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ONE ONE Fists of Furry02 ONE117 02 Report エミリオ・ウルティア ブログ マーク・フェアテックス・アベラルド

【ONE Fists of Fury 02】アベラルドがバンタム級転向のウルティアから、右縦エルボーでKO勝ち

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
マーク・アベラルド(ニュージーランド)
Def.1R3分20秒by KO
エミリオ・ウルティア(米国)

まずローを蹴るアベラルドが左ミドルハイ、さらに右カーフを繰り出す。ウルティアは左ジャブや左リードフックを当てていく。右ローにもショートの連打を返したウルティアが、逆に右ローを蹴る。アベラルドは右ローを続けるが、さらに踏み込んだウルティアがアッパーを突き上げる。ウルティアはフックを打ち合い、ワンツーからスリーを見せる。さらにウルティアは右ローを蹴り下ろし、アベラルドの左ミドル後もジャブやフックを打っていく。

アベラルドの蹴りの距離から、少し近くなるとウルティアのパンチの距離になっていたが、右ストレートを被弾し腰が落ちる。ここからアベラルドが、パンチからエルボーを連続しウルティアは足が泳いだ状態で初回が終わった。

2R、直ぐに前に出たアベラルドはウルティアのジャブにも左フックを当てる。ウルティアもパンチを打ち返すが、右から左を打たれダブルレッグをスプロールされる。アベラルドはローを蹴り、左フックへ。サークリングでかわしたウルティアが、ローをキャッチしてテイクダウンへ。アベラルドはウィザーで倒れず、左を当てる。さらに右ローを続けるアベラルドは、ショートを纏められても構えアズ距離をつめて右ロー、とウルティアの左にカウンターの右の縦ヒジを合わせ、この一発で試合を決めた。


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Interview ONE ONE Fists of Furry02 ONE117 02 タン・カイ ブログ 高橋遼伍

【ONE Fists of Fury02】新パワーハウス=中国のタン・カイ戦へ。高橋遼伍「コイツ、ヤバいなって」

【写真】ユン・チャンミンに続き、アジアの新鋭を連破できるか(C)ONE

5日(金・現地時間)に中継されるONE117 02 「Fists of Furry02」で、高橋遼伍✖タン・カイが放送される。

MMAワールドのニューパワーハウス=中国の新鋭に対して、高橋はZoomインタビューで「ホントに強い」と素直に話した。それでも勝つしかない──そのための鍵はファイターのメンタルと、ダブルレッグであり、カーフキックではなかった。


──タン・カイ戦が明日に控えている高橋選手です。今の調子はいかがですか。

「いつも通りです。計量もハイドレーションもパスして、食事をし終わったばかりです。計量が2日間でなく前日だけになったので、めっちゃくちゃ楽ですね。外に走りに行ったりとか、そういうことができないので2日ある時はかなり体重には気を付けていたのですが、1日になって楽になりました」

──水抜き禁止、北米ユニファイドより1階級上のクラスだと、どのような食生活になるのでしょうか。

「昨日は朝ごはんだけ食べて、それからはバナナとか果物、そしてずっと水を飲んでいます」

──では逆に水抜きがあるときは、どのような食生活に?

「試合の3日ぐらい前から塩抜きだけして、残り4、5キロにして最後に水抜きをしていました」

──水とフルーツでエネルギーがしっかりと補給できるのですか。

「その意見は分からんでもないです(笑)。水ばかり飲んでいると、スカスカな感じはするんです。栄養はないですからね。それでも自分はギリギリまで食べることができる方なのですが、体がスースーして軽かったですね」

──水抜き減量の時の選手のように声がかすれたり、倒れそうになっているということはないのですが、だからといって試合に向けて十分なのかも疑問を持つようになりました。

「塩分が抜け過ぎるのって、きっと良くないんだと思います。結局は体重を落として、そのために塩抜きをしていますしね。でも、この計量方法の方が自分は楽ですけどね。さっきも言ったようにギリまで食べることができているんで。普段の体重を抑えるのが難しい人もいるでしょうし。

それに水抜きした選手が10キロとか戻してくると、僕からするとめちゃくちゃ大きくなりますからね。だからってバンタム級まで落とせないし、その間の63キロとかあって欲しいです」

──ここまで技術的に進化したMMAが、階級だけは20年近く同じで5キロ、6キロ、7キロ刻みなどは見直す時期ができているのかもしれないですね。

「スーパーバンタム級とか作ってくれたら、ホンマに戦いやすいですよ」

──計量ミスをなくすのも、階級を小刻みにすれば良いとも思うのですが、チャンピオンが層は薄くなってしまうということでしょうかね。

「でも国内とかスーパー〇〇級とか、できるのはホント良いことだと思います」

──という試合前日には相応しくない内容になってしまいましたが(笑)、改めてタン・カイの印象をお願いします。

「無理をしない選手ですね。手堅く、安全に戦えるかしこい選手だと思います」

──ケアヌ・スッパにあの勝ち方をしたときは、どのように思いましたか。

「あの試合、他の日本人選手はそうでもなかったかもしれないですけど、僕はめっちゃ注目していたんです。タン・カイは試合をすることになるだろうとヤマを張っていた1人なんで。で、自分がほぼやられていたスッパをあれだけボコボコにしたので『コイツ、ヤバいな』って。

