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【Bellator301】ほぼ打撃戦となった15分、キルホルツに判定負けのスミコ・イナバは7戦目の初黒星

<女子フライ級/5分3R>
デニス・キルホルツ(オランダ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
スミコ・イナバ(米国)

ジャブをつく両者。イナバはサークリングを駆使し、キルホルツがローを蹴る。イナバのステップインに左フックを合わせようとするキルホルツが、ジャブ、ローにもカウンターを狙う。イナバは鋭いワンツーを見せるが、前足を蹴られているのが気になる。ワールドクラスのキックボクサーに打撃戦を続けるイナバがダブルジャブを見せる。キルホルツは強烈な勢いのローを蹴り、イナバは自らのハイキックで尻もちをついた。

すぐに立ち上がったイナバが右を当て、キルホルツは左右のローを続ける。引き続き右を伸ばすイナバだが、ダブルジャブ&右ストレートもキルホルツを捕えることはできない。イナバはここからジャブを当て、残り30秒でテイクダウンへ。尻もちから立ち上がったキルホルツが、近距離で勢いのあるパンチを繰り出した。

2R、ジャブにインローを入れたキルホルツ。続いて右ローもタイミング良く決める。あくまでもジャブ、右というコンビのイナバが右ハイ、反応したキルホルツが右を振るう。そのキルホルツがジャブを当て、イナバのステップインを迎撃しようと右を打っていく。イナバはジャブを当てるが、前足を蹴られる流れは変わらない。組みのない展開のなかで、シングルレッグを見せたイナバ。キルホルツは立ち上がってボディロックに投げを打つ。そのまま試合は打撃の間合いに戻り、イナバは右を入れる。跳び負け蹴り、左フックのキルホルツはスイッチして左フック──印象として優勢の5分を終えた。

最終回、素早いジャブ、右を繰り出すイナバに対し、キルホルツがフック系のパンチと前蹴りで迎え撃つ。同じタイミングで右を打ち合うと、イナバのジャブにキルホルツはやはり右のカウンターを狙う。アッパー、左ミドルという違う手段を繰り出したキルホルツは、ジャブを当て右を打っていく。ダメージではなく、届いている数でキルホルツが上回るなか、イナバは右を被弾し左ジャブを打たれる。残り1分40秒、イナバはテイクダウンを決め初めて試合がグラウンドの展開に。

キルホルツは背中をつけられた状態から、ウィザー&ケージを使って立ち上がる。残り1分強の打撃戦のなかで、イナバはシングルレッグからキルホルツをケージに押し込みクリンチ&フックへ。ヒザを返したキルホンツ、時間となり両者が勝利をアピールした。

結果、キルホルツがフルマークの判定勝ちしイナバはキャリア7戦目の初黒星となった。


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AB AJ・マッキー BELLATOR F1 ISAO MMA o PFL ジェイソン・ジャクソン スミコ・イナバ チムール・カイズリエフ ティム・ワイルド デニス・キルホルツ パッチー・ミックス ピーター・バウシュト ヤーソラフ・アモソフ ラフェオン・スタッツ ラマザン・クラマゴメドフ リチャード・パレンシア

Bellator301:オッズ

ヤーソラフ・アモソフ 1.23
ジェイソン・ジャクソン 4.40
セルジオ・ペティス 2.60
パッチー・ミックス 1.52
ラフェオン・スタッツ 2.20
ダニー・サバテロ 1.70
AJ・マッキーJr 1.39
シドニーアウトロー 3.10
パトリッキー・フレイレ 5.70
アレクサンデル・シャブリ 1.15
タイレル・フォーチュン 1.60
マルセロ・ゴルム 2.40
デニス・キルホルツ 2.30
スミコ・イナバ 1.65
チムール・カイズリエフ 1.25
ジャスティン・ゴンザレス 4.10
アーチー・コーガン 1.09
ピーター・バウシュト 8.00
ケリー・テイラー・メレンデス 1.44
サブリエ・セングル 2.85
マテウス・マトス 1.43
リチャード・パレンシア 2.90
マイク・ハメル 1.46
ティム・ワイルド 2.80
イスラム・マメドフ 1.68
キリス・モタ 2.24
コディ・ロー 1.36
ジェフェウソン・ポンチス 3.25
ラマザン・クラマゴメドフ 1.13
ランデル・ウォレス 6.25
イーブス・ランドゥー 1.49
ISAO 2.70

現時点で発表されているBellator最後のイベント。年内はもう無さそうだが、ほぼ本決まりと言われているPFLの買収が完了した後も、しばらくは(契約消化もあり)イベントは続くと見られている。今回も、契約消化目的で大量の試合が組まれている。

メインのウェルター級タイトルマッチは、27戦全勝のアモソフが大幅フェイバリット。セミバンタム級王座統一戦は、GP優勝で暫定王者のミックスがフェイバリット。7年半ぶりのBellator出場となる第1試合のISAOはBellator4勝1敗(ただし、すべてヨーロッパ大会でヨーロッパ勢との対戦)のイーブス・ランドゥー相手にアンダードッグ。

GPの試合で5Rマッチにもかかわらず、ワンマッチのマッキー vs. アウトローやスタッツ vs. サバテロより前に組まれているパトリッキー vs. シャブリは、一回戦でムサエフに勝っているシャブリが、サトシに勝っている元王者パトリッキーに対し大幅フェイバリット。

mmajunkie.usatoday.com

計量結果。パッチー・ミックスは初回計量でオーバーしたものの、再計量でクリア。ケリー・メレンデスのみリミットをオーバーしている。

第1試合開始は18日朝7時。プレリムは4時間で11試合組まれているが、時間の都合上入り切らなかったものは全試合終了後のポストリムファイトに回される(U-NEXTでは後日配信となる)。

