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【UFC298】ニールの拳を足で制したイアン・ギャリーがブーイングのなか、スプリットながらニールに快勝

<ウェルター級/5分3R>
イアン・ギャリー(アイルランド)
Def.2-1:30-27.30-27.28-29
ジェフ・ニール(米国)

サウスポーのニールに対し、ギャリーは中央を取る。ニールが左インロー、ギャリーは続くアウトローをチェックして右ハイを蹴っていく。ニールはインローを続け、ギャリーが右前蹴りを繰り出し、右に回る。ステップインにサークリングのギャリーは、USAコールのなかで右ボディを入れる。ニールはインローの距離から、右オーバーハンドも空振りに。逆にギャリーが右を繰り出し、ヒザから右を打っていく。ワンツーで前進したニールが、ケージに詰まったギャリーに左を当てる。

ここからクリンチの展開となり、ギャリーが体を入れ替える。ニールが押し返すが、ギャリーが離れて右ミドル、ヒザ蹴りを決める。間合いを取り直したニールがワンツー、ギャリーは腹への前蹴り、そして右ヒザを突き刺す。ニールのコンビを回ってかわしたギャリーは、最後に左を届かされたがパンチはほぼ防いで見せた。

2R、間合いの測り合いのなかで右ミドルを入れたギャリーが、ワンツー。そして左右に回って上への蹴りを狙う。この距離を嫌がったニールは、クリンチでケージにギャリーを押し込むが、押し返したギャリーが離れる。そのギャリーはヒザを顔の高さまで突き上げると、ジャブ。そしてニールのステップインをヒザで迎え撃つ。それでもパンチを振るって組んだニールが、クリンチ。ケージ際から離れると、ギャリーが首相撲へ。ヒザを嫌がり離れたニールは左を当てる。ギャリーは左前蹴りを顔面に伸ばし、回りつつワンツー、そして右ミドル、ヒザを入れる。右から左で前に出たニールは、接近戦に持ち込むがギャリーが左を返したところで下がる。直後にステップインから左を当てたニールは、ギャリーのクリンチに体を入れえ、ヒザをボディに受けたところで時間に。

最終回、ニールはすぐに組みつき、ケージへ。左エルボーをかわしたギャリーが右ハイ、右ミドルを放つ。ニールもボディにコンビを返す。ギャリーはスッと離れるが、ニールがインローを蹴る。ボディから左、ヒザ蹴りのギャリーは右回りって誘うとヒザへ。察知したニールに右ミドルを蹴っていく。ニールは距離を詰めてもパンチは当たらず、クリンチという展開が多い。場内にブーイングが起こるなか、距離を取り直したギャリーは右インロー、前に出てくるニールにヒザを決める。

ニールはそれでも前に出るが、右ミドルを蹴られる。残り90秒、ギャリーは左ジャブを当てて大きく左に回る。いよいよ大きくなったブーイングにもギャリーはサークリングを続けヒザ蹴り、ニールも前に出るが追い切れずにパンチの空振り後にクリンチという展開のまま時間はラスト10秒に。離れ際にエルボーを放ったギャリー、下がったニールはタイムアップと共に右手を挙げた……。

顔面パンチの有効打は少なかったが、ヒザ蹴り、ミドルのヒット数がニールのパンチの精度を完全に上回っていたギャリーがスプリットながら、2つの30-27を集め快勝した。

「俺は生涯無敗で、勝ったんだ。スプリット? 驚かない。ジェフ・ニールを尊敬している。とてもデンジャラスで、トップなのが分かった」と話し、コルビー・コビントンをコールアウトした。そして「コナー・マクレガーに影響され、ここにいる。何をいわれようが、ファッ〇〇フ」とブーイングを続けるカリフォルニアのファンに言い放った。


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MMA News o ONE UFC エディ・アルバレス カマル・ウスマン コルビー・コビントン ジェフ・ニール ラファエル・フィジエフ

UFC on ESPN51:メインイベント・ビセンテ・ルーケ vs. ハファエル・ドス・アンジョス

ウェルター級5分5R。ルーケ10位、RDAは9位だが、ライト級でのランキング。

4連勝でタイトル挑戦目前まで行ったルーケだが、昨年4月、5年前に勝利しているベラル・ムハマッドに僅差だったが判定負けで連勝ストップ。さらに、昨年8月にはジェフ・ニールに1R序盤にパンチを効かされ、そのまま劣勢でKO寸前まで追い詰められ、2R二盛り返したが、3Rに再びパンチを効かされてのKO負け。公式戦では初の連敗で、タイトル挑戦からは一歩後退となった。そこから1年ぶりの試合で、最後に勝ったのは2年前の8月。UFC14勝中、判定勝ちが1度しかないフィニッシャー。31歳。

元王者RDA。タイトルを獲得したのは8年前。2度目の防衛戦でエディ・アルバレスにKO負けし、トニー・ファーガソンにも敗れると階級をウェルターに上げ3連想。ウェルター暫定王座決定戦でコルビー・コビントンにタックルで攻められ判定負けで2階級制覇ならず。さらにカマル・ウスマンにも判定負け。その後もレオン・エドワーズ、マイケル・キエサにも敗れて再びライト級に戻す。ライト級では2連勝したが、ラファエル・フィジエフには打撃で削られる展開からギリギリしのいでいたRDAだが、5Rにパンチを貰い、アルバレス戦以来のKO負け。またウェルターに戻し、初戦ブライアン・バーバリーナに勝利し、またランカーに挑戦する権利を得た。トータル試合時間はUFCで唯一8時間超えで1位。38歳。

