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MMA MMAPLANET o TOP BRIGHTS TOP BRIGHTS01 グレイゾン・チバウ ブレンゾリグ・バットムンク 堀口恭司

【TOP BRIGHTS01】TD&グラウンドのチバウ×打撃のバットムンク、チバウがスプリット判定で勝利する

<ウェルター級/5分3R>
グレイゾン・チバウ(ブラジル)
Def.2-1:29-28,28-29,29-28
ブレンゾリグ・バットムンク(モンゴル)

お互いサウスポー、バットムンクがジャブを当てる。チバウが組んでテイクダウンを狙うが倒れない。バットムンクは左ローを蹴ると、チバウはそれをすくってテイクダウンする。

足を一本抜いてハーフガードでトップキープするチバウは、上半身を固めてパスガード。そこからマウントポジションに移行すると肩固めへ。バットムンクも足を一本戻すと、チバウはクラッチを外してトップキープする。

2R、バットムンクはオーソドックスに構えて右ストレートを打つ。バットムンクは構えをスイッチしてサウスポーから右ジャブと左ロー、オーソドックスからインローと右ストレートを当てる。チバウは左ストレートからダブルレッグに入り、ケージ際でテイクダウンを奪う。

バットムンクはケージに身体を預けてギロチンを狙うが、チバウは頭を抜いてバックに回る。バットムンクは立ち上がって、半身の状態からアームロック。投げも狙いつつ、チバウのボディにヒザ蹴りを突き刺す。チバウはそのまま組みついて、バットムンクに尻餅をつかせてラウンドを終える。

3Rも細かく構えをスイッチするバットムンク。ボディとローに攻撃を散らし、顔面への右フックで飛び込む。バットムンクが左フックから右ストレート、単発の右ストレートとパンチを見せると、チバウがダブルレッグでバットムンクをケージに押し込む。

バットムンクの右足にシングルレッグで組みつくチバウ。バットムンクはチバウの左手を小手に巻いてヒザ蹴り。チバウがダブルレッグに入るもバットムンクは倒れない。バットムンクはチバウの身体をつぶしてヒジを落とす。チバウがバットムンクに尻餅をつかせると、バットムンクがギロチンを狙う。頭を抜いたチバウがバットムンクをケージに押し込んだ状態で試合終了となった。

判定は2-1と割れたもののチバウが勝利。試合後に日本のファン、そして解説席の堀口恭司に感謝の言葉を述べた。

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45 MMA MMAPLANET o TOP BRIGHTS TOP BRIGHTS01   ウィ・ジョンウォン カルシャガ・ダウトベック キム・ジュンソク グレイゾン・チバウ コシェン・アカノフ ダニエル・ドンチェンコ ハン・サングォン ブレンゾリグ・バットムンク ベン・ロイル 松嶋こよみ

【TOP BRIGHTS01】計量終了 アカノフが計量オーバーで変則戦へ。チバウ、松嶋ら9選手はクリア

21日(日)に群馬県太田市のオープンハウスアリーナ太田で開催されるTOP BRIGHTS01の計量が行なわれた。
Text by Takumi Nakamura


MMAルールの5試合に出場する10選手が計量に臨み、キム・ジュンソクと対戦するコシェン・アカノフがバンタム級のリミットを3.2キロと大幅にオーバー。ファイトマネーのカット(※何%カットは未発表)をはじめ、試合当日午前9時の再計量、毎ラウンドで減点2、アカノフが勝った場合はノーコンテストという条件での試合実施となった。

またダニエル・ドンチェンコ×ハン・サングォンではドンチェンコがカップラーメンを食べながら計量をパスし、そのままフェイスオフへ。サングォンがドンチェンコのどんぶりをひっくり返し、一触即発となった。

床にぶちまけられたラーメンの片付け待ちのあとに行われた松嶋こよみ×カルシャガ・ダウトベック、グレイゾン・チバウ×ブレンゾリグ・バットムンクは4選手ともにリミットをクリアしている。

■TOP BRIGHTS01計量結果

<ウェルター級/5分3R>
グレイゾン・チバウ:76.80kg
ブレンゾリグ・バットムンク:76.85kg

<フェザー級/5分3R>
松嶋こよみ:65.60kg
カルシャガ・ダウトベック:65.75kg

<ライト級/5分3R>
ダニエル・ドンチェンコ:70.20kg
ハン・サングォン:70.20kg

<フェザー級/5分3R>
ベン・ロイル:65.75kg
ウィ・ジョンウォン:64.90kg

<バンタム級/5分3R>
コシェン・アカノフ:64.40kg
キム・ジュンソク:60.90kg

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45 AB MMA MMAPLANET o PFL TOP BRIGHTS TOP BRIGHTS01 UFC キム・ハンソル グレイゾン・チバウ ブレンゾリグ・バットムンク ライカ 堀口恭司

