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Report UFC UFC ESPN29 ケルヴィン・ガステラム ジャレッド・キャノニア ブログ

【UFC ESPN29】5ラウンド、耐久シュートボックスでキャノニアが、ガステラムに競り勝つ

<ミドル級/5分5R>
ジャレッド・キャノニア(米国)
Def.3-0:48-47.48-47.48-47
ケルヴィン・ガステラム(米国)

右ジャブを伸ばすガステラム。キャノニアは右ハイで牽制する。ガステラムは左ロー、ハイから右ローを伸ばすキャノニアはケージに詰めると背中を向けて距離を取る。距離を詰めて右ハイ、ワンツーを繰り出したキャノニアは左ローから左フックを受けそうになる。ガステラムの左と、キャノニアの右が交錯しローの蹴り合いに。キャノニアは左ローに続き、右ミドルとスピードのある攻撃を見せる。ガステラムの左に、右を合わせるキャノニア、下がると左ミドルを蹴られる。そして、左ストレートには右をカウンターで伸ばすキャノニアが、自らステップインしてワンツーを繰り出す。

ガステラムは左ストレートから左ロー、さらに左ローを伸ばすと、キャノニアが右をカウンターで狙う。蹴りを空振りしたキャノニアにガステムらが組みついたところで時間となった。

2R、「良いラウンドだった。もう少し、ローを蹴ろう」とハファエル・コルデイロに送り出されたガステラムは、右ジャブを入れる。シングルレッグに反応したキャノニアが、ハイを狙う。かわしたガステラムは左ボディストレート、腹やローにはカウンターを打たないキャノニアに対し、ボディから右ジャブという攻撃を続ける。ワンツーで前に出たガステラムが、左ローを蹴る。キャノニアは手数が少なく、狙い過ぎか。

ガステラムは再び左ローを蹴り、左ストレートを見せてバックに回る。胸を合わせて離れたキャノニアに左ストレートを入れたガステラム。さらに左を続け、キャノニアはカウンターが打てなくなっている。引き続き左ローから、ボディストレートを狙ったガステラムは、右ハイをかわして右ジャブで跳びこむと、左ローから左ミドルを蹴っていく。キャノニアは自らの動きがなくなっていたが、スイッチキックで前蹴りを繰り出す。ガステラムは構わず、左主体のパンチでラウンドを取った。

3R、ワンツーで前に出るキャノニア、パンチは当たらなかったが自分から動く姿勢を見せる。さらにキャノニアは右ハイを蹴り、左のパンチがあったからこれを受けなかったガステラムは、直後に右ストレートを被弾しダウン。立ち上がり際に右ハイが顔面をかすめる。たまらず組みついたガステラムだが、キャノニアは離れてガステラムの右ジャブに、右を合わせていく。近い距離で右フックのキャノニア、ガステラムも左を返しボクシングの距離から間合を取り直す。キャノニアはダブルレッグを切り、サウスポーから右前蹴り、オーソに戻し縦ヒジを顔面に入れる。

残り1分10秒、空振りになったものの鋭い左アッパーを見せたキャノニアは、左に右のカウンターを合わせるファイトに戻っている。ガステラムはテイクダウンのフェイクから左を当ててラウンドが終了となった。

4R、まずガステラムが左ミドルを決める。構えを変えて右を見せたガステラムだが、空振りしてサウスポーに戻したところで、パンチの連打でケージに押し込まれそうになる。体を入れ替えて逆にキャノニアを押し込むガステラム、首相撲に入られそうになり離れる。ガステラムは左ボディ、回りながら左を伸ばして、左ローを決める。リズムが変わったか、再び受動態のカウンター狙いになりつつあるキャノニアが、右ハイから右フックへ。かわしたガステラムが、左オーバーハンドを狙う。かわして右を狙ったキャノニアが、続くステップインに右アッパーを決める。