オッズは微差でRDAがフェイバリット。

詰めてくるRDAにミドルを入れたルーケ。右ハイ。パンチで出るRDA。プレスしてケージを背負わせると組んだ。脇をくぐりスタンドバック。しかし正対したルーケ。入れ替える。入れ替え合い。RDAが肘を打ち込み離れた。ルーケ右ハイ。RDAがワンツーをヒット。ルーケがパンチで出た。左ボディ。右ミドル。RDAスーパーマンエルボーで飛び込んで組んだ。押し込み。残り1分。入れ替えたルーケが足首を持ってテイクダウン。RDAギロチン。首をかかえたRDAだが、パスしてバックに回ったルーケがパウンド。残りわずかでキムラを狙うRDA。ルーケこらえる。ホーン。

1Rルーケ。

2R。RDA左ミドル。左がヒット。ケージまで下がらせたRDA。出てきて組んだルーケだが、逆にケージに押し込むRDA。タックル。脇を差して入れ替えるルーケ。押し込みながらパンチ。離れた。ルーケが打撃で出る。RDAワンツー。ケージまで下がったルーケ。RDAタックル。尻餅をつかせた。ルーケすぐ立つ。スタンドバックから正対してケージ押し込みからテイクダウン狙い。膝を着いたが立ったRDA。なおも押し込み。ルーケダブルレッグ。RDAまた膝を着いた。残り40秒。スタンドで肩固め。外れた。肘を入れて離れる。前蹴りを入れるルーケ。RDA逆にタックル。押し込んだところでホーン。

2Rややルーケ。

3R。パンチを入れるルーケ。ジャブがヒット。RDAパンチからタックルで押し込むが、すぐに差し返して入れ替えるルーケ。また入れ替えるRDA。さらに入れ替えて足へのタックルへ。ダブルレッグからシングルレッグに切り替えて膝をつかせる。立ったRDAだがスタンドバックに回られている。正対したが押し込まれている。離れた。飛び込んで左を入れたルーケ。出てきたルーケ。下がるRDAだが右をヒット。またジャブをもらう。RDAまたパンチからタックル。今度はルーケが首をキャッチしてギロチンのまま後方に投げる。先に起き上がりがぶったRDAだが、立ち上がり際にバックに回ったルーケ。ダブルレッグ。シングルに切り替え。ケージで耐えるRDA。残りわずかでギロチンに入ったがホーン。

3Rもややルーケ。

4R。出てきたルーケ。ケージを背負うRDA。そこにパンチを打ち込んだ。右ハイ。組んでケージに押し込み膝を入れるとダブルレッグへ。脇を差してこらえたRDAだが、また押し込まれている。またダブルレッグに切り替えたルーケ。テイクダウン。膝を着いて立とうとするRDAだが、首を抱えられている。立った。至近距離から四つに組むRDA。差し返してケージに押し込むルーケ。またダブルレッグ。シングルレッグに切り替え。こらえたRDA。入れ替えて四つからテイクダウンを狙ったがこらえたルーケ。離れたところですぐダブルレッグ。テイクダウンをこらえたルーケからスタンドバック。が、すぐに正対。ルーケシングルレッグから膝をつかせてバックに。ハーフバックからチョーク。ホーン。

4Rルーケ。

5R。ジャブを打ち込むルーケ。飛び膝。打撃で先手を取るルーケ。RDAパンチからタックルに行くが、すぐに入れ替えられる。ルーケダブルレッグ。倒されかけたがこらえて離れたRDA。左ハイ。しかし打撃もスピード・威力がもうない。パンチからミドル。パンチで出て肘を入れたが組まれて押し込まれたRDA。ルーケダブルレッグでテイクダウンを狙う。こらえたRDA。またダブルレッグ。この攻防で消耗させられているRDAだがこらえた。残り1分。離れ際に肘を入れたRDA。パンチから肘。左ハイ。逆転を狙って打撃で攻める。ルーケのタックル。RDAが潰して上になるが、ルーケクローズドガード。肘を落とすRDAだがタイムアップ。

49-46、48-47×2でルーケ勝利。

2名は最終ラウンド以外にもRDAが取ったラウンドがあると見たジャッジがいたが、いずれにしても3Rはルーケが取っていた。

RDAに入ったラウンドは3・5R、1・3R、1Rとジャッジによって分かれている。

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o UFC カマル・ウスマン コルビー・コビントン ニール・マグニー ネイト・ディアス

UFC287:セミファイナル・ギルバート・バーンズ vs. ホルヘ・マスヴィダル

ウェルター級。バーンズ5位、マスヴィダル11位。

バーンズはウスマンのタイトルに挑戦し3RKO負けしたが、その後スティーブンスに判定勝ち、チマエフに僅差判定負け、ニール・マグニーには1R肩固めで勝利し、ランキング5位以内に踏みとどまっている。36歳。フロリダのキルクリフFC所属。