速報します。

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AB AJ・マッキー BELLATOR Bellator301 ISAO MMA MMAPLANET o PANCRASE PFL RIZIN UFC イスラム・マメドフ イーブ・ランジュ ゴイチ・ヤマウチ シドニー・アウトロー ジェイソン・ジャクソン ジャスティン・ゴンザレス スミコ・イナバ セルジオ・ペティス タイレル・フォーチュン ダニー・サバテーロ チムール・カイズリエフ ティム・ワイルド デニス・キルホルツ ニュース パッチー・ミックス パトリッキー・フレイレ ピーター・バウシュト ベラトール ボクシング マテウス・マトス ヤーソラフ・アモソフ

【Bellator301】第二次サークルケイジ挑戦──ISAO「ここをクリアして、今後のことはそれから」

【写真】勝負どころで、上を取り切る力は国内随一のISAO。今回こそBellator初勝利を期待したい(C)MMAPLANET

17日(金・現地時間)にイリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナで開催されるBellator301でISAOが、イーブ・ランジュと対戦する。
text by Manabu Takashima

契約成立もなかなか試合が組まれないなかで、Bellator売却という話が公然として伝わるようになった。そしてようやく決まった7年5カ月振りのサークルケージへにリベンジの時。第一次ベラトール挑戦はゴイチ・ヤマウチ、ジャスティン・ローレンスに2試合連続フィニッシュ負けに終わったISAOは、MMAファイターとしてより穴が少なく、勝ち筋の見える試合を遂行するファイターに成長した。

ベラトール後の戦績は実に9勝1敗、フェザー級KOPに君臨し国内トップどころを勝ち続けた結果、海外での戦いを最優先とするために国内での活動を控えるように。あくまでも世界で戦うことに拘り、今回の試合が2年半振りの実戦となるISAOに話を訊いた。


――ようやく仕切り直しのサークルケージ挑戦となりましたが、この間にBellatorとRIZINの対抗戦が日本でも行われました。あの時などはどのような気持ちでいましたか。

「もどかしい気持ちはありました。マネージャーもプッシュしてくれていたのですが、ベラトール側も内部組織で色々なことがあってなかなか組まれなかったです」

──内部組織の問題、つまりは売却問題が浮上し消滅だとか色々な話が聞こえるようになってきたかと思います。

「買収問題が表立って出てきたので、『本当に大丈夫かな』という不安はありました。でも、試合を組んでもらって良かったです」

──現状、301大会以降の発表がないままで。PFLへの売却も最終的な金額の面で結論が出ていないという話も伝わってきます。同時にShowtimeがボクシングとMMAの中継を止めるというニュースもあり、契約下にある選手も将来が気になることばかりかと。

「僕自身は……ベラとオールの大元のオーナーが代わるのかは分からないのですが、興行は2年ぐらいあるという風にも言われてはいます。でも、分からないですよね」

──買収した側は、支配下にあった選手の契約を履行しないといけないようです。

「あぁ、でもそうですよね。契約してあるので」

──ともあれ2021年5月の中島太一戦以来、実に2年半振りの実戦となります。この間、ずっと海外を目指して試合機会を待ち続けていたのでしょうか。

「中島選手に勝ってから、Pancraseの体制が変わることになって。福井(幸和)代表がティキ・ゴーセンのアーセナルと繋がっているので、海外を狙うためにマネージメント契約をしました。その契約にも少し時間が掛って、契約してから──やっぱりUFCに出たかったので交渉をしてもらっている間に、網膜剥離になってしまったんです」

──えぇ、そうだったのですか。

「ハイ。去年の5月に見え方に違和感があったので検査をすると、網膜剥離で。手術をして、そこから練習を再開するまで5カ月かかりましたし。そうしているとUFCは年齢的なこともあって難しくて。待っていても時間が過ぎるだけなので一旦、区切りをつけました。ティキの方からは『Bellatorなら話を持って行けるだろう』という流れになり、なら違うところでやろうと方向を変えました。ベラトールと契約をさせてもらってから、なかなか試合が組まれなかった形ですね」

──これだけ試合がない間にRIZINフェザー級戦線が非常に盛り上がってきましたが、傍で眺めていた歯がゆい気持ちはなかったですか。

「そうですね、やっぱり一番の目標がUFCだったので。あのタイミングでは、やはりUFCに行きたかったです。網膜剥離後に練習を再開する時には、ベラトールの話がありました。5カ月ほど練習ができていかったので、体創りからボチボチ始めたような状態だったので。

RIZINに関しては、それほど鑑賞もしていなかったですし……あんまし……自分はチャンスがあるなら海外で戦いたかったので。それでベラトールとも契約できたので、そこで頑張るという想いだけでした」

──海外で戦うという揺るぎない想いは、前回の挑戦で結果を残せなかったことに関係していますか。

「そこが一番の糧になって、これまでやってきたというのはあります」

──それなのにベラトールの今後が不透明になってしまったと……。

「でも、今回は決まっているわけですし。ここをクリアして、今後のことはそれから考えます!」

──勝敗、パフォーマンスともに大切になってきますね。だからこそ、ここでどのような試合を見せたいですか。

「前回の試合から空いてしまったのですが、この間に課題を持って取り組んできたので成長した姿、パフォーマンスを見せられればと思っています」

──課題というのは?

