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【PFL2023#03】勝てないUFCからの転向組。バーゴスが昨年世界王者オバメルシェに0-3で完敗

<ライト級/5分3R>
オリヴィエ・オバメルシェ(カナダ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
シェーン・バーゴス(米国)

昨年の世界王者オバメルシェと、UFCから転じてきたバーゴス。サウスポーから右、そして左オーバーハンドを繰り出すオバメルシェに対し、バーゴスは右インローを蹴る。オバメルシェは左インロー、そして左からインローを続ける。ジャブに続き、またインローと左足を殺しにいくオバメルシェが、左ミドルを決める。バーゴスはまだ見ている時間か、左手を伸ばし、ゆっくりハイを蹴る。

飛びこんで右アッパーを入れたオバメルシェ、マウスピースを吐き出したバーゴスが自ら拾う。そのバーゴス、左ローを蹴り、左ミドルを入れられても右ローを返す。ステップイン、構えを変えての右リードアッパーは空振りになったオバメルシェが、左ボディを入れる。ジャブをヘッドムーブでかわすバーゴスだが、左の蹴りを受ける展開が続いた。

2R、アッパーを受けてボディを返すバーゴスが、カーフを蹴る。左を受けた直後にワンツーのコンビを決めたバーゴスの圧が、オバメルシェを上回り始めたか。ボディを決め、右フックを入れたバーゴスはさらに左を入れ、ボディを連打する。ここでオバメルシェが右アッパーを見せ、シングルで足を振り上げてバックに回る。

オバメルシェは背中に飛び乗り、スタンドでボディトライアングルに捕える。自ら着地したオバメルシェが小外刈りでテイクダウンを決め、トップを奪取。スクランブルでバックに回ったオバメルシェに対し、正対したバーゴスがヒザをボディに入れる。間合いを外したオバメルシェのラウンドとなった。

最終回、ジャブから左を入れるオバメルシェ。バーゴスは左右のアッパーに反応し、シングルレッグでケージに押し込まれる。テイクダウンからバック──を許さなかったバーゴスだが、オバメルシェがワキを潜って背中を取る。リストコントロールし、正面を向きながらシングルを耐えていたバーゴスは、振られて尻もちをつかされる。しっかりとバックを取るオバメルシェ、このまま時間を使えば勝利を手にすることができる。

残り半分を切り、背中を譲った状態が続いたバーゴスは、初回に続きスタンドで四の字フックに捕らえられてしまう。このまま時間が過ぎ、ファンはブーイングも状況は変わらない。襷に取ったオバメルシェの手首を取り、ブレイクを要求するように何やらバーゴスが叫ぶ。

残り30秒を切り、着地したオバメルシェに対し、正対したバーゴスがヒザ蹴りからパンチを纏める。最後はスコアリードを確信しているのか、攻撃を受けてタイムアップを迎えたオバメルシェが3-0の判定勝ちを収めた。


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News PFL PFL2021#07 オリヴィエ・オバメルシエ ナタン・シュルチ ブログ マゴメド・ウマラトフ.

【PFL2021#07】プレーオフ第一弾のアンダーカード決定。シュルチ✖オバメルシェ、ウマラトフに超注目

【写真】シュルチ✖オバメルシェ、2022年シーズンに向けて注目の一番(C)PFL

28日(火・現地時間)、PFLより8月13日(金・同)にフロリダ州ハリウッドのセミノール・ハードロックホテル&カジノで開催されるPFL2021#07のプレーオフ以外の対戦カードが発表された。

ウェルター級=ローリー・マクドナルド✖レイ・クーパー3、ジョアォン・セフェリーノ✖マゴメド・マゴメドケリモフ、ライト級=ロイック・ラジャポフ✖アレックス・マルチネス、クレイ・コラード✖ハウシュ・マンフィオという準決勝が行われる同大会、アンダーカードもライト級とウェルター級で揃えられた。


ライト級1試合とウェルター級4試合という、アンバランスなカード編成だが、唯一組まれたライト級が味のあるカードだ。よもやのレギュラーシーズン敗退となった2018&2019年ライト級ウィナーのナタン・シュルチが、オリヴィエ・オバメルシェと対戦する。

