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CJJW2021 JJ Globo JZ・カバウカンチ Report ブログ ロベルト・ヒメネス

【CJJW2021】ダックアンダーでバック奪取、右腕の自由を奪ったヒメネスが掌底~RNCでJZから一本勝ち

<ウェルター級T準決勝/10分1R>
ロベルト・ヒメネス(米国)
Def.3分22秒by RNC
JZ・カバウカンチ(ブラジル)

JZの掌底とヒメネスの三角の攻防が楽しみな準決勝第1試合。ヒメネスのシングルを切ったJZが、逆にシングルへ。ヒメネスはすぐにガードを取らず、立ちレスリングを1分続ける。ここでコイントスとなり、JZが下を選択する。すぐに立ち上がったJZに対し、ヒメネスがジャンピンガードで下に。クローズドの中でボディを殴るJZは、頭をつけてワキをしめるように抑えて三角に入らせない。

それでも上体を起こして顔面に勢いのある掌底を打つと、ヒメネスが三角絞めをセットする。しかし、足をすくいに行くとクラッチがルーズになったか、JZが頭を抜いて立ち上がることに成功する。

しかし、JZは2度連続ダックアンダーからバックを狙ったヒメネスに背中を譲り、寝技に持ち込まれてしまう。四の字フック&シートベルトからバックグラブ&掌底に切り替えたヒメネスは、JZの右腕ごと足をフックする。

思い切り右の掌底を連打するヒメネスが、右腕をJZ喉下に入れワンアームで絞めあげる。既に苦しげな表情を浮かべていたJZは、RNCクラッチで組まれると観念したようにタップした。


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CJJW2021 JJ Globo JZ・カバウカンチ MMA Report ヴィニシウス・デジェズス

【CJJW2021】髄所で掌底合戦が見られた組み技戦は、OTでJZ・カバウカンチがデジェズス破る

<ウェルター級T準々決勝/10分1R>
JZ・カバウカンチ(ブラジル)
Def.OT3R by RNC
ヴィニシウス・デジェズス(ブラジル)

MMAファイター同士の準々決勝。頭をつけたレスリング、ロックアップから足を触っていったJZが、ステップオーバー方式の跳びつき十字を仕掛ける。察知し腰と腕を引いて防いだデジェズスはJZの立ち上がり際に掌底を打っていく。試合はスタンドに戻ると、デジェズスがテイクダウンを狙い、JZは即座にギロチンへ。跳びついたが、頭が抜けたため自ら着地したJZ、ここでコイントスをレフェリーが命じる。

デジェズスはトップを選択して試合が再開される。すぐに試合はスタンドに移行し、動きがなく再びコイントスへ。デジェズスは今回もトップを選び、立ち上がったJZにギロチンを仕掛ける。デジェズスは頭を抜かれると、ガードを取って下から殴っていく。当然、JZも掌底を入れ、両者の掌が交錯する。足を一本抜いたJZは、枕でパスの圧力を高めるとヒザを抜き、3/4マウントで抑える。JZはデジェズスにフレームを創らせず、パスに成功する。ブリッジを許さずマウントで抑えるJZは、肩固めへ。デジェズスはブリッジから胸を合わせ立ち上がると、スタンドで掌底を見せ注意を受ける。

一瞬、マットにヒザをついて掌底を入れ、即立ち上がるという動きを見せたJZがダブルレッグへ。切ったデジェズスがギロチン&小外掛けも、切り返しトップを奪う。デジェズスはクローズドを取り、下から掌底を打っていく。JZもボディから顔面を叩くが、デジェズスはMMAファイターだけに構わずガードから打ち返す。キムラ狙いを切ったJZは立ち上がって左の掌底を連打し、ガードの中でヒザつけて右で殴る。

残り1分、JZは外掛けヒールへ。デジェズスがエスケープを図り、場外に近くなったため、マット中央でリスタートされる。直後に体を捻って足を抜いたデジェズスが立ち上がると、JZも続き、ダブルにギロチンを合わせて引き込む。デジェズスが頭を抜いてタイムアップに。

EBI OT1Rはともにシートベルトから逃れ、エスケープタイムでJZがリードする。OT2Rも両者揃って極めよりエスケープに集中しているようで、短時間で胸を合わせる。最後のOTでJZはキープに重点を置き、さらに絞めをセットアップするとタップを奪った。

逆転を賭けてスパイダーウェブを選択したデジェズスは、33秒以内でタップを奪う必要がある。とはいえ十字を極めるのは困難だ。体を起こしたJZがすぐさま腕を抜き、ロベルト・ヒメネスとの準決勝へ歩を進めた。