【TOP BRIGHTS01】20年振りの日本での試合。グレイゾン・チバウ「UFCと契約した時は凄く残念だった」

【写真】かなりお調子者でしょう(笑)。グレイゾン・チバウ(C)TOP BRIGHTS

21日(日)に群馬県太田市のオープンハウスアリーナ太田で開催されるTOP BRIGHTS01のメインでグレイゾン・チバウがブレンゾリグ・バットムンクと対戦する。
Text by Manabu Takashima

2003年7月の光岡映二戦以来の日本での試合となるチバウは、ATTの盟友である堀口恭司が立ち上げたTOP BRIGHTS参戦に何を想うのか。ひたすらに嬉しくて仕方がない様子だったチバウの言葉をお届けしたい。


──グレイゾン、20年と7カ月ぶりの日本での試合です。今の気持ちを教えてください。

「あの時は18歳で、物凄く若かった。経験も全然なくて、しかも肩を脱臼して全く自分の力を発揮することができなかった。ずいぶんと時間が経ってしまったけど、日本のファンに素晴らしいパフォーマンス、このパワーを見てほしい」

――しかも堀口恭司選手が発起人となったイベントでの試合です。

「めちゃくちゃ嬉しいね。キョージとは随分と長い仲になった。キョージの創ったステージで最高の動きを披露したいと思っている。キョージはリスクを顧みず、日本のMMAの未来のためにプロモーションを起こした。全ての新しい世代のファイターたちにとって、素晴らしいことだ。だから、私もTOP BRIGHTSを盛り上げるために頑張りたい」

――キム・ハンソルが負傷欠場となり、ブレンゾリグ・バットムンクと対戦することとなりました。

「対戦相手が代わったことは、全く問題ない。2人ともストライカーだし、テイクダウンして殴るだけだ。何もやることは変わらない。世界中の皆がこのスポーツで、グレイゾン・チバウのテイクダウンは世界一だと知っている。何より、世界のベストストライカーとATTで練習している。何も問題ない。ずっとUFCで世界のトップストライカーと戦い続けてきた。この試合のために全ての準備をしてきた。日本のファンの前で、1Rでフィニッシュする」

――つまりテイクダウンから、あとの攻撃が重要になるということですね。

「テイクダウン後、アグレッシブなパウンドを打ちつける。日本で戦えることが最高に嬉しくて、心身ともに最高の状態にある。日本で戦うことはずっと夢だった。この国には侍の文化があり、侍の精神が宿っている。2006年にUFCと契約したときは、凄く残念だった。なぜなら、私は日本で戦うことにこだわっていたからだ。UFCでは本当に長い間戦い続けたけど、ずっと日本で戦いたいと思い続けてきたんだ。これから日本で戦い続ける」

――UFCからPFLと世界のメジャーリーグで戦ってきました。そんなグレイゾンは、日本のファンに何を見せたいと思っていますか。

「日曜日にはアリーナに来てくれたファンに、レベルの違うファイトを見せたい。打撃、レスリング、柔術、全ての局面で世界レベルのファイトを披露する。最高のパフォーマンスで会場の皆に幸せにあってもらいたい。

ここで勝って、次はタカノリ・ゴミと戦いたい。レジェンド同士の決闘だ。レッツゴー!!」


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45 AB MMA MMAPLANET o TOP BRIGHTS カルシャガ・ダウトベック キム・ハンスル グレイゾン・チバウ ハン・サングォン ブレンゾリグ・バットムンク ベン・ロイル 吉成名高 堀口恭司 松嶋こよみ 石井一成

【TOP BRIGHTS】キム・ハンスルOUT→バットムンクIN代役。「ここから磨かれる」と堀口恭司EP

【写真】大会まで、もう2週間を切っているTOPBRIGHTSの全容が明らかとなった(C)TOP BRIGHTS

8日(月)、21日(日)に群馬県太田市のオープンハウスアリーナ太田で旗揚げするTOP BRIGHTSのリモート記者会見が行われた。
Text by Manabu Takashima

堀口恭司エクゼクティブプロデューサー、堀口健太&山田義則両CEO、さらにエイワジム及びBOMの中川夏生代表が出席し、まずはムエタイの日本✖タイ対抗戦の追加カードの発表があった。そして同対抗戦に出場する羅向、吉成名高が会見場で、石井一成がリモートで出席した。

中川会長の各カードの見所、ムエタイ選手への質疑応答を終え、MMAの追加カードの発表へ。


ウェルター級のグレイゾン・チバウ✖キム・ハンスル、フェザー級の松嶋こよみ✖カルシャガ・ダウトベックとベン・ロイル✖ウィ・ジョンウォンの3試合に加え、会見ではバンタム級のコシェン・アカノフ✖キム・ジュンソク、そしてライト級のダニエル・ドンチェンコ✖ハン・サングォンの2試合が新たなカードとして発表された。

