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【UFC255】計量終了 世界戦もプレリミも、男女フライ級に注目。タフネス、ウェルター級生き残り合戦

【写真】王者フィゲイレド、挑戦者ペレス──UFCフライ級新時代を思わせる世界戦だ(C)Zuffa/UFC

21日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC255「Figueiredo vs Perez」の計量が20日(金・現地時間)に行われた。

今大会は男女フライ級の世界戦がメインとコメインで組まれており、UFC世界フライ級王者デイヴィソン・フィゲイレドがアレックス・ペレスの挑戦を受け、UFC世界女子フライ級王者ファレンチーナ・シェフチェンコはジェニファー・マイアを相手に防衛戦を戦う。


7月にジョセフ・ベナビデスを破り、フライ級の頂点に立ったフィゲイレドにとって今回の試合は初防衛戦だ。当初の予定では元バンタム級王者コディ・ガーブラントが挑戦する予定だったが、上腕二頭筋の肉離れて欠場となりペレスに挑戦権が巡ってきた。

ペレスはチーム・オーヤマ所属のファイターで、卓越したレスリングテクニックの持ち主でありながら、打撃の成長も著しく6月にはジョズエ・フォーミガをカーフキックでKOしている。今回は総力戦、レスリング&グラップリングも交えたペレスの全能力が上手く回転すればバックチョークや肩固めという──抑えて極めるサブミッション、スクランブルのなかでのギロチンやアナコンダ、ダースチョークという絞め技での王座奪取を有りうる。

殴って蹴っては当然として、組んでも強く、寝技で仕留める力を持つP4Pといっても過言でないシェフチェンコは、4度目のタイトル防衛戦で8月にジョアン・カルダーウッドを腕十字で仕留めたマイアの挑戦を受ける。

マイアとしては爆発力とパンチの回転力をフル活用して戦いたいところだが、フック系のパンチをかわす術に長けているチャンピオンは、挑戦者の隙をついた打撃で削って完封&完勝しても不思議でないだけ完成度は高い。

この他、マウリシオ・ショーグンが出場するメインカードも興味深いが、プレリミでは世界王座争われる階級の試合が見所満点だ。

フライ級ではブランドン・モレノとブランドン・ロイヴァルのブランドン&LFAフライ級王者対決が組まれた。

1度はUFCを離れたモレノだが、フライ級の活動続行を受けLFAフライ級王者からカムバック。ここからは限りなく白星に近かったアスカル・アスケロフとのドローを含め、3試合負けなしの状態だ。

一方ロイヴァルはコンテンダーシリーズ出場が決まっていたが、コロナ需要もありUFCと飛び級で契約を果たす。デビュー戦でタイトルコンテンダーのティム・エリオットを肩固めで破り、カイ・カラフランスをギロチンで一蹴している。スクランブルの向こう側、動き続けるなかでフィニッシュを狙う姿勢のロイヴァルは、下からの攻めにも絶対の自信を持つ。

女子フライ級ではチャンピオンの実姉アンニーナ・シェフチェンコが、ブラジルの美獣──クイーン・オブ・バイオレンスことアリアネ・リプスキと戦う。

KSW王者からUFCに転じ、2連敗から2連勝と調子を上げてきたリプスキはリーチ&上背で上回るアントニーナを相手に、アグレッシブな打撃だけでない部分で詰める必要がある勝負だ。

オープニングマッチでは今年のコンテンダーシリーズからのステップアップ組ルイス・コスケが、韓国のAngel’s Fightウェルター級王者で、UAEウォリアーズを経てオクタゴンに辿り着いたサーシャ・パラトニコフと相対する。

対照的なプロセスを経てUFCに辿り着いたコスケ✖パラトニコフを始め、ウェルター級戦は4試合が組まれた。アラン・ジョバーン✖ジャレッド・グッデン、ニコラス・ダルビー✖ダニエル・ロドリゲスらは佐藤天と絡むことも十分にあり得るファイター達のサバイバル戦だ。これら3試合と違いメインで組まれたウェルター級戦=マイク・ペリーとティム・ミーンズの一番は、ペリーが5.5ポンドの大幅オーバーながらキャッチ戦として実施される。

■視聴方法(予定)
11月22日(日・日本時間)
午前8時30分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWライブ

■UFC255計量結果

<UFC世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]デイヴィソン・フィゲイレド: 125ポンド(56.7キロ)
[挑戦者]アレックス・ペレス: 124.5ポンド(56.47キロ)