「組んで倒した後ですね。どうしても、なかなかフィニッシュに辿り着けていなかった。まずは勝つこと、判定でも勝つことが大切なんですけどフィニッシュまでの流れを強化できればというのがあったので、今年の春からカルペディエム青山に通わせていただいて。世羅(智茂)先生や、スタッフの先生とハイレベルなグラップリングの練習ができました」

──つまり成長してきた部分というのは、カルペディエム青山で学んだグラップリングになると。

「極め技に関しては、出していければと思っています(笑)」

──対戦相手のイーブ・ランジュの印象を教えてください。

「身体能力の高い動きと、ダンサーをやっていたようなリズミカルな予想の難しい動きの持ち主ですね。バネがあって、勢いのある攻撃をしています」

──独特な構えとリズム、スイッチも綺麗ではないです。

「一見、荒々しいイメージですが、実際に向かい合うとどうなのか。当てる時は思い切り当てるというスタイルですしね。散打やグラップリングの大会にも出ていますね」

──ISAO選手の言われた予想が難しい動き、跳び系の技などに特徴があるように感じました。

「そうですね、跳びヒザ、跳び蹴り。回転系の動きは少なかったのですが、それもやってくるかもしれないですね。一番はそういう攻撃だと思いますが、割と組み技や寝技もできます。寝かせても油断せず、組んでみてどれだけの力量なのか……ですね。そういう相手ですけど、彼の攻撃につき合わず、後手後手にならないように自分の攻撃、打倒極をやりきたいです。力で負けるなら、違う動きで勝負する。全部を混ぜて攻撃するのは、いつも通り変わらないです」

──では改めて、今回の試合への意気込みをお願いします。

「久しぶりの試合ですが、その間培ってきたこと、やってきたこと、成長した姿を全部ぶつけて勝ってきます」

■視聴方法(予定)
11月18日(土)
午前5時30分~ U-NEXT

■Bellator301対戦カード

<Bellator世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者] ヤーソラフ・アモソフ(ウクライナ)
[挑戦者]ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)

<Bellator世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者] セルジオ・ペティス(米国)
[挑戦者]パッチー・ミックス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ラフェオン・スタッツ(米国)
ダニー・サバテーロ(米国)

<ライト級/5分3R>
AJ・マッキーJr(米国)
シドニー・アウトロー(米国)

<ライト級ワールドGP準決勝/5分5R>
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)
アレクサンデル・シャブリ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
タイレル・フォーチュン(米国)
マルセロ・ゴルム(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
デニス・キルホルツ(オランダ)
スミコ・イナバ(米国)

<フェザー級/5分3R>
チムール・カイズリエフ(ロシア)
ジャスティン・ゴンザレス(米国)

<ライト級/5分3R>
アーチー・コーガン(米国)
ピーター・バウシュト(オランダ)

<女子フライ級/5分3R>
ケリー・テイラー・メレンデスべ(米国)
サブリエ・セングル(トルコ)

<バンタム級/5分3R>
マテウス・マトス(ブラジル)
リチャード・パレンシア(米国)

<ライト級/5分3R>
マイク・ハメル(米国)
ティム・ワイルド(英国)

<160ポンド契約/5分3R>
イスラム・マメドフ(ロシア)
キリス・モタ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
コディ・ロー(米国)
ジェフェウソン・ポンチス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ラマザン・クラマゴメドフ(ロシア)
ランデル・ウォレス(米国)

<フェザー級/5分3R>
イーブ・ランジュ(フランス)
ISAO(日本)

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BELLATOR Bellator300 Bellator301 MMA MMAPLANET o RIZIN アレクサンデル・シャブリー ジェイソン・ジャクソン ジャスティン・ゴンザレス スミコ・イナバ セルジオ・ペティス ダニー・サバテーロ チムール・カイズリエフ デニス・キルホルツ トフィック・ムサエフ ドゥグラス・リマ パッチー・ミックス パトリシオ・フレイレ パトリッキー・フレイレ ヤーソラフ・アモソフ ラフェオン・スタッツ

【Bellator301】300大会以降のイベント決定。11月17日にセルジオ×ミックス等、世界戦2試合とWGP準決勝

【写真】パトリシオ・フレイレとの防衛戦に続き、ミックスとの王座統一戦もコメインとなったペティス (C)BELLATOR

13日(水・現地時間)に Bellatorより11月17日(金・同)にイリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナにおいてBellator301の開催し、その対戦カードを発表している。
Text by Manabu Takashima

来週末23日(土・同)のアイルランド・ダブリン大会=Bellator299と10月7日(土・同)のカリフォルニア州サンディエゴ大会=Bellator300以降のイベントスケジュールをアナウンスしていなかったBellatorが、2カ月後のシカゴ大会でタイトルマッチ2試合&ワールドGP準決勝という豪華ラインアップで実施することを明らかとした。


同大会では王者ヤーソラフ・アモソフが、ジェイソン・ジャクソンの挑戦を受けるBellator世界ウェルター級選手権試合が、メインで行われる。

プロデビュー以来27勝0敗のアモソフが、去年の7月に元王者ドゥグラス・リマを破って以来1年4アカ月ぶりの実戦となるジャクソンのウェルター級タイトル戦が、現役正規王者セルジオ・ペティス×暫定王者パッチー・ミックスのバンタム級王座統一戦を抑えて、メインで組まれた。

ワールドGPを欠場し、フェザー級世界王者パトリシオ・フレイレの挑戦を退けたペティスと、GPを制して暫定王座に君臨するミックスとの王座統一戦は、ワールドGPからのロングストーリーの最終章だっただけに、意外な試合順といえる。

またコメイン前には超RIZIN02でホベルト・サトシを下し、ライト級ワールドGP準決勝に歩を進めたパトリッキー・フレイレが、トフィック・ムサエフを前蹴りで試合続行不能に追い込んだアレクサンデル・シャブリーと対戦。RIZINライト級のツートップ越えを果たしたブラジル×ロシア対決だ。

さらにもう1つのメインカードはシカゴで生まれ育ったダニー・サバテーロが、ラフェオン・スタッツと戦う。バンタム級ワールドGP準決勝、僅か11カ月前の再戦が群雄割拠の同階級で早々にマッチアップされたのも珍しいだろう。

プレリミでは日系ハワイアンのスミコ・イナバが、デニス・キルホルツと戦う女子フライ級、さらに13勝0敗のチムール・カイズリエフ×ジャスティン・ゴンザレスのフェザー級とメイン級のカードも見られる。

全てを売却劇に紐づけるのも強引だが、それでもしっかりと背景が伝えられ、対戦まで盛り上げられて然りの好カードが唐突に導入された感は否めない。とはいえ、ファイターにとってプロモーションの動向がどうであれ1試合、一つの勝利がキャリアのターニングポイントで如何に大切になってくるかは戦う当人は理解していて然り。サークルケージの中では、これまで以上に生き残りを賭けた濃厚かつ熱い戦いが繰り広げられるだろう。