豪腕バットムンク

またチバウと対戦予定だったキム・ハンスルが練習中の負傷で欠場となり、代役には在韓モンゴリアンのブレンゾリグ・バットムンク(バクムント・ブユレンゾリックという名で発表された)と対戦することとなった。

堀口はATTの同門チバウのことを「ムキムキで抑え込みが強い。極めもあるし、この体なので一発当たれば終わる。見ていて面白い」と評しており、豪腕バットムンクとしてテイクダウン防御力が問われる一戦となるだろう。

なおMMAマッチは、今回発表された試合を含め全5試合で実施されることが山田CEOから明言されている。また唯一の日本人選手として出場する松嶋こよみに関して、堀口は「上に行くバチバチの試合を見せて欲しい。やっぱ日本人も強い選手がいるんだよというのを見せて欲しいですよね」と言及した。

さらに今後の日本人選手の出場に関して「出て欲しいと何回も言っているんですけど、どっかからバァーっと力が掛かっちゃってね(笑)。あんまり誘えないから。そこをクリアしてからって感じですかね」と周囲が冷や汗をかくようなコメントを残すと、「試合順とかこれから決まっていくんですけど、今のところパッとしていないですよね。第1回なんで、皆が慣れていないので。これが当たり前だと思っているんで。ここからドンドンTOP BRIGHTS自体もブラッシングされて、光ってくると思うんで。第1回大会を見て、成長過程を楽しみにしてください。応援宜しくお願いします」と堀口節で締めくくった。

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Brave Fight27 Column Grachan Grachan59 MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC   ブレンゾリグ・バットムンク 今市凌太 原口伸 古谷宗太郎 宮内拓海 小谷 小谷直之 山田哲也 崎山勲 御代川敏志 新垣健司 薩摩竜仁 藤村健悟 阿仁鬼 高橋孝徳 高須将大

【RACHAN59 X Brave Fight27】試合結果 予想を遥かに上回る強さを見せ原口伸が小谷直之を撲殺TKO

【写真】打ちつける時のインパクトが凄まじかった(C)MMAPLANET

12日(日)、東京都江東区のTFTホール500でGRACHAN59 X Brave Fight27が開催された。

メインのGrachanライト級選手権試合はチャンピオン原口伸が、小谷直之をテイクダウンからパウンドを圧倒。TKO勝ちで王座防衛に成功し、改めてフェザー級でRoad to UFC出場をアピールした。

またコメインでは山田哲也がブレンゾリグ・バットムンクを組み倒せず、パウンドアウトされ、仕切り直しのフェザー級T準決勝は高橋孝徳が崎山勲を判定で破っている。

GRACHAN59 X Brave Fight27
<Grachanライト級選手権試合/5分3R>
○原口伸(日本)1R3分57秒
TKO
詳細はコチラ
×小谷直之(日本)
<ウェルター級/5分2R>
○ブレンゾリグ・バットムンク(モンゴル)1R4分59秒
TKO
詳細はコチラ
×山田哲也(日本)
<フェザー級T準決勝/5分2R>
○高橋孝徳(日本)2R
判定
×崎山勲(日本)
<ライト級/5分2R>
○藤村健悟(日本)1R3分46秒
腕十字
×松田マン(日本)
<バンタム級/5分2R>
△高須将大(日本)2R
Draw
△ガルちゃん(日本)
<無差別級/5分2R>
○鈴木マシマシ(日本)2R
判定
×ダンカン(米国)
<フライ級次期挑戦者決定T1回戦/5分2R>
○御代川敏志(日本)2 R2分49秒
TKO
×薩摩竜仁(日本)
<フライ級次期挑戦者決定T1回戦/5分2R>
○天野哲宏(日本)1R1分47秒
KO
×原拓郎(日本)
<フライ級次期挑戦者決定T1回戦/5分2R>
○宮内拓海(日本)1R0分59秒
KO
×新垣健司(日本
<フェザー級/5分2R>
○櫻庭泰裕(日本)2R
判定
阿仁鬼(日本)
<バンタム級/5分2R>
○髙橋謙斗(日本)2R
判定
×松本大輔(日本)
<74キロ契約/5分2R>
○神谷大地(日本)1R1分27秒
判定
×今市凌太(日本)
<ライト級/5分2R>
○望月貴史(日本)1R1分27秒
判定
×古谷宗太郎(日本)
<フライ級/5分2R>
○山﨑聖哉(日本)1R1分27秒
判定
×二之宮徳昭(日本)


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Brave Fight27 Grachan59 J-CAGE Report ブレンゾリグ・バットムンク ブログ 山田哲也

【GRACHAN59×BRAVE FIGHT27】国内復帰戦で勝利ならず。山田がブレンゾリグのパンチ連打に沈む

【写真】山田はまさかのKO負け――(C)MMAPLANET

<ウェルター級/5分2R>
ブレンゾリグ・バットムンク(モンゴル)
Def.1R4分59秒 by TKO
山田哲也(日本)

