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【Level-G02】ライト級T初戦で峯岸零弥と対戦、寒河江寿泰─01─「強い人と対戦できるのが嬉しい」

【写真】体格差があっても、技術力で超えることを示すのもグラップリング発展の道(C)MMAPLANET

11日(日)、東京都新宿区のGENスポーツアカデミーで開催されるLevel-G02では、8人制のライト級初代王者決定ワンデー・トーナメントが開催される。1回戦第1試合では、寒河江寿泰が峯岸零弥と対戦することとなった。
Text by Shojro Kameike

柔術家として、グラップリングで活躍する寒河江。昨年11月のLevel-G旗揚げ大会で、世羅智茂に敗れた。続く今年3月のFinish10でも森戸新士に退けられている。どちらも自身より階級が上の選手との対戦となったが、今回のトーナメントもライト級——寒河江がグラップリングで上の階級の選手と戦う理由、そしてトーナメント戦について訊いた。


――寒河江選手は現在、柔術よりもプロのグラップリング大会出場がメインとなっています。それだけ選手としての軸はグラップリングに置いているということですか。

「そうですね。以前MMAPLANETさんに取材していただいた時は、『ギもノーギも、そんなに変わらない』と言いました。根は同じものですし、今もその考えは変わっていません。ただ、今はどちらが軸なのかといえば――柔術も指導をしていますが、選手としてはノーギを中心に動いています」

――ここ数年で日本でもプログラップリング大会が増えてきました。ケージのMMA興行でもグラップリングマッチが組まれることもあります。現在のようにグラップリング大会が増えている状況については、どのように考えていますか。

「私が柔術を始めた頃は、ここまでになるとは想像していなかったです。福島で柔術を始めて、その頃は隔日でMMAのクラスと柔術のクラスが行われていました。ノーギを練習するとなれば、柔術クラスの時にギを脱いで練習してもらうか、MMAクラスでグラップリングの時だけ加わるという感じで」

――特にアマチュアではなく、プロのグラップリング興行が増えるとは想像できていなかったのではないですか。

「はい。以前はグラップリングで大きなイベントがあるとすれば、ADCCの予選ぐらいでした。それもプロの大会ではないですしね。プロの興行が増えるということは、興味を持ってくれている人が増えているということで。そして試合を見てグラップリングをやってみたいと思う人が増えてくれる。それはすごく嬉しいです。

もともと私が指導をしていたトイカツ道場には、ノーギをやる人が多かったです。現在は今成柔術でも指導をしていて、ギとノーギを比べても同じぐらいの人数がクラスに参加しています。もちろんノーギだけをやる人もいるので、認知が上がっているように感じますね」

――ただ、ひと口にグラップリングといってもサブオンリーからポイント制まで様々なルールがあります。やはり寒河江選手にとっては、Level-Gのようなサブオンリーのほうが得意なのでしょうか。

「今はLevel-Gのルールに合わせて練習しています。でもその前は、やっぱり全局面で強くならないといけないと思って、レスリングやポジショニングを強化していました。トップからパスする、下からスイープする、あるいは抑え込むとか。ただ今回はサブオンリーなので、サブミッションを極めることに重きを置いています。今成正和さんや、ロータス世田谷の八隅孝平さんにも『調子が良くなっている』と言ってもらえています」

――そんななかで出場することになったLevel-Gのライト級トーナメントですが、契約体重は前日計量で70キロです。寒河江選手にとっては体重差が大きくないですか。

「頑張って増やしても69キロで、練習や指導が終わると68キロまで落ちることもありますからね。出場選手の中で通常体重は一番小さいと思います」

――Finish10の森戸新士戦もライト級契約でした。プロの試合に出る際は体重差や階級差は考慮しないのでしょうか。

「もちろん自分の適性階級で試合をしたいという気持ちはあります。でも強い人と対戦できるのが嬉しいんですよ。強い人に勝ちたいっていう気持ちのほうが大きくて。たとえ階級が上でも、強い相手とのオファーが来たら『試合したい!』という気持ちになっちゃいますよね。そんな相手と戦えるチャンスを逃すのは、もったいない。だからオファーが来れば受けるようにしています」

――では森戸戦の内容については、どのように考えていますか。

「あの時はレスリングを強化していて、序盤は練習していたことが出せたと思います。でも、だんだんと自分が削れて動けなくなってきて。一番は森戸選手のパスが巧かったです。圧をかけられパスされてしまい、最後は横三角を極められてしまいました」

――寒河江選手にとって、同じグラップリングでもマットとケージの違いは影響するのでしょうか。

「もちろんマットとケージでは試合内容も変わってきますが、私の場合は金原正徳さんと壁レスの練習をしたり、ロータス世田谷では上久保周哉選手にケージに押し付けられたりしているので(笑)」