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BELLATOR DEEP o RENA RIZIN アキラ クレア・ロペス スミコ・イナバ トフィック・ムサエフ ヒロヤ ポール・デイリー マゴメド・マゴメドフ ラフェオン・スタッツ 伊澤星花 伊藤裕樹 堀口恭司 太田忍 扇久保博正 朝倉未来 渡辺華奈 鈴木千裕 阿部大治

超RIZIN.2:オッズ/予想と展望

アンドレイ・コレシュコフ 1.45
ロレンズ・ラーキン 2.00

ランキング5位コレシュコフ、9位ラーキン。

元王者で、タイトルを奪われたリマとラーキンにしか負けてないコレシュコフ。試合間隔が開いたためか、過去4戦のうち2度、地元のローカルイベントで試合をしている。前回のラーキン戦はスプリット判定負け。

ラーキンはBellatorデビュー戦でいきなりタイトルに挑戦するもリマに判定負け。次戦もポール・デイリーにKO負け。しかしそこからは無敗。が、Bellator日本大会でのK太郎戦での体重オーバーがあり、その後ミドルに上げていた。昨年からまたウェルターに戻している。

ストライカー対決。打撃ではラーキンが上と見てラーキンKO勝ち。

マゴメド・マゴメドフ 2.35
ダニー・サバテロ 1.20

ミックス優勝で終わったバンタム級GPの3位決定戦。マゴメドフはミックスに2Rギロチンで負け、サバテロはアーチュレッタを破り暫定王座となったラフェオン・スタッツに僅差となったがスプリット判定負け。

グラップラー対決。サバテロが持ち味のしつこいタックルで押し切って判定勝ち。

渡辺華奈 1.30
ヴィタ・アルテイガ 3.75

アルテイガはキャリア2戦目からBellatorで6勝5敗。前戦では無敗のスミコ・イナバに判定負け。タックルに対してのカウンターのギロチンで2勝している。

柔術・打撃がそこまで強くないアルテイガなら、ギロチン以外は怖くはない。渡辺一本勝ち。

堀口恭司 1.65
神龍4.15

世界デビュー戦となる神龍が大幅アンダードッグ。堀口は昨年大晦日の扇久保戦で、6年ぶりに125ポンドまで落としたが、動きには問題なく完勝。組みでも扇久保を上回った。神龍は得意のタックルでテイクダウンが取れるか。1Rをテイクダウン奪えて取れるようなら、ユニファイドルールだけに、2R以降堀口にも焦りが出てくるかもしれない。逆に1Rから劣勢なら、差が開いていく一方だろう。

堀口判定勝ち。

パトリッキー・“ピットブル”・フレイレ 2.85
ホベルト・サトシ・ソウザ 1.83

昨年大晦日のマッキー戦、5月のカーライル戦と、フィジカルが強いグラップラー相手だとフィニッシュできなかったサトシ。しかし今回は急に決まった試合で、パトリッキーには対策する時間がない。緊急出場でコンディションが十分でないことを差し引いても、急な試合決定はサトシに分がある。唯一の不安要素としては5Rマッチであるということ。長期戦になると厳しい。パトリッキーは準備期間がないこともあり、弟のクレベル戦そのままの戦略で、寝技には付き合わないか。

サトシはREAL(Arzalet)以来5年ぶりのケージになるが、普段からケージを想定した練習をしているのだろうか。グラウンドでケージ際に詰められた状態だと下から動くのが難しくなるので、対処をしていないようだと下で削られる展開から抜け出せなくなる。

サトシが勝つなら2Rまでの極め、3R以降になるようならパトリッキー判定勝ち。

伊藤裕樹 1.22
ヒロヤ 4.50

DEEPでは2勝以下の相手にしか勝っていないヒロヤ。DEEPでも前座から抜け出せていないレベルで、前回初めて中堅の安谷屋と対戦したが判定負け。対する伊藤はフライ級GPベスト4なので厳しい。

伊藤判定勝ち。

阿部大治 3.10
イゴール・タナベ 1.37

タナベ、RIZINデビュー戦からいきなり階級下の相手。今後が不安になる。阿部もDEEPではタイトルを失ったが、RIZINウェルター級では無敗のトップ選手なのに、こんな使われ方をするとは。ここまでするなら、今後は世界からミドル級トップ選手を呼んできてタナベと当ててスターにしていくくらいして欲しい。

阿部は体格差はあるが、キャリアの差もあるので、序盤のテイクダウンさえ凌いで打撃勝負に持ち込めれば勝機はある。

タナベ1R一本勝ち。

瀧澤謙太 2.40
太田忍 1.59

一昨年の元谷戦でのアップセット貯金が底をついた瀧澤。そろそろIRZINレギュラーの座が危うい。レスリングから転向した太田は順調に成長している。瀧澤がRIZIN参戦後まったく成長していなければ、テイクダウンからパウンドで削られての判定負けが濃厚。ここが格闘技人生の分かれ目となる。

太田判定勝ち。

トフィック・ムサエフ 1.15
アキラ 5.75

今大会一番の大差のオッズ。アキラのファイトスタイル的に一発逆転とかもないし、致し方ないか。

ムサエフKO勝ち。

パトリシオ・“ピットブル”・フレイレ 1.18
鈴木千裕 4.50

ハイリスクローリターンのパトリシオと、ローリスクハイリターンの鈴木。これだけハイリスクな試合を受けるということは、パトリシオは鈴木を相当舐めてる。鈴木の場合は、仮に準備期間が十分あったとしても勝つ確率は変わらないだろう。序盤、目が慣れないうちにダメ元でKOを狙っていけば、宝くじが当たらないとも限らない。