でも、あの強さはおかしいって。こんなボコボコにデキるわけないやろって思い、スッパのSNSをチェックしたんです。そうしたら『試合中に足を怪我して、ほとんど動けなかった。ごめんね』とか書いてったので、ホッとしました(笑)。それでも、あの試合の印象が凄く強いので、タン・カイにはめっちゃ強いイメージを持っています」

──その相手とのマッチアップでオファーが来た時は?

「嫌でしたよ、正直。『来たかぁ』って。でも相手を選んでいてもしょうがないし。ダスティン・ポイエーなんて、過去8試合の相手がアンソニー・ペティス、エディ・アルバレスと2試合、ジャスティン・ゲイジー、マックス・ホロウェイ、ガビブ・ヌルマゴメドフ、ダン・フッカー、ほんでコナー・マクレガーですよ。

ずっと強いヤツとやって、負けたのはヌルマゴだけで。僕がポイエーみたいになれるかって言ったら、技術的に無理なんです。でも、相手を選ばない心意気、メンタル面は学ぶべきやと思っていて。自分がファイターとして第1線で戦っている間は、相手は絶対に選んだらアカンなって。

自分の強さに自信があったら、対戦相手なんて選ばない。ここのメンタルは学べる。それがファイターのメンタルやと思っています」

──そのメンタルをもって、タン・カイを相手にどのような戦いをしたいと思っていますか。

「いつも通り打撃で戦うことになると思うんですけど……戦術は特にないです。ローキック、右のパンチをしっかり当てると勝てるやろうって思っています。今回も、そんな感じです」

──カーフの流行で、対策は進んでいると思います。

「カーフキックって新しいジャンルになるって思っていました。僕が修斗で戦っている時は、他に使う人がいない特別な蹴りだから勝つことが出来ていたんですけどね。

でも皆が知った時には、僕は並の選手になる。そう思っていた時から、レスリングを磨いてきました。ただ、それでも試合でテイクダウンを仕掛けたことはないんです(笑)。

そもそもタン・カイは打撃を見切る目も持っていますしね。だから、組んで倒すことはホントに考えています。う~ん、でも迷ってしまいますよね。テイクダウンか蹴っていくのか。

タン・カイだけでなく中国の選手でグランドができない。だからテイクダウンを狙おうか……でも、どうなりますかね。タン・カイはホントに強い選手だし、これから強もっとくなっていく選手です。でも、勝つしかない。

内容は何でも良いです。拳が折れても、構わない。ただ負けたくない。ケガするのより、負けることが怖いです。負けるのが何より嫌で。負けるのだけは……。だから、この気持ちがどう試合に影響するのか……そこも分からないですけど、入場したら吹っ切れて普通に動けるはずです。そうですね、ダブルレッグもきっと出せます。大丈夫です。多分──」

──多分(笑)。では最後にファンへ一言お願いします。

「全局面で圧倒して勝ちたいです。打撃もレスリングも、寝技も」

■視聴方法(予定)
3月5日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE117 02 「Fists of Furry02」対戦カード

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
カン・ジウォン(韓国)

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
アナトリー・マリューヒン(ロシア)
アレッシャンドリ・マシャド(ブラジル)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
高橋遼伍(日本)
タン・カイ(中国)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>※
中原由貴(日本)
ラスラン・エミルベク(キルギス)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>※
ロシャン・マイナン(インド)
アジス・カリム(インドネシア)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
マーク・アベラルド(ニュージーランド)
エミリオ・ウルティア(米国)

※昨年12月18日に行われた試合。それ以外の試合は2月26日に実施され、録画中継される。

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Interview ONE ONE Fists of Furry02 ONE117 02  グラチアン・サジンスキ タン・カイ ブログ 高橋遼伍

【ONE Fists of Furry 02 】高橋遼伍と対戦、タン・カイ「動き、技術、スピード、全てにおいて上回っている」

【写真】打撃のキレ、位置取りは目を見張るものがあるタン・カイ(C)ONE

5日(金・現地時間)に中継される東京都渋谷区TSUTAYA O-EASTで開催されるONE117 02 「Fists of Furry02」。

今回の放送枠で高橋遼伍とタン・カイという日中フェザー級戦対決が組まれた。フェザー級のトップ5入りを目指し、活動再開後のONEで高橋はユン・チャンミンを。タン・カイはケアヌ・スッパを下した。