――ケージレスリングの練習相手としては強い存在ですね。

「ケージグラップリングであっても、私のほうから相手をケージに押し込んでどうこうとは考えていないです。同時に私がケージに押し付けられても、ヤバい展開になることはないと思っています。私自身、ケージの試合も初めてではないですし。そこは相手の出方次第ですね。ケージとはいえ、そんなに狭いわけじゃないですから。自分が追い詰められれば下がることはできないけど、相手が下がってくれていれば自分も下がる距離はありますし。私はマットと比べてケージがどう、とは考えていないです」

――なるほど。1回戦の峯岸選手は柔術家です。ケージグラップリング+サブオンリーの試合で、どのような展開になるか楽しみですね。

「峯岸さんがケージを使って何かしてくるとは考えにくいです。ただ周りに金網が張られているだけで、やっていることは柔術と変わらないという展開になるかもしれないですね。峯岸さんは柔術が強い。柔術が強いというのは腕十字や三角、パスやガードが強いアグレッシブな選手です。僕としては相手のクローズドガードに入らない、跳びつかれてもサブミッションを取られないように戦いたいです」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
6月11日(日)
午後2時55分~ Twit Casting LIVE

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【Level-G02】ライト級T初戦で峯岸零弥と対戦、寒河江寿泰─01─「強い人と対戦できるのが嬉しい」

【写真】体格差があっても、技術力で超えることを示すのもグラップリング発展の道(C)MMAPLANET

11日(日)、東京都新宿区のGENスポーツアカデミーで開催されるLevel-G02では、8人制のライト級初代王者決定ワンデー・トーナメントが開催される。1回戦第1試合では、寒河江寿泰が峯岸零弥と対戦することとなった。
Text by Shojro Kameike

柔術家として、グラップリングで活躍する寒河江。昨年11月のLevel-G旗揚げ大会で、世羅智茂に敗れた。続く今年3月のFinish10でも森戸新士に退けられている。どちらも自身より階級が上の選手との対戦となったが、今回のトーナメントもライト級——寒河江がグラップリングで上の階級の選手と戦う理由、そしてトーナメント戦について訊いた。


――寒河江選手は現在、柔術よりもプロのグラップリング大会出場がメインとなっています。それだけ選手としての軸はグラップリングに置いているということですか。

「そうですね。以前MMAPLANETさんに取材していただいた時は、『ギもノーギも、そんなに変わらない』と言いました。根は同じものですし、今もその考えは変わっていません。ただ、今はどちらが軸なのかといえば――柔術も指導をしていますが、選手としてはノーギを中心に動いています」

――ここ数年で日本でもプログラップリング大会が増えてきました。ケージのMMA興行でもグラップリングマッチが組まれることもあります。現在のようにグラップリング大会が増えている状況については、どのように考えていますか。

「私が柔術を始めた頃は、ここまでになるとは想像していなかったです。福島で柔術を始めて、その頃は隔日でMMAのクラスと柔術のクラスが行われていました。ノーギを練習するとなれば、柔術クラスの時にギを脱いで練習してもらうか、MMAクラスでグラップリングの時だけ加わるという感じで」

――特にアマチュアではなく、プロのグラップリング興行が増えるとは想像できていなかったのではないですか。

「はい。以前はグラップリングで大きなイベントがあるとすれば、ADCCの予選ぐらいでした。それもプロの大会ではないですしね。プロの興行が増えるということは、興味を持ってくれている人が増えているということで。そして試合を見てグラップリングをやってみたいと思う人が増えてくれる。それはすごく嬉しいです。

もともと私が指導をしていたトイカツ道場には、ノーギをやる人が多かったです。現在は今成柔術でも指導をしていて、ギとノーギを比べても同じぐらいの人数がクラスに参加しています。もちろんノーギだけをやる人もいるので、認知が上がっているように感じますね」

――ただ、ひと口にグラップリングといってもサブオンリーからポイント制まで様々なルールがあります。やはり寒河江選手にとっては、Level-Gのようなサブオンリーのほうが得意なのでしょうか。

「今はLevel-Gのルールに合わせて練習しています。でもその前は、やっぱり全局面で強くならないといけないと思って、レスリングやポジショニングを強化していました。トップからパスする、下からスイープする、あるいは抑え込むとか。ただ今回はサブオンリーなので、サブミッションを極めることに重きを置いています。今成正和さんや、ロータス世田谷の八隅孝平さんにも『調子が良くなっている』と言ってもらえています」

