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【RING C04】國頭は対戦相手が倒れ、試合は中止に。古賀愛蘭、Double GFCアトム級王者と対戦!!

【写真】楽しみな一戦だ(C)RING CHAMPIONSHIP

明日6日(土)に韓国はソウルのTHE K Hotel Seoul内グランドボールルームで開催されるRING Championship04の計量が行われた。
Text by Manabu Takashima

同大会には日本から古賀愛蘭が出場し、パク・ボヒョンと対戦する。またBURST所属の國頭武はバンタム級8人トーナメント準々決勝に出場予定だったが、対戦相手が計量中に体調不調に陥り欠場となった。


カザフスタンのボラット・ザマンベコフ×ムン・グックフワン、イ・ヒゼ×シン・ユミン、キム・ウンソン×ソン・グンホら3試合とともに準々決勝でパク・サンヒョンと対戦予定だった國頭だが、そのパクが減量中に倒れて病院に搬送される事態に。

これを受けて「パク選手は減量中に倒れたと聞きました。彼の回復を祈ります。自分も命を懸けて準備しましたが、次の試合の準備をします」と話した國頭は、試合はキャンセルとなったがトーナメント準決勝進出が決まった。

チームメイトの試合はなくなった古賀にとって、初の海外での試合は2年前のパク・シウ戦に並ぶキャリア最強の相手とのファイトとなる。パク・ボヒョンは格闘代理戦争シーズン3で平田樹に敗れたが、その後は母国のAngel’s FCやDouble GFCでキャリアを重ね、後者ではパンクラス4月大会でKARENと対戦するホン・イェリンを破ってアトム級チャンピオンに輝いている。

2022年7月には北米進出もCombateでアナ・パラシオスに判定負けを喫して以来の再起戦が、今回の古賀との試合となる。パク・ボヒョンは47.8キロ、古賀は48.2キロで計量をクリア。パク・ボヒョンにとってはウィニングトラックに戻るため一戦は、古賀にとってはステップアップが掛かった試合となる。そして元々定評のあった打撃以外の部分で、彼女が如何に成長し総合力を身につけているのかが問われる一戦といえる。

■放送予定
4月6日(土・日本時間)
午後5時00分~RING Championship YouTubeチャンネル

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MMA MMAPLANET o Torao TORAO31 キック 國頭武 野尻定由

【TORAO31】バックの奪い合いから打ち合いへ。ノンストップの接戦は國頭がランカー野尻を判定で下す

<バンタム級/5分3R>
國頭武(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
野尻定由(日本)

野尻が頭を下げて左フックから右に繋げる。一旦下がった野尻は、ダブルレッグで飛び込みケージ際でテイクダウンを奪う。バックに回った野尻は國頭の左腕を抑えたが、國頭が体勢を入れ替えてトップへ。ハーフガードの野尻に右ヒジと鉄槌を落とす。野尻はケージ中央へ頭を向けるも、國頭がノースサウスから腕十字を狙う。ここで野尻の動きに合わせて國頭がバックマウントに移行し、四の字フックで固めた。パンチで削りつつ左腕を首に回す國頭は、フェイスロックで圧力をかけていく。野尻の顔面からは大量の鼻血が見られる。回転して逃れようとする野尻を固めたまま、國頭がパンチと掌底で削り続けた。

2R、野尻が右カーフキックを当てる。國頭は左ジャブを突く。野尻は体勢を低くしてパンチを振るうが、國頭が距離を詰めてケージを背負わせた。しかし野尻がボディロックからグラウンドに持ち込み、バックに回る。國頭がケージに押し込んでいく形で野尻を振り落とし、トップへ。野尻は立ち上がるも、國頭が左腕を差し上げている。野尻がクラッチを組んだが、國頭がシングルレッグに切り替える形でクラッチを切った。

離れた両者のパンチが交錯すると、國頭のパンチを受けて野尻がフラついた。しかし野尻が組みつき、ボディロックでテイクダウンを奪う。バックに回ってRNCを狙う野尻だが、凌いだ國頭にトップをに回られてしまう。立ち上がった野尻は國頭の左足を取って、ヒザ十字から外ヒールへ。これは極まらずも、國頭の両足を畳んでケージに押し込む。バックマウントを取った野尻が、四の字フックに切り替えて左を連打していった。

最終回は野尻が雄たけびを上げて、開始早々飛び込んだ。ボディロックで國頭に尻もちを着かせたあと、亀になった國頭のバックを狙うもスクランブルからトップを奪われてしまう。ハーフガードの野尻に対し、両腕を差し上げた國頭が、暴れる相手を自コーナー付近で抑え込む。ニーオンザベリーからパンチを浴びせる國頭に対し、野尻も一度はガードに戻したが、すぐにハーフからパスを狙われる。