パトリシオKO勝ち。

伊澤星花 1.18
クレア・ロペス 5.00

4月の初参戦でRENAに勝ったロペスがいきなり挑戦者に。他にふさわしい相手がいないから仕方ないかも知れないが、もうちょっと溜めて期待感が持てるようになってから組めたら良かったのだが。

伊澤一本勝ち。

フアン・アーチュレッタ 1.24
扇久保博正 4.25

ギリギリ試合を成立させた扇久保だが、残念ながら勝敗の興味という点では元のカードと比較にならない。せっかくフライ級ができて、適正階級で戦えるようになったのに、無駄な試合でダメージを負ってしまうのは気の毒。

レスリング力とフィジカルの差でアーチュレッタが圧倒しKO勝ち。

朝倉未来 1.71
ヴガール・ケラモフ 2.10

RIZINパートはほとんど結果が見えているカードばかりになってしまった中、この1試合のみでイベントの興味と質を担保している。朝倉がリングでケラモフのテイクダウンを切れるかどうか。ケラモフの堀江戦のように、ケラモフがテイクダウンして立ち際にスタンドバックを取る展開が序盤にあるようだと、プレッシャーで蹴りが出せなくなり、ケラモフが精神的に優位に立てる。

ケラモフ判定勝ち。

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BELLATOR Bellator295 MMA MMAPLANET o スミコ・イナバ ヴェタ・オルティガ

【Bellator295】ハンドスピード、ステップでパワーのオルティガを打ち崩したスミコ・イナバが快勝

<女子フライ級/5分3R>
スミコ・イナバ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ヴェタ・オルティガ(米国)

上半身の大きさがまるで違う両者。ステップインからワンツーで前に出る──細見のイナバに対し、オルティガが左フックで迎え打つ。右ローを蹴ったオルティガは、左ミドルに右を打っていく。パンチの距離が、やや遠かったイナバは修正して右ストレートをヒットさせる。さらにジャブを入れたイナバは、ジャブから右を打っていく。オルティガは鼻血を長し、声を挙げてワンツーも、右から左ハイを蹴られエルボーをヒットされそうになる。

ハンドスピード、ステップの速さで試合をリードするイナバは素早いワンツー、続く右にオルティガが組みつく。逆にケージに押し込んだイナバは左を連打し、右を打ってクリンチへ。サッと離れたイナバが前蹴り、オルティガが右フックを振るう。イナバは構わず左ミドルを蹴り、右を被弾してもジャブから右を伸ばす。ジャブに組んだオルティガは、離れ際にエルボーを伺う。ワンツーの右を入れたイナバ、オルティガは頭を振って圧を掛け、首相撲&ヒザをボディに突き刺す。イナバは変わらずジャブを入れ、ワンツーの右を打ちこむなど手数と精度で上回り初回をリードした。

2R、オルティガはワンツーで前に出て、左の蹴りに左をフックを合わせる。イナバも右を当てるが、オルティガがパワーで当たり勝ち。間合いを取り直したイナバのステップインに、ショートのコンビを振るうオルティガは、右を被弾しても右を打ち返す。詰めようとしてジャブを貰うイナバは、右を打つ際に体を開く場面が見られうように。

近距離の左ハイ、フックにも構わず前に出るオルティガは、鼻血の量が多くなっている。イナバは連続でワンツーを決め、左フックをヒットさせる。左目尻もカットしたオルティガは左ハイをキャッチしてヒザ&ヒジを狙う。サウスポーから左ストレート、オーソに戻してジャブ、ワンツーのイナバは左ジャブの相打ち後にワンツーを決めた。

さらにワンツーを続けるイナバは、オルティガの前進に一旦間合いをとり、続いてカウンターを狙う。オルティガが左から右をヒットさせ、離れたイナバはワンツーを返すとシングルレッグを切る。離れ際の接近戦でパンチを交換した両者は、ラウンド終了でグローブタッチを見せた。

最終回、ワンツーの右を当て前に出るオルティガが、左の蹴りを繰り出す。近い距離で、足を止めて打ち合った両者。この展開はオルティガが有利だが、ここで打ち合うことでイナバのステップが生きてくる。イナバは右を返し、ワンツーを当てて離れると左ジャブをヒット。ジャブを続け、オルティガがケージに詰まらせたイナバが、ここは様子を見る。オルティガは左リードフックで前に出るが、ワンツーは届かない。逆に打ち終わりに右を当てたイナバは、今回はインアウトを続ける。残り2分、オルティガの前進にワンツーを入れたイナバの続く、左でオルティガの頭が仰け反る。それでもフックで前に出るオルティガに、イナバのジャブが当たる。オルティガのスピニングバックフィストをブロックしたイナバは、最後の10秒で前に出てワンツー、左フックからパンチを纏め、右ストレート&左右のフックで試合を締めた。

打たれても引かず、パワーショットを振るうオルティガに対し、常にスピードとヒット数で試合をリードしたイナバも、左目の上がやや腫れているが、左目の上を大きくカットしたオルティガとダメージの差は明白。フルマークの判定勝ちを収めたイナバは、ハワイのファンの声援に感極まった表情を浮かべた。


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BELLATOR Bellator295 MMA スミコ・イナバ ブログ ヴェタ・オルティガ

【Bellator295】元タイトル挑戦者に挑む、レディサムライ=スミコ・イナバ「祖母の姓はフナコシ」

【写真】東京を訪れたことがあるというスミコ・イナバは、他のBellatorファイターと同じようにRIZINとのコラボショー出場を熱望していた (C)MMAPLANET

22日(土・現地時間)、ハワイ州ホノルルのニールSブレイズデール・センターで開催されるBellator295「Stots vs Mix」でヴェタ・オルティガを対戦するスミコ・イナバ。

どのような漢字を当てはめることができるか分からないが、完全に日本名を持つハワイアンMMAファイターは、元タイトルコンテンダーに挑む。デビュー以来、負け無しの5連勝中のレディサムライこと、スミコ・イナバに初インタビューを試みた。