オバメルシェはレギュラーシーズン初戦を欠場し、-1Pの状態で第2戦に臨みマルチン・ヘルドに判定勝ちで快勝も、決勝進出を阻まれた。たらればは言い出すと際限極まりないが、初戦で予定されていたジョイルトン・ラターバッハ戦に出場していれば3Pは手堅く獲得していたことが予想され、実力的にはプレーオフ進出の力は十分に有している。

これも三段論法で仮定の話でしかないが、オバメルシェに完敗を喫したヘルドは、初戦でシュルチに判定勝ちを収めている。順当にいけば元UFCファイターの力を、2度のPFL世界王者に見せつけることになるのか。シュルチが意地を見せられるか。

恐らくオバメルシェが、すぐにUFCにカムバックはないと思われるたけ、ただの2021年シーズン消化マッチではなく──2022年シーズンに向けて両者が生き残りをかけたデモンストレーション&サバイバルマッチとなる。

またウェルター級で断トツの注目株は、マゴメド・ウマラトフだ。カビブ・ヌルマゴメドフがオーナーとなった旧ゴリラ・ファイティングから、新名称となったイーグルFCのウェルター級王者ウマラトフは5月6日にPFLデビューを果たし、カイロン・ボーウェンを右オーバーハンドでKOしている。

ウマラトフに関してはPFL2022年シーズンに向けてというだけでなく、UFCへのアピールも十分にありそうだ。

■視聴方法(予定)
8月14日(土・日本時間)
午前6時30分~Official Facebook

■ PFL2021#07対戦カード
<ウェルター級準決勝/5分3R>
ローリー・マクドナルド(カナダ)
レイ・クーパー3世(米国)

<ウェルター級準決勝/5分3R>
ジョアォン・セフェリーノ(ブラジル)
マゴメド・マゴメドケリモフ(ロシア)

<ライト級準決勝/5分3R>
ロイック・ラジャポフ(タジキスタン)
アレックス・マルチネス(パラグアイ)

<ライト級準決勝/5分3R>
クレイ・コラード(米国)
ハウシュ・マンフィオ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ナタン・シュルチ(ブラジル)
オリヴィエ・オバメルシェ(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
サディボウ・シ(スウェーデン)
グレイゾン・チバウ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ニコライ・アレクサヒン(ロシア)
ブレット・クーパー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・ウマラトフ(ロシア)
マイカ・テリル(米国)

<ウェルター級/5分3R>
カイロン・ボーウェン(米国)
マイケル・ロンバード(米国)

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MMA PFL PFL2021#04 Report オリヴィエ・オバメルシエ マーチン・ヘルド

【PFL2021#04】オバメルシェに判定負けのヘルド、ポイント3Pのままで厳しい状況に

<ライト級/5分3R>
オリヴィエ・オバメルシェ(カナダ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
マーチン・ヘルド(ポーランド)

サウスポーのオバメルシェに対し、右ミドルを蹴ったヘルドは組まれると、シングルに出てケージに押し込む。頭を押すオバメルシェが耐えきって離れ、左オーバーハンドを当てる。オバメルシェが左ハイを見せ、ボディフックを打ち込む。さらに左ハイを狙われたヘルドがクリンチも、すぐに離れたオバメルシェが左フックを振るう。

続けてロングのワンツーを見せたオバメルシェが、左ミドルを決める。組んだオバメルシェは右腕を差して押し込む。ヘルドが内股かビクトル投げの動きを見せた直後に前を向きなおす。小手投げも耐えたオバメルシェは離れ、ヘルドのステップインに右オーバーハンドを合わせてダウンを奪う。パウンドの猛攻に晒されたヘルドだが、ガードを取りしっかりと抱き着いてサバイブした。

2R開始直後に距離を詰めたヘルドが、右ハイを2発放つ。オバメルシェは左フックから左ハイと攻勢のまま、攻め急ぐことがない。これがマイナス1Pでプレーオフ進出をほぼほぼ諦めた選手の強みか。対して、少しでもボーナスが欲しいヘルドは逆転へ攻撃が粗くなっている。