バックを狙われた野尻が反転し、逆にバックを狙うも乗りすぎか体勢が悪い。ここも國頭がトップを奪い、肩固めを仕掛ける。野尻は凌いだがマウントを奪われ、ケージキックから立ち上がるも國頭がバックコンコントロールへ。國頭が野尻の左腕と左足を抑え、パンチをコツコツと落としていく。反転した野尻が立ち上がり、國頭をケージに詰めてパンチとヒジを浴びせると、國頭も打ち返して試合を終えた。

裁定はジャッジ3者とも29-28で國頭の勝利を支持。ランカーの野尻を下したことで、國頭のランキング入りも確実か。佐々木信治BURST代表も感動の表情で國頭を抱きしめた。


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MMA MMAPLANET o Torao TORAO30 キック ボクシング 國頭武 神田T800周一

【TORAO30】死力を尽くしたタフファイトーー國頭がバック奪取も神田が返して打撃で攻め込み判定勝利

<バンタム級/5分3R>
神田T800周一(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.28-29.
國頭武(日本)

サウスポーの神田がサークリングしながらケージ中央を取る。右ミドルを繰り出したが國頭の前進は止まらず。國頭が組みつくも差し返して離れた神田。ケージ中央に戻ると左ショートを当ててからボディロックで組んでグラウンドに持ち込んだ。すぐさまバックに回った神田がハーフネルソンで固めていくも、國頭が反転してトップを狙う。ハーフガードの体勢になった神田に対し、國頭がパスを狙う。しかし國頭がパスを仕掛けたところで神田が立ち上がり、バックに回って國頭をケージに押し込んでいった。

ここで離れた國頭が徹底して自分の距離を保ち、右ジャブと左ショートを当てる。組むとボディロックからリフトしてグラウンドに持ち込むが、國頭が体勢を入れ替えてバックを奪う。バックマウントを奪われた神田がケージキックで位置をずらしていく。國頭は神田を逃さずバックをキープし続けたが、残り30秒で神田が反転してトップポジションに移行し、初回を終えた。

2R、國頭が一気に距離を詰める。神田が左ミドルと左ショートで押し返した。國都がシングルレッグで入るも、神田が下がって左ボディから反対に國頭をケージに押し込んだ。左右ショートパンチが冴える神田が距離を取る。國頭のパンチをかわしてケージを背負わせた神田に対し、もつれながら左足を取りに行く國頭。しかし足を抜いた神田がバックマウントへ。

國頭が完全にバックマウントは奪わせずトップに回る。神田はハーフガードで守るが、國頭はバックマウントを奪取する。しかし、ここでも神田返しの一つか--神田が反転してトップを奪う。立ち上がった神田をケージに押し込む國頭、神田は離れて左ミドルから國頭をケージに押し込む。神田が首相撲から左ヒジで國頭を削る。國頭が切り返すも神田が離れてローと左ショート、左ハイを当てる。打ち合いから右フックを当てた神田が、ラウンド終了間際にダーティボクシングとヒジで國頭の体力を削っていった。

最終回、國頭のダブルレッグをカットした神田がケージに押し込み、首相撲からヒジを叩きつける。離れると神田の左ハイ、左ストレートが飛ぶ。國頭はボディロックからテイクダウンを狙ったが、反対に神田がトップを奪った。そして立ち上がる神田。パンチで削りながら國頭のシングルレッグをスプロールし、リストを抑えつつケージに押し込んでいく。そして、ここで離れる。

疲労が見える國頭がテイクダウンを狙うも、それを誘っていたかのように神田がバックに回る。スクランブルから國頭が神田に背中を着かせた。ケージ際でバックマウントを奪取した國頭がパンチを連打する。ケージから離れた位置で四の字フックに捉えた國頭は、今度こそ神田返しを許さず左オーバーフックからパンチを連打する。しかし立ち上がった神田が國頭をケージに押し込んだ。

体勢を入れ替えた國頭がシングルレッグからバックマウントへ。残り1分からパームトゥパームでRNCを狙うも極められず。神田が返してトップを奪うが、國頭が立ち上がった。残り30秒で打ち合いから神田が國頭をケージに押し込む。神田が左ヒザを突き上げるも、そのヒザを取りに行く國頭。最後まで手を出し続けた両者は、試合終了のブザーが鳴ると互いにヒザに手を着いた。

両者が体力、いや死力を尽くしたタフファイトの裁定は--スプリットで神田が制した。「これで前に進んでいけるでしょう。また生きていきましょう!」と語った。


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【TORAO30&TORAO COLORS】メイン出場、國頭武&古賀愛蘭─02─「道場で喜び合いましょう!」(古賀)