マスヴィダルは開催地マイアミ出身・在住の地元のヒーロー。UFCでは勝ったり負けたりの中堅クラスだったが、19年にベン・アスクレンをUFC最短KO(5秒)したことで大ブレイク。次戦ではネイト・ディアスとの人気者対決で勝利しBMFタイトルを獲得。UFCでの地位を不動のものとしたが、そこから3連敗中。代役で急遽カマル・ウスマンへのタイトル挑戦が決まったが判定負け。翌年の再戦は2RKO負け。さらに元同門だったが罵り合う関係となってしまったコルビー・コビントン戦ではテイクダウンを奪われる展開で終始劣勢のまま判定負け。試合2週間後に街で会ったコビントンに暴行して傷害で起訴されるというおまけも付いた。負けて4連敗となったら辞めるかもしれないと引退もほのめかしている。

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MMA MMAPLANET o UFC UFC285 キック コルビー・コビントン シャクハト・ラクモノフ ジェフ・ニール

【UFC285】乱打戦で、ヒザを効かせ最後は立ちRNCでケリ。ラクモノフがニールからタップ奪い17連勝

<175ポンド契約/5分3R>
シャクハト・ラクモノフ(カザフスタン)
Def.3R4分17秒by RNC
ジェフ・ニール(米国)

サウスポーのニールは体重オーバーで、キャッチウェイト戦に。ゆっくり右ハイを蹴ったラクモノフはクリンチの攻防となりヒザを繰り出す。ケージに押し込んだニールは自ら離れ、左をヒットさせる。ラクモノフは前蹴りも左リードフックに左ストレートを被弾する。右フックを連打したラクモノフは、右で殴られても右を返してクリンチ&ヒザへ。間合いを取り直した両者、ラクモノフがここも右を当てる。ニールは左ハイ、続いて左を入れる。右を2発返したラクモノフは右ミドル、右ボディを打っていく。

ニールは右リードフックからパンチを纏めるも、ラクモノフの右ハイで後退して腹にヒザを2発突き刺される。動きが止まったニールは、ケージにラクモノフを押し込み返す。ここでブレイクが掛かり、随分と負けに外れていたマウスピースを嵌める。再開と同時に右、ヒザを連続で当て左もヒットさせたラクモノフだが、ニールも最後に左を打ち返した。

2R、いきなり右を当てたラクモノフ。ニールも左から左ミドルを蹴り返す。パンチから前蹴りを入れたラクモノフは首相撲でヒザと思わせ、右を打っていく。左のパンチにヒザをボディに受けたニールは動きが止まり、再びハイキックを受けそうになる。

ラクモノフはクリンチからシングル、そのまま首を巻き込んでいくがニールは倒れない。離れたニールがワンツー、ラクモノフは右アッパーを空振りする。それでもジャブを連続で入れ、前蹴りへ。ニールはショートのワンツーに続き、左フックを打ち込む。ラクモノフが右アッパー、右エルボー、ニールもショートフックで対抗する。ラクモノフはヒザをボディに入れると離れて、ワンツー。前蹴り、ジャブ、ヒザ蹴りを効果的に使うラクモノフに対し、ニールは左右のフックで抵抗する。クリンチの攻防を経て、右ヒザを突き刺すラクモノフがワンツーからスリーを伸ばす。首相撲狙いのラクモノフにフックを入れたニールだが、右を被弾しヒザ蹴りの追撃を受けた。

最終回、ガードの上から右ハイを2発放ったラクモノフ。さらに後ろ回し蹴りを見舞う。ニールはここで右を当て、ラクモノフの足が泳ぐ。懸命に組みにいくラクモノフが、クリンチで息を整て離れると、左ジャブ&右ストレートをヒットさせる。ここで組んだラクモノフがケージにニールを押し込み、シングルレッグへ。倒せず、胸を合わせたラクモノフは右ヒザを突き上げ、ダブルレッグへ。

譲らないニールは、ヒザを腹と顔に受けてようやく離れることに成功する。残り2分30秒、右ストレートを被弾して下がったニールにラクモノフはボディにヒザ、さらにエルボーを顔面に連打する。ここでラクモノフは組んでバックへ、盤石の展開に持ち込み後方からヒザを太腿に入れる。ケージに詰まって動けないニールは、スタンドでブルドックチョークのようなパームトゥパームでタップを奪い──キャリア17勝0敗、全試合フィニッシュ勝利というレコードを伸ばした。

「カザフスタン国旗をまた掲げることができて嬉しい。タイトル挑戦まで、1、2試合したい。5キロ体重オーバーだったけど、試合がしたかった。コルビー・コビントン、タイトル戦の前にお前だ」とラクモノフは話した。


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o UFC アイリーン・アルダナ クリス・バーネット コルビー・コビントン ジャイルトン・アルメイダ ジョニー・ウォーカー ネイト・ディアス ホルヘ・マスヴィダル ボクシング

UFC279:ポストファイトボーナス/総評

  • ファイト・オブ・ザ・ナイト:該当なし
  • パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:ネイト・ディアス、アイリーン・アルダナ、ジョニー・ウォーカー、ジャイルトン・アルメイダ