<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ヴァレンチーナ・シェフチェンコ: 124.5ポンド(56.47キロ)
[挑戦者]ジェニファー・マイア: 124.5ポンド(56.47キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マイク・ペリー: 175.5ポンド(79.6キロ)
ティム・ミーンズ: 171ポンド(77.56キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン: 125.75ポンド(57.03キロ)
シンシア・カルヴィーロ: 124.5ポンド(56.47キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マウリシオ・ショーグン: 205.5ポンド(93.21キロ)
ポール・クレイグ: 205.5ポンド(93.21キロ)

<フライ級/5分3R>
ブランドン・モレノ: 125ポンド(56.7キロ)
ブランドン・ロイヴァル: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョアキン・バックリー: 182.5ポンド(82.78キロ)
ジョーダン・ライト: 185ポンド(83.91キロ)

<女子フライ級/5分3R>
アントニーナ・シェフチェンコ: 125ポンド(56.7キロ)
アリアネ・リプスキ: 126ポンド(57.15キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニコラス・ダルビー: 170ポンド(77.11キロ)
ダニエル・ロドリゲス: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アラン・ジョバーン: 170.5ポンド(77.34キロ)
ジャレッド・グッデン: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル級/5分3R>
カイル・ダウカウス: 185.5ポンド(84.14キロ)
ダスティン・ストーツフス: 184.5ポンド(83.68キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ルイス・コスケ: 170ポンド(77.11キロ)
サーシャ・パラトニコフ: 170.5ポンド(77.34キロ)

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DWTNCS S04 Ep03 Preview UFC オライアン・コスケ シェイエン・バイス ブログ ルイス・コスケ

【DWTNCS S04 Ep03】計量終了 夫婦でUFC目指すシェイエン・バイス。コスケ兄弟も揃い踏み

【写真】夫にJPより先にUFCへ進むことができるか、シェイエン・バイス (C)LFA

17日(月・現地時間)、18日(火・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるDana White’s Tuesday Night Contender Series 2020年シリーズ第3週の計量が行われた。

先週の大会では5人の勝者全員がUFC行きを実現させたコンテンダーシリーズ、ここで体重を落とせないと始まらないとばかりに12人の出場選手が問題なく計量にパスしている。


今週の注目株はヒラリー・ローズと対戦するシャイエン・バイスだ。LFAやInvicta FCを既に経験しているバイスはプロMMAキャリア4勝1敗だが、最近の欧米系選手に増えてきた豊富やアマMMAでの経験を持つ。バイスのアマMMA戦績は7勝4敗、つまりパウンド有りMMAを16試合戦っていることになる。

3歳で空手を始め、10歳でテコンドーに転向したバイスは13歳で黒帯を巻き、15歳でMMAに転向後もテコンドーのインストラクターを続けてきた。テコンドーベースらしく、スイッチヒッターでやや軽めだがスピードのある蹴りを使う。

そんなシャイエン・バイスは南アフリカ人ファイターでLFAで台頭し、今年もコンテンダーシリーズに出場が決まっていたJP・バイスだ。労働許可証の問題で、9月の試合に出られなくなってしまったJPと夫婦揃ってのUFC行きはお預けとなってしまったが、シェイエンがまずは単独での契約を狙う。

シェイエンとJPが夫婦でUFCとの契約を勝ち取ろうしていていた一方で、今週はルイスとオライアンのコスケ兄弟が揃って出場する。双子かと思うほどソックリな両者、兄オライアンが1994年7月生まれで、弟のルイスは1995年8月生まれの年子ファイターだ。

ルイスはレスリング&ボクシングの王道スタイルで、ブラジリアン柔術では紫帯。オライアンは弟と同じようにレスリングベースで、柔術は紫帯ながらボクシングでなくキックを積極的に取り入れてきた。

そのオライアンはカリフォルニア州ではフリー、グレコ、フォークとあらゆるスタイルのレスリングで州王者レベル、そして全米クラスで活躍してきた。2人揃って戦績は6勝0敗で、7勝目がUFCへのチケットになるのか興味深い。

■DWTNCS S04 Ep03計量結果

<ウェルター級/5分3R>
ビクター・レイナ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ルイス・コスケ: 170ポンド(77.11キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
シャイエン・バイス: 115.5ポンド(52.38キロ)
ヒラリー・ローズ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
オライアン・コスケ: 170.5ポンド(77.34キロ)
マット・ディクソン: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジョシュ・パリジャン: 265.5ポンド(120.42キロ)
チャド・ジョンソン: 215ポンド(97.52キロ)

<ライト級/5分3R>
ケビン・サイラー: 156ポンド(70.76キロ)
ケニー・クロス: 155.5ポンド(70.53キロ)