【写真】5月の後楽園ホール大会では明暗を分けた両者、明日はメインの勝者揃い踏みとなるか (C)MATSUNAO KOKUBO

20日(日)、広島市南区のブルーライブ広島で開催されるTORAO COLORSとTORAO30の各メインに出場する古賀愛蘭と國頭武のBURSTコンビインタビューの後編。
Text by Shojiro Kameike

國頭はランキング入りを賭けて神田T-800周一と対戦する。パク・ソヨンを迎え撃つ古賀は、国際戦で三度目の正直となるか。互いに正念場となる広島大会を前に、ほのぼのとしながらも熱い決意を語る。

<國頭武&古賀愛蘭対談Part.01はコチラから>

なお、TORAO30のコメインでニシダ☆ショーと対戦予定だった打威致が左側頭骨骨折により欠場、江木伸成がバンタム級グラップリング=寝試合でイシダと対戦することとなっている。


――國頭選手と古賀選手にとって、BURSTというジムの良さは何でしょうか。

國頭 ジム全体の雰囲気が良いですね。先日は柔術で、JBJJFの中国選手兼にBURSTから20数人も出場したんですよ。一般会員さんも向上心が高くて、僕も寝技でやられてしまうぐらい強い人が多いですし。何より佐々木さんとメグさんは面倒見が良くて、僕も10年間家族のように面倒を見てもらっています。もう親代わりのような感じですね。

――親代わり!

古賀 ジム全体の雰囲気の良さはありますよね。あと練習の面でいえば、自分の中にあるモヤモヤが解決されるというか……。練習で何か分からないことがあっても、聞いたらちゃんとした答えを貰えるんです。それは打撃でも寝技でも。明確な内容を教えてくださるのがBURSTの良さなんじゃないかと思います。

國頭 何か聞いても、ちゃんと自分が欲しかった答えが返ってくる。それは皆が感じていることだと思うんですよ。

古賀 BURSTで練習していたら、どこか別の道場へ出稽古に行こうという気持ちはないですね。

國頭 僕も今回の試合に向けて、どこか他のところに行こうとは考えていなかったです。いろんなタイプの選手がいますし、わざわざ他に行く必要がなくて。

――國頭選手は今年3月にBORDERで江田塾長選手にTKO勝ちを収めています。試合後の試合後の雄たけびシーンを見て、失礼ながら「ここまで感情を露わにする選手だったのか」と思いました。古賀選手は同日、檜山美紀子選手をKOで下したあと佐々木選手に抱き着く姿が子供のようでした(笑)。

古賀 アハハハ!

國頭 ありがとうございます。あの試合は残り1分でそれぐらい自分にはBURSTが染みついています。

――続く5月の後楽園ホール大会も昼夜別興行でしたが同日に試合をしています。まず古賀選手がジェニー・ファンにクラークプラッタで敗れました。

古賀 もう本当に、『やってしまったな……』という気持ちが強いですね。試合前から『相手の手の長さには気をつけておかないといけない』と思っていました。まず自分が中途半端な体勢でテイクダウンに行った時、首を持たれて焦ってしまって。さらに足を絡ませてきていた腕は抜けるなと思って、私が間違った方向に体を動かしてしまいました。

國頭 愛ちゃんの試合はバックステージで視ていました。試合は愛ちゃんがメチャクチャ押していましたよね。『このまま行けるかな』と思っていたところで、あの形に入られてしまい……。

――チームメイトの敗北でショックは受けませんでしたか。

國頭 ショックでした。やっぱり愛ちゃんは練習でも強いですから。周りのチームメイトも皆ショックを受けていて……。ただ、僕は自分の試合を控えていたので、深く考えないように努めていました。とにかく割り切って考える。自分は自分——いろいろ考え込みすぎると、試合で自分のスタイルが崩れていくタイプなんですよ(苦笑)。

――なるほど。結果、國頭選手は青井太一選手を肩固めで下して今大会を迎えます。

國頭 めっちゃBURSTの応援団が来てくれます。メインイベントであることに加えて、今回は世界ランカーとの試合なので、絶対に勝ちたいです。

――対戦相手である神田選手の印象を教えてください。

國頭 前回の試合(今年6月のテムーレン戦)はタフな試合でしたよね。初戦は衝撃的なKO負けをしていたのに、それを乗り越えて再戦では最後までどちらが勝つか分からない試合展開で。あの試合を映像で視て、自分も気合いが入りました。あの試合の神田選手とテムーレンを上回ることができるように戦いたいです。

――ここで神田選手に勝てば、修斗のランキングに入ってベルト挑戦へと近づきます。

國頭 自分の性格的に、そういうことは考えないようにします。あまり先のほうばかり見ていると、いつも良くない方向に行ってしまうので(苦笑)。まず次のことは考えずに、神田選手を倒してランキングに入ることを目指します。