計量失敗したチマエフ(試合自体は180ポンドに組み直されたことで、コミッションからの罰金などはなかったが)はボーナスの対象外となり、デビュー以来の連続ボーナス記録は5でストップ。大逆転勝利でイベントの盛り上がりに火をつけたクリス・バーネットも体重オーバーのためボーナスなし。

前代未聞のカードシャッフル。メインのカードが飛んだのだから、イベント自体の中止(あるいは、PPVイベントからファイトナイトに格下げという例も過去にはあった)というのもありえないことではなかったが、UFCとネイトの契約がすぐに切れるという事情もあり、後日への延期はできなかったか。

オッズを見ても、もともと勝負論のなかったチマエフ vs. ネイトより、組み直されたカードの方が釣り合いが取れており(ナンバーシリーズのメインカードとしてふさわしいかは置いておく)、ちょうど良くウェルター級選手の180ポンド契約の試合が組まれていて、試合前に乱闘で因縁まで作られていたこともあり、最初から仕組まれていたという陰謀論まで出ているが、UFCにとってはネイトに勝ち逃げされるだけなのにで、そんな小細工はやる意味がないだろう。

チマエフの大幅体重オーバーはメディカルチームからの勧告で水抜きを中止したからで、計量時の様子を見ても憔悴はしていなかったので、本来ならもうちょっとリミットに近いところまでは落とせたはずだが、UFCとしては今後も同様のことが起きる可能性があるので、怖くてタイトル戦は組めないのでは。ウェルター級でやるにしても、ノンタイトルでしっかりと体重を落とせることを証明することが必要。しかしヒールとしての悪名を得たのも確かなので、ウェルター級の悪キャラであるコルビー・コビントンやホルヘ・マスヴィダルとの対戦は需要がありそう。

UFCとの契約を満了したネイトは最後の試合に勝って価値を落とさずに離脱することに。今後は未定とのことだが、もはや実力を証明するような試合をする必要はないので、ポール兄弟とのボクシングマッチなどのセレブファイト路線に移行するのでは。

ジンリャン相手にアンダードッグだったファーガソンは、ネイトに組み直されたことでフェイバリットになったが、階級を上げてもかつてのキレは戻らず。動きもスローで、ジンリャンらランカーとやっても結果は同じだろう。次はランキング外の、同じくらいのベテラン選手との対戦で進退を問われることになるはず。

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MMA o ROAD FC UFC アルメン・ペトロシアン カイオ・ボハーリョ キック コルビー・コビントン ブラッド・リデル マイケル・ジョンソン ラファエル・フィジエフ ロニー・ローレンス

UFC on ESPN39:オッズ/予想と展望

ハファエル・ドス・アンジョス 2.70
ラファエル・フィジエフ 1.50
カイオ・ボハーリョ 1.48
アルメン・ペトロシアン 2.80
ダグラス・シウバ・ジ・アンドラ3.30
イード・ヌルマゴメドフ 1.36
ジャレッド・バンデラ 1.50
チェイス・シャーマン 2.70
マイケル・ジョンソン 3.00
ジェイミー・ムラーキー 1.42
シンシア・カルヴィーヨ 1.67
ニーナ・ヌネス 2.30
アイマン・ザハビ 2.60
リッキー・トゥルシアス 1.53
アントニーナ・シェフチェンコ 1.56
コートニー・ケイシー 2.55
コーディ・ブランデージ 2.20
トレーシアン・ゴア 1.71
ケネディ・エンジーチュクー 1.77
カール・ロバーソン 2.10
ロニー・ローレンス 1.71
イードヨクブ・カフラモノフ 2.20

メインはライト級ランカー対決。ハファエル vs. ラファエル。この2人の対戦はもともと2月に組まれていたが、フィジエフのビザの問題で3月に延期になり、試合1週間前に今度はフィジエフがコロナ陽性で中止。このところ組み直したカードが立て続けにまた中止になるパターンが多いだけに、一抹の不安が残る。

ハファエル・ドス・アンジョスは2015年にアンソニー・ペティスを破り王座獲得。1度防衛した後、エディ・アルバレスにKO負けし王座から陥落すると、トニー・ファーガソンに敗れて連敗したことで階級をウェルターに上げた。転向後3連勝で、コルビー・コビントンとの暫定王座決定戦に臨むも判定負け。そこからウスマン・エドワーズ・キエサらに敗れ、また元のライト級に戻してきた。ライト級では2連勝中だが、いずれも1週間以内に急遽決まった代役相手の勝利。フィジエフ戦も2度流れているが、イスラム・マカチェフ戦も3度組まれており、いずれも消滅している。37歳で、ライト級ランカーではファーガソンに次ぐ年長。

キルギスのフィジエフはバックボーンがムエタイ。ハードパンチャーで、ROAD FCの100万ドルトーナメントに出場し、2連続KOで勝ち進んでいたが、拳の負傷で棄権。2019年、無敗・全フィニッシュ勝利でUFCと契約したが、初戦でバックスピンキックでダウンを奪われパウンドでKO負けするというまさかの結末でMMA初黒星。しかしそこからは5連勝。前戦はアデサニヤと同門の元キックボクサー・ブラッド・リデルをバックスピンキックでKOしている。重いパンチが武器で、ムエタイの他にコンバットサンボやレスリングも経験しているが、ここまでUFCではほぼグラウンドは見せていない。

