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【BRAVE CF72】メイン以外でIMMAF&ダゲスタンレッスル=マゴメドフ、散打のモハンマドセイフィに注目!!

【写真】ロシアと中央アジアの対戦、世界に通じるファイトが見られる (C)BRAE CF

23日(金・現地時間)、今から約7時間後にバーレーンはリーファのバーレーン・ナショナルスタジアムでBRAVE CF72が開催される。

19日(月・同)にBRAVE CF71を終え、4日間のインターバルで開かれる今大会は、その前回大会のメインでキルギスのイリャ・アスカノフを破った──ウクライナのオマール・ソロモノフが既に次期挑戦者に決まっているフェザー級のタイトルマッチが組まれている。

元M-1ライト級王者で、UFC参戦も1試合でリリースされたロマン・ボガトフは中東を再出発の地とし、昨年10月に韓国のキム・テキュンを破り、BRAVE CFフェザー級の頂点に立った。対してキルギスからのチャレンジャー=ネマット・アブドラシトフは母国のWEF、そしてACBなどでキャリアを積み、王者と同様にBRAVE CFでは3連勝中で挑戦権を手にした。


両者、組みの強いウェルランダーだが、よりレスリング色が強かったアブドラシトフがBRAVEで戦うようになってから、全面的に打撃を武器に戦ってきており、ここ一番まで組まない展開も考えられる。

王者ボガトフとしては蹴りを織り交ぜたファイトで、まずはジェネラルシップはリードしたい。一本勝ちが多い両者だが、その防御力が問われつつ──かなりの接戦が見込まれるBRAVE CFフェザー級選手権試合だ。

また月曜日の大会ではアマMMA最強ラマザン・ギチノフが完勝でプロデビューを飾ったが、今回もバーレーン国旗を掲げIMMAFで2度の世界チャンピオンになっているダゲスタン人レスラー=ラスル・マゴメドフが、プロ初陣をエジプトのモハメド・ヒシャム・バラカ相手に行う。

アマMMA13連勝のマゴメドフだが、彼の前歴で最も目を引くのがフリースタイルレスリングで、リオ金&東京で銀のカイル・スナイダーに土をつけたことだ。

ロシア代表として国際的な舞台で活躍することはできなったマゴメドフだが、ダゲスタンがロシア代表とは別に代表チームを送り込むことできるイヴァン・ヤリギン国際(※ミュウヘン&モントリオールの100キロ級金メダリストで、1997年に交通事故で逝去したソ連を代表するフリースタイルレスラー。ロシア・レスリング協会の要人として、クラスノヤルスクでの世界大会開催に尽力を尽くした)で、マゴメドフはスナイダーの破っっている。

カレッジでもNCAA D1を3度制しているスナイダーのシングルレッグに対し、マゴメドフは俵返しの要領で後方に投げて4Pを獲得。その後はスナイダーに5-5まで追い上げらられが、残り10秒を切りマット際に追いやられた状態から切り返し、逆に場外に押し出して殊勲の白星を挙げている。

そのマゴメドフ、IMMAF時代のMMAではボクシング・スタンスでもほぼ自ら打撃戦を仕掛けることはなかった。距離が合えば組んでテイクダウンから徹底したトップコントロール&パウンド、それがマゴメドフの勝ちパターンだ。そのパウンドも少なく、マウントをしっかりと取ってから殴るという超堅実的な戦いをしてきた。

恐らくはマゴメドフは今夜の試合でもIMMAF時代と同じ、組み立て方で戦うことはまず間違いないだろうが──果たして、どのようなインパクトを残すことができるのか必見だ。

またライト級でヌール・エル・イスラムとBRAVE CF3戦目を戦うモーセン・モハンマドセイフィも注目したい。

プロMMA戦績は2勝2敗のモハンマドセイフィだが、散打の世界では最も成功を収めた格闘家の1人で、BRAVEのモハンマド・シャヒド代表は「散打界のクリスチアーノ・ロナウド」を称している。

武術散打の世界大会を制すること5度、優勝を逃した年も銀メダルを獲得しているモハンマドセイフィは、アジアンゲームスで3度、アジア大会は1度、さらにワールドカップで3度優勝という輝かしい実績を残している。

MMAにおいては蹴り中心でなく、右クロスなど拳の勝負もできるようになった。こうなると散打時代に数々の成功を収めてきたパンチとシングルレッグのコンビネーションも、MMAで生きてくる。

メインの世界以外に、MMAではグリーンでも他の競技で世界レベルになった両者の試合も見逃せない大会となる。

■視聴方法(予定)
6月24日(土・日本時間)
午前0時00分~ DAZN

■BRAVE CF72計量結果

<BRAVE CFフェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]ロマン・ボガトフ:65.7キロ
[挑戦者]ネマット・アブドラシトフ:65.8キロ