動きが止まったガステラムだが、踏み止まり右ジャブを伸ばす。頭を振ってパンチを出すガステラムは左オーバーハンドに、右アッパーを受けそうになった。

最終回、ガステラムの左ボディに対し、左フックを放つキャノニア。スイッチしながらサークリングを繰り返すキャノニアが、右エルボーをヒットする。ガステラムが右ジャブを当てるが、次がなく左に左を合わされる。と、ガステラムはダブルレッグからバックに回るも、正対したキャノニアは倒れない。ダックアンダーで再びバックに回ったガステラムだったが、キャノニアはすぐに正対して離れた。

ガステラムはワンツー、もう一度ワンツーを見せて、左ボディステートを入れる。キャノニアは素早いジャブから右を放ち、このまま逃げ切ると勝ち切れるというファイトに。最後の1分、ガステラムは前に出てフック、ローからキャノニアの前進にダブルレッグも切られる。直後に目を気にして、何やら言葉を発したキャノニアは、再度ダブルレッグを防ぎ、最後の最後に左ストレートにヒザを突き上げタイムアップを迎えた。結果、48-47を3票集めたキャノニアがガステラムを破った。


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Report UFC UFC ESPN29 クレイ・グイダ ブログ マーク・マドセン

【UFC ESPN29】TDもアンダーフックもなくとも、マドセンがヒザとジャブでグイダからスプリット勝利

<ライト級/5分3R>
マーク・マドセン(デンマーク)
Def.2-1:30-27.29-28.28-29
クレイ・グイダ(米国)

ジャブからローのグイダ、マドセンは右を振るっていく。右に回るグイダを追いかけるマドセンは、左右のフックに組みつくと頭を取ってヒザ蹴りを見せる。離れたグイダは右ローから左フック、続いて右をヒットさせるとマドセンの動きが一瞬止まる。組んだマドセンは、離れて右を繰り出しクリンチからヒザ蹴り、左ジャブを当てる。さらに首相撲から左右のヒザ、右フックをマドセンは打っていく。

マドセンは右オーバーハンドを空振りも、詰めてのヒザ蹴りやジャブに圧がある。そこから逃れて戦うグイダは右ローを蹴られ、フックにはフックを返す。力の入った右オーバーハンドを空振りしたマドセンは、ローからショートのコンビを受ける。ここも首相撲に持ち込もうとするマドセンにパンチを当てたグイダは離れて、アンダーフックもテイクダウンも許さなかった。

2R、足を使ってワンツーのグイダは、決して組むことはなくダブルレッグを切ってパンチを当てる。マドセンは左ジャブも右ローを2発蹴られ、姿勢を乱す。直後に右ローを返したマドセンは、右ストレートを届かせる。グイダはここもローを蹴り、ジャブにワンツーを合わせる。真っ直ぐ飛び込み、首相撲のマドセンだが入り際にパンチを被弾し、クリンチを続けることもできなくなっている。

グイダは右ローから左フックを当てる。マドセンも左ジャブを打ち返し、ステップインもジャブで対処している。上半身を振ってローを蹴るグイダは、右フックは空振りに。マドセンも左ジャブを決めるが、ここからの攻撃はなくローを蹴られてしまう。右には右を返したグイダ、両者ともダメージ、インパクトを残す動きはできずラウンド終了となった。

3R、ジャブを伸ばすマドセンに対し、右フックをグイダがヒットさせる。マドセンはジャブを続け、左リードフックを届かせる。構わずローを蹴ったグイダは左右に回って左ジャブも……届くのはこの左ジャブと右ローだけだ。マドセンも左ジャブに続く攻撃がなく、ローにバランスを崩す場面も。

ただしパンチの圧力はマドセンが高く、右フックや左ジャブをしっかりと当て、グイダのパンチをかわす。ローの蹴り合いでも、遅れを取らないマドセンが組もうとしてヒザ蹴り、離れるグイダをお行かせてパンチを打ち込む。マドセンは右前蹴りを見せ、組まれても倒さない自信か、落ち着いてスタンドの打撃戦を繰り広げている。2人揃って動くが、攻撃がメッキリと減った終盤。グイダがようやく右フックを当て、マドセンにクリンチにも距離を取り。最後までやや距離を取ったファイトが続いた。