オッズは微差でフィジエフ優勢。RDAも打撃のレベルは高いが、一発の重さではフィジエフが上回る。UFCに来てからはムエタイのレベルを上げて完全なストライカーとなり、ここ10年では1度しか一本勝ちがないRDAだが、もともとローカル時代は完全な柔術ファイターで一本勝ちが多かった。RDAがグラウンドに持ち込めれば勝利があるかもしれないが、フィジエフはテイクダウンディフェンスではライト級トップの95.5%防御率を誇る。

フィジエフがスタンドの打撃で削っての判定勝ち。

セミの2人はいずれも前回コンテンダーシリーズ上がりでUFCデビューしたばかりの選手。キックボクサーでジョルジオ・ペトロシアンの弟と同姓同名・アルメン・ペトロシアンと、前回4月のUFCデビュー戦もセミで組まれていたカイオ・ボハーリョ。ペトロシアンはローカル全KO勝利だったが、UFCデビュー戦はスプリット判定勝ち、ボハーリョのUFCデビュー戦はグラウンドでバックキープする展開から、3Rに反則のグラウンド顔面膝を打ち込み相手が戦闘不能になり、なぜか反則負けではなくテクニカル判定となって勝利。

両者とも初戦から期待感が高かった選手だが、インパクトは残せていない。またもベテラン勢を抑えてのセミ抜擢だが、期待に応えられるか。

第1試合開始は10日朝7時。速報します。

 

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【RTU ASIA2022】「優勝できる実力を持っていると想定して」。イー・チャアと準々決勝、SASUKE─02─

【写真】一連のインタビューはABEMAと共同取材。動画でRoad to UFC出場選手たちの模様も楽しんでいただきたい(C)MMAPLANET

9日(木・現地時間)、シンガポールはカレンのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01でイー・チャアと対戦するSASUKEインタビュー後編。

UFC PPV大会をラスベガスでの出稽古期間中に会場で観戦したことで、SASUKEは日本との違い感じ、今回のトーナメントは決勝で松嶋こよみと戦いたいと思っていたという。SASUKEが目にしたベガスと日本のMMAの違いとは。そしてUFCとの契約を勝ち取るには障害となる初戦の相手イー・チャア、両者が勝ち上がれば準決勝で戦うことになった松嶋について尋ねた。

<SASUKEインタビューPart.01はコチラから>


──RIZINでフェザー級トップになるのではなく?

「そうですね。パンクラス、DEEPが一番分かりやすいと思っていました。RIZINで勝って名前を挙げて、日本で注目される存在になることでUFCも契約するというルートがないわけでないことは理解しています。それよりも自分の責務を全うしながらアピールをする方が、可能性があるのではないかと思っていました」

──UFCで戦える選手でもRIZINで戦い続けるケースと、UFCで戦いたいと思って戦っている選手がいるかと思います。

「行こうと思っている、思っていないは別にしても実力が上の選手はRIZINに集まっています。クレベル選手、斎藤裕選手、今のチャンピオンの牛久選手、それに摩嶋選手とか勝ち星こそないけど海外でベルトを獲ったこともあります。自分の力を測る、海外で戦えるのか試すうえでRIZINのファイターと戦うにもアリだと思いました。

ただ格闘技界で前例のないことといっても……そもそも知ってもらわないと始まらないということは、最近になって分かったというか。そういう意味では注目度の高いRIZINに出るのも一つの選択肢として全然ありだとは思っています」

──そういうなかで7年振りになります。日本人選手が勝てばUFCという戦いに臨むのは。そこが無くて皆が苦労してきた。と同時にコンテンダーシリーズだったら1試合でケリがつくのですが。その辺り、どのように感じていますか。

「そもそもチャンスがなかったので、行くしかないです。それは勿論厳しい道ですけど、ここでやらないといつやるの?って感じじゃないですか。なのでオファーが来た時に、やるって決めました。3つ勝って契約なら、3つ勝てない限り話にならないということ。そういう風に自分のなかで解釈したので」

──ベガスの練習でやっていけるという手応えを掴めたことで、そういう風に割り切れるということはありますか。

「そうですね。向うのファイターと組み合った経験があり、UFCに出ているファイターの実力も知った。そこで自分がどうやっていくのか、策というか……活路が見えている状態なので、やってやると腹を括っています」

──対戦相手は中国のイー・チャアという選手です。

「試合も数試合しかチェックできていないですけど、絶対に弱くないですよね。レコードも良いし」

──未知数で、実力が測りづらい。対戦相手のレベルも分からない。でも、強いヤツは強い。

「その通りです。相手は優勝できる実力を持っている。その可能性があると想定しています。この8人に選ばれるということは絶対に弱くはないですし。自分も似たような立場なので、誰がとってもおかしくないかなと。情報がなくても、優勝する力を持っている選手。油断はしていないです」

──私は韓国勢がやはり一番のライバルだと思っています。と同時に韓国の選手は映像もあって情報も豊富です。対して中国勢は分からない。そのような相手に、ここまで培ってきたことをどのようにぶつけたいと考えていますか。