<フライ級/5分3R>
マゴメド・イドリソフ:57.2キロ
ビジナ・ガヴァシェリシビリ:57.2キロ

<フェザー級/5分3R>
ヤニス・ゲムモウリ:66.0キロ
マフモッシュ・ラーザ:66.2キロ

<ライト級/5分3R>
オルジャス・エスカラエフ:70.7キロ
イリアス・ジボウ:70.8キロ

<スーパーウェルター級/5分3R>
エリゼ・クボンザ:79.0キロ
ラヤン・アトマニ:77.9キロ

<ライトヘビー級/5分3R>
ラスル・マゴメドフ:93.3キロ
モハメド・ヒシャム・バラカ:91.5キロ

<ライト級/5分3R>
モーセン・モハンマドセイフィ:70.8キロ
ヌール・エル・イスラム:70.2キロ

<フライ級/5分3R>
ムハンマド・アルサミア:56.2キロ
イブラヒム・ハッサン:56.9キロ

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Brave CF BRAVE CF72 IMMAF MMA MMAPLANET o UFC アス・アルマバエフ カマル・マゴメドフ ケネス・マニンガット ニコラス・フウェンデ ネマット・アブドラシトフ マルチン・バンデル メイサラ・ムハメッド ライカ ラマザン・ギチノフ ロマン・ボガトフ ヴェリムラッド・カルカソフ

【BRAVE CF71&72】アマMMA最強戦士ラマザン・ギチノフがバーレーンの国立競技場でプロデビュー!!

【写真】昨年3月の国別対抗戦Super Cupでバーレーンの優勝の原動力となったギチノフとその指導者エルダル・エルダノフ (C)MMAPLANET

中東のコンバット・キングダムことバーレーンを拠点とするBRAVE CFが昨年12月以来本拠地に戻り、6月19日(月・現地時間)と23日(土・同)にBRAVE CF71とBRAVE CF72の連戦を行う。

Belllatorスーパーウェルター級王者マルチン・バンデル(C)BRAVE CF

従来のハリファ・スポーツシティ・アリーナではなく、リーファのバーレーン・ナショナル・スタジアムで開催される2大会。

今年に入ってセルヴィア&スロヴェニアというバルカン諸国で実施されたイベントと比較しても、よりBRAVE CFらしいメンツが揃いそうだ。

同フェザー級王者ロマン・ボガトフ(C)BRAVE CF

BRAVE CFらしさといえば──そこはヨーロッパ、アジア、アフリカの接点である中東国家らしく、国際色豊かメンバーが集うことだ。

BRAVE CF71ではメインではポーランド人BRAVE CFスーパーウェルター級王者マルチン・バンデルが、ロシアのカマル・マゴメドフの挑戦を受ける。

加えてBRAVE CF72ではロシア人BRAVE CFフェザー級王者ロマン・ボガトフが、キルギスのネマット・アブドラシトフを相手に初防衛戦に臨む。


ヘッドライナー以外でもBRAVE CF71にはキャリア11勝2敗のウクライナ人オマール・ソロモノフとカザフスタンのイリャル・アルカロフと戦うフェザー級戦や、フィリピンからバンタム級でケネス・マニンガット、フライ級でケネス・マニンガットという新鋭が参戦し、それぞれバーレーンのアブダラ・アリアコブ、エジプトのメイサラ・ムハメッドとMMA新興国家対決が組まれた。

さらには戦績6勝0敗、ジンバブエ人ファイターでEFC Worlwideバンタム級王者ニコラス・フウェンデがプロモーション・デビュー戦を迎え、キャリア8勝1敗の元フライ級タイトルチャレンジャー=ヴェリムラッド・カルカソフと対戦する。このバンタム級の一番は、裏メインといえる顔合わせだ。

BRAVE CF72でもバーレーン国籍を取得したダゲスタン戦士マゴメド・イドリゾフが、ジョージアのヴィジナ・ガヴァシェシュビリと相対する。アス・アルマバエフ&アザット・マクスムが相次いでUFCとサインし、虫食い状態となったフライ級で穴を埋めて存在感を示すのはイドリゾフかガヴァシェシュビリなのか要注目だ。

このようにガチガチのファイトが組まれている2大会だが、30日(火・同)にアマMMA史上最強戦士ラマザン・ギチノフがプロデビュー戦を戦うという発表があった。

ギチノフはダゲスタン出身、バーレーンのKHK MMAに所属しておりIMMAF世界大会を3連覇、アマMMAで連勝記録30を記録し、プロ転向を果たす。対戦相手はエジプト在住のモロッコ人ファイターのアブダラハマン・イラシディ。プロ1勝0敗のストライカー、スケープゴートが用意されたという見方ができるだろう。

アマ最強という見方が、UFC30周年の年にようやくできるようになったMMA界。ある意味、この2大会でタイトル戦以上にギチノフのプロ初陣は注目すべきファイトといえる。

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Brave CF BRAVE CF63 BRAVE CF64 IMMAF MMA MMAPLANET o PFL UFC イスマイル・ナルディエフ ガムザット・マゴメドフ キム・テキュン ジャラ・フセイン・アルシラウィ ナルザン・アキシェフ ハマザ・コヘジ ブラッド・カトーナ マルチン・バンデル ロマン・ボガトフ 松嶋こよみ