――そんななかで出場することになったLevel-Gのライト級トーナメントですが、契約体重は前日計量で70キロです。寒河江選手にとっては体重差が大きくないですか。

「頑張って増やしても69キロで、練習や指導が終わると68キロまで落ちることもありますからね。出場選手の中で通常体重は一番小さいと思います」

――Finish10の森戸新士戦もライト級契約でした。プロの試合に出る際は体重差や階級差は考慮しないのでしょうか。

「もちろん自分の適性階級で試合をしたいという気持ちはあります。でも強い人と対戦できるのが嬉しいんですよ。強い人に勝ちたいっていう気持ちのほうが大きくて。たとえ階級が上でも、強い相手とのオファーが来たら『試合したい!』という気持ちになっちゃいますよね。そんな相手と戦えるチャンスを逃すのは、もったいない。だからオファーが来れば受けるようにしています」

――では森戸戦の内容については、どのように考えていますか。

「あの時はレスリングを強化していて、序盤は練習していたことが出せたと思います。でも、だんだんと自分が削れて動けなくなってきて。一番は森戸選手のパスが巧かったです。圧をかけられパスされてしまい、最後は横三角を極められてしまいました」

――寒河江選手にとって、同じグラップリングでもマットとケージの違いは影響するのでしょうか。

「もちろんマットとケージでは試合内容も変わってきますが、私の場合は金原正徳さんと壁レスの練習をしたり、ロータス世田谷では上久保周哉選手にケージに押し付けられたりしているので(笑)」

――ケージレスリングの練習相手としては強い存在ですね。

「ケージグラップリングであっても、私のほうから相手をケージに押し込んでどうこうとは考えていないです。同時に私がケージに押し付けられても、ヤバい展開になることはないと思っています。私自身、ケージの試合も初めてではないですし。そこは相手の出方次第ですね。ケージとはいえ、そんなに狭いわけじゃないですから。自分が追い詰められれば下がることはできないけど、相手が下がってくれていれば自分も下がる距離はありますし。私はマットと比べてケージがどう、とは考えていないです」

――なるほど。1回戦の峯岸選手は柔術家です。ケージグラップリング+サブオンリーの試合で、どのような展開になるか楽しみですね。

「峯岸さんがケージを使って何かしてくるとは考えにくいです。ただ周りに金網が張られているだけで、やっていることは柔術と変わらないという展開になるかもしれないですね。峯岸さんは柔術が強い。柔術が強いというのは腕十字や三角、パスやガードが強いアグレッシブな選手です。僕としては相手のクローズドガードに入らない、跳びつかれてもサブミッションを取られないように戦いたいです」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
6月11日(日)
午後2時55分~ Twit Casting LIVE

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【Gladiator021】世羅智茂─02─「柔道の阿部一二三、詩。キックの那須川天心。大嶋君はそういうレベル」

【写真】あの日──。防護服のスタッフに囲まれ、青木の視線を感じながらケージの感覚を確認していた世羅。今から見ると笑っちゃうほど、世間からズレていた空間には恐怖と期待、憤怒と義侠心が入り混じっていた(C)SHOJIRO KAMEIKE

26日(日)、大阪府豊中市の176BOXで行われるGladiator021で、プログレスのフォークスタイルグラップリングで大嶋聡承と対戦する世羅智茂のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

世羅とケージグラップリングといえば、2020年春に行われた青木真也戦と岩本建汰戦が思い起こされる。新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、世羅にとっては試合以上のものを考えるキッカケになったという。そして弱冠16歳の注目グラップラー、大嶋聡承との対戦についてどのように考えているのか。格闘技を通じて考える社会、そして若き新世代との戦いとは。

<世羅智茂インタビューPart.01はコチラから>


――おぉ、ロータス世田谷ですか。かつてケージグラップリングで対戦した青木真也選手や岩本建汰選手とも練習しているのですね。

「やっぱり青木さんと岩本さんは強いです。八隅孝平さんも強いし、みんな強いですね」

――いま思えば青木選手、そして岩本選手と対戦した時はコロナ禍の初期でした。

「そうでしたね。青木さんと試合をした時は、まだ新型コロナウイルスがどういうものか分からなかったじゃないですか。罹患したら、どうなってしまうのか……嘘か本当か分からない情報も多かったですし。でも僕は、気にしていなかったです。もし罹患したら万が一のことがあるかもという恐怖心はありましたけど」

――そんななかで、試合をすることに躊躇はなかったのですか。

「スタッフの方も防護服を着て、厳戒態勢の中で大会が行われていて。普通に考えたら、あの状況では大会を開催しないと思います。ただ、僕はオファーを頂いたので受けました。それだけですね。いま考えると、自分の考えも世間の感覚とズレていたのかもしれないです。

僕は常にそう思うようにしているのですが、『格闘技業界の感覚って世間とズレているんじゃないか』と。それはコロナ禍のなかで浮き彫りになって。普通に考えたら大会は開催しない。あの大会で誰か新型コロナウイルスに感染して、クラスターが発生したら――誰かのクビが飛ぶわけじゃないですか。それでも開催されたのは主催者の方の情熱によるものだと思います。ただ、そこで出場した僕も世間からズレていたのでしょうね」