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CJJW2021 JJ Globo JZ・カバウカンチ MMA Report トム・ガリキオ

【CJJW2021】強烈な掌底でガリキオを削ったJZ・カバウカンチが肩固めで1回戦突破

<ウェルター級T1回戦/10分1R>
JZ・カバウカンチ(ブラジル)
Def.9分04秒by 肩固め
トム・ガリキオ(米国)

直ぐにダブルレッグを仕掛けたJZは、ガリキオのアームドラッグに対し小外掛けでテイクダウンを奪う。JZは足首を掴んでラバーガードを解除し、思い切り掌底を連打する。たまらず腹ばいになりシングルに出たガリキオだが、場外際だったためマット中央で再開される。シングルをがぶり、ギロチンに移行したJZがトップを取りそのまま絞める。ガリキオはロックダウンを取るが、足を抜かれるとJZがさらに力を込めて絞めていく。

半身になって耐えるガリキオに対し、JZは掌底に移行する。ガリキオはラバーガードで掌底を防ぎ、JZが腰を上げるとクローズドへ。こうなれば掌を思い切り打ちつけるJZに対し、ガリキオも四の字クローズドで必死に動きを止める。JZに左の掌底を連続で打ち込まれたガリキオは相当に削られている。

ガリキオはオープンガードになり、スタンドに戻る。立ちレスでがぶるJZだが、残り2分30秒ルールが採用されコイントスでガードを選択。バタフライ&ダブルアンダーフックの状態でリスタートされ、直後にJZは腰を上げてリバーサルに成功。

JZは右足を抜いて、枕で圧力を高めるとパスに成功する。さらにマウントに移行したJZが肩固めへ。ヒジを張って耐えるガリキオはハーフに戻すが、JZは胸をつけて圧迫しタップを奪った。


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CJJW2021 JJ Globo JZ・カバウカンチ ネイト・オーチャード ブログ ロベルト・ヒメネス

【CJJW2021】コンバット柔術にJZ・カバウカンチが出場。掌底有りでヒメネス✖オーチャードは実現するか

【写真】Titan FCでは掌底、そしてOTを経験しコンバットグラップリングのチャンピオンとなっているJZ (C)TITAN FC

6日(日・現地時間)にメキシコはキンタナ・ロー州のカンクンにあるマジェスティック・リゾーツ・コスタ・ムヘーレスでCombat Jiu Jitsu World 2021 The Welterweightが開催される。3月のバンタム級に続き、大会名にあるように今回はウェルター級から16人のグラップラーが集まり、ノーポイント&サブオンリー及びグラウンドで掌底攻撃が認められた戦いに挑む。

エディ・ブラボー率いる10thPlanet柔術勢とサブオンリー・ファイターに加え、組み技に覚えのあるMMAファイターが最大で1日4試合を勝ち抜くために鎬を削るコンバット柔術ワールド。今回はMMA界のビッグネームとIBJJF柔術でも結果を残す新鋭の参加が見られ、より興味深い生き残り合戦が繰り広げられそうだ。

そんな注目の参加選手がJZ・カルバンことジェシアス・カバウカンチとロベルト・ヒメネスの2人だ。


2018年4月に現時点でMMA最後の試合を戦って以来、JZはKASAI、Quintet Ultraなどグラップリングシーンに活躍の場を移し、パンデミック後にはTitan FCでスタンドでも掌底の攻防が認められたコンバットグラップリングでハウシュ・マンフィオをOTで破りベルトを巻いている。

さらに今年に入ってからも1月にはF2W160でジャスティ・レニックにダイナミックな動きを披露して判定勝ち。翌週のF2W161ではノーギ・マスター黒帯ミドル級選手権試合に挑み、ジェイソン・ラウに1-2で惜敗も健在ぶりを見せてきた。

そんなJZの初戦の対戦相手はTUF25出場で、コンバット柔術に1年半ぶりに参戦するトム・ガリキオが相手だが、ここは勝ち上がってトーナメントを面白いモノにしてほしい。JZが準々決勝進出を果たすと、LFAやBellatorで戦っているヴィニシウス・デ・ジェズスとカイオ・テハ門下のカニバサミ&足関節グラップラー=ミッキー・ゴンザレスの勝者と戦うことになる。