【BRAVE CF63&64】砂漠のコンバット王国で3階級のタイトル戦─裏UFC280ではキム・テキュン✖ボガトフ

【写真】キム・テキュン✖ボガトフは日本から世界を目指すフェザー級選手にとって、オリヴェイラ✖マカチェフよりも視ておくべきタイトル戦かも??(C)BRAVE CF

5日(水・現地時間)、BRAVE CFが19日(水・同)にバーレーンはイサシティのハリファ・ナショナルスタジアムで開催するBRRAVE CF63「Two Title Fights」、6日(木・同)には22日(土・同)に行われるBEAVE CF64「African All Stars」のカード第1弾をそれぞれ発表している。

10日間で3大会が開かれるKombat Kingdom 2022シリーズの初戦はイベント名通り2つのタイトル戦が組まれることとなり、第2弾では対照的に大会名とは関係のない国籍のファイターがベルトを賭けて戦うこととなった。


まずBRRAVE CF63ではスーパーウェルター級王座決定戦がイスマイル・ナルディエフ×マルチン・バンデルの間で行われる。同王座はPFL2022シーズンのウェルター級に参戦するために王座を返上したジャラ・フセイン・アルシラウィの後釜を争う一戦だ。

さらにバンタム級選手権試合として、王者ブラッド・カトーナがガムザット・マゴメドフの挑戦を受ける一戦が組まれることも明らかとなった。今年の3月大会でバーレーン生まれ、バーレーン育ちのハマザ・コヘジとの王座決定戦で勝利してベルトを巻いたカトーナだが、公開会見の際にファンから『ステロイド!!』と叫ばれるなど、アラブのファンの洗礼を受けている。

挑戦者のマゴメドフはバーレーン国籍を取得したダゲスタンからの帰化選手だ。2017年のIMMAF世界王者からロシアのMPFでプロデビューを果たし、その後は7試合をBRAVE CFで戦ってきた。JP・バイズにこそ敗れているが、レスリング&コントロールに強さを見せてきた。この両者のタイトル戦は、血の気が多い喧嘩ファイトと同様にケージレスリングを堪能できるローカルファンにとっても大好物の試合展開となるだろう。

またアフリカン・オールスターズを謡うBRAVE CF64ではフェザー級王座決定戦として韓国のキム・テキュンとロシアのロマン・ボガトフが戦うことが決まった。

TOP FCからDouble GFCという母国の大会から砂漠に活路を求めたキム・テキュンはBRAVE CFで4連勝中、通算戦績は9勝0敗だ。対するボガトフは12勝1敗のUFCベテランで、元M-1ライト級王者だ。BRAVE CFでもナルザン・アキシェフ、アボドゥルムタリプ・ギエルベコフという当時のレコードでいえば11勝1敗と15笑2敗1分というタフな相手にポイントを先制されながら、逆転の判定勝ちを収めている。

この両者は今年4月の韓国大会でノンタイル戦で拳を交える予定だったが、ボガトフのビザ問題に続きキム・テキュンの負傷(※代役で松嶋こよみが戦う可能性もあった)により流れた──トップ対決だ。

世界を目指し、BRAVE CFという道を選んだキム・テキュンが、元UFCファイターを相手にどのような戦いをやってのけるか。同日に同じ中東、アブダビでUFCのPPV大会が開かれる裏で実施される両者の対決も見逃せない。

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Brave CF BRAVE CF62 MMA MMAPLANET o   アザット・マクスン イリャ・アスカノフ オルジャス・エスカラエフ カミル・マゴメドフ キム・テキュン ダミール・トレノフ ナルザン・アキシェフ バウイルサン・クアニシバエフ ビール・シュテピン マゴメド・マゴメドフ メモシュ・ラザ ロマン・ボガトフ ロランド・ディ

【BRAVE CF62】計量終了 メインはエスカラエフ×ディ。ランカーはアスカノフ、マゴメドフ&タルハ

【写真】メインで地元のエスカラエフと対戦するロランド・ディ(C)BRAVE CF

30日(金・現地時間)、カザフスタンはアルマトゥイのボラン・ショラック・アテンダ・スポーツ・サライで開催されるBRAVE CF62の計量が、29日(木・同)に行われている。

昨年8月以来となるカザフスタン・アルマトゥイでのイベントには、期待された中央アジアのフライ級トップ3=アズ・アルマバエフ、アザット・マクスン、ダミール・トレノフの出場はなかったが、合同興行となるOCTAGON35でBRAVE CFのウェルター級トップの1人であるマゴメド・マゴメドフが、オクタゴン・ウェルター級王者バウイルサン・クアニシバエフに挑戦する──という出向タイトル戦が組まれている。


BRAVE CF自体は8試合というコンパクトなイベント構成は中央アジア勢とロシアが中心となっている。

メインでは6月にライト級暫定王座決定戦で敗れたオルジャス・エスカラエフが、地元での再起戦でBRAVE CFの名勝負男=ロランド・ディを迎え撃つ。

コメインには今も珍しいパキスタン国籍&在住のメモシュ・ラザが、カザフスタンのトップ・フェザー級戦士=ナルザン・アキシェフと戦う。アキシェフはキム・テキュンやロマン・ボガトフにこそ敗れているが、ラザが番狂わせを起こすようなことがあればライト級タイトル戦線に動きが見られることは間違いない。

この他、ライトヘビー級からミドル級に転向を果たしたバーレーンのエース候補ムルタザ・タルハ・アリが88.5キロ契約となった一戦で、同地の中量級トップでEagle FCベテランのキリル・ホミツキと相対する一番も注目だ。