サウスポーの山田が右じで距離を測る。ブレンゾリグが距離を詰めて来ると、山田は反時計回りにステップを踏む。ブレンゾリグが右ストレートを伸ばしたところで組んだ山田は、そのまま右腕を差し上げてブレンゾリグをケージに押し込んでいく。しかしブレンゾリグも喧嘩四つで組み、体勢を入れ替えて山田を押し込む。さらに離れ際に右を打ち込んだ。

ブレンゾリグがサウスポーにスイッチしたが、すぐにオーソドックスへ戻す。ガードを下げているブレンゾリグに対し、山田が左ハイを見せた。ブレンゾリグはサウスポーにスイッチして左ローを繰り出した。オーソドックスに戻したブレンゾリグに、山田は左ミドルを狙う。互いにフェイントを繰り出し合うが、手数は少ない。

左ローを見せ合ったあと、ブレンゾリグの左ストレートに山田が下がりながら右フックを合わせた。続いてブレンゾリグのパンチが山田の右目に入ったか。下がる山田に対して、ブレンゾリグが距離を詰めていく。ブレンゾリグの左ローがヒット。さらに右ストレートを伸ばす。サウスポーのブレンゾリグが左のカーフキックから左右フックでダウンを奪った。すかさずブレンゾリグがパウンドを連打すると、山田の動きが止まりレフェリーが割って入った。


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Brave Fight27 Grachan Grachan59 MMA MMAPLANET o PRIDE Road to UFC UFC UFN218 キム・サンウォン ブレンゾリグ・バットムンク 今市凌太 児玉勇也 原口伸 古谷宗太郎 宮内拓海 小谷直之 山田哲也 崎山勲 御代川敏志 新垣健司 海外 田中智也 薩摩竜仁 藤村健悟 阿仁鬼 高橋孝徳 高須将大

【GRACHAN59×BRAVE FIGHT27】原口伸─02─「小谷選手に勝てなければ、フェザーでも海外で勝てない」

【写真】ケージの中の躍動感、無慈悲なパウンドとは対照的に普段はホンワカな感じの原口伸(C)MMAPLANET

12日(日)、東京都江東区のTFTホールで開催されるGRACHAN59×BRAVE FIGHT27で、小谷直之を相手にGrachanライト級王座の初防衛戦を行う原口伸のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

フレームの問題でフェザー級転向を考える原口にとって、ライト級での試合は今回が最後になるだろう。もちろん契約の問題はあるかもしれないが、それでもプロモーターとの話し合いで今回からフェザー級で戦うことも可能だったはず。しかし原口は、国内ライト級の中でも大きな小谷と対戦する。その先に見据えるのは――UFCに出ることではない。オクタゴンで勝利を手にすることだ。

<原口伸インタビューPart.01はコチラから>


――今後はフェザー級で戦っていくと考えた時に、小谷選手はライト級の中でもフレームが違いすぎませんか。

「はい、メチャクチャ大きいです(苦笑)。僕としてもフレームの違いがネックになるとは思いますが、オファーがあった時点で覚悟は決まっています。もともとグアムの試合の前からオファーは頂いていて。その時は僕も通常体重が落ちていたので、『試合が終わってから身体をつくり直してから防衛戦をやりたい』と返答していました」

――小谷戦を4日後に控えた今、ライト級用の身体に戻ってきているのでしょうか。

「なんとか……。それでもまだ小谷選手とはフレームが違うでしょうけど、計量の時点では同じ70.3キロになるので、あまり深く考えないようにしようと思っています」

――小谷選手とはフレームだけでなく、キャリアの違いもありますね。原口選手にとっては過去最大のキャリアを持つ相手となります。

「PRIDEやUFCにも出たことのある相手ですからね。オファーを頂く前は名前を知っているぐらいでしたが、対戦が決まってからは試合映像をしっかり見ました。見たら『おぉ~っ!!』と思って」

――「おぉ~っ!!」とは(笑)。

「寝技が強くて、一発で試合展開をひっくり返すことができる選手だと思います。どれだけ僕が優勢に進めていても、どこかで取られたら一発で終わる。緊張感のある相手ですよね。ケージレスリングも強いじゃないですか。ケージ際での小外掛けも上手いので、そういったケージでの攻防も頭には入れています」

――特に四つで組んだ時は強いですよね。それでも――フレームの大きさに関わらず、組みでは負けない自信がありますか。

「そうですね。僕はレスリング時代から、力×力で勝負するタイプではないんですよ。相手が力で来たら、こちらはスピードで勝負するような。グラチャンのベルトを獲った植田戦でも、相手が組んできたところを切り返す場面もありました。むやみに力で勝負することはなく、そういった攻防も全て含めて、組みでは負けないと思っています」

――では他の要素についてもお聞きします。小谷選手の打撃については、どのように見ていますか。

「左ストレートは強いですよね。形が良いわけではないと思いますが、実際当たるし、当たったら危ないです。僕も小谷選手もサウスポースタンスなので、左をもらわないように動きたいです。自分もまだ打撃については未完成なので、荒々しい打ち合いになるのかなと思っています。そのなかでも自分はキム・サンウォン戦のように、スピードを生かしながらコンパクトに打っていきたいです」

――なるほど。先ほども少し触れられていましたが、サブミッションを比べるといかがですか。

「まず相手に取らせないことが一番です。一度掴まれたら、こちらが技術で対抗しようとしてもガッと持っていかれる力があると思うので」

――対して、ご自身のグラウンド技術は?

