タイ)

<ムエタイ122ポンド契約/3分3R>
ヤンダム・ジットムアンノン(タイ)
メヘルダド・ハンザデー・ゴレータペ(イラン)

<ムエタイ110ポンド契約/3分3R>
ノンアム・フェアテックス(タイ)
ペットチュムペー・ハイランド(タイ)

<ムエタイ165ポンド契約/3分3R>
リカルド・ブラボ(アルゼンチン)
オリバー・ハンセン(ノルウェー)

<ムエタイ126ポンド契約/3分3R>
ハビエル・ゴンザレス(スペイン)
オマール・ハラビ(レバノン)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
サミンダン・ルクスアン(タイ)
フアム・フェリペ・モライス・カルダス(ブラジル)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
サミンヌム・M・エチャット(タイ)
パルハム・ゲイラティ(イラン)

<MMA・バンタム級/3分3R>
イヴァン・パルシコフ(ロシア)
ベン・ロイル(英国)

<MMA・フライ級/3分3R>
クーパー・ロイヤル(豪州)
エリー・フェルナンデス(フィリピン)

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ONE ONE Battle Ground03 Report ブログ プレフ・オトンジャルガル ベン・ロイル

【ONE Battle Ground03】モンゴルの純真、最強騎馬民族の末裔オトゴンジャルガルが49秒KO勝ち

【写真】100点満点のデビュー戦となったプレフ (C)ONE

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
プレウ・オトゴンジャルガル(モンゴル)
Def.1R0分49秒by KO
ベン・ロイル(英国)

自らが製作&販売する、チンギス・ハンTシャツを着て入場したオトゴンジャルガルが、サウスポーのロイルの左ジャブ、ローを見ながらジャブから右ローを放つ。ロイルの左に右フックをオトゴンジャルガルが合わせると、ロイルが腰から崩れる。追い打ちのパウンド3発で、オトゴンジャルガルがONE初陣で僅か49秒──人生を切り開く勝利を手にした。


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Interview ONE ONE Battle Ground03 ブログ プレフ・オトンジャルガル ベン・ロイル

【ONE Battle Ground03】騎馬民族の末裔=オトゴンジャルガル─02─「SG便への搭乗が許されませんでした」

【写真】勝手な憶測だが、プレフとその家族は日本で我々がもう失ってしまったモノを持っているような気がします(C)OTONGJARGAL PUREV

27日(金・現地時間)、ONE「Battle Ground02」が放送される。

7月30日にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで収録された同大会でベン・ロイルと対戦しているプレウ・オトゴンジャルガル・インタビュー後編。

ゲルと呼ばれるテントで寝起きし、温かい家族のサポートで夢を追い続ける彼が、その夢が潰えそうになる経験を試合直前にしていた。もう応援するしかなくなってしまうような──一途、健気なオトコゴンジャルガルは、ケージの中で最強騎馬民族の末裔であることを示すことができるか。

<プレウ・オトゴンジャルガル・インタビューPart.01はコチラから>


──日本では想像できない厳しい環境ですね。

「この境遇が厳しいとは考えていないです。このような環境にいる人はモンゴルにはたくさんいます。何より僕にはサポートしてくれる家族、コーチ、チームメイトが存在しています。MMAで成功することが自分の夢なので、これが普通だと思っています」

──力強い言葉です。そもそもプレフは、なぜMMAファイターを目指すようになったのですか。

「最初はボクシングやキックを習い始め、その時の先生がジャダンバ・ナラントンガラグ先生でした。トンガー先生が2009年からMMAに専念することにし、先生の姿を見てMMAをやってみたいと思ったんです。

2011年10月、エイドリアン・パンを破りジャダンバがLFCライト級王者に。このモンゴル国旗の後ろに、若き日のプレフがいたということか……(C)LEGEND FC

トンガー先生がLegend FCでエイドリアン・パン選手に勝ってチャンピオンになった時、セコンドでマカオを訪れていました。

あの試合を目の前で見て、絶対にMMAファイターになるんだと決心しました。

その1年後にバーサンクフー・ダムランプレウ(2017年まで現役で通算戦線は7勝1敗1分。唯一の敗北がソン・ヤードンに喫したもので、Road FCでは根津優太と引き分けている)という強豪選手とデビュー戦を戦い、負けました。でも、やっていけると自信を持つことができました。その日から、今日まで変わらず自信をもって夢を追い続けています」

──その夢の現実が近づいたONEとの契約でしたが、シンガポールに入国するのが遅れたそうですね。

「実はソウルのインチョン空港で2日間、足止めを食らう形になっていました。もともと23日にウランバートルを出て、同じ日にインチョンからシンガポール便に乗り換える予定でしたが、ソウル行きの便が遅れてしまって乗り継ぐことができませんでした。