「結局、勝たないと始まらないので。勝つために必要なことを全うする。5分3Rを戦った時にチャンスがあればフィニッシュしますけど、15分間のなかで如何に自分の時間を創ることができるか。自分が先に仕掛けるだとか、エゴを押し付ける試合をすれば勝ちにつながるので、そういう試合をしようと思います」

──それがトーナメント戦の良さかと。これがコンテンダーシリーズだと、ド派手で勝利至上主義とならない、また別のMMAになるかと思います。しっかりと制圧することが否定されがちな。

「僕はスタイル的に他の人と違う所があると思うので。そこを良い意味で楽しんでもらえるというのがあります。見せなきゃいけないとか、自分のやりたいことが出せればなるようになると思っています。だから、そんなにトーナメントだからとか、コンテンダーシリーズだからとかは考えていないです。自分のパフォーマンスを出し切って、なるようになるだろうと(笑)」

──SNSで松嶋選手とは決勝のつもりだった、本物の格闘技を日本に根付かせたいと書かれていたのは?

「僕、現地時間の3月1日にラスベガスに着いたんですけど、現地の5日にUFC272をTモバイル・アリーナで観たんですよ。ホルヘ・マスヴィダルとコルビー・コビントンがメインのPPV大会を観て……全てが違っていました。ただの格闘技ファンに戻った1日になって。これが世界一のMMAだと思いました。

選手のレベルとかではなくて──スポーツと政治は別物であってほしいですけど、ロシアの選手には大ブーイングで、ウクライナの選手は大声援というぐらい国民性が反映されていました。そこまでMMAに乗っかることができるって、日本にはないじゃないですか。そこまで感情を動かせるんだって。

実際に向うで生活をして、どれだけUFCファイターがリスペクトされているかも見てきました。引退したロクサン(モダフェリ)でさえ、ショッピングしていると店員に声を掛けられていました。ここまでいけばMMAも本物だなって。だからUFCぐらいの盛り上がり、その市場を日本の国民に知ってもらうには僕と松嶋選手で決勝をやるのがベストだと思っていました」

──それだけの志を持っていると互いに認め合っているわけですね。

「そうです。松嶋選手も本気でソコを目指してやっている。彼も実力で生き残ってきている人なので。倒し合わないといけない時が来るんですけど、✖世界で見た時には仲間ではないですけど、そういう気持ちはチョットありました」

──松嶋選手とはアマチュア修斗で戦っています。

「アハハハ。そうなんです、やっています。松嶋選手のアマ修斗デビュー戦だったかと。で、僕が負けて。松嶋選手は関東選手権で優勝し、そのまま全日本選手権で優勝しました。プロでも修斗新人王になり、負け無しで上がっていきました。僕はアマ修斗で負け越してプロになっていますから。それからケガもしたし、負けも経験した。あの人も順風満帆でやってきたわけじゃないですけど、僕とはキャリアの積み方が違っています。だから当たった時は『実はあの時やっていたんだよ』と引っ張り出してもらうと、見る人にとって一つのストーリーになるかなって(笑)。そんなには気にしていないですけど」

──そういう背景があると、なおさらあのトーナメント枠はほろ苦いです。

「決勝で当たることができていれば、日本国民は……日本のMMAファンはもっともっと注目してくれると思いました。準決勝でも話題になるでしょうけど、やっぱり決勝でやる方がストーリーがあるじゃないですか。まぁ、そういう風に現地でUFCを観て思いました」

──浪漫があるわけですね、MMAに。それでもUFCは2人が勝てば準決勝で当たるトーナメント枠を作成しました。浪漫はあっても、全くセンチメンタリズムはない。あの人達のやっていることは容赦がないです。

「それだけ厳しいところなんだと、通告された感じです」

──ともあれ準決勝の前に1回戦を勝って貰わないといけないです。改めて初戦に向けて意気込みをお願いします。

「やれることはやってきたので、自分のパフォーマンスを出してどんな形でも勝ちます。ここでこけたら終わり。先は見えないと思うので、何をしても勝つ。そういう気持ちです」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

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【UFC】速報中!UFC 272: Covington vs. Masvidal

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さてさてバタバタした毎日が続いていますが今日はUFC 272。コルビー・コビントン×ホルヘ・マスヴィダルは見ないわけにはいかないでしょう。ダークヒーロー同士の対戦は薬莢の香りが漂う危険な雰囲気満載。KO決着必至か、負けたくない気持ちが先行して判定決着になるか興味津々。今日はWOWOWオンデマンドで観戦しつつ、この試合を中心に電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【フェザー級】
×エドソン・バルボーザ
(判定0-3)
◯ブライス・ミッチェル
1R、じわじわと間合いを詰めるミッチェル。しかしバルボーザもローを的確に放って組ませない。しかし打撃の攻防からミッチェルの右フックがヒット。これでバルボーザは尻餅をつく。ミッチェルはすかさず組みつくとリフトするようにテイクダウンに成功。インサイドから肘を当てて攻め立てる。その後はポジションを固めて時間が経過。終了間際にバルボーザが蹴り上げてスタンドに脱出したがこのラウンドはミッチェルが取った。
2R、打撃の交差からミッチェルがタックルでテイクダウンに成功。ポジションを固めていやらしく肘を入れる。立ちあがろうとしたバルボーザのバックに回って再びグラウンドに引きずり込んでラウンドを終えた。バルボーザは完全に光を消されている。
3R、開始直後にミッチェルが両足タックルでテイクダウン。上を固めていたがバルボーザが下から三角絞め!しかしミッチェルは軽めのバスターで脱出。ミッチェルはパスしてハーフからマウントに移行。決められないものの完全にコントロールして試合終了。判定はもちろんミッチェル。予想以上の完勝劇。