「今回はグラップリングに重点を置いて練習してきました。僕にとってグラウンドでの武器は、パウンドです。さらにパウンドを打ちながら、その流れでサブミッションを極められるような練習を積んでいます。最初から極めることを狙うよりも、一つひとつを積み重ねていって、その先にフィニッシュがあると思っています」

――ということは、やはり試合は削り合いが多くなりそうですか。

「そう思います。小谷選手を相手に、シンプルなグラップリングで一本を取れるような技量は、今の僕にはないかもしれないです」

――正直な意見ですね。原口選手に限らず国内で、シンプルなグラップリングで小谷選手を極められる選手も少ないとは思いますが……。

「アハハハ、それぐらい強い相手だと思います。でもライト級でフレームの大きい小谷選手に勝てなければ、フェザー級に落としても海外では勝てないですよね。僕が目指しているのはUFCです。UFCだけでなく海外の試合を見ていると、ここで負けているようでは中央アジア勢には勝てないと考えています」

――一方で、キム・サンウォン戦を削り合いで制しただけに、原口選手と中央アジア勢の試合もぜひ見てみたいです。

「ありがとうございます。先日のUFC(UFN218)を見ても、『日本人はUFCで勝てない』というのは先入観に過ぎなかったんだなと思いました。どの競技でもそうですけど日本人選手が勝つと、その勢いに続くことってあるじゃないですか。今はMMAでも、その現象が起きつつあるというか――少なくとも、僕の中の先入観がなくなった大会でした。『自分もUFCで戦える』そう思わせてくれました」

――小谷選手との防衛戦を控えた今の時点で、先のことを言うと鬼が笑うかもしれませんが、あとどれくらいでオクタゴンに到達したいと考えていますか。

「宮田先生からは『MMAが分かるようになるには3年かかる』と言われています。僕はMMAを始めて2年経っていないので、まだ分からずに考え込んでしまう部分もあります。だから今年が勝負の1年になると思います。もし今年もRoad to UFCアジアが開催されるなら、ぜひ出たいですね。

UFCに出るためには、小谷選手は絶対に超えないといけない壁です。結果はもちろん、試合内容も問われると思います。試合当日は準備してきたものを、出し惜しみせず全部出して、しっかり勝ちます」

■視聴方法(予定)
2月12日(日)
午後1時30分~ GRACHAN放送局

■ GRACHAN59×BRAVE FIGHT27対戦カード

<Grachanライト級選手権試合/5分3R>
[王者]原口伸(日本)
[挑戦者]小谷直之(日本)

<ウェルター級/5分2R>
山田哲也(日本)
ブレンゾリグ・バットムンク(モンゴル)

<フェザー級T準決勝/5分2R>
高橋孝徳(コンゴ)
崎山勲(日本)

<ライト級/5分2R>
藤村健悟(日本)
松田マン(日本)

<バンタム級/5分2R>
高須将大(日本)
ガルちゃん(日本)

<無差別級/5分2R>
ダンカン(日本)
鈴木マシマシ(韓国)

<フライ級次期挑戦者決定T1回戦/5分2R>
御代川敏志(日本)
薩摩竜仁(日本)

<フライ級次期挑戦者決定T1回戦/5分2R>
原拓郎(日本)
天野哲宏(日本)

<フライ級次期挑戦者決定T1回戦/5分2R>
宮内拓海(日本)
新垣健司(日本)

<フライ級次期挑戦者決定T1回戦/5分2R>
児玉勇也(日本)
田中智也(日本)

<フェザー級/5分2R>
阿仁鬼(日本)
櫻庭泰裕(日本)

<バンタム級/5分2R>
髙橋謙斗(日本)
松本大輔(日本)

<74キロ契約/5分2R>
神谷大地(日本)
今市凌太(日本)

<ライト級/5分2R>
望月貴史(日本)
古谷宗太郎(日本)

<フライ級/5分2R>
山﨑聖哉(日本)
二之宮徳昭(日本)

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Brave Fight27 Grachan Grachan58 Grachan59 MMA MMAPLANET o ONE RIZIN ブレンゾリグ・バットムンク 今市凌太 児玉勇也 原口伸 古谷宗太郎 宮内拓海 小谷直之 山田哲也 崎山勲 御代川敏志 新垣健司 植田豊 海外 田中智也 薩摩竜仁 藤村健悟 長野将大 阿仁鬼 高橋孝徳 高須将大