ONEはすぐに24日のフライトを手配してくれたのですが、僕とコーチがウランバートルで行ったPCRの検査結果が有効期限を切れるということで、その便への搭乗が許されませんでした」

──えっ……。ではインチョンで新たにPCR検査を受けてもその結果を待つのにさらに日数を要したのではないですか。

「いえ、それがインチョン空港のレギュレーションの関係でPCR再検査を受けることが無理だと言われ、モンゴルに帰国するしかないという状況でした」

──それは……。

「モンゴルに帰国すると14日間の隔離措置があるので、もうシンガポールで試合をすることはできなくなります。土曜日ですし、役所は動かない。にもかかわらず、ONEはシンガポール政府と話をしてくれました。僕とコーチの特別入国許可をもらえ、再度ブックしなおしてくれた25日のフライトに乗ることが出来ました」

──いや、足止めを食らったというのは聞いていたのですが、そのような状況だったとは。それはもう精神的に疲弊してしまったのではないでしょうか。

「本当に精神的に厳しかったです。ほとんど試合に負けたような状態でした。ここでONEで試合ができなくなると、僕をサポートしてくれた人たちが離れてしまうのではないか……スポンサーも失うかもしれないとか色々と考えました。

当然、この2日間は練習もできなかったですし。ここで試合ができないと、次はいつ戦うことができるのか、全く見込みが立たないです。本当に精神的にはギリギリの状態だったと言えます。

ただ、もうシンガポールには行けない……試合もできないと諦めそうになった時でもONEの人達は『絶対にシンガポールに来てもらう。試合をしてもらうからね』と強い意志を持って状況を説明してくれました。

まず、そこで本当に心が救われました。日曜日の便でシンガポールに行けることが分かって、天にも昇る気持ちでした。ONEが今回、僕のために動いてくれたことは決して忘れません。ONEの皆の期待に応えるために、僕個人の試合でなくONEのために戦い、モンゴルという国を世界にアピールするのが僕の役割です。

ただでさえ、この厳しい状況でイベントを開いているONEが僕に試合の機会を与えてくれたことに感謝していますし、今回入国させてくれたことで、僕のONEへの想いは愛しているレベルにまで変わりました。僕の力でONEがより大きなイベントになることに役立てるよう全力で戦います」

──対戦相手のベン・ロイルのことは申し訳ないですが、自分は全く知りません。どのような試合を彼相手にしたいと思っていますか。

「とにかく勝つことが第一です。僕の持っているモノ、全てをぶつけて勝ちたいです。その勝利を得るための執念のようなモノを試合で見せることができればと思います。僕自身、モンゴルの史書を読むことが好きで、特にモンゴル帝国の英雄の話が大好きなんです。彼らは勝利を得るために、色々と戦略を練って戦っていました。

自分もモンゴル帝国──騎馬民族の末裔だということを示すことができる試合をしたいと思っています。応援してくれる人たちのためにも良い試合をして、すぐにONEから次の試合を組んでもらえるようにしたいです」

■視聴方法(予定)
8月27日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ ONE Battle Ground03対戦カード

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)

<57.7キロ契約/5分3R>
デェダムロン・ソーアミュアイシルチョーク(タイ)
バンマードォーチー(中国)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
キム・デフォン(韓国)
シェ・ウェイ(中国)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ビー・ニューイェン(米国)
ジェネリン・オルシム(フィリピン)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ティオル・タン(米国)
ソン・ミンジョン(韓国)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
プレウ・オトゴンジャルガル(モンゴル)
ベン・ロイル(英国)

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【ONE Evolution】早速の追加カード発表。ついに競技柔術最強=ブシェシャがMMA初陣へ

【写真】ブラジリアン柔術=競技柔術最強のブシェシャが、ついにMMAに挑む(C)MMAPLANET

18日(水・現地時間)、昨夜のトリプルクラウンに続き、ONE Championshipのチャトリ・シットヨートンがSNSで、9月24日(金・同)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE「Revolution」の追加&全カードを発表した。

ONE世界ライト級選手権試合=王者クリスチャン・リー✖ 挑戦者オク・レユン、ONEキック世界バンタム級選手権試合=王者カピタン・ペッティンディーアカデミー✖挑戦者メヂ・ザッツプッツ、ONE世界ストロー級選手権試合=王者ジョシュア・パシオ✖チャレンジャー猿田洋祐の前に行われるのは、リードカード5試合とメインカード2試合、計7試合だ。


メインに加わったフェザー級戦のマーチン・ウェン✖キム・ジェウン、ヘビー級マッチ=アミール・アリアックバリ✖アナトリー・マリキンは、いずれもTNTシリーズで組まれていたが、実現しなかったカードだ。