先日、BRAVE CFが発表した初のランキングに入っているのはファザー級5位のイリャ・アスカノフ、ライト級3位のカミル・マゴメドフ、そしてミドル級5位のムルタザ・タルハ・アリの3人だ。ランキングの制定は10月のバーレーン3連戦を睨み、可視化することでタイトル戦線の活性化を促す目的があるように思われるが、トップ5に位置する彼らにとっては絶対に負けられないカザフスタンでの戦いとなる。

なおランカーのマゴメドフと対戦するアクメド・シェルヴァニエフがただ1人計量にパスせず、ファイトマネーの30パーセントが没収され、この顔合わせは実現することとなった。

■視聴方法(予定)
9月30日(金・日本時間)
午後7時30分~ BRAVE TV

■BRAVE CF62計量結果

<ライト級/5分3R>
オルジャス・エスカラエフ:70.65キロ
ロランド・ディ:70.4キロ

<フェザー級/5分3R>
メモシュ・ラザ:66.2キロ
ナルザン・アキシェフ:65.9キロ

<ライト級/5分3R>
イリャ・アスカノフ:70.7キロ
ラスル・テザクバエフ:70.0キロ

<ライト級/5分3R>
カミル・マゴメドフ:70.6キロ
アクメド・シェルヴァニエフ:71.7キロ

<88.5キロ契約/5分3R>
ムルタザ・タルハ・アリ:88.35キロ
キリル・ホミツキ:88.45キロ

<フェザー級/5分3R>
アブドゥラ・アルクァフタニ:66.01キロ
イリャ・パクチア・ウウル:65.85キロ

<63.5キロ契約/5分3R>
アブドゥルファクハド・アフマディ:63.45キロ
ビール・シュテピン:63.4キロ

<ライト級/5分3R>
サンジャルベク・エルキノフ:70.75キロ
アンゾル・アブドゥルコザエフ:70.75キロ

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Brave CF BRAVE CF58 MMA MMAPLANET o ONE ROAD FC   アクセル・ソラ イ・チャンホ キック キム・テキュン パン・ジェヒョク ホン・イェリン ボカン・マスンヤネ ボクシング マチェク・ギエルシェウスキー ミズワディレ・ハロンワ ラ・インジェ ルイス・フィリッピ・ディアズ ロマン・ボガトフ

【BRAVE CF58】計量終了 キム・テキュン欠場でメインでイ・ランジェが極真出身のハロンワと対戦

【写真】南アフリカからハロンワ、彼以外にフィリピン、ブラジル、ポーランド、ベルギー、サウジアラビア、シンガポール、イタリアからsン種が集まる。国際戦がBRAVEの特徴だ(C)BRAVE CF

30日(土・現地時間)に韓国はインチョンのインチョン・サムサン・ワールド体育館で開催されるBRAVE CF58の計量が行われている。

今大会、メインで韓国人エースのキム・テキュンがロマン・ボガトフと対戦予定だったが負傷欠場となり、メインは元Road FCミドル級王者ラ・インジェが南アフリカのミズワディレ・ハロンワと対戦することとなった。


ハロンワは2020年11月以来の実戦で、2021年はONEに参戦中のボカン・マスンヤネと同様に南アフリカからの出国が叶わず、試合機会を失していた。

リモ取材で締めは「押忍」だった

キャリア6勝1敗のハロンワのベースは極真空手で、父親が極真の2段の空手家だった。

9歳から20歳まで極真を学んだハロンワは「極真で身に着けたタイミングとスピードはMMAでも生きている。顔面パンチがないことで極真空手を軽視する向きがあるけど、ボクシングを学び顔面パンチが打てるようになると極真で学んだことが生きてくるんだ。それに僕にカーフキックは効かないよ。あの蹴りがきても、極真空手家はカットできる」と今回の試合前の取材で語っている。

BRAVE CFで国際的な舞台を踏んだハロンワは「南アフリカでMMAファイターとして生きていくことは難しい。好きだから戦うという状況なんだ。でもBRAVE CFと契約したことで、家族を食べさせることができるようになった。BRAVEは世界中をサーキットしている。今回、韓国で韓国のベストファイターと戦える。今後も色々な国で、その国のベストファイターと戦っていきたい」と言う。

今回のメイン出場に向けて「タフだ。Road FCのチャンピオンで根性がある。でも、僕の方が上だ。全てで上回っている。この試合で僕は名前をあげる。タフな相手、タフな試合を望んでいる。タフな相手とダンスをして楽しむんだ」と笑顔を見せたハロンワ。極真で養ったスピードとタイミングが韓国で炸裂するか見ものだ。