――古賀選手もCOLORSのメインで国際戦に挑みます。國頭選手と同様、一つの正念場ですね。

古賀 相手は何が特別強い、というわけではないと思うんです。打撃も寝技も同じようにできるバランスが良い選手ですよね。私はメインに出るのが初めて、気合いは入ります。それよりも前回の試合で負けていることと、今まで国際戦で一度も勝てていないこともあって——今回の試合で勝たないと、自分自身がステップアップしていかない。『この国際戦を乗り越える』という気持ちが強いです。

國頭 当日は他にもBURSTから選手が出るので、全勝を目指したいですね。

――なるほど。通常であれば最後は読者やファンの方々へのメッセージを頂くのですが、今回はお互いへのメッセージをお願いします。

古賀 えっ!?

國頭 アハハハ。まずは愛ちゃんが勝ってCOLORSを締めてくれると思うので、BURST全勝を保って僕がTORAO30で1日を締めます。昼の部、よろしくお願いします!

古賀 ありがとうございます。國頭さんも凄く強い相手との試合になりますが、お互いにメインとして大会を締めて、また道場で一緒に喜び合いましょう!

■視聴方法(予定)
8月20日(日)
TORAO COLORS 午後12時10分~ Twit Casting LIVE
TORAO30 午後5時20分~ Twit Casting LIVE

■TORAO COLORS対戦カード

<48キロ契約/5分2R>
古賀愛蘭(日本)
パク・ソヨン(韓国)

<49キロ契約/5分2R>
川西茉夕(日本)
キム・ユジョン(韓国)

<アトム級/5分2R>
新谷琴美(日本)
原田よき(日本)

<アトム級/5分2R>
平田彩音(日本)
檜山美樹子(日本)

<闘裸男寝試合56キロ契約/5分2R>
新谷朋美(日本)
神田麻梨乃(日本)

<闘裸男寝試合ストロー級/5分2R>
高田暖妃(日本)
幸田來弥(日本)

■TORAO30対戦カード

<バンタム級/5分3R>
神田T800周一(日本)
國頭武(日本)

<闘裸男・寝試合バンタム級/5分2R>
ニシダ☆ショー(日本)
江木伸也(日本)

<フライ級/5分2R>
わっしょい内田(日本)
蒔田伸吾(日本)

<2023年度新人王決定T2回戦フライ級/5分2R>
若宮龍斗(日本)
高宮諒(日本)

<ライト級/5分2R>
貞永大輔(日本)
嵯峨ゴーレム健史(日本)

<2023年度新人王決定T1回戦フェザー級/5分2R>
ネイン・デイネッシュ(インド)
健太エスペランサ(日本)

<2023年度新人王決定T1回戦ストロー級/5分2R>
高橋佑太(日本)
麻生Leg Lock祐弘(日本)

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【TORAO30&TORAO COLORS】メインに出場、國頭武&古賀愛蘭─01─「BURSTにいると強くなれる」(國頭)

【写真】闘裸男と闘裸女。2部制興行にBURSTからヘッドライナーとして出場 (C)SHOJIRO KAMEIKE

20日(日)、広島市南区のブルーライブ広島でTORAO昼夜興行が開催される。昼の部は女子修斗興行「TORAO COLORS」、夜の部はナンバーシリーズ「TORAO30」となり、それぞれ福山BURSTから古賀愛蘭と國頭武がメインイベントに出場する。
Text by Shojiro Kameike

古賀は韓国のパク・ソヨンとの国際戦に挑み、國頭は修斗ランカーで前Gladiator王者の神田T-800周一と対戦する今大会。福山市から広島市まで100キロほど離れているとはいえ、同じ広島県内の修斗興行でBURSTの存在は欠かせなくなっている。そこでベテラン國頭と新鋭の古賀に、選手目線からBURSTの過去・現在・未来を語ってもらった。


――國頭選手が1992年9月生まれで、古賀選手は2001年10月生まれ。國頭選手は2011年のプロデビューですがMMAを始めた頃、古賀選手のように20歳の女性がBURSTに入ってくることは想像できましたか。

國頭 メグさん(藤井惠)が来る前と来た後では、環境が全く違いますね(笑)。以前は本当に殺伐としていて。まさに『虎の穴』のような感じでした。

――佐々木信治代表曰く『修羅の国』だった頃ですね。

國頭 アハハハ。その時代を経験できたことは、今となっては良い経験です(笑)。今は一般会員さんも楽しく練習して、試合に出て——「真剣に楽しく」というジムになっています。

――『虎の穴』あるいは『修羅の国』だった時代を知らない古賀選手が、BURSTに入った時の印象を教えてください。

古賀 BURSTに入る前は、MMAの練習ができても2時間ぐらいでした。それがBURSTではもっと長い時間練習ができるし、何よりジムの人たちが仲良いですよね。今までのジムは仲が悪かったわけじゃないけど、BURSTは特に仲が良いなぁって思います。

國頭 愛ちゃんは見た目のとおり元気な子で、誰からも好かれるタイプですよね。僕とは真反対の感じで、羨ましいです。

古賀 真反対なんですか?