前世界フェザー級王者のウェンは、シンガポールに向かった飛行機の同乗客のなかにコロナウィルス陽性者がいたため感染予防プロトロルにより、試合出場が成らなかったという経験をしている。

そして対戦相手のキム・ジェウンもギリギリまで、さらにいえば1階級上の対戦相手とのマッチアップも辞さない覚悟でギリギリまで待機していたが試合が流れたという経緯がある。互いに今回こそという気持ちで挑むであろう一戦。ウェンの打撃が、カウンターだけでなく自らの仕掛け、あるいは創りが見られるか──今度のフェザー級戦線を占う、いや元チャンプチャンプの王座返り咲きを占ううえで大切な一戦となる。

そんなメインカード以上に注目なのが、これもTNTシリーズで試合が流れたマーカス・ブシェシャ・アルメイダのMMA初陣だ。4月の時点で対戦相手は韓国のカン・ジウォンだったが、今回の発表ではノルウェーのトーマス・ナルモになっている。

ナルモは7月30日収録大会で、ガードポジションを取った際に、アラン・ンガラニのローを急所に受け試合続行不可能=NCとなったノルウェー人ファイターだ。

何が起こるか分からないMMAとはいえ、ナルモのあの動きを見ればはブシェシャは組んで、テイクダウンを決めればあとは独壇場になってもおかしくはない。

とはいえ2メールハイのナルモが、MMAグローブを装着して殴り、ヒザを狙ってくるケージのなかで、ブシェシャが柔術やグラップリングで見せていた組みや極め力を発揮できるのか──は、勝負が始まって見ないとわからない。

仇敵ホドウフォ・ヴィエイラがUFCでギロチンで一本負けしたように、MMAとグラップリングは別物だ。いずれにせよ、競技ブラジリアン柔術においては2019年のムンジアルウルトラヘビー級と無差別級を制したブシェシャこそ、最強のファイターであることは間違いない。

リードカード=プレリミでは勿体ない、ブシェシャのMMA初陣だ。

■ ONE Revolution対戦カード

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]クリスチャン・リー(米国)
[挑戦者] オク・レユン(韓国)

<ONEキックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
【王者】カピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)
【挑戦者】メヂ・ザッツプッツ(アルジェリア)

<ONE世界ストロー級(※56.7キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]ジョシュア・パシオ(フィリピン)
[挑戦者]猿田洋祐(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
マーチン・ウェン(豪州)
キム・ジェウン(韓国)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
アナトリー・マリキン(ロシア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ヴィクトリア・リー(米国)
ヴィクトリア・ソウザ(ブラジル)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リト・アディワン(フィリピン)
ハシガトゥ(中国)

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
ペッダム・ペッティンディー・アカデミー(タイ)
内藤大樹(日本)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・アルメイダ(ブラジル)
トーマス・ナルモ(ノルウェー)

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
ペッタノン・ペットフォーガス(タイ)
ジャン・チェンロン(中国)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ジェームス・ヤン(米国)
ロエル・ロサウロ(フィリピン)

■ONE Battle Ground03視聴方法(予定)
8月27日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ ONE Battle Ground03対戦カード

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)

<57.7キロ契約/5分3R>
デェダムロン・ソーアミュアイシルチョーク(タイ)
バンマードォーチー(中国)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
キム・デフォン(韓国)
シェ・ウェイ(中国)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ビー・ニューイェン(米国)
ジェネリン・オルシム(フィリピン)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ティオル・タン(米国)
ソン・ミンジョン(韓国)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
プレウ・オトゴンジャルガル(モンゴル)
ベン・ロイル(英国)

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【ONE Battle Ground03】モンゴルの純真=オトゴンジャルガル─01─「ゲルに住んでいるというは本当です」

【写真】オトゴンジャルガルと家族。キャリア6勝1敗、お父ちゃん──やるしかないでしょっ!! 製作販売しているというTシャツを家族で来てもらったが、この肖像画は……、……(C)ONE

27日(金・現地時間)、ONE「Battle Ground02」が放送される。

7月30日にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで収録された今大会はこれからのONEという戦場を見るうえで、新たなパワーハウスとなるモンゴルや中国から新たな選手が経験し、初陣に挑む試合が複数組まれている。

27日の収録マッチではプレウ・オトゴンジャルガルが、ベン・ロイルと待望のサークルケージ初戦に挑む。ONE Warrior Seriesのリッチ・フランクリンがウランバートルを尋ねて、トライアウトを行った際に発掘し、「テントに住む凄くハングリーな選手がいて。もの凄く期待している」と評していたのがオトゴンジャルガルだ。

モンゴルではゲルと呼ばれるテントに寝起きしているのが真実なのか。その辺りも含めて、チンギス・ハンを尊敬してやまないオトゴンジャルガル──ひたすらMMAファイターとしての成功を夢見、家族の支えに感謝して、ONEデビューを迎えようとしていた彼を試合前日インタビュー。その模様をここで紹介したい。