結果はスプリットに割れ、30-27が一票あったマドセンがグイダを破り、大絶叫しコーナーマットにパンチを入れた。マドセンは勝利者インタビューで、次の相手で「この階級でベストレスラーだ」とグレゴール・ギレスピーを指定した。


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MMA UFC UFC ESPN29 サイドユカップ・カクラモノフ トレヴィン・ジョーンズ ボクシング

【UFC ESPN29】我慢のケージレスリング勝負。残り21秒──カクラモノフのギロチンでジョーンズを落とす

<138.5ポンド契約/5分3R>
サイドユカップ・カクラモノフ(ウズベキスタン)
Def.3R4分39秒by ギロチンチョーク
トレヴィン・ジョーンズ(グアム)

サウスポーのジョーンズが、慎重な立ち上がりのなかでカクラモノフの右ハイをキャッチして、ケージに押し込む。払い腰で投げたカクラモノフは、スクランブルでギロチンに捕えてクローズドガードを取る。ルーズになると、ギロチンスイープに切り替えたカクラモノフだがジョーンズが右腕を差して立ち上がり、ケージに押し込みボディロックに。パンチとヒザを入れたカクラモノフが再び払い腰を狙うが、これはジョーンズが察知して防ぐ。

ポジションを入れ替えながらケージレスリングが続き、残り90秒でまたも払い腰を狙ったカクラモノフが押し込み返す。すぐに体を入れ替えたジョーンズが押し込む形で、カクラモノフの足払いというよりも足車を防いで初回が終わった。

2R、左ミドルを見せたジョーンズは、シングルでカクラモノフをケージに詰める。体を入れ替えたカクラモノフが、離れて右ストレートを効かせる。ジョーンズはシングルでケージに押し込み、ダーティーボクシング合戦に。エルボーを打ちつつ、離れたカクラモノフが右ハイから大振りのパンチを振るう。効いているのか、疲れたのか打撃に反応せずダブルを切られたジョーンズは左右のフックで動きが止まる。互いにダーティーボクシングでボディを殴り合うと、動きが戻ったジョーンズが残り90秒となり、ダブルレッグでテイクダウンを決める。

ハーフで抑えたジョーンズが右のパンチ、エルボーを入れると、ボディから顔面にパンチを纏める。カクラモノフは動きが止まり、背中を見せる。バックを取られないよう上を見えたカクラモノフに対し、ジョーンズはマウントを取り左右のパンチを落としラウンドを逆転で取った。

最終回、右ミドルを決めたカクラモノフ。続く右の蹴りにジョーンズが右フックを合わせる。カクラモノフが右ミドルを連続で入れる。慎重なジョーンズは右フックにダブルレッグを仕掛け、ケージに押し込む。バックに回ったジョーンズは小外掛けへ。ケージにもたれたカクラモノフは、セコンドの「投げじゃなくて、レスリングだ」という声にも払い腰を見せる。

明かに疲れたカクラモノフに対し、ジョーンズは左腕を差して一つのテイクダウンに勝負を賭けるような試合運びをする。小手を決めていなそうとしたカクラモノフだが、ジョーンズはレベルチェンジからダブルレッグへ。カクラモノフが残り1分で右腕を差して、体を入れ替えると、思い切り右フックを振るう。

ジョーンズはシングルレッグへ、カクラモノフはノーアームギロチンを仕掛けると、RNCクラッチに切り替える。やがてジョーンズの体から力が抜け、失神──カクラモノフが残り21秒で一本か勝ちを手にした


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MMA UFC UFC ESPN29 ショーン・オマリー ブライアン・ケレハー

【UFC ESPN29】ケレハーがダブルレッグ、クローズドのピラルテを破りショーン・オマリーを指定

<バンタム級/5分3R>
ブライアン・ケレハー(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ドミンゴ・ピラルテ(米国)