■視聴方法(予定)
4月30日(土・日本時間)
午後5時00分~ BRAVE TV

■BRAVE CF58 計量結果

<ミドル級/5分3R>
ミズワディレ・ハロンワ:84.3キロ
ラ・インジェ:84.05キロ

<スーパーウェルター級/5分3R>
マルチン・バンデル:79.65キロ
ルイス・フィリッピ・ディアズ:78.1キロ

<ライト級/5分3R>
ロランド・ディ:70.45キロ
オ・テホク:70.3キロ

<スーパーライト級/5分3R>
マチェク・ギエルシェウスキー:75.05キロ
イッサ・イサロフ:74.9キロ

<67キロ契約/5分3R>
ヴァルテル・コリアンドロ:67.0キロ
パン・ジェヒョク:66.75キロ

<フェザー級/5分3R>
アブドゥラ・アルクァフタニ:66.2キロ
チョン・ヨンス:66.05キロ

<77キロ契約/5分3R>
アクセル・ソラ:76.7キロ
チャン・ユンソン:76.65キロ

<フライ級/5分3R>
シャン・シンカイ:56.68キロ
イ・チャンホ:57.02キロ

<女子アトム級/5分3R>
ジリアン・ゴウ:47.2キロ
ホン・イェリン:47.52キロ

<ヘビー/5分3R>
イム・ジュンス:120.15キロ
キム・ミョンワン:117.7キロ

<フェザー級/5分3R>
ユ・ジュサン:65.85キロ
オ・ドゥサップ:65.9キロ

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Brave CF BRAVE CF58 K-MMA MMA MMAPLANET o ROAD FC UFC アクセル・ソラ カムザット・チマエフ キム・テキュン ナルザン・アキシェフ ハイル・コートルツァ バッバ・ジェンキンス ホン・イェリン ミズワディレ・ハロンワ ミハイル・コートルツァ ラ・インジェ ルイス・フィリッピ・ディアズ レオ・サントス ロマン・ボガトフ

【BRAVE CF58】育成路線も国際戦。ビジネス度外視、キム・テキュンの相手は元UFCロマン・ボガトフに

【写真】キャリア12勝1敗のボガトフ。キム・テキュンは9勝0敗だ(C)BRAVE CF

10日(日・現地時間)、BRAVE CFが30日(土・同)に韓国はインチョンのインチョン・サムサン・ワールド体育館で開催するBRAVE CF58のメインで、同国のエースといえるキム・テキュンがロマン・ボガトフと対戦することが発表されている。

ロシアのウクライナ侵攻に関して、対ロ経済制裁に加わる韓国はロシア側からも非友好国リストに挙げられている。とはいえ欧州、米国、日本と同様に韓国の国際企業の本音もロシアとの関係を維持したいことには変わりない。

そんななかキム・テキュンの相手がロシアのボガトフに決定──The Beast Championshipとの共同開催ながら、BRAVEの本気度が伝わってくるメインだ。


ボガトフはM-1ライト級王者からUFCに進出も、レオ・サントス戦でグラウンドでの頭部へのヒザ蹴りで2Pのマイナスを含め、アイポークなど反則もあり1度の判定負けでリリースされ、BRAVE CFを新天地に選んだ。

BRAVE CFでは昨年1月に11勝1敗(※当時)のナルザン・アキシェフ戦では初回にバッククラブからRNCを取られかけるピンチをしのぎ、テイクダウン&コントロールで逆転勝ちを収めた。第2戦は6月のアブドゥルムタリプ・ギエルベコフ戦。バーレーンのKHK MMA所属のダゲスタン人ファイターを相手に、初回に打撃に圧倒され2Rもスピニングバックフィストでダウンを喫しながら、判定勝ちを収め現時点で2連勝中だ。

キム・テキュンもアキシェフ戦で初回にフックを被弾してダウンを奪われており、そこからの逆転勝ちしているだけに実力は伯仲しているか。いずれにせよ、キム・テキュンはいかにテイクダウン狙いを切り続けることができるか。

今時珍しく、ブレイクが余り入らないBRAVE CF方式のレフェリングが韓国でも見られるのであれば、勝負の鍵はその一点に集約されるといっても過言でない。

そんなキム・テキュン✖ボガトフのフェザー級戦は、バッバ・ジェンキンスの返上したベルトを巡り、年内には対戦もあり得ると見られていた。その両者が、タイトルを賭けることなくインチョンで相対する──望外な一戦ともいえる。

実のところBRAVE CFではキム・テキュンの対戦相手に日本人ファイターとも交渉していたが、複数回マルチイヤー契約がまとまらず今回は実現しなかった。BRAVE CFに必要なのはBRAVE CF内におけるストーリー創りで、王者がUFCへ──というフィーダーショー的な参戦を求めてない。それだけに日本人ファイターの参戦は実現しなかったが、キム・テキュン✖ボガトフは彼らのポリシーに則したマッチアップといえる。

この他、韓国から出場がアナウンスされていた4選手のカードも明らかとなっている。元Road FCミドル級王者のラ・インジェは南アフリカのミズワディレ・ハロンワと戦う。

2020年11月のドミニク・ショーバー戦以来、1年5カ月振りの実戦復帰となるハロンワはキャリア6勝1敗、唯一敗北を喫した相手は現UFCのカムザット・チマエフだ。チマエフのテイクダウン&コントロールに屈したが、ハロンワはワンツーからスピニングバックフィストでのKO勝ちもあるアグレッシブなストライカーだ。

スピニングバックフィストで勝利した際には、回転弾を受けた相手の意識が跳び、足がふらつく状態から倒れるまでの1秒もない間に2発、3発と追撃のパンチを入れている。勝負時を逃さないハロンワ、その殺傷能力の高さはラ・インジェにとっても非常に怖い相手となるだろう。