國頭 僕は完全に内向的なタイプなので(苦笑)。愛ちゃんは凄いですよ。大阪から福山に一人で来て、格闘技中心の生活を送っているじゃないですか。どこに行っても溶け込めるタイプなんだろうと思います。

古賀 アハハハ、ありがとうございます。確かに國頭さんは、初めて会った時は『普段はあまり喋らない人なのかなぁ』という印象でした。ただ、無口な感じですけど笑顔の印象が強かったですね。ファイターとしては、試合でも練習どおりの動きをしてフィニッシュしているのが凄いと思います。

國頭 ありがとう。笑顔の印象があって嬉しいです(笑)。昔はあまり印象が良くなかったらしくて……。いろいろと佐々木さんから教わりました。

――印象が良くなるために佐々木代表から何か教わったのですか。

國頭 はい。昔は写真を撮影する時でも、笑顔でいることができなかったんです。人前で笑うのが苦手で。すると写真を撮る時にカメラの向こうで、佐々木さんが笑わせてくれたりとか。そういう感じで、笑顔が身についてきたと思います(笑)。

――今もしっかりと笑顔で話をしてくれていますよ(笑)。BURSTではプロ選手の場合、男女一緒に練習するのでしょうか。

古賀 一緒ですね。

國頭 プロだけでなく、一般会員さんでも選手志向の人は男女一緒に練習したりします。愛ちゃんぐらいになると、男子と一緒にガンガン練習していますし。

古賀 ガンガン相手をしてもらっています。もともと大阪時代から男子選手と一緒に練習していたんですよ。道場で女子選手が私一人だったので。どちらかといえば、BURSTに来てから女子選手と一緒に練習していることのほうが大きいです。

――なるほど。では古賀選手にとって、女子選手と一緒に練習するメリットとは何でしょうか。

古賀 男子選手との練習、女子選手との練習には、どちらも良いところがあります。たとえば女子選手には特有の体の柔らかさがあるじゃないですか。MMAだと際の部分でその柔らかさを生かす場面が出て来るんですよね。男子との練習だけだと体格が違うから、その女子選手特有の動きに対する練習ができていなくて。BURSTに来て、そういう練習ができるようになったのは大きいです。あと男子選手と練習したら、何より力がつきますよね。

國頭 まずは女子選手の動きは参考になります。こちらが体格や体重を武器に抑え込んだりすると、男女どちらにとっても良い練習にはならないですね。女子選手の速い動きに対して、男子が先回りして要所要所の動きを確認する。そういった練習を繰り返すことで、自分の動きに関しても大切なポイントが分かるようになってきました。

――國頭選手は2011年にプロデビューし、2016年までは敗戦も多く苦しいキャリアを過ごしてきたと思います。それが2017年ごろから勝ち星が増え、ここ5試合は負けなしです。練習や試合など、何か大きな変化があったのでしょうか。

國頭 MMAを始めた時から『自分が勝てるようになるのは、もっと先だろうな』と思っていました。もともと運動神経も悪いし、頭も良くなくて。愛ちゃんのように昔から格闘技をやっていて、自分の強みがある選手はカッコいいと思います。

古賀 どうなんですかね(苦笑)。私からするとMMAを始めて、寝技のバックボーンがあるほうが強いと思っちゃうんですけど……。

國頭 自分は地元の鳥取で2年間ほどキックボクシングジムに通ったあと、就職で福山に来たんです。BURSTでMMAを始めて10年――何かにつけ覚えるのも時間が掛かるタイプで。最初から自分に対して期待はしていませんでした。でも、BURSTで続けていけば強くなれると信じていました。

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
8月20日(日)
TORAO COLORS 午後12時10分~ Twit Casting LIVE
TORAO30 午後5時20分~ Twit Casting LIVE

■TORAO COLORS対戦カード

<48キロ契約/5分2R>
古賀愛蘭(日本)
パク・ソヨン(韓国)

<49キロ契約/5分2R>
川西茉夕(日本)
キム・ユジョン(韓国)

<アトム級/5分2R>
新谷琴美(日本)
原田よき(日本)

<アトム級/5分2R>
平田彩音(日本)
檜山美樹子(日本)