いきなり左ハイを狙ったピラルテだが、ケレハーは続くローを捌いてダブルレッグでテイクダウンを決める。即パスしたケレハーは、クローズドに戻されるとここから殴り始める。ピラルテの下から掌底を気にせず、ケレハーがエルボーを落とす。ピラルテにハイガードを取らせず、抑えてヒジを入れるケレハーが腕十字狙いで足が開くと、起き上って勢いのあるパンチを打っていく。

足を捌きつつ殴るケレハーに対し、ピラルテはクローズドに戻す。ガードが開くと鉄槌、パンチと重いパンチを入れたケレハーは、カカト落としをボディに決める。スクランブルに持ち込めないピラルテはクローズドでエルボーを被弾し、ボディと顔面のコンビに苦しめられた。

2R、左ハイを初回と同じように見せたピラルテだが、ケレハーがここもディジャブのようにダブルレッグでテイクダウンを決める。5分前と同じようにクローズドのピラルテ、このままだと挽回できないがクローズドを続ける。ハイガードを察知して防ぐケレハーは、それ以上動かないピラルテを相手に無理はしない。

ボディを殴り、顔面にヒジを落としたカレハーは残り2分を切ると、これが合図のようにパスを決める。マウント狙いに体を捻って立ち上がったピラルテをギロチンで捕えたケレハーだが、ピラルテが頭を抜いてスクランブルでダブルへ。ケレハーは2度目のギロチンも極めきれず、下にされるとピラルテは右足を抜いて鋭い右エルボーを落とし、肩固めを狙う。ここは防いだケレハーが、腹ばいになりシングルレッグでリバーサルに成功する。下から殴るピラルテ、ケレハーもパンチを纏めリードを広げた。

最終回、左ハイをガードしたケレハーがダブルレッグで肩に担ぎ、宙を回すように背中から落とす。ここでクローズドでなくスクランブルを選択したピラルテは、バックに回られそうになると引き込んでクローズを取らされる。ピラルテは勝利にはフィニッシュしかないが、ガードを開くことなく時間が過ぎる。

命綱のようにケレハーの右手組首を掴むピラルテ。頭をつけて腕を自由にしたケレハーが、右を連打する。ガードで上体を起こしたケレハーのパウンドに、最後までピラルテはガードを取り続け時間となった。結果は当然のようにケレハーがフルマークの判定勝ち、「ストレングスの違いで、イージーにコントロールできた。誰もが好む試合じゃないけど、スマートに戦ったんだ。次、12月6日NYでショーン・オマリーと戦いたい。ランクが上の相手と試合がしたいんだろう」と話した。


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MMA UFC UFC ESPN29 ジョシアニ・ヌネス ビー・マレッキ

【UFC ESPN29】身長差18センチをものともせず、果敢に前に出たヌネスが左オーバハンドでマレッキKO

<女子バンタム級/5分3R>
ジョシアニ・ヌネス(ブラジル)
Def.1R4分54秒by KO
ビー・マレッキ(スウェーデン)

開始直後に右ミドル、そして右ローを蹴った長身のマレッキ。18センチ小さな──サウスポーのヌネスも左フックを振るい、ローからオーバーハンドを当てる。それにしても上背で違いがあり過ぎる両者、ヌネスは果敢に前に出て左を伸ばす。マレッキはミドルを突き放すことができず、パンチで下がってケージに詰まり連打を受ける。

ハイをかわし、ヒザ狙いを察知して下がったヌネスは、ハイをブロックすると飛び込んで左を伸ばす。ケージを背負ったマレッキがガードの上からハイを効かせる。それでも前に出たヌネスが左オディから左オーバーハンド、マレッキは両手で顔面を守るようになる。残り2分、左ローを蹴ったマレッキだが、距離を詰められると動きを止めてしまうのが気になる。スーパーマンパンチで前に出るヌネスは、スピニングバックエルボーを受けて動きが止まる。