――……。

「すごく記憶に残っているのは、弥益ドミネーター聡志さんが『もしもDEEPからオファーがあっても断るつもりでした』と仰っていたんです。弥益さんは一般企業に勤めている方で、それが世間一般の感覚だろうと思いました。そう考える人もいるんだなと思ったし、それも絶対に間違いじゃないです。ただ、自分は世間一般からズレたところにいるんだと気づいて。格闘技をやる限り、世間とズレていることは認識しておかないといけないと考えています……。答えになっているかどうか分からないですけど」

――世間とのズレ……そうですね。そもそも殴る、蹴る、極めるといった行為が一般社会でからズレている行為です。そんな格闘スポーツが社会で存在するためには、他のスポーツよりも情熱や信念が持っていなければいけないと思います。

「確かに、それらは世の中に必要のない行為ですからね」

――今の言葉を聞いて思い出すのは、世羅選手が柔術全日本選手権に出るため、京都から東京までヒッチハイクで向かっていたお話が懐かしいです。

「アハハハ! ズレまくっていますね。あの時はただ『やってみたい』と思っただけで(笑)。同時にコロナ禍によって、そういうことに気づかされたとは思います。ちゃんとコロナ対策してリスクを低くしたりとか……コロナ禍に限らず、会員さんのためにやるべきことは何なのかって、以前よりも考えるようになりました」

――まさに仰るとおりだと思います。すみません、試合の話からズレてしまいました(笑)。次の対戦相手、大嶋選手とは練習したこともあるそうですね。

「実は何回か練習したことがあります。割と最近まで、大嶋君がウチに出稽古に来ていて。もちろん対戦が決まってからは来ていないですけど」

――では練習で手合わせした感想も含めて、大嶋選手の印象を教えてください。

「まだ若くて学生だからこそ、好きなことやっていますよね。シンプルに強いし、今後はこういう若い世代がどんどん出て来るんだろうなと思いました。それは良いことですよ。格闘技が広まっている証なので」

――ただ世羅選手と大嶋選手の間には、年齢もそうですし帯色や実績にも開きがあります。その相手と世羅選手が対戦することにも驚きました。

「帯色や実績とか、そういうことは考えないようにしています。大嶋君も先日はフィニッシュに出たりとか、もうプロの舞台に立っている選手でもありますし。今の時代は若くても強いヤツは強いわけで、一人の選手として見るべきだと思っています。彼が若いから自分は試合しないと考えることもなく、まぁ良いかって(笑)。

海外には10代で強い選手がたくさんいて、強い選手は放っておいても出てきますからね。柔道でも阿部一二三選手や阿部詩選手は10代の頃から大人をブン投げていて、キックボクシングでも那須川天心選手とか。大嶋君も、そういうレベルの選手の1人だと考えています」

――その大嶋選手との試合は、どうなると思いますか。

「対戦することになって、すごく僕のことを研究していると思いますよ。すごく格闘技が大好きな選手で、いろんなもの見ていて知識も豊富ですし。しかも、ちゃんと考えて練習も試合もしている印象が強いです。まだ16歳でも、芯を持って行動できる子なんだなと感じますね。だからこそ、手強い相手ですよ。もう帯色とか実績とか、関係ないです。そもそも帯色も、今の年齢で黒帯が巻けないだけだと思うので」

――大嶋選手は年齢制限がなければ(IBJJFの規定で黒帯は19歳以上)、もう黒帯を巻いていてもおかしくない選手であるということですね。

「はい。海外だとIBJJFでは黒帯を巻けない選手が、他の団体で黒帯に出て優勝したりすることも多いですからね。年齢や帯色で考えていたら、こちらが危険な時代ですよ(苦笑)。試合がどうなるか、実際に組んでから考えることになると思います。ただ極力、下にはなりたくないですね。ちゃんとテイクダウンもスイープも狙っていきます」

――では最後に、試合に向けた意気込みをお願いします。

「大嶋君は若いけど強い選手です。圧勝できるとは思っていません。決して油断することなく、泥臭い試合でも僕は勝ちに行きます。会場はもちろん、無料放送もあるようなので、ぜひ視てください!」

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021対戦カード

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマ―(フィリピン)

<Progressフォークスタイルグラップリング78.5キロ契約/5分✖2R>
世羅智茂(日本)
大嶋聡承(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
前田吉朗(日本)
江木伸也(日本)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
ハシャーン・フヒト(日本)
花澤大介(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<バンタム級/5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(ブラジル)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎

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BELLATOR MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN TRIGGER03   キック クレベル・コイケ チャンネル パンクラス ルイス・グスタボ 中務修良 佐藤天 修斗 八隅孝平 川名雄生 征矢貴 摩嶋一整 江藤公洋 海外 渡部修斗 田村一聖 矢地祐介 筋トレ 貴賢神 金原正徳 関根シュレック秀樹 雑賀ヤン坊達也 須藤拓真

【RIZIN TRIGGER03】計量終了 メインでグスタボと再戦、矢地祐介「雑にならないことを一番に考えて」

【写真】「海外勢と戦ってしっかりと勝ち切る。そしてベルトに絡んでいきたい」という矢地。インタビュー後の雑談のなかで、ヤッチくんチャンネルの達人シリーズで摔跤との交流に興味を持っていた(C)MMAPLANET

明日16日(土)に東京都調布市にある武蔵野の森総合スポーツプラザ・メインアリーナにて開催されるRIZIN TRIGGER03のメインイベントで矢地祐介がルイス・グスタボと戦う。

本日15日(金)には目黒区のウェスティンホテル東京で行われた計量ではグスタボが70.75キロ、矢地が70.95キロでクリアしている。

3年8カ月前にKO負けを喫した相手にリベンジの時──。矢地は古巣を離れ、組み技と打撃を基本から取り組みなおし、MMAを創り上げてきた。ロータス世田谷の八隅孝平代表、旧友・宮川峻との再会が矢地を深みのあるMMAファイターとして育成中にあるなかで、競技としてMMAの戦いを吸収することが楽しいと矢地は言い切る。

強烈な打撃のプレッシャーを持つグスタボ戦に関しても「俺が何も変わっていないのか。あるいは冷静に戦えるのか、そこは自分でも楽しみです」と楽しむ姿勢を持ち続けていた。


──MMAPLANETでの矢地選手のインタビューは6年振りになります(※取材は4月6日に行われた)。

「えぇ、マジですか!!」

──パンクラスのクレベル・コイケ戦前、以来になります。

「ヤバい、久しぶりッスね(笑)」

──試合レポートは2019年12月のBellator日本大会の上迫博仁戦以来になるかと思います。ただ矢地選手に関しては勝ち負けがあっても、RIZINでのびのびと戦っている。良い戦場ができたと思って眺めさせていただいていました。

「あぁ、ありがとうございます」

──ある意味、PXCでアレックス・ヴォルカノフスキーと戦い、世界を知った。そして違う目標を持ってMMAを戦っている。その矢地選手が、ロータス世田谷で練習をするようになり、なんというのか雰囲気がまた違って来たのではないかと。

「今もRIZINに出て試合自体を楽しんでいます。ただ、もっとMMAを競技として捉えるようになりました。八隅さんに指導してもらうようになってから」

──そもそも、なぜ八隅さんに教えを請うようになったのでしょうか。

「それはKRAZYBEEを離れた後、同じメンバーで集まって練習したいねということになり、場所がなくてどこかを間借りしてやろうということになって。いくつか候補があったなかで、ロータスは寝技の練習に参加させてもらったことがあって、八隅さんは面識もあったから使わせてもらおうと。だから場所を借りるということで、ロータス世田谷を使用させてもらっていたんです」

──あくまでも自主練習をしていたと。

「ハイ。あとKRAZYBEEを抜けたメンバーと、出稽古に来ていた選手で練習していて……どのタイミングだったか……借りるようになってすぐ、去年の始めだったと思います。八隅さんが『ちょっと練習見ていて良い?』って言う感じで僕らの練習を最初から最後まで見てくれたんです。で、僕らは練習が終わると円になってその日の練習の感想を話すようにしていたんです。

その日も一通り参加選手が意見を出し終わった時に、八隅さんが『ちょっと俺からも一言良い?』と」

──へぇ、珍しい印象です。必要とされると応えてくれる八隅さんですが、自らそういう風に言い出すというのは。

「もう、見ていられなかったのかもしれないです。『こんなの練習じゃないよ。ただの筋トレだよ』っていうところから全体練習のダメだしがあり、それから個々のダメだしがあって。俺の場合は『矢地君、何がしたいの。どうやって勝ちたいの? 何がしたいのか全く分からない』ってハッキリ言われました。そんな風に1人ずつダメなところを指摘してくれたんです」

──いやぁ、ますます意外です。

「そのダメだしが、もう図星だったんです。そこで皆がハッとさせられてしまって」

──腹は立たなかったですか。

「腹は立ちました。腹は立ったし、悔しかったです。帰り道で、ちょっと涙ぐんじゃったぐらいで」

──えぇ、本当ですか!!!