<闘裸男寝試合56キロ契約/5分2R>
新谷朋美(日本)
神田麻梨乃(日本)

<闘裸男寝試合ストロー級/5分2R>
高田暖妃(日本)
幸田來弥(日本)

■TORAO30対戦カード

<バンタム級/5分3R>
神田T800周一(日本)
國頭武(日本)

<フライ級/5分2R>
ニシダ☆ショー(日本)
打威致(日本)

<フライ級/5分2R>
わっしょい内田(日本)
蒔田伸吾(日本)

<2023年度新人王決定T2回戦フライ級/5分2R>
若宮龍斗(日本)
高宮諒(日本)

<ライト級/5分2R>
貞永大輔(日本)
嵯峨ゴーレム健史(日本)

<2023年度新人王決定T1回戦フェザー級/5分2R>
ネイン・デイネッシュ(インド)
健太エスペランサ(日本)

<2023年度新人王決定T1回戦ストロー級/5分2R>
高橋佑太(日本)
麻生Leg Lock祐弘(日本)

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【TORAO30】國頭武と西日本バンタム級最強決定戦、神田T800周一「冨樫健一郎と佐々木信治の代理戦争」

【写真】WIZARD MMAは勝たれるMMAファイターを輩出してくれています!!(C)TAKUMI NAKAMURA

20日(日)、広島市南区のBLUELIVE HIROSHIMAで開催されるTORAO30で、神田T800周一が國頭武とメインイベントで対戦する。
Text by Takumi Nakamura

グラジエイターでのテムーレン・アルギルマーとの2連戦を経て、地元・広島でのTORAOに参戦する神田。今回のインタビューではテムーレン戦を振り返りつつ、グラジエイターでのGP消滅とタイトル戦線、そしてTORAOで戦うことへの特別な想いを語ってくれた。


――試合直前のインタビューありがとうございます。現在の仕上がりはいかがですか。

「こちらこそありがとうございます。ここまで順調に来ることができました」

――まず前回6月のGLADIATOR022におけるバンタム級タイトルマッチ=テムーレン・アルギルマーとの一戦について聞かせてください。スプリット判定でタイトルを失う形となりましたが、今振り返ってどんな試合だったと感じていますか。

「組み力やベースの力は向こうに分があったと思いますが、細かいところで攻めたり、キツイところでも集中を切らさずに戦えたことで成長を感じたところはあります」

――テムーレン選手とは3月大会の時にワンマッチで対戦してスラムからの鉄槌でTKO負けを喫し、ダイレクトリマッチでの対戦でした。3月の初対決ではテムーレン選手に未知数の部分もあったと思いますが、一度肌を合わせたことで攻略ポイントがあったなかでの再戦でしたか。

「攻略できそうなポイントということよりも、逆にここは敵わないなというところが最初の対戦で分かって。先ほど話した投げのところや組みの純粋なテイクダウンのところで勝負するのはキツいだろうと。それで寝たところからのひっくり返しなど、そういう展開を考えていました。また初戦が短い時間で終わって、最初から力を使ってくるだろうと思ったんです。長いラウンドを使えばチャンスがあると思って、そういうゲームプランを立てていました。ある程度は実行できたと思うんですけど、あと一歩届かなったですね」

――テムーレン選手はもう少し雑な選手だと思っていたのですが、再戦を見て組み技・グラウンドの細かい部分の技術を持っている選手だと感じました。

「1Rのの後ろ三角(絞め)のセットも早かったし、柔術が穴かなと思っていたら、そうでもなかったですね。ちゃんと柔術的な技術を持っている選手だと思います」

――ダイレクトリマッチはあまり経験することがないと思いますが、それを経験してプラスになったことはありますか。

「今回2戦連続同じ相手とやって、リベンジできなかったですが、一度戦ったことを踏まえての戦略や分析についてはいい経験になったと思います」

――テムーレン戦はタイトルマッチであると同時にバンタム級GPの一回戦という試合形式でした。神田選手からは試合前に「GPはベルトの価値を下げる」というコメントもありましたが、最終的にGPは消滅という形になりました。この状況を率直にどう思いますか。

「正直、グラジエイターが急速な拡張路線でイベントを大きくしてくれた部分があると思うんです。そのなかでGPが思うような形にはならなかっただけで、僕はそれについては特別残念だと思う気持ちはないですね。そもそも僕はGP準々決勝で負けている身なので、何か言う立場ではないと思っています」