直後にヌネスは跳び込んで連打からヒザを突き刺す。センターに出たマレッキは、エルボーをかわされケージに押し込まれると左右の連打を打たれる。ここでマレッキがガードのないまま前に出ると、ヌネスが左オーバーハンドを打ち抜きKO勝ちした。


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MMA UFC UFC ESPN29 ウィリアム・ナイト ファビオ・チェラント

【UFC ESPN29】顔を背けながらも左フックで、ナイトがチェラントにKO勝ち

<ライトヘビー級/5分3R>
ウィリアム・ナイト(米国)
Def.1R3分58秒by KO
ファビオ・チェラント(米国)

サウスポーのチェラントに対し、ナイトが重い右ローを蹴り、続いて右ハイを蹴っていく。前手を叩き合う両者、チェラントが左を伸ばすが、ナイトは右ローを2発入れる。さらに右ハイで下がらせたナイトは、左ボディを貰っても平気だという表情を見せる。ワンツーはスウェイ&バックステップでかわしたナイトが、右オーバーハンドも危ない下がり方だ。

チェラントは左ボディストレートを入れ、間合を図る。と左オーバーハンドを届かせたチェラントが右ジャブから左を狙う。ナイトのローを返すようになったチェラントが左ボディ、タイミングを見る中でナイトが右ミドルを決める。右フックを伸ばしたチェラントが、その右から左を打ちながら前に出る──と、ナイトの体を後方に反らせて、顔を背けながら振るった左が顔面を捕える。この一発でチェラントが前方に崩れ落ち、パウンドの追撃でナイトが勝利した。


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MMA UFC UFC ESPN29 イグナシオ・バハモンデス キック ルーズベルト・ロバーツ

【UFC ESPN29】腹を抉り続けたバハモンデス。最後はスピニングバックヒールでロバーツを失神KO

<ライト級/5分3R>
イグナシオ・バハモンデス(チリ)
Def.3R4分55秒by KO
ルーズベルト・ロバーツ(米国)

右ローに左ジャブを合わせ、左ローを蹴り返すバハモンデス。ロバーツはジャブから組みつき、ケージにバハモンデスを押し込む。押し返し離れたバハモンデスがローに右を合わせる。直後に左ジャブを返したロバーツだが、右ローでバランスを失い、ワンツーの右を被弾する。スイッチしたバハモンデスは左ストレートを伸ばし、オーソに。ロバーツが右フックを当てると、バハモンデスはワンツーフックで前に出てサークリングにはスピニングバックフィストを放つ。

バハモンデスにアイポークがあったとブレイクが掛かるが、目に当たったのは左ジャブだった。再開後、ワンツー&右ローのバハモンデスが左を当てて移動。続く左はワンツーに繋ぎ、さらにボディに左ストレートを決める。ロバーツは組んでケージに。ハイクロッチは決まられず、離れたバハモンデスが左を入れる。圧を受けてケージに下がったロバーツはワンツーの左ストレートを顔面に受け、さらにボディを殴られる。左ローから左ハイを見せたバハモンデスに3度目のテイクダウン狙いのロバーツが、バックに回る。正対してダブルレッグを切ったバハモンデスがヒザからパンチを纏めて初回を取った。

2R、左ジャブのロバーツに対し、バハモンデスがワンツーからスリーを当てる。さらにステップジャブ、右ロー、ワンツーと打撃で攻勢のバハモンデスはロバーツのシングルレッグを切って、スイッチを織り交ぜながらパンチとローで攻めていく。ロバーツもパンチを打ち返し、当ててもいるが、そこからバハモンデスが距離を詰めてより多く殴る。