「それぐらい今までやってきたことをほぼ完全否定されました。そりゃあ悔しかったです。でも、何か気付かされることもあって。皆が僕と同じような想いでいて。その日の夜か、次の日ぐらいに自然発生的に『八隅さんに練習みてもらおう』となったんです」

──いやぁ、素晴らしい話ではないですか。

「まさに──『ですよね』ってことを言われて、皆に刺さっちゃって」

──なんどか参加選手の取材でロータスでの練習を見させてもらっていて、矢地選手が率先して八隅さんに意見を求めて練習している印象が強かったです。

「八隅さんはどのような状態でも、質問すると答えがあります。手札を持っているんです。そこで教えてもらって、また試して。それがうまく行く。その繰り返しで技術が身についていくのが面白くて。だから毎回『この時は?』、『この場合はどうすれば良いですか』って尋ねてしまうんです。

今は格闘技を始めた頃のように凄く楽しいです。どんどん戦闘アイテムをゲットしていく感覚で。能力が上がって、デキなかったことがデキるようになる感覚にハマっています」

──矢地選手はセンスのファイターで、自己流でも打撃は相当な風に見えました。ただし、自分のペースを失うと崩れる。また組み技は天性のモノで補えない。指導者がいないという欠点が、試合に表れていた。そこに八隅さんが表れたということですね。

「だから今と以前ではMMAの楽しさが違います。昔は生物としての強さというか、筋トレをガンガンやって、スパーリングで場数を踏む。それで良いと思っていました。でも試合では自分がうまくいかなかった時に……まぁ何もない。でも今は局面、局面で技術を出せる。ウェイトも一切やらなくなりました。その時間があるなら、技術を身につけたい。もう体はデキているから、技術を増やしたい。そこがモノを言うなって。これまでのことが無駄だとは思っていないですけど、今はMMAをそういう風に捉えています」

──ロータス以外に練習はどこで?

「打撃をリバーサルジム東京スタンドアウトで、トレーナーと週に2回、多い時は3回パーソナルでやっています。MMAの打撃ですね。マスとかはやりますけど、スパーリングはロータスの火曜と木曜日だけです。それと水曜日に青木さんとIGLOOのMMAグラップリングの練習をしている感じです」

──打撃はどなたと練習しているのですか。

「宮川峻と言って、高校時代の同級生なんですよ。佐藤天と俺と宮川──宮川もスタンドアウトの所属で修斗とTTFC、パンクラスで試合をしていたんです。でも全然結果が出なくて、ちょっと体のこともあって選手を続けることができなくなって。それでスタンドアウトでトレーナーになったんです。

で、フリーになったから友達だし打撃の練習がしたくて連絡をして。それも去年の初めからですね。取りあえずミットを持ってもらうことにしたら、宮川の指導が良くて(笑)。自分ができなくなったけど、MMAが大好きだから凄く色々と考えていて」

──なんだか、今日は良い話が聞かれますね。

「アハハハ。ただの同級生でなくて、仲が良かった。アイツも俺の試合を見て、色々と思うところはあったみたいで。でもジムも違うから、口出しはしていなかった。それがミットを持ってもらう関係になったから、親身になって色々と教えてくれて。『そもそも基礎、基本がなっていない』って(笑)」

──そこもダメだしがあったのですね。

「そうなんですよ(笑)。構え、ジャブの打ち方、足の使い方、全部です」

──自分はセンスがあると思っていたのですが、そのようなアドバイスがあったことを知ると、それまでの試合でよくパンチが相手に当たっていたなとなりますね(笑)。

「ホント、そうなんですよ。宮川は練習の映像を撮ってくれているんですけど、初回のミットとかシャドーとか今見ると、震えるぐらい下手くそで。本当にポテンシャルだけで戦っていたんだと思い知らされました。

だから宮川との打撃練習も凄く自分に合っていますし、八隅さんの組み技の練習と同じで、感覚ではなくて状況を理解して、必要な動きをするようになりました。

一つ一つの場面で、すべきことを決めて。その動きができるように練習しています。もちろん、すぐに何でもできるようにはならないですけど、デキることを増やしている状態ですね。それでも打撃も向上しているって感じています。で、試合が決まればどういう風に戦っていくのかを練って、そこを繰り返すような感じで」

──八隅さんと宮川さんの指導を受けて川名雄生戦、そして武田光司戦は手応えがありましたか。

「やってきたことは、それなりに出せていますから手応えを感じることはできました。2人の言っていることを守って練習していれば大丈夫だと。全てが良いタイミングだったと思います。ほら、いつだったかIGLOOで会った時に『道路案内で大原って書いているのを見ると、胸が痛くならないか』って冗談で言われたじゃないですか」