切れのある打撃、位置取りが最大の特徴のタン・カイだが、今回のZoomインタビューで日本人選手以上に新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けたMMAファイター人生を強いられていたことが分かった。


──金曜日に高橋遼伍選手と戦います(※取材は2月24日に行われた)。今の調子はいかがですか。

「肉体的には計量前日ということもあって、少しフラストレーションが溜まっているけど、でも精神的には凄く充実しているよ。動き、技術、スピード、全ての面において高橋よりも上回っている自信があるからね。

世界的にみて対戦相手の方が格上だという風に捉えられているかもしれないけど、僕としては彼に勝つ自信しかないよ。彼はパンチも強いし、タフな相手であることは間違いない。でも僕の技術力は、高橋を倒すのに十分だという自負はある。それを試合でだすだけさ」

──その自信の源はどこにあるのでしょうか。

「最近、ジムを移籍して最高の環境で練習ができるようになったんだ。シンジャン・ファイトクラブは中国で最高のファイター、ワールドクラスのファイターを輩出している。直ぐに世界でもベストジムの1つとして認識されるようになるはずだ。そんなチームで最高の練習ができていることが僕の自信になっている」

──シンジャン・ファイトクラブはチンタオにあるジムですが、タン・カイ選手はシャンハイ・ドラゴンというジムに在籍していたと記憶しています。

「本当に辛い話なんだけど、シャンハイ・ドラゴンは新型コロナウィルス感染拡大の影響で閉鎖されてしまったんだ。もう活動を辞めてしまい、僕の契約も切れた。だからシャンハイ・ドラゴンが閉められた後は友人のジムを訪ね歩いて練習するしかなくて。

僕は他のクラブのメンバーではなかったし、日替わりで練習場所を変え、公園や通りでシャドーボクシングをすることも珍しくなかったよ。

でも家賃の支払いもあるし、食い扶持は友人のジムで指導させてもらって手にしていた。心身ともに厳しかった。そして、この状態が長く続くのはマズい、ハイレベルなプロの練習を行えるジムに在籍すべきだと考えるようになって。

正直、上海を離れること、友人や練習仲間に別れを告げることは辛かった。シャンハイ・ドラゴンのアレックス・ニュウとも素晴らしい関係を築いていたし、僕がここまで成長できたのはシャンハイ・ドラゴンとアレックスのおかげだ。

コロナウィルスは世界中の人々の暮らしを変えたよ……。でもプロMMAファイターとして活動するには、新しい練習環境を見つけるしかない。そのなかで以前から声を掛けてくれていたシンジャン・ファイトクラブが最初の選択肢だったんだよ。

実際、シャンハイ・ドラゴンに在籍する以前にも誘われたことがあったんだ。個人的に関係は続いていたし、所属しているシェ・ウェイたちとは、スパーリングをする仲だった。そんなこともあって去年の12月にチンタオに移り住んだんだ。

ジムには直ぐに打ち解けることができた。僕はまったくストレンジャーのような気分を味わうことなく、チームの一員になれば凄くハッピーだよ。もう家族のようだ」

──つまりケアヌ・スッパと対戦した時は、まだシンジャン・ファイトクラブに移る前だったのですね。

「正直にいえば、あの試合の時の僕のコンディションは最悪だった。プロとしてのトレーニングを十分に行うことはできていなかったからね。今回は全く違う。キャリア最高、120パーセントの仕上がりだよ」

──そんなスッパ戦で、素晴らしい打撃を繰り出していました。

「僕はストライカーだからね。一番の武器は移動と、スピード、そしてボクシンクなんだ。ところで日本の記者の人から取材を受けたのは始めてで嬉しいよ。日本のファンの人たちに、良い試合を見せたいと思う。

高橋は日本人選手だし、日本のファンの皆は彼の応援をするのは当然だけど、彼を倒すためにベストを尽くすよ。それが日本の人達にも、良い試合を見せることになると信じているから。

僕の夢はチャンピオンベルトを巻くこと。その他大勢という選手にはなりたくないんだ。決して高橋のことを軽視しているわけじゃないけど、この試合は僕がタイトル挑戦権を手にする試金石になるはずだ。

高橋との試合が楽なファイトにならないことは分かっている。だからこそ、それだけの準備をしてきた。タイトル挑戦に近づくために、KO勝ちするよ」

■視聴方法(予定)
3月5日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE117 02 「Fists of Furry02」対戦カード

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
カン・ジウォン(韓国)

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
アナトリー・マリューヒン(ロシア)
アレッシャンドリ・マシャド(ブラジル)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
高橋遼伍(日本)
タン・カイ(中国)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>※
中原由貴(日本)
ラスラン・エミルベク(キルギス)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>※
ロシャン・マイナン(インド)
アジス・カリム(インドネシア)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
マーク・アベラルド(ニュージーランド)
エミリオ・ウルティア(米国)

※昨年12月18日に行われた試合。それ以外の試合は2月26日に実施され、録画中継される。

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