大ベテラン=イム・ジュンスは、同じ韓国からヘビー級の新鋭キム・ミョンワンと戦う。39歳、26戦目のイム・ジュンスに対し、キム・ミョンワンは24歳で戦績4勝1敗と、世代交代マッチの様相を呈している。

昨年6月にDouble GFCで女子アトム級王座決定戦に出場したホン・イェリンは、バリ在住のシンガポール人ファイター=、ジリアン・ゴーと戦う。この対戦も一度は日本の老舗プロモーションでベルトを巻いていたベテラン人選手に声が掛けられたが、経験値が違うという理由で見送りに。経験の差が論じられるのはK-MMAの慣わしとは考えにくく、BRAVE CF本体の意向と思われる。

「ネームバリュー、戦績は問わない。BRAVE CFが育てる」と言うモハメド・シャヒドBRAVE CFの方針に則したケースでは、キャリア3勝0敗1分のチョン・ヨンスが、サウジアラビア人ファイターで4勝0敗のアブドゥラ・アルクァフタニと戦うフェザー級マッチ。そしてロ2戦目のチャン・ユンソンの2勝0敗のフランス人選手アクセル・ソラと戦う(※ソラはIMMAFなどアマで19勝5敗のキャリアがある)77キロ契約戦、この2試合などは育成路線と捉えることができる。

この他、既報の通りマルチン・バンデル✖ルイス・フィリッピ・ディアズ、ミハイル・コートルツァ✖マチェク・ギエルシェウスキ、ロランド・ディ✖オ・テホクが組まれるBRAVE CFにとって初の韓国大会。

タイトルを巡る戦い、育成路線ともに国際戦が組まれており──いかにもーレーン王国が司るMMAイベント、ビジネス度外視、新しいMMAワールドの構築を目指す戦い模様が繰り広げられそうだ。

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Brave CF46 other MMA Preview アブディサラム・クバチニエフ アリ・バガウティノフ エルダル・エルダロフ ブログ レオナルド・マフラ ロマン・ボガトフ

【BRAVE CF46】強力ロシアンがズラリ、2021年第一弾プレリミ注目数はキルギスの野生馬クバチニエフ

【写真】キルギスの野生馬、クバチニエフ。とにかく立っても寝ても、殴り続ける(C)BRAVE CF

16日(土・現地時間)、バーレーン王国ベースのBRAVE CFが2021年の最初のイベントをロシアはソチのWOWアリーナで開催する。KREPOST FCと共同開催の同大会──メインはバーレーンMMA界の重鎮エルダル・エルダノフがBRAVE CFスーパーライト級防衛戦戦でレオナルド・マフラの挑戦を受ける。


バーレーンのアマMMAを短期間でIMMAFのトップに育てた手役者は、抜群のテイクダウン&コントロール能力を誇る。そんなエルダノフにとって22カ月振りの防衛戦は母国凱旋試合となる。

今後BRAVE CFのバンタム級とフェザー級を主要キャストになるであろうアリ・バガウティノフとロマン・ボガトフの初出場。さらにコンスタンチン・エローヒン✖ジルガルベク・チョモノフというヘビー級戦、共同プロモーションのKREPOST FC期待のフェザー級ファイターでキャリア6勝で負け無しのマゴメド・アブドゥサラモフが、68キロ契約でアンドレイ・レザネフとのマッチアップなど5試合がメインカードとして組まれている。

8試合のプレリミで注目は71キロ契約でタジキスタンのジャホンギル・セイジャモロフと中央アジア対決に臨む、キルギスのアブディサラム・クバチニエフだ。戦績は16勝3敗で現在は3連勝中、カザフのAlash Pride、母国のWEFからロシアのACBヤングイーグルを経てBRAVEと契約したクバチイエフは右肩上がりの8連勝中だ。

クバチニエフはボクシング&レスリングを融合させたスタイルで、近距離でのアッパーやトップ&バックコントロールから力強いパウンドが持ち味だ。直ぐに組める距離で思い切りパンチを入れ、組み崩して殴り続ける。野性味あふれるファイトで、中央アジア対決を制すると──クバチニエフは、フランスのアミン・アユブが王者になったばかりのライト級王座挑戦が視界に入っている。

■視聴方法(予定)
1月17日(日・日本時間)、
午前0時30分~ FITE
午前0時30分~ BRAVE TV

■BRAVE CF46対戦カード

<BRAVE CFスーパーライト級選手権試合/5分5R>
[王者]エルダル・エルダノフ(バーレーン)
[挑戦者]レオナルド・マフラ(ブラジル)

<59.5キロ契約/5分3R>
アリ・バガウティノフ(ロシア)
オレッグ・リチコヴァカ(ロシア)

<67キロ契約/5分3R>
ロマン・ボガトフ(ロシア)
ナルザン・アキシェフ(カザフスタン)

<ヘビー級/5分3R>
コンスタンチン・エローヒン(ロシア)
ジルガルベク・チョモノフ(キルギス)

<68キロ契約/5分3R>
マゴメド・アブドゥサラモフ(ロシア)
アンドレイ・レザネフ(ウクライナ)

<71キロ契約/5分3R>
アブディサラム・クバチニエフ(キルギス)
ジャホンギル・セイジャモロフ(タジキスタン)