――そしてテムーレン選手と神田選手が「腐れ縁」と表現する竹本啓哉選手がタイトルマッチとして行われます。ここも神田選手としては思うところがある一戦だと思います。

「いやぁ~これは悔しいですよ(苦笑)。そして気になります。もし竹本が柔術でテムーレンを攻略したら、僕と竹本の柔術の技術に差があるのかなと思うし。逆にテムーレンが竹本に勝ったら、日本国内のバンタム級ではかなり上位に食い込んでくると思います」

――これから神田選手がグラジエイターで戦う以上、この2人とはまた戦う機会もあるでしょうね。

「2人とも2回ずつ戦っているし、今までやったことがない選手とやりたい気持ちもある反面、この試合がどうなるのか非常に気になります」

――そして今回はTORAOの30回大会に出場することになりました。やはりこの大会には出たいという思いがあったのですか。

「僕はグラジエイターの元チャンピオンではありますけど、TORAOファミリーだと思っていますし、地元・広島でやる大会なので、地元の格闘技人気の力になりたいとも思うんです。これから修斗でやるならどうこう…という部分は置いておいても、TORAOには出なければいけないと思っていますね」

――ここ数年の戦績を見てもグラジエイターとTORAOで戦っていて、イベントとしてTORAOに対する思い入れはありますか。

「はい。地元で試合することでしか得られないものがあると思うし、僕はTORAOで戦うことにやりがいを感じています。特に広島大会には出たかったし、僕がいなかったら興行的に形にならないでしょと思っている部分もあります」

――SNSを拝見すると大会全体の宣伝やラジオ出演など、積極的に広報活動もされていますよね。

「そういうことも含めて自分の大会だと思って取り組んだ方が楽しいんですよ。もちろん東京の大会に呼んでもらうことも光栄なのですが、宣伝活動も含めてローカル大会を大きくしていくことにやりがいを感じています。だから今回はすごく楽しいです」

――対戦相手の國頭選手にはどんな印象を持っていますか。

「同じ地域で活動しているので、何度か練習をしたこともあるんですけど、ホントに強いですよ。試合も連勝していて、格闘技業界での評価以上の強敵で実力者だと思います。広島でやるなら國頭くんだと思っていたので納得の相手です」

――最近の國頭選手は組む・極めるという自分の強みをはっきり出して戦うスタイルが確立しているように見えます。

「やっぱりバックキープと極めの強さですよね。体力があって気持ちが強くてグラウンドの基本的な技術がしっかりしている選手ですよね」

――細かい技術に違いはあれど、BURSTの先生=佐々木信治選手に似ていますよね。

「はい。BURSTは部活みたいな本当にキツイ練習をするジムで、毎日すごくハードにやっているんだろうなというのが試合からも練習からも伝わってきます」

――話せる範囲でどんなゲームプランをイメージしていますか。

「先ほど言った通り、彼はグラップリングがものすごく強いので、僕が打撃でどれだけできるかなというところですね。彼にグラップリングの攻防で勝てば、それはすごいことだと思うんですけど、それが難しいことは分かっているので。距離をきちんと作ることを徹底して、組みつく展開になったらそこでも勝ちにいきますが、そこ(距離)をベースにした戦いを考えています」

――國頭選手は強みがはっきりしている分、神田選手がどんなアプローチをするかで試合展開が変わってくると思います。

「相手の形を作らせず、自分が主導権をとれるように戦います」

――これもぜひ聞きたかったのですが、今回は試合前の冨樫健一郎さんの口数が多いそうですね。

「多いですね(笑)。やっぱり冨樫さんと佐々木さんは同級生で、佐々木さんは修斗のベルトを巻いたけど、富樫さんは巻いてなくて。色々と意識する関係だと思うんですよ。一緒に練習もして仲はいいけど、ライバルというか。お互いどちらかが辞めるまで辞められねえぞと思っているだろうし。パラエストラの選手会長とBURSTの選手会長の一番弟子同士の対決、代理戦争ですからね。気合いが入ります」

――しかもそれがTORAOの30回という節目の興行、しかも広島大会のメインイベントということにストーリーがありますよね。

「そりゃ冨樫さんも口数が多くなります(笑)」

――首都圏以外でも興行を重ねて、そこでテーマがあるカードを組む。本当に意味のある大会だと思います。

「しっかり意味が出てきましたよね。悪く言うと小さくまとまっているのかもしれないけど、逆にいうと同じ場所でイベントが根付いて、そこで煮詰めてきたものを収穫するわけなので、その大会を任された仕事をきっちり果たしたいと思います」

――神田選手一個人としてはこれからどのような目標を持って戦っていきたいですか。

「グラジエイターでもう一回ベルトを取りに行くこともそうですが、モンゴル人と戦ったのが楽しかったので、キャリアも後半になってきたなかで、✖外国人や海外で試合することをやっておきたいなという気持ちがあります。それがどの団体になるのかは分かりませんが、外国人選手とワクワクする試合をしたいです」