【GRACHAN59×BRAVE FIGHT27】岩の拳ブレンゾリグと対戦、山田哲也─02─「パウンドでフィニッシュ」

【写真】ONE時代に国内では経験しがたい圧は幾度となく経験してきた山田。その経験がブレンゾリグを相手に生きるか (C)ONE

12日(日)、東京都江東区のTFTホールで開催されるGRACHAN59×BRAVE FIGHT27で、ブレンゾリグ・バットムンクと対戦する山田哲也のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

元ZSTウェルター級王者の山田にとって、日本での試合は2016年12月にグラチャンで行われた石原裕基戦以来、6年2カ月ぶりとなる。長きにわたる海外での試合経験は、山田に何をもたらしたのだろうか。そして打撃系ファイターのバットムンクと、いかに戦うのか――そんな山田が、試合前にも関わらずフィニッシュ方法を宣言した。

<山田哲也インタビューPart.01はコチラから>


――グラチャンに参戦するうえで、目指すはGRANDウェルター級王者の川中選手への挑戦ということは、完全にウェルター級に移行するということですね。山田選手の階級変更で、国内ウェルター級が活性化しそうです。

「ありがとうございます。今後はウェルター級でやっていきたいです」

――山田選手にとって国内での試合は、2016年12月の石原戦以来、6年2カ月ぶりとなります。

「試合は試合なので、国内でも海外でも変わらないです。ケージに入ってしまえば、どこでも同じかと思っています。国内で試合をすると、いつも一緒に練習している仲間が応援に来てくれるので心強いですね」

――では6年以上もの間、ずっと海外で戦ってきたことで学んだものはありますか。

「直前のオファーを受けて試合をしたりとか、当日に試合順が変わったりする環境で試合をしてきました。そういう面では、メンタルが強くなったかなと思っています。いきなり試合順が変わったために、アップできずに試合をすることもありましたから(笑)」

――試合順が後になるならまだしも、いきなり繰り上がって予定より早く試合をするのはキツいですね。

「クンルン・ファイトに出た時(2017年7月、中国でウ・ハオチアンに判定勝ち)なんですけど、チャールズ・クレイジーホース・ベネットの都合で僕の試合順が繰り上がりました(笑)。それに限らず、海外の試合はトラブルも多いですよね。日本での試合のほうが安心感はあります」

――石原戦はグラチャンで行われた試合で、今回そのグラチャンで国内復帰という形になりました。そこに何か縁などは感じますか。

「そうですね。グラチャンについては――いつかまたグラチャンで試合したいと思っていました。国内で試合するにあたって、最初に声をかけていただいたのがグラチャンで嬉しかったです。12月4日(GRACHAN58)で出場の挨拶をさせてもらった時に、久しぶりに見ると大会も変化しているなと思いました。もう名前が分からない、新しい選手がたくさん出ていて。新鮮だったことに加えて、メインで川中選手の試合(ノンタイトル戦ながら渡辺良をヒザ十字で下している)も見ることができたので良かったです」

――ずっと海外で試合をしている間、他のプロモーションも含めて日本国内の動向はチェックしていたのでしょうか。

「細かくチェックしていたわけではないですが、今の国内で自分がどれだけやれるのか――その点はずっと頭の中にありました」

――どれだけやれるか……その結論は出ていますか。

「それは今回の試合次第だと思います」

――なるほど。次の対戦相手は韓国在住のモンゴル人ファイター、ブレンゾリグ・バットムンクです。山田選手のほうから「誰と対戦したい」「海外選手と試合したい」といった希望はあったのですか。

「いえ、特に希望はなかったです。もともと『もし日本人選手で相手がいなかったら、海外の選手でも良いですか?』というお話を頂いていたので、相手が外国人選手になっても驚きはなかったですね」

――では、そのバットムンクについて印象を教えてください。

「体の力が強くて、腰が重い選手ですね。復帰戦としては、なかなかの相手だと思います」

――腰が強いからこその打撃力が目立っていますね。

「はい。立っている時の安定感が優れています。勢いに乗ると、どんどんパンチを振ってきますよね。自分としては近い距離になったら組んで、倒してから大人しくさせたいです」

――やはりポイントはテイクダウンですね。近い距離になっても、打ち合う気はないですか。

「打ち合いは……(苦笑)。ただ、組むためには近い距離に入らないといけないので、少しは打撃戦に付き合わないといけないと思います。相手の打撃をかいくぐって、どう組みついてテイクダウンするかですね。それでも珍しいタイプというわけではないです。これまでも雑な打撃を振ってくる相手とは対戦してきているので」