対してIBJJF派のヒメネスは、JZがどこまでできるかという期待感を持たれているのに対し、掌底有りの戦いであれ結果を求められる立場で戦う。ジュベニウ時代からムンジアルで活躍し、紫帯でダブルゴールドを含め3度の優勝と、茶帯でもノーギワールドで無差別級を制している21歳のヒメネス。

昨年6月のSUG15=10Kトーナメント初戦で、今大会の逆の山の本命ネイト・オーチャードを三角絞めで破っている。そのSUGトーナメントでは決勝でOTの権化メイソン・ファウラーに遅れを取ったものの、ここからヒメンスはTCGではタイ・ルオトロをゴールデンスコアや下し、ヴァグネウ・ホシャ、ニック・ロドリゲスという実力を連続するなど八面六臂の活躍を見せていた。

その後もタイを返り討ちにしたばかりか、ケイド・ルオトロとATOSの未来兄弟から連続して勝利を手にしている。さすがにサイボーグ・アブレウ、クレイグ・ジョーンズ、ゴードン・ライアンというところには敗れているもの、コロナ禍でここまで実戦経験を積み重ねてきたのは大きい。

スタイル的にも本来ヒメネスは、アリアンシの巨魁ジャカレ・ホメロ・カバウカンチの黒帯である父ラウルから、護身、バーリトゥードに対応したオールドスクールの柔術の手ほどきを幼き頃から受けてきた。掌底有りだからこそ、ヒメネスがより輝くことができるのか──要注目だ。

そのヒメネスへのリベンジをホームマットで誓うオーチャードは、コンバット柔術では2019年のウェルター級で準優勝、昨年のライト級では準決勝で同門のPJ・パーチに敗れ頂点に立っていない。

オーチャードにとって同じ山で対抗馬になるのはデレック・レイフィールドと考えられるが、ベストシナリオはファイナルでヒメネスにデッドオーチャードを極めて、三角に下ったリベンジを果たすことであることは間違いない。

SUGで三角をヒメネスに極められたが、コンバット柔術には掌底がある。そしてデッドオーチャードなら掌底も許さない──護身&競技柔術✖本来はMMAを想定して発展したエディ・ブラボー流の10thPlanetの柔術のファイナル決戦が実現するか──非常に楽しみなコンバット柔術ワールドだ。

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BELLATOR F2W161 JZ・カバウカンチ Report ジェイソン・ラウ ブログ

【F2W161】足関節の攻防を繰り返したマスター王座決定戦。JZ・カバウカンチがジェイソン・ラウに下る

22日(金・現地時間)、フロリダ州マイアミのフォー・アンバサダーズ・ビルディングにてグラップリングイベントFight 2 Win(F2W)161が行われた。

コロナ禍にもかかわらずシーンを盛り上げた同大会レポート第6回は1週前のF2W160で勝利したJZ・カバウカンチが、ヘンゾ・グレイシー門下のジャイソン・ラウとマスター黒帯ミドル級王座決定戦に臨んだ1戦をお送りしよう。

<F2Wノーギ・マスター黒帯ミドル級選手権試合/7分1R>
ジェイソン・ラウ(米国)
Def. by 判定2-1
JZ・カバウカンチ(ブラジル)

直ぐに座ったラウ。スタンドで足を払っていたJZはヒザをつけてパスを狙う。ハーフからオーバーフックで腕を極めにいったラウに対し、JZは腕を抜いて立ち上がる。パス狙いのJZ、足をとりにいくラウという展開が続く。

そのためにトップのJZも腰が遠く、強いポスチャーは取れない。ラウのデラヒーバを抜けたJZだが、足首を掴まれ外掛けのアウトサイドヒールをセットされる。ストレートフットロックで対抗するJZが、胸を蹴ってスタンドへ。ロウはアイポークがあったアピールし、再開後にすぐに引き込む。

インヴァーテッドを警戒しているJZだったが、ラウは足を絡ませて対角線に取り内ヒールへ。足を抜いたJZは立ち上がり、ジャンピングパスへ。ラウはここでも外ヒールへ。JZも同じ技で返し、技を解いたラウが立ち上がってトップを取り、JZのディープハーフにはギロチンで対抗する。

頭を抜いたJZが上から外ヒール、ストレートフットロックに。ラウも外ヒールを仕掛けたところでタイムアップに。あっという間の7分間が終わり、ジャッジは2-1でラウを支持。ジャイソン・ラウの腰にF2Wマスター黒帯ミドル級王座のベルトが巻かれた。


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F2W160 JJ Globo JZ・カバウカンチ Report ジャスティン・レニック ブログ

