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【LFA182】初回のペナルティはいずこへ? クルシンが29-28×3でガニソンに競り勝ち7連勝達成

<ライト級/5分3R>
ニキータ・クルシン(ロシア)
Def.3-029-.28.29-28.29-28
セドリック・ガニソン(米国)

キルクリフFC所属のアセチア出身のロシアン=クルシン。ガニソンが左前蹴りをいきなり当てる。クルシンが組みつき、ケージに押し込む。リフトを耐えたガニソンだが、直後にダブルレッグでテイクダウンを奪われる。と、ガニソンがケージを掴んでポジションをアジャストすると1Pの減点が命じられる。

再開後、バタフライガードのガニソンは足一本抜かれてクローズドに戻す。ハーフバタフライのガニソンにUSAチャントが起こるも、ガニソンのボディロックにスプロールに持ち込めない。クルシンは右のエルボーを2発落とし、残り1分に。声を挙げて何やら文句を言うガニソンが蹴り上げから、試合はスタンドに戻る。直後に右を受けてヒザをついたクルシンは危ない関節蹴りを左右に蹴られ、左ハイで突き放される。それでもクルシンが右ミドルからフックを振るったところで時間となった。

2R、蹴り、パンチで圧をかけにきたガニソンに対し、右フックを当てて組んだクルシンがダブルレッグテイクダウンを決める。ケージに押し込み、腰を上げた状態で殴るクルシンはここも蹴り上げでスタンドに戻る。クルシンは右を当て、ワンツーから左ミドルへ。ガニソンは外して、関節蹴り。左ジャブのガニソンは、腹と関節を正面から蹴るが、クルシンが左右のフックを連続で当てて前に出る。一度、動きが明らかに落ちたガニソンがジャブから右ロー、そしてダブルレッグを狙うが左腕をさしたクルシンがケージに押し込む。

ガニソンは回って距離を取り直し、ローにワンツーを被弾する。マウスピースを吐き出したガニソンが、自分で拾って再装着──から蹴りで前に出る。クルシンは右フックをヒットさせ、ガニソンの動きが落ちたが追撃のクリーンヒットはなく残り10秒でダブルレッグでテイクダウンを許すと、そのままマウントを許しパンチを落とされながらラウンド終了を迎えた。

最終回、前蹴りのガニソン。クルシンが左右のフックから組みつくが、体を入れ替えたガニソンがヒザを突き上げる。離れるとジャブで前に出るガニソンに対し、クルシンが疲れたか。ガニソンは左ハイ、クルシンも右フックを振るう。真っ直ぐ飛び込んでダブルレッグのクルシンが、クリンチでガニソンを金網に押し込む。

差し返して足を取られなかったガニソンは、体を入れ替えてボディを殴り、ヒザ蹴りへ。さらに腹を殴ったガニソンは離れると、前蹴りから左ハイへ。完全に動きが落ちたクルシンは、左ミドルを蹴られる。ガニソンはレベルチェンジからダブルレッグ、ここはクルシンが左を差してテイクダウンを許さない。それでもケージに押し込みボディへの連打、ヒザを見舞うガニソンがアッパー、ボディ、ヒザを続ける。

ダーティーボクシングで劣勢のクルシンは、引き続い腹を攻められアッパーを被弾する。バック狙いは反応したクルシンだが、首相撲でヒザをボディに2発受ける。最後の10秒でシングルレッグに出たガニソンは、最後はリリースしてパンチのコンビでタイムアップを迎えた。

減点があるガニソンだが、最終回は完全に取っている。2Rの最後のマウント&パンチが評価されればドローもあり得る。結果、ジャッジ3者とも29-28でクルシンに凱歌が挙がり負け無しの7連勝を達成──も、初回の減点はどこにいったというスコアだ。


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【LFA182】キルクリフの注目株マッキー&ブロックフースら出場──も、体重超過連続

【写真】全12試合中4試合で計量失敗。メインカードは3試合がキャッチ戦で、メインもヘルナンデス(右)の体重オーバーで137契約に(C)MMAPLANET

26日(金・現地時間)、サウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴンで既に開催中のLFA182「McKee vs Hernandez」。メインカード開始まで1時間となった同大会は、北米#01フィーダーショーのこれから、ステップアップ前の助走に入っている注目選手たちが多く出場している。
Text by Manabu Takashima

今大会が実施されているサンフォード・ペンタゴンは、その名が示す通りキルクリフFCの以前にヘンリー・フーフト率いるMMAプロ集団のネイミングライツを有してた米国トップ医療企業=サンフォードが有する会場だ。

今もフーフトとサンフォードは親密な真柄で、メインに出場するミッチェル・マッキー、メインカードオープニング出場のマイケル・ブロックフースらのように同ジム所属の若い選手に試合機会を与える場にもなっている。


今回がMMA二戦目のブロックフースはミネソタ大レスリング部時代の2023年にオールアメリカンに輝いたレスラーで、昨年8月のプロ初陣はBellator298のプレリミでエリ・メフォードを初回でパウンドアウトしている。

一方のマッキーはプロ5戦中4試合をLFAで戦っており、LFAでは1敗のホセ・ヘルナンデスを相手にインパクトのある勝ち方をしてタイトル戦線に名乗り出たいファイトとなる。

彼ら以外でもブラジルのミシェル・リマと対戦するハセイン・シェイカモフ、セドリック・ガニソンと相対するニキータ・クルシンなどロシア勢にも注目だ。ACAから転じてきたジェイカモフ、既にLFAで2勝を挙げているクルシン──彼らの狙いはコンテンダーシリーズか。

そのコンテンダーシリーズに出場経験があるフライ級のネイト・スミスは、CSでジミー・フリックスに敗れ、再起戦がLFAフライ級王座決定戦でも現UFCファイターのビクター・アルタミラノに下るなど、悪夢の4連敗を乗り越えLFAに戻ってきた。最高峰に向けてウィニングトラックを再び走る出すことができるのか。スミスにとって試金石となるクリスチャン・イナストリア戦だ。

日本では当然、名の知られたファイターとはいえないからこそ、北米の現実が見えてくる──そんなLFA182だが、前日計量でミスをした選手が連続してしまった。

まずメインで出場のヘルナンデスが2ポンド・オーバー、シェイカモフは何と4.4ポンドも体重超過、さらにスミスも1.6ポンド・オーバーしており、メインカードだけでも3試合がキャッチウエイト戦となっている。

■視聴方法(予定)
4月27日(土・日本時間)
午前10時~UFC Fight Pass

■ LFA182メイン対戦カード

<137ポンド契約/5分3R>
ミッチェル・マッキー(米国)
ホセ・ヘルナンデス(米国)

<144.4ポンド契約/5分3R>
ハセイン・シェイカモフ(ロシア)
ミシェル・リマ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ニキータ・クルシン(ロシア)
セドリック・ガニソン(米国)

<126.6 ポンド契約/5分3R>
ネイト・スミス(米国)
クリスチャン・イナストリア(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ハリス・タルンジッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)
ケース・ドーソン(米国)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ブロックフース(米国)
ジョナサン・グリフィン(米国)

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