――バットムンクのテイクダウンディフェンスに関してはいかがですか。

「過去の試合では、何度もテイクダウンされていますよね。でも、ああいうギリギリまで粘るタイプは、テイクダウンしたい側としては一番疲れる相手なんです(笑)。以前グラチャンに出た時(2019年1月、植田豊に判定負け)、テイクダウンの際にケージを掴んでいて。あれをやられるとキツいですよ。今回は2Rなので、最初からテイクダウンしてフィニッシュを狙っていきたいです。今回はパウンドでのフィニッシュを狙っています」

――えっ、試合前にフィニッシュ方法を宣言して大丈夫ですか。

「アハハハ、大丈夫です。パウンドでフィニッシュしますよ。相手は今までの試合で、サブミッションを返している場面もありました。ただ、そんなにブリッジが強い選手ではないので、まずはしっかりポジションを取ること。ポジションを取るためにパウンドを落としながら、そのまま殴り続けて仕留めたいです」

――これまで山田選手の試合ではパウンドアウトによるフィニッシュはなかったので、ニュー山田哲也を楽しみにしています。

「いずれはRIZINなどにも出たいと思っていますが、今は山中選手のことしか頭にないです。次はグラチャンとブレイブファイトの合同興行なので、きっとブレイブ所属の山中選手も会場に来ますよね? バットムンクを仕留めて、その場で山中選手に対戦を要求させていただきます」

■視聴方法(予定)
2月12日(日)
午後1時30分~ GRACHAN放送局

■ GRACHAN59×BRAVE FIGHT27対戦カード

<Grachanライト級選手権試合/5分3R>
[王者]原口伸(日本)
[挑戦者]小谷直之(日本)

<ウェルター級/5分2R>
山田哲也(日本)
ブレンゾリグ・バットムンク(モンゴル)

<フェザー級T準決勝/5分2R>
高橋孝徳(コンゴ)
崎山勲(日本)

<ライト級/5分2R>
藤村健悟(日本)
松田マン(日本)

<バンタム級/5分2R>
高須将大(日本)
ガルちゃん(日本)

<無差別級/5分2R>
ダンカン(日本)
鈴木マシマシ(韓国)

<フライ級次期挑戦者決定T1回戦/5分2R>
御代川敏志(日本)
薩摩竜仁(日本)

<フライ級次期挑戦者決定T1回戦/5分2R>
長野将大(日本)
天野哲宏(日本)

<フライ級次期挑戦者決定T1回戦/5分2R>
宮内拓海(日本)
新垣健司(日本)

<フライ級次期挑戦者決定T1回戦/5分2R>
児玉勇也(日本)
田中智也(日本)

<フェザー級/5分2R>
阿仁鬼(日本)
櫻庭泰裕(日本)

<バンタム級/5分2R>
髙橋謙斗(日本)
松本大輔(日本)

<74キロ契約/5分2R>
神谷大地(日本)
今市凌太(日本)

<ライト級/5分2R>
望月貴史(日本)
古谷宗太郎(日本)

<フライ級/5分2R>
山﨑聖哉(日本)
二之宮徳昭(日本)

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【GRACHAN59×BRAVE FIGHT27】再起戦 、山田哲也「普段は90キロ、ONEのフェザー級はキツかった」

【写真】 ウェルター級で26カ月ぶりの実戦となる山田(C)SHOJIRO KAMEIKE

12日(日)、東京都江東区のTFTホールで開催される『GRACHAN59×BRAVE FIGHT27』で、山田哲也が韓国在住モンゴル人ファイターのブレンゾリグ・バットムンクとウェルター級契約で対戦する。
Text by Shojiro Kameike

山田といえば2016年12月の石原裕基戦を最後に海外へ。2018年以降はONEを主戦場としていた。しかし2020年12月のキム・ジェウン戦で敗れてから、約2年2カ月ぶりの試合をグラチャンで迎えることとなった。ONEとの契約、ウェルター級での復帰、そしてグラチャンでの戦いなど、山田が現状を包み隠さず語ってくれた。


――2020年12月のキム・ジェウン戦以来2年2カ月ぶりの試合を、日本のグラチャンで迎えます。まず現在、ONEとの契約はどのような状態にあるのでしょうか。

「去年の10月にONEとの契約は切れました。ONEから契約更新の連絡がなかったんです。僕自身も更新するつもりはなかったので、契約は終了となっています」

――ONEとの契約を更新するつもりがなかった──。その理由を教えていただけますか。

「それは単純に、全く試合が組まれなかったからですね。2018年に3試合したあと、2019年と2020年はそれぞれ年1試合のペースで――それだと厳しいと思いました」