──明日、念願のONE初陣でベン・ロイルと対戦します。

「とても楽しみです。明日、試合ができることを心の底から嬉しく思っています」

──一度ONE Warrior Seriesで戦っただけでパンデミックが起こってしまい、2019年の12月から試合ができなくなってしまいました。

「コロナによって試合が出来なくなった時は、とても辛かったです。ウォリアーシリーズの行方も分からない状態になり、モンゴルでもMMAの試合が行われる見込みが全くなくなってしまいました。

僕にはスポンサーもいなかったので、生活は凄く苦しかったです。これは以前から行ってきたのですが、オリジナルTシャツを作成して、それを販売して生計の足しにしていました。それでも試合がないなかで、とにかく練習自体は続けてきましたが、昨年10月に1度だけモンゴルFCで戦うことができました(※セルオド・ビルグンにノースサウスチョークで一本勝ち)。今は3カ月前にスポンサードしてくれる会社もできたので、生活はなんとかなっています」

──生活が凄く苦しかった……。プレフはファイター以外の仕事というのは?

「妻と一緒にオンラインショップをしています。中国から輸入した物を販売するというビジネスです。彼女が輸入や販売の手続きをしてくれて、配達が僕の仕事です。

あとはウランバートルの大きな市場で商売をしたりして、生き抜いてきました。それでも練習をストップすることだけはなかったです。MMAで成功するという強い信念を持って練習は続けてきました」

──コロナ禍を機会に、MMAから身を引くという選択をした選手も世界中にいるかと思いますが、モンゴルというMMA市場がなかなか成立しづらい国にて、プレフは引退を考えたことはなかったですか。

「全くなかったです。妻から生活のためにMMAを辞めてほしいと言われたことも、1度としてありませんでした。彼女は子供が2人いる状態ながら、食事であったり、練習衣の洗濯であったり、献身的に僕のMMAファイター生活をサポートし続けてくれています。

ばかりか『もう少しで成功に近づいているのだから、とにかく頑張って』と背中を押してくれます。モンゴルでは常識的に考えて、MMAファイターとして生きていこうと思えば、生活面はかなり厳しくなります。僕の場合は本当に妻の支えがあって成り立ってきました。

だから2年前にリッチ・フランクリンさんがモンゴルにやってきてウォリアーシリーズと契約できた時は、本当に嬉しかったです。ずっと海外で試合ができる選手になりたいと思っていたので。

あの時はフランクリンさんが練習後に家にやってきて、モンゴルの食事まで食べてくれたんです。先ほど、話したオリジナルTシャツをフランクリンさんだけでなく、スタッフの全員が購入してくれました」

──2019年に日本にリッチ・フランクリンがやってきたときに、「モンゴルにはテントに住む凄くハングリーな選手がいて。もの凄く期待している」と言っていたのですが、それがプレフことで。でも、ゲルに住んでいるというのは盛っているんじゃないかと思っていました。

「ゲルに住んでいるというは、本当の話です」

──えっ、遊牧民が移動しながら生活するためにゲルが存在すると思っていたのですが……プレフは遊牧民ということですか。

「いえ、そんなことはないです(笑)。でもウランバートルでも、ゲルで生活をしている人間は少なくないんです。モンゴル国民は、国から住むために一定の土地を貰うことができます」

──えぇ、そうなのですか。

「ハイ。富裕層はそこに業者に発注して、一軒家を建てます。ある程度経済的に余裕のある人は、その土地にレンガで断熱性のある家を自分で建てて住みます。そうでない人のなかには材料を購入して、木造住宅を自分たちで作ったり、僕のようにゲルを建てて住む。ゲルに住む人の数もかなり多いです」

──全く知らなかったです……。

「フランクリンさんが来てくれた時は、僕はウランバートル郊外の山の頂上に近いところにゲルを建てて住んでいました。ただしコロナが起こって移動制限が出てしまったので、そこに住んでいると練習に行くことが困難になりました。

だからウランバートルの中心に近い場所に母が住んでいて、その敷地内にゲルを建てて今は生活しています。とにかく練習環境を第一に考えてのことです」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
8月27日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ ONE Battle Ground03対戦カード

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)

<57.7キロ契約/5分3R>
デェダムロン・ソーアミュアイシルチョーク(タイ)
バンマードォーチー(中国)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
キム・デフォン(韓国)
シェ・ウェイ(中国)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ビー・ニューイェン(米国)
ジェネリン・オルシム(フィリピン)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ティオル・タン(米国)
ソン・ミンジョン(韓国)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
プレウ・オトゴンジャルガル(モンゴル)
ベン・ロイル(英国)

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