<ミドル級/5分3R>
ガムザット・ヒラマゴメドフ(ロシア)
ラスタム・シエブ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
べア・シュテピン(ロシア)
アレクサンドル・キェシュトフ(ロシア)

<スーパーライト級/5分3R>
クンカルパシャ・オスマエフ(ロシア)
ユーリ・ヴェリニチン(ロシア)

<90キロ契約/5分3R>
ムルタザ・タル・アハリ(バーレーン)
ドミトリー・ウリヴレタス(ロシア)

<ライト級/5分3R>
ムラッド・ビラロフ(ロシア)
ヒョードル・バビッチ(カザフスタン)

<59キロ契約/5分3R>
マゴメド・カラモフ(ロシア)
ゾキルスホン・ホシモフ(ウスベキスタン)

<スーパーライト級/5分3R>
セイギドグセイン・シュルクハエフ(ロシア)
エルキンバイ・アブシュラモフ(キルギス)

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【BRAVE CF46】重鎮エルダロフの挑戦者はマフラ。ロマン・ボガトフ、アリ・バガウティノフが初参戦

【写真】ボガトフはM-1復帰やACA転身でなく、BRAVE CFを選択した(C)Zuffa/UFC

1月16日(土・現地時間)にロシアはソチのWOWアリーナで開催されるBRAVE CF46の対戦カードがほぼ固まっている。

コロナ期において、国際大会の連続開催能力を見せたことでMMA界で確固たるポジションを築いたBRAVE CF。2021年のスタートは、ロシアから。そして中東色はバーレーン国籍のロシア人スーパーライト級王者エルダフ・エルダロフとIMMAF世界王者✖2度から11月にプロデビューを果たしたばかりのムルタザ・タルハ・アリの出場ぐらいで、ロシア濃度の高いイベントとなる。

現状予定されている9試合、出場18選手の国籍の内訳はバーレーンが2名、ブラジルが1人、この他はロシアが10人、キルギスが2人、この他はカザフスタン、タジキスタン、ウクライナが各1選手ずつとなっている。


中東の重鎮ファイター=エルダロフの挑戦者は、レオナルド・マフラに決まった。マフラはかつてパンクラスで北岡悟のヒールフックに敗れおり、北岡戦から4年で3試合、BRAVEでは1勝1敗の戦績を残している。いわば重鎮の凱旋帰国マッチに、供えられた生贄との見方もできるタイトルマッチだ。

セミ以下のカードで注目はロマン・ボガトフだ。M-1ライト級王者から、昨年7月にUFCデビューも反則のグラウンドでのヒザ蹴りによる2P減点もあり、レオ・サントスに大差の判定負けを喫している。UFCはアイポークなど計3度の反則攻撃を重視し、わずか1戦でボガトフをリリース、捲土重来BRAVEではライト級でなくフェザー級王座を目指しての参戦となる。

今回はそのための準備期間といえ、67キロ契約でナルザン・アキシェフと対戦する。10勝1敗のボガトフに対して、アキシェフも10勝1敗──カザフスタンのBushido FCのフェザー級トーナメント・ウィナーだ。パワーサブミッションのファイターのアキシェフと、UFCでは本領発揮できなかったウェルラウンダーのボガトフのマッチアップ。その勝者はババ・ジェンキンスが返上して空位となっているBRAVE CFフェザー級王座に近づくことは間違いない。

またコ・メインには元UFCファイターでオクタゴンでは4勝4敗──ジョン・リネケルやティム・エリオットに勝利し、堀口恭司に敗れているアリ・バガウティノフが59キロのキャッチウェイト戦でオレッグ・リチコヴァカとBRAVE初戦を戦う。

ボクシングからMMAに戻ってきたバガウティノフが、今後はフライ級かバンタム級のどちらで戦っていくかは不明だ。いずれにせよ、以前のようなKOパンチを引っ提げてMMAを戦うことができるなら──現在王座決定戦が行われているフライ級戦線、チームラカイのスティーブン・ローマンが長期政権にあるバンタム級戦線で台風の目になることは間違いないだろう。

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【UFC251】TKO負け直前から、ボガトフがまさかの大反撃も反則のヒザ蹴りでレオ・サントスが勝ち切る

<ライト級/5分3R>
レオナルド・サントス(ブラジル)
Def.3-0:29-26.29-26.29-26
ロマン・ボガトフ(ロシア)

距離を取るボガトフが、一気に前に出る。左ハイを空振りし、バランスを崩したボガトフにサントスがパンチを落とす。立ちあがったボガトフはワンツーで前に出るも、サントスがローから左ジャブをヒットさせる。スピニングバックフィストをかわし、右を打ち込むサントスは左ミドルにも右を打っていく。アイポークがあったとサントスがブレイクを要求、ドクターが呼ばれる。再開後、左ミドルを蹴ったサントスはボガトフの後ろ回し蹴りのタイミングでバックを取る。巻き込もうとするボガトフに対し、スタンドで踏みとどまったサントスはリリースしてスタンドを選択する。