――さらにコロナ禍もあって試合が組まれることは厳しかったでしょう。

「自分としては最低でも年4試合はやりたかったです。それで試合が組まれなかったので、やり甲斐を感じられなくなっていきましたね……」

――年4試合ですか! MMAでその試合数は、多くはないですか。

「いえ、専業でMMAファイターをやっているのであれば、それぐらいは試合をしたいです。2017年には8試合やっていましたからね(笑)」

――ONE参戦当時でいえば、敗れたとはいえマラット・ガフロフやキム・ジェウンのような強豪を相手に、年4試合も戦える自信があったということですね。

「はい。フェザー級(ONEは70.3キロ以下)は減量がキツかったですけど……。それでも、いつでも試合ができるように普段から体重には気をつけていました。試合間隔が空かないほうが減量も楽なので、どんどん試合をしたかったです」

――そのようななかで、2018年にはONEで2連勝後に2連敗を喫しました。その戦績については、どのように感じていますか。

「最初に言ったとおり、ちょっとモチベーションの問題で――負けたのは、気持ちが落ち込んでいる時期でもありました。もちろんONEのトップにいる選手たちはレベルが高いですし、試合はしたかったです。ただ、体重的にONEのフェザー級で戦うのは難しかったと思います。最後のほうはウェルター級(ONEは83.9キロ以下)での試合を希望していたぐらいで」

――えっ、通常体重は何キロなのですか。

「90キロぐらいですね。ONEのフェザー級だと、そこから20キロ落とすことになります。わざわざ弱くなって試合に出ているような感じでした。1階級変わると、コンディションも大きく変わってきます」

――ONEを離れて、初めての試合がグラチャンになりました。

「日本に帰国してからは、もともと所属していたY&Kスポーツアカデミーと、いまは長岡弘樹選手の総合格闘技DOBUITAでも練習させてもらっているんです。ONEを離れて初めて声をかけてくれたのが、グラチャンの岩﨑(ヒロユキ)代表から声をかけていただいたんです。DOBUITAの長岡選手はグラチャンに出ているので、岩﨑代表も長岡さんから、僕の現状を聞いていたのかもしれません(笑)」

――ONEとの契約が終了した時点で、どこか出場したいプロモーションなど希望はあったのでしょうか。

「いえ、特に何も考えず、声がかかるのを待っていました。日本でやるなら、どうやってRIZINに出ようかなと考えていたぐらいで……。そんななかで、最初に声をかけてくださったのがグラチャンだったんです。ありがたくオファーを受けさせていただきました」

――もう他の海外プロモーションで戦うという選択肢はなかったのですね。

「はい。それと、以前からグラチャンの川中選手に興味がありました」

――現GRANDウェルター級王者の川中孝浩選手ですか。

「そうです。1年半ぐらい前に――まだONEとの契約下にある頃、群馬のINFIGHT JAPANで合宿をしていました。INFIGHT JAPANでは、DEEPに出ている大山釼呑助選手と一緒に練習させていただいていて。その大山選手から『山田君、強いね。そういえば練習したなかでは、川中孝浩選手も強かった。山田君と川中選手、どっちが強いかなぁ?』と言われたんです」

――その大山選手の一言から……。

「そう言われた時は、まだ川中選手と対戦したいとは思っていなかったです。でも、ずっと川中選手のことは頭の中にありました。それで今回グラチャンに参戦させていただくにあたり、川中選手の試合映像を全て見ました」

――いきなり全試合を見ましたか!

「すごく体の力が強い選手ですよね。試合映像を見るにつれ、対戦したい気持ちが強まりました。次の試合は別の相手ですけど、いま一番興味あるのは川中選手です」

<この項、続く>

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【Grachan58 X Brave Fight27】6年振りの日本でのファイト。山田哲也は韓国在住蒙古軍バットムンクと対戦

【写真】長身、ソップなウェルター級、日蒙戦 (C)MMAPLANET

2月11日(土)、東京都江東区のTFTホール500で開催されるGRACHAN58 X BRAVE FIGHT27。年に1度のグラチャンとBrave Fightの合同興行、メインではGrachanライト級選手権試合=チャンピオン原口伸✖チャレンジャー小谷直之やフライ級次期挑戦者決トーナメントが組まれている。

そんな同大会に6年2カ月ぶりの国内で試合をすることが明らかとなっていた山田哲也の相手が、韓国在住モンゴリアン=ブレンゾリグ・バットムンクに決まったことが発表されている。


2022年12月のONEにおけるキム・ジェウン戦以来、実戦が2年2カ月振りの山田に対し、バットムンクは昨年8月にDouble GFCでパク・ジュンミンに勝利し、2019年1月以来となる日本&グラチャン参戦だ。

日本ではHEATからグラチャン、モンゴルのMGL-1、コロナ禍では韓国のキック団体MAX FC、前述したDouble GFCを主戦場とし、戦い続けてきた。

組み技の強さを打撃戦での課題を持ち続ける山田に対し、バットムンクは豪腕ながら寝技に穴がある。勇気をもってバットムンクの打撃と対峙できるかが山田にとって勝敗の鍵を握り、バットムンクは山田の組みを警戒するばかりに一か八かの打撃戦に出て自滅しないか──が試される5分2Rとなる。

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