【F2W160】組み技でも大人気!! JZ・カバウカンチ、大技連発でジャスティン・レニックを3-0で下す

16日(土・現地時間)、フロリダ州マイアミのフォー・アンバサダーズ・ビルディングにてグラップリングイベントFight 2 Win(F2W)160 が行われた。

ここではHERO’sやDREAMと日本のMMAで活躍したJZ・カルバンこと、JZ・カバウカンチがフロリダで大物振りをみせた一戦をお届けしたい。

<ノーギ/7分1R>
JZ・カバウカンチ(ブラジル)
Def. 判定3-0
ジャスティン・レニック(米国)

抜群の会場人気を誇るJZは、ファイトスポーツのメンバーに花道で見送られマットへ──ノーギグラップリング5勝0敗とコールされた。すぐにシングルを狙ったJZ、反応したレニックの左手を右手で取り、頭を左手で固定させるや、右足を思い切り振り上げて、頭をステップオーバー。同時に右足で頭を刈って、左腕を巻き込むように腕十字へ。

ここはレニックが腕を抜いて逃れるも、ほとんどマスクをしていない観客は大興奮状態に。下を取ったレニックに対し、JZは果敢にパスを狙う。レニックは足を戻し、両足をJZの右足に絡ませ外掛けでインサイドヒールを狙う。

ロールしながら防ぎ、自らも内ヒールを狙うJZ。レニックは極まらないと指を振り、放したJZがトップ、レニックが座る。JZチャントまで起こる会場、レニックは左足を掴んで後転から再びヒールを狙う。JZが足を抜き、右腕を差してパスのプレシャーを与える。

レニックはラバーガードから、クローズドに戻す。立ち上がったJZは足を払ってパス狙いもレニックがしっかりと足をきかせる。ならばとJZはニースライスを仕掛けると思させ、ストレートフットロックへ。立ち上がったところでヒザを捻りにいくが、足を抜いたレニックが座り直してニーシールドを取る。JZはここも足関を狙いつつ、すぐに立ち上がって側転パス。残り5秒でもヒール狙いに反応したレニックに対し、飛び込み十字と派手な仕掛けを続けたJZが3-0の判定勝ちを決めた。


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F2W160 JJ Globo JZ・カバウカンチ Preview ウィリアム・タケット ジョナタス・グレイシー ブログ ユーリ・ビルフォート ヴァグネウ・ホシャ

【F2W160】2021年初のグラップリング・ビッグショー。新星がゾロソロ──ホシャ、JZも参戦

【写真】新星だらけのグラップリング界で、新星の1人タケットと対戦するヴァグネウ・ホシャ。ポラリス、ADCC、SUGとグラップリングの最前線で戦い続けている (C)SATOSHI NARITA

16日(土・現地時間)、フロリダ州マイアミのフォー・アンバサダーズ・ビルディングにてグラップリングイベントFight 2 Win(F2W)160 が行われる。

Flo Grapplingで視聴可能なこの大会は、コロナ禍が続く中で迎えた2021年初の大型組み技イベントといえるだろう。F2Wは道着、ノーギ、帯の色に関係なく幅広い層の選手が出場するワンマッチ組み技イベントで、ノーポイント&サブオンリーながら時間切れになると、ジャッジ3人の旗判定で勝敗が決する。

ノーギは足関節フリーだが、道着はIBJJFに準じた制限がある。そんなF2W、次回大会のメインカードの見所をお届けしたい。
Text by Isamu Horiuchi


<10分1R>
ウィリアム・タケット(米国)
ヴァグネウ・ホシャ(ブラジル)

上からも下からも積極的に極めを狙ってゆくスタイルを身上とする19歳のタケットは、2020年グラップリング界中重量級におけるブレイクアウト・スターの一人だ。2017、2018年とノーギ・ワールズのジュブナイルの部を連覇すると、アダルトに参戦。同年青帯世界王者に輝いた。

昨年は怪力の足関節師テックス・ジョンソンを肩固めで、2019&2020年とパン大会を制しているフィリッピ・アンドリューズをヒールで極めている。さらにミディアムヘビー級世界王者ルーカス・バルボーザともレフェリー判定の接戦を演じてみせたタケットは、まだ茶帯ながらすでにワールドクラスのノーギ・グラップラーといえる実力者だ。

この新星を迎え撃つベテラン、33歳のホシャは17年ADCC世界大会77キロ以下級3位、19年の同大会では準優勝に輝いたまさに世界のトップグラップラーだ。タケットには体格で劣るようにも思われるが、昨年はもっぱら重量級で戦っており、シャンジ・ヒベイロと95キロ契約で戦って引き分け。年末に行われたWNO大会では88キロ契約でジョン・ブランクに勝利するなど、中重量級との戦いにも不安はなさそうだ。