──あぁ、ありました(苦笑)。酷い言いぐさで、田村一聖選手からアイコンタクトで止めてくれと……。

「あれ、本当に厳しい時で。俺は負けないと学習できないタイプで、負けて色々と学んできたけど、大原(樹理)戦の負けで、本当にお先真っ暗になっていて」

──そんなときに……失礼なことを言ってしまって……。

「いえ良いんですよ。あのとき、逆にスプリットで勝っていたら八隅さんや宮川と練習していなかったかもしれないので。でも今でもIGLOOに行くときとか、ロータスに行くときでも『大原』っていう字が道路案内にあるんですよ。

その度に思い出します。それぐらい悔しい負けで。いつか清算しないといけない相手です。ただし、あの負けがあったから他のトレーナーに教えを請いに行くという決断ができたと思っています」

──そんな矢地選手のロータスでの練習を見ていると、ケージでの試合が見たくなっていました。だから個人的には願ったり適ったりのTRIGGER出場なのですが、RIZIN本戦はリングでTRIGGERは一つ下の舞台という位置づけです。そのTRIGGERで戦うことをどのように捉えていますか。

「ケージの方が練習とギャップがないので、全く心配はないです。ただ翌日にナンバーシリーズがあって、TRIGGERって聞かされた時は『マジで?』と思いました。でも自分の立場も状況も分かっています。RIZINに今、何が必要かも長い間主戦場にしてきたから理解しているつもりです。そのうえでTRIGGERでもメインで、念願だった相手と戦うことができる。なら構わない──かなと」

──今回のTRIGGERはカードが充実しています。

「そこも納得している理由の一つです。それにケージだし、最初に感じたことは一切ないです」

──3年8カ月前、6連勝と調子が良かった矢地選手にストップをかけたグスタボとの再戦です。あの敗北から厳しい状況がスタートした因縁の相手でもあります。

「まぁ、あの時に調子が良かったというのも、いつかボロが出る戦い方で。マインドもそうだし、技術的にもそのレベルでしかなかったです。組み技、寝技、打撃、全てがもう一度繰り返すことができない……感覚でやっていましたから。それである程度のところまで何とかなっていた。だから、連敗とか厳しい期間があって今がある。それで良かったんだと思っています」

──だからこそ勝負です。個人的に大晦日のサトシ選手との試合の負けは、もうしょうがない。あそこは矢地選手のこの間の練習の成果を確認する俎上に挙がらないと考えています。試合が決定した成り立ちを考えると。

「俺もそう思っています。もちろん、勝てるチャンスがあると思って受けた試合で。試合を受けたんだから、何も言い訳はできないですけど飛び級過ぎて。もっともっと順序立てて対戦したかったです。

それで今回、グスタボと戦える。あの頃の俺は何もできていなかった。今から映像を見返すと『いつまで、そういうことをしているの?』、『何がしたいの?』としか思わないでしょうね。相手のことを見ていないし、見えないし」

──思い切り振っているけど、怖がっているようにも見えました。

「ビビりもありました。何よりプレッシャーをかけてくる相手の対処方法を全く知らなかった。何も考えないで戦っていましたからね」

──個人的にグスタボが粗いまま。変に上手くなっておらず、あのままで戦って欲しいという気持ちも実はあります。

「俺がどう変わったか、一番分かりますよね。でもMMAで来てくれた方が、俺は戦いやすいです。粗いといってもあの攻撃力、突進力は威力があるので。今だったら、それを逆手にとって有利に戦う自信もありますけど……試合で、あの突進力は嫌でしょうがないですからね」

──そういう意味では宮川さんと身につけつつある打撃、八隅さんとやってきた組みがあれば、そこにテイクダウンという展開も前回のように蹴られながら足を掴むのではない形で見られるのではないかと。矢地選手自身はどのような試合をしたいと考えていますか。

「もちろん、今までやってきたことを全部見せたいという気持ちもあるんですけど、雑にならないこと。そこを一番に考えています。あんまり言いたくないけど、プランはあります。テーマはMMAで勝つということです。あれだけ粗い相手に冷静に立ち回ることができるのか──そこは試合にならないと分からないので。

俺が何も変わっていないのか。あるいは冷静に戦えるのか、そこは自分でも楽しみです。その楽しみ、期待感は大きいです。今やっていることをしっかりと出せば、勝てると思っているので。2年間、試合をしていないからグスタボがどうなっているのか分からないですけど、そこに関して俺も強くなっている自信はあるので」

■視聴方法(予定)
4月16日(土)
午後2時~Exciting RIZIN
午後2時~LINE LIVE-VIEWING
午後2時~Fnstream/StreamPass
午後2時~スカパー!
午後2時~U-NEXT
午後2時~Streaming+
午後2時~SPOOX
午後2時~dTV