首相撲からヒザ蹴り、ローを走らせるサントスはスタンドで試合を攻勢に進める。ボガトフは左右の前蹴りで突き放そうとするが、サントスは構わず蹴りから左ジャブを伸ばす。低い姿勢でテイクダウンを狙ったボガトフだが、サントスは反転して足を引き抜く。最後はスピニングバックフィストにもバック奪取したサントスが初回を取った。

2R、アンドレ・ペデネイラスから「パンチとヒザ蹴りだけに集中し、柔術は忘れろ」という指示を受けたサントスが、右ストレートと左ジャブを当てる。ボガトフのスピニングバックフィストをかわして、右ミドルを蹴り込んだサントスはダブルレッグでケージに押し込まれると、スラッピングでボガトフの顔を張っていく。さらに頭部にエルボーを落とすサントスに対し、頭を起こしたボガトフはテイクダウンを奪えないまま打撃の距離に戻る。

首相撲からヒザ蹴り、右ストレートを3発入れ、フック、アッパーで追い打ちをかけるサントスは、ついには右ハイまで蹴り込む。ボガトフのシングルを潰し、バックからサントスがパンチ、鉄槌を入れる。異様なタフさ発揮し、アンクルピックを狙ったボガトフ。ついにはサントスが殴り疲れ、振り返ったボガトフにトップを取られてしまう。

クローズドガードで息を整えるサントスは、エルボーを被弾しボディを殴られるが、オモプラッタを仕掛ける。腕を抜き、腰を上げて重いパンチを連打したボガトフはビッグラウンドを阻止するどころか、逆転の芽まで終盤の猛攻で見えてきた。

最終回、前に出るボガトフが左を当てて組みつく。同体の小手投げから起き上ると、ケージにサントスを詰めたボガトフがヒザ蹴りへ。この一発が、無観客の会場にボコという音が響くような形で急所に当たる。倒れこんで立てないサントスは、3分近く経過しようやく座ることができるように。さらに時間を掛けて立ちあがったサントスは、再開に応じリスタート。

ボガトフは前蹴りからダブル、シングルにスイッチしサントスを持ち上げる。必死に耐えるサントスをボディロックに捕えたボガトフが、さらにシングル、ボディロックとテイクダウンを執拗に狙う。スピニングバックフィストは空振りとなったボガトフの押し込みが続き、ついにはダブルレッグで倒されかかったサントスだが腰に乗せた投げで何とか耐える。

と、ケージを背にしたサントスはヒザをボディに受けと、急所にどこか足の一部が当たったのか、苦悶の表情を浮かべレフェリーが試合を止める。再開後、スピニングバックフィストを当てたボガトフがシングルレッグへ。片ヒザをつき、ウィザーのサントスの太腿を引き寄せ尻もちをつかせる。残り90秒、アンクルを取られて立てないサントスは掌底を見せる。と、ヒザを着いているサントスの顔面にボガトフは左ヒザを蹴り込む。

減点モノの反則攻撃で、試合が中断。サントスが試合続行を伝え、レフェリーは減点2を宣言する。残り50秒、真っすぐ飛び込んだボガトフがパンチ、ヒザ蹴りを、離れたサントスにハイキックを放つ。必死のサントスは、ヒザ蹴りを返すもアッパーを被弾し、シングルで逃げたところでタイムアップに。勝利目前から、ロシアン・ゾンビと呼びたくなるボガトフの反撃を受けたサントスは、苦し気な表情のままで勝ち名乗りを受けた。


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【UFC251】対戦カード プレリミでタイトルコンテンダー=オズテミア✖元RIZIN王者プロハースカ

【写真】スイスからオズテミアがヒストリック・イベントに。西欧からオズテミア以外に3選手、旧ソ連圏以外の東欧からは対戦相手のプロハースカとポーランドのティブラの2選手が出場する。またメインのウスマン✖マスヴィダルもオフィシャルで発表された(C)MMAPLANET

2020年7月11日(土・現地時間)
UFC251
UAE アブダビ
UFC Fight Island

■視聴方法(予定)
6月12日(日・日本時間)
午前7時~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOW ライブ

■対戦カード

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]カマル・ウスマン(ナイジェリア)
[挑戦者]ホルヘ・マスヴィダル(米国)

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]アレックス・ヴォルカノフスキー(豪州)
[挑戦者]マックス・ホロウェイ(米国)

<UFC世界バンタム級王座決定戦/5分5R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
ジョゼ・アルド(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・アンドレジ(ブラジル)
ローズ・ナマジュナス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ペイジ・ヴァンザント(米国)
アマンダ・ヒーバス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オズテミア(スイス)
イリー・プロハースカ(チェコ)

<ウェルター級/5分3R>
エリゼウ・カポエイラ(ブラジル)
ムスリム・サリコフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
マクワン・アミルカーニ(フィンランド)
ダニー・ヘンリー(英国)

<ライト級/5分3R>
レオナルド・サントス(ブラジル)
ロマン・ボガトフ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ(ポーランド)
マクシム・グリシン(ロシア)

<フライ級/5分3R>
ザルガス・ズマグロフ(カザフスタン)
ハウリアン・パイヴァ(ブラジル)

<女子バンタム級/5分3R>
ヴァネッサ・メーロ(ブラジル)
カロル・ホサ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
マーチン・デイ(米国)
デイヴィー・グラント(英国)