アグレッシブさと高い一本勝ち率を誇る両者による新旧対決は、2021年の開始を告げるにふさわしい注目の一戦といえるだろう。

<10分1R>
ジョナタス・グレイシー(ブラジル)
ウゴ・マルケス(ブラジル)

アトス所属、2019年の茶帯世界王者ジョナタス(グレイシー一族とは無関係だが、彼らに深い敬意を表する父によってその名を授けられた)は、昨年1月のヨーロピアン大会ではヴィトー・オリヴェイラを倒してライト級制覇。11月のパンノーギも制しており好調を維持している。

対するソウルファイターズ所属のマルケスは、2018年のノーギワールズミドル級王者。その時はダンテ・リオンやジェイミー・カヌートに勝利している。19年以降ビッグタイトルからは遠ざかっており、昨年もあまり活躍できずに終わっているだけに、ここで復活の狼煙を挙げたいところだ。

<10分1R>
ガブリエル・アルメイダ(ブラジル)
ペドロ・マリーニョ(ブラジル)

レオジーニョとヒカルジーニョのヴィエイラ兄弟の弟子、弱冠18歳のアウメイダは、2019年のヨーロピアン大会で世界王者ルーカス・バルボーザのパスガードを凌ぎ、50/50からのスイープで下す大殊勲を挙げた新星だ。

昨年は、F2W152大会にてレジェンドのホムロ・バハウにも勝利。さらにアメリカン・ナショナル・ノーギ大会ではリダ・ハイサム、デイヴィット・ガルモといったカルペディウム勢(ガルモはデトロイト柔術所属で出場)を倒してヘビー級と無差別級の二冠を達成している。対するペドロ・マリーニョは19年のノーギ・ワールズ茶帯王者。この試合は将来の世界王者候補同士による注目の重量級若手対決だ。

また同大会には、昨年6月のTitan FC60にて掌底有りのコンバットグラップリング・ウェルター級王座に輝いたJZ・カバウカンチも登場、ジャスティン・レニックと対戦する。

JZ以外にもMMAからはStrikeforce、UFC、PFLで活躍したユーリ・ビルフォートも参戦しエリック・アレキン戦に臨む。

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JZ・カバウカンチ Other MMA Result Titan FC60 ハウシュ・マンフィオ ブログ ロミ・ハメッド

【Titan FC60】試合結果 Titan FC、メインのコンバットグラップリングは寝技はなくJZがウエルター級王者に

【写真】寝技はオーバータイムのみだったコンバットグラップリング戦でJZがウェルター級王者に(C)TITAN FC

5月29日(金・現地時間)、フロリダ州マイアミのMMAマスターズ・ジムでTitan FC60が開催された。

抗体検査、PRC検査が行われた会場に入場できるのは50人以下という状況で行われたTitan FC60。UFC Fight Passの実況はジミー・スミス、解説はホゼ・トーレスという陣容で、メインのコンバットグラップリング・ウェルター級王座決定戦を含め6試合が実施された。

そのコンバットグラップリング戦、ハマシュ・マンフィオが本戦8分の間は組みを切って掌底という選択をし、寝技に移行することはないまま終了した。そしてEBIスタイルのオーバータイムでJZ・カバウカンチが勝利し、タイタンFCコンバットグラップリング・ウェルター級のベルトを巻いた。

Titan FC60
<Titan FCコンバットグラップリング・ウェルター級王座決定戦/8分1R>
○JZ・カバウカンチ(ブラジル)Overtime
詳細はコチラ
×ハマシュ・マンフィオ(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
○ロミ・ハメッド(ロシア)3R
判定
詳細はコチラ
×フランク・カリロ(米国)
<バンタム級/5分3R>
○ダニー・サバテーロ(米国)3R1分54秒
肩固め
×クリス・ジョンソン(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○マイケル・リリー(米国)2R2分10秒
TKO
×ケンドリー・セントルイス(米国)
<バンタム級/5分3R>
○ダニー・ゴンザレス(米国)3R
判定
×サル・ゲレイロ(米国)
<バンタム級/5分3R>
○グスタヴォ・ヴィラミル(米国)2R3分29秒
RNC
×ジョン・バードソン(米国)


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JJ Globo JZ・カバウカンチ other MMA Report Titan FC60 ハウシュ・マンフィオ ブログ 未分類