■ RIZIN TRIGGER03計量結果

<ライト級/5分3R>
ルイス・グスタボ:70.75キロ
矢地祐介:70.95キロ

<無差別級/5分3R>
関根シュレック秀樹:115.05キロ
貴賢神:133.45キロ

<フェザー級/5分3R>
金原正徳:65.8キロ
摩嶋一整:65.9キロ

<フライ級/5分3R>
征矢貴:57.0キロ
中務修良:56.4キロ

<バンタム級/3分3R>
渡部修斗:60.95キロ
須藤拓真:60.9キロ

<ライト級/5分3R>
雑賀ヤン坊達也:70.9キロ
江藤公洋:70.75キロ

<ライト級(※72キロ契約)/5分3R>
グラント・ボグダノフ:71.95キロ
泉武志:72.0キロ

<キック63.5キロ契約/3分3R>
大谷翔司:63.5キロ
力也:63.4キロ

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F1 MMA o RIZIN   倉本一真 八隅孝平 青木真也

【RIZIN】矢地祐介 RIZIN TRIGGERでルイス・グスタボと再戦!

4月16日、17日に武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ で2日連続興行を行うRIZIN。昨日は17日のRIZIN.35をピックアップしましまが、今回は16日に行われるRIZIN TRIGGER 3rdの第一弾対戦カードについてまとめてみたいと思います。
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【MMA ライト級】
ルイス・グスタボ(エヴォルサオ・タイ)
矢地祐介(フリー)
RIZIN.35の3大タイトルマッチと同様にリベンジマッチ。2018年にTKO負けを喫した矢地が再びグスタボに挑みます。当時は絶不調だった矢地も連勝環境が変わった事で完全に復調ムード。1発を狙わない今のスタイルならリベンジしても不思議ではないでしょう。青木真也、八隅孝平に師事して寝業のスキルも高まっているだけにグラウンド勝負を挑む可能性も充分にありそうです。

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【MMA フェザー級】
金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)
摩嶋一整(毛利道場)
電撃的に現役復帰するといきなり芦田崇宏に勝利した金原。その実力は健在どころかむしろ進化しているように見えたのは私だけでしょうか。群雄割拠のRIZINフェザー級の中でも実績は群を抜いていて、立っても寝ても試合を決める事が出来るオールラウンダー。2022年は金原の年になるかもしれません。対するは寝技師・摩島。得意の寝業地獄に引きずり込んで活路を見出す事が出来るか。

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【MMA バンタム級】
金太郎(パンクラス大阪稲垣組)
倉本一真(リバーサルジム新宿Me,We)
RIZIN.35、RIZIN TRIGGER 3rdを含めて裏メインはこのカードで決まりなんじゃなかろうか。それくらいお互いの実力もキャラも際立っていて刺激臭が漂ってきます。中でもマニアがザワついているのが倉本の圧倒的な攻撃力。強烈なジャーマンは警戒されてきた感がありますが、それを逆手に取ってグラウンドで固めて肘、膝、パウンド、掌底で削る新たなスタイルを確立。組まれたら終わりという感じすらします。ここ最近はちょっと手堅いというか不完全燃焼な試合が続いている金太郎も、倉本の狂気で自分自身の狂気も覚醒するか。そんな事を秘かに期待しています。


今回発表された3試合はどれもナンバーシリーズレベルの実力と知名度。地方開催のTRIGGERには申し訳ないくらい豪華な大会の予感ひしひし。2日連続の飛田給か。いいじゃないの!
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Interview J-CAGE NEXUS23 ジェイク・ウィリアムス ブログ 八隅孝平 河名マスト

【NEXUS23】河名マストのMMA初陣は『なぜ、ネクサスなのか?』を八隅孝平に訊いた

【写真】今やMMAファイターのプロ練だけでなく、グラップラー勢の選手練、そしてプロMMAファイターのプライベートも受け持つ多忙な八隅さん(C)MMAPLANET

25日(日)、東京新宿区のGENスポーツパレスで開催されるネクサス23でグレコU23世界王者だった河名マストが、プロデビュー戦でジェイク・ウィリアムスと戦う。

五輪スポーツの実績を考えると、RIZINのような大舞台で戦うことも可能だったろう。と同時にレスリングとMMAは別モノと考えるなら、アマ修斗から一歩を踏み出す選択もありうる。

なぜNEXUSでプロ初戦を河名は戦うのか。彼を指導するロータス世田谷の八隅孝平代表に真意を尋ねた。

<河名マスト・インタビューPart.01はコチラから>


「北岡(悟)とも話し合って、ネクサスさんでプロデビューすることに決めました。理由は最初からパウンド有りのプロルールで経験を積んでいってほしいからです。まだデビュー戦を行っていないので何とも言えませんが、プロルールの試合で実力を出せると考えてのデビューです。

そしてプロルールで下積みができるのが、ネクサスさんだと思いました。それでも今回のプロデビュー戦を戦うにあたって、一番強い相手を選びました。ジェイク・ウィリアムス選手は実績も申し分ないと思っています」

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