顔面、ボディに攻撃を散らすバハモンデスは右だけでなく左ローも効かせる。スピニングバックキックをボディに入れたバハモンデスは、続いて左フックをヒットする。どうしてもケージを背負ってしまうロバーツも構えを変えるも、構わずバハモンデスはスイッチを繰り返し上中下への攻撃を左右の拳、蹴りで続けている。さらにヒザ蹴りも突き刺したかに見えたバハモンデスだが、これをキャッチされケージに押し込まれる。

ここもケージを背負って防いだバハモンデスは、ケージに詰まったロバーツにハイキックを狙い、空を切ったがワンツーを伸ばしてこの回もリードした。

最終回、右ミドルを決めたロバーツは、近距離で殴られるとダブルレッグへ。スプロールし、離れたバハモンデスがボディを殴り、さらに左ボディを被弾して動きが止まったロバーツはダルレッグから引き込む。スタンドで待ち受けたバハモンデスはスピニングバックキック、左とボディに狙いを定める。

腹が効いてしまっているロバーツは、またも組み狙いから引き込む。バハモンデスはカカトをボディに落として、離れる。レフェリーにスタンドに戻されたロバーツは、ハイから後ろ回し蹴りこそ避けたが、前蹴り、左とボディを打たれ、顔面からの左ボディで完全に棒立ちになる。ここからアッパーを返したロバーツだが、バハモンデスが腹を狙いシングルレッグを切る。またも引き込んだロバーツに、パウンドを纏めてからスタンドに戻ったバハモンデスは、最後の70秒で立ち上がってきたロバーツに右ローを蹴り、右ボディストレートを打ち込む。

ハイから左ボディストレートと攻撃の手を緩めないバハモンデスが左ストレートを当てると、ロバーツも右フックを返す。近距離でギロチンを見せたバハモンデスはエルボーを入れて離れると、右スピニングヒールキックを顔面に蹴り込む。ロバーツが大の字になり、バハモンデスはUFC初勝利を挙げた。

「ただ、ありがとうと言いたい。それしかないよ。ボディを効かせて、注意を腹に集中させてエルボーから決めたんだ。今回のケガを直して、年内にもう1度戦いクリスマスに帰国して家族と過ごしたい」と勝者はインタビューで話した。


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MMA Report UFC UFC ESPN29 サーシャ・パラトニコフ ブログ ラミズ・ブラヒメジ

【UFC ESPN29】「ロシアンはタップしない」。ブラヒメジがRNCでパラトニコフを落とす

<ウェルター級/5分3R>
ラミズ・ブラヒメジ(米国)
Def.1R2分33秒by RNC
サーシャ・パラトニコフ(香港)

前後でのステップを踏み、左ジャブを伸ばしたパラトニコフに対し、ブラヒメジが真っすぐ飛び込んでケージ際でテイクダウンを奪う。すぐに立ち上がったパラトニコフをボディロックから持ち上げてもう1度テイクダウンへ。パラトニコフは、腹ばいになったブラヒメジの差していた腕に腕十字を仕掛けるが、セットできず下になる。ハーフから肩固めを狙うブラヒメジがマウントに移行する。右手で背中越しに右手を掴んで殴られたパラトニコフが背中を見せる。RNCを仕掛けられたパラトニコフはヒジを押し上げて耐えていたが、落ちて勝負は決した。

「ここ2年はハードだった。DCを前にして泣きそうになるけど、そうはなりたくない(笑)。彼はロシアンだからタップをしない。この勝利を楽しみたい。この2年は本当に辛かったから」と勝者は話した。


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News UFC UFC ESPN29 アレッシャンドリ・パントージャ イグナシオ・バハモンデス クレイ・グイダ サーシャ・パラトニコフ トレヴィン・ジョーンズ ブライアン・ケレハー ブランドン・ロイヴァル ブログ マーク・マドセン

【UFC ESPN29】計量終了 トレヴィン・ジョーンズ、4度目の正直(?)はキャッチウェイト戦

【写真】2カ月で4人目の対戦相手──が、体重オーバーもトレヴィン・ジョーンズは絶対にオクタゴンに入りたかっただろう (CZuffa/UFC

21日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN29「Cannonier vs Gastelum」の計量が、20日(金・同)に行われた。

