カテゴリー
F2W160 JJ Globo Report エリック・アレキン ブログ ユーリ・ビルフォート

【F2W160】伝説のバーリトゥーダー=インジオを父に持つユーリ・ビルフォートがTD2つで勝利

16日(土・現地時間)、フロリダ州マイアミのフォー・アンバサダーズ・ビルディングにてグラップリングイベントFight 2 Win(F2W)160 が行われた。

ここではブラジルの伝説のバーリトゥードファイターで、後の柔道界の顔役となったインジオを父に持つ、元ムエタイ系MMA選手だったユーリ・ビルフォートの試合をお届けしたい。

<ノーギ/7分1R>
ユーリ・ビルフォート(ブラジル)
Def. 判定2-1
エリック・アレキン(米国)

メインを欠場したヴァグネウ・ホシャをセコンドに帯同したビルフォートは、足関の使い手アレキンと対戦。立ちレスでボディロックを取りに行ったアレキン、離れたビルフォートはシングルのフェイクを見せる。アレキンのニータップの踏み込みをシングルレッグで切り返したビルフォートがテイクダウンを決める。

下攻めは得意なアレキンのバタフライスイープを潰したビルフォートが、クローズドガードの中に収まる。頭を押しのけてハーフから潜ろうとしたアレキンに対し、ビルフォートは右腕を差してしっかりと抑えこむ。アレキンはバタフライガードに戻すと、マット中央で試合が再開。

残り3分20秒、アレキンは潜って足を取れない状態が続き、ビルフォートがパスの圧力を掛けて立ち上がる。すぐにガードの中に収まったビルフォートは、キムラも対処し腰を引いたトップコントロールを続ける。

アレキンはスタンドを選択するも、ビルフォートがダブルレッグでクリーンテイクダウンを奪う。スクランブルから背中を譲り、前転して足を取ろうとしたアレキンだがビルフォートが背中についてバックマウントへ。すぐに腰をずらして、ガードを取ったアレキンは、ビルフォートが固めているとアピール。直後にストレートフットロックを見せたビルフォートは足を解除し、担ぎパスに出たところでタイムアップを迎えドヤ顔に。旗判定はなぜかアレキンに一票が入ったが、2-1でビルフォートが勝利しカメラに敬礼した。


The post 【F2W160】伝説のバーリトゥーダー=インジオを父に持つユーリ・ビルフォートがTD2つで勝利 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
F2W160 JJ Globo JZ・カバウカンチ Preview ウィリアム・タケット ジョナタス・グレイシー ブログ ユーリ・ビルフォート ヴァグネウ・ホシャ

【F2W160】2021年初のグラップリング・ビッグショー。新星がゾロソロ──ホシャ、JZも参戦

【写真】新星だらけのグラップリング界で、新星の1人タケットと対戦するヴァグネウ・ホシャ。ポラリス、ADCC、SUGとグラップリングの最前線で戦い続けている (C)SATOSHI NARITA

16日(土・現地時間)、フロリダ州マイアミのフォー・アンバサダーズ・ビルディングにてグラップリングイベントFight 2 Win(F2W)160 が行われる。

Flo Grapplingで視聴可能なこの大会は、コロナ禍が続く中で迎えた2021年初の大型組み技イベントといえるだろう。F2Wは道着、ノーギ、帯の色に関係なく幅広い層の選手が出場するワンマッチ組み技イベントで、ノーポイント&サブオンリーながら時間切れになると、ジャッジ3人の旗判定で勝敗が決する。

ノーギは足関節フリーだが、道着はIBJJFに準じた制限がある。そんなF2W、次回大会のメインカードの見所をお届けしたい。
Text by Isamu Horiuchi


<10分1R>
ウィリアム・タケット(米国)
ヴァグネウ・ホシャ(ブラジル)

上からも下からも積極的に極めを狙ってゆくスタイルを身上とする19歳のタケットは、2020年グラップリング界中重量級におけるブレイクアウト・スターの一人だ。2017、2018年とノーギ・ワールズのジュブナイルの部を連覇すると、アダルトに参戦。同年青帯世界王者に輝いた。

昨年は怪力の足関節師テックス・ジョンソンを肩固めで、2019&2020年とパン大会を制しているフィリッピ・アンドリューズをヒールで極めている。さらにミディアムヘビー級世界王者ルーカス・バルボーザともレフェリー判定の接戦を演じてみせたタケットは、まだ茶帯ながらすでにワールドクラスのノーギ・グラップラーといえる実力者だ。

この新星を迎え撃つベテラン、33歳のホシャは17年ADCC世界大会77キロ以下級3位、19年の同大会では準優勝に輝いたまさに世界のトップグラップラーだ。タケットには体格で劣るようにも思われるが、昨年はもっぱら重量級で戦っており、シャンジ・ヒベイロと95キロ契約で戦って引き分け。年末に行われたWNO大会では88キロ契約でジョン・ブランクに勝利するなど、中重量級との戦いにも不安はなさそうだ。

アグレッシブさと高い一本勝ち率を誇る両者による新旧対決は、2021年の開始を告げるにふさわしい注目の一戦といえるだろう。

<10分1R>
ジョナタス・グレイシー(ブラジル)
ウゴ・マルケス(ブラジル)

アトス所属、2019年の茶帯世界王者ジョナタス(グレイシー一族とは無関係だが、彼らに深い敬意を表する父によってその名を授けられた)は、昨年1月のヨーロピアン大会ではヴィトー・オリヴェイラを倒してライト級制覇。11月のパンノーギも制しており好調を維持している。

対するソウルファイターズ所属のマルケスは、2018年のノーギワールズミドル級王者。その時はダンテ・リオンやジェイミー・カヌートに勝利している。19年以降ビッグタイトルからは遠ざかっており、昨年もあまり活躍できずに終わっているだけに、ここで復活の狼煙を挙げたいところだ。

<10分1R>
ガブリエル・アルメイダ(ブラジル)
ペドロ・マリーニョ(ブラジル)

レオジーニョとヒカルジーニョのヴィエイラ兄弟の弟子、弱冠18歳のアウメイダは、2019年のヨーロピアン大会で世界王者ルーカス・バルボーザのパスガードを凌ぎ、50/50からのスイープで下す大殊勲を挙げた新星だ。

昨年は、F2W152大会にてレジェンドのホムロ・バハウにも勝利。さらにアメリカン・ナショナル・ノーギ大会ではリダ・ハイサム、デイヴィット・ガルモといったカルペディウム勢(ガルモはデトロイト柔術所属で出場)を倒してヘビー級と無差別級の二冠を達成している。対するペドロ・マリーニョは19年のノーギ・ワールズ茶帯王者。この試合は将来の世界王者候補同士による注目の重量級若手対決だ。

また同大会には、昨年6月のTitan FC60にて掌底有りのコンバットグラップリング・ウェルター級王座に輝いたJZ・カバウカンチも登場、ジャスティン・レニックと対戦する。

JZ以外にもMMAからはStrikeforce、UFC、PFLで活躍したユーリ・ビルフォートも参戦しエリック・アレキン戦に臨む。

The post 【F2W160】2021年初のグラップリング・ビッグショー。新星がゾロソロ──ホシャ、JZも参戦 first appeared on MMAPLANET.