──スミコ、何度がインタビューをリクエストしてきたのですが、ようやく実現して嬉しいです。まず、尋ねたいのはスミコ・イナバという完全な日本名のことです。ハワイや米国っぽい姓も名も含まれていません。

「私の血は半分が日本人。ダッドが日本人だけど、日本に住んだことはない日系ハワイアンの4世なの。スミコは私の祖母のミドルネームで、イナバは祖祖父のファミリーネームね」

──なるほどぉ。スミコというのは完璧な日本女子の名前ですが、私やその上の世代のモノで。

「そうなんだ(笑)。グランマの名字はフナコシよ」

──松濤館空手の祖、内地に空手を広めた船越義珍と同じですね。おばあさんの家系は沖縄出身ですか。

「そうなの。私はあまりルーツが分かっていないけど、もし関係があるなら凄いことね。もっと調べてみるわ。オキナワに行けば、私のオリジンが分かるかもしれないのね。でも、もう4世代も経っているし、私自身は日本の文化に興味はあってもアメリカンなファミリーで育ったから、あまり日本の習慣は分かっていなくて。

高校のときに日本語のクラスを選択したけど、凄く難しかったわ(笑)。アルファベットが全く違って……でも、美しい言葉が多いしまた学びたいを想っている」

──そんなスミコは、いつ頃からMMAに興味を持ったのですが。スミコの住むハワイ島は、BJペンが生まれ育った島ですよね。ただ、オアフと比べて柔術やMMAの活動は盛んでない印象を持っていました。

「今、ビッグアイランドでは柔術はもの凄く流行っているわ。MMAのジムはそれほど多くないけど。私はただボクシングを2011年に始めると、そのジムでMMAもすることになって誘われたの。それから柔術とレスリングを学ぶことになって、全てをミックスしていったわ。でも最初はMMAじゃなくて、ボクシングがやりたかっただけで。いつの日か、私もマウイにMMAジムをオープンさせて、もっとMMAを盛んにしたいと思っている」

──ぜひ、MMAのビッグショーもスミコの力でマウイに持ち込んで欲しいです。

「イエース。ホントに、そうなれば最高ね。マウイではオアフのようにMMAショーが継続しなかったから。2012年頃からアマチュアMMAは始まったけど、それも2017年ぐらいまでで。私としてはジムだけでなく、MMAショーがずっと行えるようにしたくて」

──そんな将来のためにも元タイトルコンテンダーのオルティガと対戦する今回の試合は大切になってきますね。

「そのおかげで私は成長できているわ。キャンプは凄くハードだったし、私の成長した姿を見て欲しい。それがタイトル挑戦に近づくことになるから。タイトルは私のゴールだし、この試合で勝ってランキングを上げたい」

──ではオルティガの印象を教えてください。

「とにかく経験豊かね。タイトル挑戦経験があることでも分かるように。タフよ、いつもファイトできる。だから、私も思い切り打ち合いたいわ」

──試合の準備はオアフで行ってきたのですか。

「この島で全てを準備してきたわ」

──ところでハワイでの試合はまだ2試合目ですね。

「ハワイで戦うことは大好きよ。誇りをもって戦うことができる。なんといっても、ファンのハワイアン・ファイターへのサポートは凄いし(笑)。また、皆の前で戦えることが凄く嬉しい。

ただプレッシャーもあるけどね(笑)。同時に皆にポジティブなエネルギーを貰える。そのエネルギーを武器にして戦うことができるのが、ハワイでの試合なの。MMAとして、全ての局面でエキサイティングな試合を皆に見てもらいたい。とにかく良い試合をしたいわ」

■視聴方法(予定)
4月23日(日)
午前8時30分~ U-NEXT

■ Bellator295計量結果

<Bellator暫定世界バンタム級選手権試合&バンタム級ワールドGP決勝/5分5R>
[王者]ラフェオン・スタッツ: 134.2ポンド(60.87キロ)
[挑戦者] パッチー・ミックス: 135ポンド(61.24キロ)

<女子フライ級/5分3R>
イリマレイ・マクファーレン: 126ポンド(57.15キロ)
渡辺華奈: 125.6ポンド(56.97キロ)

<165ポンド契約/5分3R>
ヤンシー・メデイロス: 162.4ポンド(73.66キロ)
チャーリー・レアリー: 164.2ポンド(74.47キロ)

<フェザー級/5分3R>
アーロン・ピコ: 145.6ポンド(66.04キロ)
ジェイムス・ゴンザレス: 145.8ポンド(66.13キロ)

<フェザー級/5分3R>
マス・ブーネル: 144.4ポンド(65.49キロ)
ジャスティン・ゴンザレス: 145.6ポンド(66.04キロ)

<フェザー級/5分3R>
カイ・カマカ3世: 145.4ポンド(65.95キロ)
アドリ・エドワーズ: 145.6ポンド(66.04キロ)

<女子フライ級/5分3R>
スミコ・イナバ: 124.4ポンド(56.42キロ)
ヴェタ・オルティガ: 125.8ポンド(57.06キロ)

<ライト級/5分3R>
ボビー・キング: 155.4ポンド(70.48キロ)
アーロン・クルーズ: 156ポンド(70.76キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ダヴィオン・フランクリン: 259.2ポンド(117.57キロ)
カシム・アラス: 251.8ポンド(114.21キロ)

<女子フライ級/5分3R>
イララ・ジョアニ: 125.4ポンド(56.88キロ)
ブルーナ・エレン: 125.6ポンド(56.97キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アレクセイ・シュルケヴィッチ: 170.8ポンド(77.47キロ)
菊入正行: 169ポンド(76.66キロ)

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BELLATOR Bellator295 MMA MMAPLANET o   アレクセイ・シュルケヴィッチ アーロン・ピコ イララ・ジョアニ イリマレイ・マクファーレン ジャスティン・ゴンザレス スコット・コーカー スミコ・イナバ パッチー・ミックス ブルーナ・エレン ボビー・キング マス・ブーネル ラフェオン・スタッツ 堀口恭司 渡辺華奈 菊入正行