【キャッチウェイト(160パウンド)】
◯ハファエル・ドス・アンジョス
(判定3-0)
×ヘナート・モイカノ
1R、パンチの交差からアンジョスがタックルでテイクダウン。一度は立ち上がられるもまたもタックルで倒してグラウンドに持ち込む。しかしモイカノの足を効かせてディフェンス。アンジョスはそのまま上を固めてコツコツと削ってラウンド終了。
2R、一転してスタンドの攻防。アンジョスの左ジャブが的確にヒット。しかしモイカノも右フックを強振。嫌がったアンジョスがタックル。1度は切られたが2度目のトライでしぶとく倒した。その後はポジションを固めてラウンドを終えた。
3R、序盤はモイカノの左右のパンチが相次いでヒット。打ち返されても顔を出して打ってこいとアピールする余裕も。しかしアンジョスはミドルで突き放すと左ハイをヒット。グラついてよろめくモイカノ。アンジョスはそのまま倒してパウンドで仕留めにかかる。モイカノは身体を密着させてディフェンス。なんとか持ち堪えてラウンドを終えた。
4R、ダメージから回復したモイカノはパンチを振るって前に出る。打ち気になったところにアンジョスは胴タックルでテイクダウンに成功。ポジションを固めてハーフからパウンドと肘で削る。モイカノは顔面をカットして流血した状態でラウンド終了。レフェリーとドクターが協議して試合続行。
5R、スタンドのお見合いからアンジョスが胴タックルでテイクダウン。だがモイカノはすぐに立ち上がる。するとアッパーを軸にヒットさせアンジョスのタックルも切ってスタンドの時間が続く。残り1分でモイカノはパンチを振るって怒涛の猛攻。着実に打ち込んだがアンジョスは最後まで凌いで試合終了。判定はアンジョスに軍配。ピンチヒッターのモイカノも見せ場を作った。


【ウェルター級】
◯コルビー・コビントン
(判定3-0)
×ホルヘ・マスヴィダル
1R、パンチの交差からサミングをアピールするマスヴィダル。しかしレフェリーは止めず。コビントンはタックルで組みつく。堪えるマスヴィダルだが、コビントンは崩してスタンドでバックに回る。そのまま潰してグラウンドに移行。マスヴィダルの首を狙いつつポジションをキープ。マスヴィダルはラスト1分でスタンドに戻るがタイムアップ。
2R、開始直後からコビントンはハイを繰り出すなど積極的に手数を出す。マスヴィダルもロー、前蹴り、ミドルで応戦。打撃の攻防からバランスを崩したコビントンに対して上になったマスヴィダルだったが、コビントンは下からタックルを仕掛けて脱出。スタンドに戻るとコビントンの右フックが的確にヒットしてヒヤリとする場面も。
3R、開始直後から前に前に出るコビントン。パンチを当ててからタックルに行く作戦。序盤は凌いでいたマスヴィダルだが、中盤にはついにテイクダウンを許す。上をキープしたコビントンはインサイドからパウンド。じわじわとポジションを移行してバックに奪取。強引にチョーク、フェイスロックを狙うがマスヴィダルはなんとか脱出してラウンドを終えた。
4R、やはりパンチを振るって間合いを詰めるコビントン。何度かタックルに行くがマスヴィダルはケージを背にして堪える。残り2分でコビントンが左右のパンチでラッシュ。危ない場面だったがマスヴィダルは堪える。すると逆に右フックがヒット。コビントンは膝を付いてグラつく。だがうまく後退して距離を取って回復してラウンド終了。
5R、開始直後に間合いを詰めてタックルに行くコビントン。マスヴィダルは切ってバックに回るがコビントンはそのままグラウンドに移行してスイープ。スムーズにバックに回る。マスヴィダルは完全にコントロールされ始めた。コビントンは強引にバックチョークからマウントをキープして試合終了。判定はコビントンに軍配。マスヴィダルの持ち味を消し去った。
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【UFC272】メインは元親友、今や犬猿の仲。コルビー・コビントン×ホルヘ・マスビダル

【写真】打と一体化したテイクダウンで仕掛け続けることができれば、コビントン有利か(C)Zuffa/UFC

5日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでUFC 272「Covington vs Masvidal」が開催される。

今大会ではアレックス・ヴォルカノフスキー✖マックス・ホロウェイ、3度目の世界フェザー級選手権試合が組まれていたが、挑戦者ホロウェイの負傷欠場でコリアンゾンビことジョン・チャンソンが代替チャレンジャーとなり、4月9日のUFC273に延期に。

またアルジャメイン・ステーリング×ピョートル・ヤンの世界バンタム級選手権試合IIの王座統一戦も、現王者のステーリングの負傷で、フェザー級世界戦と同様にUFC273にスライドされている。

