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【UAEW11】シリア人ライトヘビー級王者スレイマン──ノンタイトル戦でフェヘイラの左フックに沈む

【写真】フェヘイラはここから鉄槌を落とすことはなかった (C)UAE WARRIORS

<90キロ契約/5分3R>
ジョセリーノ・フェヘイラ(ブラジル)
Def.1R3分35秒by KO
テレク・スレイマン(シリア)

タイ在住のシリア人UAEWライトヘビー級王者スレイマンが、ノンタイトルのキャッチウェイト戦でフェヘイラと対戦。オーソ同士、まずスレイマンが右ローを3発蹴っていく。フェヘイラも右ローを返し、右を伸ばす。ローを蹴り合い、フェヘイラがそのローに右を合わせる気配を見せる。

スレイマンの飛び込んでの右に対し、距離を取ったフェヘイラが左ハイキックを繰り出す。スレイマンも左ボディから右ローを入れる。フェヘイラはガードを固め、スレイマンの連打を凌ぐと、ローを蹴り合う。右を伸ばし、ワンツー、さらにボディに左右のフックを入れたスレイマン。フェヘイラは左ミドルを返すと、スレイマンのステップインに右をヒットさせる。

崩れながらテイクダウンを狙ったスレイマンが、引き込んでハーフガードへ。スレイマンは左腕を差して後方に移動して立ち上がるが、ダメージが残っていてパンチの勢いが落ちたか。前に出てカウンターのワンツーを受けたスレイマンは、距離を取り直したが続く右ローに右から返しの左フック一閃。腰から崩れ落ちたスレイマンへ鉄槌を落としかけて、止めたフェヘイラが見事なKO勝ちを決めた。


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【UAEW11】UFCに先立ち、今週末にUAEウォリアーズがアブダビでリスタート。PCR検査も終了

【写真】何気に柔術家にはお馴染みの会場で、UFCに先んじてMMA大会が開催される(C)UAE WARRIORS

12 日(金・現地時間)、UAEはアブダビのムバダラ・アリーナでUAE Warriors11が開催される。先ごろ、UFCがファイトアイランド大会として7月にアブダビのヤス島での4連戦を発表したばかりだが、そのヤス島から20キロほど離れたムバダラ・アリーナで一足早く、MMAが行われる。

UAEウォリアーズは2012年2月にアブダビ・ウォリアーズとして活動を開始し、過去に横田一則、桜井隆多、佐藤洋一郎が本戦に、Road to~大会に田村ヒビキらが日本から出場。2016年まで活動していたMMAプロモーションを前身としている。


2019年1月からは、柔術の経験があるムハンマド・ビン・ザーイド・ビン・スルターン・アール・ネヒヤーン皇太子兼連邦軍副最高司令官がUAE及びアブダビでのスポーツ振興の命を受け2010年に活動を開始したパームス・スポーツが指揮を取るようになり、名称をUAEウォリアーズに変更。昨年だけで4大会、今年も1月31日に第10回大会が開かれている。

UAEW11は元々3月31日に予定されていたが、新型コロナウィルス感染拡大を受け、延期に。今大会は柔術のアブダビ・ワールドプロやBrave CFと同じく砂漠の国の柔術のメッカ=ムバダラ・アリーナで行われるが、ファイトウィークでは既にPCR検査が行われており陽性は認められていない。

メインはシリア人でUAEWライトヘビー級王者テレク・スレイマンがノンタイトル&契約体重戦で、ブラジルのX-Festミドル級王者ジョセリーノ・フェヘイラと対戦。この他カメルーン、タイ、モロッコ、エジプト、ブラジル人ファイターが出場予定の今大会。UAE在住以外の外国人選手は大会の18日前に現地入りし、必要な検査を受けたうえで指定のホテルに滞在し試合を迎えることとなっている。