【Bellator295】計量終了 ボーグが体重落とせず、堀口恭司のフライ級戦は消滅。そしてボーグは引退へ

【写真】非常に友好的、しかし激しい試合になること間違いない(C)BELLATOR

22日(土・現地時間)、ハワイ州ホノルルのニールSブレイズデール・センターで開催されるBellator295「Stots vs Mix」の計量が21日(金・同)に行われている。

堀口恭司と対戦予定だったレイ・ボーグが体重を落とせず、直ちにBellatorとの複数回契約を解除された。そして「皆を落胆させて申し訳ない。そして、ここ数年のとんでもない状況を共にしてくれてありがとうと伝えない。これから違う旅が始まる。チーム・ボーグと共にいてくれて感謝している」とボーグはSNSで引退を発表している。


メインでGPファイナル&100万ドルを掛けたワールドGPファイナルとBellator暫定世界バンタム級王座を賭けて戦う2人は、セレモニアル計量でのフェイスオフでも、何やら罵り合いをし、スコット・コーカーやインスペクターが間に入って、両者を分けた。

コメインの女子フライ級戦は、MMAPLANETのインタビュー通り、イリマレイ・マクファーレンがフェイスオフ後に渡辺華奈の首に例を掛け、ハグをし撮影後も両手で握手をして離れた。

また第1試合でサークルケージ初陣となる菊入正行は、計量台の上でガッツポーズし、アレクセイ・シュルケヴィッチと握手してフェイスオフを行った。

堀口の試合はなくなったが、メインの世界戦や日本人絡みのファイトだけでなく、プレリミからメインと3試合連続で組まれたフェザー級=アーロン・ピコ✖ジェイムス・ゴンザレス、マス・ブーネル✖ジャスティン・ゴンザレス: 145.6ポンド、カイ・カマカ3世✖アドリ・エドワーズも要注目だ。

大器ピコが未完のままで終わるのか、ここから上で進むのか。勝ち方が問われる一戦となり、ブーネル✖ゴンザレスは熱戦必死のサバイバル戦となる。

また日系4世のスミコ・イナバがタイトルコンテンダーのヴェタ・オルティガも女子フライ級戦線の今後に関係してくるマッチアップといえる。

■視聴方法(予定)
4月23日(日)
午前8時30分~ U-NEXT

■ Bellator295計量結果

<Bellator暫定世界バンタム級選手権試合&バンタム級ワールドGP決勝/5分5R>
[王者]ラフェオン・スタッツ: 134.2ポンド(60.87キロ)
[挑戦者] パッチー・ミックス: 135ポンド(61.24キロ)

<女子フライ級/5分3R>
イリマレイ・マクファーレン: 126ポンド(57.15キロ)
渡辺華奈: 125.6ポンド(56.97キロ)

<165ポンド契約/5分3R>
ヤンシー・メデイロス: 162.4ポンド(73.66キロ)
チャーリー・レアリー: 164.2ポンド(74.47キロ)

<フェザー級/5分3R>
アーロン・ピコ: 145.6ポンド(66.04キロ)
ジェイムス・ゴンザレス: 145.8ポンド(66.13キロ)

<フェザー級/5分3R>
マス・ブーネル: 144.4ポンド(65.49キロ)
ジャスティン・ゴンザレス: 145.6ポンド(66.04キロ)

<フェザー級/5分3R>
カイ・カマカ3世: 145.4ポンド(65.95キロ)
アドリ・エドワーズ: 145.6ポンド(66.04キロ)

<女子フライ級/5分3R>
スミコ・イナバ: 124.4ポンド(56.42キロ)
ヴェタ・オルティガ: 125.8ポンド(57.06キロ)

<ライト級/5分3R>
ボビー・キング: 155.4ポンド(70.48キロ)
アーロン・クルーズ: 156ポンド(70.76キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ダヴィオン・フランクリン: 259.2ポンド(117.57キロ)
カシム・アラス: 251.8ポンド(114.21キロ)

<女子フライ級/5分3R>
イララ・ジョアニ: 125.4ポンド(56.88キロ)
ブルーナ・エレン: 125.6ポンド(56.97キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アレクセイ・シュルケヴィッチ: 170.8ポンド(77.47キロ)
菊入正行: 169ポンド(76.66キロ)

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BELLATOR Bellator294 Bellator295 ISAO MMA MMAPLANET o RIZIN アーリーン・ブレンコウ イリマレイ・マクファーレン ジャスティン・キッシュ スミコ・イナバ ティム・ジョンソン ディアナ・ベネット デニス・キルホルツ パッチー・ミックス パンクラス ベラトール ボビー・キング ラフェオン・スタッツ リズ・カモーシェ 渡辺華奈 菊入正行

【Bellator294&295】今年も4月にハワイ2連戦。渡辺華奈がマクファーレンと対戦。菊入&ISAOの出場あるか

【写真】渡辺は嬉しいビッグマッチ出場、そして日系人の多いハワイだがアウェイでのマクファーレン戦が決まった(C)BELLATOR

15日(水・現地時間)、Bellatorが今年も4月にハワイ2daysイベントとなるBellator294とBellator295の開催を発表している。

そして295大会には渡辺華奈が出場し、地元のヒロイン=イリマレイ・マクファーレンと対戦することも明らかとなった。


ハワイはオアフ島ホノルル、同地のMMAのメッカといえるニール・ブレイズデールセンターで行われるBellatorの2日連続興行は、コロナを経て12月から4月にシーズンこそ変わったが健在だ。

今回の発表では、まずこれも恒例の軍慰問の性格上、一般客にチケットが販売されない金曜日の294大会で米国海兵隊出身のリズ・カモーシェが自らの持つBellator世界フライ級王座防衛戦をディアナ・ベネットと戦うことがアナウンスされている。