結果、コルビー・コビントン×ホルヘ・マスヴィダルのノンタイトル戦がメインで組まれることとなった。UFCのPPV大会で世界戦が組まれないのは昨年7月のUFC264以来となる。


とはいえUFC264は最初からダスティン・ポイエーとコナー・マクレガーの3度目の対戦がメインに据えられており、今回のように昇格ヘッドライナーではない。ただし、そこは人勢の宝庫UFC、コヴィントンとマスヴィダルは過去の実績、キャラクターからも世界戦以上に注目を集める顔合わせといえる。

煽り映像にも見られるように、この2人は長年ATTのチームメイトであり練習パートナーであった。それだけでなく互いにセコンドに付き合うほど仲だった。「凄く近しい存在だった」とマスヴィダルが言えば、コビントンも「親友だった」と明言している。

「打撃が上手かったアイツは、俺と練習することでレスリングが強化され、ウェルラウンディットファイターになったんだ」とコビントンが煽り映像のなかで話しているように、過去に何度も仲睦まじい様子がUFCの中継内でも確認されていた。

しかしコビントンによれば「俺たちが親友だったのも、俺がヤツが望むトップになるまで」だった。コビントンは所属ジムもMMAマスターズに移し、「俺はケージに友人を創りに来ているんじゃない。金を稼ぎにきているんだ」と言い切るや、対戦が決まれば近親憎悪のようにトラッシュトークを続けている。

そんなコビントンとマスヴィダル、両者揃って現UFC世界ウェルター級王者カマル・ウスマンに2度敗れており、知名度はあってもタイトルへのストーリーラインにギリギリに踏み留まっている状態にある。

今回の試合で遅れを取ると、その時点でベルトへの挑戦は行列の最後に回されることは避けようがない。そんな大一番、打撃でいえば蹴り、ヒザを交えたトータルストライキングでマスヴィダルが上をいく。ただし、テイクダウン能力とスクランブルではコビントンが上回り、テイクダウンで完結するパンチの圧力は、マスヴィダルを上をいく。

テイクダウンの一部と可したパンチは当たればKOパワーがあるだけでなく、外れてもパンチと組みの両方をマスヴィダルに意識させる効果が十分にある。マスヴィダルとしては、テイクダウンを警戒し過ぎるとパンチを被弾するので、それほそ倒されて立つときにバックを許さないことを念頭に置き、組みの防御で疲弊しないことが大前提。5Rを戦い切る戦略がマスヴィダルには必要になってくる。

今やテイクダウンは姿勢を乱して立つ準備をしておけば、簡単に抑えられることはない。ただし、下に居続ける続けることは判定を考えると法度。そうなるとスクランブルゲームとなり、攻めていることでペースを守り、体力と気持ちが長持ちするのはコビントンという見方もできる──が、果たして。

■視聴方法(予定)
3月6日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWプライム

■対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
コルビー・コヴィントン(米国)
ホルヘ・マスヴィダル(米国)

<160ポンド契約/5分3R>
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)
ヘナト・モイカノ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
エジソン・バルボーサ(ブラジル)
ブライス・ミッチェル(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド(米国)
アレックス・オリヴェイラ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
セルゲイ・スピヴァク(モルドバ)
グレッグ・ハーディー(米国)

<ライト級/5分3R>
ジェイリン・ターナー(米国)
ジェイミー・マラーキー(豪州)

<女子ストロー級/5分3R>
マリナ・ホドリゲス(ブラジル)
ヤン・シャオナン(中国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニック・ネグメレアフヌ(ルーマニア)
ケネディ・ンゼチェクウ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
マリナ・モロズ(ウクライナ)
マリヤ・アガポヴァ(カザフスタン)

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
ブライアン・ケレハー(米国)

<フライ級/5分3R>
ティム・エリオット(米国)
タジル・ウランベコフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
ルドヴィット・クライン(スロバキア)
ディヴォンテ・スミス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダスティン・ジャコビー(米国)
ミハウ・オレキシェイジュク(ポーランド)

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MMA News UFC コルビー・コビントン ジョゼ・アルド ジョン・チャンソン ピョートル・ヤン マックス・ホロウェイ

UFC:4月9日のUFC273でヴォルカノフスキーのタイトルにジョン・チャンソンが挑戦。スターリング vs. ピョートル・ヤンもUFC273に延期。UFC272のメインイベントはコビントン vs. マスヴィダルに。

mmajunkie.usatoday.com

3月のUFC272で予定されていたアレクサンダー・ヴォルカノフスキー vs. マックス・ホロウェイフェザー級タイトルマッチがホロウェイの負傷欠場により消滅。代わって、ジョン・チャンソンがヴォルカノフスキーのタイトルに挑戦する。チャンソンのタイトル挑戦はジョゼ・アルド戦以来8年ぶり。

また、UFC272で予定されていたアルジャメイン・スターリング vs. ピョートル・ヤンのバンタム級王座統一戦も4月にスライドとなる。理由は不明。

UFC272では、ウェルターノンタイトル戦のコルビー・コビントン vs. ホルヘ・マスヴィダルがメインとなる。