メインでミドル級のジャレッド・キャノニア✖ケルヴィン・ガステラムが組まれている同大会、計量失敗はバンタム級でトレヴィン・ジョーンズと戦うサイドユカップ・カクラモノフが、3.5 ポンド・オーバーでファイトマネーの20パーセントをジョーンズが手にしてキャッチウェイト戦で戦うこととなった。


そのジョーンズ、今年の3月にマリオ・バウティスタをアッパーからパウンドアウトでUFC初勝利(昨年8月のチムール・ヴァリエフ戦の勝利は、テストでマリファナ使用が発覚しNCとなった)以来、7月に2試合、8月に1試合と3試合連続で試合が流れている。

トニー・ケリー、ロニー・ローレンス、マナ・マルチネスと対戦相手の欠場が続き、明日こそは契約体重だろうが、4度目の正直──絶対にケージインしたいジョーンズだ。

ジョーンズ✖カクラモノフ、クレイ・グイダ✖ジ・オリンピアン=マーク・マドセン、アレッシャンドリ・パントージャ✖ブランドン・ロイヴァルなど、今大会はメインカードで6試合が組まれている。

同様に6試合が組まれたプレリミ、そのオープニングマッチではAngel’s FCウェルター級王者からUAEWを経てオクタゴンで1勝1敗のサーシャ・パラトニコフが、米軍で日本滞在経験のあるラミズ・ブラヒメジと戦う。

また第2試合では昨年のコンテンダーシリーズから、今年の4月にUFCデビューもジョン・マクデッシにスプリットで競り負けたイグナシオ・バハモンデスが出場する。ルーズベルト・ロバーツを相手に今回こそ本領発揮でき、バハモンデスがドミニク・クルーズ張りのシャッフルMMAを見せることができるか。

加えてブライアン・ケレハー✖ドミンゴ・ピラルテなど、序盤戦から興味深い試合が組まれているUFC ESPN29だ。

■視聴方法(予定)
8月1日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN29対戦カード

<ミドル級/5分5R>
ジャレッド・キャノニア: 185ポンド(83.91キロ)
ケルヴィン・ガステラム: 186ポンド(84.37キロ)

<ライト級/5分3R>
クレイ・グイダ: 155ポンド(70.31キロ)
マーク・マドセン: 156ポンド(70.76キロ)

<ヘビー級/5分3R>
チェイス・シャーマン: 256ポンド(116.11キロ)
パーカー・ポーター: 262ポンド(118.84キロ)

<バンタム級/5分3R>
トレヴィン・ジョンソン: 135ポンド(61.24キロ)
サイドユカップ・カクラモノフ: 138.5ポンド(62.82キロ)

<ライト級/5分3R>
ヴィンス・ピッチェル: 155.5ポンド(70.53キロ)
オースティン・ホバート: 156ポンド(70.76キロ)

<フライ級/5分3R>
アレッシャンジ・パントージャ: 126ポンド(57.15キロ
ブランドン・ロイヴァル: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フェザー級/5分3R>
ルイス・サルダーニャ: 146ポンド(66.22キロ)
オースティン・リンゴ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<バンタム級/5分3R>
ブライアン・ケレハー: 136ポンド(61.69キロ)
ドミンゴ・ピラルテ: 136ポンド(61.69キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ビー・マレッキ: 135ポンド(61.24キロ)
ジョシアニ・ヌネス: 136ポンド(61.69キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ウィリアム・ナイト: 206ポンド(93.44キロ)
ファビオ・チェラント: 205ポンド(92.99キロ)

<ライト級/5分3R>
ルーズベルト・ロバーツ: 154.5ポンド(70.08キロ)
イグナシオ・バハモンデス: 154ポンド(69.85キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ラミズ・ブラヒメジ: 171ポンド(77.56キロ)
サーシャ・パラトニコフ: 170ポンド(77.11キロ)

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