両者は2020年9月に対戦経験があり、この時はベネットの体重オーバーで131.7ポンド契約戦となった試合でカモーシェがRNCで一本勝ちを収めている。その後、ベネットは3連勝でタイトル挑戦権を掴んではいえるが、うち2度が体重オーバーで、まずはしっかりとウェイトを創ることを願いたい。

同大会ではコメインでティム・ジョンソン✖サッド・ソウマのヘビー級戦、そしてサークルケージ初陣となるサラ・マクマン✖アーリーン・ブレンコウの女子フェザー級戦も決まっている。

土曜日=Bellator295はメインでバンタム級GPファイナル&暫定世界バンタム級選手権試合=王者ラフェオン・スタッツ✖挑戦者パッチー・ミックス戦が決定した。1年を費やして実施されたワールドGP、ハワイで始まりハワイで幕を下ろすこととなる。

Bellator✖RIZINの対抗戦出場が期待されたが実現しなかった渡辺は、昨年5月のデニス・キルホルツ戦以来の実戦でランク的には下だが、実績的には格上といって良いマクファーレンに臨むこととなった。

元女子フライ級王者のマクファーレンはサンディエゴ在住だが、生まれも育ちもハワイのホノルル。熱烈なファンの声援をバックに戦うことになる。昨年のホノルル大会でジャスティン・キッシュに判定負けを喫したマクファーレンも、ホームで2年連続の敗北は許されない。

渡辺としてはベラトールに転じて以来、いやMMAデビューから始めて遭遇する打撃を使いこなす──本格的な柔術家との対戦。その柔術もマクファーレンの場合は10thPlanet系の技術を習得しており、トップを取ってからのフィジカル&柔道の寝技を発展させてきた渡辺にとって未知の領域となる。

トップを取ることを前提として、足を越すことができるのか。また下になった場合の対処方など、渡辺のポテンシャルが試される大切な一戦だ。

また295大会ではカイ・カマカ3世、ボビー・キング、スミコ・イナバらローカルヒーローの登場など6試合のプレリミとメイン計8試合が現時点で発表されており、294大会はメインカードの3試合のみ。

昨年の実績でいえば金曜日大会は8試合、土曜日は13試合が組まれていた。このままの試合数が今年も実現するのであればまだ10試合=20名の選手に出場枠が残されている。米本土の日本の中間、日系人も多い土地柄だけに菊入正行&ISAOのパンクラス王者コンビの登場にも期待したい──が、果たして。

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BELLATOR Bellator286 MMA MMAPLANET o スミコ・イナバ

【Bellator286】スミコ・イナバ、マンディアウの意地の三角絞めを耐えきり──5連勝=初の判定勝ち

<女子フライ級/5分3R>
スミコ・イナバ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ナディーン・マンディアウ(ベルギー)

アマMMA時代に対戦経験がある両者。その時はイナバが65 秒で勝利している。リベンジに闘志を燃やすマンディアウにジャブ&ローに対し、イナバが左ジャブを返す。マンディアウは左を当てると、イナバもジャブから右、そして左フックをヒットさせる。下がったマンディアウを追いかけ右を決めたイナバだが、直後に右を被弾する。接近するとダブルレッグを見せたイナバは、切られて逆にシングルレッグで尻もちをつかされる。ここからボディロックに切り替えたマンディアウは、立ち上がったイナバにポジションを入れ替えられる。

イナバは再びケージを背負い、シングルのタイミングで距離を取り直すとパンチからエルボーをヒットさせる。さらにワンツーを当てて、テイクダウンを決めると右のパウンドを落とす。蹴り上げを捌いたイナバ、マンディアウのシングルを切ってヒザ蹴りにもエルボーを連続で打ちこむ。バックこそ取り切れなかったが、ヒザを入れて離れたイナバは前蹴りを受けても前に出て、前蹴りで逆に尻もちをつかせる。マンディアウはパウンドを受けながら腕十字をしかけ、ラウンド終了までもちこたえた。

2R、右ローを蹴りワンツー、ジャブで前に出るイナバがマンディアウの右ストレートにダブルレッグを合わせてテイクダウンを決める。足を捌かれ背中を譲ったマンディアウは、後方からパンチを被弾しながら立ち上がり胸を合わせる。イナバは離れてボディに前蹴り、さらにワンツーで右ストレートを打ち込む。またも前蹴りをボディに入れてダウンを奪ったイナバは、立ち上がってきたマンディアウにパンチを纏める。

トリプルジャブ&右ストレートを見せたイナバの攻勢が続き、右からエルボーを被弾したマンディアウも懸命にフックを返す。距離が近づくと、ボディロックテイクダウンを決めたイナバはヒジ&パンチを打っていく。草刈りを潰して殴るイナバは、頭がさがったところでオモプラッタを仕掛けられるが、即反応しスクランブルでバックに。サイドバックからパンチを打ちつけたイナバの前方への崩しに、マンディアウは前転してヒザ十字。さらに反応した三角絞めをセットして、エルボーを打ちつける。頭をひきよせるマンディアウは、体重を掛けられると厳しい態勢となり、腕十字に移行する。これを抜いてバックから殴ったイナバだが反撃を許したラウンドととなった。

最終回、ステップインして縦ヒジを狙ったイナバは、ダブルレッグを切って右を当てる。パンチの交換ではイナバが精度で上回る。マンディアウはシングルでドライブするが、ネルソンで耐えたイナバが胸を合わせて、逆にケージに押し込む。ポジションを複数回入れ替えたクリンチ合戦は、マンディアウのシングルからダブルを切ったイナバがバックに回る。

ここも後方から殴られ、立ち上がったマンディアウが胸を合わせる。イナバはボディを殴り、右エルボーを顔面に打ち込む。差し合いとなりヒザを見せたマンディアウは、距離を取ったイナバの左ジャブを被弾する。イナバは跳びヒザを狙い、着地すると左を当てる。マンディアウはここでもシングルでケージにイナバを押し込む。いなしたイナバがシングル、ダブルに移行したところで時間に。

3-0で勝利したイナバ、プロデビュー後初の判定勝ちとなった。


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