【Titan FC60】戦闘組み技戦は掌底MMAに。延長で速攻、胸を合わせたJZがマンフィオを破り王者に

<Titan FCコンバットグラップリング・ウェルター級王座決定戦/8分1R>
JZ・カバウカンチ(ブラジル)
Def. Overtime
ハマシュ・マンフィオ(ブラジル)

掌底をスタンドで見せあった両者。JZがテイクダウンのフェイクを織り交ぜて、左を振るう。一気に組みついたJZがバックに回ると、マンフィオはケージに頭をつけて耐える。自ら尻もちをついて寝技に持ち込もうとしたJZだが、マンフィオがこのタイミングで胸を合わせる。

離れた両者、マンフィオの左掌底がJZの頭部を捕らえパチーンという音が響き渡る。マンフィオは全くグラップリングでなく、掌底MMAを続けるなからテイクダウン狙いに掌でアッパーを打ち込む。JZのテイクダウンを打撃で迎え撃つマンフィオ、完全に組みを避けたグラップリングマッチは、組みにいくJZが叩かれる展開が続く。

掌底からカニバサミを狙ったJZは、これをかわされると左の掌底に組みついていく。かわして叩くマンフィオは、片足を取られても掌底を入れ続ける。残り1分も組みを切るマンフィオと組みを狙うJZの展開となり、ローシングルを切ったマンフィオは自ら組むことなく8分間が終わった。

マットが消毒され、EBIスタイルのオーバータイム一本勝負に試合は突入。まずJZがシートベルトポジションを選択、四の字フックからRNCを狙うJZは腰をずらしてくるマンフィオのアゴの上から絞めを狙う。フェイスロック気味の絞めを外したマンフィオが胸を合わせ、エスケープに要した時間は1分23秒だった。

続いてマンフィオは、シートベルトポジションを取ったマンフィオは僅か6秒でポジションを失い、JZがタイタンFCコンバットグラップリング・ウェルター級のベルトを腰に巻いた。「まずファイターがパンデミックのなか、ここに戻ってこられて嬉しい。彼は良いストライカーだし、その選択に文句はない。次? なんでも準備できている。ファイトMMAを仕事にするのは簡単じゃない。でもグラップリングは僕の人生だ、こういう経験はルーツを思い出させてくれるよ」とJZは笑顔を見せた。


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JZ・カバウカンチ News other MMA Titan FC60 ハウシュ・マンフィオ ブログ

【Titan FC60】計量終了 JZ・カバウカンチ✖マンフィオはコンバットグラップリング王座決定戦に

【写真】マスク姿&ベルトを中央に左からJZ、マクマホン、そしてマンフィオ (C)TITAN FC

28日(金・現地時間)、29日(土・同)にフロリダ州で無観客大会として開催されてTitan FC60の計量が行われた。

プロモーターのレックス・マクマホンを筆頭に、全6試合=出場12選手の大半がマスク着用で計量に臨んだ。

メインでコンバットグラップリングに出場するJZ・カバウカンチはインタビューで8分✖1Rでオーバータイムを用いた掌底有りルールと話していたが、源氏からの報道では5分✖3R制が用いられるという情報をもある。


仮に8分と思って調整していたのであれば、ガスアウト必至のコンバットグラップリング戦──このハウシュ・マンフィオとJZの対戦には、Titan FCコンバットグラップリング・ウェルター級王座が懸けられており、王座決定戦として組まれることも明らかとなっている。

全選手の計量結果は以下の通りだ。

■Titan FC60計量結果

<コンバットグラップリング・ウェルター級/8分1R>
JZ・カバウカンチ: 170.6ポンド(77.38キロ)
ハマシュ・マンフィオ: 170.6ポンド(77.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ロミ・ハメッド: 171ポンド(77.56キロ)
フランク・カリロ: 170.6ポンド(77.38キロ)

<バンタム級/5分3R>
ダニー・サバテーロ: 135.2ポンド(61.32キロ)
レイモンド・ラモス: 136ポンド(61.69キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ケンドリー・セントルイス: 170.2ポンド(77.2キロ))
マイケル・リリー: 170ポンド(77.11キロ)

<バンタム級/5分3R>
サル・ゲレイロ: 135.6ポンド(61.5キロ)
ダニー・ゴンザレス: 136ポンド(61.69キロ)

<133ポンド契約/5分3R>
グスタヴォ・ヴィラミル: 130.4ポンド(59.14キロ)
ジョン・バードソン: 133ポンド(60.33キロ)