ヘルドは大振りのパンチから組んでケージにオバメルシェを押し込む。動きがスタックし、レフェリーがブレイクを命じ残り2分20秒に。オバメルシェはここでも左を当て、右フックからパンチを纏めてヘルドをケージに押し込む。ウィザーのヘルドを小外で倒したオバメルシェがトップを奪取する。背中をつかされ、ハーフで抑えられたヘルドは、下のままでラウンド終了を迎えた。

最終回、左フックに左を合わされたヘルドは、右ハイも息が荒くなっている。オバメルシェは落ち着いてヘルドの動きを見てカウンターを狙い、テイクダウンも切っていく。右オーバーハンドを当てたオバメルシェのクリンチへ。ここでヘルドが、足関節を仕掛ける。

ヒザを押して足を抜いたオバメルシェは、ヘルドをスタンドで待ち受ける。残り2分半、あとがないヘルドは右を伸ばしてダブルレッグも、切ったオバメルシェがアッパーを入れる。ケージに押し込まれたヘルドは、ビクトル投げ。体を捻って足を向いたオバメルシェが、立ち上がったヘルドに左を打ち込む。直後に組んでいったオバメルシェはボーナスポイントも必要ないので時間を使う。最後の30秒、オバメルシェはボディから左ハイを放ち、ヘルドの前進にカウンターの右を当て跳びヒザをかわしてタイムアップに。

フルマーク判定勝ちのオバメルシェは2P、ヘルドもナタン・シュルチを破った3Pのまま──という状況に控室でこの試合を見ていたロイック・ラジャポフは強く拳を握った。


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【PFL】2021年4月、シーズン開幕。ハリソン、ブラダボーイ、ケースら出場もランス・パーマーは離脱??

【写真】オクタゴンからリングで活躍したジョニー・ケースのデカゴン登場は来年の4月に!!(C)MMAPLANET

20日(火・現地時間)、PFLが2021年レギュラーシーズン前半戦を4月23日(金・同)、同29日(木・同)、5月6日(木・同)、後半戦を6月10日(木・同)、同17日(木・同)、同25日(金・同)に行うことを発表した。

4月に5月21日に開幕する予定だった2020年シーズンを2021年春に春に延期する──つまりは、2020年シーズンは中止という発表を行っていたPFL。一部で噂されたワンマッチ大会の開催もないまま活動再開は2021年4月に決定した。


レギュラーシーズン→プレーオフ→ファイナルというフォーマットを持つPFLは、2020年シーズンは女子ライト級、フェザー級、ライト級、ウェルター級、ライトヘビー級、ヘビー級の6階級が行われる予定だったが、2021年は今回の発表で公表された出場選手により女子ライト級、ウェルター級、ライト級、そしてフェザー級の4階級は確定の模様だ。

前半戦と後半戦に分けた狙いは、スタートダッシュとプレーオフ進出への生き残りを明確に色分けする狙いがあるようだ。

今回のアナウンスでPFL2021参戦が明白となっているのが、昨年の女子ライト級王者ケイラ・ハリソン、ウェルター級では219年覇者のブラダボーイことレイ・クーパー3世と元Bellator世界ウェルター級王者ローリー・マクドナルド、ライト級はUFC&RIZINベテランのジョニー・ケースとUFCから戦場を移すオリヴィエ・オバメルシェ、そしてフェザー級はBrave Cを制したバッバ・ジェンキンスの6選手だ。

気になるのはフェザー級を2連覇したランス・パーマーの名前が無くなっていることだ。パーマーは7月の終わりにイベント開催がないPFLに対してリリースを要求し、その後も法廷に持ち込む姿勢を示していた。彼の今後に関しては、WSOF時代の僚友のジャスティン・ゲイジーも「すぐに試合が決まることを願っている」などツイートをしている。

結果、今回の発表でパーマーの名前が見られなかったことで、WSOF時代からPFLのフェザー級をリードしてきた彼の離脱は確定的かもしれない。PFL2021シーズンは2020年に出場が見込まれていたジェイソン・ソアレス、マルチン・ヘルドらの出場はあるのだろうか──まだまだ先の開幕に向けて、出場メンバーの発表を待ちたい。

なおPFLではレギュラーシーズンの会場、プレーオフ及びファイナルの日程は近々明らかにするとしている。

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