――今後の格闘技人生の目標という意味でもテムーレン選手との2連戦は大きかったのですね。

「はい。勝つことはできなかったですけど、すごくやりがいがあったんです。MMAを通じてモンゴルの文化の一部を見ることが出来た気がして。僕は格闘技を通じて人間のリアルさや世界というものを知りたいので、これからはそういった試合をやっていきたいですね。そのためにもインパクトがあるポジションにいないといけないし、國頭くんに勝てば西日本ではトップだと思うし、国内全体でもそれなりの位置にいけると思うので、この試合は絶対に落とせないです」

■視聴方法(予定)
8月20日(日)
TORAO COLORS 午後12時10分~ Twit Casting LIVE
TORAO30 午後5時20分~ Twit Casting LIVE

■TORAO COLORS対戦カード

<48キロ契約/5分2R>
古賀愛蘭(日本)
パク・ソヨン(韓国)

<49キロ契約/5分2R>
川西茉夕(日本)
キム・ユジョン(韓国)

<アトム級/5分2R>
新谷琴美(日本)
原田よき(日本)

<アトム級/5分2R>
平田彩音(日本)
檜山美樹子(日本)

<闘裸男寝試合56キロ契約/5分2R>
新谷朋美(日本)
神田麻梨乃(日本)

<闘裸男寝試合ストロー級/5分2R>
高田暖妃(日本)
幸田來弥(日本)

■TORAO30対戦カード

<バンタム級/5分3R>
神田T800周一(日本)
國頭武(日本)

<フライ級/5分2R>
ニシダ☆ショー(日本)
打威致(日本)

<フライ級/5分2R>
わっしょい内田(日本)
蒔田伸吾(日本)

<2023年度新人王決定T2回戦フライ級/5分2R>
若宮龍斗(日本)
高宮諒(日本)

<ライト級/5分2R>
貞永大輔(日本)
嵯峨ゴーレム健史(日本)

<2023年度新人王決定T1回戦フェザー級/5分2R>
ネイン・デイネッシュ(インド)
健太エスペランサ(日本)

<2023年度新人王決定T1回戦ストロー級/5分2R>
高橋佑太(日本)
麻生Leg Lock祐弘(日本)

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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2023#03 國頭武 青井太一

【Shooto2023#03】國頭がグラウンドで青井を完全コントロール、2Rに肩固めを極める

【写真】TD→バックキープで削ってから肩固めに移行してフィニッシュ(C)MATSUNAO KOKUBO

<フェザー級/5分2R>
國頭武(日本)
Def.2R2分12秒 by 肩固め
青井太一(日本)


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Gladiator013 J-CAGE Report ブログ 國頭武 天草ストロンガー四郎

【Gladiator013】腕十字は極めきれなかったが、天草ストロンガーが國頭をスプリットで下す

【写真】上下を激しく入れ替えた激闘は、天草に凱歌が挙がった(C)MMAPLANET

<ライト級/5分2R>
天草ストロンガー四郎(日本)
Def.2-1
國頭武(日本)

左フックを振るって前に出る國頭が、一気に飛び込みケージに天草を押し込む。体を入れ替えて離れた天草が右ローから右フックを見せる。

國頭のワンツーにボディロックテイクダウンを決めた天草が、足を捌いてパウンド。そのままサイドで抑え、頭を跨いで腕十字へ。國頭が腕を抜き、両者スタンドに戻る。

ボディにヒザを受けて腹這いになった國頭は、背中に乗りにきた天草を前方に落としトップを取る。ハーフで抑えてパス狙いの國頭がマウントを狙う。

天草も足を戻すが、背中をつけさせられた状態が続く。左のパンチを入れ、一度はクローズドに戻された國頭が再度ハーフへ。頭を抱えて引き寄せる天草は下のままで初回終了を迎えた。

2R、パンチの攻防のなかでシングルを仕掛けた國頭が、ケージに押し込みながら天草に背中をつかさせる。ハーフで抑えられた天草は下の時間が続くが、ブリッジしてリバーサルに成功する。

逆にハーフで抑え、足を抜きに掛かる天草はハイガードにパンチを入れスクランブルでバックにつく。

ここも前方に落とされそうになった天草は、背中を譲った状態でエルボーからキムラロックで國頭を倒し、マウントを取る。ケージキックにもマウントをキープし、腕十字を天草が仕掛ける。

國頭は左腕が伸びながら耐え、腹這いになって腕を抜きに掛かると、そのままトップを取り返す。

横四方をテッポウを返した天草が、腰を切って腕十字狙いの國頭を殴ろうとしたところでタイムアップに。腕十字を極めかけた天草が、スプリット判定で國頭を下した。


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